JPS5923151Y2 - 手すり取付構造 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、手すり壁の上面に載置される笠木と、笠木上
方に突出する支柱片と、その上端に固定される手すりと
を具え、階段、パルコニ等のパラペット状の手すり部分
の美感を向上するとともに、その組立てを容易かつ迅速
になしうるようにした新規な構成の手すり取付構造に係
り、以下その一実施例を図面に基づき説明する。

図において本考案の手すり取付構造１は、手すり壁２の
上面に載置される笠木３と、該笠木３上方に突出する支
柱片４と、その上端に固定される手すり５とを具え、手
すり壁２は、本実施例では、矩形に枠材６を配しかつそ
の両面に面材７を貼設してなる、いわゆる手すり壁パネ
ルとして形成され、パラペット状の手すり体を構成しう
る。

笠木３は、例えば木質の円柱半割体であり、前記手すり
壁２とほぼ間中寸度に形成され、がっその平担な裏面に
は、当板９をその全長に亘り両側近傍に添設している。

又該笠木３はその円弧上面中央に、上方が開口する大径
部１１に段差１２を介して小径部１３を連設した段付き
の透孔１４を所定のピッチで並設する。

又前記支柱片４は、前記大径部１１に挿入しうる基部１
６の下端に、前記小径部１３を挿通しかつ手すり壁２の
枠材６に螺入しうる木ネジ状の螺旋軸１９を下設し、上
端には、円弧片がらなりかつ両端にビス穴２２を設けた
手すり受部２０を固着する。

父子すり５は長尺の円柱体であって前記手すり受部２０
と密着でき、前記ビス穴２２を通る木ネジ２３を用いて
支持片４に固定される。

従って手すり壁２の上面に、笠木３を当板９を介して載
置し、かつ前記小径部１３を挿通させ螺旋軸１９を枠材
６に螺入することにより、基部１６下端が段差１２を押
圧し、笠木３を固定しうる。

このように本考案の構造においては、支持片４の螺旋軸
１９を透孔１４に挿通しかつ手すり壁２の上面に螺入す
ることにより、該支柱片４は立設すると同時に笠木３を
固定でき、従ってその取付けを極めて簡易化でき、又支
柱片４は予め所定の間隔で並設される透孔１４に取付け
られ、その結果、該支柱片４は正しいピッチで植設でき
精度のよい取付けが可能となる。

又本考案の構造においては、笠木３に、支柱片４を介し
手すり５を取付けているため、パラペット状の手すりに
、その上端の手すり、支柱片による意匠が施こされ、美
感の向上に役立せうる。

斜上のごとく本考案の構造は、手すり壁の上面に載置さ
せる笠木に支柱片を介し手すりを取付けるものであるた
め、取付の簡易化、高精度化および美感の向上に役立つ
。

なお本考案の構造において手すり、笠木は四角又は三角
等種々な形状に変形させうる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案の一実施例を示す断面図、図はその分解
斜視図である。 第２ ２・・・・・・手すり壁、３・・・・・・笠木、４・・
・・・・支柱片、５・・・・・・手すり、１４・・・・
・・透孔、１９・・・・・・螺旋軸。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 手すり壁の上面に載置される笠木と、笠木上方に突出す
   る支柱片と、その上端に固定される手すりとを具え、前
   記笠木に段付の透孔を並設するとともに、上端で手すり
   を固定する前記支柱片に小径の螺旋軸を下設し、該螺旋
   軸を前記段付の透孔を挿通して手すり壁の上面に螺入す
   ることにより笠木を固定することを特徴とする手すり取
   付構造。