JPS59230045A - 塩化ビニル系重合体の乳濁液およびその使用方法 - Google Patents
塩化ビニル系重合体の乳濁液およびその使用方法Info
- Publication number
- JPS59230045A JPS59230045A JP10418883A JP10418883A JPS59230045A JP S59230045 A JPS59230045 A JP S59230045A JP 10418883 A JP10418883 A JP 10418883A JP 10418883 A JP10418883 A JP 10418883A JP S59230045 A JPS59230045 A JP S59230045A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- vinyl chloride
- chloride polymer
- pvc
- emulsion
- molecular weight
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Processes Of Treating Macromolecular Substances (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、塩化ビニル系重合体(以下pvcという)の
乳濁液およびpvcから成る多孔性シート材料に関し、
高い分散および乳化安定性を有するpvcの乳濁液と、
それを使用することによって機械的性質、水蒸気透過性
等の諸性能にすぐれた多孔性シート材料の提供を目的と
する。
乳濁液およびpvcから成る多孔性シート材料に関し、
高い分散および乳化安定性を有するpvcの乳濁液と、
それを使用することによって機械的性質、水蒸気透過性
等の諸性能にすぐれた多孔性シート材料の提供を目的と
する。
従来からpvcを用いて多孔性シートを作る方法として
は発泡剤を使用する方法が一般的である。
は発泡剤を使用する方法が一般的である。
この方法を用いて連続気泡形成させたものもあるが、気
泡も大き゛〈透湿性も少ない。更にpvcのプラスチゾ
ルを機械的空気を混入し、そのまま皮膜な形成する方法
、更にpvcのプラスチゾルを焼結する方法があるがす
べて可塑剤が大量に含まれる為、用途が限られる。
泡も大き゛〈透湿性も少ない。更にpvcのプラスチゾ
ルを機械的空気を混入し、そのまま皮膜な形成する方法
、更にpvcのプラスチゾルを焼結する方法があるがす
べて可塑剤が大量に含まれる為、用途が限られる。
本発明者は、上述の如き従来技術の欠点を解決すべく鋭
意研究の結果、有機液体に対する溶解性が異なる二種の
pvcを有機液体に加えることによって、単独重合のp
vcや高分子量の共重合PVCの粒子を有機液体中に安
定に分散させることができ、該分散液を油中水型の乳濁
液として多孔性シート材料を形成するときは、すぐれた
各種物性を有する多孔性シート材料が得られることを知
見して本発明を完成した。
意研究の結果、有機液体に対する溶解性が異なる二種の
pvcを有機液体に加えることによって、単独重合のp
vcや高分子量の共重合PVCの粒子を有機液体中に安
定に分散させることができ、該分散液を油中水型の乳濁
液として多孔性シート材料を形成するときは、すぐれた
各種物性を有する多孔性シート材料が得られることを知
見して本発明を完成した。
すなわち、本発明は、p V C(A)、 P V c
(n)および有機液体(qがら成り、p v C(A)
は有機液体(C)と部分的に溶惨和した分散粒子であ、
il)、PVC(B)は有機液体(C)中に溶解してい
ることを特徴とするPVC分散液中に水を乳化させて成
るpvcの乳濁液および該乳濁液を使用する多孔性シー
トの製造方法である。
(n)および有機液体(qがら成り、p v C(A)
は有機液体(C)と部分的に溶惨和した分散粒子であ、
il)、PVC(B)は有機液体(C)中に溶解してい
ることを特徴とするPVC分散液中に水を乳化させて成
るpvcの乳濁液および該乳濁液を使用する多孔性シー
トの製造方法である。
本発明の詳細な説明すると、本発明の基本的な原理は、
pvc(塩化ビニル単独重合体および塩化ビニルの共重
合体の双方を包含する)の粒子を有機液体中に分散させ
るに際し、該pvc粒子の分散と分散安定性を確保する
ために、該有機液体に別のpvcを溶解させておくがま
たは該pvcを溶解させることによって前記pvcを安
定に分散させることである。本発明において使用するP
V C(A)とは、塩化ビニル単独重合体、塩化ビニル
と他のモノマー、例えば酢酸ビニル、塩化ビニリデン、
ビニルアルコール、マレイン酸等トの二元あ矛いは三元
共重合体を包含するものであシ、Pv ’c (n)と
は上記P V C(A)と同一であるが、本発明で使用
する有機液体(c戊の関係において、上記の重合体の中
から可溶性のものとして選択されるものである。従って
、p v C(A)とP V C(B)とは、高分子量
p v C(A)および低分子量p v C(B)、あ
るいは高分子量pvc(A)および可溶性p V C(
B)等の如く、有機液体(qとの関係において一方(勾
が粒子として分散し、他方(B)が溶解するように選択
される。
pvc(塩化ビニル単独重合体および塩化ビニルの共重
合体の双方を包含する)の粒子を有機液体中に分散させ
るに際し、該pvc粒子の分散と分散安定性を確保する
ために、該有機液体に別のpvcを溶解させておくがま
たは該pvcを溶解させることによって前記pvcを安
定に分散させることである。本発明において使用するP
V C(A)とは、塩化ビニル単独重合体、塩化ビニル
と他のモノマー、例えば酢酸ビニル、塩化ビニリデン、
ビニルアルコール、マレイン酸等トの二元あ矛いは三元
共重合体を包含するものであシ、Pv ’c (n)と
は上記P V C(A)と同一であるが、本発明で使用
する有機液体(c戊の関係において、上記の重合体の中
から可溶性のものとして選択されるものである。従って
、p v C(A)とP V C(B)とは、高分子量
p v C(A)および低分子量p v C(B)、あ
るいは高分子量pvc(A)および可溶性p V C(
B)等の如く、有機液体(qとの関係において一方(勾
が粒子として分散し、他方(B)が溶解するように選択
される。
本発明で使用するpvc(a)および(B)は、前述の
通シ固定されるものではないが、pvcの分子量やPV
C中の塩化ビニルモノマー比にはある程度の好ましい範
囲がある。すなわちP V C(A)として選択するp
vcは、分子量が約25.000以上であシ、40.0
00〜200.000の分子量を有するものが好ましく
、またP V C(A)が他の七ツマ−との共重合体で
ある場合は、塩化とニルモノマーの比が約60モルチ以
上のものが好ましい。分子量が約25.000未満のp
vcは有機液体中で分散粒子として存在するのは一般的
には困難であるので、p v C(B)として使用する
のが好ましい。また、PYC(A)として使用するpv
cの形態は分散液の製造方法を選択することによって、
固体状、溶液状等の如くいずれの形状でもよく、また、
PVC(A)の粒子径は使用する原料によってではなく
、分散液の製造方法および製造条件によって約0.1〜
200μの範囲で任意に調整することができる。
通シ固定されるものではないが、pvcの分子量やPV
C中の塩化ビニルモノマー比にはある程度の好ましい範
囲がある。すなわちP V C(A)として選択するp
vcは、分子量が約25.000以上であシ、40.0
00〜200.000の分子量を有するものが好ましく
、またP V C(A)が他の七ツマ−との共重合体で
ある場合は、塩化とニルモノマーの比が約60モルチ以
上のものが好ましい。分子量が約25.000未満のp
vcは有機液体中で分散粒子として存在するのは一般的
には困難であるので、p v C(B)として使用する
のが好ましい。また、PYC(A)として使用するpv
cの形態は分散液の製造方法を選択することによって、
固体状、溶液状等の如くいずれの形状でもよく、また、
PVC(A)の粒子径は使用する原料によってではなく
、分散液の製造方法および製造条件によって約0.1〜
200μの範囲で任意に調整することができる。
一方、本発明において使用するp v c (n)は、
有機液体中に溶解し、併存するp v C(A)粒子を
包囲してその凝集エネルギーを打消す立体障害作用を有
するものであるため、分子量は約10,000以上、好
ましくは約20.000〜i o o、 o o oの
ものであり、且つP V C(B)が他のモノマーとの
共重合体である場合は塩化ビニルモノマーが約50モル
チ以上のものが好ましく、分子量が約10. O00未
満のものでは、PVC(A)粒子の分散安定性が不十分
であり、また塩化ビニルモノマーの比が約50モルチ未
満である場合は、P V C(A)との相溶性が不十分
となシ、良好な分散安定性を維持することが困難となる
。また、このようなP V C(B)の使用に際しては
、有機液体(C)に可溶性であシ、PVCと相溶性があ
る合成樹脂、例えば、アクリル樹脂、エポキシ樹脂、ケ
トン樹脂、As樹脂等を併用してもよい。
有機液体中に溶解し、併存するp v C(A)粒子を
包囲してその凝集エネルギーを打消す立体障害作用を有
するものであるため、分子量は約10,000以上、好
ましくは約20.000〜i o o、 o o oの
ものであり、且つP V C(B)が他のモノマーとの
共重合体である場合は塩化ビニルモノマーが約50モル
チ以上のものが好ましく、分子量が約10. O00未
満のものでは、PVC(A)粒子の分散安定性が不十分
であり、また塩化ビニルモノマーの比が約50モルチ未
満である場合は、P V C(A)との相溶性が不十分
となシ、良好な分散安定性を維持することが困難となる
。また、このようなP V C(B)の使用に際しては
、有機液体(C)に可溶性であシ、PVCと相溶性があ
る合成樹脂、例えば、アクリル樹脂、エポキシ樹脂、ケ
トン樹脂、As樹脂等を併用してもよい。
P V C(A)とp v c (n)との使用比率に
関しては、p v C(B)は、pvc(itHoo重
量部あたシ約5〜200重量部の範囲が好適であって、
約5重量部以下では分散液の分散安定性が低下し、一方
、約200重量部以上の量では、形成する被膜物性が不
十分となる場合がある。
関しては、p v C(B)は、pvc(itHoo重
量部あたシ約5〜200重量部の範囲が好適であって、
約5重量部以下では分散液の分散安定性が低下し、一方
、約200重量部以上の量では、形成する被膜物性が不
十分となる場合がある。
本発明において使用される有機液体(C)とは、PVC
(B)を溶解する液体であって、例えば、酢酸メチル、
酢酸エチル、酢酸ブチル等のエステル類;メタノール、
エタノール、ブタノール等のアルコール類;アセトン、
メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、シクロ
ヘキサノン等のケトン類;ベンゼン、トルエン、キシレ
ン等の芳香族a;ヘキサノンペンタン等の脂肪族類;メ
チレンクロライド、トリクロロエチレン等のノーロゲン
化炭化水素類;2−ニトロプロパン等の含窒素炭化水素
類;エチルエーテル、フルフール、エチレングリコール
モツプチルエーテル等のエーテル類;フルフラール、テ
トラヒドロフラン等のフラン類等の有機溶剤であり、こ
れらの有機液体は単独でも混合物でも使用できる。これ
らの有機液体中で水との相互溶解度に限界のないもの、
あるいは全く溶解しないものは、他の溶剤との混合物と
し、水との相互溶解度に限界をもたせて使用する。この
ような有機液体は、使用するp v C(A)およびp
vc(B)との関係において、p v C(A)が部分
的に溶媒和し、且つP V C(B)が分子状に溶解す
るように選択して、おるいは組合せて使用するべきであ
る。
(B)を溶解する液体であって、例えば、酢酸メチル、
酢酸エチル、酢酸ブチル等のエステル類;メタノール、
エタノール、ブタノール等のアルコール類;アセトン、
メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、シクロ
ヘキサノン等のケトン類;ベンゼン、トルエン、キシレ
ン等の芳香族a;ヘキサノンペンタン等の脂肪族類;メ
チレンクロライド、トリクロロエチレン等のノーロゲン
化炭化水素類;2−ニトロプロパン等の含窒素炭化水素
類;エチルエーテル、フルフール、エチレングリコール
モツプチルエーテル等のエーテル類;フルフラール、テ
トラヒドロフラン等のフラン類等の有機溶剤であり、こ
れらの有機液体は単独でも混合物でも使用できる。これ
らの有機液体中で水との相互溶解度に限界のないもの、
あるいは全く溶解しないものは、他の溶剤との混合物と
し、水との相互溶解度に限界をもたせて使用する。この
ような有機液体は、使用するp v C(A)およびp
vc(B)との関係において、p v C(A)が部分
的に溶媒和し、且つP V C(B)が分子状に溶解す
るように選択して、おるいは組合せて使用するべきであ
る。
次に、本発明で使用する分散液の製造方法を説明すると
、一般的には、有機液体(C)中でP V C(A)を
分散させ、次いでp v c (n)またはその溶液を
加える方法およびP V C(B)を溶解した有機液体
中でP V C(A)を分散させる方法であり、前者の
方法は、分散液のpvc濃度が高い場合に、そして後者
の方法はpvc濃度が低い場合に有効である。更に具体
的に云えば、次の三種の方法が代表的である。
、一般的には、有機液体(C)中でP V C(A)を
分散させ、次いでp v c (n)またはその溶液を
加える方法およびP V C(B)を溶解した有機液体
中でP V C(A)を分散させる方法であり、前者の
方法は、分散液のpvc濃度が高い場合に、そして後者
の方法はpvc濃度が低い場合に有効である。更に具体
的に云えば、次の三種の方法が代表的である。
(1)第一の方法は、主として機械的エネルギーを利用
する方法でちって、まず、選択された固体状のp v
C(A)を選択された有機液体(C)中に加え、任意の
混合機で混合および/または任意の磨砕機で磨砕して所
望の粒度を得るとともに、有機液体(C)を”p v
C(A)に吸収させ、p v C(A)を部分的に溶媒
和させる。次いで、選択されたp v C(B)または
pvC(B)の溶液、を加え均一になるまで混合する方
法。
する方法でちって、まず、選択された固体状のp v
C(A)を選択された有機液体(C)中に加え、任意の
混合機で混合および/または任意の磨砕機で磨砕して所
望の粒度を得るとともに、有機液体(C)を”p v
C(A)に吸収させ、p v C(A)を部分的に溶媒
和させる。次いで、選択されたp v C(B)または
pvC(B)の溶液、を加え均一になるまで混合する方
法。
この方法においては、最初からP V C(B)を有機
液体(C)中に加えておいてもよいし、途中で加えても
同効である。
液体(C)中に加えておいてもよいし、途中で加えても
同効である。
(2)第二の方法は、主として熱エネルギーを利用する
方法であって、上記第一の方法において、混合時および
/または磨砕時に加熱を行って、有機液体のp v C
(A)への吸収を促進させる方法である。
方法であって、上記第一の方法において、混合時および
/または磨砕時に加熱を行って、有機液体のp v C
(A)への吸収を促進させる方法である。
この方法においては、P V C(A)粒子に非溶媒和
部分が残るようにすることと、所望の分散度が達成され
たらp v C(A)の粒子が凝集する前にp v C
(B)を添加混合することが重要である。
部分が残るようにすることと、所望の分散度が達成され
たらp v C(A)の粒子が凝集する前にp v C
(B)を添加混合することが重要である。
(3)第三の方法は、主としてP V C(A)の析出
を利用する方法であって、p v C(A)が有機液体
中に溶解しているものを使用する。該溶液中にp v
CK)の貧溶媒を適当量加えP V C(A)を析出さ
せる方法である。この方法も、p v c (n)は最
初から加えておいてもよいし、p v C(A)が析出
直後に加えてもよい。
を利用する方法であって、p v C(A)が有機液体
中に溶解しているものを使用する。該溶液中にp v
CK)の貧溶媒を適当量加えP V C(A)を析出さ
せる方法である。この方法も、p v c (n)は最
初から加えておいてもよいし、p v C(A)が析出
直後に加えてもよい。
以上の如くして得られるPVCの分散液は、任意の固形
分とすることができるが、その使用目的に従って約5〜
80重量−の固形分のものが一般的であシ、好ましいも
のは約10〜40重量%の固形分のものである。またP
VC(A)の粒径も約0゜1〜200μの範囲内で自由
に変動させることができるが、本発明の目的に特に好ま
しいのは約0゜1〜50μの粒径のものである。
分とすることができるが、その使用目的に従って約5〜
80重量−の固形分のものが一般的であシ、好ましいも
のは約10〜40重量%の固形分のものである。またP
VC(A)の粒径も約0゜1〜200μの範囲内で自由
に変動させることができるが、本発明の目的に特に好ま
しいのは約0゜1〜50μの粒径のものである。
本発明のpvc乳濁液は上記のに適当な乳化剤を加え強
力に攪拌しつつ、この中に飽和量以下の水、例えば、分
散溶液中の固形分100重量部あたシ約50〜500重
量部の水を添加することによシ得られる。このようにし
て得られた乳濁液は、乳白色のクリーム状の流動体であ
り、そのまま数ケ月間放置しても安定な状態を保持して
いる。このような乳濁液は必要に応じて各種の添加剤、
例えば着色剤、架橋剤、安定剤、充填剤等公知の添加剤
を任意に添加することができる。
力に攪拌しつつ、この中に飽和量以下の水、例えば、分
散溶液中の固形分100重量部あたシ約50〜500重
量部の水を添加することによシ得られる。このようにし
て得られた乳濁液は、乳白色のクリーム状の流動体であ
り、そのまま数ケ月間放置しても安定な状態を保持して
いる。このような乳濁液は必要に応じて各種の添加剤、
例えば着色剤、架橋剤、安定剤、充填剤等公知の添加剤
を任意に添加することができる。
以上の如き本発明の乳濁液は、物性にすぐれた被膜を形
成し得、且つ通常の溶媒には溶解し得ないPVCCA)
が、通常の安価な溶媒中に^濃度で安定に分散している
ため、これを用いて多孔性シートを形成すると、機械的
強度が非常にすぐれた多孔性シートが得られる。
成し得、且つ通常の溶媒には溶解し得ないPVCCA)
が、通常の安価な溶媒中に^濃度で安定に分散している
ため、これを用いて多孔性シートを形成すると、機械的
強度が非常にすぐれた多孔性シートが得られる。
本発明で使用する基材としては、例えば各種の織布、絹
布、不織布、離形紙、プラスチックフィルム、金属板、
ガラス板等いかなる基材でもよい。
布、不織布、離形紙、プラスチックフィルム、金属板、
ガラス板等いかなる基材でもよい。
該基材に対する上記乳濁液の適用方法は、例えばコーテ
ィング法、浸漬法、これらの組合せ方法等いずれの公知
の方法でもよく、その塗布および/または含浸量は約5
〜z、oooy(乳濁液)/Rの如く、その目的に応じ
て広い範囲で変化させることができる。
ィング法、浸漬法、これらの組合せ方法等いずれの公知
の方法でもよく、その塗布および/または含浸量は約5
〜z、oooy(乳濁液)/Rの如く、その目的に応じ
て広い範囲で変化させることができる。
本発明方法における乾燥工程は非常に短時間で、且つ煩
雑な処理を必要とせずに完了することができ、本発明方
法における如き乾式法ではこの乾燥方法が生産性の律速
段階である点からして、このような短時間の乾燥は従来
方法に比して極めて有利な効果である。すなわち、塗布
および/まだは含浸した基体は、約60〜100℃で約
1〜3分間及び約100〜150℃で約1〜3分間乾燥
処理するのみで目的とする本発明の多孔性シート材料が
得られる。
雑な処理を必要とせずに完了することができ、本発明方
法における如き乾式法ではこの乾燥方法が生産性の律速
段階である点からして、このような短時間の乾燥は従来
方法に比して極めて有利な効果である。すなわち、塗布
および/まだは含浸した基体は、約60〜100℃で約
1〜3分間及び約100〜150℃で約1〜3分間乾燥
処理するのみで目的とする本発明の多孔性シート材料が
得られる。
以上の如き本発明により得られた多孔性シート材料は非
常に微細な孔構造を有し、各挽物性にすぐれるとともに
すぐれた水蒸気透過性を有し、各種の合成皮革等の素材
として、衣料、靴、防水布、テント、壁材、床材、沢過
材、エアコン等のフィルター等にも用である。
常に微細な孔構造を有し、各挽物性にすぐれるとともに
すぐれた水蒸気透過性を有し、各種の合成皮革等の素材
として、衣料、靴、防水布、テント、壁材、床材、沢過
材、エアコン等のフィルター等にも用である。
次に実施例をあけて本発明を具体的に説明する。
なお、文中部またはチとあるのはいずれも重量基準であ
る。
る。
実施例1
トルエン40部およびメチルエチルケトン60部から成
る有機液体中にP V C(A) (塩化ビニル−酢酸
ビニル9515共重合体、平均分子量約50゜000、
粒度60メツシ一全通過、懸濁重合品)20部を加え、
攪拌しなからp v C(B) (塩化ビニル−酢酸ビ
ニル70/30共重合体、平均分子量21.000、懸
濁重合品)10部を加え、pvc(B)を溶解する。次
に、この混合液を攪拌しながら45℃に加熱し、との温
度で30分iuj 攪拌する。
る有機液体中にP V C(A) (塩化ビニル−酢酸
ビニル9515共重合体、平均分子量約50゜000、
粒度60メツシ一全通過、懸濁重合品)20部を加え、
攪拌しなからp v C(B) (塩化ビニル−酢酸ビ
ニル70/30共重合体、平均分子量21.000、懸
濁重合品)10部を加え、pvc(B)を溶解する。次
に、この混合液を攪拌しながら45℃に加熱し、との温
度で30分iuj 攪拌する。
次いで30℃以下に冷却して本発明で使用するPV、C
の分散液(1)を得た。該分散液の固形分は23チ、で
あり、、PVC(A)の分散粒子の平均粒子径は約0゜
5ミクロンであシ、25℃の粘度は4.000センチボ
イズであった。
の分散液(1)を得た。該分散液の固形分は23チ、で
あり、、PVC(A)の分散粒子の平均粒子径は約0゜
5ミクロンであシ、25℃の粘度は4.000センチボ
イズであった。
実施例2
酢酸ブチル1θ部、キシレン20部、シクロヘキサノン
5部およびメチルエチルケトン50部から成る有機液体
中にP V C(A) (塩化ビニル単独重合体、平均
分子量iio、ooo、平均粒径1μ)20部を加えζ
ボールミル中で10時間分散処理してpvc(、Q粒子
を部分的に溶媒和させ、次いで、p v C(B) (
塩化ビニル−酢酸ビニル70/30共重合体、平均分子
量約25.000 ) 20部を加え溶解混合して本発
明で使用する分散液(2)を得た。
5部およびメチルエチルケトン50部から成る有機液体
中にP V C(A) (塩化ビニル単独重合体、平均
分子量iio、ooo、平均粒径1μ)20部を加えζ
ボールミル中で10時間分散処理してpvc(、Q粒子
を部分的に溶媒和させ、次いで、p v C(B) (
塩化ビニル−酢酸ビニル70/30共重合体、平均分子
量約25.000 ) 20部を加え溶解混合して本発
明で使用する分散液(2)を得た。
該分散液の固形分は32%であり、分散粒子の平均粒子
径は1μであり、粘度は25℃でs、 o o 。
径は1μであり、粘度は25℃でs、 o o 。
センチボイズである。
実施例3
トルエン50部、メタノール5部およびメチルエチルケ
トン50部から成る有機液体中に、pvC(A) (塩
化ビニル単独重合体、平均分子量約60゜000、粒度
60メツシ一全通過)15部を加え、ミキサーで均一に
分散させる。この混合液を55℃の温度で20分間攪拌
処理してp v c (a)の平均粒子径を15μとし
だ。直ちにPvC(B)(塩化ビニル−酢酸ビニル80
/20共重合体、平均分子量約25. o o o )
s部を加えて溶解し、本発明で使用する分散液(3)
を得た。該分散液の固形分は16%であシ、分散粒子の
平均粒子径は15μであり、粘度は20℃でa、 o
o oセンチボイズである。
トン50部から成る有機液体中に、pvC(A) (塩
化ビニル単独重合体、平均分子量約60゜000、粒度
60メツシ一全通過)15部を加え、ミキサーで均一に
分散させる。この混合液を55℃の温度で20分間攪拌
処理してp v c (a)の平均粒子径を15μとし
だ。直ちにPvC(B)(塩化ビニル−酢酸ビニル80
/20共重合体、平均分子量約25. o o o )
s部を加えて溶解し、本発明で使用する分散液(3)
を得た。該分散液の固形分は16%であシ、分散粒子の
平均粒子径は15μであり、粘度は20℃でa、 o
o oセンチボイズである。
実施例4
キシレン30部、メチルエチルケトン60部およびフタ
ル酸ジオクチル10部から成る有機液体にP V C(
A) (塩化ビニル単独重合体、平均分子量so、oo
o、平均粒径2μ)15部を加え、ミキサーで攪拌して
pvc(〜を均一に分散させる。更に40℃で30分間
ミキサーで攪拌し、次いで、P V C(B) (塩化
ビニル−酢酸ビニル65/35乳化共重合体、平均分子
量30,000)15部を加えて溶解させて本発明で使
用する分散液(4)を得た。
ル酸ジオクチル10部から成る有機液体にP V C(
A) (塩化ビニル単独重合体、平均分子量so、oo
o、平均粒径2μ)15部を加え、ミキサーで攪拌して
pvc(〜を均一に分散させる。更に40℃で30分間
ミキサーで攪拌し、次いで、P V C(B) (塩化
ビニル−酢酸ビニル65/35乳化共重合体、平均分子
量30,000)15部を加えて溶解させて本発明で使
用する分散液(4)を得た。
該分散液の固形分は28%であシ、P V C(A)の
平均粒子径は5μであシ、粘度は20℃で10,000
センチポイズである。
平均粒子径は5μであシ、粘度は20℃で10,000
センチポイズである。
実施例5〜s (pvc乳濁液の製造)実施例1〜4の
分散液、%型孔化剤および水をホモミキサーで攪拌し、
下記の本発明の270%乳濁液を調製した。
分散液、%型孔化剤および水をホモミキサーで攪拌し、
下記の本発明の270%乳濁液を調製した。
実施例9〜15(多孔性シート材料の製造)前記のpv
c乳濁液(5)〜(8)?下記第1表の条件で各種の基
体に塗布し、乾燥して下記第2表の性質を有する各種の
本発明の多孔性シート材料を得た。
c乳濁液(5)〜(8)?下記第1表の条件で各種の基
体に塗布し、乾燥して下記第2表の性質を有する各種の
本発明の多孔性シート材料を得た。
第1表 (製造条件)
9(5) 離型紙 200 80℃2分+1
00℃2分 10 (5) 綿 布 400
60℃ 3分+100℃3分 n (6) ポリ塩イヒピニル 20
0 50℃ 30分伺ム由多ソ包シート 12 (7) 不織布 300 70℃
2分+120℃2分 13 (7) レーヨン布 300
70℃10分14 (8) 紙
400 60℃30分ls (8)
離型紙 200 80111:15分第2表
(多孔性シート材料の性質) 9 白色 均一緻密 2.14 57
1010 p 、tt 2.31
657011 /T t
t 、 1.92 278
012 // /l
2.03 532013
tt tt 2.2
6 634014 tt
p 1.87
494015 #
1.75 5290以上
の通シ、本発明によれば、物性のよいpvc4独重合体
重合体子量のpvc共重合体を含む安定な%型孔濁液が
提供でき、また、該乳濁液を使用することによって、内
部孔構造が均一緻密であって、透湿度にすぐれた多孔性
シート材料が容易に提供できる。
00℃2分 10 (5) 綿 布 400
60℃ 3分+100℃3分 n (6) ポリ塩イヒピニル 20
0 50℃ 30分伺ム由多ソ包シート 12 (7) 不織布 300 70℃
2分+120℃2分 13 (7) レーヨン布 300
70℃10分14 (8) 紙
400 60℃30分ls (8)
離型紙 200 80111:15分第2表
(多孔性シート材料の性質) 9 白色 均一緻密 2.14 57
1010 p 、tt 2.31
657011 /T t
t 、 1.92 278
012 // /l
2.03 532013
tt tt 2.2
6 634014 tt
p 1.87
494015 #
1.75 5290以上
の通シ、本発明によれば、物性のよいpvc4独重合体
重合体子量のpvc共重合体を含む安定な%型孔濁液が
提供でき、また、該乳濁液を使用することによって、内
部孔構造が均一緻密であって、透湿度にすぐれた多孔性
シート材料が容易に提供できる。
Claims (5)
- (1)塩化ビニル系重合体(A)、塩化ビニル系重合体
(B)および有機液体(C)から成シ、塩化ビニル系重
合体(A)は有機液体(C)と部分的に溶媒和した粒子
であり、塩化ビニル系重合体(B)は有機液体(C)中
に溶解していることを特徴とする塩化ビニル系重合体の
分散液中に水を乳化させて成る塩化ビニル系重合体の乳
濁液。 - (2)塩化ビニル系重合体(A)が、約25.000〜
2o o、 o o oの分子量を有する塩化ビニル単
独重合体または約60モルチ以上の塩化ビニルモノマ一
単位を有する塩化ビニル系共重合体であシ、塩化ビニル
系重合体(B)が、約10,000〜lOo、 o o
oの分子量を有する塩化ビニル単独重合体または約5
0モルチ以上の塩化ビニルモノマ一単位を有する塩化ビ
ニル系共重合体であシ、塩化ビニル系重合体(A)が塩
化ビニル系重合体(B)よシ大なる分子量を有するよう
に選択する特許請求の範囲第(1)項に記載の乳濁液。 - (3)塩化ビニル系重合体(A)と塩化ビニル系、重合
体(B)の重量比率が、重合体(A) 100重量部あ
たシ重合体(B)が約5〜200重量部の割合である特
許請求の範囲第(0項に記載の乳濁液。 - (4)固形分が、約5〜80重量%である特許請求の範
囲第(1)項に記載の乳濁液。 - (5)塩化ビニル系重合体(勾、塩化ビニル系重合体(
B)およびイ1機液体(C)から成り、塩化ビニル系重
合体(勾は有機液体(C)と部分的に溶媒和した粒子で
あシ、塩化ビニル系重合体(B)は有機液体(C)中に
溶解していることを特徴とする塩化ビニル系重合体の分
散液中に水を乳化させた塩化ビニル系重合体の乳濁液を
基材に含浸および/または塗布し、乾燥することからな
る多孔性シート拐料の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10418883A JPS59230045A (ja) | 1983-06-13 | 1983-06-13 | 塩化ビニル系重合体の乳濁液およびその使用方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10418883A JPS59230045A (ja) | 1983-06-13 | 1983-06-13 | 塩化ビニル系重合体の乳濁液およびその使用方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS59230045A true JPS59230045A (ja) | 1984-12-24 |
Family
ID=14374010
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10418883A Pending JPS59230045A (ja) | 1983-06-13 | 1983-06-13 | 塩化ビニル系重合体の乳濁液およびその使用方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS59230045A (ja) |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5123552A (ja) * | 1974-07-31 | 1976-02-25 | Kuraray Co | Kairyosaretaryudotokuseiojusuru horienkabinirukeijushipeesutososeibutsu |
JPS5859249A (ja) * | 1982-08-18 | 1983-04-08 | Nippon Zeon Co Ltd | ペ−スト加工用プラスチゾル |
-
1983
- 1983-06-13 JP JP10418883A patent/JPS59230045A/ja active Pending
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5123552A (ja) * | 1974-07-31 | 1976-02-25 | Kuraray Co | Kairyosaretaryudotokuseiojusuru horienkabinirukeijushipeesutososeibutsu |
JPS5859249A (ja) * | 1982-08-18 | 1983-04-08 | Nippon Zeon Co Ltd | ペ−スト加工用プラスチゾル |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US4137380A (en) | Polyester granules and process | |
US3879314A (en) | Process of making porous polyester granules | |
US3923704A (en) | Process for making porous polyester granules | |
US3450650A (en) | Method of making porous bodies | |
US6010776A (en) | Microporous materials containing cross-linked oil | |
US4489174A (en) | Vesiculated beads | |
US4461849A (en) | Vesiculated beads | |
US3073790A (en) | Dispersion consisting of polypropylene containing isotactic macromolecules and water | |
US4296013A (en) | Vinylidene chloride polymer microgels | |
JPS59230045A (ja) | 塩化ビニル系重合体の乳濁液およびその使用方法 | |
CN108337891B (zh) | 粉碎的泡沫涂层 | |
DE69809373T2 (de) | Verfahren zur herstellung von siliconlatexen | |
US3219611A (en) | Aqueous emulsions of vinyl and vinyl amine copolymers | |
US4255306A (en) | Vinylidene chloride polymer microgels | |
US3440185A (en) | Method of making porous structures of polyvinyl chloride,compositions for use therein and resulting products | |
JP4596865B2 (ja) | 発泡体の製造方法、発泡体及び自動車用内装材及び家具用基材 | |
JP4030419B2 (ja) | 孔質性ポリイミド系微粒子の製造方法 | |
JPH06128516A (ja) | 孔版印刷用エマルジョンインクおよび孔版印刷方法 | |
JPS6411665B2 (ja) | ||
JP3194614B2 (ja) | 水性分散液 | |
JPS59230044A (ja) | 塩化ビニル系重合体の分散液 | |
US2660571A (en) | Fiber-spinning compositions | |
JPH0375666B2 (ja) | ||
JP4703225B2 (ja) | フッ素樹脂オルガノゾルの製造方法およびフッ素樹脂オルガノゾル | |
JPS635425B2 (ja) |