JPS5922960Y2 - 機械式プレスにおけるリミットスイッチ操作用制御カム固定装置 - Google Patents
機械式プレスにおけるリミットスイッチ操作用制御カム固定装置Info
- Publication number
- JPS5922960Y2 JPS5922960Y2 JP14068378U JP14068378U JPS5922960Y2 JP S5922960 Y2 JPS5922960 Y2 JP S5922960Y2 JP 14068378 U JP14068378 U JP 14068378U JP 14068378 U JP14068378 U JP 14068378U JP S5922960 Y2 JPS5922960 Y2 JP S5922960Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- control cam
- cam
- intermediate member
- fixing device
- control
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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- Control Of Presses (AREA)
- Press Drives And Press Lines (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
この考案は、クランクプレスなどの機械プレスに用いら
れるプレス諸作動のタイミング制御カムや、ブレーキ又
は他の安全装置を動がせるための制御カムなどをカム軸
に固定する装置の改良に関する。
れるプレス諸作動のタイミング制御カムや、ブレーキ又
は他の安全装置を動がせるための制御カムなどをカム軸
に固定する装置の改良に関する。
従来、この種目的に使用される制御カムは、プレスのラ
ム駆動軸と同期回転可能に連動させた制御回転カム軸に
装着されるもので゛あって、一般には、カム軸に固定し
た中間部材に対して制御カムを位相調節可能に配備する
とともに、中間部材とカムとの間に菊座を利用した係合
連結機構を設け、カムをバネで係合付勢して任意の調節
位相で係合固定する構造が採用されていた。
ム駆動軸と同期回転可能に連動させた制御回転カム軸に
装着されるもので゛あって、一般には、カム軸に固定し
た中間部材に対して制御カムを位相調節可能に配備する
とともに、中間部材とカムとの間に菊座を利用した係合
連結機構を設け、カムをバネで係合付勢して任意の調節
位相で係合固定する構造が採用されていた。
しかし、この構造は制御カムの位相調節を工具なしで極
めて簡単に行える利点を有する反面、みだりに操作する
と誤った調節がなされる危険性をも含むものであり、プ
レスにとって制御カムの誤調節は極めて重大な問題とな
るものであった。
めて簡単に行える利点を有する反面、みだりに操作する
と誤った調節がなされる危険性をも含むものであり、プ
レスにとって制御カムの誤調節は極めて重大な問題とな
るものであった。
この考案は、制御カムの保合連結機構がらの離脱を許す
ためにはカムシフI・用の間隙が形成されている点に着
目し、この間隙に充填物を装着するだけの極めて簡単な
改良で、調節後における制御カムのむやみな調節を不能
にして安全性を高めようとしたものである。
ためにはカムシフI・用の間隙が形成されている点に着
目し、この間隙に充填物を装着するだけの極めて簡単な
改良で、調節後における制御カムのむやみな調節を不能
にして安全性を高めようとしたものである。
以下本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
図において、符号1はクランクプレス等の機械式プレス
における図外ラム駆動軸(クランク軸)にチェーンを介
して同期回転可能に連動連結された制御回転カム軸で、
上面及び前面に開閉可能な蓋体2a、2bを有するケー
ス2に軸受3,3を介して水平に支承されている。
における図外ラム駆動軸(クランク軸)にチェーンを介
して同期回転可能に連動連結された制御回転カム軸で、
上面及び前面に開閉可能な蓋体2a、2bを有するケー
ス2に軸受3,3を介して水平に支承されている。
4. 5. 6は前記ケース2の内部にブラケット7を
介して並置取付けられた安全制御用リミットスイッチで
あって、スイッチ4はラム駆動軸が下降作動中か上昇作
動中かを検出するためのもの、スイッチ5はラム駆動軸
が上死点で停止するようにその少し手前から制御指令を
発するためのもの、又スイッチ6はラム駆動軸の制動作
動後のスリップが設定値以上になったことを検出するも
ので゛ある。
介して並置取付けられた安全制御用リミットスイッチで
あって、スイッチ4はラム駆動軸が下降作動中か上昇作
動中かを検出するためのもの、スイッチ5はラム駆動軸
が上死点で停止するようにその少し手前から制御指令を
発するためのもの、又スイッチ6はラム駆動軸の制動作
動後のスリップが設定値以上になったことを検出するも
ので゛ある。
8・・・は、前記リミットスイッチ4. 5. 6をラ
ム駆動軸の所定回転位相で操作するために前記カム軸1
に並置装着された制御カムであって、夫々対向する一対
の第1カム体8aと第2カム体8bとからなっている。
ム駆動軸の所定回転位相で操作するために前記カム軸1
に並置装着された制御カムであって、夫々対向する一対
の第1カム体8aと第2カム体8bとからなっている。
第1カム体8aには筒状のボス部8′aが一体連設され
ていて、第2カム体8bはこのボス部8’aに回動可能
に外嵌されている。
ていて、第2カム体8bはこのボス部8’aに回動可能
に外嵌されている。
そして、両カム体8a、8bはその間に設けた菊座状の
係合連結機構9を介して相対位相が調節可能に保合連結
されるとともに、ボス部B’aに形成した環状溝10に
ストッパーリング11を嵌着して係合状態を保持できる
ように構成されている。
係合連結機構9を介して相対位相が調節可能に保合連結
されるとともに、ボス部B’aに形成した環状溝10に
ストッパーリング11を嵌着して係合状態を保持できる
ように構成されている。
12・・・は、前記カム軸1に外嵌されたフランジ付き
のボス部材で、その中心穴に突設形成されたキー状の突
起12 aが、カム軸1のキー溝13に係入されてカム
軸1に対する回動が阻止されるとともに、カム軸1に装
着したストッパーリング14によって軸心方向への移動
は阻止されている。
のボス部材で、その中心穴に突設形成されたキー状の突
起12 aが、カム軸1のキー溝13に係入されてカム
軸1に対する回動が阻止されるとともに、カム軸1に装
着したストッパーリング14によって軸心方向への移動
は阻止されている。
そしてこのボス部材12の外周部に前記第1カム体8a
が回動可能に外嵌されるとともに、両者8a。
が回動可能に外嵌されるとともに、両者8a。
12間に設けた菊座状の係合連結機構15を介して互い
に一体連結できるよう構成され、且つボス部材12の内
部に装備したコイルバネ16によって、制御カム8全体
がボス部材12に保合連結される方向に弾性付勢されて
いる。
に一体連結できるよう構成され、且つボス部材12の内
部に装備したコイルバネ16によって、制御カム8全体
がボス部材12に保合連結される方向に弾性付勢されて
いる。
又、前記バネ16の一端は隣接するボス部材12の一部
で受止め支持されるとともに、隣接するボス部材12と
第1カム体8aの端部との間には、制御カム8全体の係
合解除方向へのシフトを許す間隙17が形成されるとと
もに、この間隙17にはバネ線材からなる拡縮自在なス
トッパーリング18が着脱自在に装着されている。
で受止め支持されるとともに、隣接するボス部材12と
第1カム体8aの端部との間には、制御カム8全体の係
合解除方向へのシフトを許す間隙17が形成されるとと
もに、この間隙17にはバネ線材からなる拡縮自在なス
トッパーリング18が着脱自在に装着されている。
従って、ストッパーリング11を取外して第2カム体8
bをシフトすることによって第1カム体8aに対する第
2カム体8bの相対回転位相を調節し、カム8全体とし
てのカム周面の凹部の位相角度範囲を変更して、各リミ
ットスイッチ4,5゜6の作動時間を調整することがで
き、又、ストッパーリング18を取外してカム8全体を
バネ16に抗してシフトすることによってカム軸1に対
するカム8全体の位相を変更し、各リミットスイッチ4
、 5. 6の操作起動タイミングを調整することが可
能となっている。
bをシフトすることによって第1カム体8aに対する第
2カム体8bの相対回転位相を調節し、カム8全体とし
てのカム周面の凹部の位相角度範囲を変更して、各リミ
ットスイッチ4,5゜6の作動時間を調整することがで
き、又、ストッパーリング18を取外してカム8全体を
バネ16に抗してシフトすることによってカム軸1に対
するカム8全体の位相を変更し、各リミットスイッチ4
、 5. 6の操作起動タイミングを調整することが可
能となっている。
19 a、19 bはカム軸1への伝動系中に1〜ラブ
ルによってカム軸1が速度低下もしくは停止してラム駆
動軸との同期運転から外れたことを検出するためのモー
ションデテクタ用リミットスイッチで゛あって、前記リ
ミットスイッチ4. 5. 6共にブラケット7に取付
けられている。
ルによってカム軸1が速度低下もしくは停止してラム駆
動軸との同期運転から外れたことを検出するためのモー
ションデテクタ用リミットスイッチで゛あって、前記リ
ミットスイッチ4. 5. 6共にブラケット7に取付
けられている。
20は前記両リミットスイッチ19a、19bに対応す
るカム部20a、20bを一体成形した制御カムで前述
のようにカム軸1に外嵌固定したボス部材12に外嵌さ
れるとともに、内装コイルバネ16で付勢されて係合連
結機構15に係合保持されている。
るカム部20a、20bを一体成形した制御カムで前述
のようにカム軸1に外嵌固定したボス部材12に外嵌さ
れるとともに、内装コイルバネ16で付勢されて係合連
結機構15に係合保持されている。
又、このボス部材12とカム8のボス部材12との間に
はディスタンスカラー21が介装され、このカラー21
とカム20及び8との間のシフト許容間隙17にもスト
ッパーリング18が充填されている。
はディスタンスカラー21が介装され、このカラー21
とカム20及び8との間のシフト許容間隙17にもスト
ッパーリング18が充填されている。
第4図は別の実施例を示し、この場合は、制御カム8A
における第1カム体8Aaのボス部8A’aを、別の制
御カム8Bを支持する中間部材として利用し、前記ボス
部8A’aと他方の制御カム8Bにおける第1カム体8
Baのボス部8B’aとの間に菊座状の係合連結機構2
2を設けてバネ23で第1カム体8Baを係合方向に付
勢している。
における第1カム体8Aaのボス部8A’aを、別の制
御カム8Bを支持する中間部材として利用し、前記ボス
部8A’aと他方の制御カム8Bにおける第1カム体8
Baのボス部8B’aとの間に菊座状の係合連結機構2
2を設けてバネ23で第1カム体8Baを係合方向に付
勢している。
又、この第1カム体8Baとバネ受はカラー24との間
に形成されたシフト用の間隙17に前例と同様なストッ
パ−リング18が充填物として装着されている。
に形成されたシフト用の間隙17に前例と同様なストッ
パ−リング18が充填物として装着されている。
尚、前記間隙17に装着される充填物としては、弾性拡
縮可能なストッパーリングの他に、単なる可撓性の針金
、又はプラスチック充填材を用いてもよい。
縮可能なストッパーリングの他に、単なる可撓性の針金
、又はプラスチック充填材を用いてもよい。
この考案の制御カム固定装置は上述のように構成された
ものであるから、各カム8・・・又は20を中間部材と
してのボス部材12や隣接カムに対して位相調節したの
ちに、カムのシフトを許す間隙17にストッパーリング
18を充填物として挿嵌しておけば、以後カム8・・・
をみだりに操作することが不能となり、誤調節による危
険を未然に回避できるのである。
ものであるから、各カム8・・・又は20を中間部材と
してのボス部材12や隣接カムに対して位相調節したの
ちに、カムのシフトを許す間隙17にストッパーリング
18を充填物として挿嵌しておけば、以後カム8・・・
をみだりに操作することが不能となり、誤調節による危
険を未然に回避できるのである。
しかも、この考案では制御カム8のシフト阻止を、シフ
ト用間隙17への充填物の装着によっているので、セッ
トボルトなどのロック機構を用いるのに比して極めて簡
単で安価に加工できる構造で所期の目的を達成できるも
のであり、実用上の効果大である。
ト用間隙17への充填物の装着によっているので、セッ
トボルトなどのロック機構を用いるのに比して極めて簡
単で安価に加工できる構造で所期の目的を達成できるも
のであり、実用上の効果大である。
図面は本考案の実施例を示し、第1図は全体の縦断正面
図、第2図は縦断側面図、第3図は要部の分解斜視図、
第4図は別の実施例を示す要部の縦断正面図で゛ある。 1・・・制御回転カム軸、8・・・制御カム、12・・
・ボス部材、15・・・保合連結機構、17・・・間隙
、18・・・充填物。
図、第2図は縦断側面図、第3図は要部の分解斜視図、
第4図は別の実施例を示す要部の縦断正面図で゛ある。 1・・・制御回転カム軸、8・・・制御カム、12・・
・ボス部材、15・・・保合連結機構、17・・・間隙
、18・・・充填物。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 1 機械式プレスのラム駆動軸に同期回転可能に連動連
結された制御回転カム軸1にリミッ1〜スイッチ操作用
の制御カム8を装着するにあたり、カム軸1に中間部材
を並置して外嵌固定し、この中間部材に前記制御カム8
を回動可能に外嵌するとともに、中間部材と制御カム8
の軸心方向での対向面に、該カムの軸心方向シフトによ
って係脱可能な菊座からなる係合連結機構15を設け、
制御カム8を隣接する中間部材との間に配置したバネ1
6で保合側に付勢し、制御カム8の係合離脱方向へのシ
フトを許すための間隙17を、隣接する中間部材のバネ
受側の端面と制御カム8の端部との間に形成し、この間
隙17にシフト阻止用充填物18を装着しであることを
特徴とする機械プレスにおけるリミッI・スイッチ操作
用制御カム固定装置 2 前記中間部材がカム軸1に固定のボス部材12であ
る実用新案登録請求の範囲第1項に記載の機械式プレス
におけるリミットスイッチ操作用制御カム固定装置 3 前記中間部材かカム軸に並置装着された別の制御カ
ムである実用新案登録請求の範囲第1項に記載の機械式
プレスにおけるリミットスイッチ操作用制御カム固定装
置 4 前記充填’I#18が拡縮自在な弾性リングである
実用新案登録請求の範囲第1項乃至第3項のうちいずれ
かに記載の機械式プレスにおけるリミットスイッチ操作
用制御カム固定装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14068378U JPS5922960Y2 (ja) | 1978-10-12 | 1978-10-12 | 機械式プレスにおけるリミットスイッチ操作用制御カム固定装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14068378U JPS5922960Y2 (ja) | 1978-10-12 | 1978-10-12 | 機械式プレスにおけるリミットスイッチ操作用制御カム固定装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5560297U JPS5560297U (ja) | 1980-04-24 |
JPS5922960Y2 true JPS5922960Y2 (ja) | 1984-07-09 |
Family
ID=29115857
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14068378U Expired JPS5922960Y2 (ja) | 1978-10-12 | 1978-10-12 | 機械式プレスにおけるリミットスイッチ操作用制御カム固定装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5922960Y2 (ja) |
-
1978
- 1978-10-12 JP JP14068378U patent/JPS5922960Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5560297U (ja) | 1980-04-24 |
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