JPS5922928Y2 - 鋳込み容器の敷構造 - Google Patents

鋳込み容器の敷構造

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JPS5922928Y2
JPS5922928Y2 JP634377U JP634377U JPS5922928Y2 JP S5922928 Y2 JPS5922928 Y2 JP S5922928Y2 JP 634377 U JP634377 U JP 634377U JP 634377 U JP634377 U JP 634377U JP S5922928 Y2 JPS5922928 Y2 JP S5922928Y2
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JP
Japan
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bricks
refractories
repair
side wall
monolithic
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JP634377U
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JPS53102922U (ja
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俊介 星野
忠雄 折元
信郎 島田
基伸 小林
治夫 宮野
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日本鋼管株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は溶銑鍋、溶鋼鍋及びタンディツシュなど鋳込み
容器における敷内張り構造の改良に係り特に補修境界部
の地金差しを減少せしめ、敷の補修を容易にすると共に
、補修後における敷内張り寿命の延長を図ったものであ
る。
従来鋳込み容器の敷構造についてはその補修が必ずしも
容易ではなく、特に補修境界部の地金差しが多くなるこ
とから補修後の寿命が短かくなる難点があった。
今これを詳述するならば、上記敷構造の補修方法として
は次の如きものが常態とされてきた。
即ち■まず炉底部会体を交換する方法がある。
これによる敷内張り構造の1例は第1図〜第4図に示す
如くである。
ここでは敷煉瓦4、数周辺部不定形耐火物5、側壁同巻
煉瓦6及び敷金面の不定形耐火物7を凡て抜き取り、新
たに同様耐火物による施工がなされる。
■その次に、被侵食耐火物を取り去らずに、不定形耐火
物で覆う方法が特公昭44−9646号公報で開示され
た。
これは第5図で示す如く、金属ケース8と内張り侵食部
との間隙に不定形耐火物9を充填するものである。
これらを検討して見るに、上記■の方法では侵食を受け
た炉底部を取り去る時、側壁耐火物3に衝撃が加わり、
ユルミ、亀裂その他の損傷は不可避と言うことができよ
う。
更に上記第1図〜第3図で示した数周辺部不定形耐火物
5には、モルタルを用いている例が多く、側壁耐火物3
との境界部に地金差しを生じ易いことはしばしば経験す
るところである。
次に上記■の方法においては、上記■に見られる難点と
は異なり、残存耐火物との接着性が問題であると同時に
、このような不定形耐火物が定形耐火物に比し、寿命が
短いということから補修後の敷寿命に与える影響が大き
く、般にその短命化をもたらす。
このように従来から知られている代表的な方法にはそれ
ぞれ固有の難点があって、これらを解消するに足る有効
適切な提案がまだない。
本考案はこのような現状を打開するために開発されたも
のであって、その特徴は鋳込み容器の敷内張り構造にお
いて周辺部定形煉瓦と中央固定煉瓦との間隔をほぼ20
mm以上とし、ここに不定形耐代物を充填することに
ある。
これによって鋳込み容器の敷構造は、その補修も容易と
なり、補修境界部における地金差しの懸念もなく、その
寿命を大巾に改善することができる。
さて第6図と第8図を参照すれば、ここに本考案の具体
的な1例が示される。
このような機構(−おいて、一般的に損傷の少ない周辺
部10を残して中央部を取り去る。
この周辺部10からほぼ20 mm以上の間隔をあけて
定形レンガ11を施工し、最後に上記はは20 mm以
−Lの間隙にスタンプ材等の不定形耐火物12を施工す
ることが本考案の特徴で゛ある。
この場合、上記スタンプ材等の不定形耐火物12の施工
に当っては、第7図で示し7た不定形耐火物13のよう
に炉底残存周辺部10を覆うことも可能であり、更に定
形レンガ11を覆っても良い。
然しなから具体的な施工に当っては敷1代目から−1−
記第6図で示した如き敷構造がもつとも望ましいものと
して推奨される。
本考案において、周辺部定形煉瓦と中央部定形煉瓦との
間隔をほぼ20mm以上とした所以のものは、もしこの
間隔がほは20 mmより狭い場合、不定形耐火物の施
工自体が困難となると共に、数群体時において側壁に衝
撃が加わり、先に述べた如き悪影響が懸念されるからで
ある。
なお実用的には施工作業の実体からみて30 mm以上
が好ましい。
このような本考案による効果は誠に大きく、これを前記
従来技術と比較して述べるならば、まず第1に敷の解体
が容易になることである。
即ち数周辺部を残した敷中央部の除去が簡単にできるこ
とである。
しかも解体に当た−っては側壁3に衝撃が加わる恐れは
全くない。
これによって前記従来技術■で述べた難点、即ち側壁耐
火物3のユルミ、亀裂及び損傷などが皆無となって側壁
寿命の延長にも役立つ。
第2に施工が容易になることである。前記従来技術第1
〜第3図の方法では、敷レンガ4の施工に当たり、残存
部分との境界部5をできるだけ狭くするように敷レンガ
4の周辺部には加工レンガが使用されていた。
然しなから本考案では、このような加工レンガを使用す
る必要はなく、敷レンガ11の施工に当たっては周辺残
存部10からほは20 mm以上の適当な間隔をあけて
定形レンガのみによる施工が容易に可能である。
この場合不定形耐火物12または13の施工に要する時
間を加えても、敷施工時間の短縮は言うまでもない。
その第3は補修境界部における地金差しが見られないこ
とである、先に述べたように従来技術■の方法では、第
1図の周辺部5、第2図の側壁3と敷4との境界部及び
第3図の側壁3と内巻き煉瓦6との境界部の如き敷補修
境界部における地金差しが生じ敷煉瓦4の残存状況に関
係なく敷全面の補修が必要とされていたわけである。
本考案による敷構造でにこのような懸念は全くない。
第4の効果は敷寿命の大rjJな延長が可能となったこ
とである。
これは主として敷部を定形煉瓦としたことによる。
前記従来技術■及び■の第4図及び第5図で゛示し、た
ように、敷を不定形耐火物7及び9のみで施二りする方
法では一般に不定形耐火物の方が定形耐火物よりもその
寿命が短いことがそのまま反映して、敷耐用年数の短縮
は不可避となっていたものである。
本考案による敷構造にあっては、その耐用年数の安定し
た延長が容易にできる。
本考案の特徴及びその効果については下記の実施例によ
って更に敷桁して述べる。
実施例1 本例に使用された鋳込み容器は転炉用100を取鍋であ
る。
この敷内張り構造は第6図で示したものとした。
即ち使用された耐火物としては、永久張り2に粘土質焼
成煉瓦(SK32番)側壁3にアルミナ−マグネシャ系
不焼成煉瓦(AI。
0363%、Mg024%)、敷煉瓦10及び11に高
アルミナ質不焼成煉瓦(SK3L A120364%、
510233%)及び敷境界部不定形耐火物12に高ア
ルミナ質スタンプ材(SK37、Al20376%、5
10216%)である。
更に定形レンガの施工及び敷周辺の間隙5には高アルミ
ナ質モルタル(SK 36以上、Al、、0375%、
5iO214%)が使用された。
これによる敷1代目の受鋼は25回であったが、この時
数11の中央部が溶損したので、数周辺部10を残して
敷中央部11及び12を取り去り、再び同様な材料で上
記第6図の如く施工した。
なお数周辺部煉瓦10は上部に溶損が見られ、また数群
体中に1部角欠けとなったが、戦中央部煉瓦11と同じ
高さまで上記スタンプ材を施−[したものである。
これによる敷2代目の受鋼は24回を数え、ついで同じ
補イ1釜後の敷3代目の受鋼は23回に達した。
従来は第2図で示された構造において、使用材料として
はスタンプ材を除いて上記と同様の材料であったが、こ
れによる受鋼回数は1伏目か′25回、同2伏目で18
回、同じく3代目では15回に過ぎながった。
このように敷2伏目以後に寿命延長が大巾に改善され、
側壁ライニングとして約24%程度その耐用命数が延長
されていることが分がる。
なお、本実施例及び比較例とも側壁3は100 mm厚
、敷4.10.11及び12はイスれも130 mm厚
としたものである。
実施例2 本例は敷1伏目を第6図、第2伏目及び3代目を第7図
の構造とし、前記実施例1と同様の材料で施工した。
これによる受鋼回数は敷1伏目が25回、同2伏目が2
5回、同じく3代目が26回を数え、側壁ライニングは
約31%の寿命延長となった。
特に上記実施例1で多少認められたスタンプ材と残存煉
瓦境m部における地金差し力体例では皆無となり、敷の
容易な解体をもたらしたものである。
実施例3 本例は上記実施例2と同様の容器及び構造としたが、使
用された耐火材料は次の通りである。
即ち永久張り2に粘土質焼成煉瓦(SK32と)耐火断
熱煉瓦、側壁3に焼成マグネシャードロマイト煉瓦(M
g085%、Ca014%)、敷煉瓦1o及び11に中
性焼成煉瓦(Al20350%、Cr2032o%、5
iO214%、Fe20310%)、敷境界部の不定形
耐火物12及び13にMg0−Al□03系スタンプ材
(Mg066%、Al20330%)を使用し、定形煉
瓦施I後はマグネシャモルタル(Mg092%)によっ
た。
これにより受鋼回数は敷1伏目が50回、同2伏目で4
9回、同じく3代目では52回に達し、特に高耐食性耐
火物を使用した場合、本考案による効果が誠に顕著であ
ることが認められた。
以上詳述したように、本考案によるときは、補修境果部
における地金差しが皆無または、あったとしても無視出
来る程度に減少せしめることが或能となり、敷の補修を
容易ならしめると共に補修後の敷内張り寿命の大巾延長
が安定して可能になるなど実益の真に大きな考案である
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第4図は従来技術による敷内張構造を示す鋳
込み容器の縦断面図、第5図は従来技術による敷内張り
補修法を示す鋳込み容器の縦断面図である。 第6図、第7図は本考案による敷内張り構造を示す縦断
面図、第8図は第6図の平面図である。 図中、1は鉄皮、2は永久張り、3は側壁耐火物、4は
定形敷煉瓦、5は周辺部不定形耐火物、6は側壁内巻き
煉瓦、7は数十定形耐火物、8は金属ケース、9.12
.13は不定形耐火物、1oは周辺部定形煉瓦、11は
中央部定形煉瓦を各示す。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 鋳込み容器の敷内張り構造において、周辺部定形煉瓦と
    中央部定形煉瓦とを分離して施工し、その間隔をほぼ2
    0 mm以上とし、ここに不定形耐火物を充填したこと
    を特徴とする鋳込み容器の敷構造。
JP634377U 1977-01-24 1977-01-24 鋳込み容器の敷構造 Expired JPS5922928Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP634377U JPS5922928Y2 (ja) 1977-01-24 1977-01-24 鋳込み容器の敷構造

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JP634377U JPS5922928Y2 (ja) 1977-01-24 1977-01-24 鋳込み容器の敷構造

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Publication Number Publication Date
JPS53102922U JPS53102922U (ja) 1978-08-19
JPS5922928Y2 true JPS5922928Y2 (ja) 1984-07-09

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ID=28693066

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JP634377U Expired JPS5922928Y2 (ja) 1977-01-24 1977-01-24 鋳込み容器の敷構造

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