JPS5922919Y2 - 射出成形機の射出装置 - Google Patents

射出成形機の射出装置

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JPS5922919Y2
JPS5922919Y2 JP1979131894U JP13189479U JPS5922919Y2 JP S5922919 Y2 JPS5922919 Y2 JP S5922919Y2 JP 1979131894 U JP1979131894 U JP 1979131894U JP 13189479 U JP13189479 U JP 13189479U JP S5922919 Y2 JPS5922919 Y2 JP S5922919Y2
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JP
Japan
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injection
end side
pressure
relief valve
injection device
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JP1979131894U
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JPS5650558U (ja
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正志 内田
一雄 山口
嘉恭 佐藤
永吉 松原
Original Assignee
宇部興産株式会社
トヨタ自動車株式会社
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Application filed by 宇部興産株式会社, トヨタ自動車株式会社 filed Critical 宇部興産株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案はダイカストマシンなどの射出成形機において鋳
込みスリーブへ溶湯を射出する射出装置に関するもので
ある。
ダイカス1〜マシンは、固定金型と可動金型とからなる
一対の金型と、射出シリンダとその内部で摺動するピス
トンとからなる射出装置とを備えており、射出シリンダ
先端部の鋳込みスリーブへ注入された溶湯を、油圧で摺
動するピストン先端部のプランジャチップによって金型
内へ高速正大して良品質の鋳物を鋳造するものである。
この鋳込み作業においては、金型中において溶湯が通過
する面積の変化で射出シリンダに負荷変動が生じ、これ
がピストン速度の変動となってあられれ鋳込み製品の品
質に大きく影響する。
しかしながら油圧ポンプはその固有の特性上、出力の変
動を避けることか−できず、これによって射出時におけ
るピストン速度が変動して溶湯が振動するので、従来に
おいては必ずしも満足した製品の品質を期待することが
できなかった。
なお、特開昭51−71220号で提案したように、ラ
ンアランド回路中に可変絞りを設けたものもあるが、こ
のような構成ではロッド速度が不安定になり、これを回
避するためには絞り量を小刻みに調整上なければならな
いという不具合がある。
本考案は以上のような点に鑑みなされたもので、射出シ
リンダのランアランド回路中にリリーフ弁を設けること
により、このリリーフ弁の圧力オーバーランド特性を利
用して射出速度を安定させ、鋳込み製品の品質を向上さ
せたダイカス1〜マシンの射出装置を提供するもので′
ある。
以下、その構成等を図に示す実施例により詳細に説明す
る。
本実施例は本考案を梨型ダイカストマシンに実施した例
を示し、第1図はこれを実施したダイカスl−マシンの
断面図、第2炊は射出装置の油圧配管図である。
図において、竪型ダイカストマシン1は、床面に固定さ
れたベースプラテン2と、これに立設されたタイバー3
に沿って昇降するムービングプラテン(図示せず)とを
備え、ペースプラテン2には固定金型4、ムービングプ
ラテンには可動金型5がそれぞれ取付けi、れている。
さらにベースプラテン2下方に設けられたピッI・内に
は、全体を符号6で示す射出装置が設けられている。
この射出装置6は、下端部をピット床面に揺動自在に枢
支された射出シリンダ7と、ドツキングラム8によって
射出シリンダ7に対して昇降自在になされたドツキング
フレーム9とを備えており、ドツキングフレーム9の上
端部には鋳込みスリーブ10が装着されている。
また、射出シリンダ7内で油圧によって摺動するピスト
ン11の上端部には、鋳込みスリーブ10内で摺動する
プランジャチップ12が設けられている。
このように構成された夕゛イカストマシン1は、可動金
型5を下降させて型締めを行ったのち、傾動装置13に
よって射出装置6を図に鎖線で示すごとく傾倒させて鋳
込みスリーブ10内に注湯を行ない、射出装置6を起立
させてドツキングフレーム9を、鋳込みスリーブ10が
゛金型4内へ臨むように一ヒ昇させると同時にビス1〜
ン11を上昇させて溶湯を金型4,5内に圧入して鋳込
みを行な1゜ 第2図は、前記射出装置6の油圧配管図で゛あって、射
出シリンダ7のヘッドエンド側14は、流量調節弁15
を介して油圧ポンプ16に連通されており、また、前記
プランジャチップ12側であるロッドエンド側17と射
出シリンダ7のヘッドエンド側14近傍の管路とは、ラ
ンアランド回路18によって連通される。
さらに二〇ランアランド回路18中には、圧油の通過を
ロッドエンド側17からヘッドエンド側14へ向っての
み許す逆止弁19が設けられている。
この逆止弁19とロッドエンド側17との間には、圧力
調節が可能なリリーフ弁20が設け?、れている。
すなわち、このリリーフ弁20は同図に示すように、そ
の一次側がロッドエンド側17に通しており、二次側は
逆止弁19を介してヘッドエンド側14に通じている。
したが′つて、射出シリンダ7の前進[川よ、常にリリ
ーフ弁20が開いて圧油か逆IL弁19側へ流れること
になる。
なお、同図に示す回路は本考案の要部のみを示すもので
゛あるから、回路内の圧力を設定値に保持するためのリ
ノーフ弁は省略されており、このリリーフ弁の設定圧が
前記IJ IJ−)弁20の設定圧よりも充分に高い値
に設定されていることはいうまでもない。
以上のごとく構成されたダイカストマシン1の射出動作
を説明する。
型締め後、傾倒して鋳込みスリーブ10へ注湯された射
出装置6は、傾動装置13によって起立されると同時に
、ドツキングフレーム9が上昇して鋳込みスリーブ10
は固定金型4へ係入する。
これと同時に油圧ポンプ16か゛作動し、圧油は流量調
節弁15を経て射出シリンダ7のへラドエンF側14へ
送入されて、ロッドエンド側17の圧油はランアランド
回路18へ送入され、リリーフ弁20および逆止弁19
を通ってヘッドエンド側14へと送られる。
そこで、ランアランド回路18にリリーフ弁20を設け
ない従来の装置と、これを設けた本考案に係る装置とに
おける射出シリンダ7の圧力変化を第3図を使って比較
説明する。
同図aは従来の装置、bは本考案に係る装置であって、
いずれも第2図と同一もしくは同等の部分については同
じ符号を付しである。
先にも述べたように、溶湯が金型中へ射出される場合、
金型中において溶湯が通過する面積の変化で射出ピスト
ン23への負荷が第4図のように変動する。
したか゛つて、ヘッドエンド側14のシリンダヘッド圧
も変動する。
図aの回路で゛は、シリンダヘッド圧pH−シリンダロ
ッド圧PRであるから、 で表わせる。
−・方、流は調節弁15の差圧ΔPは、 ΔP=Po−Pn ””・’(2) となる。
流量調節弁15を通過する流量Qは次の式で代表さ!し C;流量係数、A:油通過面積、γ、比重量この中、C
,A、 g、γは一定である。
なお、流量調節弁15は可変絞りであるから、実際は油
通過面積Aは一定ではないが、こ・では射出速度の負荷
による変動を説明しようとしているので゛固定とした。
シタカッチ、Q=K] J’K”fi また、ピストン23の速度Vは 以上の(1)。
(2)。
(3)式から となり、この式(3)′から明らかなように、ピストン
23への負荷変動ΔFによってピストン速度■が変動し
てしまうことが解る。
一方、図すに示すリリーフ弁20を有する装置において
、速度V1でビストス23が移動しているときのリリー
フ弁20の制御圧は、以下の順で決まる。
今、この弁20を通過している流量QRIは、QR□−
(AI(Ad )・■ となる。
この流量より、リリーフ弁20の圧力オーバランド特性
を示す第5図がら、バルブセット圧はPR□となってい
ることが解る。
したがって、ビス1ヘン23の負荷が小さくなり、ピス
トン23が速く動こうとすると、速度■1→V2とあが
り、ロッドエンド側17から流出する油量はQRI→Q
R2とあがる。
このため、第5図に示すようにロッドエンド側の圧力は
、PR1→PR□とあがりピストン速度が速くなるのを
抑制する。
これを式で表わすと、ヘッドエンド側14の圧力PI(
は、 流量調節弁15の差圧ΔPは、 ΔP=Po−P、・・・・・・(2)′ したがって、(3)式、(1)’、 (2)’からとな
る。
この(3)式で、K2. PO,All、 F、 Ad
は一定である。
したがって、変動するのは、ΔFとPRとなり、しかも
前述のようにΔFが小さくなるとPRが大きくなるよう
にオーバランド特性によってり!−フ弁20が作用する
ので、(ΔF+ (AI(−Ad )・PR)の項全体
としての変動をなくすことができる。
すなわち、ピストン速度の変動がなくなる。なお、本実
施例においては本考案を竪型のダイカストマシンに実施
したが、横型のダイカストマシンにも実施できることは
いうまでもない。
以上の説明により明らかなように、本考案によれば射出
成形機の射出装置において、射出シリンダのランアラン
ド回路中にリリーフ弁を設け、この弁のオーバランド特
性を利用してビスl〜ン速度の変動を抑制するようにし
たから、射出速度が一定しプランジャが円滑に上昇する
ので、溶湯が振動することがなく鋳込み製品の品質が著
しく向上する。
また、従来のランアランド回路中に可変絞りを設けた装
置に較べ速度が安定し、かつ繁雑な開度調整を行なう必
要もないという実用的な利点もある。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は本考案に係るダイカストマシンに
おける射出装置の一実施例を示し、第1図はこれを実施
した竪型ダイカストマシンの断面図、第2図はおなしく
油圧配管中、第3図は従来の射出装置と本考案に係る射
出装置との作用を説明するための回路図、第4図は負荷
変動を示す図、第5図はリリーフ弁の圧力オーバランド
特性を示す図である。 1・・・ダイカストマシン、6・・・射出装置、7・・
・射出シリンダ、14・・・ヘッドエンド側、17.ロ
ッドエンド側、18・・・ランアランド回路、20・・
・リリーフ弁。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 油圧ポンプと射出シリンダのヘッドエンド側との間に流
    量調節弁を設けると共に、射出シリンダのロッドエンド
    側とヘッドエンド側とを連結するランアランド回路中に
    リリーフ弁を設けてなり、このリリーフ弁は一次側が前
    記射出シリンダのロッドエンド側に通じ、二次側がヘッ
    ドエンド側に通じていることを特徴とする射出成形機の
    射出装置。
JP1979131894U 1979-09-22 1979-09-22 射出成形機の射出装置 Expired JPS5922919Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1979131894U JPS5922919Y2 (ja) 1979-09-22 1979-09-22 射出成形機の射出装置

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Publication Number Publication Date
JPS5650558U JPS5650558U (ja) 1981-05-06
JPS5922919Y2 true JPS5922919Y2 (ja) 1984-07-09

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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS53127902A (en) * 1977-04-14 1978-11-08 Babcock Hitachi Kk Division control process and apparatus of fluid layer
JPS545101A (en) * 1977-06-15 1979-01-16 Babcock Hitachi Kk Fludized bed partition arrangement for fluidized boiler
JPS5487675A (en) * 1977-12-26 1979-07-12 Gadelius Co Ltd Fluidized bed apparatus

Patent Citations (3)

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JPS5487675A (en) * 1977-12-26 1979-07-12 Gadelius Co Ltd Fluidized bed apparatus

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