JPS5922913Y2 - 連続鋳造用浸漬ノズル - Google Patents
連続鋳造用浸漬ノズルInfo
- Publication number
- JPS5922913Y2 JPS5922913Y2 JP7653281U JP7653281U JPS5922913Y2 JP S5922913 Y2 JPS5922913 Y2 JP S5922913Y2 JP 7653281 U JP7653281 U JP 7653281U JP 7653281 U JP7653281 U JP 7653281U JP S5922913 Y2 JPS5922913 Y2 JP S5922913Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- nozzle
- continuous casting
- molten metal
- inner diameter
- immersion
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Ceramic Products (AREA)
- Compositions Of Oxide Ceramics (AREA)
- Continuous Casting (AREA)
- Casting Support Devices, Ladles, And Melt Control Thereby (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、溶融金属の連続鋳造に用いられる浸漬ノズル
に関し、とくに溶融金属からの脱酸生成物の付着堆積に
よるノズル閉塞を防止した連続鋳造用浸漬ノズ′ルに係
るものである。
に関し、とくに溶融金属からの脱酸生成物の付着堆積に
よるノズル閉塞を防止した連続鋳造用浸漬ノズ′ルに係
るものである。
従来、これらの連続鋳造用ノズルとしては、第1図に示
す如き形状の浸漬ノズルが使用され、溶融金属の連続鋳
造を円滑に操業する為に、耐スポール性、耐蝕性、気密
性の面から溶融石英質またはアルミナ−黒鉛質ノズルが
一般に使用されている。
す如き形状の浸漬ノズルが使用され、溶融金属の連続鋳
造を円滑に操業する為に、耐スポール性、耐蝕性、気密
性の面から溶融石英質またはアルミナ−黒鉛質ノズルが
一般に使用されている。
しかしながら、前記連続鋳造用ノズルを使用して、溶融
金属特に鋼中のアルミニウム含有量が0.02%以上の
低次アルミキルド鋼を鋳造した場合、溶鋼中の脱酸生成
物が連続鋳造用ノズルの内壁面に付着堆積し、しばしば
閉塞状況となリ一定した流量制御が不能となる事があっ
た。
金属特に鋼中のアルミニウム含有量が0.02%以上の
低次アルミキルド鋼を鋳造した場合、溶鋼中の脱酸生成
物が連続鋳造用ノズルの内壁面に付着堆積し、しばしば
閉塞状況となリ一定した流量制御が不能となる事があっ
た。
上記ノズル閉塞に対しては、これまで主として浸漬ノズ
ル材質の検討及びガス吹込みの検討で進められてきた。
ル材質の検討及びガス吹込みの検討で進められてきた。
しかし、前者は鋼種によっては著しく溶損傾向となる場
合があり、連続鋳造操業に支障をきたす事がある。
合があり、連続鋳造操業に支障をきたす事がある。
一方、後者はモールド中での凝固シェルへのガストラッ
プ等鋼品質上好ましくないのが実状である。
プ等鋼品質上好ましくないのが実状である。
このようなことから、本考案はかかる欠点を解消するた
めになされたものである。
めになされたものである。
本考案者らは、種々研究の結果、上記ノズル閉塞はメニ
スカスラインから下方にかけて特に吐出孔周わりに生じ
易く、この部位の閉塞が操業上問題とされることが判っ
た。
スカスラインから下方にかけて特に吐出孔周わりに生じ
易く、この部位の閉塞が操業上問題とされることが判っ
た。
本考案は連続鋳造用ノズルの閉塞部位並びに脱酸生成物
の付着堆積に対しノズル形状並びに付着し難い材質の開
発を併せて行ない、前記鋳造中の閉塞を相乗効果により
防止することを可能にした連続鋳造用ノズ゛ルを提供す
るものである。
の付着堆積に対しノズル形状並びに付着し難い材質の開
発を併せて行ない、前記鋳造中の閉塞を相乗効果により
防止することを可能にした連続鋳造用ノズ゛ルを提供す
るものである。
本考案の要旨とするところは連続鋳造用ノズル内管での
脱酸生成物の付着堆積し易い部位に一ヒ方ノズル内径よ
り下方ノズル内径が大きく、その境界に3〜30 mm
の段差で、上方ノズルの下端にノズル中心軸線の直角方
向に対し一60°〜+60°の傾斜角度のの段差面を形
成させノズル内径差に基づき発生する溶融金属の急激な
流速差を与えることにより、脱酸生成物の付着堆積を抑
制させ、且つ、更に従来よりのノス゛ル材質にボロンナ
イトライド(BN)を5〜50重量%配合させた材質を
ノズル内壁部及び/または溶融金属浸漬部全体に亘り配
設したことにより溶融金属との濡れ性を改善し、並びに
脱酸生成物の付着を緩和抑制せしめ、ノズル閉塞を防止
することを特徴とする連続鋳造用ノズルに係るものであ
る。
脱酸生成物の付着堆積し易い部位に一ヒ方ノズル内径よ
り下方ノズル内径が大きく、その境界に3〜30 mm
の段差で、上方ノズルの下端にノズル中心軸線の直角方
向に対し一60°〜+60°の傾斜角度のの段差面を形
成させノズル内径差に基づき発生する溶融金属の急激な
流速差を与えることにより、脱酸生成物の付着堆積を抑
制させ、且つ、更に従来よりのノス゛ル材質にボロンナ
イトライド(BN)を5〜50重量%配合させた材質を
ノズル内壁部及び/または溶融金属浸漬部全体に亘り配
設したことにより溶融金属との濡れ性を改善し、並びに
脱酸生成物の付着を緩和抑制せしめ、ノズル閉塞を防止
することを特徴とする連続鋳造用ノズルに係るものであ
る。
以下、本考案を実施例を基に詳細に説明する。
第2図に示す如く一上方ノズ゛ル2の内径より下方ノズ
ル3の内径が大きく内径段差面(以下段差面)4を具備
し、且つ、連続鋳造用ノズル材質構成において、ノズル
内壁面部5並びに溶融金属浸漬部6全体に亘すボロンナ
イ1〜ライド(BN)を含有する材質を配設した連続鋳
造用ノズルである。
ル3の内径が大きく内径段差面(以下段差面)4を具備
し、且つ、連続鋳造用ノズル材質構成において、ノズル
内壁面部5並びに溶融金属浸漬部6全体に亘すボロンナ
イ1〜ライド(BN)を含有する材質を配設した連続鋳
造用ノズルである。
本考案において、段差面4は第2図に示す形状に限定す
ることなく、上方ノズ゛ルの下端に軸直角方向に対し一
60°〜+60°の傾斜角度θを有する段差面4であれ
ばよく、例えば第3図に示す形状でも差支えない。
ることなく、上方ノズ゛ルの下端に軸直角方向に対し一
60°〜+60°の傾斜角度θを有する段差面4であれ
ばよく、例えば第3図に示す形状でも差支えない。
段差面の傾斜角度を限定した理由は一6σ以下では上下
方ノズル間の溶融金属が層流の状態で流れる傾向が強く
、下方ノズル内壁面の溶鋼流を攪拌する効果が充分でな
い。
方ノズル間の溶融金属が層流の状態で流れる傾向が強く
、下方ノズル内壁面の溶鋼流を攪拌する効果が充分でな
い。
一方、+60°以−Lでは段差面先端部が使用中に欠落
し易くなる為好ましくはない。
し易くなる為好ましくはない。
段差面の段差を3〜30 mmと限定した理由は、3m
m未満では上下方ノズルの流速差が小さく、下方ノズル
内壁面の溶鋼流を攪拌する効果が充分でなく、また段差
が30 mmをこえると逆に下方ノズル内壁の溶融金属
は層流化し、脱酸生成物が付着し易くなるためである。
m未満では上下方ノズルの流速差が小さく、下方ノズル
内壁面の溶鋼流を攪拌する効果が充分でなく、また段差
が30 mmをこえると逆に下方ノズル内壁の溶融金属
は層流化し、脱酸生成物が付着し易くなるためである。
また段差面の位置は特に限定しないが、好ましくは、メ
ニスカスライン以下に設けた方が効果的である。
ニスカスライン以下に設けた方が効果的である。
一方、ボロンナイトライド(BN)を5〜50重量%含
有する材質を第2図のノズル内壁部5並びに溶融金属浸
漬部6に配設する。
有する材質を第2図のノズル内壁部5並びに溶融金属浸
漬部6に配設する。
本考案に当って、ボロンナイトライド(BN)単味の特
性は既知の事実であり、それは黒鉛と同一結晶構造で黒
鉛と類似した特性を有するが、黒鉛と異なり、溶融金属
と濡れ難く熱間でも潤滑性があり、且つ、耐酸化性に優
れるためノズル材質に添加すれば耐蝕性の而でも優れた
特徴が発揮される知見を得ている。
性は既知の事実であり、それは黒鉛と同一結晶構造で黒
鉛と類似した特性を有するが、黒鉛と異なり、溶融金属
と濡れ難く熱間でも潤滑性があり、且つ、耐酸化性に優
れるためノズル材質に添加すれば耐蝕性の而でも優れた
特徴が発揮される知見を得ている。
本考案における連続鋳造用ノズル材質とは従来からのア
ルミナ−黒鉛系材質でよく、好ましくはパウダーライン
部を耐蝕性のあるジルコニア−黒鉛系材質で補強したも
のがよい。
ルミナ−黒鉛系材質でよく、好ましくはパウダーライン
部を耐蝕性のあるジルコニア−黒鉛系材質で補強したも
のがよい。
ボロンナイトライド(BN)の含有量を5〜50重量%
と限定した理由として、5重量%以下では前述したボロ
ンナイトライド(BN)の特性効果が発揮されず、また
50重量%以上では価格的に高価になりすぎる。
と限定した理由として、5重量%以下では前述したボロ
ンナイトライド(BN)の特性効果が発揮されず、また
50重量%以上では価格的に高価になりすぎる。
また、配設部としては第5図に示す如く、ノズル内管段
差面以下のノズル内壁部並びに吐出孔部7周りに最小限
、且つ、有効的にボロンナイトライド含有材質を配設し
た場合でもノズル閉塞防止に効果がある。
差面以下のノズル内壁部並びに吐出孔部7周りに最小限
、且つ、有効的にボロンナイトライド含有材質を配設し
た場合でもノズル閉塞防止に効果がある。
以上の特徴を有する本考案品を低次アルミキルド鋼で連
続鋳造した場合、ノズル閉塞を生じることなく安定した
鋳造を行なうことができた。
続鋳造した場合、ノズル閉塞を生じることなく安定した
鋳造を行なうことができた。
第1図は従来からの間型的な連続鋳造用浸漬ノズル断面
図、第2図および第5図は本考案に係る連続鋳造用ノズ
ル断面図、第3,4図は第2図の部分拡大断面図である
。 図中、1は連続鋳造用ノズル本体、2は上方ノズル(段
差面より其方)、3は下方ノズル(段差面より下方)、
4は段差面、5はノズル内壁部、6は浸漬部、7は吐出
孔部である。
図、第2図および第5図は本考案に係る連続鋳造用ノズ
ル断面図、第3,4図は第2図の部分拡大断面図である
。 図中、1は連続鋳造用ノズル本体、2は上方ノズル(段
差面より其方)、3は下方ノズル(段差面より下方)、
4は段差面、5はノズル内壁部、6は浸漬部、7は吐出
孔部である。
Claims (1)
- 一)Z方ノズル内径より下方ノズル内径が大きく、その
境界に3〜30 mmの段差面を有し、且つ、ノズル内
壁部及び/または溶融金属浸漬部全体に亘りボロンナイ
トライドを含有する材質を配設したことを特徴とする連
続鋳造用浸漬ノズル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7653281U JPS5922913Y2 (ja) | 1981-05-28 | 1981-05-28 | 連続鋳造用浸漬ノズル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7653281U JPS5922913Y2 (ja) | 1981-05-28 | 1981-05-28 | 連続鋳造用浸漬ノズル |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS57189655U JPS57189655U (ja) | 1982-12-01 |
JPS5922913Y2 true JPS5922913Y2 (ja) | 1984-07-09 |
Family
ID=29872216
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7653281U Expired JPS5922913Y2 (ja) | 1981-05-28 | 1981-05-28 | 連続鋳造用浸漬ノズル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5922913Y2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1991017008A1 (en) * | 1990-05-08 | 1991-11-14 | Shinagawa Refractories Co., Ltd | Multi-stepped immersion nozzle for continuous casting |
US7905432B2 (en) | 2002-07-31 | 2011-03-15 | Shinagawa Refractories Co., Ltd. | Casting nozzle |
-
1981
- 1981-05-28 JP JP7653281U patent/JPS5922913Y2/ja not_active Expired
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1991017008A1 (en) * | 1990-05-08 | 1991-11-14 | Shinagawa Refractories Co., Ltd | Multi-stepped immersion nozzle for continuous casting |
US7905432B2 (en) | 2002-07-31 | 2011-03-15 | Shinagawa Refractories Co., Ltd. | Casting nozzle |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS57189655U (ja) | 1982-12-01 |
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