JPS59226Y2

JPS59226Y2 - 作画装置

Info

Publication number: JPS59226Y2
Application number: JP14384478U
Authority: JP
Inventors: 栄治多田
Original assignee: 株式会社多田製作所
Priority date: 1978-10-19
Filing date: 1978-10-19
Publication date: 1984-01-06
Also published as: JPS5560339U

Description

【考案の詳細な説明】本考案は台板上に印判、カーボン紙および用紙を列記層
に重ね当該台板を平行ロールで挟圧して同平行ロール間
を通過させることによって用紙に印判の印面を転写する
形式の作画装置に関するものであって、その要旨とする
処は手動バンドルにより回転する平行ロールを備えた装
置本体と、上面に印判、カーボン紙および用紙を列記層
に重ね置いて上記の平行ロール間を通過させる台板とよ
り構成された作画装置に於て、手動バンドルと平行ロー
ルとの間に、同手動バンドルを正方向に回転した時に其
の正方向回転力を平行ロールに台板の送り力として伝達
し逆方向に回転した時に其の逆方向回転力を平行ロール
に対して伝達しないクラッチを介装したことにある。

以下、本考案の実施例を図面に依拠して説明するに、上
方および後方に向って開放する凹所１を上面に有する中
空な機台２を構成し、この機台２に於ける凹所１の前壁
部１′に前後に連通ずる通過路３を設けると共にこの通
過路３の上下に一対の平行上下ロール４，４′を配し、
この上下ロール４．４′の両端を上記の前壁部１′内の
両側に設けた一対の支持板５，５′に回転自在に支承し
、これ等上下ロール４，４′の左端に相互に噛合する小
歯車６゜６′をまた下ロール４′の左端の小歯車６′の
外側に伝達歯車１を夫々固定すると共に前壁部１′の左
端に折畳式手動バンドル８を回転自在に取付け、この手
動バンドルＢの軸９に周囲に遊星歯車１０を固定すると
共に遊星歯車１１の中心軸１２を支持板５に設けた案内
スロワ）・１３内に遊嵌し当該中心軸１２がスロット１
３の内端に寄った時に遊星歯車１１が上記の伝達歯車７
に噛合し外端に穿った時に同噛合が解消するようにし、
更に機台２に於て凹所１の下面に上記の上下ロール４，
４′と平行する横軸１４を渡し設け、この横軸１４の右
端と上記の下ロール４′の右端とにプーリー１５．１５
’を固定してこれ等プーリーにゴム製調帯１６を掛は廻
すと共に当該横軸１４に上部が凹所１の底面中央の上に
買出する送込車１７を固定し、この送込車１７および上
記の上下ロール４，４′は其の外周面が等距離だけ回動
するようにして装置本体イを構成する。

また、これとは別個に硬質の合成樹脂材料を以て上面に
凹陥部を有する基板１８を構威し、この基板１８の凹陥
部内にスポンジシート１９を張設すると共に当該基板１
Ｂの先端縁に磁性金属板製帯状板２０を振動自在に軸承
し、また基板１Ｂの先端部上面に帯状板２０を吸着する
フェライト磁石２１を固定することによって台板口を構
成する。

然るのち、基板１Ｂのスポンジシート１９上に凸型のプ
ラスチック製印判２３をまた同印判２３の上に片面カー
ボン紙２４を更に同カーボン紙２４の上に画用紙２５を
夫々重ね置き、帯状版２０を内側に倒して同帯状版２０
を磁石２１に吸着させることによって上記のカーボン紙
２４および画用紙２５の先端縁を押え止める。

次いて、上記の印判２３、カーボン紙２４、画用紙２５
を固定した台板口を機台２の凹所１に後方より挿入して
同台板口の先端を平行上下ロール４゜４′間に挟入する
と共に手動バンドル８を回して平行上下ロール４，４′
および送込車１７を回転状態にすることにより上記の台
板口を前方に送り、斯くして印判２３の印面（作画原版
）をカーボン紙２４を介して画用紙２５に転写するよう
にしたものである。

而して、通常上記の画用紙２５に転写した作画は塗絵と
して利用する。

本考案は叙上の如く手動バンドルと平行ロールとの間に
、同手動バンドルとの間に、同手動バンドルを正方向に
回転した時に其の正方向回転力を平行ロールに合服の送
り力として伝達し逆方向に回転した時に其の逆方向回転
力を平行ロールに対して伝達しないクラッチを介装した
ので、手動バンドルに逆回転操作を加えた場合に台盤が
逆戻りして当該台盤の逆戻りによる二重写しを生起する
に至る危惧がなく常に一回刷りの美麗な作画を得ること
ができる著効がある。

【図面の簡単な説明】

図は本考案作画装置の実施例を示すものであって第１図
は装置本体の斜視図、第２図は第１図Ａ−Ａ線に沿う断
面図、第３図は第１図Ａ’−Ａ’線に沿う断面図、第４
図は第１図Ａ” Ａ”線に沿う断面図、第５図はＡ／
／／Ａ／／／線に沿う断面図、第６図は合服の斜視
図である。１・・・凹所、１′・・・前壁部、２・・・機台、３・
・・通過路、４．４′・・・上下ロール、５，５′・・
・支持板、６，６′・・・小歯車、７・・・伝達歯車、
８・・・手動バンドル、９・・・軸、１０・・・太陽歯
車、１１・・・遊星歯車、１２・・・中心軸、１３・・
・スロット、１４・・・横軸、１５．１５’・・・プー
リー、１６・・・調帯、１７・・・送込車、イ・・・装
置本体、１８・・・基板、１９・・・スポンジシート、
２０・・・帯状版、２１・・・磁石、口・・・合服、２
３・・・印判、２０・・・カーボン紙、２５・・・画用
紙。

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

手動バンドルにより回転する平行ロールを備えた装置本
体と、上面に印判、カーボン紙および用紙を列記層に重
ね置いて上記の平行ロール間を通過させる台板とより構
成された作画装置に於て、手動バンドルと平行ロールと
の間に、同手動バンドルを正方向に回転した時に其の正
方向回転力を平行ロールに台板の送り力として伝達し逆
方向に回転した時に其の逆方向回転力を平行ロールに対
して伝達しないクラッチを介装して成る作画装置。