JPS59225880A - アルミニユ−ム材の真空ろう付方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、予めろう材をクラッドしたアルミニューム製
熱交換器組付材（仮組みしたもの、以下単に組付材とい
う）、あるいは要所にろう材が配置された組付材等を、
その表面の油分、酸化皮膜等を除去した後、真空ろう何
する方法に関するものである。

近年、自動車用の熱交換器には、車輌の軽量化と経済性
のため、アルミニューム製のものが使用さｎている。

このもののろう付は、部材の表面に油分や酸化皮膜があ
ると接合が不可能であるため、従来は、有機溶剤を使用
して脱脂し、化学洗浄を行って酸化皮膜を除去した後、
真空ろう付を行っていた、しかし、有機溶剤と化学洗浄
の廃液は、公害の原因となるので、その浄化装置を必要
とするばかりでなく、洗浄処理後に、組付材を一旦洗浄
槽がら取出すため、その表面が再び汚染する恐Ｊ′Ｌが
あり、また工程数が多くなる等の欠点があった。

このような欠点を除去するため、組イ」材の洗浄のため
に、組付材を真空槽内へ入ｔ、回漕内を真空に近く減圧
した状態に維持した′８まで、同槽内に不活性ガスを導
入し、この不活性ガスの雰囲気内において、組付材を、
ヒーターにより加熱するか、あるいはイオンボンバード
することに」：す、洗浄した後、昇温させて真空ろう付
を行なうようにし、しかも、こｒらの工程を、１つの、
又は連続した真空室内において、減圧状態を維持した寸
まで行なわせるようにした方法が、既に本出願人により
出願さ扛、特公昭５１１４３９２号に開示されている。

また、１個の組付材を覆うに足る小型の１個のペルジャ
ー内で、洗浄とろう付と冷却を順次行うようにして、熱
効率と生産性を向」ニさせるようにした装置も、本出願
人により、特願昭５７−０６６２４１号として出願さｎ
、ている０、 しかし、」二連のものは、ともに、組付材を高温高真空
のもとでろう付けするため、使り月する直空槽やペルジ
ャー等の炉は、高温時に強度が低下しても、外圧に十分
耐えうるように、頑丈なものであることが必要であり、
そのため、必然的に重量が増大して、高価となるととも
に、組付材の出し入れに時間がかかつて１ｆｉｉ倒であ
った。

本発明は、炉内に不活性ガスを導入することにより、外
圧を軽減してろう付しうるようにし、もって、炉の強度
を、組付材洗浄時の条件（たとえば２５０°０１気圧）
に耐えうればよいようにした、真空ろう付方法に関する
もので、以下図面に示す特願昭５７−０６６２４１号の
出願に係る装作を使用した場合について説明する、 水平をなす環状基板（１）の上面には、絶縁性の環状バ
ッキング（２）を介して、ステンレス等のやや電気抵抗
の高い金属性のペルジャー（３）の下面開口縁部が当接
している。

ペルジャー（３）の寸法は、その内部に、ろう付すべき
組付材を収容しうる限度で、なるべく小さく定められて
いる。

ペルジャー（３）の胴部外面には、１次コイル（４）を
巻装した複数のコア（５）が外嵌され、１次コイル（４
）は、図示を省略した交流電源に接続されている、ペル
ジャー（３）の全外周面は、耐熱性断熱材（６）をもっ
て被覆されている。

１次コイル（４）の外方には、それと同形等寸の下向Ｕ
字形をなす６本の銅バー（７）が、等角度間隔をもって
嵌装さｎ、各銅バー（７）の上下両端は、それぞれ、ペ
ルジャー（３）の」二面中央と下端とに、電気的に接続
されている。

各銅バー（力とペルジャー（３）よりなる電気的閉回路
は、この閉回路と１次コイル（４）とコア（５）が形成
する変圧器の１回巻き２次コイルとなっている。

従って、１次コイル（４）に交流を通電すｎば、２次コ
イルであるペルジャー（３）と銅バー（７）には、低圧
の大電流が誘起され、電気抵抗の高いペルジャー（３）
は急速に発熱する、 基板（１）の上面におけるペルジャー（３）の内方には
、電気絶縁性の脚（８ａ）を有する載置台（８）が配設
されている。

基板（１）の中央には、窓孔（１ａ）が切設され、該窓
孔（１ａ）の周縁エリ垂設さｆ″した排気槽（９）の底
部には、トラップ（１０）が設けられ、トラップ（１０
）の下端は、排気弁（１１）と給気弁（１２）を介して
、そｒぞれ、図示を省略した排気装置と不活性ガス源に
接続されている。

上述の装置を使用して、本発明方法により組付材をろう
付するには、まず、チェーンブロック等の適宜の手段に
より、ペルジャー（３）を基板（１）より上昇させて、
載置台（８目二に組付材（１３）を固定した後、ペルジ
ャー（３）を下降させて、その下端開口部を閉じる、 ついで、給気弁（１つを閉じ、かつ排気弁（１１）を開
いて排気した後、給気弁ｆ１２）、Ｊ：り不活性ガスを
若干導入して、圧力を１−１０）−ルとする。

ついで、１次コイル（４）に通電して、発熱したペルジ
ャー（３）の輻射熱により、組付材（１３）を２００〜
２５０°ＣＶＣ加熱する。

この状態で、組付材（１３）とペルジャー（３）間に、
高電圧（たとえば１ｏｏｏｖあるいはそれ以下）を印加
して、約１５分間イオンボンバードを行なうと、組付材
（１３）の表面の油分や酸化皮膜は除去さｔｌ、て、ト
ラップｆｉｎ）［捕集さｒ−る。

ついで、高圧通電を停止１１−１給気弁ｆ１２）ｆりさ
ら（Ｃ不活性ガスを導入して真空度を低下させるととも
Ｖ１１１次コイル（４）を￥１圧して、ペルジャー（３
）をさらに昇温させ、絹付拐（１３）を約６００℃とず
ｎば、各部材同士けろう付されるっ しかる後、排気を停止して排気弁（印を閉じた後、給気
弁０２）を開き、ペルジャー（３）内に不活性ガスを導
入して、冷却するとともに常圧とし、ペルジャー（３）
を」二昇させ扛ば、ろう付さｎｆｃ組付材（１３）を取
出すことができる。

第３図は、矢印方向に回転する回転基板（２１＋−１７
に、」１記真空ろう付装吟ｊＡ、＋を６個円形（で配設
し、中心に設けた排気管（２２）により順次排気し１回
転基板（２１）が１回転する間に、真空ろう付全完了す
るようにした例を示すものである、 このようにすｒば、組付材（１３）のクリーニング工程
とろう何工程を、すべて自動的に行なわせ、かつ１個所
において、組付材（１３）を各真空ろう付装置１Ａ）に
１］ｉシ入ｎ、することにより、連続的に、かつ効率よ
く、直空ろう伺を行々うことができる、上記実施例にお
いては、組付材（Ｉ３）の加熱を、誘導加熱したペルジ
ャー（３）を・もって行なったが、通常の電気ヒーター
を、ペルジャー（３）の要所に当接させるか、その内部
適所に配設して行なってもよい、 寸だペルジャー（３）を固定し、基板（１）及び排気槽
（９）を昇降させて、あるいはペルジャー（３）又は基
板（１）を水平軸まわりに傾けて、ペルジャー（３）を
開口させ、組付材（１３）を出し入ｎするようにしても
工いっ上述のように、本発明の方法によれば、ペルジャ
ー（３）に不活性ガスを導入した状態でろう付を行うの
で、この時の内外の圧力差は小さく、洗浄時に耐えるペ
ルジャー（３）であれば、ろう何時の温度が、６００°
Ｇあるいはそれ以上になって、その時の強度が低下して
も、外圧でつぶれるようなことはないっ 従って、ペルジャー（３）ヲ、軽量かつ安価（Ｃ製しう
るとともに、組付材（１３）の出し入を迅速に行なうこ
とができ、生産性が向上する、 なお、図示を省略したが、不活性ガスを、ペルジャー（
３）の頂部Ｊ：り導入するようにしてもよい、また、本
発明の方法は、組付材（１３）に限らず、他のアルミニ
ューム材の真空ろうイ」にも、効果的に適用することが
できる。。

【図面の簡単な説明】

第１図は、ペルジャ一式装置を使用し、本発明方法に工
り、ろう付中の状態を示す中央縦断正面図、 第２図は、同じく平面図、 第３図は、複数のペルジャ一式装置を使ｆＴＩ　Ｌ　。 本発明方法によりろう付中の状態を示す平面図である、 （１）基板　　　　　　　（１ａ）窓孔（２）バッキン
グ　　　　（３）ペルジャー（４）１次コイル　　　　
（５）　コア（６）断熱材　　　　　　（７）銅バー（
８）載置台　　　　　（８ａ）脚 （９）排気槽　　　　　　（１０１）ラップ（１１）排
気弁　　　　　　（１つ　　給気弁（Ｉ３）組付材　　
　　　　（２１）回転基板（２２）排気管　　　　　　
ＦＡ）　　真空ろう付裟桁（他１名）

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）金属製基板上に、金属製ペルジャーを気密に載置
   した炉内（で、予めろう材をクラッドするか、あるいは
   要所にろう材が配置されたアルミニューム組付材を、電
   気絶縁材を介して載置し、炉内を排気するとともに、若
   干の不活性ガスを導入して、高度真空とした後、アルミ
   ニューム組付材を適温に加熱し、かつアルミニューム組
   付材とペルジャー間に高電圧を印加して、アルミニュー
   ム組付材を洗浄し、ついで、不活性ガスを追加して低度
   真空とするとともに、高圧通電を停止して、アルミニュ
   ーム組付材を、ろう材の融点以上に荷温してろう付する
   ことを特徴とするアルミニューム材の真空ろう性力法。
2. （２）電気誘導加熱したペルジャーの輻射熱にエリ、ア
   ルミニューム組付材を加熱することを特徴とする特許請
   求の範囲第（１）項に記載の方法−１（３）炉の適所に
   電気ヒーターを設けて、アルミニューム組付材を加熱す
   ることを特徴とする特許請求の範囲第（１）項に記載の
   方法。