JPS59225195A - インタ−ロイキン2の精製法 - Google Patents

インタ−ロイキン2の精製法

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JPS59225195A
JPS59225195A JP10064283A JP10064283A JPS59225195A JP S59225195 A JPS59225195 A JP S59225195A JP 10064283 A JP10064283 A JP 10064283A JP 10064283 A JP10064283 A JP 10064283A JP S59225195 A JPS59225195 A JP S59225195A
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JP
Japan
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interleukin
group
activity
column
concentration
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Application number
JP10064283A
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English (en)
Inventor
Hisashi Tsuji
尚志 辻
Akira Yabuki
昭 矢吹
Kenichi Fukuhara
福原 健一
Hideyuki Morimoto
森本 秀幸
Ryota Yoshimoto
吉元 良太
Nobuo Kondo
信雄 近藤
Kouji Toi
戸井 「こう」二
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ajinomoto Co Inc
Original Assignee
Ajinomoto Co Inc
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Publication date
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  • Medicines That Contain Protein Lipid Enzymes And Other Medicines (AREA)
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 インターロイキン−2(以下、、IL−2と略す。)は
、ヒト、ネズミ等のT細胞の産生ずる免疫伝達因子であ
シ、生体内で、TリンA?球の増′殖、キラーT細胞の
活性化、ナチュラルキラー細胞の活性化等の作用を持ち
、抗腫湯薬、免疫不全症治療薬。
診断試薬等の応用が期待されている。
また、T細胞の組織培養全行う際、IL−2を添加する
ことによシ、長期継代培養が可能となることが知られて
いる。これらの理由により、IL−2の有用性は、広く
認識されている。
ヒ)IL−2は、例えばヒトの末梢血中のリンパ球、リ
ン・や腫細胞等の培養細胞を用いて産生さレルが、この
ようにして得られる粗IL−2は、一般に低濃度であj
o、IL−2の他に多くの夾雑物を含んでいる為、特に
医薬としての実用に供する為には、IL−2を精製する
ことが不可欠といえる。
ヒ)IL−2の精製に関しては、これまでにいくつかの
報告がある。ガロらは、ヒト末梢血由来+7)IL−2
iイオン交換クロマトグラフイー、グルろ過、 5DS
−ポリアクリルアミド電気泳動によって精製し、精製度
800倍、回収率0.8チという結果を得ている。(J
、 Immuno l 、 、 128 、1122(
1982))。
また〜オッベンハイムらは、フェニルセファローズクロ
マトグラフィー、イオン交換クロマトグラフィー、)l
Aルろ過9等電点電気泳動によシ、ヒト末梢血由来のI
L−2を精製し、精製度60倍、回収率1.9%という
結果を得ている(J、Immunol 。
128.1620(1982))。これらの方法は、い
ずれも最終段階に電気泳動法を用いている為、火星の処
理には適さず、又、SDSやアンホライン等の除去が必
要であシ、回収率も極めて低い。一方、ムーブらは、イ
オン交換クロマトグラフィー、ダルろ過、及び、2種の
色素結合アガロースによるクロマトグラフィーによυ、
精製度37000倍、収率19チという結果を得ている
が(J、exp、Med、+156.454(1982
))、最終精製物が純粋なIL−2であるという根拠に
は乏しい。又、これらの報告では、精製を容易ならしめ
る為、IL−2産生に際しては、血清を用いておらず、
通常、細胞培養に用いられる濃度で血清を用いた場合の
精製効果には疑問が持たれる。
本発明者らは、IL−2就中、ヒトIL−2の効率のよ
い鞘製法を確立すべく鋭意研究を行なった結果、アルキ
ル基、アロアルキル基或いはアリール基を結合基とする
化学結合型シリカダルを充填剤とする高速液体クロマト
グラフィーを用いると、極めて高純度なヒ)IL−2が
高回収率でしかも簡便な操作で得られ、また必要に応じ
て適宜な前処理としての粗鞘製法とも組合わせて使える
など、極めて有効な方法であることを見出し、本発明を
完成した。
本方法に用いるアルキル基、アロアルキル基或いはアリ
ール基金結合基とする化学結合型シリカゲルとしては、
シリカダルにオクタデシル・オクチル、ジメチル、ジフ
ェニル、アルキルニトリル。
シクロヘキシル、ブチル、プロピル、エチル、ジクロロ
フェニル、フェニルメチルなど結合基とするものが知ら
れている。また、担体であるシリカゲルは、ポアサイズ
が大きく、望ましくは300X程度のものがよく、又、
置換されていないシラノール基が少ないものが望ましい
。このような条件を満すものとして、Ultrapor
e RPSC(ペックマン社) 、 Protesil
 300 Dlphenyl (ワットマン社)。
Blo−8il RP 304 (バイオラッド社)等
が挙げられる。
本発明に供しうるヒ)IL−2の種類は、正常ヒト末梢
血T細胞等の正常T細胞やIL−2産生能力を有するヒ
ト悪性化細胞ATCCCRL 8129等のヒ) T 
IJンノ!腫細胞またはヒ)T白血病細胞、そのクロー
ン化(亜株化)細胞及び胸腺腫細胞の如きT細胞由来肺
癌細胞を用いたヒトT細胞由来の融合細胞株等、ヒ)I
L−2の産生細胞として知られるいずれの細胞由来のも
のでもよい。また、組換えDNA技法によって生産され
たものでもよい。
用いられる培地も、血清培地ちるいは無血清培地でもよ
い。
本方法は、単独で用いてもよいが、他の生体高分子着製
法、即ち、イオン交換クロマドグ2フイー、ダル濾過疎
水性クロマトグラフィー、多孔質がラスビーズによる吸
着クロマトグラフィー、金属キレート樹脂によるクロマ
トグラフィー等によって、あらかじめ粗精製されたIL
−2を用いることによシ、よシ効率的かつ大量に、純粋
なIL−2を得ることが出来る。
本発明による精製の詳細を以下に述べる。
まず、例えば、夾雑蛋白質を含む粗ヒ)IL−2溶液を
アルキル基、アロアルキル基、或いはアリール基を結合
基とする化学結合型シリカケ°ルを充填した高速液体ク
ロマトグラフィー用カラムに通液し、IL−2i当該ク
リカダルに吸着させる。
このときの水溶液の一■はいずれでもよいが、化学結合
型シリカダルは一般に高いPH領領域は不安定である為
、中性もしくはそれ以下とすることが望ましい。粗ヒ)
IL−2水溶液の液量はいずれでもよいが、含まれる総
蛋白質量は、あらかじめ測定したカラムの容量を越えて
はならない。
上記によシ吸着させたIL−2は、pHが中性以下の緩
衝液を通液することにより、カラムを洗浄した後に、緩
衝液中の有機溶媒の濃度を徐々に高めることによυ溶離
される。このとき、用いられる有機溶媒は、水と自由に
混じるものであればいずれでもよいが、例えば、1−プ
ロノeノール、2−プロパノ〜ル、アセトニトリル等が
用いられる。
溶離に際し、有機溶媒の濃度を徐々に高めると同時に、
緩衝液中の塩濃度を徐々に下げることによシ1ヒ)IL
−2の溶離の効率、従って、回収率をよシ上昇させるこ
とが出来る。これは、塩濃度を下げることによシ、ヒト
I L−,2と樹脂との疎水的吸着が弱められたことに
よるものと思われる。
ヒ)IL−2は溶離液をそのまま或いは必要に応じて透
析等の通常の脱塩操作を施した後に、凍結乾燥すること
により活性を損うことなく回収することが出来る。
このようにして得られたヒ)IL−2の例では、後記実
施例に示すように、蛋白質1 m9あたシ5×107ユ
ニツト前後の活性を示した。
なお、IL−2活性の測定は、以下のごとくに行なう。
検体100μtを96穴マイクロクイタープレートの1
列目に入れ、5q6FBSを含有するダルベツコ変法イ
ーグル培地(DMEM )で2倍希釈を繰り返して96
八マイクロプレート上において各100μtの希釈系列
を作成する。そこにギリスら(ネーチャー (Natu
re ) 268巻154頁(1977))によって教
示された方法に従って作成した活性化Tリンパ球株:4
xxos個/100μtの細胞密度とし、100μを充
容くぼみに添加する。37℃、5チ炭酸ガスインキユベ
一ター中20時間培養後、トリチウムチミジン0.5μ
Clヲ加え、4時間パルスをおこなった後、この分野で
良く知られた方法に従って細胞をハーベストし、細胞内
に取シ込まれた放射線量を測定する。IL−2活性の高
い培養上清はど活性化Tリンフや球内に取シ込まれるト
リチウムチミジン量が多いことがら培養上清中のIL−
2産生量を容易に知ることが出来る。
この場合、conA刺激ラットう臓細胞培養液(肺細胞
lX10a個/7ntSCon A 5ttl//ml
添加48時間培養)中の核IL−2産生量を1単位/m
lと規定し、相対値よシ活性単位を算出する。(ギリス
らジャーナル・オブ・イムノロジ=(J・Immuno
l、)120巻2027頁(1978)参照)。
上の値は、従来、報告されているいずれの活性値よシも
高い。また、得られたヒ)IL−2は、5DS−ポリア
クリルアミド電気泳動で単一のバンドを示し、ダンシル
法にょるN末端残基の分析の結果、単一のアミノ酸が検
出されるのみであった。
以上の理由から、本発明の方法にょシ得られるヒ)IL
−2は、極めて高純度なものであると考えてよい。
本発明方法は、池の方法に比較して、極めて精製効率が
高い為、ヒ)IL−2の産生に際して除去が困難である
とされている血清由来の蛋白質が存在しても問題にはな
らない。また、特別な添加物を用いないため、得られた
ヒ)IL−2は、広い用途に用いることが可能であシ、
又、溶離に際して揮発性の緩衝液を用いれば、ヒ)IL
−2を溶離後、凍結乾燥等の操作によ多塩類等の夾雑物
を全く含まないヒ)IL−2標品が得られる。
実施例1 牛胎児血清1%を含むRPMI培地中でATCCCRL
8129細胞(ヒトTリンフ4球白血病細胞)をコンカ
ナバリンAで刺激することによってヒトIL−,2を産
生させて得た培養上清2y(総蛋白質量960μ、!9
1 IL−2活性1,600ユニツト、比活性1、7 
X 103u/n+9 )を日立638−30高速液体
クロマトグラフィー装置(日立製作新製)′f:用いて
、あらかじめpH4,Oの0.5M酢酸−トリエチルア
ミン緩衝液で平衡化したUltrapore RPSC
を充填した高速液体クロマトグラフィー用カラム(4,
6w径X 75 mm、 Beckmam社製)に0.
5 m/!/minの流速で通液した。
上記の緩衝液(以下、Aとする。)で引き続き、10分
間洗浄した後、B □%V/V 1−プロパツール水溶
液(以下、Bとする。)を用いて、Bの割合を毎分1.
25 %づつ上昇させながら、80分間グラジェント溶
出を行なった。なお、この方法によれば溶離液中の1−
プロ・七ノール含量は毎分1チづつ上昇し、酢酸−トリ
エチルアミン濃度は毎分6.25rnJi’Iづつ減少
する。
IL−2活性は、Bの含量が約60俤となったところで
溶出され、回収率は定量的であった。また)このときの
蛋白質量は検出限界以下であった。
得られたIL−2画分を凍結乾燥して他の夾雑物を含ま
ないヒトIL−2を得た。
実施例2 実施例1と同様にして得た培養上清12tに固型硫安を
加え、70チ飽和とし、−夜静置後遠心分離によシ沈澱
を集めた。分離した沈澱epl(が7.7であ、?、0
.2Mの塩化ナトリウムを含む0.1Mトリスヒドロキ
シアミンメタン−塩酸緩衝液400m1に溶解し、多孔
質ガラスピーズ(CPG −10、孔径350X、12
0−200メツシユ、Electro −Nucleo
nics社製)84FIll’e充填した力2ム(32
m径×110tnM)に通液し、ヒトIL−2を吸着さ
せた。なお、上記樹脂はあらかじめ上記の緩衝液で平衡
化しておいた。その後pH7,7の0.1 M )リス
ヒドロキシメタン−塩酸緩衝液200m1で洗浄し、p
H7,7テあシ、0.75MのF−オシアン酸カリウム
金含む6.1 M)リスヒドロキシアミノメタン−塩酸
緩衝液250m1で吸NIL−2を溶離させた。
得られたヒ)IL−2溶′離液200 Tleに飽和硫
安水溶液600m1を加え、−夜靜置後、生じた沈澱を
遠心分離によって集め、ptt5.Qの0.07M酢酸
−酢酸す) IJウム緩衝液84m1に溶解し、同じ緩
衝液に対して48時間透析を行なった。透析中に生じた
沈#を遠心分離によシ除去した後、同じ緩衝液で平衡化
したCM−セファデックスC−25フアルマシア社製)
69mlを充填したカラム(22祁径X 8 cm )
に通液し、ヒ)IL−2を吸着させた。引き続き同じ緩
衝液120m1で洗浄後、−I6.0の0.5M酢酸−
酢酸ナトリウム緩衝液200―で吸着IL−2を溶離さ
せた。
得られた溶離′ti、150 mlに固型硫安を加えて
80俤飽和とし、−夜靜置後、遠心分離によって生じた
沈澱を集め、pH7,0であシ、1.25Mの塩化ナト
リウムを含む0.05 Mリン酸−リン酸ナトリウム緩
衝液6 mlに溶解し、同じ緩衝液によって平衡化L 
fcセファデックスG−75スーパーフアイン(ファル
マシア社製)700mlを用いてグル濾過(32fi径
X 90 cm ) を行なった。ヒトIL−2は、分
子量15,000〜20,000ダルトンに、単一の活
性ピークとして溶出された。IL−2含有画分は、ao
mlであった。
ダル済過によシ得られたヒ)IL−2画分1 ml(総
蛋白質量140μEl、It、−2活性9.5X104
U )比活性6.8X10’uAvを実施例1における
と同じ高速液体クロマトグラフィー装置、同じ緩衝液で
平衡化した同じシリカゲルを充填した同じ高速液体クロ
マトグラフィー用充填カラムに同じ流速で通液した後、
上記緩衝液とs o ts v、/’V 1−グロパノ
ール水溶液を用いて、図1に示した条件で1−プロパツ
ール濃度を上げると同時にトリエチルアミン−酢酸塩濃
度を下げながらグラジェント溶出を行なった。図−1に
おいて横軸は試料通液開始からの時間(分)を示し、左
縦軸は280nmにおける吸光度、右縦軸は、溶媒Bの
割合(q6)?。
示す。なお、蛋白質の検出は、日立638−41波長可
変型紫外吸光度モニター(日立製作新製)を用い、28
0nmにおける吸光度測定によった。
図1に示したように、ヒ)IL−2は単一のピークとし
て溶離され、回収率は定量的であった。
ここに得られたIL−2は蛋白質IIny当、95x1
07ユニツトの活性を示し、培養上清からの比較では約
30,000倍、グル濾過後のIL−2画分(6,8X
 10’ u/m9 )からの比較では約74倍の精製
度の向上が見られた。
また、12.5%の均一ポリアクリルアミドグルを用い
た5DS−ポリアクリルアミド電気泳動(ファルマシア
製、GE−411)では、分子量約17,000ダルト
ンに単一のバンドとして検出された。
実施例3 実施例2において得られたケ゛ル濾過によって得られた
ヒトIL−2画分27m1にグルコースを最終濃度IM
となるように加え、PI(7,0であシ、1、25 M
の塩化ナトリウム及び1Mグルコースを含む0.05M
リン酸−リン酸ナトリウム緩衝液であらかじめ平衡化し
たフェニルセファローズCL6B(ファルマシア社製)
 4 ml f:充標したカラム(8m径×5m)にそ
れを通液し、ヒトIL−2を吸着させた。その後、同じ
緩衝液10 ntlでカラムを洗浄し、30m1のPH
7,0であシ、0,1M塩化ナトリウム及び1Mグルコ
ースを含む0.05Mリン酸−リン酸ナトリウム緩衝液
で溶離した。
得られたヒ)IL−2溶離液27m1のうち、1m1(
総蛋白質量50μ、FX IL−2活性9.8X104
u 1比活a 2. OX 10’ u/1117 )
を、実施例2に示したものと同様の方法で、Ultra
pore RPSCを充填した高速液体クロマドグ2フ
イー用充填カラムを用いて精製全行なった。
図2に示したようにヒ)IL−2は単一のピークとして
溶離され、回収率は定量的でおった。ここに得られたI
L−2は蛋白質1mg尚シ5X107ユニツトの活性全
庁し、培養上清からの比較では約30,000倍、フェ
ニルセファロースカラムからの溶離液(2,0X 10
’ u/m9)からの比較では約25倍の精製度の向上
が見られた。
また、実施例2に示したものと同一のSDS −srリ
アクリルアミド電気泳動により、単一のノ々ンドを示し
た。
実施例4 実施例3 K 記したフェニルセファロースカラムから
のヒ)IL−2溶離散25麻に尿素を最終濃度IMとな
るように加え、pi(7,0でちり、IMのグルコース
及びIMの尿素を含む0.05MIJン酸−リン酸ナト
リウム緩衝液であらかじめ平衡化した銅キレート樹脂1
.□ mlを充填したカラム(5咽径X 2 cm )
に通液して、ヒ)IL−2を吸着させた。なお、銅キレ
ート樹脂は、ポーラスらの方法(Nature N 2
58.598(1975)に従って調製した。同じ緩衝
液5ゴで洗浄した後、P+i 2.8でおシ、1Mグル
コース及び、1M尿素を含む0.1Mクエン酸ナトリウ
ム−塩酸緩衝液6 mlでヒ)IL−2′f:溶離した
得られたヒトIL−2溶離液5 mlのうちQ、 l 
mi(総蛋白量12μ9、IL−2活性5xlO’us
比活性3.8 X 10’ u/Itjg ) ?:実
施例2に示したものと同様の方法で、Ultrapor
e RPSCを充填した高速液体クロマトグラフィー用
充填カラムを用いて精製を行なった。
図3に示したように、ヒ)IL−2は単一のピークとし
て溶離され、回収率は定量的であった。
ここに得られたIL−2は蛋白’jt 1 my当D5
xl□yユニットの活性を示し、培養上清からの比較で
は約3o、ooo倍、銅キレートカラムからの溶F4i
ffl液(3,8X 10” u、An9)からの比較
では約13倍の精製度の向上が見られたー 得られたヒトIL−2は5DS−ポリアクリルアミドダ
ル電気泳動で単一のバンドを示し、常法に従ってダンシ
ル法によるN末端残基の分析を行なった結果N末端アミ
ノ酸として、アラニンのみが検出された。また、ウニイ
ナーらの方法(J−nlox、Chem、247 32
42(1972乃に従って、ダンシル−エドマン法によ
シ、N末端領域のアミノ酸配列を調べた結果、N末端よ
シAla −Pro −Thr −5er−の配列を持
つことが判った。
実施例5 実施例2の操作′!1−Ultrapore RPSC
の代シに、Protesll 300 Diplxen
yl  (10μm、4.6mm径X 250Wrm%
ワットマン社製)を用いて行なった。
その結果、ヒ)IL−2活性は図4に示したように溶媒
Bの割合が80チ付近で溶出され、工り一2活性回収率
は、tlは定量的であった。また得られたIL−2の比
活性は、約5 X 107u/m9であり、高速液体ク
ロマトグラフ(−に供する前に比べ約125倍の精製度
の向上が見られた。
実施例6 実施例2の操作をUltrapore RPSCの代り
にUnlsil Q PH(10μm14.6−径X2
50mm、ガスクロ工業社製)を用いて行なった。
その結果、ヒ)IL−2活性は1−ゾロパ/ −ル濃度
70%付近で溶出され、IL−2活性回収率は約50%
であった。また得られたIL−2の比活性は約1×10
7u/m9であシ、高速液体クロマトグラフィーに供す
る前に比べ約25倍の精製度の向上が見られた。
実施例7 実施例2の操作を、Ultrapore RPSCの代
りに、Unisil Q CN (10μm14.6m
m径X250wn、ガスクロ工業社製)を用いて行なっ
た。
その結果、ヒ)IL−2活性は1−グロパノール濃度4
5%付近で溶出され、IL−2活性回収率は約80%で
あった。また、得られたIL−2の比活性は約5X10
’u/)ψであシ、高速液体クロマトグラフィーに供す
る前に比べ約8倍の精製度の上昇が見られた。
実施例8 遺伝子組み換え法によって構築されたプラスミへゴj>
cy I l ドを有する大腸菌エシェリヒア・コリ口=3(FERM
 −BP 247 )を25μg2んアンピシリンおよ
び25μ92況ストレプトマイシンを含有する1tのL
培地(100μ!!2血のジアミノピメリン酸、50μ
V−のチミジン、1チドリブトフアン、0.5q6酵母
エキス、0.5 fr NaC2および0.1%のグル
コースを含む)に接種し培養した。650 nzlの0
.D、が約0.5に達した時イソプロピル−β−ローチ
オガラクトピラノシド(IPTG )を1mMの濃度で
加え、1時間後に菌体を集め30 mM NaCLを含
む20mM)リス 塩酸(p” 7.5 )で洗浄し、
同じ緩衝液36mt中に再び懸濁した。次に1o mg
/mlのリゾチーム溶液4m11更に0.5 M ED
TA (pH8,0)のQ、 4 mlを添加ののち、
0℃にて20分間放置し、引き続き一50℃と37℃で
の凍結融解を3回行うことによ、DIL−2を菌体から
抽出し、30.Q 00 rpm30分間の超遠心分離
を行って菌体抽出液を得た。
得られた菌体抽出液のうち39 me (総蛋白量24
0 m?、IL−2活性8 x 10’ u1mc比活
性1t10’ u/ml ) ”t pH7,7,0,
2Mo塩化す) IJ ラムf含b O,I M ) 
IJスヒドロキシアミノメタンー塩酸緩衝液であらかじ
め平衡化した多孔質ガラスピーズ(CPG −10、孔
径350X、120−200メツシユ、Electro
 −Nucleonics社31)5mlf充填した力
ジム(10+nm径×65調)に通液し、ヒトIL−2
を吸着させた〇 その後、上記の緩衝液10m1で洗浄しPt+ 7.7
.0.75Mのチオシアン酸カリウムを含む0,1μト
リスヒドロキシアミノメタン−塩酸緩衝液20m1で吸
着IL−2を溶離させた。
得られたIL−2溶離液15m4を、pH6,0の0.
07M酢酸−酢酸ナトリウム緩衝液に対して48時間透
析を行なった後同じ緩衝液であらかじめ平衡化したCM
−セフアゾ、リスC−25(ファルマシア社製)4mA
!を充填したカラム(10vn径x40m+)に通液し
、IL−2を吸着させた。
引き続き、同じ緩衝液10m1で洗浄後、plI 6.
0の0.5M酢酸−酢酸ナトリウム緩衝液10rnlで
吸着IL−2を溶離させた。
得られた溶離液Bvtiに固型硫安を加えて80%飽和
とし、−夜静置後、遠心分離によって生じた沈澱を集め
、p)I 7. Oであシ、1.25 Mの塩化ナトリ
ウムを含む0.05Mリン酸−リン酸ナトリウム緩衝液
2mlに溶解し、同じ緩衝液によって平衡化したセファ
デックスG−75スーツ’?−ファイン(ファルマシア
社製)100mJを用いてグルシ過(16胴径X 50
 cm )を行なった。IL−2は分子量13,000
〜16,000ダルトンに単一の活性ピークとして溶出
された。
得られたIL−2画分8m1(総蛋白量720μy11
L−2活性1.75x10+1ユニツト、比活性2.4
X10’u%?)のうち0.5 m#を、実施例2に示
したものと同様の方法でUltrapore RPSC
i充填した高速液体クロマ′トゲラフイー用充填カラム
を用いて精製を行なった。
IL−2は図−5に示したように単一のピークとして溶
離され回収率は定量的でちった。ここに得られたIL−
2は蛋白質1 mg当シ、5X107ユニツトの活性を
示し、菌体抽出液からの比較では約5,000倍、グル
p過によるIL−2画分からの比較では約21倍の精製
度の向上が見られた。
また実施例2に示したものと同一条件のSDS −ポリ
アクリルアミド電只泳動によシ分子量約16.000ダ
ルトンに単一のバンドとして検出された0
【図面の簡単な説明】
図11図21図31図4および図5は、それぞれ実施例
2.実施例3.実施例4.実施例5および実施例8に記
載した高速液体クロマトグラフィー操作における溶出曲
線で、実線は200nmにおける吸光度を示し、その目
盛シを左縦軸に示す。 折れ線は溶媒Bの溶離液中の割合を示し、その目盛シを
右縦軸に示す。横軸は、試料の通液開始からの時間経過
(分)f:示す。矢印はIL−2活性に対応するピーク
を示す。 特許出願人 味の素株式会社

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. インターロイキン2を含む溶液をアルキル基、アロアル
    キル基或いはアリール基を結合基とする化学結合型シリ
    カダルを充填剤とするカラムに通液してインターロイキ
    ン2を吸着させ、次いで有機溶媒の濃度を高めることに
    よシ、インターロイキン2を溶出1回収することf、特
    徴とするインターロイキン2の精製法
JP10064283A 1983-06-06 1983-06-06 インタ−ロイキン2の精製法 Pending JPS59225195A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018082715A (ja) * 2013-05-06 2018-05-31 日立化成株式会社 標的分子を捕捉するためのデバイス及び方法
US11028443B2 (en) 2015-08-31 2021-06-08 Showa Denko Materials Co., Ltd. Molecular methods for assessing urothelial disease

Cited By (3)

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