JPS59223161A - 鋼片表面疵の同時全面部分疵取装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、鋼片表面疵の同時全面部分庇取装置に関し、
プラズマアークを利用して鋼片の表面疵を除去するに際
し、部分的に存在する表面疵を鋼片の２面或いは４面に
わたって同時に確実かつ能ん、２ 本釣に部分庇取りできるようにするととを目的とする。

鋼片の表面疵を自動的に除去する方法として、グライン
ダー、或いは酸素ガススポットスカーフィングマシンを
利用したものがある。しかし、これらは、速度が遅いこ
と、歩宿りが悪い（溝幅が広い）ことから、高速で高歩
留りの自動庇取り機の出現が望まれている。

本発明は、このような要望に答える庇取装置を提供する
ものであって、その特徴とするところはＶ形ロールによ
り搬送される鋼片の表面疵をプラズマアークを利用して
除去する庇取装置であって、鋼片の各面及び各コーナ一
部に対応して夫々プラズマアークトーチを配置すると共
に、各面に対応するプラズマアークトーチは而の幅方向
に対して垂直でかつ鋼片長手方向に対して搬送方向に傾
斜させて保持し、各コーナ一部に対応するプラズマアー
クトーチはコーナ一部中心に対して垂直でかつ鋼片長手
方向に対して搬送方向に傾斜させて保持した点にある。

Ａ３ 以下、図示の実施例について本発明を詳述すると、第１
図において、ｉｌｌは角形の鋼片で、走行位置を規制で
きるＶ形ロール（２）から成る搬送装置によりａ矢示方
向に搬送される。（３）は鋼片（りの表面疵を検出する
自動探傷装置、（４）はコンピュータである。（５）は
コンピュータ（４）から伝送されて来るデータに従って
プラズマアークを利用して鋼片ＩＩ）の表面疵を除去す
る庇取装置であって、第２図及び第３図に示すように構
成されている。即ち、この庇取装置（５）は、鋼片ｆｉ
ｌの各面（６）に対応する４個のプラズマアークトーチ
（７）と、各コーナ一部（８）に対応する４個のプラズ
マアークトーチ（９）とを有し、これらは追従機構を介
して支持されている。ここで、鋼片（１）はＶ形ロール
（２）により４５°傾いた状態で搬送されているので、
トーチ（７）は４５°傾いた面（６）に対してその幅方
向に垂直に保持されている。

これは、トーチ（７）を通常の地面に垂直に保持すると
、４５°の斜面では下方にアークが流れる結果、片寄っ
た形に溶剤溝ができるので、とれを防止するためである
。また鋼片（１）のコーナ一部（８）は、ｌ。

１１間昭５９−２２３１６１　（２） 〜２０Ｈの曲率を持っており、斜面の延長上として考え
ると、これまたアークがコーナ一部（８）で流れるため
、片寄った形の溝になる。従って、このコーナ一部（８
）に対応するトーチ（９）は、コーナ一部中心に対して
垂直になるように保持されている。このように各トーチ
＋７］　（９＋を保持することにより、左右対称な溶剤
溝が掘れることになる。またアーク中心がコーナ一部中
心から±５麿はど左右にずれても、実用上問題とならな
い溝形状を確保できる。

トーチ＋７１　＋９１は而（６）及びコーナ一部（８）
に対しては、鋼片＋１１の長手方向から見た場合、何れ
も前述のように垂直であるが、長手方向に対しては垂直
軸から１５〜４５°程度傾斜して保持されている。この
ようにトーチ＋７＋　＋９＋を傾斜して保持すると、溶
湯をプラズマガス流で押し流し易くでき、また下面の２
而及びコーナ一部（９）の溶剤に対し、溶湯が下方に落
下してもトーチｆｉｌ　＋９＋にかかることがなくなる
。

なお、このように保持したトーチ＋７＋　＋９１を、表
面疵の分布及び個数等に応じて、各面（６）に１〜２台
と各コーナ一部（８）に１台配置し、トーチ＋７１　［
９１を疵の、鈑５ ある部分に移動させて表面疵を除去するか、まだは、全
面をカバーできる数を千鳥状に並べておき、疵のある部
分に相当するトーチを作動させて表面疵を除去してもよ
い。

上記構成において、鋼片ｆｌ）を矢印方向に搬送する間
に、鋼片（１）の表面に存在する表面疵を予め自動探傷
装置（３）により検出し、中央のコンピュータ（４）に
伝送する。コンピュータ（４）では、疵の深さ、長さの
情報と鋼片ナンバー、面及び疵の位置（長手方向、幅方
向）の情報とを編　する。そして、疵の有無により庇取
装置（５）に振分けると共に、編した情報を庇取装置（
５）に伝送する。庇取装置（５）はトーチ＋７＋　＋９
１と鋼片ｉｌ＋との間隔を常に一定に保つ追従機構を有
しているので、トーチ＋７１　＋９１と鋼片Ｕ）との間
隔が変化するととなく、アークが安定して鋼片）１）に
移行することができるみ庇取装置（５）はコンピュータ
（４）から伝送されてきた疵情報を受け、疵取りを行な
うトーチを決めると共に、疵の深さに応じてプラズマ出
力を決める。この時、トーチ（７）が面当り１〜２台の
場合には、トーチ（７）を疵のｉ；、６ 位置まで幅方向に移動させる。鋼片＋１１の長手方向の
位１ｄは、庇取装置（５）に付帯されたメジャリングロ
ール等の測長手段により常に測長され、庇取装置（５）
に情報として送られている。この測長データが疵のある
長手方向位置と合致したとき、プラズマアークの点弧指
令を出し、批取りを開始する。

そして、疵の長さに相当した長さを溶剤した後、プラズ
ママークを消弧させる指令を出し、疵取りが終了する。

なお、測長手段の取付位置とトーチの位置との距離、プ
ラズマアークの点弧、消弧指令と実際に点弧、消弧に必
要に時間の遅れ等は、装置が決まると一定であるので、
プログラム上で考慮すれば良い。

以上実施例に詳述したように本発明によれば、鋼片の各
面及び各コーナ一部に対応して夫々プラズマアークトー
チを配置しているので、鋼片の表面に存在する表面疵を
２面或いは４面同時に除去でき、作業能率が著しく向上
する。また鋼片は■形ロールによって面が傾斜するよう
搬送されており、その各面に対応するトーチは面に対し
幅方向ム７ に垂直であり、各コーナ一部に対応するトーチはその中
心（Ｃ対して垂直であるので、溶剤溝の幅ｒ狭くでき、
要部りが良好でかつ疵取りも確実である。更に各トーチ
は鋼片の長手方向に対して搬送方向に傾斜させているの
で、溶湯をプラズマガス流で押し易くなり、また溶湯が
下方に落下しても下側のトーチに直接かかることがない
。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の一実施例を示し、第１図は概略説明図、
第２図は要部の断面正面図、第３図は同断面側面図であ
る。 ＋１）・・・鋼片、（２）・・・Ｖ形ロール、（５）・
・・庇取装置、（６）・・・面、＋７）＋９１・・・プ
ラズマアークトーチ、（８）・・・コーナ一部。 第１図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、ｖ形ロールにより搬送される鋼片の表面疵をプラズ
   マアークを利用して除去する庇取装置であって、鋼片の
   各面及び各コーナ一部に対応して夫々プラズマアークト
   ーチを配置すると共に、各面に対応するプラズマアーク
   トーチは面の幅方向に対して垂直でかつ鋼片長手方向に
   対して搬送方向に傾斜させて保持し、各コーナ一部に対
   応するプラズマアークトーチはコーナ一部中心に対して
   垂直でかつ鋼片長手方向に対して搬送方向に傾斜させて
   保持したことを特徴とする鋼片表面疵の同時全面部分庇
   取装置。