JPS59220319A - 高充填熱可塑性樹脂成形物の製造方法 - Google Patents

高充填熱可塑性樹脂成形物の製造方法

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JPS59220319A
JPS59220319A JP9504383A JP9504383A JPS59220319A JP S59220319 A JPS59220319 A JP S59220319A JP 9504383 A JP9504383 A JP 9504383A JP 9504383 A JP9504383 A JP 9504383A JP S59220319 A JPS59220319 A JP S59220319A
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fine powder
solid fine
thermoplastic resin
mixer
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鈴木 重政
Toshiyuki Takai
俊之 高井
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    • B29BPREPARATION OR PRETREATMENT OF THE MATERIAL TO BE SHAPED; MAKING GRANULES OR PREFORMS; RECOVERY OF PLASTICS OR OTHER CONSTITUENTS OF WASTE MATERIAL CONTAINING PLASTICS
    • B29B9/00Making granules
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29BPREPARATION OR PRETREATMENT OF THE MATERIAL TO BE SHAPED; MAKING GRANULES OR PREFORMS; RECOVERY OF PLASTICS OR OTHER CONSTITUENTS OF WASTE MATERIAL CONTAINING PLASTICS
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は高充填熱可塑性樹脂成形物の新規な製造方法に
関し、さらに詳しくは固体微粉末を大量に充填した熱可
塑性樹脂成形物の製造方法に関する。
熱可塑性樹脂に固体微粉末を充填する方法としては、樹
脂を溶融し固体微粉末を混線分散する方法がとられてお
り、その溶融混線分散のための装置として、従来、ミキ
シングロール、インテンシブミキサー(バンバリーミキ
サ−)、強力双腕ニーダ−1或いはDSM (日本製鋼
新製)、FCM(神戸製鋼新製)などの強力な所用動力
の大きい混線分散装置が使用されている。しかし、かか
る装置中での溶融樹脂と固体微粉末との混合物は極めて
高粘性であり、混合に非常に大きな動力を必要とする。
しかも固体微粉末の配合量が多くなればなる程その傾向
は大きくなるため、従来、高充填量の樹脂組成物は実用
上製造することは困難であった。さらに、かかる装置を
用いて製造された混線分欧物は通常ペレタイザーにかけ
て−Hペレット化した後でないと押出機に供給できない
ため、生産性の点でも未だ充分に満足できるものではな
い。
そこで、本発明者らは上記の如き欠点のない高充填熱可
塑性樹脂の製造方法について鋭意研究を行った結果、上
記のような強力な混線分散を行わずとも、高速(渦流)
混合ミキサー例えばヘンシェルミキサーやスーパーミキ
サーなどを用いて熱可塑性樹脂と固体微粉末と特定の条
件下に混合分散し、得られる樹脂フンバンドを直接押出
機等に供給して溶融成形するようにすれば、固体微粉末
が樹脂中に均一に分散した高充填樹脂成形物を容易簡単
に製造できることを見い出し本発明を完成するに至った
しかして、本発明によれば、熱可塑性樹脂100重量部
及び該樹脂の溶融温度では実質的に溶融しない固体微粉
末60重量部以上からなる混合物を、高速回転混合機中
で、該樹脂の溶融温度以上の温度に加熱しつつ高速で混
合し、該固体微粉末で被覆された該熱可塑性樹脂粉粒体
の部分的に融着した多孔性集合塊が生成した時点で直ち
に冷却固化して樹脂コンパウンドをつくり、次いでこれ
を溶融成形することを特徴とする高充填熱可塑性樹脂成
形物の製造方法が提供される。
本発明の方法によれば、(a)前述の如き強力な混線分
散装置もペレタイザーも必要とせず、高速混合機を用い
るだけで溶融成形機に直接供給する′ことができる樹脂
フンバウンドが得られ、高充填樹脂成形物の製造工程を
大幅に簡略化することができる:(b)固体微粉末が大
量に、しかも均一に分散した樹脂成形物を容易に製造す
ることができる;等の利点が得られ、本発明の方法は高
充填熱可塑性樹脂成形物の製造方法として工業上貢献す
るところが極めて大である。
以下、本発明の方法についてさらに詳細に説明する。
本発明の方法において使用される熱可塑性樹脂は特に制
限はなく、従来から各種のプラスチック成形に使用され
ているものはいずれも使用可能であり、例えば、高密度
ポリエチレン、低密度ポリエチレン、ポリプロピレン、
ポリブテン、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン
−プロピレン。
共重合体、石油樹脂などのオレフィン系樹脂;ポリブタ
ジェン、ポリイソプレンなどのジエン系樹脂;ポリ塩化
ビニル、ポリ酢酸ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリビ
ニルアルコール等のビニル系樹脂;ポリメタクリル酸メ
チルなどのアクリル系樹脂;ポリスチレン、アクリル−
スチレン共重合体、アクリル−ブタジェン−スチレン共
重合体などのスチレン系樹脂;ナイロン−6、−66、
−12などのポリアミド系樹脂;ポリエチレンテレフタ
レートなどのポリエステル系樹脂が包含される。これら
はそれぞれ単独で使用することができ、或いは2種又は
それ以上ブレンドして用いることもできる。
本発明に従い上記の如き樹脂に分散しうる固体微粉末と
しては、樹脂に対する充填剤として通常使用されている
任意の固体微粉末を使用することができる。しかして、
本発明で好適に使用しうる固体微粉末としては、例えば
、殿粉、小麦粉などの穀物物;木粉などの植物体粉末;
尿素樹脂、メラミン樹脂、フェノール樹脂などの樹脂粉
末二鉄、アルミニウムなどの金属の粉末;タルク、クレ
ー、炭酸カルシウム、シリカ、アルミナ、ガラス粉など
の無機質粉末等が挙げられる。これら固体微粉末はそれ
ぞれ単独で又は2種もしくはそれ以上組合わせて使用す
ることができる。本発明においては特に平均粒径が1〜
15ミクロンのタルク、炭酸カルシウム、クレー、シリ
カ及びアルミナが好適に用いられる。
また、上記固体微粉末の一部、一般には該固体微粉末の
全使用量の20重量%まで、好ましくは10重量%以下
を、例えばパルプ、綿、絹、麻、羊毛、合′成繊維、再
生繊維などの有機短繊維、或いはガラス繊維、炭素繊維
、アスベストなどの無機知繊維によって代替することも
できる。これらの短IIMの併用により、樹脂成形物の
機械的強度を著るしく向上させることができる。
本発明で使用する固体微粉末の粒度は厳密に制限される
ものではなく、樹脂の種類、樹脂成形物に要求される物
性等に応じて広範に変えることができるが、一般には平
均粒径が100ミクロン以下、好ましくは0.1〜50
ミクロンの範囲、さらに好ましくは0.5〜30ミクロ
ンの範囲にあることが適当である。なお、上記した如き
短繊維を併用する場合には、繊維長は一般に10In1
以下、好ましくは5mm以下であり、また、繊維径は一
般に100ミクロン以下、好ましくは1〜50ミクロン
の範囲にあることが好適である。
かかる固体微粉末の配合量は、樹脂1001i量部に対
して60重量部以上、好ましくG180重量部以上とす
ることができる。固体微粉末の配合量が60重量部未満
の場合には、樹脂と固体微粉末との均一分散性に問題を
生ずることがあるが、樹脂成形物の用途によっては樹脂
100重量部に対して30重量部程度までは固体微粉末
の配合量を減らすこともできる。
一方、固体微粉末の配合量の上限には特に制限はなく本
発明の方法によれば、樹脂成形物の物性上許容される限
りにおいていくらでも大量に配合することが可能であり
、それが本発明の1つの大きな特徴である。しかして、
本発明によれば、固体微粉末を樹脂100重量部に対し
て一般に300重量部まで、好ましくは250重量部ま
では容易に配合分散させることが可能であり、時にはさ
らに大量の固体微粉末を配合することもできる。
以上に述べた熱可塑性樹脂と固体微粉末とから、固体微
粉末で被覆された熱可塑性樹脂粉粒体(以下これを[複
合樹脂粉粒体jと呼ぶことがあるンを調製するに際して
、該固体微粉末は樹脂粉粒体の表面に露出した(表出し
た)状態で付着埋設されることが重要であるくしかし勿
論、樹脂粉粒体はさらにその内部にも該固体微粉末を分
散含有していてもよい)。樹脂粉粒体に付着埋設される
固体微粉末の量は、各樹脂粉粒体の表面が大部分譲表出
した固体微粉末で覆われ、倍率300倍の電子顕微鏡で
観察した場合、樹脂粉粒体の下地が殆んど確認されない
ような量とするのが望ましい。
しかもこのように表出した固体微粉末で被覆された樹脂
粉粒体は一般に、多数集合し、個々の粉粒体が相互に部
分的に融着して多孔性腕を形成するようにすることが好
適である。かがる多孔性集合塊は通常o、i〜20m5
+、好ましくは0.3〜51m1の粒度範囲のものが適
当である。従って、これより大きいものは粉砕機、混合
機などで上記範囲の粒度にした後使用するのが好ましい
このような多孔性集合塊を調製するための1つの有力な
方法としては、前述した熱可塑性樹脂及び固体微粉末か
らなる混合物を高速(渦流)混合ミキサー、例えばヘン
シェルミキサー(三井三池製作所製)、スーパーミキサ
ー(出出製作所製)などの混合槽中で、該熱可塑性樹脂
の溶融濃度以上の温度に加熱しながら高速混合する方法
がある。
樹脂の加熱は混合槽ジャケットに蒸気または油を循環す
る方法や混合摩擦発熱による方法などによって行われる
高速回転での加熱混合において、樹脂が溶融温度に溶解
しはじめると、ミキサーの混合回転力に対する抵抗が急
激に増加し、ミキサーのモーターの回転抵抗(又は電流
)が乱高下する。この乱高下状態での高速混合は一般に
モーターの回転抵抗(又は電流)が乱高下して増加しは
じめる時点から、約50〜約250秒間、好ましくは約
70〜約200秒間継続するのが好都合である。
高速混合ミキサー混合槽中の樹脂の溶融温度以上での樹
脂の形状変化は、樹脂のみの加熱混合の場合には樹脂相
互の融着が起り一体の軟いもち状となるだけであるが、
本発明の場合には、固体微粉末が樹脂表面に付着して樹
脂相互の融着が防止されつつ樹脂の変形がなされるので
、上記の場合と様子が異なる。すなわち、 (1)樹脂の溶融変形が始り、混合回転電動機電流が乱
高下しつつ増加し始めるまでは、樹脂がペレット状又は
粉状のいずれの形態で供給されたかにかかわらず、樹脂
は相互に融着せず、単に樹脂と固体微粉末が混合分散さ
れているに過ぎない。
(2)しかし次第に樹脂は溶融変形して、扁平状の薄片
状となり、順次引きちぎられて細い薄片の粉粒状となる
。と同時に固体微粉末粒子は該粉粒状の樹脂表面に付着
し部分的に埋め込まれ、樹脂の細い薄片状粉粒体表面は
微粉末によって被覆される。
(3)さらに樹脂表面への固体微粉末粒子の付着が進み
、樹脂表面を被覆した固体微粉末間から滲出した溶融樹
脂により、及び/又は遊離の樹脂の細片を介して及び/
又は、固体微粉末が付着していない微小な表出面などに
おいて前記固体微粉末で被覆された樹脂粉粒体が相互に
部分的に融着し合って多孔性集合塊を形成する。
(4)この時点で、該多孔性集合塊を混合槽外に放出し
、水を散布し及び/又は空気を吹付け、必要により低速
で回転して冷却固化する。或いは混合槽シャットに冷却
水を通し且つ空気を吹付ければ混合槽内でも冷却固化さ
せることができ、これによって本発明の多孔性集合塊よ
りなる樹脂コンパウンドが得られる。
本発明に用いる混合装置は高速混合ミキサーに限定され
るものでなく、上記で説明したと同様の機能をもつ混合
機であれば何れを使用してもよい。
しかして、現在容易に入手できる機器のなかで高速混合
ミキサーはそのまま使用が可能であり使用される率が高
いが、他の混合機例えばりポンプレンダ−を改造して強
い高回転力をもたせれば同様に使用することができる。
なお、上記多孔性集合塊の調製に際して、樹脂及び固体
微粉末に加えて、酸化防止剤、表面活性剤、着色剤、紫
外線吸収剤、難燃剤等の樹脂添加物を必要に応じて仕込
んでもよい。特に表面活性剤及び酸化防止剤は本発明に
よって製造される高充填熱可塑性樹脂成形にとって望ま
し・い樹脂添加物である。
表面活性剤は樹脂と固体微粉末との界面に働き分散性な
どを促進するのに役立ち、例えば脂肪酸アルカノールア
ミド、脂肪酸モノグリセロイド、ポリエチレングリコー
ル脂肪酸エステルなどの非イオン界面活性剤;脂肪酸ア
ミド、脂肪酸金属塩、アルキルサルフェート型、アルキ
ルホスフェート型などのアニオン界面活性剤;アンモニ
ウム塩などのカチオン界面活性剤;脂肪酸;ポリエチレ
ングリコール、ポリプロピレングリコール、グリセリン
などの多価アルコール類;ポリエチレングリコールジエ
チルエーテルなどのエーテル類;ポリビニルアルコール
等或いはこれらの混合物が包含され、これら表面活性剤
は樹脂及び固体微粉末と同時にミキサーに仕込み混合す
るか、または予め固体微粉末粒子表面に付着させた後樹
脂と混合することができる。
他方、酸化防止剤は市販の樹脂ベレット中に既に配合さ
れているのが一般であるが、本発明の方法では多量の微
粉末を用いること及び前述のように加熱溶融高速混合工
程を経由するため、固体微粉末の使用量に相応してさら
に添加することが望ましい。酸化防止剤としては例えば
、ジラウリルチオジプロピオネートなどのチオプロピオ
ン酸エステル系酸化防止剤;アルキルフェノール、アル
キルビスフェノールなどのフェノール系酸化防止剤;或
いはこれらの混合物などが挙げられる。
該酸化防止剤は通常固体微粉末100重量部当り0.0
1〜5重量部の割合で使用され、前記の表面活性剤は固
体微粉末100重量部当り一般に0.1〜10重量部の
割合で配合することができる。
また、着色剤としては例えば、カドミウムレッド、クロ
ムオレンジ、クロムイエロー、クロムグリーン、コバル
トアルミネートブルー、チタニア、フタロシアニンブル
ー、アゾ染料などの染料や顔料が挙げられ、紫外線吸収
剤としては例えば、サリチル酸系、ベンゾフェノン系、
ベンゾトリアゾール系等の紫外線吸収剤が挙げられ、難
燃剤としては例えば、リン酸エステル、ハロゲン化炭化
水素、酸化アンチモン等、従来から樹脂添加物として普
通使用されているものを通常の量で配合することができ
る。
このようにして調製された多孔性集合塊は、従来の樹脂
中に固体微粉末が轢逃まれて固体微粉末が樹脂中に埋没
分散した構造と異り、固体微粉末が樹脂粉粒体表面に部
分的に埋め込まれて樹脂表面に付着した状態で該樹脂粉
粒体表面を覆い、且つその被覆された樹脂粉粒体が部分
的に融着して多孔性集合塊を形成している構造のもので
ある。
この構造の差異は顕微鏡下で断面、表面共に明らかであ
るが、固体微粉末の表出とその多孔性集合塊構造を表す
・数値的指標として、ここでは水蒸気の吸着率を使用す
る。しかして「水蒸気の吸着率」とは、温度25℃、相
対湿度30%、圧力1atmの恒温恒湿室に24時間保
持した後の重さWlgの多孔性集合塊を、温度105℃
、水蒸気圧1.2atmの密閉雰囲気中に1時間保持し
た後、取り出して1紙上に3分間放置し、次いで105
℃の乾燥炉に3分間置き、直ちに秤量し、その重さをW
hgとした場合、次式により算出される値をいう。
本発明により製造される多孔性集合塊は非常に高い水蒸
気の吸着率を有しており、その値は一般に0.05%以
上であり、さらに好ましくは0゜3%以上である。
上記の多孔性集合塊よりなる樹脂フンパウンドはそのま
ま諸成形機に供給し溶融成形できる。多孔性集合塊中の
気体(空気)は通常、樹脂溶融時脱泡する機械装置例え
ばベントなどで脱気する必要があるが、若干の含泡を問
題としない場合にはその必要はない。
しかして、該樹脂コンパウンドは押出機を用いて、シー
ト、異形、ブローの押出成形を行なったり、ウオーミン
グロール(押出)を経てカレンターロールによってシー
ト状に成形したり、インラインスクリュー射出成形によ
る成形などによって溶融成形することができる。その際
の押出、カレ ゝンダー、射出等の操作及び装置は何ら
特別なものではなく、それ自体公知の方法及び装置を用
いて行なうことができる。
以上に述べた本発明の方法によれば、従来の充填樹脂成
形方法に比べ以下に述べる如き種々の優れた利点が得ら
れる。
(a)固体微粉末の分散に従来のような強力な動力は必
要としない。
(b)混線及びペレタイザーの工程を必要とせず、その
まま(樹脂コンパウンドのまま)溶融成形機に供給でき
る。
(C)固体微粉末(充填剤)混入量が高い。微粉末混入
量が多いと、従来では混練抵抗が増し混線分散に支障が
多く困難となるが、本発明では樹脂表面積の拡大(樹脂
のflIlll粉粒化)がより可能となり均一分散性を
高めることができるので、成形物の物性の許す限り高充
填が可能容易となる。
(d)本発明の方法は熱可塑性樹脂ならばどんな樹脂で
も、また固体微粉末ならば殆んどどんなものにも適用で
きるという応用範囲の広い技術である。
次に実施例により本発明の方法をさらに説明する。
実施例 1 1釦1 旬 9 樹脂:ポリプロピレン(三菱油化 社製ノーブレンMA〜8A; Ml−0,7、密度−0、9>  10.000微粉末
:タルク(日本タルク社製 MS;平均粒子径9μ)    io、oo。
表面活性剤: 脂肪酸アルカノールアミド(川 研ファインケミカル社製アミン ールL D E )             100
脂肪酸モノグリセロイド(理研 ビタミン社製リケマールS− 100)                50脂肪酸
アミド(日本油脂社製ア ルア0−P−10)            50着色
剤二WI化チタン(アナターゼ 型、石原産業社製A 100 )    50G酸化防
止剤: ジラウリルチオジプロビネート3゜ 1.1.3−トリス(2−メチ ル−4−ヒドロキシ−5−t− ブチルフェニル)ブタン        10烏速混合
ミキサー(出出製作所製スーパーミキサー5MG100
混合電動機22KW  4P/8P)を用い、混合槽(
タンク容量1001)の加熱はジャケットに140°〜
150℃の加熱油を循環させて行なった、該ミキサーの
混合槽中に上記全配合物を投入して高速混合した。
約20分経過後混合電動機電流が乱^下して増加し始め
(a!合物温度195℃)80秒経過後急上昇し40秒
(計120秒)で8OA(混合物濃度210℃)に適し
たので、排出口を用いて混合物を放出した。
放出した混合物は強い送風冷却の低速回転混合機によっ
て急速に冷却し粗砕して、微粉末で被覆された樹脂粉粒
体の部分的1融着した多孔集合塊よりなる樹脂フンバン
ドを得た。次いで粉砕機で最大粒子径5粍以下に粉砕し
て押出機に投入した。
ベント付70粍押出機にコートハンガーダイを取付は且
つダイリップ部にエアーナイフ、ポリシングロール及び
引捲取機を設けた押出シートラインで、押出機最高濃度
240℃、タイ温度220℃で上記樹脂フンバウンドを
押出成膜した。
この高充填シートを食品軽色装用のトレーに真空成形又
は圧空成形したものは、同−型で同一厚みのハイインパ
クトポリスチレンシートを成形したものと比較して、使
用剛性が15〜30%高くしかも成形加工性は大差がな
かった。
実施例 2 配合量 7 Q  Q 樹脂:エチレンー酢酸ビニルコー ポリマー(三菱油化社製 ユカoンエバEVA20F: ME−2:密度−0,93)   10,000微粉末
二重質炭酸カルシウム(白石 カルシウム社製 ホワイトン SB;平均粒子径1.8μ)  12,000パルプ粉
(山部国策パルプ 社製 KCフロック; W2O0;粒度200 M/Sパス)500 表面活性剤: 脂肪酸アルカノールアミド(川 研ファインケミカル社製 アミ ゾール CD E )           150脂
肪酸モノグリセロイド(理研 ビタミン社製 リケマールS− 100)                50ステア
リン酸カルシウム(東亜 理化社製)               100着色
剤二酸化チタン(アナターゼ 型、石原産業社製A 100 >    500酸化防
止剤: ペンタエリストールテトラキス (β−ラウリルチオプロピオネ ート)20 ヒンダードフェノール系酸化防止剤   10実施例1
と同じ^速混合ミキサーを用い、樹脂以外の配合物を投
入して高速回転し8分後樹脂を投入した。当初より2分
経過後混合電動機電流が乱^下してやや増加し始め(混
合物温度185℃)、160秒経過後急上昇し20〜2
5秒(計180〜185秒)で5OA(混合物濃度19
5℃)に達したので、排出口を開いて混合物を放出した
放出した混合物は強い送風冷却の低速回転混合機によっ
て急速に冷却し粗砕して、微粉末で被覆された樹脂粉粉
体の部分的に融着した多孔集合塊よりなる樹脂フンバウ
ンドを得た。次いで粉砕機で最大粒径5粍以下に粉砕し
て押出機に投入した。
ベンヒフ0h押出機にサーキュラダイによるインフレイ
ジョンフィルム装置を取付け、押出機最高温度230℃
、サーキュラダイ濃度220℃でフロー比1.8でチュ
ーブ状に成膜した。
このチューブ状フィルムは包装袋として好適であり、成
膜及びシール加工などの生産性も良好である。
実施例 3 1組1 Q  O 樹脂:高密度ポリエチレン(三井 石油化学社製ハイゼックス #7000;Ml−0.02、 密度−0,95)        10,000微粉末
:重質炭酸カルシウム (白石カルシウム社製 ホワイトンSSB ; 平均粒子径1.5μ)      3,000重質炭酸
カルシウム(白石 カルシウム社−ホワイトン B;平均粒子径3.6μ)    7,000表面活性
剤: 脂肪酸アルカノールアミド(川 研ファインケミカル社報 アミ ゾール CD E )           120ポ
リエチレングリコール(三洋 化成社製P E G 6000 )        6
0着色剤=WI化チタン(アナターゼ 型、6原産業社製A 100 )    300コバル
トアルミネートブルー (大日精化社製品)0.1 酸化防止剤: サイクリックネオベンタンテト ライルピス              1022′−
メチレンビス(4−メ チル−6−t−ブチルフェノ− ル)20′ ノニルフェニルホスファイト      10実施例1
と同じ高速混合ミキサーを用いて、全配合物を投入して
高速混合した、約16分経過後混谷電動機電流が乱高下
してやや増加し始め(混合物濃度190℃)、120秒
経過後急上昇し5〜10秒(計125〜130秒)で5
0A <m合物濃度200℃)に達したので、排出口を
開いて混合物を放出した。
次いでウオーミングロールで調温してZ型カレンダーロ
ールラインを用いて、ロール最高温度191℃にて高速
で成膜した。
この高充填シートは軽量包装容器用原反として好適であ
り、また、白板紙分野の折たたみ箱などの加工観相用紙
化して好適である。
実施例 4 星IL g9 樹脂:アクリル−ブタジェン− スチレンコーポリマー (日本合成ゴム社製 JSRABS85;比重= 1.05、Ml−1,7)      10,000微
粉末二!質炭酸カルシウム (白石カルシウム社製 ホワイトンSB: 平均粒子径1.8μ”)      8.000木粉(
乾燥微粉、粒度 100M/Sバス)500 表面活性剤: 脂肪酸アルカノールアミド (用研ファインケミカル社製 アミゾール LDE)          150脂肪
酸アミド(日本油脂社製 アルフロー P−10)          5Gグリ
セリン             100着色剤:セラ
ミックスエロ−1oO 酸化防止剤ニ ジステアリルチオプロビオネート10 2.6−ジt−ブチルp− クレゾール 実施例1と同じ高速混合ミキサーを用い、全配合物を投
入して高速混合した。
約18分経過後混合電動機電流が乱高下してやや増加し
始め(混合物温度220℃)160秒経過後急上昇し2
0〜25秒(計180〜185秒)で50A(混合物温
度240℃)に達したので、排出口を開いて混合物を放
出した。
放出した混合物は強い送風冷却の低速回転混合機によっ
て急速に冷却し粗砕して、微粉末で被覆された樹脂粉粒
体の部分的に融着した多孔集合塊よりなる樹脂コンパウ
ンドを得た。
次いで粉砕機で最大粒径2粍以下に粉砕して、ベント付
インラインスクリュー射出成形機で最高温度260℃に
て成形運転したが、通常の成形と大差なく成形製造でき
た。
特許庁長官  志賀 常態 1、事件の表示 昭和58年特許願第950/13号 3゜補正をする菖 事件との関係   16′[出願人 住所 埼玉県鴻巣市宮地31目5番1号名称 中央化学
株式会ネ1 5、補正命令の日イ]       な しく1)明細
書第5頁第5行及び第6行に「アクリル」とあるを1ア
クリロニトリル」と訂正する。
(2)同第10頁第14行に「電動線型」とあるを「電
動機の電」と訂正する。
(3)同第11頁下から第4行に「シャット」とあるを
1ジヤケツト」と訂正する。
(4)同第19頁第5行に「プロピネート」とあるを「
プロピオネートJと訂正する。
(5)同第19頁第11行にHoot Jとあるをr1
’oO/−Jと訂正する。
(6)同第19頁下から第4行に「電動機電流」とある
を「電動機の電流」と訂正する。
(7)同第19真下から第2行に「適した]とあるを「
達した」と訂正する。
(8)同第20頁第3行に「多孔」とあるを1多孔性」
と訂正する。
(9)同第20頁第4行に「コンバンド」とあるを「コ
ンパウンド」と訂正する。
(10)同第22頁第10行に「電動機電流」とあるを
「電動機の電流jと訂正する。
(11)同第22真下から第3行に「多孔」とあるをr
多孔性Jと訂正する。
(12)同第24頁第14〜15行に「サイクリックネ
オペンタンテトライルビス」とあるを1ジラウリルチオ
ジブOビオネートjと訂正する。
(13)同第25頁第3行に「電動機電流」とあるを1
電動機の電流」と訂正する。
(14)同第25真下から第3行に「アクリル」とある
を1アクリロニトリルJと訂正する。
(115)同第27頁第4行に「電動機電流」とあるを
1電動機の電流」と訂正する。
(16)同第27頁第11行に「多孔」とあるをr多孔
性」と訂正する。
以  上

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 熱可塑性樹脂100重量部及び該樹脂の溶融温度では実
    質的に溶融しない固体微粉末60重量部以上からなる混
    合物を、高速回転混合機中で、該樹脂の溶融濃度以上の
    温度に加熱しつつ高速で混合し、該固体微粉末で被覆さ
    れた該熱可塑性樹脂粉粒体の部分的に融着した多孔性集
    合塊が生成した時点で直ちに冷却固化して樹脂コンパウ
    ンドをつくり、次いでこれを溶融成形することを特徴と
    する高充填熱可塑性樹脂成形物の製造方法。
JP9504383A 1983-05-31 1983-05-31 高充填熱可塑性樹脂成形物の製造方法 Granted JPS59220319A (ja)

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Cited By (1)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4891392A (en) * 1987-02-24 1990-01-02 Mitsui Toatsu Chemicals, Incorporated Production process of polyolefin resin composition containing inorganic filler

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