JPS59218285A - 使用済みのスポット溶接電極を修正するための装置 - Google Patents

使用済みのスポット溶接電極を修正するための装置

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JPS59218285A
JPS59218285A JP59055928A JP5592884A JPS59218285A JP S59218285 A JPS59218285 A JP S59218285A JP 59055928 A JP59055928 A JP 59055928A JP 5592884 A JP5592884 A JP 5592884A JP S59218285 A JPS59218285 A JP S59218285A
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spot welding
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die
welding electrode
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    • B23K35/40Making wire or rods for soldering or welding
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は抵抗溶接用の使用済みのスポット溶接電極を成
形工具で修正する方法とその装置に関する。
スポット溶接の際にスポット溶接電極に与えられる圧力
および発生する高い温度のために、電極の作用面は次第
に変形し、特にたいていは円錐形、円筒形、湾曲される
かあるいは半球状にまるめられた形の電極の端部におけ
る横断面積が広がる。
このことは固定して取り付けられた溶接電極の代りにし
ばしば交換可能なチップ状電極が用いられる場合にも適
用され、この電極チップは溶接機の対応した電極ホルダ
に交換可能に固定されている。
かかる電極表面の変形は溶接の結果を悪くし、それに伴
って構造部品の品質を低下し、溶接工程の際に激しい金
属の飛散を生ずる。従ってかかる電極は取り外し、新し
い電極と交換しなければならない。
従来この形式の特にチップ状のスポット溶接電極は使い
捨て部品である。このスポット溶接電極はたとえば21
000〜/3 + 000回の所定のスポット溶接回数
後に交換され、鉄屑として捨゛てられる。
従ってかなりの運転経費がかかる。
新しいスポット溶接電極における消耗を減少するために
、このスポット浴接電極を溶接機から取り外すことなし
にリング状のダイスを手動で電極を中心として/回転あ
るいは数回転回転することによって追従加工することが
すでに知られている(フランス特許第9.3A10!i
号明細書参照)。
この方法の場合一方ではダイスの手動回転が大きな摩擦
力のために非常に困難であり、他方では修正済みの溶接
電極の所望の形状はダイスの数回転後に多少再生できる
程度である。さらにこの周知の方法は溶接ラインないし
搬送ラインに簡単に利用できない。またこのようにして
修正されたスポット溶接電極の品質は非常に悪い。
ロールシーム溶接において連続回転するローラ電極に生
ずるまぐれを常に浴接表面に作用するローラによって除
去することないしその発生を防止することがすでに知ら
れている(英国特許第2g2760号明細書)。しかし
この方法はスポット溶接技術には適用できない。
さらに使用済みのスポットH接電極を旋盤、やすりある
いはフライス盤のようが切削加工方法で修正することも
知られている。その場合子たくなり広げられた作用面は
切削加工によって再び最初の状態に戻される。かかる修
正方法も従来において使用可能な結果をもたらさない。
さらにこれは経済的な観点からも不利である。
さらにスポット溶接電極の寿命を求めるためにその都度
最初の7000回の点溶接回数において生ずる接触表面
の冷間加工硬化を考慮すること、および銅−クロム合金
からなる電極の寿命がその電極が切削加工でなく冷間流
動圧搾によって作られている場合に著しく改善できるこ
とが知られている( IISchweiptechni
k’ / 96g年、第1号、第17〜〃頁参照)。さ
らに流動プレスによって電極チップを作ることが知られ
ている(”DVS−Berichte ’第m巻、79
g/年、第gs〜100頁参照)。かかる方法は従来使
用済みのスポットa接電極を修正するために採用されて
いない。
本発明の目的は、冒頭に述べた形式の方法とその装置を
、スポット溶接電極のできるだけ経済的な修正が行なえ
、修正されたスポット溶接電極が少くとも新しいスポッ
ト溶接電極と質的に匹敵するように改良することにある
本発明に基づく方法は、使用済みのスポット溶接電極が
ダイスに形成されて修正済みのスポット溶接電極の所望
の形と一致している凹所の中にポンチによって、修正済
みのスポット溶接電極の作用面が前記凹所によって決め
られた形状を取り、以前の使用によって使用済み電極の
有効作用面の上およびないしすぐ下側に形成された拡散
層および合金層が残存して修正後も修正済みの電極の有
効作用面の上およびないしすぐ下側に存在するように圧
搾されることを特徴とする。
抵抗溶接用の使用済みのスポット溶接電極を成形工具で
修正する装置は本発明に基づいて、この修正装置がプレ
スの形をした成形装置を有し、その成形工具が修正済み
のスポットg接電極の所望の形状に相応した凹所を持っ
たダイスと、使用済みのスポット溶接電極をダイスの中
に圧入するための浮動支持されたポンチとを有している
ことを特徴とする。
本発明によれば修正済みのスポット溶接電極が新しいス
ポット溶接電極に匹敵するかないしはそれよりも一層良
好な溶接結果を生ずるだけでなく、別の方法で修正され
たスポット溶接電極に比べて10倍まで修正でき再利用
できるという利点を生ずる。さらに本発明に基づく装置
によれば一時間あたり数百側の使用済み電極を修正でき
、それによって本発明に基づく方法は経済的に大きな利
点を生ずる。
本発明は、スポット溶接電極の使用の際に複雑な化学的
および々いし冶金学的な過程が生ずるという認識、およ
びそれが形削りによって生ずる冷間加工硬化によるより
もむしろ溶接工程の際に電極の有効作用面即ち溶接工程
の際に活動する作用面の上に直接ないしはその数μ廊下
側に生ずるような拡散層あるいは合金層によるところが
太きいという認識に基づいている。この場合、主に作用
面に浸透する鉄、アルミニウムおよびないし亜鉛および
作用面に堆積する炭素が対象となる。従って本発明は、
これらの層を電極の修正の際に保つことおよび成形工程
をこれらの層が電極の修正後も有効作用面の上ないしす
ぐ下側に位置するように行なわせることを提案する。そ
の場合上述の成分は酸化物の形でも存在する。
以下図面に示す実施例に基づいて本発明の詳細な説明す
る。
第1図は銅−クロム−ジルコニウム合金からなる頻繁に
使用される特に代表的な電極チップ/を示している。こ
の電極チップlはほぼ円筒状の軸部コを有し、この軸部
コは浴接機の図示してない電極ホルダ(電極軸)の上に
被せられ、円錐状あるいは円筒状の内孔3あるいは電極
軸の内孔だけを通る水などで普通の方式で冷却される。
軸部コの自由端は半球状部分q1有し、その外側尖端は
電極チップの作用面Sを形成している。円形の作用面6
を形成するために、第2図に基づいて外側尖端を平らに
することができる。
第3図は第1図または第2図における電極チップをたと
えば29000回から3>000回スポット溶接したあ
との使用済みの電極チップ7を示して04これは圧力お
よび温度によってかなり平らになり幅広くされた作用面
7を有し、この作用面7は浴接工程の際にスパッタによ
る金属の飛散を生じ、十分に良好な浴接ビードがもはや
得られない。
第7図は第1図ないし第3図に基づく電極チップとは主
にほぼ平らで偏心して位置する作用面10を持った部分
ツにおいて異なっている別の電使チップgf示している
。第S図はその自由端に短かい円筒状の突起/2を有し
、その外側端が円形の作用面/3を形成している電極チ
ップ//f:示している。
この他に使用状態に応じて色々な先端部分と作用面を有
し、所定のスポット浴接回数後における作用面の消耗に
基づいて交換しなければなら力いような色々な形の電極
チップが沢山ある。
図示した電極チップの代りに非常に長い特殊電極/4.
 /、5も用意でき(第6図参照)、その作用面/6、
/りは同じようにして消耗し、冷却管を収容するだめの
円筒状の孔が設けられている。さらに接続すべきあらゆ
る材料に関連して銅−クロム−ジルコニウム合金と違っ
た色々な合金も考えられる。
第7図は第3図における使用済みの電極チップを成形に
よって修正するだめの本発明に基づく装置を示している
。この装置は主要構成部品として金属を成形する際に必
要な弾性ひずみエネルギに対して普通に使用されるよう
なプレスを有している。その場合液圧式あるいは機械式
偏心プレスあるいはクランクプレスが対象となるか、あ
るいは流動プレス機械が対象となる。このプレスはたと
えば偏心輪あるいはクランク駆動装置(図示せ力によっ
て往復運動され、かつポンチホルダ板03)を支持して
いるラム(図示せず)を有している。
ポンチホルダ板λ3は凹所ユqを有し、この凹所評の中
にポンチ収容体8が浮動支持され、保持リングλ6によ
って固定されている。ポンチ収容体、2Sの中にポンチ
コアが支持され、このポンチ27の保持リングユ6から
突き出た頭部、2gは、修正すべき電極チップ/の半球
状部分qまで走っている内孔3に相応している外側断面
形状を有している。
ポンチλ7にはダイスλりが対向して位置し、このダイ
ス啄はたとえば不動の基板3θに固定され、そのポンチ
27の側に凹所3ノヲ有し、この凹所3ノの形状は得よ
うとする修正すべき電極チップlの外側輪郭の形に正確
に対応している。ダイス、29の背面側部分に凹所32
が設けられ、この凹所3.2の中にはノックアウトピン
3弘ヲ持ったノックアウト、?3が摺動可能に配置され
、そのノックアウトピン評は凹所3/にまで達する孔の
中に案内されている。ノックアウト33の背面側には基
板Jθに案内されたロツド3左が取り付けられ、このロ
ッド3Sはノックアウト33の駆動機構に接続されてい
る。
使用済みの電極チップgf修正するために、まずこの電
極チップgは第7図かられかるようにその孔3がポンチ
27の頭部4gの上に被せられる。続いてポンチホルダ
板λ3が持ち上げられ、それによって使用済み電極チッ
プgの作用面である端部はダイス29の凹所3/の中に
入り込み、使用済み電極テップgはそれが凹所3/によ
って決められた輪郭を得るように成形される。かかる工
程は成形技術において再成形あるいは流動プレスとも呼
ばれ、切削加工に比べて全く重量損失なしに行なわれる
成形後にポンチ27は再び引き抜かれ、電極チップはノ
ックアウト33によって押し出される。修正済みの電極
チップはただちに再利用できる。
凹所3/が電極チップの標準化された外側輪郭に合わさ
れ、内孔3の内側断面積も標準化された円筒状あるいは
円錐状の経過を有しているにもかかわらず、孔3の軸心
と電極チップの外側輪郭の軸心との間に偏心が生ずるこ
とがある。この偏心はたとえば電極チップの不均一な肉
厚を生じ、ポンチ27が使用される高い圧力だとえば3
〜,4X104kp の圧力において短時間で壊われて
しまう。このことはポンチ、!、7ないしポンチ収容体
3全本発明に基づいて浮動支持することによって防止さ
れる。
というのは孔3の軸心と凹所3/の軸心とが一致してい
ない場合、ポンチλ7は電極チップgf凹所3/の中に
圧入する際に横にずれることができるからである。
上述のプレスの代りに、多数のポンチとダイスを持った
プレス、あるいは装填工程、成形工程およびノックアウ
ト工程を自動的にできる旋回円テーブルを持ったプレス
も考えられる。さらに不動のポンチと可動ダイスあるい
は可動のポンチとダイスを有しているプレスも考えられ
る。さらにポンチ27およびないしポンチ収容体2Sに
、再成形する際に装填された電極チップの第3図におけ
る下側の円筒状円周縁に突き当ってこの範囲にパリが発
生すること全防止する当接接触肩部を設けることが目的
にかなっている。
第7図に基づいて述べた方法の場合電極チップは1回の
工程で加工される。その場合電極チップの半球状部分ケ
が何回もの修正においてますます薄くなるかないしは盲
孔3がますます長くなるという危険があり、これは最終
的に電極チップを使用できなくしてしまう。さらにこの
ことは幾度も繰り返して修正された電極チップの修正の
際に問題を生ずる。
従って本発明に基づいてコニ程において加工することを
提案する。即ち第1工程においてまずすべての電極チッ
プが最初の形に関係のない形を取るようにすえ込み加工
するため第3図における装置が利用され、第2工程にお
いて前述したような第7図に基づく装置が利用される。
第3図における装置は不動の心出し板jg(i−有し、
この心出し板3gにはポンチホルダ板3りが固定され、
このポンチホルダ板Jfd口所qoを有し、この!47
P1rqoの中にポンチ収容体ダ/が浮動支持され、軸
方向に固定されている。ポンチ収容体F/はポンチlI
/を保持し、ポンチ収容体グ/から突き出たポンチ+J
の頭部グ3は、修正すべき電極チップの孔3の内側断面
積より幾分小さいが、第コ段階においてポンチ27の頭
部2gf孔3の中に挿入できる程度の大きさの外側断面
積を有している。さらに頭部lI3は第7図に比べてポ
ンチ収容体グ/から僅かしか突き出し ゛ていない。従
って電極チップをポンチ収容体に被せたあと、頭部ダ3
と半球状部分グとの間並びに頭部l/−3の外周面と電
極チップの軸部コの内周面との間に小さな中間室が存在
する。
第3図における装置はさらにダイスホルダ板1I−3を
有し、このダイスホルダ板xisは偏心プレス々どの往
復運動するラムに固定され、その運動方向に対し平行に
走りポンチ収容体グ/の方向に突き出した案内棒’IA
を有している。これらの案内棒グ6の上にダイスqgは
孔グアで摺動可能に支持され、このダイス+rはばね偶
たとえばゴムあるいは皿ばねによってダイスホルダ板l
/、Sに、対し通常間隔を隔てて保持され、ばね仰の力
に抗してこのダイスホルダ仮ダSに接近できる。ダイス
qgは中央の凹所SOを有し、この凹所りOの横断面積
は修正すべき電極チップの軸部断面積に相応しているか
、ある〜・はそれより幾分大きい。さらにダイスtig
には凹所goの中に摺動可能に支持されかつ対応した外
側断面積を持ったダイス部分S/が設けられ、このダイ
ス部分siはそのポンチ11.2側端部にほぼn怠の外
側輪郭&Jを有し、その反対側端で案内棒gに固定され
、この案内棒S3は孔roの同軸的な延長部分の中に支
持さへ中間部父に幅広い軸カラー評を有し、そのダイス
部分S/から離れた端部でダイスホルダ板<i−sの中
に移動可能に置かれている。その場合軸カラー評はダイ
スゲざの凹所S5の中に、軸カラーSダがダイスホルダ
板tisを下降する際にこのダイスホルダ板’ISによ
って連行され、これに対しダイスホルダ板ttsf上昇
する際にダイス+rに突き当たりこのダイス何によって
受は止められるように支持されている。
さらにダイス+rは孔5θに対し平行な孔&4(i−有
し、この孔S6はダイスホルダ敬仰に固定された復帰棒
j7によって貫通されている。この復帰棒j7はそのポ
ンチ収容体側の端部に頭部set有し、この頭部5gは
孔S6の広げられた部分の中に配置されている。
電極チップ39を修正するために、この電極テップjf
はまずその孔がポンチグコの頭部ダ3に被せられる。続
いてダイスホルダ板llSが、ダイスゲざがポンチ収容
体グ/に当接して電極チップsrが孔5θの内部に配置
されるまで下降される。ダイス部分S/はこの時点にお
いて電極チップから離されている。ダイスホルダ板り5
をさらに下降すると、ダイス部分5/がそa1状の下側
面で電極チップ!;9の上に当接するまでばねq9が圧
縮される。ダイスホルダ板+、5−かさらに移動すると
電極チップ59は第3図かられかるような形にすえ込み
加工される。このすえ込み工程においてダイスホルダ板
粘は案内棒S3の軸カラー5ダに作用する。
続いてダイスホルダ板qsは再び持ち上げられ、それに
よってまずばね’19が弛緩し、続いてダイスゲざが復
帰棒j7によって受は止められる。その場合案内棒53
が固定されていると、軸カシ−Sl/lはその最下位置
にとどまるので、孔!0の中にある電極チップ5りはダ
イス部分5/から下方に向けて押し出される。最後に案
内棒gが再び自由にされるので、ダイスゲざをさらに上
昇すると軸カラーSダはこのダイスygに当接し、ポン
チ+Jの頭部113f次の電極チップの設置に対し自由
にするために連行される。
それで本発明に基づく方法の第1工程が終了する。
第3図における装置によって予備修正された電極チップ
の形状はその過去の経歴特にすでに行なわれた修正回数
に無関係であり、この電極チップは第7図における装置
の中に装填され、この電極チップがダイスコタの凹所3
/によって決められた形状となるように上述した方式で
さらに加工される。
本発明に基づく方法のこの第2工程の終了後に電極チッ
プは修正が完了する。その場合電極チップがその修正後
において最初の形状と同じ外側形状を有していても、あ
るいは別の望ましい形状をしていても原理的にはかまわ
ない。その別の形状はたとえば、第7図における装置に
おいてポンチλりの上昇中にノックアウトピア3ダが幾
分戻された位置に保持されていることによって得られる
。このことは電極チップgがダイス形状によって決めら
れた形をとるだけでなく、第S図に相応した先端一部分
/コを備えることになる。
今までの溶接の際に生じた拡散層およびないし合金層な
いし有効作用面に堆積された層がほとんど残存するよう
にダイス内において成形が行なわれることが本発明の方
法にとって重要である。第7図ないし第11I図はこの
ことを概略的に示している。第を図において新しい電極
チップωが示され、その有効作用面61は僅かにまるめ
られ、何らの合金層も拡散層もない。第1O図には使用
後におけるこの電極チップ6θが示されている。この電
極チップωは平らになった作用面一(最初の作用面61
は一点鎖線で示されている)を有し、作用面一のすぐ下
側に合金層およびないし拡散層63が形成されている。
というのは溶接すべき板金の種類あるいはその表面層に
応じて鉄、銅、アルミニウム、亜鉛、クロム、鉛などが
表面の下側にたとえばJ〜Sθμ鶏の深さまで拡散され
、そこで場合によっては合金あるいは酸化物が形成され
ているからである。
作用面62の上にはさらに炭素がたとえばλμ毎の層厚
さまで堆積されている。第1/図には第7図における装
置によって7回の修正加工を行なった電極チップWが示
されている。この電極チップωは新しい作用面Uとその
下側に位置する拡散層および合金層βを有している。そ
の場合合金層および拡散層ρを形成する材料が流動プレ
ス工程の際に大部分電極チップWの尖端に流動し、それ
によって残存し、即ち層鈷が層々の一部分からなってい
ることが重要である。従って修正済みの電極チップWは
その作用面Uの有効範囲に新たな使用に対し有利なすべ
ての特性を有している。
第1コ図ないし第711図はa段階の工程を行なう場合
の状態を概略的に示している。第1−図には使用後の電
極チップ乙0が示されている(第70図も参濁。
第73図は第3図における装置によって加工したあとの
この電極チップWを示している。この電極チップ60は
第3図における装置において軸方向のすえ込み工程にさ
らされ、半径方向に僅かに広げられている。その場合拡
散層および合金層乙3は単に下方に移動され、即ちすえ
込みされた電極はその表面に層Jを有し、この層故はそ
の特性に関して層ωに相応しているが、異なった形をし
ている。
第1F図は第7図における装置においてさらに加工した
あとの電極チップ60を示している。この電極チップ乙
0は拡散層および合金層66がその下側に位置している
有効作用面Uを有している。その層乙6は拡散層および
合金層Uの一部であり、従ってあとでの溶接工程に対し
望ましいような特性を有している。相応した状態は作用
面の上に堆積され第1/図ないし第111図には示され
ていない炭素層に対しても生ずる。
次に本発明の利点について説明する。
電極チップが溶接工程の際に常に溶接すべき板金と接触
することによって、一方では金属および場合によっては
炭素粒子がその作用面に拡散し、他方では板金表面に存
在する油および高温のために炭化する汚れが炭素堆積物
全作用表面の上に生ずる。その結果接触抵抗および作用
面の有効部分の範囲の硬さが変化する。この過程は初め
の200回あるいは、300回の溶接回数の中で飽和す
るまで進行し、それから電極チップの作用面の有効範囲
におX、)て安定状態を生ずる。かがる拡散および合金
過程の結果、電極チップの作用面の近くの硬さが数回の
溶接後においてすでにたとえば銅−クロムージルコニク
ム合金の初期硬さより大きくなり、一方電極チツブの作
用面から僅かに離れた位置に初期硬さより非常に小さい
硬さのいわゆる硬度低下部分が生ずる。従って新しい電
極チップは、前述の安定状態が作られている場合に始め
て満足に作用する。新しい電極チップが採用される場合
、この安定状態はまず数百回の溶接において作られねば
ならない。使用済みの電極チップが切削加工あるいは周
知の成形工程にさらされる場合、電極チップの表面は合
金あるいは拡散によって安定された範囲が丁度削り取ら
れるか変化されるので、一方では安定状態がまず改めて
作られねばならス他方では材料の削除がもしがして硬度
低下部分の範囲で終わることがあり、このこと//i再
使用の際に大きな摩耗を生ずる。これに対して本発明に
基づく修正は電極チップを特にその作用面の有効範囲に
おいて変化させないので、それまでの使用によってすで
に作られた安定状態は保たれ、従って再使用においても
すでに存在している。
鋼板の溶接の際に認められるこの現象は、被覆された板
金たとえばアルミニウムが被覆された板金、亜鉛めっき
された板金あるいは別の金属あるいは導体合成樹脂層が
設けられている板金を溶接する際に強く現れる。かかる
板金を新しい電極チップあるいは切削加工によって修正
した電極チップで溶接する際たとえば、板金の耐食性お
よび別の特性を改善しようとする被覆層が丁度電極チッ
プとの接触点の範囲において激しく取り除かれ、従って
たとえば錆のきっかけを与えることが観察される。一方
このことは本発明に基づいて修正された電極チップを使
用する場合まったく認められないかあるいは時々しか認
められない。これはまたたとえば本発明に基づいて修正
されたすでに合金層を備えた電極が拡散などによって浴
接すべき板金から亜鉛やアルミニウムを取り除く傾向が
ほとんどなく、一方かかる合金層が始めに形成されねば
ならない新しい電極チップあるいは切削修正された電極
チップは始めの溶接工程においてまだ飽和されておらず
、従って溶接すべき板金を被覆している材料の大部分を
吸収してしまうという説明から理解できる。
本発明は上述の実施例に限定されず、色々な方法に変更
することができる。即ちたとえば第7図および第3図と
違って垂直ではなく水平に作動するプレスを用いること
ができる。さらに第3図における装置においてもポンチ
を移動し、ダイスを固定することもできる。また第7図
および第3図においてダイスを下側に、ポンチを上側に
配置し、修正すべき電極チップをまずポンチの上に被せ
るのではなく、ダイスの凹所の中に設置することができ
る。
さらに修正された電極の形は最初の電極の形と一致させ
るか、あるいは最初の電極と異ならせることもできる。
またもしそれが作用面の下側における拡散層およびない
し合金層ないし表面層の上における堆積物の保持を保証
するために目的にかなっているか必要であるならば、コ
段階以上の工程で修正を行うこともできる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第6図はそれぞれ本発明の方法に基づいて
修正できるそれぞれ異なった電極チップの断面図、第り
図は第1図ないし第S図における電極チップを修正する
ための本発明に基づく装置の断面図、第3図は第7図に
おける装置の異なった実施例の断面図、第7図ないし第
1り図はそれぞれ使用済み電極チップの本発明に基づく
修正状態を示す概略図である。 /、g: スポット溶接電極チップ λ7: ポンチ     ユ9: ダイス3/:  凹
所      侵: ポンチ11−g :  ダイス 
    タO: 凹所特許出願人 ベアナー・カニ−ザラ− 代理人 鈴木正次 図i’i7′7′1.;7.p+(内容に変更なし)第
1図   第2図 第5図 第6図 4 第12図 第14図 特許庁長官  若 杉 和 夫    殿事件の表示 昭和5f年 特許 願第kkg2g号 発F!A′)名称    使用済みのスポット溶接電極
を補正tfる者  修正するため0方法と装置事件との
関係   特許出願人 氏 名  ベアナー・カニ−ザラ− ′ 代 理 人 (郵便番号16o) 住所東京都新宿区信濃町29番地徳明ビル昭和  年 
 月  日 補正の対象 図 面。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 l) 抵抗溶接用の使用済みのスポット溶接電極を成形
    工具によって修正する方法において、使用済みのスポッ
    ト溶接電極(/、g)がダイスQのに形成されて修正済
    みのスポット溶接電極の所望の形と一致している凹所(
    3/)の中にポンチ07)によって、修正済みのスポッ
    ト溶接電極の作用面が前記凹所(3/)によって決めら
    れた形状を取り、以前の使用によって使用済み電極の有
    効作用面の上およびないしすぐ下側に形成された拡散層
    および合金層が残存して修正後も修正済みの電極の有効
    作用面の上およびないしすぐ下側に存在するように圧搾
    されることを特徴とする前記使用済みのスポット溶接電
    極の修正方法。 4 抵抗溶接用の使用済みのスポット溶接電極を成形工
    具で修正する装置において、この修正装置がプレスの形
    をした成形装置を有し、その成形工具が修正済みのスポ
    ット溶接電極の所望の形状に相応した凹所(311左の
    を持ったダイス(29、lIg)と、使用済みのスポッ
    ト溶接電極をダイス(,29、yg)の中に圧入するだ
    めの浮動支持されたポンチ(コア、グー)とを有してい
    ることを特徴とする前記抵抗溶接用の使用済みのスポッ
    ト溶接電極の修正装置。
JP59055928A 1983-03-23 1984-03-23 使用済みのスポット溶接電極を修正するための装置 Granted JPS59218285A (ja)

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