JPS59215997A - 回転式圧縮機 - Google Patents

回転式圧縮機

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Publication number
JPS59215997A
JPS59215997A JP9051283A JP9051283A JPS59215997A JP S59215997 A JPS59215997 A JP S59215997A JP 9051283 A JP9051283 A JP 9051283A JP 9051283 A JP9051283 A JP 9051283A JP S59215997 A JPS59215997 A JP S59215997A
Authority
JP
Japan
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oil
valve
rotor
solenoid
spool
Prior art date
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Pending
Application number
JP9051283A
Other languages
English (en)
Inventor
Mitsuhiro Oiwa
大岩 光広
Shinichi Suzuki
新一 鈴木
Isato Ikeda
勇人 池田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Industries Corp
Original Assignee
Toyoda Jidoshokki Seisakusho KK
Toyoda Automatic Loom Works Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Toyoda Jidoshokki Seisakusho KK, Toyoda Automatic Loom Works Ltd filed Critical Toyoda Jidoshokki Seisakusho KK
Priority to JP9051283A priority Critical patent/JPS59215997A/ja
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Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明はベーン圧縮機、スクリュー圧縮機、スクロール
圧縮機等、ハウジング内で回転させられるロータを備え
fコ回転式圧縮機に関し、特に駆動源の回kが電磁クラ
ッチによってロータに伝達されるタイプのものにおける
給油装置の改善に関するものである。
従来技術 一般に回転式圧縮機は、ハウジング内(こロータが回転
可能に設けられて、そのハウジングと共同して圧縮室を
形成するのが普通であり、その一種に、油溜に貯溜され
rコ潤滑油が当該圧縮機の吐出圧によって圧縮室に供給
され、回転摺動部の潤滑やシールを行うようにされtこ
ものがある□。
そのような圧縮機において、圧縮機の停止時に潤滑油が
圧縮室に充満することは液圧縮を起こす原因となるから
好ましいことではない。そこで上記油溜と圧縮室とをつ
なぐ給油路の途中に、圧縮室の圧力差によってその給油
路に直角な方向に移動させられるスプールを含む開閉弁
を設けて、圧縮機の運転時には−F記液通路を連通させ
、停止時にはそれを遮断し得るようにすることが提案さ
れfこ。
しかしながら、スプールの一端に高圧、他端に低圧のガ
ス圧を作用させる必要−し、圧縮室の高圧側および低圧
側の圧力をそれぞれ弁室に導く導圧孔を設けなければな
らない。そのf二めに、スプールと弁室との微小な隙間
をくぐり抜けrコ潤滑油がその導圧孔を通じて圧縮室の
特に低圧側へ漏れ易く、吸入ガスを加熱して動力損失を
招くことがあり、まfコ高速回転時fこは過圧縮により
高圧側の導圧孔のカス圧が給油路の油圧より高くなると
きがあって、その高圧側の導圧孔から上記隙間を通じて
圧縮ガスが給油路に漏れ、潤滑油の流れを阻害すること
がある。さらに、圧縮機の停止時には高圧側および低圧
側の導圧孔から潤滑油が圧縮室に漏旧、易い問題もある
。これらのことを防ぐのに、スプールと弁室との摺動部
の隙間を極力小さくすることが有効ではあるが、熱膨張
差を吸収する必要などから、実質的に隙間をなくすよう
にすることは困雉である。
発明の目的 8一 本発明は、このような事情を背景として、−L述のよう
なタイプの回転式圧縮機で、特にハウシングに固定され
rこソレノイドの励磁により「接」となって、駆動源の
回転をロータに伝達する電磁クラッチを備えjこもので
あって、前記給油路の途中に設けられる開閉弁に油漏れ
が生ずるおそれのない圧縮機を提供することを目的とし
て為さ第1たものである。
発明の構成 本発明は上記目的を達成するf二めに、油溜と圧縮室と
を接続する給油路の途中に、通常はスプリングによって
給油路を遮断する位置に保rこれ、電磁クラッチのソレ
ノイドが励磁されfこときはその磁力によって給油路を
連通させる位置に移動させらnる弁子を備えtこ開閉弁
を設けt÷ことを要旨とするものである。
発明の効果 このように開閉弁を電磁弁とすれば、圧縮ガスの圧力差
を利用して弁子を移動させるのと違って導圧孔を設ける
必要がない。しjコがって潤滑油が=4− 導圧孔を通して漏れfニリ、逆に圧縮ガスが給油路側に
侵入しtニリすることが本来的に生ぜず、まjこ、その
ような漏れ等の心配がないから、弁子と弁室とのクリア
ランスの管理を緩やかにすることができる。
そして上記開閉弁はソレノイドによって作動させられる
ものではあるが、電磁クラッチのソレノイドを開閉弁の
ソレノイドに兼用する構成のTこめ、その開閉弁に専用
のソレノイドを必要としない。
しかも、開閉弁によって給油路を連通状態とすべき時期
はロータの回転時であってソレノイドを励磁すべき時期
が開閉弁と電磁クラッチとで等しいrこめに、両者の間
でソレノイドの励磁時期を制御する回路も要さず好都合
なのである。
実施例 図面に基づいて詳細に説明する。
第1図乃至第3図は本発明の一実施例であるベーン圧縮
機を示す図であり、第1図において2は、5− フロントハウジング4とリヤハウジング6とが互いの開
口部で合わされて形成されたハウジングであり、このハ
ウジング2の内側にはシリンタ8が設けられている。さ
らにハウシング2内にはシリンタ8の両端開口部を覆う
ようにフロントザイl〜プレー1へ10ならびにリヤサ
イドプレート12が配され、その結果シリシタ8内にロ
ータ室14が、まにその一方の側に吸入室16が、他方
の側に油分離室18がそれぞれ形成されている。
ロータ室14には円柱形状のロータ20が収容されてお
り、その両側端面が両サイドプレート10.12の内側
面に極く近接するとともに、その外周面が第2図から明
らかなように円形断面のシリンタ内周面2201箇所に
極く近接してシール作用を果tこし得るように偏心配置
されている。このロータ20は両側端面から突出しf二
軸24および26を備え、それらがそれぞれ両サイドプ
レート10.12によって軸受28.80を介して回転
可能に支承されていて、軸24とフロン1〜ハウシング
4のボス部82との気密は軸封装置84に6− よって保fこれている。
軸封装置34から突出する軸24の先端部には、電磁ク
ラッチのクラッチハフ36がキー38とナツト40で固
定されており、このハブ36の外周側にはコム部材42
を介してティスフ取付ブレート44が一体的に配設され
ていて、その取付プレート44にはクラッチディスク4
6かりベラ1〜48で固定されている。そしてクラッチ
ディスク46に極く近接して、駆動源からの回転力が入
力されるプーリ50が軸受52を介してフロントハウジ
ング4のボス部32に回転可能に支承されており、その
プーリ50の内側に入り込むようにして、環状のソレノ
イド54が磁性材料製のケーシング56を介してフロン
トハウジング4の前端部に固定さ■ている。このソレノ
イド54はニアコンディショニング装置用手動スイッチ
がオンにされtことき励磁され、さらに車室内に設けら
れtこ温度センサによって消磁、励磁を制御されるよう
になっている。
そしてソレノイド54が励磁されr二ときは、その磁力
によってクラッチディスク46がコム部材42の剪断弾
性変形を伴なってプーリ50の側に引き寄せら扛、その
摩擦面がプーリ50の摩擦面に押し付けられて、プーリ
50の回転トルクがティスフ46.コム部材42さらに
ハブ36を経て軸24に伝達され、ロータ20が回転さ
せられる。
一方、ソ1/ノイド54が消磁されtこときは、コム部
+)f42の復元力によりクラッチディスク46がわず
かに移動して回転トルクの伝達が遮断され、ロータ20
の回転が停止させられる。なお、ゴム部材42は回転方
向の捩れ特性で振動騒音を低減させるとともに、ディス
ク46のトルク遮断位置を規定するストッパの作用も為
す。
上記のような電磁クラッチによる動力伝達によって回転
させられるロータ20には、第2図に最も明瞭に示され
るように、4枚のベーン58が各々ベーン溝60に絹み
込まれてロータ20の外周面から出入り可能な状態に保
持され、それらの先端がシリンタ内周而22に摺接し、
両側端面が両サイドプレート10.12の内側面に極く
近接して、それぞれンール作用を果rこすようにされて
いる。その結果、シリンダ8内の空間が複数の圧縮室6
2(図示の場合は4室であるがその数は圧意である)に
仕切られ、ロータ200図中矢印で示す方向の回転に伴
って、それぞれの圧縮室62の容積が一坦増大した後、
減少することとなる。ベーン58は圧縮室62の容積増
大過程では回転に伴なう遠心力によってもロータ20の
外周面から突出する向きに付勢されるが、ベーン溝60
の内端部と連通し得る状態でリヤサイドプレート12に
形成されfコ円孤伏の加圧溝68に、容積減少過程にお
ける圧縮室62の圧力が導圧孔64を経て導かれ、ベー
ン後端に作用させられることによっても上記突出方向の
力を受ける。
そして圧縮室62の容積が増大する位相位置に対応して
吸入口66がフロントサイドプレート10に設けられて
おり、この吸入口66は第1図に示す前記吸入室16に
連通し、吸入室16はフロントハウジング4に形成され
jこ吸入ポート67を経て冷房装置の熱交換器に接続さ
れるようになつ9− −cn+ ている。一方、第2図から明らかなように、圧縮室62
の容積が最も小さくなる位置に対応するシリンダ8の周
壁部には複数の吐出口68が形成されており、圧縮室6
2で圧縮された冷媒ガスがここを通じてシリンダ8の切
欠とフロントハウジング4の内周面との間に形成されj
コ吐出室70に吐出されるが、常にはその吐出室70 
[11の開口部が吐出弁72で塞がれている。この吐出
弁72はリード弁であり、一端部が去押え74とともに
ボルト76でシリンダ8に固定さnている。
上記吐出室70は前記油分離室18に連通させられてい
る。この油分離室18への入口部には図には表わnてい
ないが、油分離材(フィルタ)が設けられており、油分
離室18に排出されf二冷媒ガスからそのフィルタによ
って潤滑油が分離され、分離されf二潤滑油が油分離室
18の下方部分によって構成されている油溜78に貯溜
されるようになっている。油分離室18はリヤハウジン
グ6に形成されrコ吐出ポート80を軽で冷媒装置のコ
ンデンサに接続され、フィルタを通過しtこ冷媒ガス1
0− 〕− は、容積の大きな油分離室18内において脈動が低減さ
t’L fX後、吐出ボーI〜80から冷房装置に向っ
て供給される。
上記油溜78に貯溜された潤滑油は、油分離室18内に
作用する冷媒ガスの吐出圧によって、給油路82を経て
フロン1−サイドプレート10に形成された油溝84に
供給されるようになっている。
このm油路82は、油溜78からリヤサイトプレー1−
12.シリンダ8の周壁部およびフロントサイドプレー
1〜10に跨って形成されて油溝84に通じている。ま
fこ、油溝84はフロントサイドプレート10のロータ
20の端面に臨む内側面に、第2図にその位置のみを示
tように、容積増大過程にある圧縮室62の後行側のベ
ーン58が収容されたベーン溝60の内端部と連通し得
る位置を占め、かつ前記加圧溝63とは交錯しない位相
位置に比較的短い円弧に沿って形成されていて、ロー1
20とフロントサイドプレーl−10ヤベーン58等と
の微小な隙間を通して圧縮室62に連通し得る状態にあ
る。なお、油溝84をリヤサイドプレート12の内側面
に形成して、フロン1−サイドプレート10の側から給
油路82をその油溝まで延ばすようにすることも可能で
あり、さらに両サイドプレー1〜10および12の双方
に油溝を設け、給油路82を分岐させてそれらに連通さ
せるようにすることもできる。
そして第1図から明らかなように」二記給油路82の途
中、特にこの例ではフロメトサイドプレート10中の部
分にスプール型の開閉弁86が設けられている。
この開閉弁86の弁室88は、前記゛醒磁クラッチのソ
レノイド54に対応するフロン1〜サイドプレー1−1
0の部位に、ロータ20の軸心に平行な方向に給油路8
2を横切って形成されt二円形貫通孔の両端開口が、シ
リンダ8の端面とフロン1〜ハウジング10の段付面と
で覆かれることにまり形成されている。fこだし本実施
例ではフロントハウジング10がアルミニウム材料で形
成されていて、上記貫通孔とソレノイド54との間のフ
ロントハウジング10の部位に、磁性材料片として鉄片
90が埋め込まれており、この鉄片90が弁室88の一
端を規定する形とさ口ている。
この弁室88には、金属磁性材料からなるほぼ円柱形状
のスプール92が軸方向に摺動可能に嵌合されている。
スプール92の外周部にはスプール92の前端面が鉄片
90に当接しtこ位置にあるとき給油路82を連通させ
る環状の連通溝94が形成されているが、スプール92
は常時圧縮コイルスプリング96によって図中右方、す
なわち上記ソレノイド54から遠ざかる方向に付勢され
て、常には第3図に示すように後端面がシリンダ8の端
面に当接しfこ位置に保持されている。この位置にある
ときは連通溝94と給油路82とが連通ずることはなく
、し1こがって給油路82がスプール92の外周面で遮
断された状態となる。まr二、スプール92には、軸心
に沿って前端から後端まで貫通する貫通孔98が形成さ
れており、弁室88の前端側と後端側とが連通させられ
ている。
」二記のような開閉弁86は、ロータ20への回転力を
断続する電磁クラッチのソレノイド54が18− 励磁されfことき、その磁力によってスプール92が開
作動させられ、消磁されfコとき閉作動させら口るもの
である。すなイつち、給油路82の途中に設けられr二
この開閉弁86は電磁弁であって、そのソレノイドとし
て電磁クラッチのソ1/ノイ1〜54が兼用されている
のである。しf二がって開閉弁86を作動させるfこめ
に専用のソレノイドを必要とせず、まf二1つのソレノ
イド54を兼用することによって、ロータ20の回転お
よび停止の時期にそれぞれ同期させて給油路82の車通
および遮断の時期を規定することが、制量回路等を用い
ることなく実現する。そして本実施例では、フロントハ
ウジング10に埋め込まれr二鉄片90がソレノイド5
4の磁力をスプール92に集中させる役割を果たす。
以上のように構成されtニベーン圧縮機において、ニア
コンディショニング装置用の手動スイッチがオンにされ
て、あるいは車室内温度センサからの信号に基づいて電
磁クラッチのソレノイド54が励磁されると、その磁力
によってクラッチテイス14− り46がプーリ50の(til+に引き寄せられ、Mi
1述のように当該クラッチが1接」となってプーリ50
の回転がロータ20に伝達され、そのロータ20の回転
に伴って前記4つの圧縮室62において冷媒ガスの圧縮
仕事が行なわれる。
まfこ、そのソレノイド54の励磁により鉄片90が磁
化され、言い換れば鉄片90を通じてのソレノイド54
の磁力により、開閉弁86のスプール92が第8図に示
す位置からスプリング96の付勢力に抗して、第1図に
示すようにソレノイド54の側に鉄片90に当接する位
置まで移動させられ、その位置に吸着、保持される。そ
の結果給油路82が連通溝94により連通、させられj
こ状態となり、油溜78に貯溜されている潤滑油が当該
圧縮機の吐出圧により給油路82を経て油溝84に圧送
される。
1、油溝84に圧送され1こ潤滑油は、ベーン溝60の
内端部に入り込み、前記加圧溝63にょる押出作用より
前の段階でベーン58をロータ外周面から押出す作用を
為す他、ロータ20とフロントサイドプレート10との
摺動面、ベーン58とベーン溝60との摺動面、まrこ
ベーン溝6oを通じてリヤサイドプレート12とロータ
20との摺動面に供給されるとともに、各部材間の微小
クリアランスを通じて圧縮室62内に漏洩し、シリンタ
8とベーン58との摺動面に供給されて、それらの摺動
面の潤滑を行い、かつシール効果を向上させる。
なお、圧縮室62への漏洩については、圧縮室62の圧
力も高まっているrこめ過度の漏洩は防止される。また
油溝84に導かれる油を便宜的に潤滑油と称し1こが、
シール油としての役割も同等に重要である。
一方、冷房負荷が減少して車室内温度センサが作動し、
それからの信号に基づいて電磁クラッチノソレノイド5
4が消磁されると、電磁クラッチが1切」となってロー
タ20の回転が止まり、圧縮機の作動が停止する。
同時に、それまで鉄片90の側に引き寄せられていtこ
スプール92が、ソレノイド54の磁力の消滅に伴ない
、スプリング96の付勢力によって第3図に示すように
弁室88の反対端側に移動させられて元の位置に復帰し
、その結果給油路82を遮断する。スプール92の両サ
イドの弁室88の空間は、スプール92に形成されfコ
貫通孔98により連通させられていて、圧力差が実質的
に生じないから、比較的小さなスプリング力でスプール
92を遮断位置に移動させることができる。このことは
1述のようにスプール92をソレノイド54の磁力によ
って連通位置へ移動させるときにも言えることである。
ロータ200回転が停止させられれば、圧縮室62の圧
力はすぐに吸入室16の圧力に等しくなるが、油分離室
18の圧力は吐出068に設けられfこ吐出去72の1
こめに圧縮室62の圧力より高く保rコれる。しかし給
油路82は開閉弁86によって遮断されているtこめ、
上記圧力差に基づいて潤滑油が圧縮室62に充満するこ
とはなく、再起動時に液圧縮を起こすおそれがなくなる
。特に、開閉弁86が圧縮室62の高圧域と低圧域との
圧17− 力差によって作動させられるものではないから、E縮室
62の圧力を導く導圧孔を弁室88に開口させる必要が
なく、そのfコめ圧縮機の停止時において圧縮室62へ
の潤滑油の漏洩をより確実に防止できる。
そしてスプール92が給油路82を遮断する位置に保持
されrコ状態では、油分離室18側の圧力によりスプー
ル92の外周面が弁室88に開口する給油路82のうち
油溝84側の開口部に押し付けられること、さらには潤
滑油の粘性もあって、開閉弁86は十分なシール性を保
つ。しrこがってスプール92と弁室88との径方向の
クリアランスがある程度大きくても給油路82の遮断が
可能であり、そのTこめ両者間のクリアランス管理が楽
になる。なお、そのクリアランスが比較的大きい場合に
潤滑油が弁室88に充満したとしても、スプール920
貫通孔98を通じて潤滑油が弁室88の一方の側から他
方の側に流れてスプール92の移動が許容されるから支
障はない。
次に第4図乃至第6図に基づいて本発明の別の=18− 実施例を説明する。この実施例は冷媒圧縮用のスクリュ
ー圧縮機に本発明を適用しf二ものであるが、前記実施
例と同様の機能を有する部分については同じ符号を付し
て詳細な説明は省略する。
第4図において100はロータケーシング本体であって
、フロントサイドプレー1〜10およびリヤサイドプレ
ー1〜12とともにハウジング102の主体を構成して
いる。ロータケーシング本体100には円形断面の穴が
互いに平行にかつ部分的に重合するように形成されてロ
ータ室106を成している。このロータ室106内には
螺旋突起108を備え1こ雄ロータ110と螺旋溝11
2を倫えjこ雌ロータ114とが配設されており、両ロ
ータは螺旋突起108と螺旋溝112とにおいて噛み合
っている。雄ロータ110は両端面が両サイドプレート
10.12に接触まrこは庵く近接しtこ状態にあり、
その両端面から突出しtこ軸116.118がそれぞれ
両サイドプレート10.12によってラジアル軸受12
0を介して回転可能に支承されていて、軸118側には
スラスト軸受122が設けられている。雌ロータ114
も同様に軸124おまび126がラジアル軸受120お
よびスラスト軸受122を介して両サイドプレート施例
と同様の電磁クラッチを介して駆動源と接続されるべく
、軸封装置34を経て長く延ばされている。そして電磁
クラッチのソレノイド54が励磁され1ことき駆動源の
回転が@If 124を介して雌ロータ114に伝達さ
れ、雄ロータ110がそれに従動するようにされている
。−1−記のように構成されることによって雄ロータ1
10.雌ロータ114およびハウジング102の王者の
間には複数量の圧縮室128が形成され、両ロータ11
0゜114の回転に伴なってこの圧縮室128の容積が
一旦増大17た後、減少することとなる。そして増大過
程にある圧縮室128はフロントサイドプレー1〜10
とロータケーシング本体100とに跨って形成されfコ
吸入室130に連通しj二状態に保fコれ、容積が減少
する過程にある圧縮室128は封鎖されrこ状態を経て
第6図に示すようにリヤサイドプレート12に形成され
fこ吐出口182に連通する状態に保Tこn、この吐出
口182には吐出弁72が設けられている。リヤサイド
プレート12の背後にはリヤハウジング6等によって油
分離室18が形成され、フィルタ184を通過する吐出
ガスから潤滑油が分離されて第4図に示す油溜78に貯
溜される。
油溜78には給油路186が連通させら■ている。この
給油路136はリヤサイドプレート12およびロータケ
ーシング本体100を経てフロントサイドプレート10
の側に導かれfこ後、第5図に示すようにフロントサイ
ドプレート10中を伝って、さらに第6図に示すように
ロータケーシング本体100を経て再びリヤサイドプレ
ート12側まで導かnて、リヤ側の軸受120.122
に連通させられ、まrこその途中で分岐路188を通じ
てロータ室106内の圧縮室128に連通させられてい
る。そしてL配給油路186のフロン1〜サイドプレー
ト10内の途中には、前記実施例と同様の開閉弁86が
設けられている。
21− しにがって、電磁クラッチのソレノイド54が励磁され
ると圧縮機が作動して冷媒ガスの圧縮仕事が行イつれ、
かつスプール92が移動させられて給油路186が連通
状態となり、吐出カス圧によって油溜78の潤滑油が給
油路136を経てリヤサイドプレート12側の軸受12
0,122に供給されるとともに、分岐路188から圧
縮室128内に噴射されて潤滑ならびにシール作用を為
す。
なお、給油路186をさらに分岐させて軸封装置34に
連通させ、そこにも潤滑油を供給するようにすることも
可能である。
そしてソレノイド54が消磁されれば、圧縮機が停止状
軛になるとともに、開閉方86が給油路136を凝析し
て、前記実施例と実質的に同様の作用・効果が得られる
以上、本発明の代表的な実施例を2ダ1説明したが、本
発明はそれらり、外に、渦巻き形のロータを有するいわ
ゆるスクロール圧縮機をはじめ、嶺葉圧縮機など各種の
回転式圧縮機に適用することが可能である。
22− また、開閉弁はスプールを弁子とするスプール方のみな
らす、弁子が弁座に着座し1こり離れfこりすることに
よって給油路を連通・遮断するシーテイング弁とするこ
とも可1止である。さらに、弁子の役割を果tこ市部分
とソレノイドの磁力で吸引される部分とを別にすること
も可能であり、そのようにす′I’lば弁子を非磁性は
料で製作することも可能となる。
まfコ、給油路の途中において開閉弁を配設する場所と
してはフロントサイドプレー1−が好適ではあるが、だ
からと言ってそこのみに限定されるイつけではなく、電
磁クラッチのソレノイドの磁力で弁子を移動させること
ができる場所であればよい。
その他にも特許請求の範囲を逸脱することなく、種々の
変更・改1等を加えた態様で本発明を実施し得ることは
もちろんである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例てj)る冷媒カス圧縮用ベー
ン圧縮機の縦断面図であって、第2図におけるl−1断
面図である4、第2図は第1図におけるII−I+断面
図であり、第3図は同圧縮機の開閉弁の作用を説明する
部分断面図である。第4図は本発明の他の実施例である
冷媒ガス圧縮用スクリュー圧縮機の縦断面図であり、第
5図は第4図にお(Jるv−v断面図、第6図は第5図
におけるlll−■断面図である。 2.102:ハウシング 4:フロントハウシング  6:リヤハウジング8:シ
リンタ 10:フロントサイドプレート 12:リャサイドプレ−1・ 14.106:ロータ室 18:油分離室20:ロータ
       46:クラツチデイスク50:プーリ 
     54:ソレノイド58:ベーン      
62,128:圧縮室78:油溜       8’2
 、186 :給油路84:油溝       86:
開閉弁88:弁室       9o:鉄片 92ニスプール(弁子) 94:連通溝96:圧縮コイ
ルスプリング 98:貫通孔 100:ロータケーシング本体 110:雄ロータ     114:雌ロータ134:
フィルタ    138二分岐路出願人  株式会社 
甲田自動ll&機製作所−25= 第2図 第3図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. ハウジング内に回転可能に設けられて該ハウジングと共
    同して圧縮室を形成するロータと、該ハウシングに固定
    されfこソレノイドの励磁により「接」となって駆動源
    の回転を該ロータに伝達する電磁クラッチとを備えると
    ともに、油溜に貯溜されT二潤滑油が当該圧縮機の吐出
    圧によ−って前記圧縮室に供給される構成の回転式圧縮
    機において、前記油溜と前記圧縮室とを接続する給油路
    の途中に、通常はスプリングによって該給油路を遮断す
    る位置に保rこれ、前記ソレノイドが励磁されたときは
    その磁力(こよって該給油路を連通させる位置に移動さ
    せらnる弁子を備えfこ開閉、−1+を設けjこことを
    特徴とする回転式圧縮機。
JP9051283A 1983-05-23 1983-05-23 回転式圧縮機 Pending JPS59215997A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63126583U (ja) * 1987-02-12 1988-08-18
JPS63297972A (ja) * 1987-05-29 1988-12-05 株式会社デンソー 電磁クラッチ付コンプレッサ
JP2003314453A (ja) * 2002-04-24 2003-11-06 Sanden Corp 圧縮機

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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