JPS5921522A - 高純度塩化カルシウム水溶液の製造方法 - Google Patents

高純度塩化カルシウム水溶液の製造方法

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JPS5921522A
JPS5921522A JP12965482A JP12965482A JPS5921522A JP S5921522 A JPS5921522 A JP S5921522A JP 12965482 A JP12965482 A JP 12965482A JP 12965482 A JP12965482 A JP 12965482A JP S5921522 A JPS5921522 A JP S5921522A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、オキシ塩化カルシウムを経由する高純度塩化
カルシウム水溶液の製造方法に関する。
更に詳しくは、不純物を含む塩化カルシウムと水酸化カ
ルシウムおよび/又は酸化カルシウムとから水溶液中で
得るオキシ塩化カルシウムを経由する高純度塩化カルシ
ウム水溶液の製造方法に関する。
塩化カルシウムは、原油の回収用,道路の凍結防止用,
冷凍機のプライン,ガス,食品,精密機器の吸湿剤,金
属カルシウムおよびカルシウム化合物の製造原料等、巾
広い分野に大量に消費されている有用な化合物である。
一般に、塩化カルシウムは、他の化学物質を製造する際
の副産物として回収製造されている。
例えば、(イ)アンモニアソーダ法の蒸留廃液を濃縮し
て析出する塩化ナトリウムを分離して得る方法。(ロ)
塩安ソーダ法で得られる塩安を石灰乳で溶解し、発生す
るアンモニアを除いて得る方法。
(ハ)高度さらし粉の製造で副生する塩化カルシウム母
液中の次亜塩素酸カルシウムを塩酸又はニッケル系の触
媒で分解して得る方法。
などである。又、合成法としては、(ニ)石灰石を塩酸
で溶解させて得る方法がある。
これらの方法は、塩化カルシウムを安価に、しかも大量
に製造するには適している。しかしながら、副産物を利
用したり、天然物を使用するため、得られる塩化カルシ
ウムに含まれる不純物の種類およびその量は多く、一般
の化学品に比べてもその純度は低い。従って、その使用
分野の殆んどは原油の回収用,道路の凍結防止用,冷凍
機のプライン用といった粗野な分野に限られている。
塩化カルシウムに含まれる不純物の由来は、前記した従
来法においては例えば、(イ)が蒸留廃液,石灰乳,(
ロ)が塩安,石灰乳,(ハ)が副生塩化カルシウム母液
、(ニ)が石灰石,塩酸等であり、具体的には、NaC
l,NH4,ClO3,SO4,SiO2,Al2O3
,Fe2oO3,MgO,BaO,PO1,微量金属と
して、Cr,Mn,Ni,Cu,Pb等がある。
これらの不純物は、(1)その殆んどが系に溶解してい
るもの(NaCl,NH4,ClO3,SO4),(2
)溶解度が小さく、固体及び一部溶解状態で存在するも
のに大別される。
固体状の不純物は、通常、微細なためろ過による除去は
仲ゝ難しいが、原理的にはろ過で除ける。
しかし、固体不純物の除去のみでは塩化カルシウムの高
純度化は困難であり、このためには溶解不純物の除去が
不可欠である。
前記溶解不純物の除去方法には、塩化カルシウムを2水
温,4水温,又は6水温として晶出させ、不純物と分離
する晶析法がある。しかしながら、この方法では濃縮エ
ネルギー,冷却エネルギーを多量消費すること、結晶化
時に結晶中に不純物を取り込まない条件を厳密に選ぶ必
要があることなど、経済面および晶出技術面で問題があ
る。
又、塩化カルシウム水溶液のpHを調節し、凝集剤,吸
着剤で溶解不純物を除く方法もあるが、薬剤費用,工程
管理が煩雑であるといった問題があるだけでなく、その
除去効果は小さい。そこでもし、固体及び溶解不純物を
含まない高純度の塩化カルシウムが簡単なプロセスで経
済的に製造できたなら、腐食性のない道路凍結防止剤,
凍結機のプラインとして、又、金属カルシウムの安価な
製造原料,歯科用石こう,蛍光剤用りん酸カルシウム等
の高純度カルシウム化合物の製造原料として利用するこ
とができ、各方面でその出現が望まれている。
以上のことに鑑み、本発明者らは、原料の塩化カルシウ
ムの不純物特に溶解不純物の種類,含量の変動に左右さ
れず、高純度でしかも安価に塩化カルシウムを製造でき
る方法を確立すべく鋭意検討した結果、オキシ塩化カル
シウム結晶を経由する方法により高純度の塩化カルシウ
ム水溶が製造できることを見い出し、本発明を完成した
すなわち、本発明は不純物を含む塩化カルシウムと水酸
化カルシウムおよび/又は酸化カルシウムとから水溶液
中でオキシ塩化カルシウムを晶出させた後、これを分離
し、次いで得られたオキシ塩化カルシウムを水の存在下
で分解し、分解液中の固相分を除去することを特徴とす
るものである。
以下本発明を更に詳細に説明する。
本発明は、不純物を含む塩化カルシウムと水酸化カルシ
ウムおよび/または酸化カルシウムとから水溶液中でオ
キシ塩化カルシウムを晶出させること、および該オキシ
塩化カルシウムを前記水溶液から分離することを必須の
要件とする。
前述したように、従来の塩化カルシウム水溶液の製造方
法では、不純物特に溶解不純物を除くことは経済面およ
び技術面から極めて困難であった。
しかしながら、本発明者らは、水溶液中で不純物を含む
塩化カルシウムと水酸化カルシウムおよび/または酸化
カルシウムを反応させてオキシ塩化カルシウムを晶出さ
せる方法を探ると、系中に存在する溶解不純物はほぼ完
全に分離除去できること、および該オキシ塩化カルシウ
ムの晶出は容易でその結晶成長は良好で巨大な結晶が得
られることを見い出した。
このように溶液中に存在する溶解不純物をほぼ完全に除
去できることは、オキシ塩化カルシウムの結晶成長が極
めて良好(早い)であるため、該結晶内へ溶解不純物が
取り込まれ難いことによると考えられる。
以上の説明から明らかなように、原料塩化カルシウムと
水酸化カルシウムおよび/または酸化カルシウムとから
得られる生成物は、溶解不純物の取り込みのないオキシ
塩化カルシウムと溶解不純物を含む母液である。該母液
とオキシ塩化カルシウムとは、通常の分離方法、例えば
、ろ過法、遠心分離法等によって分離できる。
特にろ過による分離は、固液をほぼ完全に分離すること
ができ、従って不純物の少ない塩化カルシウムを得るこ
とが可能となる。又、ろ過法は操作が極めて簡単である
ここで重要なことは、オキシ塩化カルシウムを晶出させ
てこれを液相と分離することにより、液相中に存在する
溶解不純物を除去することである。
前記晶出では、イ)溶解不純物を抱き込み易いオキシ塩
化カルシウムの集合晶を晶出させないこと、ロ)母液と
の分離が困難となる微細なオキシ塩化カルシウムを晶出
させないこと、が大切であり、そのためにはオキシ塩化
カルシウムの晶出速度を、原料の仕込速度を制御するな
どして調節することが重要である。本発明においては晶
出速度は20〜250g/hr・lが望ましい。又、本
発明で用いる塩化カルシウム源としては、1)アンモニ
アソーダ法の蒸留廃液のように希薄な塩化カルシウムと
塩化ナトリウムの水溶液、ロ)塩安ソーダ法で副生する
塩安を石灰乳で溶解した水溶液、ハ)塩化カルシウムを
主成分とする高度さらし粉の廃液、またニ)石灰石を塩
酸と反応させて得られる塩化カルシウム水溶液、等々の
いずれでも良い。
要するに、塩化カルシウムを含むものであれば良い。
本方法で用いる水酸化カルシウムおよび/または酸化カ
ルシウムは、イ)石灰石を焼成して得られる生石灰、ロ
)生石灰を消化して得られる消石灰又は石灰乳、ハ)後
の工程すなわちオキシ塩化カルシウムを分解,ろ過して
得られる水酸化カルシウム等はあるが、ハ)が実用上望
ましい。
上述の各成分により晶出させるオキシ塩化カルシウムの
代表例としては、三塩基性塩化カルシウム水和物(Ca
Cl2・3Ca(OH)2・nH2O,n=11〜13
),一塩基性塩化カルシウム水和物(CaCl2・Ca
(OH)2・nH2O,n=1〜4)がある。
三塩基性塩化カルシウム水和物は晶出が容易で、しかも
単結晶で粗大結晶となり易いので母液との分離が容易で
あり、望ましいオキシ塩化カルシウムである。この結晶
の晶出は比較的温和な条件で操作できる。すなわち、水
溶液が塩化カルシウム溶液の場合、塩化カルシウム濃度
10〜30wt%,温度10〜35℃,スラリー濃度1
0〜40wt%であり、晶出速度20〜250g/hr
・lである。
なお、系に塩化カルシウム以外の塩が共存する場合、ほ
ぼその塩濃度分だけ塩化カルシウム濃度を下げることが
できる。すなわち、塩析手段を用いることが可能であり
、低濃度の塩化カルシウム水溶液を用いる場合、塩化ナ
トリウム等の塩析剤を添加すれば、常温でもオキシ塩化
カルシウムを晶出させることができ、後の分離,分離工
程で原料の塩化カルシウムよりも高濃度の塩化カルシウ
ム水溶液が得られる。このことも本発明者らが見い出し
た本発明の特徴である。
又、オキシ塩化カルシウムがCaCl2・Ca(OH)
2・H2Oの時、晶出条件は塩化カルシウム濃度30〜
40wt%,温度20〜120℃,スラリー濃度10〜
40wt%であり、晶出速度は20〜250g/hr・
lである。
こうして得られる結晶は単結晶で10ミクロン以上、数
ミリメートルにも達し、溶解不純物をほとんど含まない
ものであり、原料からの溶解不純物のほとんどは母液に
溶解した状態となる。
又、オキシ塩化カルシウムの晶出時に種晶を添加すると
、オキシ塩化カルシウムに含まれる溶解不純物はほぼ皆
無になり、又、微細結晶のない分離性が更に良好なオキ
シ塩化カルシウムが得られる。このことも本発明者らが
初めて見い出した事実である。これは種晶の存在により
オキシ塩化カルシウムの成長が穏やかに行なわれ、溶解
不純物との分離が更に容易になるためと考えている。
なお、種晶としては平均粒径50ミクロン以下、更には
30ミクロン以下が望ましく、添加量は予想生産量の1
/200〜1/5が望ましい。又、種晶は水酸化カルシ
ウムと塩化カルシウムの反応により別に製造しても、得
られたオキシ塩化カルシウムを粉砕して用いても良い。
又、晶出形式には回分式,連続式いずれも適用できるが
、生産効率から連続式が望ましい。
又、本発明者らは、オキシ塩化カルシウムの晶出で、あ
る特異な現象を発見した。それは系に存在する固体不純
物が微細な粒子として浮遊しており、オキシ塩化カルシ
ウム結晶に取り込まれたり、吸着したりしないことであ
る。この理由は、該結晶と固体不純物の結晶形態が異な
ること、オキシ塩化カルシウム結晶の成長が良好である
ため、物理的付着がないことによると考えられる。
すなわち、前記固体不純物は、後に詳述するが、オキシ
塩化カルシウムを分解して、溶液中の固相分を分離する
際に除くことができるが、オキシ塩化カルシウムを分級
して、その細粒部を除去することによっても除くことが
できる。この場合、オキシ塩化カルシウムの母液からの
分離および該オキシ塩化カルシウムを分解して生成する
高純度の塩化カルシウム水溶液の分離が容易であること
、分離して得られる水酸化カルシウムの純度が高く、こ
れを循環史ようする場合や、副生成物として利用する場
合に有利であることから、前記した分級によっ固体不純
物を予め除くことは望ましい操作である。分級によるオ
キシ塩化カルシウムの細粒部の除去率は特に制限されな
いが、目的とする塩化カルシウムの純度,収率等を考慮
して適宜決めることができる。
分級装置としては、セットラー,液体サイクロン,湿式
篩等が使用でき、又、晶出と分級を兼ねた晶出分級槽も
使用できる。
オキシ塩化カルシウムと溶解不純物を含む母液との分離
は、オキシ塩化カルシウムが粗大粒であるので極めて容
易であり、充分に母液と分離することができる。又、例
えばろ過による分離の場合には、用いるろ過機の目開き
の調節により、微細な固体不純物をも母液とともに除く
ことができ、更には、ろ過時に水又は生成する高純度塩
化カルシウム水溶液の一部でろ過残渣(オキシ塩化カル
シウム)を洗浄すればほぼ完全に溶解不純物を含む母液
と分離することができる。この際用いる分離装置として
は、ドラムフィルター,遠心分離機,ベルトフィルター
,液体サイクロン等を用いることができる。分離して得
られる湿潤ケーキ中のオキシ塩化カルシウム含量は、通
常50wt%以上、95wt%にも達する。
本発明は、反応系から分離して得られたオキシ塩化カル
シウムを水の存在下に分解した後、固相分を分離するこ
とを必須の要件とする。ここでの主目的は、オキシ塩化
カルシウムを分解して、塩化カルシウム水溶液と水酸化
カルシウム結晶にし、これらを分解して塩化カルシウム
水溶液を得ることにある。オキシ塩化カルシウムの分解
は、温度、塩化カルシウム濃度の調節により容易に実施
でき、分解に一定の量の水を用いた場合、温度を高くす
る程塩化カルシウム濃度を高くできる。すなわち、分解
でできる塩化カルシウム濃度(Awt%)と温度(B℃
)とには、A=0.8Bなる関係がある。
例えば、30wt%塩化カルシウム水溶液を得る場合、
温度38℃でオキシ塩化カルシウムを分解すればよい。
なお、得られる水溶液の塩化カルシウム濃度の限界は、
ほぼ32wt%である。
従って、低濃度の塩化カルシウム水溶液を原料として、
30wt%程度の高濃度の塩化カルシウム水溶液を製造
できる。このことも本発明の特徴である。
オキシ塩化カルシウムの分解式としては、回分式,連続
式のいずれも適用できる。オキシ塩化カルシウムを分解
して得られる塩化カルシウム水溶液は、溶解不純物のな
い極めて高純度の水溶液である。なお、この時生成する
水酸化カルシウムは結晶質であり、六角板状,六角柱状
をしており、その粒径は100ミクロン以上になり、極
めて沈降性が良い。又、分解時に水酸化カルシウムの種
晶を添加すると、水酸化カルシウムの微粒子の生成を抑
制でき、沈降性は更に向上する。これらのことも本発明
者らが初めて見い出した事実である。
次に、塩化カルシウム水溶液を得るため、溶液中の固相
分を分離するが、水酸化カルシウムが結晶質で粗大なた
め、その分離は極めて容易であり、短時間のうちに完了
する。又、ここで予期しなかった特徴として、本発明者
らは次のことを見い出した。
すなわち、オキシ塩化カルシウムの分離で結晶に付随し
た若干の微細な固体不純物は全て分離で除去でき、しか
も分離性には全く悪影響を及ぼすことはない。これは、
結晶質で粗大な水酸化カルシウムのろ過助剤的な働きに
よるものと考えられる。こうして得られる塩化カルシウ
ム水溶液は、溶解不純物だけでなく、固体不純物も含ま
ない極めて純度の高いものである。
オキシ塩化カルシウム分解溶液の分離には、通常の固液
分離機が使える。例えば、ドラムフィルター,ベルトフ
ィルター,遠心分離機,フィルタープレス,液体サイク
ロン等を使用できる。又、前記分離により得られた水酸
化カルシウムは、反応性に富み、オキシ塩化カルシウム
の晶出が良好であること、および経済的であること等か
ら該工程にその一部又は全部を循環するのが合理的であ
り、望ましい方法である。
しかしながら、結晶質で粗大で、かつ純度が良いことか
ら、水等で洗浄し、場合によっては乾燥して水酸化カル
シウムとして製品化できる。その場合、該水酸化カルシ
ウムは、1)結晶が強固であり、乾燥品は粉塵の発生が
なく、嵩密度は大きく、取扱いが容易である。2)活性
であり反応性に富む。といった特性を有する。これらの
ことも本発明者らが予期しなかった特徴である。
又、本発明の応用として、分離又は分級後分離して得ら
れたオキシ塩化カルシウムを塩酸と反応させて、高純度
の塩化カルシウムを得る方法もある。
次に本発明の特徴を列記する。
(1)溶解不純物,固体不純物を含まない高純度の塩化
カルシウム水溶液が得られる。
(2)特殊な薬剤は必要なく経済的である。
(3)高度な単位操作はなく、工程は簡単であるため経
済的である。
(4)低濃度の塩化カルシウム水溶液を原料として高濃
度の塩化カルシウム水溶液が得られる。
(5)副生する水酸化カルシウムは結晶質で、かつ粗大
で活性であり、純度が良いため商品とすることができる
(併産が可能)。
次に、本発明の実施例を示すが、本発明はこれらに限定
されるものではない。又、実施例で示す%および部は全
て重量に基づくものである。
なお、分析方法は下記の方法によった。
NaCl原子吸光光度法で求めたNaをNaClに換算 SiO2 過塩素酸法による沈殿をアルカリ溶融した後
、1−アミノ−2−ナフトール −4−スルホン酸による比色定量(分 光光度計使用) Al2O3 アンモニア水中和による沈殿をアルカリ溶
融した後、オキシンによる比色定 量(分光光度計使用) Fe2O3 オルソフェナントロリンによる比色定量(
分光光度計使用) MgO 原子吸光光度法 SO4 BaSO4生成による比濁法(分光光度計使用
) PO4 1−アミノ−2−ナフトール−4−スルホン酸
による比色定量(分光光度計 使用)(JIS K 8122) NH4 ネスラー試薬による比色定量 (JIS K 8122) 実施例1 不純物を含む20%塩化カルシウム水溶液(不純物濃度
は表1に示す)100部を97%水酸化カルシウム9.
53部と40℃で混合して得たスラリーを、1lの撹伴
機を備えたセパラブルフラスコ200g/hrの速度で
連続して導入し、温度は20℃に維持した。オーバーフ
ロー管からは、長さ20〜600μ,幅20〜300μ
,厚み10〜200μの菱形状の三塩基性塩化カルシウ
ム水和物20%のスラリーが200g/hrで得られた
次にこのスラリーをバスケットタイプの遠心分離機でろ
過し、CaCl2:20.1%,Ca(OH)2:36
.4%の湿潤ケークを得た。
単に前記湿潤ケーク100部を水16.8部と、後の分
離工程で得た25%塩化カルシウム水溶液65.2部で
25℃にて混合して得た三塩基性塩化カルシウムのスラ
リーを、撹伴機を備えた500mlのセパラブルフラス
コに100g/hrの速度で連続して供給し、分解した
。なお、温度は40℃に維持した。
オーバーフロー管からは、幅5〜70μ,厚み2〜20
μの六角板状をした水酸化カルシウムで懸濁した塩化カ
ルシウム水溶液が得られ、次にこれを真空ろ過式のガラ
スフィルターを用いて分離し、無色透明の25%塩化カ
ルシウム水溶液と82%水酸化カルシウムケークを得た
。この際の分離は極めて容易であった。
なお、該塩化カルシウム水溶液の不純物濃度を表1に示
す。
実施例2 実施例1の操作において、三塩基性塩化カルシウム水和
物のろ過時に該結晶量の20%の水で洗浄し、CaCl
2:18.2%,Ca(OH)2:38.4%の湿潤ケ
ークを得、該湿潤ケーク100部に対して水11.2部
を加える以外は全て実施例に1と同じ操作をした。
その結果、無色透明の25%塩化カルシウム水溶液と8
4%水酸化カルシウムケークを得た。
実施例3 実施例1と同じ操作で得た三塩基性塩化カルシウム水和
物のスラリー1Kgを下部が逆円錐状をした1.5lの
円筒形の分級機(断面積44cm^2)に入れ、下部か
ら実施例1のろ過で得たろ液を4.8l/hrの速度で
連続して1時間導入した。こうして、分級器内に残った
粗大な三塩基性塩化カルシウム水和物のスラリーをバス
ケットタイプの遠心分離機でろ過し、CaCl2:20
.2%,Ca(OH)2:38.8%の湿潤ケークを得
た。
次に該湿潤ケーク100部に対して水19.6部を加え
る以外、全て実施例1と同様に操作した。
その結果、無色透明の25%塩化カルシウム水溶液と8
7%水酸化カルシウムケークを得た。この際の分離は実
施例1の場合と同様に極めて容易であった。
なお、該塩化カルシウム水溶液の不純物濃度を表1に示
す。
実施例4 不純物を含む20%塩化カルシウム水溶液(実施例1と
同じもの)100部に95%酸化カルシウム7.67部
を少しづつ加え消化させた後、水5.0部を加え40℃
に保持した。
次に該スラリーを実施例1と同様に操作して、CaCl
2:19.7%,Ca(OH)2:36.6%の三塩基
性塩化カルシウムの湿潤ケークを得た。
更に該湿潤ケーク100部に対して水16.7部を加え
る以外、全て実施例1と同様に操作した。
その結果、無色透明の25%塩化カルシウム水溶液と8
0%水酸化カルシウムケークを得た。この際の分離は実
施例1の場合と同様に極めて容易であった。なお、該塩
化カルシウム水溶液の不純物濃度を表1に示す。
実施例5 実施例1の水酸化カルシウム9.53部の代りに、分解
,分離して得た水酸化カルシウムケーク10.4部を用
いて、実施例1と同様に操作したところ、長さ20〜8
00μ,幅20〜500μ,厚み15〜300μの菱形
をした三塩基性塩化カルシウム水和物20%のスラリー
を得た。
次に該スラリーをバスケットタイプの遠心分離機でろ過
し、CaCl2:20.2%,Ca(OH)2:38.
4%の湿潤ケークを得、該湿潤ケーク100部に対して
水19.2部を加える以外全て実施例1と同様に操作し
たところ、無色透明の25%塩化カルシウム水溶液と8
6%水酸化カルシウムケークを得た。
この際の分離は実施例1の場合と同様に極めて容易であ
った。
該ケークは最初の工程に循環使用した。なお、該塩化カ
ルシウム水溶液の不純物濃度を表1に示す。
実施例6 アンモニアソーダ法(ソルベー法)の蒸留廃液(CaC
l2 12%,不純物濃度は表1に示す)100部に9
7%水酸化カルシウム10.0部,塩化ナトリウム10
.0部を加え、供試スラリーを造り40℃に保持した。
次に1lの撹伴機を備えたオーバーフロー管付セパラブ
ルフラスコに、前記供試スラリーを200g/hrの速
度で連続して導入し、温度は15℃に維持した。オーバ
ーフロー管からは長さ10〜600μ,幅10〜300
μ,厚み5〜100μの菱形状の三塩基性塩化カルシウ
ム水和物19.2%のスラリーを200g/hrで得た
次にこの三塩基性塩化カルシウムのスラリーをバスケッ
トタイプの遠心分離機でろ過し、結晶量に対して20%
の量の分解,分離して得た塩化カルシウム水溶液で洗浄
し、CaCl2:20.2%,Ca(OH)2:37.
6%の湿潤ケークを得た。
更に500MLの撹伴機を備えたオーバーフロー管付セ
パラブルフラスコに前記湿潤ケーク100部、後の分離
工程で得られた塩化カルシウム水溶液75部,水12部
を20℃で混合した後、100g/hrで連続して導入
し、温度42℃に維持して三塩基性塩化カルシウム水和
物を分解した。
オーバーフロー管からは幅が5〜50μ,厚みが1〜1
5μの六角板状をした結晶質の水酸化カルシウムで懸濁
した塩化カルシウム水溶液が100g/hrで得られた
。この懸濁液を真空ろ過式のガラスフィルターを用いて
分離し、27%塩化カルシウム水溶液と78%水酸化カ
ルシウムケークを得た。この際の分離は実施例1と同様
に極めて容易であった。
なお、該塩化カルシウム水溶液の不純物濃度を表1に示
す。
表1

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)不純物を含む塩化カルシウムと、水酸化カルシウ
    ムおよび/または酸化カルシウムとから水溶液中でオキ
    シ塩化カルシウムを晶出させた後、該水溶液から、得ら
    れたオキシ塩化カルシウムを分離し、次いでこれを水の
    存在下で分解し、溶液中の固相分を除去することを特徴
    とする高純度塩化カルシウム水溶液の製造方法。
  2. (2)水酸化カルシウムおよび/または酸化カルシウム
    として、オキシ塩化カルシウムを分離して得られた水酸
    化カルシウムの一部または全部を用いる特許請求の範囲
    第1項記載の方法。
  3. (3)オキシ塩化カルシウムの分離の際、水または得た
    高純度塩化カルシウム水溶液の一部でオキシ塩化カルシ
    ウムを洗浄する特許請求の範囲第1項又は第2項記載の
    方法。
  4. (4)オキシ塩化カルシウムが三塩基性塩化カルシウム
    水和物である特許請求の範囲第1項から第3項のいずれ
    か記載の方法。
  5. (5)オキシ塩化カルシウムの分離をろ過法により行な
    う特許請求の範囲第1項から第4項いずれか記載の方法
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010184841A (ja) * 2009-02-13 2010-08-26 Tateho Chem Ind Co Ltd 高純度水酸化カルシウム粉末、高純度炭酸カルシウム粉末及び高純度酸化カルシウム粉末並びにそれらの製造方法

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