JPS59214217A - 電解コンデンサ用電極箔の製造方法 - Google Patents

電解コンデンサ用電極箔の製造方法

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Publication number
JPS59214217A
JPS59214217A JP8893483A JP8893483A JPS59214217A JP S59214217 A JPS59214217 A JP S59214217A JP 8893483 A JP8893483 A JP 8893483A JP 8893483 A JP8893483 A JP 8893483A JP S59214217 A JPS59214217 A JP S59214217A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
foil
electrode foil
conductive material
oxygen gas
dielectric
Prior art date
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Pending
Application number
JP8893483A
Other languages
English (en)
Inventor
室岡 秀一
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Altemira Co Ltd
Original Assignee
Showa Aluminum Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Showa Aluminum Corp filed Critical Showa Aluminum Corp
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Publication of JPS59214217A publication Critical patent/JPS59214217A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、電解コンデンサ用電極箔の製造方法に関す
る。
従来、電解コンデンサ用電極箔としては、一般的に、高
純度アルミニウム箔にエツチングを施してその表面積を
拡大した後化成したものが、最も多く使用されている。
その理由としては、他の祠料に比べてエツチングによる
表面積拡大効果が最も°大きいこと、使用電圧を決定す
る化成電圧のコントロールが容易で、コントロール可能
範囲が6〜600Vと広いこと、他の相料に比べて安価
であることなどがあげられる。ところで、電解コンデン
サ用電極箔の性能は、主として静電容量により決定され
るものであるが、静電容量は、箔の表面積および化成に
より形成される酸化皮膜の誘導率が大きくなるほど大き
くなる。ところが、箔の表面積拡大化は現在のエッチン
ク技術により最大限まで行すわれており、これ以1の大
幅の拡大は望むことはできず、さらには化成皮膜の誘導
率は箔の材質によって決まっているので、箔の静電容量
の向上lこも限度があると考えられる。また、エツチン
グ処理および化成処理のさい(こ生じる廃液は有害なも
のであるから、廃液処理設備を必要とし、経済的に問題
かあった。
そこで、本出願人は、先に導電体材料からなる箔の表面
に、上記導電体林料か誘電体となった場合の誘電率より
も高い誘電率を有する金属酸化物を真空雰囲気中で蒸着
させることを特徴とする電解コンデンサ用電極箔の製造
方法を提案した(特開昭56−83923号)。ところ
が、真空雰囲気中で金属酸化物を蒸発させると、蒸発時
(こ一部が分解して、得られた金属酸化物の蒸着膜中の
酸素量が元の金属酸化物中の酸素量よりも減少し、その
結果漏洩電流か大きくなって絶縁破壊強度(耐電圧)が
低下するという問題かあることがわかってきた。
また、酸素ガス中で金属を蒸発させて金属酸化物からf
jる蒸着膜を形成する方法も考えられたが、この場合正
常な金属酸化物からなる蒸着膜を形成するためには、蒸
着速度を小さくする必要がある。蒸着速度が大きいと蒸
着膜における酸素量が不足し、やはり絶縁破壊強度が低
下するからである。
この発明は上記実情に鑑みてrlされたものであって、
漏洩電流が小さくかつ絶縁破壊強度(耐電圧)の大きな
電解コンデンサ用電極箔の製造方法を提供することを目
的とする。
この発明による電解コンデンサ用電極箔の製造方法は、
真空雰囲気中において、導電体材料からなる箔の表面に
、酸素ガスを導入しながら上記導電体材料が誘電体とな
った場合の誘電率よりも高い誘電率を有する金属酸化物
を蒸着させることを特徴とするものである。
上記(こおいて、導電体材料からなる箔としては、導電
性を有するものであれば全て使用することができるので
、使用状態、用途等に応して+A’ Rコスト、機械的
強度、可撓性r、(どの点警こおいて優れたものを用い
ることができる。また、いうまでもすく、合成樹脂フィ
ルムなどの非導電性材料の表面を導電性材料で被覆した
ものでもよい。上記箔には、エツチングを施して、その
表面積を増大させることもある。また、所要の静電容耽
をえられる場合には、エツチングを施さなくてもよい。
上記において、導電体材料からなる箔の表面に、酸素を
導入しながら、この導電体材料が誘電体となった場合の
誘電率よりも高い誘電率を有する金属酸化物からなる誘
電体被覆Rη蒸着するのは次の理由による。すなわち、
導電体材料に化成処理を施して得られる酸化皮膜の誘電
率は、導電体材料の材質により決まっているものである
が、この誘電率よりも高い誘電率を有する誘電体被覆層
を形成すると、電極箔の静゛市容量は誘電体被覆層の誘
電率により決まるので、導電体材料の材質とは無関係に
、高静電容量を耐電圧)か大きくなるからである。上記
金属酸化物としては、酸化タンタル、酸化チタン、酸化
ニオブ、酸化ジルコニウム、チタン酸バリウムなどがあ
る。また、上記誘電体被覆層の厚さは厚さは適宜変更し
つる。金属酸化物として、たとえば酸化タンタルを用い
る場合には、酸素ガスを導入しながら蒸着させたときの
蒸着膜はTa205からなるが、酸素ガスを導入しない
場合の蒸着膜はTa20X (x < 5 )からなる
ものとなる。酸素ガスは、1〜100yr+J? / 
minの速度で導入しながら酸素ガスプラズマを形成す
るのが好ましい。
まtこ、上記において、導電体材料からなる箔の表面に
、この導電体材料が誘電体となった場合の誘電率よりも
高い誘電率を有する金属酸化物を真空雰囲気中で酸素ガ
スを導入しながら蒸着させる方法としては、イオンブレ
ーティング法、スパッタリング法、真空蒸着法などがあ
る。
蒸着速度は、2〜1oo A/seeとすることが好ま
しい。
得られた蒸着膜における酸素量が元の金属酸化物におけ
る酸素量よりも減少することはflI7)。
したがって、得られた蒸着膜の漏洩電流か小さくかつ絶
縁破壊強度(耐電圧)か太きく fiる。
また、導電体材料の材質(こ無関係(こ誘電体被覆層の
誘電率を大きくすることができるので、従来の化成処理
を施して誘電体被覆層を形成した電極箔に比べて静電容
量が大きくなる。したかって、コンデンサの小型化を図
ることができる。
さらに、化成処理を施さないので、廃液が発生せず、そ
の結果が廃液処理設備を必要とせず経済的にも優れてい
る。
つぎに、図面を参照しなから、この発明の実施例を比較
例とともに示す。
実施例1 真空度がI X 10  Torr以下のペルジャー+
11内の上部に、通常の製法で製造した厚さ0.1欄の
純度99.99%アルミニウム箔からなる基箱(2)を
配置し、この基箱(2)に−IKvの電圧を印加してお
く。
一方、基箱(2)の下方に、酸化タンタルからなる蒸着
物質(3)を備えた蒸発源(4)を配置しておく。
ついで、ペルジャー(1)に設けられた酸素ガス導入口
(5)からペルジャー(1)内番こ酸素ガスを5mj’
/minの?tHIで導入しなから、酸素ガスのプラズ
マを形成する。この状fjJで、蒸発源(4)から酸化
クンタルを蒸発させ、5人/secの速度で基箱(2)
の表面に厚さ021μmの酸化タンクル被膜を形成して
電解コンデンサ用電極を得た。
実施例2 真空度かI X 10−5Torr以下0:) ヘルシ
ャ(11内の」二部に、通常の製法で製造した厚さ0.
1mmの純度9940%アルミニウム箔からなる基箱(
2)を配置し、この基箱(2)に−IKvの電圧を印加
しておく。
一方、基箱(2)の下方に、チタン酸バリウムからなる
蒸着物質(3)を備えた蒸発源(4)を配置しておく。
ついで、ペルジャー(1)に設けられた酸素ガス導入口
(5)からペルジャー(1)内に酸素ガスを10’nL
l/ITI l nの速度で導入しなから、酸素ガスの
プラズマを形成する。この状態で、蒸発源(4)からチ
タン酸バリウムを蒸発させ、 10J/secの速度て
基??r (21の表面に厚さ0.21μmのチタン酸
バリウム被膜を形成して電解コンデンサ用電極箔を得た
比較例1 蒸着物質(3)を蒸発させるさいに、ペルジャー(1)
内に酸素ガスを導入しないことのほかは、上記実施例1
と同様な条件で電解コンデンサ用電極箔を得た。
比較例2 蒸着物質(3)を蒸発させるさいに、ペルジャー(1)
内に酸素ガスを導入しないことのほかは、上記実施例2
と同様な条件で電解コンデンサ用電極箔を得た。
上記のようにして得た4種の電極箔の静電容量、耐電圧
および漏洩電流を測定した。その結果を下表にまとめて
示す。
以上の結果から明らかなよう(こ、この発明によって得
られた電極箔においては、従来法にょなっているととも
に漏洩電流が小さくなっている。
【図面の簡単な説明】 図面はこの発明の方法の実施に用いる装置を示す図であ
る。 以  上 外4名

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 真空雰囲気中において、導電体材料からなる箔の表面に
    、酸素ガスを導入しながら上記導電体材料が誘電体k 
    7.Cつだ場合の誘電率よりも高い誘電率を有する金属
    酸化物を蒸着させることを特徴とする電解コンデンサ用
    電極箔の製造方法。
JP8893483A 1983-05-19 1983-05-19 電解コンデンサ用電極箔の製造方法 Pending JPS59214217A (ja)

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JP8893483A JPS59214217A (ja) 1983-05-19 1983-05-19 電解コンデンサ用電極箔の製造方法

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