JPS59213844A - 建築板およびその製造方法 - Google Patents
建築板およびその製造方法Info
- Publication number
- JPS59213844A JPS59213844A JP8892283A JP8892283A JPS59213844A JP S59213844 A JPS59213844 A JP S59213844A JP 8892283 A JP8892283 A JP 8892283A JP 8892283 A JP8892283 A JP 8892283A JP S59213844 A JPS59213844 A JP S59213844A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- groove
- building board
- width
- rotary blade
- base material
- Prior art date
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- Granted
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- Building Environments (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は立体感、重厚感に溢れた意匠的外観を有し且つ
吸音性に優れた建築板およびその製造方法に関するもの
である。
吸音性に優れた建築板およびその製造方法に関するもの
である。
従来から、吹付し増装或いはニジボス加工等により表面
に凹凸模様を施した化粧板が広く知られているが、この
ような加工手段では凸部の高さが比較的低くなって少し
離れた場所から見ても全体的に平坦化して立体感がなく
なり、その上、凹凸模様の底部まで完全に露呈している
ので、深味がなく、意匠的な外観に乏しいものである。
に凹凸模様を施した化粧板が広く知られているが、この
ような加工手段では凸部の高さが比較的低くなって少し
離れた場所から見ても全体的に平坦化して立体感がなく
なり、その上、凹凸模様の底部まで完全に露呈している
ので、深味がなく、意匠的な外観に乏しいものである。
一方、吸音性を有する建築板として、軟質繊維板やロリ
クウール板等の多孔質板に多数の小孔やトラバーチシ模
様状の凹所を設けたものが知られている。
クウール板等の多孔質板に多数の小孔やトラバーチシ模
様状の凹所を設けたものが知られている。
しかしながら、このような構造では、建築板の材質や小
孔又は凹所の形状によって異なるが、一般に中音から高
音域での吸音性を有していても低音域での吸音性が極め
て低く、さらに、小孔や凹所は極めて小形であるために
、前述同様に深林のない平面的な外観を呈して立体感に
乏しいものである。
孔又は凹所の形状によって異なるが、一般に中音から高
音域での吸音性を有していても低音域での吸音性が極め
て低く、さらに、小孔や凹所は極めて小形であるために
、前述同様に深林のない平面的な外観を呈して立体感に
乏しいものである。
本発明はこのような問題点に鑑みてなされたもので、板
状基材に、その表面から内部に向かって表面側の巾が狭
く且つ内部側の巾が広くなった蟻溝形状の複数の条溝を
形成してなる建築板およびその製造方法を提供するもの
である。
状基材に、その表面から内部に向かって表面側の巾が狭
く且つ内部側の巾が広くなった蟻溝形状の複数の条溝を
形成してなる建築板およびその製造方法を提供するもの
である。
本発明の実施例を図面について説明すると、（１）は植
物質繊維板、鉱物質繊維板その他の適宜な材料よりなる
厚さ１〜２ｃ１ｎ位の板状基材で、その表を形成しであ
る。
物質繊維板、鉱物質繊維板その他の適宜な材料よりなる
厚さ１〜２ｃ１ｎ位の板状基材で、その表を形成しであ
る。
これらの溝（２）は、板状基材（１ンの表面側に開口す
る狭巾溝部（３）と、板状基材（１）の内部に削成され
た拡巾溝部（４）とからなって蟻溝形状を有し、且つ狭
巾溝部（３）の溝巾を板状基材（１）の厚さと略同等、
或いはや−小さく形成して吸音性並びに立体感を高めで
ある。又、内部の拡巾溝部（４）の巾は開口側の狭巾、
溝部（３）の少なくとも２倍を有している。
る狭巾溝部（３）と、板状基材（１）の内部に削成され
た拡巾溝部（４）とからなって蟻溝形状を有し、且つ狭
巾溝部（３）の溝巾を板状基材（１）の厚さと略同等、
或いはや−小さく形成して吸音性並びに立体感を高めで
ある。又、内部の拡巾溝部（４）の巾は開口側の狭巾、
溝部（３）の少なくとも２倍を有している。
このような溝（２）は、第１〜３図（こおいては直線状
に形成しているが、第４図に示すように屈曲状に形成し
てもよく、さらに、内部の拡巾溝部（４）は狭巾溝部（
３）の両側壁面の下端下方を両側方に拡大させた形状で
あっても、第５図に示すように一側壁面側のみを拡−大
させた形状であってもよい。
に形成しているが、第４図に示すように屈曲状に形成し
てもよく、さらに、内部の拡巾溝部（４）は狭巾溝部（
３）の両側壁面の下端下方を両側方に拡大させた形状で
あっても、第５図に示すように一側壁面側のみを拡−大
させた形状であってもよい。
さらに、溝（２）の巾を全長に亘って必ずしも同−巾に
する必要はなく、変化させてもよい。
する必要はなく、変化させてもよい。
次に、このような建築板の製造方法を述べるとまず、第
６図に示すようにルータ−等の回転刃（５）によって板
状基材（１）に該板状基材（１）の厚さの略Δに達する
深さの溝（２）を掘削する。この場合、前記狭巾溝部（
３）の溝巾と同一径を有する回転刃（５）を板状基材（
１）の適宜部分において回転させながら狭巾溝部（３）
と同−深さの穴を穿設したのち、回転刃（５）を板状基
材（１）の平面方向に直状或いは屈曲させつつ移動させ
ることにより狭巾溝部（３）を形成し、次いで再び回転
刃（５）を狭巾溝部（８）内に挿入して前記拡巾溝部（
４）の底面と同−深さに達する穴を穿設後該回転刃（５
）の回転軸（６）を狭巾溝部（３）の中心線がら一側方
にずらせて狭巾溝部（３）の−側壁面下方部分を回転刃
（５）により拡大させ、この状態で狭巾溝部（３）に沿
って回転刃（５）を移動させることにより拡巾溝部（４
）を削成するものである。
６図に示すようにルータ−等の回転刃（５）によって板
状基材（１）に該板状基材（１）の厚さの略Δに達する
深さの溝（２）を掘削する。この場合、前記狭巾溝部（
３）の溝巾と同一径を有する回転刃（５）を板状基材（
１）の適宜部分において回転させながら狭巾溝部（３）
と同−深さの穴を穿設したのち、回転刃（５）を板状基
材（１）の平面方向に直状或いは屈曲させつつ移動させ
ることにより狭巾溝部（３）を形成し、次いで再び回転
刃（５）を狭巾溝部（８）内に挿入して前記拡巾溝部（
４）の底面と同−深さに達する穴を穿設後該回転刃（５
）の回転軸（６）を狭巾溝部（３）の中心線がら一側方
にずらせて狭巾溝部（３）の−側壁面下方部分を回転刃
（５）により拡大させ、この状態で狭巾溝部（３）に沿
って回転刃（５）を移動させることにより拡巾溝部（４
）を削成するものである。
この削成時において、回転刃（５）の軸（６）を狭巾溝
部（３）の中心から他方側にずらせた状態で該狭１′？
、溝部（３）に平行に回転刃（５）を移動させることも
行えば、第１〜３図に示すように狭巾溝部（３）の両側
壁下端から両側方に拡大した拡巾溝部（４）を得ること
ができる。
部（３）の中心から他方側にずらせた状態で該狭１′？
、溝部（３）に平行に回転刃（５）を移動させることも
行えば、第１〜３図に示すように狭巾溝部（３）の両側
壁下端から両側方に拡大した拡巾溝部（４）を得ること
ができる。
なお、この拡巾溝部（４）の削成は、狭巾溝部（３）の
掘削途中で行ってもよい。
掘削途中で行ってもよい。
又、このような蟻溝形状の溝（２）を掘削するには、該
溝（２）の深さを掘削し得る刃の厚さく高さ）を有し、
且つ狭巾溝部（３）の巾と同一径の回転刃によって予め
深い狭ｒｌｊ溝部を掘削したのち、拡巾溝部（４）の高
さと同一肉厚を有する回転刃を該溝底に当接させ、回転
させながらその軸を前述同様、溝の中心から一側方にず
らせて拡巾溝部（４）を掘削してもよく、さらに、狭巾
溝部掘削用小径刃と拡巾溝部掘削用大径刃とを上下に一
体に連設してなるカッターを使用して一度で前記溝（２
）を掘削してもよい。
溝（２）の深さを掘削し得る刃の厚さく高さ）を有し、
且つ狭巾溝部（３）の巾と同一径の回転刃によって予め
深い狭ｒｌｊ溝部を掘削したのち、拡巾溝部（４）の高
さと同一肉厚を有する回転刃を該溝底に当接させ、回転
させながらその軸を前述同様、溝の中心から一側方にず
らせて拡巾溝部（４）を掘削してもよく、さらに、狭巾
溝部掘削用小径刃と拡巾溝部掘削用大径刃とを上下に一
体に連設してなるカッターを使用して一度で前記溝（２
）を掘削してもよい。
以上のように本発明の建築板は、板状基材に、表面側の
開口溝巾が狭く且つ内部の溝巾が広い溝を複数条掘削し
てなるものであるから、従来の天井板等の建築板では得
ることのできなかった深林のある重厚感を発揮し、しか
も内部の溝を巾広く形成しているので、斜め方向から直
視した場合でも奥行感を与えて極めて立体感に富み、そ
の上、表面側の溝の形状や大きさによって意匠的に優れ
た外観を呈するものである。
開口溝巾が狭く且つ内部の溝巾が広い溝を複数条掘削し
てなるものであるから、従来の天井板等の建築板では得
ることのできなかった深林のある重厚感を発揮し、しか
も内部の溝を巾広く形成しているので、斜め方向から直
視した場合でも奥行感を与えて極めて立体感に富み、そ
の上、表面側の溝の形状や大きさによって意匠的に優れ
た外観を呈するものである。
さらに、表面側の狭巾溝部と内部の拡巾溝部とにより蟻
溝形状を形成して特定の範囲の周波数、特に低音域の音
波に対しヘルムホルツ共鳴器と同様の作用を持たせて消
音させることができ、しかもそれ以外の周波数の音は拡
巾溝部内でも乱反射させて吸音し得るものであり、特に
、板状基材として軟質繊維板やロックウール板等の多孔
質材料を用いた場合には吸音効果の高いものとなって音
楽室等の天井板や内装材として最適である。
溝形状を形成して特定の範囲の周波数、特に低音域の音
波に対しヘルムホルツ共鳴器と同様の作用を持たせて消
音させることができ、しかもそれ以外の周波数の音は拡
巾溝部内でも乱反射させて吸音し得るものであり、特に
、板状基材として軟質繊維板やロックウール板等の多孔
質材料を用いた場合には吸音効果の高いものとなって音
楽室等の天井板や内装材として最適である。
又、本発明方法は、板状基材に回転刃によって所望深さ
の溝を掘削すると共に該溝の内部を拡大させるように削
設才るものであるから、溝巾及び内部の溝を大きく且つ
任意の形状に形成でき、その上、回転刃により容易に掘
削し得ると共にこの回転刃の大きさや移動方向の採り方
によって変化に富んだ溝を形成できて吸音性と意匠性に
優れた建築板を得ることができるものである。
の溝を掘削すると共に該溝の内部を拡大させるように削
設才るものであるから、溝巾及び内部の溝を大きく且つ
任意の形状に形成でき、その上、回転刃により容易に掘
削し得ると共にこの回転刃の大きさや移動方向の採り方
によって変化に富んだ溝を形成できて吸音性と意匠性に
優れた建築板を得ることができるものである。
図面は本発明の実施例を示すもので、第１図はその平面
図、第２図は縦断正面図、第３図は一部切欠拡大斜視図
、第４図及び第５図は本発明の別な実施例を示す一部平
面図と断面図、第６図〜第８図は溝削成状態を示す説明
図である。 （１）・・・板状基材、（２）・・・溝、（３）・・−
狭巾溝部、（４）・・−拡巾溝部、（５）・・・回転刃
。 特許出願人 大建工業株式会社 卆’Ｃ／ がへ →べ ｊ ハ 今べ ４ ハ
図、第２図は縦断正面図、第３図は一部切欠拡大斜視図
、第４図及び第５図は本発明の別な実施例を示す一部平
面図と断面図、第６図〜第８図は溝削成状態を示す説明
図である。 （１）・・・板状基材、（２）・・・溝、（３）・・−
狭巾溝部、（４）・・−拡巾溝部、（５）・・・回転刃
。 特許出願人 大建工業株式会社 卆’Ｃ／ がへ →べ ｊ ハ 今べ ４ ハ
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 ■ 板状基材に、表面側の開口溝巾が狭く且つ内部の溝
巾が広い溝を複数条削成してなる建築板。 ■ 溝が直状であることを特徴とする特許請求の範＃ｆ
５第１項記載の建築板。 ■ 溝が屈曲していることを特徴とする特許請求の範囲
第１項記載の建築板。 ■ 内部の溝が表面側の溝の一側壁面側にのみ広くなっ
ていることを特徴とする特許請求の範囲第１項、第２項
又は第３項記載の建築板。 ■ 内部の溝が表面側の溝の両側壁面を拡大する方向に
広くなっていることを特徴とする特許請求の範囲第１項
、第２項又は第３項記載の建築板。 ■ 板状基材に回転刃によって所望深さの溝を掘削する
と共に該溝の内部を拡大させるように削設することを特
徴とする建築板の製造方法。 ■ 溝内部の拡巾を、回転刃の軸を溝巾方向に一定寸法
ずらせることにより行うことを特徴とする特許請求の範
囲第６項記載の建築板の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8892283A JPS59213844A (ja) | 1983-05-19 | 1983-05-19 | 建築板およびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8892283A JPS59213844A (ja) | 1983-05-19 | 1983-05-19 | 建築板およびその製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS59213844A true JPS59213844A (ja) | 1984-12-03 |
| JPH0213106B2 JPH0213106B2 (ja) | 1990-04-03 |
Family
ID=13956401
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8892283A Granted JPS59213844A (ja) | 1983-05-19 | 1983-05-19 | 建築板およびその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS59213844A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2000273980A (ja) * | 1999-03-23 | 2000-10-03 | Takenaka Komuten Co Ltd | 大空間建築物用屋根 |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP6178527B1 (ja) * | 2017-01-19 | 2017-08-09 | 日木産業株式会社 | 木造重ね梁の加工方法 |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5034211U (ja) * | 1973-07-24 | 1975-04-12 |
-
1983
- 1983-05-19 JP JP8892283A patent/JPS59213844A/ja active Granted
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5034211U (ja) * | 1973-07-24 | 1975-04-12 |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2000273980A (ja) * | 1999-03-23 | 2000-10-03 | Takenaka Komuten Co Ltd | 大空間建築物用屋根 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0213106B2 (ja) | 1990-04-03 |
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