JPH0213106B2 - - Google Patents

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JPH0213106B2
JPH0213106B2 JP58088922A JP8892283A JPH0213106B2 JP H0213106 B2 JPH0213106 B2 JP H0213106B2 JP 58088922 A JP58088922 A JP 58088922A JP 8892283 A JP8892283 A JP 8892283A JP H0213106 B2 JPH0213106 B2 JP H0213106B2
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JP
Japan
Prior art keywords
groove
building board
base material
width
plate
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP58088922A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS59213844A (ja
Inventor
Yasuyuki Hasegawa
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daiken Trade and Industry Co Ltd
Original Assignee
Daiken Trade and Industry Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Daiken Trade and Industry Co Ltd filed Critical Daiken Trade and Industry Co Ltd
Priority to JP8892283A priority Critical patent/JPS59213844A/ja
Publication of JPS59213844A publication Critical patent/JPS59213844A/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は立体感、重厚感に溢れた意匠的外観を
有し且つ吸音性に優れた建築板およびその製造方
法に関するものである。
従来から、吹付け塗装或いはエンボス加工等に
より表面に凹凸模様を施した化粧板が広く知られ
ているが、このような加工手段では凸部の高さが
比較的低くなつて少し離れた場所から見ても全体
的に平坦化して立体感がなくなり、その上、凹凸
模様の底部まで完全に露呈しているので、深味が
なく、意匠的な外観に乏しいものである。
一方、吸音性を有する建築板として、軟質繊維
板やロツクウール板等の多孔質板に多数の小孔や
トラバーチン模様状の凹所を設けたものが知られ
ている。
しかしながら、このような構造では、建築板の
材質や小孔又は凹所の形状によつて異なるが、一
般に中音から高音域までの吸音性を有していても
低音域での吸音性が極めて低く、さらに、小孔や
凹所は極めて小形であるために、前述同様に深味
のない平面的な外観を呈して立体感に乏しいもの
である。
本発明はこのような問題点に鑑みてなされたも
ので、板状基材に、その表面から内部に向かつて
表面側の巾が狭く且つ内部側の巾が広くなつた蟻
溝形状の複数の条溝を縦横方向に各々形成してな
る建築板およびその製造方法を提供するものであ
る。
本発明の実施例を図面について説明すると、1
は植物質繊維板、鉱物質繊維板その他の適宜な材
料よりなる厚さ1〜2cm位の板状基材で、その表
面側に、縦横に適宜間隔毎に深さが板状基材1の
厚みの1/2〜3/4、好ましくは2/3位の複数条の溝
2,2……2を形成してある。
これらの溝2は、板状基材1の表面側に開口す
る狭巾溝部3と、板状基材1の内部に削成された
拡巾溝部4とからなつて蟻溝形状を有し、且つ狭
巾溝部3の溝巾を板状基材1の厚さと略同等、或
いはやゝ小さく形成して吸音性並びに立体感を高
めてある。又、内部の拡巾溝部4の巾は開口側の
狭巾、溝部3の少なくとも2倍を有している。
このような溝2は、第1〜3図においては直線
状に形成しているが、第4図に示すように屈曲状
に形成してもよく、さらに、内部の拡巾溝部4は
狭巾溝部3の両側壁面の下端下方を両側方に拡大
させた形状であつても、第5図に示すように一側
壁面側のみを拡大させた形状であつてもよい。
さらに、溝2の巾を全長に亘つて必ずしも同一
巾にする必要はなく、変化させてもよい。
次に、このような建築板の製造方法を述べると
まず、第6図に示すように軸下端に回転軸より幅
広の回転刃を設けたルーター等の回転刃5によつ
て板状基材1に該板状基材1の厚さの略2/3に達
する深さの溝2を掘削する。この場合、前記狭巾
溝部3の溝巾と同一径を有する回転刃5を板状基
材1の適宜部分において回転させながら狭巾溝部
3と同一深さの穴を穿設したのち、回転刃5を板
状基材1の平面方向に直状或いは屈曲させつつ移
動させることにより狭巾溝部3を形成し、次いで
再び回転刃5を狭巾溝部3内に挿入して前記拡巾
溝部4の底面と同一深さに達する穴を穿設後該回
転刃5の回転軸6を狭巾溝部3の中心線から一側
分にずらせて狭巾溝部3の一側壁面下方部分を回
転刃5により拡大させ、この状態で狭巾溝部3に
沿つて回転刃5を移動させることにより拡巾溝部
4を削成するものである。
この削成時において、回転刃5の軸6を狭巾溝
部3の中心から他方側にずらせた状態で該狭巾溝
部3に平行に回転刃5を移動させることも行え
ば、第1〜3図に示すように狭巾溝部3の両側壁
下端から両側方に拡大した拡巾溝部4を得ること
ができる。
なお、この拡巾溝部4の削成は、狭巾溝部3の
掘削途中で行つてもよい。
又、このような蟻溝形状の溝2を掘削するに
は、該溝2の深さを掘削し得る刃の厚さ(高さ)
を有し、且つ狭巾溝部3の巾と同一径の回転刃に
よつて予め深い狭巾溝部を掘削したのち、拡巾溝
部4の高さと同一肉厚を有する回転刃を該溝底に
当接させ、回転させながらその軸を前述同様、溝
の中心から一側方にずらせて拡巾溝部4を掘削し
てもよく、さらに、狭巾溝部掘削用小径刃と拡巾
溝部掘削用大径刃とを上下に一体に連設してなる
カツターを使用して一度で前記溝2を掘削しても
よい。
以上のように本発明の建築板は、板状基材に、
表面側の開口溝巾が狭く且つ内部の溝巾が広い溝
を縦横方向に複数条掘削してなるものであるか
ら、奥行きのあるあり溝状の溝によつて従来の天
井板等の建築板では得ることのできなかつた深味
のある重厚感を発揮し、しかも内部の溝を巾広く
形成しているので、斜め方向から直視した場合で
も奥行感を与えて極めて立体感に富み、その上、
表面側の溝の形状や大きさによつて意匠的に優れ
た外観を呈するものである。
さらに、表面側の狭巾溝部と内部の拡巾溝部と
により蟻溝形状を形成して特定の範囲の周波数、
特に低音域の音波に対しヘルムホルツ共鳴器と同
様の作用を持たせて消音させることができ、しか
もそれ以外の周波数の音は拡巾溝部内でも乱反射
させて吸音し得るものであり、特に、板状基材と
して軟質繊維板やロツクウール板等の多孔質材料
を用いた場合には吸音効果の高いものとなつて音
楽室等の天井板や内装材として最適である。吸収
されるべき音波はあらゆる方向から建築板に向か
つて伝わつてくるが、本発明の溝は第1図に示す
ように縦横総ての方向に均等に開口しているか
ら、まず第1に音波が縦方向並びに横方向におい
て均等に吸収されるものであるから一方方向にの
み開口しているような建築板に比べて開口率を大
にして且つ方向性がないために、吸音効果が優れ
ると同時に直線から曲線に至る迄自由な溝を凹設
出来て壁材や床材と合う、主として天井材に使用
する建築材の意匠を構成する事が出来ると言う利
点がある。
又、本発明方法は、板状基材に回転刃によつて
所望深さの溝を掘削すると共に該溝の内部を拡大
させるように削設するものであるから、溝巾及び
内部の溝を大きく且つ任意の形状に形成でき、そ
の上、回転刃により容易に掘削し得ると共にこの
回転刃の大きさや移動方向の採り方によつて変化
に富んだ溝を形成できて吸音性と意匠性に優れた
建築板を得ることができるものである。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の実施例を示すもので、第1図は
その平面図、第2図は縦断正面図、第3図は一部
切欠拡大斜視図、第4図及び第5図は本発明の別
な実施例を示す一部平面図と断面図、第6図〜第
8図は溝削成状態を示す説明図である。 1……板状基材、2……溝、3……狭巾溝部、
4……拡巾溝部、5……回転刃。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 板状基材に、表面側の開口溝幅が狭く且つ内
    部の溝幅が広い溝を縦横方向に各々複数条削成し
    てなる建築板。 2 溝が直状であることを特徴とする特許請求の
    範囲第1項に記載の建築板。 3 溝が屈曲していることを特徴とする特許請求
    の範囲第1項に記載の建築板。 4 内部の溝が表面側の溝の一側壁面側にのみ広
    くなつていることを特徴とする特許請求の範囲第
    1項、第2項又は第3項記載の建築板。 5 内部の溝が表面側の溝の両側壁面に拡大する
    方向に広くなつていることを特徴とする特許請求
    の範囲第1項、第2項又は第3項記載の建築板。 6 板状基材に軸下端に設けた回転軸より広幅の
    回転刃によつて所望深さの溝を掘削するとと共に
    溝底部において幅方向に回転軸を移動せしめて該
    溝の内部を拡大させるように削設することを特徴
    とする建築板の製造方法。
JP8892283A 1983-05-19 1983-05-19 建築板およびその製造方法 Granted JPS59213844A (ja)

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JP8892283A JPS59213844A (ja) 1983-05-19 1983-05-19 建築板およびその製造方法

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JP8892283A JPS59213844A (ja) 1983-05-19 1983-05-19 建築板およびその製造方法

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JPS59213844A JPS59213844A (ja) 1984-12-03
JPH0213106B2 true JPH0213106B2 (ja) 1990-04-03

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6178527B1 (ja) * 2017-01-19 2017-08-09 日木産業株式会社 木造重ね梁の加工方法

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JPS5034211U (ja) * 1973-07-24 1975-04-12

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JPS59213844A (ja) 1984-12-03

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