JPS5921327B2 - 有機ポリオ−ルの半エステル及びその製造方法 - Google Patents

有機ポリオ−ルの半エステル及びその製造方法

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JPS5921327B2
JPS5921327B2 JP5639780A JP5639780A JPS5921327B2 JP S5921327 B2 JPS5921327 B2 JP S5921327B2 JP 5639780 A JP5639780 A JP 5639780A JP 5639780 A JP5639780 A JP 5639780A JP S5921327 B2 JPS5921327 B2 JP S5921327B2
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、複合構造物の製造、特に繊維強化プラスチツ
ク配合物(FRP)の製造に使用しうる重合性組成物に
向けられる。
本発明の重合性組成物は、低分子量単量体構造物の混合
物であり、この構造物は遊離基重合機構にかけられると
、特にFRP用途に使用する場合熱硬化性ポリエステル
樹脂の多くの属性を有するような熱硬化性架橋組成物を
もたらす。従来のポリエステル樹脂は、スチレン中の不
飽和ポリエステルの混合物である。
ポリエステルは、典型的には、無水マレイン酸又はマレ
イン酸とポリオール、典型的にはジオールとの重縮合に
よつて生成される。得られるポリエステル生成物は、初
期不飽和酸又はその無水物から生ずる重合体の骨格中に
一定濃度の不飽和を有する。典型的な市販のポリエステ
ルは、ポリ(プロピレンマレエート)のように簡単なも
の、或いはマレイン酸若しくは無水マレイン酸、無水フ
タル酸とジオール混合物との共反応のように複雑なもの
とすることができる。自動車用の用途に広く使用される
不飽和ポリエステルは、無水マレイン酸とプロピレング
リコールとから作られる。
しかしながら、増大した靭性を必要とするため、自動車
用の用途に使用される最近の市販ポリエステルは、しば
しばその構造がより複雑である。それらは、典型的には
、無水マレイン酸、イソフタル酸若しくはテレフタル酸
又はそれらのエステルとグリコール、たとえばプロピレ
ングリコール、ジエチレングリコール、ジプロピレング
リコール及び(又は)エチレングリコールとの共反応か
ら生ずる。マレイン酸又は無水マレイン酸がこれらポリ
エステルの出発成分である。これらポリエステルの製造
の際或いはその硬化の際、マレイン酸型からフマル酸型
への著量の異性化が起こる。すなわち、大抵のこれらの
樹脂は、それらの骨格中における主たる不飽和源として
フマル酸型の二重結合を含有する。これらポリエステル
の分子量(Mn)は、約500〜5000の範囲とする
ことができる。しかしながら、大抵の市販ポリエステル
は約1300〜2500の分子量(Mn)を有する。熱
硬化成形物品の製造においては、ガラス繊維が強化材と
して広く使用されている。
これら種類の物品は「ガラス強化プラスチツク(GRP
)」及び「ガラス繊維強化プラスチツク(GFR)」と
呼ばれている。これら熱硬化成形物品中のガラス繊維含
有量は約15重量%〜約75〜80重量%の範囲である
。ポリエステル樹脂は、主としてこれらガラス強化され
た熱硬化プラスチツクにおける樹脂成分として使用され
る。上記のポリエステル樹脂は、様々な形式の方法によ
る種々のガラス補強製品の製造において用いられてきた
ガラス補強製品を形成する方法は、一般には2つの種類
即ち湿式レイアツプ法及び増粘法がある。湿式レイアツ
プ法としては、樹脂による繊維塊の予備含浸次いでの圧
縮成形、切断した繊維及び樹脂を成形型それ自体へ吹付
ける予備成形、圧縮成形型にマツト配置してから該マツ
トに液体樹脂に注ぐマツト成形、ステープル繊維とポリ
エステル樹脂との非濃化混合物を型に注入するバルク成
形等が挙げられる。増粘法では、ポリエステル樹脂のカ
ルボン酸基は、酸化マグネシウム及び水酸化カルシウム
の如き無機アルカリ土類金属酸化物又は水酸化物と反応
して繊維含有樹脂が非液体のペースト様特性を有するよ
うにその粘土を向上する。
次いで、この樹脂は、型のフレーム内で取扱つて付着さ
せてより均一で且つより好都合の成形を達成することが
できる。かくして、シート成形用コンパウンド(SMC
)は、ポリエチレンフイルム上にランダムに付着された
切断ガラス繊維の層を横切つて樹脂を均一に付着させる
ことによつて形成される。このポリエチレンフイルムは
ポリエチレンフイルムの他の層によつてサンドウイツチ
され、そしてかかる組合せ物はポリエステル樹脂を繊維
マツト内に均一に混入するニツプローラ一を経て供給さ
れてシートを形成する。このシートは、ポリエステル樹
脂のカルボキシル基とアルカリ土類金属酸化物充填剤と
の間で反応が起るように放置される。樹脂は粘度が増加
し、次いで成形過程において容易に取扱うことができる
。この同じ技術を、バルク成形材料(BMC)の製造に
使用することができる。アルカリ土類金属がバルク成形
組成物に対し、その組成物をより容易に取扱いうるよう
所望粘度まで増粘するのに足る量で加えられる。増粘さ
れたバルク成形材料はトランスフア一成形及び射出成形
に使用される。しかしながら、増粘されたバルク成形材
料は射出成形には広く使用されていない。
何故なら、それらの粘度は効果的成形のため所望される
よりも通常高いものであり、この高粘度の増粘されたバ
ルク成形材料を成形するのに必要とされる装置は、極め
て高価、大型かつ取扱いにくいものであるからである。
増粘されたバルク成形材料を射出成形法に使用する際の
他の欠点は、繊維を金型全体に効果的に分配するには、
繊維が極めて短い長さでなければならないことである。
繊維の短い長さは強化を最小にさせ、その結果得られる
成形物品は最適の性能特性、特に強度特性を持たなくな
る。さらに、このような短い繊維は金型中における材料
の流れに沿つて配向する傾向があり、したがつて流れを
横断する方向における成形物品の強度を低下させる。し
かしながら、良好な表面特性を成形製品に与えるような
ポリエステル樹脂系が開発されている。
これらのポリエステル樹脂系は、自動車工業に使用され
る「A級」成形製品の製造に使用される。これら製品は
極めて低いプロフアイル表面を有して、狂い、起伏及び
繊維突起がない。このロープロフアイルは、ロープロフ
アイル添加剤をBMC又はSMC組成物に加えることに
より生ずる。ロープロフアイル添加剤は熱可塑性コンパ
ウンドであつて、これはコンパウンドを樹脂系中に複雑
に結合させてこの樹脂からにじみ出さなくするのに充分
な数のカルボン酸基を含有する。ロウプロフアイル添加
剤は、また、湿式レイアツプ法で使用して、ガラス強化
製品を生成させることもできる。非カルボキシル化熱可
塑性樹脂は湿式レイアツプ法に使用される樹脂系に対し
極めて有効なロープロフアイル添加剤であるが、同じ目
的で現在入手しうるカルボキシル化熱可塑性樹脂も使用
することができる。「A級」製品を生成させるのに使用
されるガラス繊維強化されたポリエステル樹脂系は、典
型的には約15〜40重量%のガラス繊維を含有する。
これらの繊維強化されたポリエステル樹脂系は、表面外
観が極めて重要であるが強度特性が必らずしもそれ程重
要でない製品を成形するのに使用される。しかしながら
、構造製品は高度の強度特性を有することが期待される
。たとえば、「A級」製品は、構造結合性が臨界的因子
となる自動車用の用途には効果的に使用することができ
ない。最近、SMC.BMCなどの増粘特性を利用する
が、極めて高濃度のガラス繊維を含有する一連のガラス
繊維強化ポリエステル樹脂が開発されている。たとえば
、約50〜約75重量%のガラス繊維を含有する一連の
ポリエステル組成物が開発されている。これらのポリエ
ステル組成物は成形物品を作るのに使用できるが、典型
的にはこれらは「A級]製品を与えるような所望の表面
特性を有していない。しかしながら、高濃度のガラス繊
維により与えられるその強度特性は、これらガラス繊維
強化ポリエステル樹脂に対し独特の市場を提供する。こ
れらの強化樹脂中の繊維は、連続フイラメント束からの
ように単一方向に整列しているか、或いはポリエステル
マツト中の長繊維においてランダム分布しているか、或
いはそれらの組合せからなつて、向上した多方向性強度
を成形物品に与える。高ガラス繊維含有ポリエステル樹
脂は、シート成形材料XMC.HMC(XMC及びHM
Cはビ一・ピ一・ジ一・イスダストリーズ社の商標であ
る)並びにたとえば50〜65%繊維含有量のMSMC
−R(オーエンス・コーニング・フアイバーグラス社の
商標)である。これらの高ガラス繊維含有樹脂系は、圧
縮成形法によつてのみ成形される。従来の不飽和ポリエ
ステルは、不飽和ポリカルボン酸(又はその無水物も同
じ存在とすべきである)と多価アルコールとの反応生成
物からなつている。
こを種のポリエステルは、たとえばスチレン、α−メチ
ルスチレン、アクリル酸エチル、フタル酸ジアリル、シ
アヌル酸トリアリルなどのようなエチレン性不飽和単量
体中に溶解される。反応生成物がジカルボン酸と二価ア
ルコールとからのみなる各種のポリエステルのうち、実
質的に任意のジカルボン酸と二価アルコールとの組合せ
がたとえばスチレンのようなエチレン性不飽和単量体中
に可溶性である。ポリ(エチレンマレエート)又はポリ
(エチレンフマレート)はスチレン中に不溶性であるこ
とが示されている。他方、ポリ(プロピレンマレエート
)とポリ(プロピレンフマレート)とは、スチレン中に
可溶性であると明らかに確認される。すなわち、二価ア
ルコールの構造特性が、得られるポリエステルのスチレ
ン中への溶解性を決定する因子である。ジカルボン酸と
二価アルコールとの反応から生ずる分子構造は、197
4年1月8日付で特許された米国特許第3784586
号明細書に、トーマス等により記載されている。
トーマス等は、2モルの無水マレイン酸と1モルの二価
アルコールとが反応してビニル共重合体と組合せてマレ
イン酸末端基を有する共重合性オリゴエステルを特徴と
する組成物が生成すること並びにその組成物の製造方法
を示している。この特許に従えば、無水マレイン酸は、
反応混合物が20以下のヒドロキシル価を有するまで5
0〜100℃の範囲内の温度において1種以上のポリヒ
ドロキシル化化合物とポリヒドロキシル化化合物のヒド
ロキシル基当り無水マレイン酸1モルの比率で反応され
る。しかる後、室温と100℃との間の温度において、
交さ結合性ビニル単量体及び重合開始剤が添加される。
この特許に従えば、無水マレイン酸とポリヒドロキシル
化化合物との間の反応温度が100℃を越えないことが
必須である。しかしながら、この特許の実施例1に記載
された2・2・4−トリメチル−1・3−ペンタンジオ
ールと無水マレイン酸の比率を用いた場合に、この混合
物を100℃を越える温度で加熱したときに得られる生
成物は放置すると沈殿することが確認された。
しかして、この特許権者は、反応が100℃を越える温
度で実施されたならばフマル酸エステルが生成し、また
これが沈殿した不溶物を生じたと考えたものと思われる
。さらに、その特許明細書の実施例1を注意深く追試す
ると、この方法を実施する際、得られる生成物の混合物
は極めて複雑であり、ポリヒドロキシル化化合物のモノ
一及びビス(マレイン酸)半エステル、これら半エステ
ルと残留ヒドロキシル基含有化合物との反応により生ず
るポリエステル、フマル酸半エステル、未反応の無水マ
レイン酸及びマレイン酸を含有する。
米国特許第3784586号明細書の実施例1における
方法は、反応混合物が80℃にて4時間の後、ヒドロキ
シル価20を有した、と記述している。
これが起こるためには、93,9%の無水マレイン酸を
ジオール上のヒドロキシル基と反応させねばならなかつ
た。米国特許第3784586号明細書の実施例1を反
復する際、805にて4時間の後、約7モル%の無水マ
レイン酸は、スチレン中に可溶性のフマル酸半エステル
に変化することが見出された。
明らかに約23モル%の無水マレイン酸が未反応のまま
残留する。この大量の未反応無水マレイン酸は、ビス半
エステル量の減少が存在することを示す。したがつて、
米国特許第3784586号の組成物は、ポリヒドロキ
シル化化合物のモノ(半エステル)を望ましくない量で
含有する。さらに、この組成物は、望ましくない量の未
反応無水マレイン酸をも含有する。これら望ましくない
量のため、その特許において望ましいと示された全組成
物について不充分な架橋が生ずる。このことは、その特
許に従つて生成された生成物の硬化試料の溶剤膨潤によ
り証明される。2・2・4−トリメチル−1・3−ペン
タジオールからの反応生成物をスチレンと混合すれば、
数日后にマレイン酸の沈殿が生ずる。
この沈殿は、組成物を使用する装置に用いられるポンプ
、弁及び配管を閉塞することがある。マレイン酸は無水
マレイン酸から生成されるので、ジオールのビス(半エ
ステル)を生成するのに使用される無水マレイン酸の量
を減少させる。さらに、これは、たとえばスチレンを含
有する硬化組成物において架橋密度の低下をももたらす
。米国特許第3784586号明細書の実施例1を追試
すると、2・2・4−トリメチル−1・3ペンタンジオ
ール/無水マレイン酸反応混合物の一部がスチレンの添
加直前に除去される。
室温にて16日間放置した後、これをNMR分光分析に
より分析した。無水マレイン酸の初期装填量の8%がマ
レイン酸に変化したことが測定された。本発明は、有機
ポリオールの半エステルと、無水マレイン酸と、エチレ
ン性不飽和単量体と塩基噌冨=★=:秤=―二基と、必
要に応じエチレン性不飽和単量体とを含有する組成物の
製造方法にも関する。
本発明の組成物は、(a)次の実験式 〔式中、nは約1.8〜約4未満の平均値を有する数で
あり、mはnの平均値より小さいRの自由原子価に等し
く、Rは式(1)におけるヒドロキシル基0Hを2〜4
個含有した有機ポリオールのヒドロキシルを含有しない
残基である〕を特徴とする有機ポリオールの半エステル
と、(b)無水マレイン酸と、(c)半エステル及び無
水マレイン酸との液体均質混合物を形成しかつこれらと
共重しうるエチレン性不飽和単量体と、(d)塩基性化
合物との均質液体混合物からなつている。
本発明の組成物は、米国特許第3784586号の方法
において主要であるジエステルの生成を実質的に含まな
い。
その結果、本発明の重合体は、米国特許第378458
6号の組成物より少ないモノオレフイン単量体たとえば
無水マレイン酸又はポリヒドロキシル化化合物のモノ半
エステルを含有する。かくして、本発明の組成物は、こ
の特許の組成物より大きい程度の架橋を達成する。さら
に、本発明の組成物は均質液体混合物であり、これは前
記特許の組成物により形成されるような静置の際の沈殿
を形成しない。米国特許第3784586号明細書に示
された方法により製造される組成物が形成する沈殿は、
マレイン酸の結晶である。
この沈殿は、架橋した硬化性製品を製造する際かなりの
加工土の問題をもたらす。米国特許第3784586号
明細書の実施例1に記載された組成物と比較して、本発
明の組成物は有機溶剤中における膨潤化傾向の減少と水
吸収傾向の減少とを示す。これらの性質は、溶剤又は環
境水分による攻撃が起こり易い用途に対し、極めて望ま
しいものである。これらの改良された性質が極めて望ま
しいような一つの特定用途は、自動車、バス、列車、飛
行機などの乗物に対する繊維強化部品である。本発明の
組成物に関し、有機ポリオールの半エステルは、次の実
験式 を特徴とする。
この半エステルは、無水マレイン酸と有機ポリオールと
の反応により生成される。反応生成物は少なくとも1.
8個のエステル基を含有する。ポリオールが4個のヒド
ロキシル基を含有するならば、反応生成物は4個までの
半エステル基を有することができる。半エステル基の数
がポリオールから得られるヒドロキシル基の数より少な
いならば、反応生成物は残留ヒドロキシル基を含有する
であろう。典型的には、組成物の無水マレイン酸含有量
は、半エステルを製造する際に使用される無水マレイソ
酸の全部で約10モル%を越えない。実験式(1)によ
り示された半エステルを生成させるため無水マレイン酸
と反応させる有機ポリオール&叡典型的には、少なくと
も2個の炭素原子を有しかつ2〜4個のヒドロキシル基
を有しうるポリオールである。
これらポリオールには、アルカンジオール、トリオール
、テトラオール、脂肪族エーテル含有ジオール、トリオ
ール、テトラオール、脂環式基含有ジオール、トリオー
ル及びテトラオール並びに芳香族基含有ジオール、トリ
オール及びテトラオールなどが包含される。本発明を実
施するのに適する有機ポリオールの特定例は次のものを
包含する:エチレングリコール、ジエチレングリコール
、2・2・4−トリメチル−1・3−ペンタンジオール
、ジプロピレングリコール、プロピレングリコール、約
150〜約600の平均分子量を有するポリプロピレン
グリコール、トリエチレングリコール、1・4−シクロ
ヘキサンジメタノール、ネオペンチルグリコール、2・
2−ジメチル−3−ヒドロキシプロピオン酸、2・2−
ジメチル−3−ヒドロキシプロピル、トリエタノールア
ミン、1・3−ブタンジオール、テトラエチレングリコ
ール、2・2−ビス(4−ヒドロキシフエニル)プロパ
ン並びに2・2−ビス(4−ヒドロキシフエニル)プロ
パンのエチレンオキシド及びプロピレンオキシド付加物
、ペンタエリエリツト、エリトリツト、グリセリン、ト
リメチロールプロパン、1・4−ブタンジオール、1・
6−ヘキサンジオール、約1〜約5モル好ましくは約1
.5〜約4.0モルのカプロラクトンが例えばトリメチ
ロールプロパン又はジエチレングリコールのようなポリ
オールによりエステル化されているポリオールのポリカ
プロラクトンエステル、好ましくはポリオールのポリカ
プロラクトンエステルは約1.5モルのカプロラクトン
がトリメチロールプロパンと反応したトリメチロールプ
ロパンのポリカプロラクトンエステル又は約3.6モル
のカプロラクトンがトリメチロールプロパンによりエス
テル化されたトリメチロールプロパンのポリカプロラク
トンエステル、2−エチル−1・3−ヘキサンジオール
、1・5−ペンタンジオール、トリプロピレングリコー
ル、2・2−ビス(4−ヒドロキシシクロヘキシル)プ
ロパン、1・2・6−ヘキサントリオール、1・3−プ
ロパンジオールなど。特に好適な有機ポリオールは2・
2−ジメチル−3−ヒドロキシプロピオン酸2・2−ジ
メチル−3−ヒドロキシプロピル及び2・2・4−トリ
メチル−1・3−ペンタンジオールである。エチレン性
不飽和単量体たとえばスチレンに可溶性である半エステ
ルを製造する際、上記ポリオールの混合物を使用するこ
とが極めて望ましい。たとえば1・2−プロピレングリ
コール及びジエチレングリコールのような低価格のジオ
ールはスチレン中に不溶性である無水マレイン酸との半
エステルを与えるが、たとえば前記グリコールを含有す
るもののようなジオールと例えば2・2・4−トリメチ
ル−1・3−ペンタンジオールとの混合物は室温におい
て可溶性である半エステル組成物を与えることが見出さ
れた。これら組成物は、産業的に便利に使用することが
できる。本発明の組成物に使用されるエチレン性不飽和
単量体は、無水マレイン酸及び上記式(1)に示された
構造の半エステルとの液体均質混合物を形成するもので
ある。さらに、エチレン性不飽和単量体は、無水マレイ
ン酸と半エステルとの両者に対し共重合しうるものでな
ければならない。本発明の実施に使用しうる適当なエチ
レン性不飽和単量体は、−CH−Cく基、好ましくはC
H2−C(基を含有する一種若しくはそれ以上の単量体
である。これら単量体にはスチレン並びにその誘導体及
び同族体、フタル酸ジアリル、ジビニルベンゼン、アク
リル酸又はメタクリル酸及びたとえばそれらのエステル
、アミド又はニトリルのような誘導体、たとえばアクリ
ル酸メチル、メタクリル酸メチル、メタクリル酸n−ブ
チル、アクリルアミド、メタクリルアミド、アクリロニ
トリル、メタクリロニトリルなどが包含される。また、
単量体はビニルエーテル及びエステルたとえば酢酸ビニ
ル、プロピオン酸ビニル、メチルビニルエーテルなど、
シアヌル酸トリアリル、1・3−ブタンジオールジメタ
クリレートなども包含する。本発明を実施するには、上
記単量体の混合物も効果的に使用することができる。本
発明の実施において考えられる最も好適なエチレン性不
飽和単量体はスチレンである。
何故なら、これはこの種の目的に最も重要な産業的利用
を有するからである。或るエチレン性不飽和単量体が無
水マレイン酸及び半エステルとの液体均質混合物を形成
するかしないかを決定するには、これを後記に特定する
ようなそれぞれの割合を用いて、約20〜約70℃の温
度にて無水マレイン酸及び半エステルと混合する。本発
明を実施する際、ポリオールの構造特性、反応に使用さ
れる塩基および量は全て、エチレン性不飽和単量体中へ
のポリオールと無水マレイン酸との反応生成物の溶解度
を決定する。
下記の例は、ポリオールと無水マレイン酸との反応生成
物の最適溶解度がどのようにしてポリオールと塩基との
性質から決定されるかを示している。本発明の組成物は
、約9:1〜約200:1、好ましくは約10:1〜約
100:1の範囲の半エステル対無水マレイン酸のモル
比を有する。
最も典型的かつ望ましい具体例において、半エステル対
無水マレイン酸のモル比は約12:1〜約30:1であ
る。エチレン性不飽和単量体対半エステルのモル比は約
0.6:1〜約6:1、好ましくは約1:1〜約4:1
である。最も典型的かつ望ましい具体例において、エチ
レン性不飽和単量体対半エステルのモル比は約1.1:
1〜約3:1である。
本発明の組成物は、望ましくは、無水マレイン酸と2〜
4個のヒドロキシル基を有する有機ポリオールとエチレ
ン性不飽和単量体との相互混合物を用いることにより製
造される。
また、塩基は、後記するように無水マレイン酸、有機ポ
リオール及びエチレン性不飽和単量体に加えられる。塩
基性化合物はアミン又はアルコール若しくはカルボン酸
の金属塩、又は金属の酸化物若しくは水酸化物から選択
される。アルコールの金属塩はナトリウムメトキシド、
カリウムエトキシド及びリチウムイソプロポキシドを包
含する。
カルボン酸の金属塩は酢酸ナトリウム及び安息香酸カリ
ウムを包含する。金属の酸化物若しくは水酸化物はアル
カリ金属水酸化物、例えば水酸化カリウムおよび水酸化
ナトリウムを包含する。酸化マグネシウムが適する金属
酸化物の例である。本発明に使用するのに適する全ての
塩基について特徴的なことは、塩基性化合物1yを水1
00m1中に溶解させた場合、PHが7より大になるこ
とである。好適な塩基性化合物ぱ第二又は第三アミンで
ある。
これらアミンは3〜12の範囲のPKbを有する。本発
明の実施において使用するのに適するアミンは次のもの
を包含する:〔式中、Rはそれぞれ独立して1〜8個の
炭素原子を有するアルキル、例えばCH3、C2H5、
C3H7、C4H9及び7〜15個の炭素原子を有する
アラルキル、例えば《1トCH2から選択され、Yはそ
れぞれ独立して1〜4個の炭素原子のアルキル、1〜4
個の炭素原子のアルコキシ及びハロゲンから選択される
)。
本発明に使用するのに適するさらに他のアミンは、1・
5−ジアザビシクロ〔5・4・0〕ウンデカ一 5Lエ
ン:1・5−ジアザビシクロ〔4・3・0〕ノナ一5−
エンを包含する。
塩基は、本発明の組成物を製造するのに使用されるポリ
オールと無水マレイン酸との合計重量に対し約0.01
〜約5重量%、好ましくは約0.05〜約2重量%の量
で使用される。本発明の組成物は、約20〜70℃の範
囲の温度において均質液体混合物である。
典型的には、本発明の液体混合物は、たとえばスチレン
のようなエチレン性不飽和単量体40重量%を用いると
、約1〜約500センチポイズの範囲の室温粘度を有す
る。好ましくは、この単量体レベルにおいて、溶液粘度
は約5〜約300センチポイズである。これに対し市販
の不飽和ポリエステル樹脂の粘度は、典型的には500
〜3000センチポイズである。本発明の組成物におけ
るビス(半エステル)オリゴマ一は約250〜約900
の範囲の分子量を有する。
市販不飽和ポリエステル樹脂におけるオリゴマ一の数平
均分子量は、典型的には約1300〜約2500の範囲
である。本発明の組成物の酸価は、ピリジン/メタノー
ル混合溶媒法で測定した場合、約70〜約500の範囲
であり、好ましくは酸価は約85〜約300である。
極めて少数の市販不飽和ポリエステル樹脂が50を越え
る酸価を有し、大抵の場合酸価は15〜約40の範囲で
あろう。本発明の方法は約15〜約160℃、好ましく
は25〜約130′Cの温度で行なわれる。
無水マレイン酸とポリオールと不飽和単量体とを混合す
る順序は反応温度に依存する。無水マレイン酸と有機ポ
リオールとの間の反応の際エチレン性不飽和単量体を存
在させる場合、反応温度は無水マレイン酸がエチレン性
不飽和単量体と共重合する温度よりも低くすべきであり
、この温度は60℃未満である。
本発明の組成物を約60℃以上で調製する場合は、先ず
無水マレイン酸とポリオールとを反応させることが望ま
しい。
約70%の無水マレイン酸が反応した後、エチレン性不
飽和単量体を加える。液体の温度を急速に所望温度又は
室温まで冷却させる。低温度は任意であり、これは本方
法を実施するのに使用する方法、使用する装置の種類及
び製造した組成物を使用する方法に依存する。塩基は、
60℃未満の温度のポリオールと無水マレイン酸と不飽
和単量体との溶液に加えるか、或いは約40℃より高い
温度のポリオールと無水マレイン酸との混合物のみに加
えることができる。半エステルの生成は発熱反応である
。この反応様式を使用する場合、不飽和重合性単量体を
反応混合物に加える前に反応混合物を冷却することが望
ましい。これは、望ましくは約120℃未満の温度にて
、無水マレイン酸の70%が反応した後に行なわれる。
本発明の方法を実施する際、無水マレイン酸と有機ポリ
オールとの間の反応平衡は最低温度において無水マレイ
ン酸の最大反応に好適である。
高められた温度、すなわち80℃にて反応を行なう場合
、無水マレイン酸の約80%が有機ポリオールと反応し
て半エステルを生成する平衡組成物が適当な時間内に達
成される。反応混合物をほぼ室温すなわち23℃に冷却
すると、より多量の無水マレイン酸が有機ポリオールと
反応して約91モル%より多い無水マレイン酸の変換が
達成される。本発明の組成物を製造する際の一つの考慮
は、マレイン酸半エステルからフマル酸型への異性化の
程度である。本発明を実施する場合、約50モル%以下
好ましくは約30モル%以下のマレイン酸構造がフマル
酸構造に変化することが望ましい。
マレイン酸構造がフマル酸構造に変化する速度は多くの
因子に依存し、たとえば反応混合物の時間一温度経歴、
使用したポリオールの種類及び使用したアミン触媒の種
類などが因子となる。
或るポリオールについて異性化の速度は比較的低温度、
すなわち約80℃において急速であるのに対し、他のポ
リオールについてはこの同じ速度が約130℃の温度に
達するまで実現されない。したがつて全てのポリオール
についてマレイン酸半エステルからフマル酸半エスチル
−の異性化の程度を予測すべく特定しうるような特定温
度は存在しない。通常、反応混合物を所定温度にてより
長く加熱する程、生成されるフマル酸構造の量が多くな
る。異性化の速度は、反応温度の上昇と共に増加する。
たとえば90℃を越えるような高温度を使用する場合は
、他の因子を考慮せねばならず、すなわち半エステルと
ポリオールからの遊離ヒドロキシルとの縮合反応により
、半エステルより大きい分子量を有する縮合生成物が生
ずる。
これは、本発明を実施する際、極めて望ましくないこと
である。したがつて、高められた反応温度を使用する場
合、これらのジエステルの生成を避けるべく、反応を注
意深く監視することが望ましい。本発明の組成物を室温
にてエチレン性不飽和単量体の存在下で製造する場合、
マレイン酸型からフマル酸型への異性化の速度は実質的
にフマル酸型が生成されない程遅いものである。
本反応は、減圧、大気圧及び加圧条件の下で行なうこと
ができる。
しかしながら、大気圧条件が一般に使用される。本反応
は望ましくは水の不存在下で行なわれる。
本方法を実際に操作する際、全ての反応体が完全に乾燥
していること、及び反応を行なう雰囲気が完全に水分を
含まないことを確保するのはしばしば不可能である。し
かしながら、本方法を実際に操作する際、この反応に使
用した無水マレイン酸1重量%をマレイン酸に理論的に
変化させる量に等しい量の水は許容することができる。
好ましく毫この量が最大量と考えられる。通常の場合、
比較的微量の水が存在し、その結果1重量%よりずつと
少ない無水マレイン酸が反応してマレイン酸になる。反
応に入る水の量をできるだけ少なくするには、反応を行
なう際不活性の無水分雰囲気を使用するのが望ましい。
この無水分雰囲気は、たとえば乾燥した窒素、二酸化炭
素、メタン、ヘリウム、アルゴンなどのような比較的乾
燥したガスにより与えることができる。反応を行なう際
、反応体を混合することが望ましい。
混合の程度は臨界的でなく、反応物の緩和な攪拌で充分
である。反応における複雑さを避けるため、塩基性触媒
を組成物全体に効果的に分散させることが望ましい。米
国特許第3784586号明細書に指摘されているよう
に、半エステルとエチレン性不飽和単量体成分との間の
早期反応を避けるには、重合抑制剤を反応混合物に添加
することが望ましい。
これら重合抑制剤には、t−ブチルカテコール、ヒドロ
キノンモノメチル若しくはモノエチルエーテル、ベンゾ
キノン、t−ブチルヒドロキノン、メチルヒドロキノン
及びそれらの混合物、たとえばヒドロキノンモノメチル
エーテルとベンゾキノンとの混合物が包含される。これ
らの重合抑制剤は約30〜約600重量Ppmの量で使
用される。本発明の組成物は、遊離基機構たとえば電子
ビーム照射、化学線照射、たとえば「オーガニツク・パ
ーオキサイド・レビユ一、プラスチツクス・デザイン・
アンド・プロセシング]、1978年7月号第38〜4
2頁および1978年8月号第60〜67頁にガラグヘ
ール等により記載されているようなアゾ及び過酸化物硬
化剤により硬化させることができる。前記二つの文献中
に開示された技術を参考のため本明細書に加入する。本
発明の組成物を硬化させる目的で特定の過酸化物又はア
ゾ開始剤を選択することは当業者の技術範囲内であり、
この種の過酸化物及びアゾ開始剤が作用して所望の硬化
を行なう様式は上記の論文中に一般的に特徴化されてい
る。数種のこのような硬化剤の例は、2・2′−アゾビ
スイソブチロニトリル、過酸化ジベンゾイル、過酸化ラ
ウロイル、過酸化ジ一t−ブチル、ジイソプロピルペル
オキシドカーボネート、t−ブチルペルオキシ−2−エ
チルヘキサノエート、tーブチルペルピバレート、2・
5−ジメチルヘキサン−2・5−ジペル=2−エチルヘ
キソエート、t−ブチルペルオクテート、t−ブチルペ
ルネオデカノエート、過安息香酸t−ブチル、t−ブチ
ルペルクロトネート、t−ブチルペルイソブチレート、
過フタル酸ジ一t−ブチルなどである。
硬化剤の濃度は臨界的でなく、広範囲内で変化させるこ
とができる。代表的な範囲として、濃度は反応生成物(
1)と無水マレイン酸とエチレン性不飽和単量体との重
量に対し約0.25〜約5.0重量%、好ましくは約0
.5〜約2.5重量%、特に好ましくは約0.75〜約
2.0重量%の範囲で変化させることができる。本発明
の組成物は、そのままで或いは充填剤、顔料、繊維、た
とえばガラス繊維、炭素繊維及び芳香族ポリアミド繊維
(たとえばイ一・アイ・デユポン・ネモアス、ウイルミ
ントン、デラウエアにより商標ケブラール(Kevla
r)として販売されているアラミド繊維)、中空ガラス
若しくはフエノール樹脂球体などと組合せて硬化させる
ことができる。
本発明の組成物は、硬質の繊維強化成形物品を製造する
のに特に有用である。
この組成物から成形物品を製造するための好適方法は、
1979年5月1日付にてアーノレ・アンジエノレ・ジ
ユニアにより出願された名称「成形方法およびその装置
」の共米国特許出願第035011号明細書に記載され
ており、これを参考のためここに加入する。この出願に
は、繊維強化された熱硬化樹脂物品の迅速加工方法が記
載されている。繊維強化材は約130℃を越える融点又
は転移温度を有する一種若しくはそれ以上の繊維からな
つている。この方法は(a)加熱しうるマツチドメタル
ダイ金型中に一種若しくはそれ以上の前記繊維の結合ウ
エブを供給し、(b頑化剤の不存在下に120℃で測定
して約50センチボアズ未満の粘度を有しかつ加熱する
と熱硬化樹脂組成物まで硬化しうる熱硬化性有機材料の
液体をアキユムレータ領域に供給し、前記材料の硬化が
実現するより低い温度を保つことにより前記液体の粘度
をアキユムレータ領域においてほぼ一定に維持し、(c
)前記ウエブを含有する前記金型を閉鎖し、(d)前記
熱硬化性有機材料の少なくとも一部を加圧下に前記アキ
ユムレータ領域から金型中に射出させて前記金型中の空
洞を埋め、(6)金型を加熱することにより、前記材料
の硬化が開始される温度より高い泥度に材料を曝して前
記材料の硬化を開始させ、そして(f)前記金型を開放
してそこから硬化した熱硬化物品を取出す、という諸工
程からなつている。繊維強化材は、金型から取出された
成形物品の重量に対し約15〜約80重量%、好ましく
は約30〜約70重量%とすることができる。本発明の
組成物は粘度が低いため、これらは金型の全領域および
そこに含有される繊維材料の全体にわたつて容易に流動
し、最終成形製品内における反応生成物の均一分布を達
成する。
さらに、本発明の組成物は、布地を含浸したり、電気的
注封及び注型法に使用するレイアツプ積層構造物を製造
したりモータ、巻線などを保護したりするのに使用する
ことができる。
以下の例は本発明の特定具体例を例示するためのもので
あり、これらの例により本発明を限定することを意図し
たものではない。
比較例 この例は、米国特許第3784586号明細書の実施例
1の追試を試みたものである。
櫂形攪拌機と窒素添加用のガラス管と窒素出口と温度計
と電気加熱外套とを備えた21?の四首丸底フラスコに
、4387の2・2・4−トリメチル−1・3−ペンタ
ンジオールと5887の無水マレイン酸とを装填した。
固形混合物を溶融させ、80℃の温度まで1時間かけて
加熱した。温度を80℃に4時間維持した。この時点に
おける溶液は淡黄色かつ粘稠であつた。試料を取り出し
て、滴定法及びNMR分光分析法により分析した。二種
の滴定法を使用して溶液の酸価を測定した。酸価は、1
yの試料を中和するのに要したKOHのワ数である。第
一の方法においては、溶液を水性ピリジン中に溶解し、
KOHに対して滴定した。
第二の方法においては、溶液をピリジンとメタノールと
の混液中に溶解させ、KOHに対して滴定することによ
り酸価を測定した。第一の方法は、水性ピリジンを使用
しマレイン酸をジ酸として測定し、第二の方法はピリジ
ンとメタノールとの混液を使用し、マレイン酸をモノ酸
として測定した。これら二種の方法の結果は、酸価が第
一の方法では418そして第二の方法では333である
ことを示した。未反応の無水マレイン酸含有量は次式を
用いて決定した。反応生成物のNMR分析は無水マレイ
ン酸含有成分の次の配分を示した。
70モル%のマレイン酸エステル(マレイン酸半エステ
ル、ジエステル及びマレイン酸)、7モル%のフマル酸
エステル、23モル%の未反応無水マレイン酸。
溶液を80℃にて4時間加熱した後、これをヒドロキノ
ン268ワとを含有するスチレン7147で処理し、室
温にて静置させた。
翌眠この組成物から注型品を作つた。無水マレイン酸/
2・2・4−トリメチル−1・3−ペンタンジオール反
応混合物にスチレンを加えてから6日後、白色結晶沈殿
が樹脂製容器の底部に現われた。
7日後、1057y部の混合物を沢過して沈殿を回収し
た。
この沈殿は3.8yであり、NMR分光分析によりマレ
イン酸と同定された。澄明な黄色沢液を室温で静置させ
た。最初の沢過から2日後、追加量の白色沈殿が樹脂製
容器の底部に検出された。この実験において作つた溶液
の一部を、スチレン添加前に、室温にて16日間静置さ
せた。
試料のNMR分析は、無水マレイン酸含有成分の次の配
分を与えた。7ャ求唐マレイン酸エステル(半エステル
及びジエステル)、7モル%のフマル酸エステル、 8モル%の未反応無水マレイン酸、 8モル%のマレイン酸 例1 櫂形攪拌機と窒素の入口及び出口と温度計と電気加熱外
套とを備えた11の三首フラスコに、288.87の溶
融2・2・4−トリメチル−1・3−ペンタンジオール
と387.8tの溶融無水マレイン酸とを装填した。
溶液を110℃に加温し、この温度に3時間保つた。次
いで、0.1yのヒドロキノンを加えた。生成物、すな
わち澄明な琥珀色の液体をシャーに注ぎ入れて貯蔵した
。3日後、生成物は白色不透明の半固体となつた。
D6−ジメチルスルホキシド中における生成物のNMR
分析は無水マレイン酸を含有する成分が次の配分を有す
ることを示した:8.3モル%の無水マレイン酸、 18.3モル%のフマル酸エステル、 56.6モル%のマレイン酸エステル(マレイン酸半エ
ステル及びジエステル)16.7モル%のマレイン酸。
この生成物の一部をスチレン中に溶解させた。
著量の白色固体が沈殿した。これは、NMR分析により
マレイン酸と固定された。この実験は、100℃を越え
る反応温度は米国特許第3784586号の発明におい
て劣つた品質の樹脂をもたらすというその明細書の記載
を裏付ける。
しかしながら、米国特許第3784586号における推
論に反し、貧弱な品質(すなわち沈殿)は、樹脂中にフ
マール酸群が存在することに起因するのでなく、マレイ
ン酸に起因するのである。
この実験で生成した大量のマレイン酸は、ほぼ全量の無
水物が利用されて架橋性オリゴマ一を生成した樹脂と比
較して、低架橋密度を有する熱硬化性樹脂をもたらす。
例2 櫂形撹拌機と窒素入口と加熱外套とサーモ・ウオツチ制
御器を備える温度計とを取付けた31の三首丸底フラス
コに、408.2f7の2・2−ジメチル−3−ヒドロ
キシプロピオン酸2・2−ジメチル−3−ヒドロキシプ
ロピルと392.2f7の無水マレイン酸とを装填した
混合物を加温して反応体を溶融させた。混合物の温度を
140℃まで高め、冷却浴を用いて反応熱が静まるまで
この温度に保つた。混合物を140℃にてさらに30分
間加熱した。次いで、混合物を80℃に冷却し、0.3
27のヒドロキノンで処理し、シャーに移して貯蔵した
。収量は15577(95%)であり、5%の機械的損
失を示した。生成物を25日間貯蔵した。NMR分光分
析法による貯蔵混合物中の無水マレイン酸成分の分析は
、8モル%の無水物が未反応であり、88モル%がマレ
イン酸型(マレイン酸、モノ一若しくはジエステル)で
あり、4モル%がフマル酸型であつた。樹脂の酸価は3
03ηKOH/7(水性ピリジン中)であり、無水マレ
イン酸の主要部が半酸エステルとして存在することを示
した。マレエート含有種の5%未満はマレイン酸又はマ
レイン酸ジエステルであつた。得られた生成物は澄明な
粘稠液であつた。
一部をスチレンと混合して、50重量%のスチレンを含
有する澄明な溶液を与えた。8日以内に、この溶液はマ
レイン酸の沈殿を含有した。
スチレンを含有しない生成物は30日以上にわたり澄明
な粘稠液であつた。
例3 櫂形撹拌機と温度計と窒素の入口及び出口と電気加熱外
套とを備えた3/?の四首フラスコに、2・2−ビス(
4−ヒドロキシフエニル)−プロパンの2モルのエトキ
シレート6147と無水マレイン酸392.27(4.
0モル)とを装填した。
エトキシレートの滴定は、614yが4.0モルのヒド
ロキシル基を含有することを示した。混合物を120℃
まで加熱し、この温度に1時間保つた。次いで、反応混
合物を0.207のヒドロキノンで処理し、室温まで冷
却した。生成物は淡琥珀色の澄明な粘稠液であつた。こ
の物質の20f7部をスチンン20yと配合して澄明な
低粘度の溶液を与え、この溶液を室温で静置させた。8
日後、マレイン酸の沈殿を溶液中に検出した。
例4 例3に記載したような装置に、980.67の無水マレ
イン酸と670.9yのジプロピレングリコールとを装
填した。
溶液を110℃に加温し、冷却浴を用いて反応発熱を制
御することによりこの温度を保ち、次いで110〜12
0℃にて2時間加熱した。澄明溶液をシャーに移して貯
蔵した。調製後9日目に生成物を分析すると、無水マレ
イン酸から生じた成分の次の配分が示された:6モル%
の未反応無水マレイン酸、91モル%のマレイン酸エス
テル、 3モル%のフマル酸エステル。
無水マレイン酸の初期装填物の2%未満がマレイン酸ジ
エステルとして又はマレイン酸として存在した。
生成物を60日間貯蔵した。
その外観は不変であつた。試料をスチレン中に溶解させ
て、スチレン35重量%を含有する溶液を作つた。10
日以内に、マレイン酸の沈殿が、スチレンを含有する混
合物の底部に存在した。
上記の例により、塩基を使用しない熱硬化性組成物の製
造を記載した。
以下の例により、塩基性化合物を使用する組成物の製造
を記載する。
例5 例3の装置に、4387の2・2・4−トリメチル−1
・3−ペンタンジオールと5887の無水マレイン酸と
を装填した。
混合物を52℃に加温して澄明な無色の溶液を得た。次
いで、N−メチルイミダゾール2.057を加えた。反
応混合物は直ちに褐色となり、23分後に80℃の最高
温度に達した。反応混合物を75〜80℃に4.0時間
保つた。この時点で試料を取り出した。NMR分析は、
無水マレイン酸含有成分が次の配分を有することを示し
た:73.3モル%のマレイン酸エステル(半エステル
、ジエステル及びマレイン酸)、4.7モル%のフマル
酸エステル、 22.0モル%の無水マレイン酸。
装填した初期の無水マレイン酸の2%未満がマレイン酸
又はマレイン酸ジエステルとして存在した。
この量のN−メチルイミダゾールを用いると、未反応無
水マレイン酸の量は、触媒を使用しなかつた比較例にお
いて測定された量とほぼ同じであつた。反応混合物を2
07.5fと820.5Vとの部分に分けた。
後者を、0.417のヒドロキノン及び0.27のベン
ゾキノンを含有するスチレン5717と混合した。澄明
な褐色均質溶液が生じた。そのスチレン含有量は41重
量%であり、比較例の場合と同じであつた。この溶液を
室温で貯蔵した。前記例の組成物と異なり、この混合物
には沈殿が生じなかつた。これは42日間、澄明な均質
溶液に留まつた。この例は、スチレンを含有する混合物
においてマレイン酸沈殿の生成を防止するには、塩基す
なわちアミン含有成分が必要であることを示している。
例6 例3の装置に、2197の2・2・4−トリメチル−1
・3−ペンタンジオールと294yの無水マレイン酸と
を装填した。
混合物を59℃まで加温し、ピリジン1.027を加え
た。混合物は直ちに暗褐色となつた。混合物の温度は1
2分後に72℃の最高に達した。10分後、反応物を5
4゜Cに冷却し、さらに4.107のピリジンを加えた
熱を間けつ的に加えて、反応温度を25分後に70℃ま
で高めた。溶液温度を、反応期間中70〜77℃に保つ
た。触媒の最初の部分を添加した後、2時間及び4時間
にて分析用に試料を取り出した。溶液中の無水マレイン
酸含有成分の配分をNMR分光分析法により決定した。
その結果は次の通りであつた。初期無水マレイン酸装填
物の2%未満が、マレイン酸として又はマレイン酸ジエ
ステルとして存在した。
4時間目の分析用試料を取り出した後、ヒドロキノン0
,137とベンゾキノン0.13fとを含有するスチレ
ン357yの溶液を加えた。
得られた混合物は澄明かつ褐色であり、沈殿を含まなか
つた。これを31日間、室温で貯蔵したが、その外観は
不変であつた。この例は、2・2・4−トリメチル−1
・3−ペンタンジオールを含有する樹脂の遊離無水マレ
イン酸含有量を、アミン触媒の適当な選択によりスチレ
ン添加前に低レベルまで減少させうることを示している
例7 櫂形攪拌機と窒素の入口及び出口と温度計とを備えた3
1の四首フラスコに、833,27の溶融2・2−ジメ
チル−3−ヒドロキシプロピオン酸2・2−ジメチル−
3−ヒドロキシプロピルと8007の溶融無水マレイン
酸とを装填した。
混合物を48℃にて急速に攪拌しながら6.537のN
−メチルイミダゾールを注射器で加えた。反応混合物の
温度は、次の23分間にわたり最高95℃まで徐々に上
昇した。さらに次の37分間にわたり、温度は75℃ま
で低下した。この期間の後、粘稠な褐色溶液の試料を取
り出し、滴定法により遊離無水マレイン酸を測定した。
滴定は、反応生成物の酸価がピリジン/メタノール混合
溶媒において281でありかつ水性ピリジン溶媒におい
て318であることを示した。したがつて、試料の未反
応無水マレイン酸含有量は初期装填物の13.2%であ
つた。試料を滴定用に取り出した後直ちに、ヒドロキノ
ン0.447とベンゾキノン0.44Vとを含有するス
チレン1336yの溶液を加えた。最終生成物は褐色の
均質澄明溶液であつた。生成物を室温にて一晩静置させ
た。翌朝、その外観は不変であつた。4日後、生成物の
約20%が低融点の固体沈殿物の形であつた。
生成物を50℃に加温すると、この固体は溶融した。固
体は2・2−ジメチル−3−ヒドロキシプロピオン酸2
・2−ジメチル−3−ヒドロキシプロピル−マレイン酸
半エステルと無水マレイン酸とスチレンとの混合物であ
り、マレイン酸沈殿はこの生成物中に存在しなかつた。
樹脂は室温にて固溶体として貯蔵され、約50℃に加熱
されると澄明な無沈殿の溶液を与えた。或いは、この例
の生成物と、例8の生成物と、スチレン約50重量%を
含有する混合物を与えるのに足る量のスチレンとを配合
することにより、室温にて液体の混合物を得た。
混合物のジオール成分の少なくとも25%がジプロピレ
ングリコールである場合に、均質液混合物が得られた。
例8例7に記載したような装置に、547.3f7のジ
プロピレングリコールと800yの無水マレイン酸とを
装填した。
混合物を43℃に加温し、5.23m1(0.4重量%
)のN−メチルイミダゾールを急速撹拌混合物に注射器
で加えた。反応混合物は直ちに無色から暗褐色に変化し
た。間けつ的に熱をかけて、混合物の温度を次の18分
間にわたり120℃まで高めた。触媒添加の20分後、
試料を取り出して滴定法により分析した。存在する未反
応無水マレイン酸の量艮初期装填物の23%であつた。
反応の温度を、次の60分間にわたり120℃から63
℃まで低下させた。この期間の終りに、NMR分析用に
試料を取り出し、そしてヒドロキノン0.317を加え
た。NMR分析は、無水マレイン酸含有生成物の配分が
次の通りであることを示した。88モル%のマレイン酸
エステル(半エステル、ジエステル及びマレイン酸)、
0.5モル%のフマル酸エステル、 11.5モル%の未反応無水マレイン酸。
装填した初期無水マレイン酸の2%未満がマレイソ酸又
はマレイン酸ジエステルのいずれかとして存在した。
ヒドロキノンを反応混合物に加えてから1分間の後、ベ
ンゾキノン0.61yを含有するスチレン7257の溶
液を加えた。
得られた生成物は褐色均質の無沈殿溶液であつた。これ
を室温にて貯蔵したが、この溶液中には30日間にわた
り沈殿が存在しなかつた。例9 例3に記載したような装置に、324.9f(1.59
モル)の2・2−ジメチル−3−ヒドロキシプロピオン
酸2・2−ジメチル−3−ヒドロキシプロピルと60.
17(0.45モル)のジプロピレングリコールと40
07(4.08モル)の無水マレイン酸とを装填した。
混合物を50℃に加温し、次いで3.157のN−メチ
ルイミダゾールを急速撹拌混合物に加えた。褐色反応溶
液の温度は、6分間で50℃から100℃に上昇した。
次の1時間にわたり、温度は55℃まで徐々に低下した
。触媒の添加後20分及び60分の間隔で、滴定用に試
料を取り出した。20分後に残存する未反応無水マレイ
ン酸は20%であつたが、60分間においてはこれは初
期装填物の11%であつた。
第二の試料を取り出した後、褐色粘稠溶液をさらに1時
間55〜68℃に保つた。次いで、0.18yのヒドロ
キノンと0.187のベンゾキノンと785yのスチレ
ンとを加えて、澄明な褐色均質の一相溶液を得た。樹脂
を26℃にて静置したが、これは24日間以上にわたり
無沈殿の均質液に留まつた。例10 例3の装置に、2927の2・2・4−トリメチル−1
・3−ペンタンジオールと3927の無水マレイン酸と
を装填した。
混合物を60℃に加温し、6.857のナトリウムメト
キシドを23分間かけて少しづつ加えた。間けつ的に熱
をかけて、反応温度を23分後に80℃まで高めた。こ
の溶液温度を反応期間中80〜82℃に保つた。最初の
触媒部分を添加してから4.8時間の後、分析用に試料
を取り出した。溶液中の無水マレイン酸含有成分の配分
をNMR分光分析により測定した。その結果は次の通り
であつた。4時間 76モル%のマレイン酸エステル(半エステル、ジエス
テル及びマレイン酸)、13モル%のフマル酸エステル
、 12モル%の無水マレイン酸。
初期無水マレイン酸装填物の3%未満がマレイン酸また
はマレイン酸ジエステルとして存在した。
分析用試料を取り出した後、メチルヒドロキノン0.2
9yを含有するスチレン476yの溶液を加えた。得ら
れた混合物は澄明、黄色かつ無沈殿であつた。これを室
温にて60日間貯蔵したが、その外観は変化しなかつた
。この例は、2・2・4−トリメチル−1・3ペンタン
ジオールを含有する樹脂の遊離無水マレイン酸含有量を
塩基性触媒の適当な選択によりスチレン添加前に低レベ
ルまで減少させうることを示している。
例11 攪拌機と不活性ガスの入口及び出口とを備えた10ガロ
ンのステンレス鋼反応器に、21.94k9の無水マレ
イン酸を装填した。
液体無水物が63℃になつた時、9.98k9の溶融2
・2・4−トリメチル−1・3−ペンタンジオールと3
.32k9のプロピレングリコールとを加え、混合物の
温度を48℃に降下させた。次いで、混合物を55℃に
加温し、177のN−メチルイミダゾールを攪拌下に加
えた。混合物を次の50分間で80℃に加温し、次いで
61℃まで冷却して、追加537のN−メチルイミダゾ
ールで処理した。反応混合物を80℃に加温し、この温
度に3時間保ち、次いで放出させた。生成物は粘稠な琥
珀色シラツプであり、初期装填物の15%未満の無水マ
レイン酸を未反応の形で含有した。この生成物を2日間
静置させた。
10007部分を、メチルヒドロキノン0.507を含
有するスチレン1000yと配合した。
得られた琥珀色の溶液は、30日間以上にわたり沈殿を
含まない状態に留まつた。以下の例12〜32は、無水
マレイン酸と2・2−ジメチル−3−ヒドロキシプロピ
オン酸2・2−ジメチル−3−ヒドロキシプロピルとの
反応に対する各種の塩基性化合物の効果を示している。
例12125m1の三角フラスコに30.07の溶融無
水マレイン酸と31.27の溶融2・2−ジメチル3−
ヒドロキシプロピオン酸2・2−ジメチル3−ヒドロキ
シプロピルを装填し、75±10℃の油浴中に入れた。
磁気撹拌溶液を浴温度に平衡させ、1.0重量%の1・
4−ジアザビシクロ〔2・2・2〕−オクタンを加えた
。10分後、反応混合物を油浴から取り出し、室温に冷
却し、滴定法により分析して反応無水マレイン酸の量を
測定した。
無水マレイン酸の76%が10分後に反応した。2・2
−ジメチル−3−ヒドロキシプロピオン酸2・2−ジメ
チル−3−ヒドロキシプロピルに対する無水マレイン酸
の添加は、発熱反応である。
触媒の相対的効果を、触媒添加後における反応混合物の
温度変化を記録することにより測定した。最も効果的な
触媒は最大の発熱を生じた。第表は、触媒の種類、反応
に加えた触媒の量、初期温度、最高温度、温度変化(△
T)及び最高温度に達する時間を示している。
例13〜32 例12の手順を正確に反復したが、ただし触媒の種類と
反応に加えたその量とを、第1表に示すように、例12
の1。
0重量%の1・4−ジアザビシクロ〔2・2・2〕オク
タンに代えた。
初期温度、最高温度、温度変化(△T)及び最高温度に
達する時間を第表に示す。
第1表のデータは、たとえばアミン、金属のアルコキシ
ド及び酸化物並びにカルボン酸の金属塩が本発明に対し
特に有効な触媒であることを示している。
以下の例33〜45は、スチレン中におけるポリオール
と無水マレイン酸と触媒とからの半エステルの製造を示
している。
ジオールに対し、反応させる無水マレイン酸の最適量は
、本発明の組成物を得るには最少90%とすべきである
。通常、澄明な均質液混合物が室温において、特記した
部分を除き得られた。いずれの例もマレイン酸沈殿を含
有しなかつた。例33 ガラス製シャーに122,97のスチレンと300pp
mのヒドロキノン抑制剤とを装填した。
これに76.67の2・2−ジメチル−3−ヒドロキシ
プロピオン酸2・2−ジメチル−3−ヒドロキシプロピ
ルと73.6yの無水マレイン酸とを加え、次いで0.
277のN−メチルイミダゾール触媒を加えた。反応混
合物の初期温度は40℃であつた。この混合物の試料を
定期的に採取し、ピリジン/メタノール混合溶媒中及び
水性ピリジン中における滴定により反応の経過を測定し
た。触媒を添加してから67、168及び792時間後
の反応した無水マレイン酸の量は次の通りであつた。例
34ガラス製シャーに99,5yのスチレンと300p
pmのヒドロキノン抑制剤とを装填した。
これに62.0yの2・2−ジメチル−3−ヒドロキシ
プロピオン酸2・2−ジメチル−3−ヒドロキシプロピ
ルと59.0yの無水マレイン酸とを加え、次いで0.
44yのN−メチルイミダゾール触媒をこの溶液に加え
た。反応混合物の初期温度は38℃であり、最高温度は
40℃であつた。試料を定期的に採取し、ピリジン/メ
タノール混合溶媒中及び水性ピリジン中における滴定に
より反応の経過を測定した。触媒を添加してから65、
168及び650時間後の反応した無水マレイン酸の量
は次の通りであつた。約50℃で溶融する固体混合物が
650時間後に生成した。
溶融した生成物は、澄明な液体であつた。例35 ガラス製シャーに36.47のスチレンと300ppm
のヒドロキノン抑制剤とを装填した。
これに22.7yの2・2−ジメチル−3−ヒドロキシ
プロピオン酸2・2−ジメチル−3−ヒドロキシプロピ
ルと21,8f7の無水マレイン酸と0.80f7のN
−メチルイミダゾール触媒とを加えた。反応混合物の初
期温度は37℃であり、最高温度は52℃であつた。試
料を定期的に採取し、ピリジン/メタノール混合溶媒中
及び水性ピリジン中における滴定により反応の経過を測
定した。触媒を添加してから0.6、19、49及び1
44時間後の反応した無水マレイン酸の量は次の通りで
あつた。ノこの混合物は、80日間にわたり、均質な溶
液であつた。
例36 ガラス製シャーに81.17のスチレンと300ppm
(1)t−ブチルカテコール抑制剤を装填した。
これに40.27のジプロピレングリコールと58.8
yの無水マレイン酸とを加え、次いで0,497のN−
メチルイミダゾール触媒を加えた。反応混合物の初期温
度は31℃であり、最高温度は35℃であつた。試料を
定期的に採取し、ピリジン/メタノール混合溶媒中及び
水性ピリジン中における滴定により反応の経過を測定し
た。触媒と添加してから72、140及び385時間後
の反応した無水マレイン酸の量は次の通りであつた。3
20時間後、溶液は二相の澄明な液相に分離した。
上相は実質的にスチレンであつた。下相は無水マレイン
酸/シプロピレングリコール反応生成物と未反応無水マ
レイン酸とスチレンとを含有した。下相のスチレン含有
量は40重量%であつた。例37 ガラス製シャーに84.0yのスチレンと300ppm
f)t−ブチルカテコール抑制剤とを装填した。
これに、43.91の2・2・4−トリメチル−1・3
−ペンタンジオールと58.87の無水マレイン酸とを
加え、次いで0.497のN−メチルイミダゾール触媒
をこの溶液に加えた。反応混合物の初期温度は33℃で
あり、最高温度は36℃であつた。試料を定期的に採取
し、ピリジン/メタノール混合溶媒中及び水性ピリジン
中における滴定により反応の経過を測定した。触媒を添
加してから72、504及び870時間及び65日後の
反応した無水マレイン酸の量は次の通りであつた。65
日後、この混合物から注型物を作つた。
組成物は、80日間にわたり均質な無沈殿の溶液であつ
た。例38 ガラス製シャーに84.07のスチレンと300ppm
のt−ブチルカテコール抑制剤とを装填した。
これに、43.9fの2−エチル−1・3−ヘキサンジ
オールと58.87の無水マレイン酸とを加え、次いで
0.49y(1)N−メチルイミダゾール触媒を加えた
。反応混合物の初期温度は29℃であり、最高温度は3
4℃であつた。試料を定期的に採取し、ピリジン/メタ
ノール混合溶媒中及び水性ピリジン中における滴定によ
り反応の経過を測定した。触媒を添加してから、166
及び504時間後の反応した無水マレイン酸の量は次の
通りであつた。組成物は、80日間にわたり室温で均質
な琥珀色の液体であつた。
例39 ガラス製シャーに136.57のスチレンと300pp
m(7)t−ブチル−カテコール抑制剤とを装填した。
これに、カプロラプトン3.6モルと無水マレイン酸5
8.87とを含有するトリメチロールプロパンのポリカ
プロラプトンエステルを加えた。次いで溶液に0.49
7のN−メチル・イミダゾール触媒を加えた。反応混合
物の初期温度は29℃であり、最高温度は31℃であつ
た。試料を定期的に採取し、ピリジン/メタノール混合
溶媒中及び水性ピリジン中における滴定により、反応の
経過を測定した。触媒を添加してから140時間後の反
応した無水マレイン酸の量は次の通りであつた。例40 ガラス製シャーに25.0yのスチレンと300ppm
のベンゾキノン抑制剤とを装填した。
これに10.27の2・2−ジメチル−3−ヒドロキシ
プロピオン酸2・2−ジメチル−3−ヒドロキシプロピ
ルと5.27の2・2−ジメチル−1・3−プロパンジ
オルと19.67の無水マレイン酸との混合物を加え、
次いで溶液に、1.07のN−メチルイミダゾール触媒
を加えた。反応混合物の初期温度は25℃であり、最高
温度は27℃であつた。試料を定期的に採取し、ピリジ
ン/メタノール混合溶媒中及び水性ピリジン中における
滴定により、反応の経過を測定した。触媒を添加してか
ら90時間後の反応した無水マレイン酸の量は次の通り
であつた。例41 ガラス製シャーに64.9yのスチレンと300ppm
のベンゾキノン抑制剤とを装填した。
これに21.9yの2・2・4−トリメチル−1・3−
ペンタンジオールと3.87の1・2−プロピレングリ
コールと39.2yの無水マレイン酸とを加え、次いで
1.0yのN−メチルイミダゾール触媒を加えた。反応
混合物の初期温度は25℃であり、最高温度は28℃で
あつた。試料を定期的に授取し、ピリジン/メタノール
混合溶媒中及び水性ピリジン中における滴定により反応
の経過を測定した。触媒を添加してから91及び139
時間後の反応した無水マレイン酸の量は次の通りであつ
た。例42ガラス製シャーに66.47のスチレンと3
00ppmのベンゾキノン抑制剤とを装填した。
これに21.9yの2・2・4−トリメチル−1・3−
ペンタンジオールと5.37のジエチレングリコールと
39.2yの無水マレイン酸とを加え、次℃・で溶液に
1.07のN−メチルイミダゾール触媒を加えた。反応
混合物の初期温度は25℃であり、最高温度は28゜C
であつた。試料を定期的に採取し、ピリジン/メタノー
ル混合溶媒中及び水性ピリジン中における滴定により、
反応の経過を測定した。触媒を添加してから90時間後
の反応した無水マレイン酸の量は次の通りであった。例
43 ガラス製シャーに14.8yのスチレンと300ppm
のベンゾキノン抑制剤とを装填した。
これに平均分子量(Mn)150のプロピレングリコー
ル15.0f7と無水マレイン酸19.67とを加え、
次いで溶液に0.57のN−メチルイミダゾール触媒を
加えた。反応混合物の初期温度は、25℃であり、最高
温度は26℃であつた。試料を定期的に採取し、ピリジ
ン/メタノール混合溶媒中及び水性ピリジン中における
滴定により、反応の経過を測定した。触媒を添加してか
ら118時間後の反応した無水マレイン酸の量は92%
であつた。例44次の成分から均質液混合物を得た。
混合物を1日間攪拌し、次いで室温にて静置させた。
3日後、褐色の均質液を滴定法により分析した。
無水マレイン酸の初期装填物の94%が反応したと決定
された。例45 次の成分から均質液混合物を得た。
混合物を1日間攪拌し、次いで室温にて静置させた。
5日後、褐色の均質液を滴定法により分析した。
無水マレイン酸の初期装填物の90%が反応したと決定
された。例46 第表に同定されている幾つかの例の数種の組 1成物を
、第表に示されている開始剤1重量%と配合することに
より、6種の一連の注型物を作つた。
溶液を10×10X1/8インチのガラス製金型中に注
ぎ入れ、65℃にて16時間加熱し、次いで128℃に
て6時間、後硬化させた。注型物は澄明かつ硬質であつ
た。第表は、樹脂を製造した例、樹脂の製造方法、反応
させたポリオール、スチレン含有量、触媒の種類と量、
開始剤の種類及びバーコル硬度(ASTMD−2583
にて測定)を示している。
この表において、樹脂の製造方法は次の通りとする。
A:ポリオールと無水マレイン酸(及び必要に応じ触媒
)とをスチレン添加前に50〜100℃に加熱した。
B:ポリオールと無水マレイン酸と触媒とをスチレン中
で52℃未満で反応させた。
C:ポリオールと無水マレイン酸とを、スチレン添加前
に110土5℃にて2時間加熱した。
例47例46で製造した注型物の片を、第表に示す溶剤
中に室温にて一晩浸漬した。
溶剤膨潤の程度を、溶剤浸漬前後の片の重量を比較する
ことにより測定した。2・2・4−トリメチル−1・3
−ペンタンジオールについては、アミンを含有する注型
物は米国特許第3784586号明細書に記載された組
成物から製造した注型物に比較して、減少した膨潤度を
示した。
アミンを含有する2・2−ジメチル−3−ヒドロキシプ
ロピオン酸2・2−ジメチル−3−ヒドロキシプロピル
を用いて作つた注型物についても、アミンを含有しない
2・2−ジメチル−3−ヒドロキシプロピオン酸2・2
−ジメチル−3−ヒドロキシプロピル注型物に比較して
、減少した膨潤度が観察された。第表は、樹脂を製造し
た汐曵スチレン含有量、触媒の種類と量、並びにトルエ
ン、アセトン及び塩化メチレン中に16時間浸漬した際
の重量増加を示している。
例48 例46で製造した注型物の片を沸とう水中に2時間浸漬
してその水吸収特性を測定した。
2時間の水煮沸に露呈して生ずる重量増加を用いて、水
吸収を測定した。
表に示すように、アミンを含有する注型物は、米国特許
第3784586号の組成物から作つた注型物よりも小
さい重量増加を示した。第表は、樹脂を製造した例、ス
チレン含有量使用したアミン触媒の種類と量、及び2時
間の水煮沸後に増加した重量%を示している。
例49 例7の組成物の試料を48℃に加温して、固体塊から琥
珀色の低粘度無沈殿溶液に変化させた。
次の成分を混合して均質液混合物を調製した。この混合
物を、重量1197の1インチ長さのガラス繊維からな
るウエブ中に20秒で注入した。金型を140℃に加熱
した。金型内の圧力は30〜200psiの範囲であつ
た。5分後、金型内の圧力を解除した。
次いで、金型を開き、ガラス強化された複合体部品を取
り出した。この部品の曲げ強さ及び曲げ弾性率を第V表
に示す。複合物品のガラス含有量を、試料の灰化により
測定したところ、65重量%であつた。例50 次の成分を混合して液体混合物を調製した。
均質液体混合物を26℃にて16時間攪拌した。次いで
、0.6yのゼレツクUN離型剤と1、2yの1−t−
ブチルアゾ−1−シアノシクロヘキサンとを加えた。6
時間後、この組成物を加熱全型中においてガラス繊維の
ウエブ中に注入し、例49の場合と全く同様にして硬化
させた。
複合体部品の性質を第V表に示す。例51 次の成分から液体混合物を調製した。
均質液混合物を26℃にて16時間攪拌し、次いで0.
67のゼレツクUNと1.2yの1−t−ブチルアゾ−
シアノシクロヘキサンとを加えた。
6時間後、組成物を加熱金型中においてガラス繊維のウ
エプ中に注入し、例49と全く同様にして硬化させた。
この複合体部品の性質を第V表に示す。例52例9の組
成物550yをゼレツクUN離型剤(イ一・アイ・デユ
ポン・デ・ネモアス、ウイルミントン、デラウエアによ
り販売される有機ホスフエート離型剤)2.757及び
過安息香酸t−ブチル5.507と混合することにより
、重合性均質液混合物を調製した。
この混合物の一部を、重量1087のガラス繊維のウエ
ブを含有する加熱金型中に20秒で注入した。3分間後
、金型を開き、55重量%のガラス繊維を含有する複合
体部品を取り出した。
1×4×1/8インチの試験試料について測定した曲げ
強さ及び曲げ弾性率を第v表に示す。
例53 次の成分を混合して重合性の均質液混合物を調製した。
この混合物から、例49に記載したように、複合体部品
を形成させた。
第V表のデータは、高強度と剛性とを有する複合体物品
を製造するため、本発明の組成物を効果的に使用しうる
ことを示している。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 (a)次の実験式 ( I )▲数式、化学式、表等があります▼〔式中、n
    は約1.8〜約4未満の平均値を有する数であり、mは
    nの平均値より小さいRの自由原子価に等しく、Rは式
    ( I )において2〜4個のヒドロキシル基OHを含有
    した有機ポリオールのヒドロキシルを含まない残基であ
    る〕を特徴とする有機ポリオールの半エステルと、(b
    )無水マレイン酸と、(c)前記(a)及び(b)との
    液体均質混合物を形成しかつこれらと共重合しうるエチ
    レン性不飽和単量体と、(d)塩基性化合物と の均質液体混合物からなる成形用組成物。 2 有機ポリオールがポリオールの混合物からなる特許
    請求の範囲第1項記載の組成物。 3 ポリオールの混合物が2・2・4−トリメチル−1
    ・3−ペンタンジオールを含有する特許請求の範囲第2
    項記載の組成物。 4 プロピレングリコールを含有する特許請求の範囲第
    3項記載の組成物。 5 カプロラクトンの約1〜約5モルがポリオールでエ
    ステル化されているポリオールのポリカプロラクトンエ
    ステルを含有する特許請求の範囲第3項記載の組成物。 6 カプロラクトンの約3.6モルがトリメチロールプ
    ロパンでエステル化されているトリメチロールプロパン
    のポリカプロラクトンエステルを含有する特許請求の範
    囲第5項記載の組成物。 7 ポリオールの混合物が2・2−ジメチル−3−ヒド
    ロキシプロピオン酸2・2−ジメチル−3−ヒドロキシ
    プロピルを含有する特許請求の範囲第2項記載の組成物
    。 8 カプロラクトンの約1〜約5モルがポリオールでエ
    ステル化されているポリオールのポリカプロラクトンエ
    ステルを含有する特許請求の範囲第7項記載の組成物。 9 カプロラクトンの約3.6モルがトリメチロールプ
    ロパンでエステル化されているトリメチロールプロパン
    のポリカプロラクトンエステルを含有する特許請求の範
    囲第8項記載の組成物。 10 ポリオールがジプロピレングリコールを含有する
    特許請求の範囲第7項記載の組成物。 11 ポリオールの混合物が2・2−ビス(4−ヒドロ
    キシフェニル)プロパンの2モルのエトキシレートを含
    有する特許請求の範囲第2項記載の組成物。 12 ポリオールが2・2−ジメチル−1・3−プロパ
    ンジオールを含有する特許請求の範囲第11項記載の組
    成物。 13 ポリオールの混合物が2・2−ビス(4−ヒドロ
    キシフェニル)プロパンの2モルのプロポキシレートを
    含有する特許請求の範囲第2項記載の組成物。 14 ポリオールが2・2−ジメチル−1・3−プロパ
    ンジオールを含有する特許請求の範囲第13項記載の組
    成物。 15 無水マレイン酸含有量が、半エステル(a)を製
    造するのに使用した無水マレイン酸の量の全部で約10
    モル%を越えない特許請求の範囲第1項記載の組成物。 16 約9:1〜約200:1の半エステル対無水マレ
    イン酸のモル比を有する特許請求の範囲第1項記載の組
    成物。 17 約0.6:1〜約6:1のエチレン性不飽和単量
    体対半エステルのモル比を有する特許請求の範囲第1項
    記載の組成物。 18 塩基性化合物がアミン又はアルコール若しくはカ
    ルボン酸の金属塩又は金属の酸化物若しくは水酸化物か
    ら選択される特許請求の範囲第1項記載の組成物。 19 塩基性化合物が第二又は第三アミンである特許請
    求の範囲第18項記載の組成物。 20 アミンが3〜12の範囲の_pKbを有する特許
    請求の範囲第19項記載の組成物。 21 塩基性化合物1gが、100mlの水に溶解され
    た場合7より大きいpH値を有する特許請求の範囲第1
    8項記載の組成物。 22 モノエチレン性不飽和単量体がスチレン、α−メ
    チルスチレン、ビニルトルエン並びにアクリル酸及びメ
    タクリル酸の低級アルキルエステルから選択される特許
    請求の範囲第1項記載の組成物。 23 モノエチレン性不飽和単量体がスチレンである特
    許請求の範囲第22項記載の組成物。 24 重合抑制剤を含有する特許請求の範囲第1項記載
    の組成物。
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