JPS5921269Y2

JPS5921269Y2 - 木製戸袋用金属製鏡板

Info

Publication number: JPS5921269Y2
Application number: JP1978047869U
Authority: JP
Inventors: 哲雄窪田
Original assignee: 三協アルミニウム工業株式会社
Priority date: 1978-04-12
Filing date: 1978-04-12
Publication date: 1984-06-22
Also published as: JPS54150632U

Description

【考案の詳細な説明】本考案は、木製戸袋に釘打ちや螺子止めによって取付け
ることのできる金属製鏡板に関するものである。

近年、耐久性、耐風性、防犯性に優れた金属製雨戸の普
及に伴なって、木製雨戸枠に金属製雨戸を取付ける傾向
が見られるようになったが、木製雨戸枠に連設する木製
戸袋の鏡板として、家屋の外観デザインの統一性という
点から、金属製雨戸と同様のデザインを持つ金属製鏡板
の使用が要求されるようになってきた。

しかし、木製戸袋と金属製鏡板は、直接螺子止めや釘打
ちを行なうことができず、金属製鏡板の取付けに苦慮す
る問題点を有している。

そこで、本考案は上記の事実に鑑み、金属製鏡板を木製
戸袋に簡単且つ確実に釘打ち又は螺子止め固定すること
を目的として、金属製鏡板の構造に独自の創意工夫を凝
らしたものである。

即ち、本考案は金属製の上下框及び左右短根に嵌着部を
設は金属板を嵌め込んで金属製鏡板を形成し、上下枠及
び左右短枠から戒る木製戸袋の正面開口部に嵌め込まれ
る前記鏡板の框に、木製戸袋の枠に対向する木製の釘打
ち材を取付けたことを特徴とするものである。

以下、本考案を図示した実施例に即して説明する。

各図に共通して示されるように、Ａは上枠１、下枠２、
及び左右短枠３，４から戊る木製戸袋であり、当該戸袋
Ａは建物の室外側に取付けられている。

Ｂは本考案に係る金属製鏡板であり、当該鏡板Ｂは金属
板５の周囲に上框６．下框７、及び左右短根８，９を嵌
着連結して成るものである。

まず、第１図において示された金属製鏡板Ｂの左右短根
８，９は、夫々相対向する金属板嵌合溝１７，１７を有
し、且つ戸袋短枠３，４に向って開口する木片嵌着用凹
溝１８．１８を嵌合溝１７，１７と背合せに連設したも
のであって、各凹溝１８，１８には、釘打ち用木片１９
．１９が嵌着される。

この鏡板Ｂを木製戸袋Ａに取付けるに際し、鏡板Ｂを木
製戸袋Ａの正面開口部に嵌め込んだ後、左右竪枠３，４
の外側から鏡板Ｂの左右短根８，９に嵌着された木片１
９．１９に釘を打込んで鏡板Ｂを木製戸袋Ａに固着する
のである。

従って、当該実施例の金属製鏡板を利用すると、木製戸
袋に金属製鏡板を簡単且つ確実に釘打ち又は螺子止め固
定することができるのである。

尚、木製戸袋は、一般にその正面開口部の横幅寸法が不
揃いな場合が多く、定寸法の金属製鏡板を隙間なく確実
に木製戸袋に取付けることは困難であるので、この問題
を解決すべく、第２図に示されるような横幅寸法を調節
可能にした木製戸袋用金属製鏡板を提供するものである
。

即ち、釘打ち用木片１９ａ、１９ａを左右短根８
，９に嵌合する取付部イ、イと左右短根８，９より左右
短枠３，４側に食み出す切削部口９口とから成るものと
し、当該切削部口９口を鉋等で切削することによって、
当該金属製鏡板Ｂ１の横幅寸法を調節し、金属製鏡板Ｂ
１を木製戸袋Ａに隙間なく確実に取付けるようにしたも
のである。

又、第３図は、本考案の別の実施例を示す金属製鏡板Ｂ
２であり、上框６はその上端に上方に開口する木片嵌着
用凹溝１０を有し、その下端に金属板係止溝１１を有し
、凹溝１０には釘打ち用木片１２が嵌着される。

又、下框７は金属板係止溝１３の下に室内側に開口する
木片嵌着用凹溝４４を連設するとともに、当該凹溝４４
に室内面が左右短根８，９の室内面と同一平面を威す木
片１６が嵌着される。

而して、当該実施例においては、まず鏡板Ｂ２を木製戸
袋Ａの正面開口部に嵌め込み、下框７の室外面より貫入
した螺子を木片１６にねじ込んで木製戸袋Ａの下枠２に
下框７を螺着し、更に上框５については木製戸袋Ａの上
枠１の外側から木片１２に釘を打込んで、鏡板Ｂ２を木
製戸袋Ａに取付けるのである。

従って、当該実施例の金属製鏡板においても、金属製鏡
板を木製戸袋に簡単且つ確実に釘打ち又は螺子止め固定
することができるのである。

尚、金属製鏡板の下框取付は手段としては、下框自身を
中空状に押出形成して戸袋下枠２の室外端に接する室内
壁を形威し、この下框７の室外側から通人した螺子によ
って、上記室内壁と戸袋下枠２とを螺着固定すること、
及び第３図に示すように戸袋左右短枠３，４に止着され
るＬ型金具２０を用いて、当該金具２０の水平片２８を
下框７の下側に嵌合して支持することが考えられる。

又、この金具２０による取付は手段と、上記螺子止め手
段を併用してもよい。

上記各実施例において善根に取付けられた釘打ち用木片
１９，１９３．１２．１６は、善根の長さ方向略全長に
わたって取付けてもよく、又、釘打ち個所に対応して部
分的に取付けてもよい。

取付手段は接着剤を使用したり、クサビ状に打込んで木
片嵌着用凹溝１８，１０．１４に密嵌するなど適宜の手
段を用いることができる。

尚、第４図乃至第６図は横幅寸法を調節することを可能
にした金属製鏡板を示すものであり、当該鏡板Ｂ３は金
属板５を左右短根８，９の金属板嵌着用凹溝１７．１７
内に螺着された板ばね２４を介して、凹溝１７，１７に
嵌合して戒るものである。

従って、金属製鏡板Ｂ３は左右方向に伸縮することがで
きるので、戸袋開口部の幅寸法にバラツキがあっても左
右短枠８，９間に隙間なく迅速且つ確実に取付けること
ができる。

又、上框６と短根８とは略り形コーナーピース２７によ
って連結され、当該コーナーピース２７は上框６の木片
嵌着用凹溝１０に摺動可能に嵌着される上框挿入部２５
と当該上框挿入部２５に垂直に連設し、短根８の凹溝１
８に嵌合する短根嵌合部２６とから成るものである。

第４図及び第５図中、２１は金属板５の左右端部にリベ
ット止めされた補助短根であり、板ばね２４．２４が金
属板５の左右端部に確実に係合するのを助けるものであ
る。

又、左右短枠８，９に固着されるＬ形金具２０の水平片
２８を、下框７の下側凹溝２９内に嵌合することによっ
て、金属板５及び下框７の脱落が防止される。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本考案の一実施例に係る木製戸袋用金属製鏡
板が木製戸袋に取付けられた状態を示す横断面図、第２
図は、幅寸法の調整可能な木製戸袋用金属製鏡板の横断
面図、第３図は、本考案の他の実施例を示す木製戸袋用
金属製鏡板の縦断面図、第４図は、幅寸法の調整可能な
別の木製戸袋用金属製鏡板を示す横断面図、第５図は、
同部分縦断面図、第６図は、コーナーピースの取付状態
を示す部分斜視図である。符号Ａ・・・・・・木製戸袋、Ｂ、Ｂ１．Ｂ２
．Ｂ３・・・・・・金属製鏡板、１・・・・・・上枠
、２・・・・・・下枠、３，４・・・・・・短枠、５・
・・・・・金属板、６・・・・・・上框、７・・・・・
・下框、８，９・・・・・・短枠、１２．１６，１９，
１９ａ・・・・・・釘打ち用木片、イ・・・・・・取付
部、口・・・・・・切削部。

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

（１）金属製の上下框及び左右短根に嵌着部を設は金属
板を嵌め込んで金属製鏡板を形威し、上下枠及び左右竪
枠から成る木製戸袋の正面開口部に嵌め込まれる前記鏡
板の框に、木製戸袋の枠に臨ませて木製釘打ち材を一体
的に取付けたことを特徴とする木製戸袋用金属製鏡板。
（２）鏡板の左右短根に、木製戸袋の左右短枠内面に対
向する木製釘打ち材を取付けた実用新案登録請求の範囲
第１項記載の木製戸袋用金属製鏡板。
（３）鏡板の上下框に、木製戸袋の上下枠に対向する木
製釘打ち材を取付けた実用新案登録請求の範囲第１項記
載の木製戸袋用金属製鏡板。
（４）木製釘打ち材が鏡板の左右短根に取付けられる取
付部と左右短根より木製戸袋の左右短枠側に食み出す切
削部とから戊る実用新案登録請求の範囲第２項記載の木
製戸袋用金属製鏡板。