JPS59209447A - 転造用平ダイス - Google Patents

転造用平ダイス

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JPS59209447A
JPS59209447A JP8214083A JP8214083A JPS59209447A JP S59209447 A JPS59209447 A JP S59209447A JP 8214083 A JP8214083 A JP 8214083A JP 8214083 A JP8214083 A JP 8214083A JP S59209447 A JPS59209447 A JP S59209447A
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JPS6336863B2 (ja
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Masaharu Igawa
正治 井川
Kimimasa Murayama
公正 村山
Shinobu Kaneko
忍 金子
Tetsuhisa Yamakawa
山川 哲央
Hideyuki Fujiwara
秀之 藤原
Takafumi Yamazaki
山崎 啓文
Takuji Moriguchi
森口 拓治
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Kobe Steel Ltd
Toyota Motor Corp
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Kobe Steel Ltd
Toyota Motor Corp
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Publication date
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B21MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
    • B21HMAKING PARTICULAR METAL OBJECTS BY ROLLING, e.g. SCREWS, WHEELS, RINGS, BARRELS, BALLS
    • B21H5/00Making gear wheels, racks, spline shafts or worms
    • B21H5/02Making gear wheels, racks, spline shafts or worms with cylindrical outline, e.g. by means of die rolls
    • B21H5/027Making gear wheels, racks, spline shafts or worms with cylindrical outline, e.g. by means of die rolls by rolling using reciprocating flat dies, e.g. racks

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Gears, Cams (AREA)
  • Forging (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は被転造物を挾み付けて相対的に移動すること
によりヘリカルギヤあるいは油部等のねじれ歯やねじれ
満を転造するための平ダイスに関し、特に奇数の歯もし
くは溝を形成する場合に有効な平ダイスに関するもので
ある。
例えば第1図に示すようなへりカルギヤ1を製造する方
法として、ホブカッター等により切削する方法や転造に
よる方法が考えられるが、切削による方法では、作業に
要する詩圓が長く、またボブカッターの切り上がりによ
る不完全部分が必要であるから、最終製品以上の大きさ
の被加工物を用意しなければならず、しがも工具費も高
(なるなどの問題がある。これに対し、転造による方法
では、上記のような問題が生じないが、被転造物に大き
な荷重をかけて塑性変形させる方法であるために、従来
では充分な精度が出ず、止むを得ず切削加工によってヘ
リカルギヤ1を製造しているのが実情である。
すなわち、ヘリカルギヤ1を転造によって製造する場合
、被転造物2を第2図に示すように1対の平ダイス3.
4によって挾み付けるとともに荷重Pをかけ、その状態
で各平ダイス3.4を相対的に逆方向へ移動させて被転
造物2を回転させることにより行なうが、特に奇数歯の
ヘリカルギヤ1にあっては、被転造物2と平ダイス3.
4との噛合い歯数が変化するために、歯すじ誤差が生じ
る。第3図は噛合い点の移動を説明するための図であっ
て、平ダイス3に対し被転造物2がAで示す位置にある
とき、両者は81点、82点、83点の3点で噛合って
おり、被転造物2が第3図にBで示す位置に相対的に移
動すると、両者はb1点、b2点、b3点、b4点の合
計4点で噛合い、これに対し他方の平ダイス4と被転造
物2とは第3図に示す場合とは逆に、被転造物2がAで
示す位置にあるときに4点で噛合い、Bで示す位置にあ
るときに3点で噛合う。このように奇数歯のヘリカルギ
ヤ1を転造する場合には、噛合い歯数ど噛合い点が変化
し、かつ一方の平ダイス3側ど他方の平ダイス4側とで
噛合い歯数および噛合い点位置が相違するために、平ダ
イス3.4による被転造物2への押込み量が変化する。
その結果被転造物2に作用する荷重が変動し、被転造物
2は第2図に矢印で示す方向にわずかなりとも変位もし
くは変形するために、形成された歯すじ5は第4図に示
すように被転進物2における歯の軸線方向でのピッチ間
隔Paと同ピツチでうねった状態になる。このような誤
差eは、被転造物2の変位もしくは変形を防止できれば
生じないが、被転造物2の変位もしくは変形を完全に防
止するためには、被転造物2を剛体としなければならな
いが、このようなことは現実的には不可能である。
このように従来では、転造を行なった場合の歯すじ誤差
が大きいため、実用に供し得る精度のへリカルギャ等の
転造量を得ることができず、その結果多くの場合切削加
工によってヘリカルギヤ等を製造しているのが実情であ
る。
この発明は上記の事情に鑑みてなされたもので、ヘリカ
ルギヤ的ねじれ溝等を精度良く転造することのできる転
造用平ダイスを提供することを目的とするものである。
そしてこの発明の特徴とするところは、歯だけが順次高
くなるよう形成した食い付き歯群における歯厚を、食い
付き歯群に続けて形成した仕上げ歯群における歯厚より
も薄く形成するとともに、食い付き歯の歯幅を、被転造
物に形成すべき歯の歯幅以上に設定し、また仕上げ歯群
における仕上げ歯のうち、被転造物に形成すべき歯数の
少なくとも半数の一連の仕上げ歯を、被転造物に作用す
る歯幅が被転造物に形成すべき歯の歯幅より狭い狭幅仕
上げ歯とし、かつその狭幅仕上げ歯の被転造物に対する
噛合い開始端を、他の仕上げ歯もしくは食い付き歯にお
ける噛合い開始端より幅方向で内側に設定した点にある
。したがってこの発明では、噛合い歯数および噛合い点
の変化に伴って生じる歯すじのうねりの位相が、狭幅仕
上げ歯と他の仕上げ歯もしくは食い付き歯とでは相違し
、また仕上げ歯が被転造物に対しより積極的にくい込む
ために、山となっていた個所が押し込まれ、その結果歯
面全体を可及的に滑らかにし、誤差を少なくすることが
できるのである。
以下この発明の実施例を第5図ないし第15図を参照し
て説明する。なお、以下に述べる実施例では、被転造物
を挾み付ける1対の平ダイスは、共に同一構成であるか
ら、説明の重複を避けるために、一方の平ダイスのみの
構成を説明する。
第5図(A)(8)はこの発明の一実施例を示す略解図
であって、ここに示す平ダイス10は、基体11の表面
にはす歯12を形成したヘリカルギヤ転造用平ダイスと
して構成されており、これらのはす歯12のうち基体1
1の一端部(第5図(A)および第5図(B)では右端
部)から所定の範囲の複数のはす歯12が、食い付き歯
群13とされ、それに続く所定範囲の複数のはす歯12
が、仕上げ歯群14とされ、ざら−に基体11の他端部
側の所定範囲の複数のはす歯12が、逃げ歯群15とさ
れている。すなわち、食い付き歯群13は円柱状の被転
造物2の外周に次第に食い込んで被転造物2に所謂粗形
歯を形成するための所謂食い付き歯からなるものであっ
て、基体11の一端部側のはす歯12の歯たけが最も低
く、仕上げ歯群14に隣在するはす歯12の歯たけがほ
ぼ正規の歯たけとなるよう、次第に歯だけが高くなるよ
う設定されている。また食い付き歯群13における被転
造物2に作用する歯幅L(図では基体11の幅方向での
寸法で示す)は、被転造物2に形成ずべき歯の歯幅W(
図では軸線方向での寸法で示す)以上に設定されている
。さらに、食い付き歯の歯厚すなわち食い付き歯群13
におけるはす爾12の@厚は、第6図に示すように、被
転造物2に最終的に形成すべき歯の形状に対応した正規
の歯厚Tよりも薄い歯厚℃に設定されている。
また、仕上げ歯群14は、前記食い付き歯群13によっ
て被転造vA2に形成した不完全な歯を、正規の歯に仕
上げるための所謂仕上げ歯からなるものであって、その
仕上げ歯群14におけるはす歯12すなわち仕上げ歯は
、更に第1小群14aと@22小14bどに区分されて
いる。その第1小群14aは、被転造物2に形成すべき
日数の少なくとも半数のはす歯12から構成されており
、ここにおけるはす歯12の歯幅は、訂記食い付ぎ歯群
13における歯幅りと同一に設定されるとともに、その
歯厚Tは被転造!117i2に形成づ−べさ所期の歯の
形状に合致する正規の寸法に設定されている。したがっ
て、仕上げ歯群14における第1小群14aは、前記食
い付き歯群13によって被転造物2に形成した不完全な
歯を、正規の形状の歯に形成するよう構成されている。
使方、仕上げ歯群14&こおける第2小群14bは、被
転造物2に形成されている面の歯すじ誤着を修正するた
めのものであって、少なくとも被転進物2における歯数
の半分の数のはす歯12すなわち仕上げ歯によって(n
成されており、ここにおけるはす歯12の被転造物2に
作用する歯幅l(図では基体11の幅方向における寸法
で示す)は、被転造物2における歯幅Wより小さい一定
幅に設定され、かつその歯幅!の両端部は第1小群14
aにおけるはす歯12の端部より基体11の幅方向で内
側に設定されている。このような狭幅仕上げ歯16の被
転造物2に作用する歯幅lについて更に説明すると、そ
の作用歯幅lは、被転造物2における歯の軸線方向での
ピッチ間隔paのほぼ整数倍、例えば次式で示される寸
法に設定することが好ましい。
n −pa −0−1pa≦l≦rl −pa +0.
1pa(nは自然数) 他方、前記狭幅仕上げ歯16の端部、持に被転造物2の
歯との噛合い開始@(第5図(B)では下端部)と基体
11の側縁部との間隔は、−例として前記ピッチ間隔の
半分(Pa/2)に設定されている。
また、第2小群14bにおける歯たけおよび歯厚は、第
1小群14aにおけると同様に正規の歯たけ、歯厚であ
ってもよいが、第2小群14bにおけるはす歯12は、
歯すじ誤差を修正することを主目的とするものであるか
ら、被転造物2に作用する荷重ヤ被転造物2の全体とし
ての変位1、変形を防ぐために、第2小群14bにおけ
る歯たけhは、第7図に示すように、正規の歯たけHよ
りわずか(例えば0.02〜0.1m!!+程度)低く
し、歯先が被転造物2における歯底部分へ干渉しないよ
うにすることが好ましい。
なお第5図(B)は、はす歯12のうち被転造物2に作
用する部分のみを示した図であって、第2小群14b以
降のはす歯12の実際の歯幅を第5図(B)に示すよう
に第1小群14a以前のはす歯12の歯幅より小さくし
てもよいが、このような形状の平ダイス10を製造する
ことが困難であったり、また被転造物2に作用する荷重
の変動が大きくなったり、あるいは被転造物2の歯の歯
面に段差が付いたりするおそれがある。そこでこのよう
な不都合を防ぐためには、前記第2小群14b以降のば
す歯12すなわち狭幅仕上げ歯16の両側端部を、例え
ば第7図に示すように、歯だけをテーバ状に低くし、か
つ歯厚をテーパ状に薄く形成した形状とすればよい。そ
の場合、両方の歯面を削り落して歯厚を薄<シてもよく
、あるいは一方の歯面を削り落して歯厚を薄クシてもよ
い。
さらに逃げ歯群15は、被転造物2に作用する0幅が前
記狭幅仕上げ歯16の作用歯幅lと同一でかつ歯たけが
基体11の他端部に向けて次第に低くなる複数のばす歯
12によって形成されている。
つぎに上記のように構成した平ダイス10の作用につい
て説明する。
前記平ダイス10によるヘリカルギヤ1の転造は、第5
図(A)に示すように1対の平ダイス10により被転造
物2を挾み付け、その状態で各平ダイス10を互いに逆
方向へ移動させ、それに伴って被転造物2を回転させる
ことにより行なう。
転造開始当初においては、前記食い付ぎ歯群13におけ
るはす歯12が先ず被転造物2に食い込む。
その場合、食い付き歯群13では歯だけが次第に高くな
っているから、被転造物2への食い込み母が次第に深く
なり、その結果被転造物2の外周部が塑性変形して歯が
形成される。このようにして被転造物2に形成された歯
は、所謂粗形歯あるいは不完全歯であって、食い付き歯
群13における歯厚tが正規の歯厚Tよりも薄く形成さ
れているから、歯厚の厚い粗形歯あるいは不完全歯とな
っており、またその歯面には第8図に実線で示すように
大きなうねりが生じていて、歯すじ誤差が大きくなって
いる。食い付き歯群13に続けて仕上げ歯群14におけ
る第1小群の14aのはす歯12が被転造物2の歯に噛
合うことにより、その歯は所謂完全歯に整形される。そ
の場合、前記第1     ・小群14aの歯厚が正規
の歯厚Tに設定されているから、被転造物2における歯
面ば、正規の歯厚になるまで押し込まれるが、第1小群
14aの歯幅りが前記食い付き歯群13の歯幅と同一で
あることにより、第8図に鎖線で示すように前記と同様
なうねりすなわち歯すじ誤差が生じている。
以上のようにして被転造物2の外周に形成された歯は、
前記第1小群14aに続けて第2小群14bにおけるは
す歯12すなわち狭幅仕上げ自16に噛合い、ここで更
に仕上げ加工が施される。
第2小群14bにおけるはす歯12と被転造物2の歯と
を噛合わせて転造を行なっている門においても、噛合い
歯数ヤ咽合い点の変化があるために、被転造物2が周期
的に変動し、それに伴って被転造物2の歯面にうねりが
生じる。そのうねりの始端は、各歯の駒合い開始端とな
り、したかつて第2小群14bにおける被転造物2に対
する作用飽唱βが被転造物2の歯幅Wよりも小さく、が
つ喘合い同始端が基体11の幅方向でPa、/2だ【プ
内側にあるから、狭幅仕上げ歯により被転造物2の南面
に作用するうねりは、第8図に破線で示すように、既に
歯面に生じているうねりに対し位相が1/2ずれ1ζう
ねりとなる。すなわち、前述した第1小群14aまでの
間で転造することにより、被転造物2の歯面の歯すじ方
向に生じでいたうねりのうち、山となっている部分が、
第2小信14b以時の狭幅仕上げ歯16で転造すること
に伴って生じるうわりによって押し潰される。また第1
小群14aもしく(J食い付き歯群13では、第9図に
示すように歯先が被転造物2に干渉するが、前記第2小
群14b以降の歯たけは、被転造物2に形成すべき歯に
対応する歯たけよりわすが低く設定しであるから、第2
小群14b以降の狭幅仕上げ歯16による転造時には、
第10図に示すように、狭幅仕上げ歯16の歯先が被転
造物2における歯底部に干渉せず、そのため専ら歯面の
誤差修正がなされる。特に上記の平ダイス10では、狭
幅仕上げ歯16の歯厚Tを食い付き歯群13の歯厚tよ
りも厚くしであるから、狭幅仕上げ歯16がより積極的
に被転造物2の歯面を押し込む。
その結果、究極的には、被転造物2の歯面は第8図に斜
線を施して示す程度のうねりの状態となり、歯面に生じ
ていた歯すじ誤差が是正され、精度が著しく向上する。
仕上げ歯群14により上述のようにして所期の寸法の歯
が形成された被転造物2は、ついで前記逃げ歯群15に
噛合うが、逃げ歯群15はその歯だけが次第に低くなる
ように形成されているから、ここでは被転造物2に作用
する荷重が次第に小さくなり、換言すれば被転造物2の
加工は特には行なわず、最終的には噛合いが外れて転造
が終了する。
したがって、狭幅仕上げ歯16によって仕上げた部分を
、製品として使用する際の使用歯幅とすることにより、
精度の良いヘリカルギヤとすることができる。
なお、この発明は、要は、作用歯幅が被転造物2におけ
る歯幅より狭くかつ被転造物2に形成すべき歯数の少な
くとも半数の狭幅仕上げ歯16を仕上げ歯群14内に形
成し、ざらに狭幅仕上げ歯1Gの歯厚を正規の歯厚に設
定するとともに、食い付き歯群13の歯厚を薄く設定し
たものであればよく、狭幅仕上げ歯16の配列は第5図
(B)に示寸配列に限定されるものではない。以下、狭
幅仕上げ歯16の配列もしくはその作用歯幅を上記の実
施例とは異ならせたこの発明の他の実於例を説明する。
なお、ツメ下に述べる各実施例における狭幅仕」二げ餠
16の歯厚Tは、正規のの厚に設定され、これに対し食
い付ぎ歯群13の歯厚tは正規の歯厚より薄く設定され
ている。
第11図(A)はこの発明の他の実施例を示す略解図で
あって、ここに示す平ダイス1oは、仕上げ歯群14に
おける第2小群141)以降を、被転造物2に形成すべ
き歯数の少なくとも半数の狭幅仕上げ歯16からなる小
群に更に区分し、がっ各小群における被転造物2に作用
する歯幅βを一定にするとともに、その作用歯の部分を
各小群毎に基体11の幅方向へ左右に交互にずらせたも
のである。
このような構成の平ダイス1oで転造を行なった場合、
転造開始から仕上げ歯群14の@1小群14aまでの間
に被@造物2の歯に生じるうねりは、第11図(B)に
実線で示す状態となるが、狭幅仕上げ歯16と噛合って
いる際に生じるうねりは、噛合い開始端が前述した各小
群毎に異2よるから、第11図(B)に破線もしくは鎖
線で示すように位相がずれた状態になり、また被転造物
2の歯面への食い込み深さが深くなる。したがって、被
転造物2の歯面に生じていたうねりの山の部分が、次第
に押し潰されるから、結局歯すじ誤差の少ない歯すなわ
ちヘリカルギヤを得ることができる。
第12図(A)はこの発明の更に他の実施例を示す略解
図であって、ここに示す平ダイス10は、仕上げ歯群1
4における第2小群14b以降を、被転造物2に形成す
べき歯数の少なくとも半数の狭幅仕Fげ116からなる
小群に更に区分し、かつ各小群における被転造物2に作
用する歯幅βを一定とするとともに、その作用歯の部分
を各小群毎に基体11の幅方向へ連続的に変化させ、さ
らに全体としてジクザグ状に構成したものである。
このような構成の平ダイス10で転造を行なった場合、
狭幅仕上げ歯16の被転造物2に対する噛合い開始端が
連続的に変化するから、それに伴って被転造物2の歯面
に作用するうねりの位相が第12図(B)に破線もしく
は鎖線で示すように連続的に変化し、また被転造物2の
歯面への食い込み深さが深くなり、その結果仕上げ歯群
14のうち第1小群14aまでの間で転造することによ
り被転造物2の歯面に生じていたうねり(第12図(B
)の実m)の山が次第に押し潰され1.結果的には上述
した各実施例における場合と同様に、歯すじ誤差の小さ
い、精度の良いヘリカルギヤを得ることができる。
第13図(A)、第14図(A)および第15図(A)
は、この発明の第4ないし第6の実施例を示す略解図で
あって、第13図(A)に示す平ダイス10は、仕上げ
歯群14における第2小群14b以降の狭幅仕上げ歯1
6の作用歯幅を、被転造物2に形成すべき歯の歯幅Wよ
りも小さい最少歯幅12およびそれより若干広い歯幅β
3の2段階に変化させたものである。また第14図(A
>に示す平ダイス10は、仕上げ歯群14における第2
小群14b以降の狭幅仕上げ歯16の作用歯幅lを、被
転造物2に形成すべき歯の歯幅Wよりも小さい最小歯幅
!2から次第に広くなるよう設定したものである。さら
に第15図(A)に示す平ダイス10は、仕上げ歯群1
4における第2小群14b以降の狭幅仕上げ歯16の歯
幅lを、被転造物2に形成すべき歯の歯幅W以下の範囲
で不規則に変化させたものである。
これらいずれの平ダイス10で転造を行なった場合でも
、狭幅仕上げ歯16の被転造物2に対する噛合い開始端
が連続的に変化するから、それに伴って被転造物2の歯
面に作用するうねりの位相が第13図(B)、第14図
(B)あるいは第15図(B)に破線もしくは鎖線で示
すように連続的に変化し、その結果仕上げ歯群14のう
ち第1小群14aまでの間で転造することにより被転造
物2の歯面に生じていたうねり(第13図(B)、第1
4図(B)および第15図(B)の実検)の山が次第に
押し潰され、結果的には上述した各実施例における場合
と同様に、爾すじ誤差の小さい、精度の良いヘリカルギ
ヤを得ることができる。
なお、上記の各実施例では、ヘリカルギヤを転造づ−る
場合を例に採って説明したが、この発明の平ダイスは油
溝等のねじれ洛を転造する場合tこも適用することがで
きる。
以上の説明から明らかなようにこの発明の平ダイスは、
狭幅仕上げ歯によって被転造物の歯面に作用するうねり
の位相が、狭幅仕上げ歯に噛9合う以前に被転造物の歯
面に生じているうねりの位相と異なり、また狭幅仕上げ
歯の被転造物の歯面に食い込む深さが深くなる構成であ
るから、狭幅仕上げ歯によって既存のうねりの山の部分
を確実に押し潰すことになり、その結果被転造物の歯面
の歯ずじ誤差を可及的に小ざくすることができる。
また少なくとも狭幅仕上げ歯の歯だけを、それより前段
の仕上げ歯群もしくは食い付き歯群の歯たけよりわずか
低くすることにより、狭幅仕上げ歯は専ら被転造物の歯
面に作用することになり、その結果被転造物に作用する
負荷の変動や被転造物自体の変動が小さくなるため、よ
り精成を向上させることができる。このようにこの発明
の平ダイスによれば、精度の良い転造を行なうことがで
きるから、従来精度が悪いために実用化し得なかったヘ
リカルギヤ等の転造加工が可能となり、その生産性を著
しく向上ざぜることがてきる等実用1優れた効果を得る
ことがでざる。
【図面の簡単な説明】
第1図はヘリカルギヤの一例を示す正面図、第2図はヘ
リカルギヤの転造法を説明するための略解正面図、第3
図は被転造物と平ダイスとの噛合い歯数および噛合い点
の変化を説明するための説明図、第4図は′e転造物の
南面に生じるうねりの模式図、第5図(A)はこの発明
の一実放例な示す略解側面図、第5図(B)は被転造物
に作用しない部分を省略したこの発明の一実施例を示′
?jl!を解平面図、第6図は食い付ぎ歯の一つを示す
概略的な部分斜視図、第7図は狭幅仕上げ歯のうち被転
造物に作用しない掌部の形状を示す部分斜視図、第8図
は?!!転造物に生じるうねりを示す線図、第9渕およ
び第10図は被転造物と平ダイスとの噛合い状態をそれ
ぞれ示ザ部分断面図、第11図(/\)はこの発明の仙
の実施例を示す第5図(B)同様の略解平面図、第′1
1図(B)1まその平ダイスで転造した際に被転造物の
歯面に生じるうねりを示す線図、第12図(A、 )は
この発明の更に他の実施例を示ず第5図(B)同様の略
解平面図、第12図(8)はその平ダイスで転造した際
に被転造物の歯面に生じるうねりを示す線図、第・13
図(ハ、)はこの発明の第4の実施例を示す第5図(B
)同様の略解平面図、第13図(B)はその平ダイスで
転造した際に被転造物の歯面に生じるうねりを示す線図
、第14図(A)はこの発明の第5の実施例を示す第5
図(B)同様の略解平面図、第14図(B)はその平ダ
イスで転造した際に被転造物の歯面に生じるうねりを示
す線図、第15図(A)はこの発明の第6の実施例を示
す第5図(B)同様の略解平面図、第15図(B)はそ
の平ダイスで転造した際に被転造物の歯面に生じるうね
りを示す線図である。 2・・・被転造物、 10・・・平ダイス、 12・・
・はす歯、 13・・・食い付き歯群、 14・・・仕
上げ歯群、14a・・・(仕上げ歯群のうちの)第1小
群、 14b・・・(仕上げ歯群のうちの)第2小群、
 16・・・狭幅仕上げ歯、 し・・・食い付き歯およ
び第1小群における作用歯幅、 R,12、ff13・
・・狭幅仕上げ歯の作用歯幅、 T・・・狭幅仕上げ歯
の歯厚、t・・・食い付き歯群の歯厚、 W・・・被転
造物にお【′jる歯幅、 pa・・・被転造物における
歯の軸線方向でのピッチ間隔。 出願人  トヨタ自動車株式会社 株式会社 神戸製鋼所 代理人  弁理士 豊 1)武 久 (ほか1名) 第6図 第9図 (8)          CB) 第13図 H−w−門 (B)           (B) D続き −明 者 山崎啓文 明石市魚住町金ケ崎西大池179 −1株式会社神戸製鋼所明石工 場内 −明 者 森口拓治 明石市魚住町金ケ崎西犬池179 −1株式会社神戸製鋼所明石工 場内 願 人 株式会社神戸製鋼所 神戸市中央区脇浜町1丁目3番 18号

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)歯だけが順次高くなる複数の食い付き歯からなる
    食い付き歯群に続けて複数の仕上げ歯からなる仕上げ歯
    群が形成され、かつ被転造物を挾んで対向配置される転
    造用平ダイスにおいて、前記食い付ぎ歯群における歯幅
    が、被転造物に形成すべき歯の歯幅以上に設定され、ま
    た前記仕上げ歯群のうち前記被転造物に形成すべき歯数
    の少なくとも半分の数の一連の仕上げ歯が、その被転造
    物に作用する歯幅を被転造物に形成すべき歯幅よりも狭
    く設定した狭幅仕上げ歯とされ、かつその狭幅仕上げ歯
    の被転造物との噛合い開始端が他の仕上げ歯もしくは食
    い付き歯における噛合い開始端よりも幅方向で内側に設
    定され、さらに前記食い付き歯群の歯厚が前記狭幅仕上
    げ歯の歯厚よりもばく形成されていることを特徴とする
    転造用平ダイス。
  2. (2)前記仕上げ歯群における少なくとも前、記狭幅仕
    上げ歯の歯たけが、狭幅仕上げ歯に対し前記食い付き歯
    群側に隣在する仕上げ歯もしくは食い付き歯の歯たけよ
    りわずか低く設定されていることを特徴とする特許請求
    の範囲第1項記載の転造用平ダイス。
JP8214083A 1983-05-11 1983-05-11 転造用平ダイス Granted JPS59209447A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008238215A (ja) * 2007-03-27 2008-10-09 Aisin Seiki Co Ltd はすば状突起含有転造物の製造方法

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