JPS5920765Y2

JPS5920765Y2 - 丸ピンコンセント

Info

Publication number: JPS5920765Y2
Application number: JP2708880U
Authority: JP
Inventors: 伸之渋江
Original assignee: 松下電工株式会社
Priority date: 1980-02-29
Filing date: 1980-02-29
Publication date: 1984-06-16
Also published as: JPS56129080U

Description

【考案の詳細な説明】本考案は、丸ピンコンセントに関するものであって、更
に詳述すれば、丸ピンコンセントのボテ゛イ１に１対の
刃受ばね２の上方位置にて扉体収納室３を設け、閉塞時
において一方の刃受ばね２上方位置を閉塞する刃受ばね
閉塞片４と閉塞時において他方の刃受ばね２上方位置に
くる中央部を上方へ中挟に突出させたガイド突起５とを
一体に備え、かつ、刃受ばね閉塞片４の先端に略半円形
の切欠６を設け、ガイド突起５に内方から外方にかけて
上り傾斜したガイド傾斜面７を設けた扉体８の一対を互
いに交差して扉体収納室３内を摺動し得るように相対向
させて収納し、それぞれの扉体８をばね９で扉体収納室
３側壁から内方に弾発し、刃受ばね２の上方対応位置に
丸ピン挿通孔１０を穿設したカバー１１で扉体収納室３
上方の開口を閉塞して成る丸ピンコンセントに係るもの
である。

従来の丸ピンプラグを押込むことにより拡開する扉体８
を内蔵した丸ピンコンセントにあっては、第１図及び第
２図のように扉体８の一方にガイド傾斜面７を有するガ
イド突起５を設け、他方に刃受ばね閉塞片４を設けてあ
って、丸ピンプラグの丸ピン１２を差し込んで下方に押
し下げた場合に１対の扉体８はばね９の弾性に抗して外
方（第２図中矢印方向）に押し広げられ、丸ピン１２を
更に押込むことにより刃受ばね２に丸ピン１２が押込ま
れるものであるが、このような扉体８の開閉方向の摺動
距離を大きくしようとすれが扉体８のガイド突起５の高
さを高くしてガイド傾斜面７の長さを長くする必要があ
り、扉体８のガイド突起５の高さが高くなると丸ピンコ
ンセント全体の規格寸法に適合させるためカバー１１の
厚みを薄くしなければならず、これによりカバー１１の
強度が弱くなり、また、刃受ばね２の上方を閉塞したり
開けたりしなければならないので扉体８の開閉方向の摺
動距離はある程度以上取らなければならず、そのために
扉構造全体が大きくなってしまい丸ピンコンセントの小
型化を阻んでいた。

また、扉体８が少し開いた場合は丸ピン以外の物でも刃
受ばね２に人ってしまう虞れがあった。

本考案は上記の点に鑑みなされたものであって、その目
的とするところは、カバーの薄肉部分が少なくて済んで
カバーの強度が大きく、また、扉体が少し開いた場合で
あっても丸ピン以外の物は刃受ばねにまで入り難く、扉
体の開閉方向の長さを短かくでき、丸ピンコンセント全
体を小型化することができる丸ピンコンセントを提供す
るにある。

以下図に示す実施例を挙げて本考案を説明する。

第３図は本考案に係る丸ピンコンセン１への概略断面図
、第４図ａは同上の一方の扉体８の概略斜・視図、第４
図すは他方の扉体８の概略斜視図、第５図は同上の丸ピ
ンコンセントのカバー１を取去った状態における上面図
である。

第３図及び第５図において、２は刃受は゛ね、１は丸ピ
ンコンセントのボテ゛イであり、ボテ゛イ１には刃受ば
ね２上方位置に扉体収納室３を設けである。

５はガイド突起であって、ガイド突起５の内側にはガイ
ド傾斜面７を設けである。

ガイド突起５は」二側にゆくにつれて中挟とし、中央部
を高くしである。

従って、扉体収納室３上方の開口を閉塞するカバー１１
は、ガイド突起５の形状に合わせて中央部が肉薄となる
だけで、他の大部分は肉厚に形成することができるので
カバー１１の強度が強くなり、第１図ａ。

ｂのように上側と下側の巾が同一寸法で巾広のガイド突
起５の場合に比較するとカバー１１の内側をガイド突起
５の中挟の分だけ肉厚にできるのでカバー１１が丸ピン
コンセントの外方へ張り出す体積も少なくすることがで
き小型化が図れるものである。

４は刃受ばね閉塞片であって、その先端には半円形の切
欠６を設けである。

第４図ａにおいて１３は閉塞片遊挿凹所であり、この内
部を第４図すに示される他方の扉体８の刃受ばね閉塞片
４が移動可能に遊挿されるものである。

第４図すにおいて、１４は閉塞片摺動用の凹段部であっ
て、この凹段部１４を第４図ａに示される一方の扉体８
の刃受ばね閉塞片４が摺動するものである。

１５はは゛ね嵌入用凹所である。

第４図ａ、ｌ）で示される一対の扉体８，８を第３
図及び第５図のようにボテ゛イ１の扉体収納室３に相対
向して収納しである。

これにより一対の扉体８，８は互いに交差して扉体収納
室３内を開閉方向に摺動し得るように収納される。

しかして、扉体８閉塞時においては扉体８の刃受ばね閉
塞片４は一方の刃受ばね２の上方を閉塞し、また、同時
に扉体８のガイド傾斜面７は刃受ばね２の上方に位置し
ているものである。

また、それぞれの扉体８はばね９で扉体収納室３側壁か
ら内方に弾発しである。

更に刃受ばね２の上方対応位置に丸ピン挿通孔１０を穿
設したカバー１１で扉体収納室３上方の開口を閉塞しで
ある。

丸ビンコンセンＩ・の丸ピン挿通孔１０から丸ピンプラ
グの二本の丸ピン１２を同時に差込むと、丸ピン１２は
扉体８のガイド傾斜面７に当たり、更に押込むと一方の
扉体８はばね９の弾性に抗して第３図矢印ａ方向に移動
し、同時に他方の扉体８は第３図矢印す方向に移動して
扉体８，８が゛拡開されて丸ピンプラグの丸ピン１２は
刃受ばね２に圧挿されるものである。

ここで刃受ばね閉塞片４の先端には略半円形の切欠６を
設けであるから、扉体８が少し開いた場合に丸ピン１２
以外の物は入り難く、また、扉体８の開閉距離を切欠６
の寸法だけ少なくしても丸ピン１２は刃受ばね２に差込
めるから、その切欠６の寸法だけ扉体８の開閉方向の長
さ寸法を短かくすることか゛でき、これにより扉体８を
収納すべき扉体収納室３を小さくでき、ひいては丸ビン
コンセンｌ−全体を小型化できるものである。

なお、カバー１１の丸ピン挿通孔１０の一方のみから物
が差込まれても、一方の扉体８のみが移動するだけで、
物が差し込まれていない方の刃受ばね閉塞片４が開くだ
けで、物を差し込んだ方の刃受ばね閉塞片４は全く動か
ないから、子供が導電性の棒を差込むなどしても、刃受
ばね２には差込めず安全性が確保されるものである。

なお、第５図において、１６は端子ねじであり、１７は
接地極端子である。

ガイド突起５の形状は、第６図のように中挟の矩形にし
てもよい。

また、扉体８を扉体収納室３側壁から内方に弾発するた
めのばね９を、扉体８と一体化することにより部品点数
を減らし、扉体８を組込む時間を削減することができる
ものである。

ばね９を扉体８に一体化するには、扉体８とばね９とを
同材質で一体成形することもできるし、異種の材料を一
体成形することもできる。

同材質で一体成形する場合は弾性を有する材質にて例え
ば第７図ａ、ｌ）のように扉体８の背後に中挟縦長
の帯状片を蛇行させた形状のばね片１８を射出成形等に
より同時成形すれは゛よい。

また、第８図のように巾広のばね片１８としてもよい。

また、異種の材質のばねを一体化する場合は、第９図の
ようにコイルスプリング１９をインサーＨｔ形したり、
第１０図のように金属板ばね２０をインサーｌ−戊形し
たりすればよい。

本考案に係る丸ビンコンセンＩ・にあっては上記のよう
に、丸ピンコンセントのボテ゛イに１対の刃受ばねの上
方位置にて扉体収納室を設け、閉塞時において一方の刃
受ばね上方位置を閉塞する刃受ばね閉塞片と閉塞時にお
いて他方の刃受ばね上方位置にくる中央部を上方へ中挟
に突出させたガイド突起とを一体に備え、かつ、刃受ば
ね閉塞片の先端に略半円形の切欠を設け、ガイド突起に
内方から外方にかけて上り傾斜したガイド傾斜面を設け
た扉体の一対を互いに交差して収納室内を摺動し得るよ
うに相対向させて収納し、それぞれの扉体のばねで扉体
収納室側壁から内方に弾発し、刃受ばねの上方対応位置
に丸ピン挿通孔を穿設したカバーで扉収納室上方の開口
を閉塞しであるから、ガイド突起か沖央部を突出させた
形状であるため扉体収納室上方の開口を閉塞するカバー
はガイド突起の形状に合わせて中央部が肉薄となるだけ
で、他の大部分は肉厚に形成することができてカバーの
強度を向上し得るものである。

また、カバーの内側をガイド突起の中挟の寸法だけ肉厚
にできるのでカバーが丸ピンコンセントの外方へ張り出
す体積を少なくすることができ丸ビンコンセン１〜の小
型化が図れるものである。

更に、刃受ばね閉塞片の先端に略半円形の切欠を設けで
あるため、扉体が少く開いた場合に丸ピン以外の物は入
り難く、扉体の開閉距離を切欠の寸法だけ少なくしても
丸ピンは刃受ばねに差込めるので、その切欠の寸法だけ
扉体の開閉方向の長さ寸法を短がくすることができ、こ
れにより扉体を収納すべき扉体収納室を小さくでき、ひ
いては丸ピンコンセント全体を小型化できるものである
。

【図面の簡単な説明】

第１図ａ、ｌ）は従来例の丸ピンコンセントの扉体
の概略斜視図、第２図は同上の丸ビンコンセンＩ・の要
部を示す概略断面図、第３図は本考案による丸ピンコン
セン１〜の一実施例の概略断面図、第４図ａ、ｌ）
は同上の扉体の概略斜視図、第５図は同上の丸ピンコン
セントのカバーを取り除いたものの上面図、第６図乃至
第１０図は本考案の他の実施例の扉体の概略斜視図であ
る。

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

（１）丸ピンコンセントのボテ゛イに１対の刃受ばねの
上方位置にて扉体収納室を設け、閉塞時において一方の
刃受ばね上方位置を閉塞する刃受ばね閉塞片と閉塞時に
おいて他方の刃受ばね上方位置にくる中央部を上方へ中
挟に突出させたガイド突起とを一体に備え、かつ、刃受
ばね閉塞片の先端に略半円形の切欠を設け、ガイド突起
に内方から外方にかけて上り傾斜したガイド傾斜面を設
けた扉体の一対を互いに交差して扉体収納室内を摺動し
得るように相対向させて収納し、それぞれの扉体をばね
で扉体収納室側壁から内方に弾発し、刃受ばねの上方対
応位置に丸ピン挿通孔を穿設したカバーで扉収納室上方
の開口を閉塞して成る丸ピンコンセント。
（２）実用新案登録請求の範囲第１項記載の丸ピンコン
セントにおいてばねを扉体に一体に形成したもの。