JPS5920757Y2 - 酸化銀電池 - Google Patents

酸化銀電池

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Publication number
JPS5920757Y2
JPS5920757Y2 JP13236378U JP13236378U JPS5920757Y2 JP S5920757 Y2 JPS5920757 Y2 JP S5920757Y2 JP 13236378 U JP13236378 U JP 13236378U JP 13236378 U JP13236378 U JP 13236378U JP S5920757 Y2 JPS5920757 Y2 JP S5920757Y2
Authority
JP
Japan
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battery
positive electrode
discharge
silver oxide
ag2o
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Expired
Application number
JP13236378U
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English (en)
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JPS5548675U (ja
Inventor
貢 岡久
友彦 有田
薫 村上
泰之 熊野
Original Assignee
松下電器産業株式会社
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Publication date
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    • Y02E60/12

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  • Battery Electrode And Active Subsutance (AREA)
  • Cell Electrode Carriers And Collectors (AREA)
  • Primary Cells (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、2価酸化銀を正極活物質とした酸化銀電池に
関し、放電時の電池電圧を1価酸化銀の電圧とし、その
平坦化を図ることを目的とする。
昨今の電子腕時計や電子卓上計算器等の小型電子機器の
発達普及に伴い、これらの機器の電源として小型で大容
量の電池が待望されている。
これらの電源用電池として正極に1価酸化銀Ag2Oを
用いた酸化銀電池が用いられている。
また最近ではこの1価酸化銀に比べ、単位重量当たりの
容量で1.87倍、単位体積当たりの容量で1.95倍
とエネルギー密度の高い2価酸化銀AgOを用いる電池
が提案されている。
このAgOを正極活物質に用いる電池は、Ag0−+A
g2Oの還元反応時に約1,8■、Ag2O→Agの還
元反応時に約1.5Vの電圧を示し、電池としては2段
階の放電反応を生じる。
このような電池電圧変化は、電子的精密機器の電源とし
ては極めて悪影響を与える。
従来、この2段階の放電反応の解決方法として、正極活
物質であるAgOと接する集電体近傍に均一である程度
の厚みをもったAg2O層を形成させることにより放電
電圧の1段化をはかることが知られている。
そして、その具体的な1つの方法として、正極ペレット
側面及び底面を絶縁し、正極ペレット上面に金属ネット
などを配する方法がある。
その具体的な方法としては、正極集電体として銀線のよ
うな限られたわずかな表面積の集電体を用いる方法と、
銀スポンジのような広い表面積をもった次元の多孔体を
用いる方法がある。
前者は集電体の表面積が少ないため、正極の初期の反応
面積を集電体近傍に限定してこの部分でのAgO→Ag
2Oへの還元反応を確かなものとしAg2O電位を電池
電圧とするものであるが、微小電流を主に要する軽負荷
放電では上記のAg2O電位を満足しても、比較的大き
な電流を流す重負荷放電では上記のAgO→Ag2Oへ
の還元反応が電池の放電速度に十分対応できす、AgO
の電位あるいはAg2OとAgOの合成された電位を示
すという欠点か゛あった。
一方、後者は銀スポンジを正極集電体とすることから十
分な集電面積を有しているが、集電体に接した正極の広
い面積部分でAg0−+Ag2Oの還元反応が起きるた
め、Ag2O層は反応面全体にわたり適度の厚さで形成
することはできなく、Ag2OとAgOが同時に集電体
と接する状態が存在する。
従ってAg2O層を反応面全体に均質にかつ適度の厚さ
で形成するためには、かなりの電気量だけ予備放電する
ことが必要となり、電池の有効容量が減少するという問
題があった。
なお、反応部分におけるAg0−+Ag2Oへの還元に
は、集電体とAgOとの界面に十分な量の電解液が存在
することが必要である。
本考案は前述した従来の電池の問題点を、少なくとも表
面が銀層からなる多孔性金属帯を、負極と対応した正極
の上面の一部に配し、多孔性金属帯近傍におけるAgO
→Ag2Oの還元反応を、少ない電気量で可能とし、軽
負荷放電時は勿論のこと、重負荷放電時にもAg2O電
位を電池電圧として示す電圧平坦性に優れた酸化銀電池
を提供するものである。
以下、本考案の詳細を実施例で説明する。
第1図は本考案の実施例における酸化銀電池の縦断面図
、第2図は同電池の第1図II−II’線に沿った横断
面図である。
図中1は負極端子を兼ねた封目板、2は正極端子を兼ね
た電池ケース、3はアマルガム化した亜鉛負極、4はA
gOを活物質とした正極合剤、5は絶縁性の封口バッキ
ング、6は電解液含浸材からなるセパレータ、7は側周
面を熱収縮性の合成樹脂で包囲した正極合剤4の底面と
電池ケース2の内底面とを絶縁するための絶縁板、9は
正極リング、10は本考案の特徴である少なくとも表面
が銀層からなる3次元の多孔性金属帯で、これは第2図
に示す如く正極合剤4の」二面中央部を横切り、正極リ
ング9に両端が接している。
なおこの電池において正極合剤4は、AgOにポリ4フ
ツ化エチレンの粉末を混合したものを用いた。
そして、熱収縮性の合成樹脂8にはポリ塩化ビニルチュ
ーブを使用し、底部の絶縁板にポリプロピレンシーI・
を使用した。
上記構成で、三次元の多孔性金属帯10に三次元の多孔
性ニッケルを用いた電池Aと、三次元の多孔性金属帯1
0に三次元の多孔性銀を用いた本考案の電池Bと、セパ
レータと面する正極表面全体にニッケルスポンジを配し
た構成の電池Cと、電池Cのニッケルスポンジを銀スポ
ンジに代えた電池りを用意しそれぞれ6.5にΩの負荷
抵抗をつないで放電を行った。
この際の三次元多孔性金属帯の幅は正極合剤直径の月と
した。
この時放電電圧カーブは、電池BだけがAg20−)A
gの放電電圧1゜58Vの平坦なカーブを示したが、他
の電池は、初期に↓、8Vの放電電圧を示し、後に1.
57Vの電圧を示す2段のカーブを示した。
次に電池A、電池C1電池りの各電池について予備的に
電池容量の1%及び5%、10%、と3種類の放電を行
った電池をそれぞれ電池A′、電池B′、電池C′とし
、6.5にΩの負荷抵抗をつないで放電を行った。
この結果、電池A′は、1%、5%、10%の3種類の
予備放電したものについて1.57Vの平坦な放電カー
ブを示し、電池C′は、3種類の予備放電をしたもの全
部が2段の放電カーブを示し、電池D′は、1%及び5
%の予備放電したものについて2段の放電カーブを示し
、10%の予備放電を行ったものだけが1段の平坦なカ
ーブを示した。
このことは3次元のニッケル帯であっても予備放電によ
り実質集電体の集電表面が銀層であれば、1段のAg2
O電位を電池電圧として示すことを意味する。
一方、従来の電池C及びDは、1段の平坦な放電カーブ
を示すのに、電池容量の10%以上の予備放電量を必要
とする。
しかし、本考案の電池Bでは、予備放電せずに1段の放
電カーブが可能であり、又電池Aは、僅かの予備放電量
で1段の放電電圧化が可能である。
これは、三次元の多孔性金属帯を集電体として実質的な
集電面積を少なく抑えるとともに、金属帯の多孔部分に
電解液を含ませることができることからAgOと接する
集電体近傍の反応を促進できるからである。
従って、このような銀層を少なくとも表面にもつ三次元
の多孔帯を正極集電体に用いた場合は、放置しておくこ
とによってAgOと三次元の多孔帯表面の銀とが反応し
て均一なAg2Oの層を形成できるからであり、他の亜
鉛等の金属を3次元の多孔帯基材として用いた場合でも
僅かの予備放電で均一なAg2O層か゛形成できる。
以上のように、本考案は少なくとも表面が銀層からなる
3次元の多孔性金属帯を正極集電体として、正極の負極
と対向する上面の一部に配することで、この集電体自体
でその近傍に電解液を存在させることかで゛き、わずか
な予備放電あるいは全く予備放電することなしにAg2
O層を形成でき、電池としての放電電圧をAg2Oの電
位とし、かつその平坦化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例における酸化銀電池の縦断面
図、第2図は同電池の横断面図である。 2・・・・・・電池ケース、3・・・・・・負極、4・
・・・・・正極、6・・・・・・セパレータ、7,8・
・・・・・絶縁性部材、10・・・・・・正極集電体を
なす少なくとも表面が銀層の3次元の多孔性金属帯。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 2価酸化銀を活物質とした正極と、セパレータと、負極
    とからなる発電要素を備え、前記正極はその側面及び底
    面が絶縁性部材により正極端子を兼ねた電池ケースと電
    気的に絶縁されており、がつセパレータを介して負極と
    対向する正極の上面の一部には、少なくとも表面が銀層
    からなる3次元の多孔性金属帯を配し、この多孔性金属
    帯を前記正極ケースと電気的に接続してなる酸化銀電池
JP13236378U 1978-09-26 1978-09-26 酸化銀電池 Expired JPS5920757Y2 (ja)

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JP13236378U JPS5920757Y2 (ja) 1978-09-26 1978-09-26 酸化銀電池

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Publication Number Publication Date
JPS5548675U JPS5548675U (ja) 1980-03-29
JPS5920757Y2 true JPS5920757Y2 (ja) 1984-06-16

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