JPS59206481A - 接触水素化による石炭の液化方法 - Google Patents

接触水素化による石炭の液化方法

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JPS59206481A
JPS59206481A JP59083609A JP8360984A JPS59206481A JP S59206481 A JPS59206481 A JP S59206481A JP 59083609 A JP59083609 A JP 59083609A JP 8360984 A JP8360984 A JP 8360984A JP S59206481 A JPS59206481 A JP S59206481A
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catalyst
iron
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liquefaction
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JP59083609A
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デウエイカ−・ガ−グ
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    • C10PETROLEUM, GAS OR COKE INDUSTRIES; TECHNICAL GASES CONTAINING CARBON MONOXIDE; FUELS; LUBRICANTS; PEAT
    • C10GCRACKING HYDROCARBON OILS; PRODUCTION OF LIQUID HYDROCARBON MIXTURES, e.g. BY DESTRUCTIVE HYDROGENATION, OLIGOMERISATION, POLYMERISATION; RECOVERY OF HYDROCARBON OILS FROM OIL-SHALE, OIL-SAND, OR GASES; REFINING MIXTURES MAINLY CONSISTING OF HYDROCARBONS; REFORMING OF NAPHTHA; MINERAL WAXES
    • C10G1/00Production of liquid hydrocarbon mixtures from oil-shale, oil-sand, or non-melting solid carbonaceous or similar materials, e.g. wood, coal
    • C10G1/08Production of liquid hydrocarbon mixtures from oil-shale, oil-sand, or non-melting solid carbonaceous or similar materials, e.g. wood, coal with moving catalysts
    • C10G1/086Characterised by the catalyst used
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
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    • C10G1/00Production of liquid hydrocarbon mixtures from oil-shale, oil-sand, or non-melting solid carbonaceous or similar materials, e.g. wood, coal
    • C10G1/08Production of liquid hydrocarbon mixtures from oil-shale, oil-sand, or non-melting solid carbonaceous or similar materials, e.g. wood, coal with moving catalysts
    • C10G1/083Production of liquid hydrocarbon mixtures from oil-shale, oil-sand, or non-melting solid carbonaceous or similar materials, e.g. wood, coal with moving catalysts in the presence of a solvent

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明は、十分な量の液体燃料と溶媒精製石炭とを回収
するために水素供与性溶媒を用いて石炭を液化すること
を指向している。より詳細には、本発明は、石炭液化反
応において石炭からの液体燃料の回収を増大させる触媒
を指向している。
石炭からの液体燃料の回収は従来技術において十分知ら
れている。石炭からの液体燃料の回収について種々の方
法が行われてきたが、一般に石炭の液体燃料への転化率
はプロセスが非経済的であるような程度に十分低かった
。石炭転化の液体燃料生成物を増すために、石炭液化反
応を触媒する試みが行われてきた。種々の高価な支持体
付触媒は石炭液化の触媒作用として高い活性を示した。
しかし、無機物含量と液化反応における石炭のコークス
化傾向のために、この高価な触媒の使用は、触媒再生技
術にも拘らず、経済的な理由で魅力的ではない。
石炭液化に高価な支持体付触媒を使用する問題を克服す
ることを企図して、従来技術において、経済的な工程操
作のために再生を必要としない、安価で使い捨て可能な
各種触媒の使用が提案されている。石炭液化用のさまざ
まな安価な触媒、例えば鉄およびその化合物が知られて
いる。これとは別に、従来技術において、石炭液化反応
を経済的なものとするために、高価な触媒を低濃度(石
炭を基準にして約250 ppmの触媒)で使用するこ
とが提案されている。
米国特許第2227.672号には、中油、タール、さ
らには石炭といった炭質物質の水素化用触媒として、鉄
、マンガン、銅または亜鉛の硫黄化合物またはリン酸塩
化合物と、少量の、モリブデン、タングステン、コバル
ト、レニウム、バナジウム、ニッケル、またはこれらの
硫化物といった残水素化触媒との使用が開示されている
米国特許第3.152063号には、ペースト化油また
は溶媒を用いない石炭の水素化方法が開示され、その方
法では、石炭はモリブデン酸アンモニウムまたは鉄族触
媒およびそれらの化合物で含浸された後、高温処理され
る。この石炭には好ましくは、溶性塩または錯体の溶液
の状態での触媒が含浸される。液化後、反応生成物は直
ちに冷却される。
米国特許第3.502564号には、触媒の各成分を石
炭に含浸させた後、水素化触媒をその場で生成させるこ
とができると開示されている。意図する触媒は、ニッケ
ル、スズ、モリブデン、コバルト、鉄およびバナジウム
の各硫化物またはナフテン酸塩である。この方法は溶媒
精製環境では利用されない。
米国特許第3.61Q404号には、溶媒を用いないで
、鉄、コバルト、ニッケル、バナジウム、モリブデンま
たはタングステン、あるいはこれらの金属の化合物を単
独でまたは混合して使用する石炭の液化が開示されてい
る。
米国特許第3,745,108号には、石炭を水素化し
て液体生成物を得る方法が記載されていて、液化用溶媒
の少なくとも25重i= 1は水からなる。
反応用の触媒は担体上に支持させても、石炭に直接含浸
させてもよい。触媒金属として、鉄、コバルト、ニッケ
ル、バナジウム、モリブデンまたはタングステン、これ
らの金属の化合物および各組合せ混合物が含まれる。
各種の工程系と媒触および組合せ触媒の利用にも拘らず
、従来技術では石炭からの液体燃料の生成は有意には増
大しなかった。したがって、本発明は、画期的な仕方で
石炭液化における液体燃料生成物を増大させる方法を提
供するものであり、この方法は一方では炭化水素ガスの
生成を減少させまたは現状維持し、これによって石炭か
らの液体燃料の生産にとって経済的な工゛程を提供する
ものである。
発明の簡単な要約 不発明は、本質的に炭化水素である水素供与性溶媒中、
750”F以上の温度で、鉄と第■族または第■族非鉄
金属あるいは化合物触媒の非支持組合せ助触媒(co−
catalyst )を用いて石炭を液化する方法に関
するものである。この反応は500〜5000 pai
g  の圧力下で水素ガスを用いて実施するのが好まし
い。
好ましくは、組合せ助触媒は液化反応に先立って石炭に
含浸させる。この触媒含浸は、無機または有機の各酸塩
といった溶性金属触媒化合物を使用して行われる。第W
族または第■族非鉄触媒は、モリブテン、タングステン
、レニウム、コノ(ルトおよびニッケルから成る群から
選択するのが好ましい。
好ましくは、組合せ助触媒(co−catalystc
ombination )は硫酸鉄とモリブデン酸アン
モニウムである。鉄は組合せ触媒中で優位な量とすべき
であり、好ましくは触媒は、供給石炭を基準にして約0
.5〜5重量−の鉄と、供給石炭を基準にL”(0,0
05〜0.05重量%の第■族または第■族触媒の量で
使用される。鉄触媒と非鉄金属触娯の割合は金属を基準
にして97.5 / 2.5係〜99、5 / 0.5
ヂとすべきである。
本発明においては本質的に炭化水素である水素供与性溶
媒はどれも使用することができるが、最も望まし〜・の
は、水素供力体を高圧下の反応帯域中で水素ガスの存在
によってその場で発生させるか、液化工程における液体
生成物の一部から生成させることである。その場合、溶
媒は再循環させて連続使用することができる。
好ましくは、溶媒精製反応は逆流管状反応器あるいは混
合良好なスラリー用反応器内で行われる。
3発明の詳細な説明 本発明の石炭の液化方法は、歴青炭、亜歴青炭および亜
炭といったさまざまな等級の石炭に対して利用すること
ができる。これらの石炭はそのまま使用されるか、また
は公知の方法で鉱物質を除去するように処理される。供
給石炭は乾燥され、適当な粒度(60メツシユまたはそ
れより細い)に粉砕されるべきであり、あるいは場合に
より又は、石炭はそのまま液化反応に使用することがで
きる。好ましくは、石炭は予備乾燥されて、石旅スラリ
ー装置で適切に取扱われる程度まで含水量が下げられる
本発明の方法は石炭の接触液化方法であって、固形石炭
が予想外の高収率で液体生成物または蒸留可能な油類に
転化される。この反応はまた炭化水素ガス、溶媒精製石
炭(SRC)として知られる残留精製石炭、および、未
転化石炭と灰分とを含有する液化残渣の生成量が極めて
少ない。本方法においては、好ましくは60〜400メ
ツシユの粒度の粒子状石炭が、溶性形の2種類の触媒を
組合せたもので含浸される。この含浸は、石炭が液化反
応器に導入される前に、触媒の水溶液または有機溶媒溶
液を用いて行うことができる。この触媒は、無機酸塩ま
たは有機酸塩と〜・つた鉄化合物の組合せ助触媒を含み
、他の触媒は周期律聚第■族か第■族(ただし鉄を除く
)から選ばれた金属である。この第2の触媒も無機酸塩
また有機酸塩といった化合物の状態である。好ましくは
、第2の触媒はモリブデン、タングステン、レニウム、
コバルトまたはニッケルからなる。
米国特許第4111.787号に記載されているような
鉄、第■族および第■族非鉄金属の各油溶性化合物を液
化前の石炭に含浸させることができる。別法として、触
媒を再循環溶媒と混合させることができる。溶性触媒の
代わりに、微粉砕粒子状触媒(200メツシユ以下)を
使用することができる。粒子状鉄触媒は、遊離金属;酸
化物;水酸化物;硫化鉄鉱;炭酸塩;磁硫鉄鉱;トリオ
ライト;Tez−xs(ここで、0く×〈1)の構造ヲ
もった鉄侃化物;硫酸壌、チオ硫酸塩、硝酸塩および塩
化物といった鉄の無機塩;および酢酸塩とシュク飴塩と
いった有機塩から選択される。粒子状の第Vl族または
第■族非鉄金属触媒は、酸化物、水酸化物、硫化物、硫
酸塩、硝酸塩、ハロゲン化物、セレン化物、テルル化物
、リン酸塩、炭酸塩および有機酸塩から選択される。
鉄触媒は供給石炭を基準にして好ましくは0.5〜5重
量%の旋度で使用される。非鉄金属触媒は供給石炭を基
準にして好ましくは0.0 O5〜0.05重量%(5
0〜500 ppm )の濃度で使用される。
最も好ましくは、供給石炭を基準にして、鉄は約1重景
チの金属の量で加えられ、第■族または第■「族の触媒
は0.02重量%の金属の濃度で加えられる。鉄触媒と
非鉄金属触媒の割合は金属を基準にして97.5 / 
2.5%〜99.510.5%の範囲とすべぎである。
次いで、所望の組合せ助触媒が含浸された粒子状の供給
石炭は、はとんど水を含まない、本質的に炭化水素溶媒
からなる水素供与性溶媒でスラリー化される。別法とし
て、供給石炭は、溶性触媒または微粒子状触媒を含有す
る溶媒でスラリー化される。水素の供与と移動能力およ
び再水素化が可能ないずれの炭化水素溶媒も本発明にお
いて有用であるが、使用できる特定の溶媒として、テト
ラリン、水素化あるいは非水素化アントラセンまたはク
レオソート油が挙げ°られる。好ましくは、水素供与性
溶媒は、石炭液化工程における液体燃料生成物の一部か
らなる。この場合、水素供与性溶媒は、生成される液体
燃料から補充溶媒を得るようにして工程を通じて連続使
用のために容易に再循環させることができる。
工程から誘導される溶媒は沸点範囲が約450゜〜1o
ooyである。この溶媒は、工程における分前固形物か
ら得られるSRC再循現生成物部分を含有していてもよ
い。この生成物SRC部分(MrR8RC,@質S R
Cff、t、:−ハ全範囲(D S RC)は溶媒中に
0〜35%の範囲で存在してもよい。
スラリー混合タンクは再循環溶媒と残留フラクションS
RC再循環の温度を調節することによって最高で450
7の温度に維持される。スラリー混合タンク内で、供給
石炭と含浸石炭とに含まれた水分は、所望により、この
混合タンク内の温度を高温に維持することにより、水分
を水蒸気として放出させながら除去することができる。
次いで、スラリーは混合タンクから予熱器を通って液化
反応器へ圧送される。
液化工程は750”Fを超える温度で行われる。
好ましくは、この反応は750〜850下の範囲の温度
で行われる。反応はさらに、500〜50001)ll
ig %好ましくは1000〜2000pgiaの高圧
水素下で行われる。反応器への水素の流量は1へooo
〜5QOOO8CF/)ン石炭、好ましくは2QOOO
8CF/)ン石炭である。
石炭と再循環溶媒は液化反応器内で次の数多くの化学的
変転を受けるが、必らずしもこれらに限定されない:液
体中での石炭の溶解;再循環溶媒から石炭への水素移動
;再循環溶媒の再水素化;石炭と再循環溶媒とからのへ
テロ原子(S、N。
0)の除去;および重質石炭液□の再水素化。助触媒系
が炭質物質に接触作用を行って、油生成物を増加させ、
石炭の全転化率を増大させ、同時に炭化水素ガスの生成
を減少させるのはこの液反応器内においてである。
10〜120分間、好ましくは40分間の反応時間後、
石炭液化生成物は、未反応水素、生成した炭化水素ガス
とへテロ原子のガス、水素供与性溶媒、灰分および残留
触媒とともに排出され、3つの主要な相に分離される。
気−液分離器内でガスが、工程溶媒、液化石炭、未転化
石炭および灰分な含有する液体生成物から分離される。
生成ガス流はさらに処理され、Ct−Csを含有する炭
化水素ガス;H2S、COおよびNH,といった酸性ガ
ス;および未反応水素が回収される。未反応水素は液化
反応器に再循環される。次いで、液体生成物流がろ過ま
たは遠心分離にかげられ、灰分と未転化石炭とを含有す
る固体液化残留物が残留物のない液体流と分離される。
この液体流は次いで蒸留され、再循環溶媒ζ生成物の蒸
留性油が回収される。非蒸留性物質は冷却されて、灰分
と硫黄の含量が低い全範囲の固体の溶媒精製石炭(SR
C)が得られる。別法として、気−液分離器からの液体
生成物流はまず蒸留されて、非蒸留性の固体の溶媒精製
石炭と液化残留物(未転化石炭と灰分)とから再循環溶
媒と蒸留性油とが回収される。
次に、非蒸留性流は臨界溶媒脱灰装置内で処理されて次
の3種類の異なった生成物が生じる:灰分と硫黄含量が
低く、プレアスファルテンに富んだM質5RC(BSR
C);灰分と硫黄含量が低く、アスファルテンに富んだ
軽質SRC(LSRC);および未転化石炭と灰分とを
含有する液化残留物。
全範囲のSRC,BSRCまたはLSRCは、さらに液
化処理を行い、蒸留性油の生成量をさらに増大させるた
めに、供給材料として液化反応器に再循環させることが
できる。未転化石炭と灰分とを含有する液化残留物は、
輸出用のための、あるいは石炭液化反応器用の供給水素
として使用するための富水素ガスを生産するために、酸
素富化ガス流によって公知の方法で部分酸化させること
ができる。
蒸留性液体燃料生成物は、各種等級の液体燃料並びに液
化工程の前端に再循環させる溶媒を生産するために、好
ましくは蒸留塔で分留される。
本発明の触媒系は、石炭から得られる液体燃料の量を石
炭液化によるその他の生成物の量に比べて予想外に増大
させることがわかった。そして、液体生成物の回収量を
増大させる場合、水素の消費量は最少限に少なく、炭化
水素ガスの生成量をま実際に減少する。さらに、石炭の
回収可能な生成物への全転化率は助触媒系を用いて予想
外に増大する。石炭転化の増大の結果として液化残留物
の生成量は減少し、したがってろ過、遠心分離あるいは
臨界溶媒脱灰装置の負荷が減少する。同一液分離装置の
負荷の減少も運転費用を低減させ、最終的には工程の経
済性を向上させる。これらの予想外の結果は以下の各実
施例で一層詳細に示される。
実施例1 この実施例では、添加剤を用いない石炭の反応を示す。
供給スラリーは、第1表に示した組成を有するケンタラ
キー・エルクホーノナ2石炭と、第2表と第3表に示し
た元素組と沸点範囲とを有するプロセス溶媒とからなる
。石炭油スラリ=(溶剤70重量%+石炭30重量%)
を、全圧力2000 psigおよび水素流量2QOO
O8CF/T石炭で、1tの連続攪拌タンク反応器に通
した。
反応温度は825Tであり、表示滞留時間は35分間で
あった。得られた反応生成物の分布は第4表に示した通
りであった。水分と灰分とを含まない(maf )石炭
を基準にして、石炭の転化率は85.3%、油の収率は
12.2%であった。残留炭化水素部分(SRC)の硫
黄含量は0.61%であり、水素消費量はmaf石炭の
0.64重量%であった。
第  1  表 エルクホーン+2石炭の分析値 概略分析値              重量%水分 
                1.55乾燥灰分 
              6.29最終分析値 C77,84 H5,24 072O N                   1.758
                  1.08硫黄の
分布 全硫黄                1.08硫酸
塩硫黄              0.04硫化鉄鉱
硫黄             0.25有機硫黄  
             0.79第  2  表 溶媒の元素組成 元素               重量%炭素   
             89.7水素      
           7.2酸素         
        1.4窒素            
     1・1硫黄               
  0.6数平均分子量            20
8水素のNMR分布2% 芳香族系H44,4 ベンジル系H2&0 その他のH27,6 第  3  表 1、 B、 P、      519 548 10      569 20      590 30      607 40      627 50      648 60      673 70      699 80      732 90      788 95      835 98      878 F、 B、 P、      911 第  4  表 供給物組成             溶媒70チ+石
炭30チ温度、 ’F               
     825時間9分             
     35圧力、  psig         
        go00H3流量、  SCF/T 
            20,000生成物分布9重
量%MAF石炭 HC5,2 Co、 Co、’                 
  0.7H,S                 
     O,3油                
          12.2アスフアルテン    
             21.2プレアスフアルテ
ン               442sRc*  
               (65,4)1、0.
 M、                    14
.7水                      
   1.5転化率                
    85.3水素消費量7重量%MAF石炭   
        0.648RC硫黄9%      
            0.61全回収可能生成物 
               82B選択率(SE+
)油/炭化水素ガス        凹選択率(SF3
 )油/水素消費         191*  5R
C=アスフアルテンとプレアスファルテンの合計実施例
2 この実施例では、石炭に含浸させた鉄の触媒活性が示さ
れる。実施例1に記載した石炭試料にFeSO4(ペン
シルバニア・リーディングのテキスタイル・ケミカル・
カンパニーから入手)としての鉄IM量チを含浸させた
。硫酸鉄の化学分析値は第5表に示されている。含浸後
の石炭と溶剤とからなる供給スラリーを実施例1に記載
したと同じ反応条件で処理した。得られた生成物の分布
は第6表に示されている。石炭の転化率と油の収率のい
ずれも実施例1に示したものに比べて高かった。水素消
費量は鉄含浸石炭の場合の方が実施例1に示した値より
著しく低かった。回収可能な生成物の全量、選択率(S
E’l)および(SF3)も、鉄含浸石炭の場合の方が
実施例1に示した値より高かった。液化反応残留物のX
線解析の分析により、FeSO4が磁硫鉄鉱に完全に転
化していることがわかった。
実施例2a この実施例では、石炭液化において粒子状硫化鉄鉱とし
て加えた鉄の触媒活性が示される。実施例1に記載した
石炭と溶媒とからなる供給スラリーに、溶媒の重量%を
減少させて、スラリーの10.0重量%の濃度量(供給
石炭を基準にして14.0重量%)の微粉砕硫化鉄鉱(
(325U。
S、メツシュ)を加えた。このスラリーを実施例1に記
載したと同じ反応条件で処理した。硫化鉄鉱はペンシル
バニア・アンジエリカのロベナ鉱山から得られたもので
、第7表に記載されている。
得られた生成物の分布は第8表に示されている。
硫化鉄鉱として14. OSの鉄を加えた場合の石炭の
転化率と全回収可能生成物の量は実施例2に比べて著し
く高かった。油生成量と炭化水素ガス生成量も実施例2
に比べて高かった。この、石炭転化率、全回収可能生成
物、油と炭化水素ガスの生成量の増加は、水素消費量を
かなり増大させることによって得られた。炭化水素ガス
生成に対する油生成の選択率(SE□)と水素消費に対
する油生成の選択率(SE2)は、鉄含浸石炭(実施例
2)に比べて硫化鉄鉱としてFe14.0%を加えた場
合に劇的に低下した。したがって、高濃度の鉄の添加は
油と全回収可能生成物とを増大させるが、この増大は選
択的ではなく、そのために経済的には魅力がない。
実施例3 この実施例では、石炭に含浸させたモリブデンの触媒活
性が示される。実施例1に記載した石炭試料にモリブデ
ン酸アンモニウム(コネチヵット・グリニッチのクリマ
ックス・モリブデン酸・カンパニーから入手)としてモ
リブデン0.022重量 (、200ppm )を含浸
させた。との含浸石炭と溶剤とからなる供給スラリーを
実施例IK記載したと同じ反応条件で処理した。得られ
た生成物の分布は第6表に示されている。石炭の転化率
は実施例2に示した鉄含浸石炭の場合に得られた値とほ
とんど同じであった。モリブデン含浸石炭の場合の油生
成量と炭化水素ガス生成量は実施例1の場合に比べて高
く、実施例2に示した値より低かった。水素消費量は実
施例1の場合に比べてかなり低かった。回収可能生成物
の量は実施例1と2の場合に比べて高かった。選択率(
SEI)は実施例1の場合より高かったが、実施例2の
場合より低かった。同様に、選択率(SE2)も実施例
1の場合より高く、実施例2の場合より低かった。
実施例3a この実施例では、石炭液化の際K、粒子状輝水鉛鉱(二
硫化モリブデン)として添加したモリブデンの触媒活性
が示される。実施例1に記載した石炭と溶剤とからなる
供給スラリーに、石炭を基準にして輝水鉛鉱としてのモ
リブデンを0.05重量(500ppm )の濃度で微
粉砕輝水鉛鉱((400U、S、メツシュ、コネチヵッ
ト・グリニッチのクリマックス・モリブデン酸・カンパ
ニーから入手)を加えた。このスラリーを実施例1に記
載したと同じ反応条件で処理した。得られた生成物の分
布は第9表に記載されている。輝水鉛鉱として加えたモ
リブデン0.05%の場合の石炭の転化率と全回収可能
生成物の量は実施例3の場合に比べてわずかに高かった
。油の生成量と炭化水素ガスの生成量も実施例3の場合
に比べて高がつた。石炭の転化率、全回収可能生成物、
油および炭化水素ガスの生成量の増大は水素消費量を増
大させることによって得られた。炭化水素ガス生成に対
する油生成の選択率(SF、)は実施例3の場合に比べ
て変化していなかったが、水素消費に対する油生成の選
択率(SE、)は実施例3に比較して0.05%Moの
場合は低下した。したがって、モリブデンを高濃度で添
加することにより油と全回収可能生成物は増加するが、
この増加はモリブデンの増加量を正当化するのに十分な
ほど大きくはない。その理由は、モリブデン触媒が高価
であり、濃度を0.02 %から0.05%へ増大させ
ると触媒コストが2倍以上になり、しかもそれに見合う
利得がないからである。
実施例3b この実施例では、石炭液化の際に、粒子状酸化モリブデ
ンとして加えられるモリブデンの触媒活性が示される。
実施例1に記載した石炭と溶媒とからなる供給スラリー
に、石炭を基iにして酸化モリブデンとしてのモリブデ
ンを2.03i量チ(2Q 000 ppm )の濃度
で微粉砕酸化モリブデン((300U、S、メツシュ、
コネチカット・グリニッチのクリマックス・モリブデナ
ム・カンパ= −カラ入手)を加えた。このスラリーを
実施例1に記載したと同じ反応条件で処理した。得られ
た生成物の分布は第9表に記載されている。酸化モリブ
デンとしてのモリブデンを0.2 %加えた場合の石炭
の転化率と全回収可能生成物の量は実施例3と33の場
合に比べてかなり高かった。油と炭化水素ガスの生成量
は実施例3の場合より高かったが、実施例3aの場合と
同等であった。水素消費量は実施例3と3aの場合より
高かった。この増加した水素消費量は油と炭化水素ガス
の生成量を増大させるために利用されたのではなく、反
応生成物の水素化に消費されたのであって、これは望ま
しいことではない。炭化水素ガス生成に対する油生成の
選択率(SEI)は実施例3の場合と同等であったが、
水素消費に対する油生成の選択率(sgt)は、水素消
費量が高かったために、実施例3と3aの場合に比べて
かなり低下した。したがって、モリブデンを非常に高濃
度で添加することは望ましくない。
実施例4 この実施例では、鉄とモリブデンの両方を石炭に含浸さ
せたときの触媒活性が示される。実施例1に記載した石
炭試料に実施例2に記載した1、0重量%の鉄と実施例
3に記載した0、 02重量%のモリブデンの両方を含
浸させた。この含浸石炭と溶剤とからなる供給スラリー
を実施例1に記載したと同じ反応条件で再び処理した。
得られた生成物の分布は第6表に示されている。石炭の
転化率と油取率のいずれも鉄とモリブデンとを含浸させ
た石炭の場合、実施例1,2および3の場合に比べて明
らかに高かった。炭化水素ガスの生成量も実施例1,2
および3の場合に比べて低かった。
水素消費量は実施例2と3の場合に比べて高かった。S
RC含量は実施例1,2および3の場合に比べてわずか
に高かった。全回収可能生成物の量は実施例2と3の場
合に比べてかなり高かった。
さらに、炭化水素ガス生成に対する油生成の選択率(S
Es)は実施例2と3の場合°に比べて明らかに高かっ
た。この選択率の増大は、石炭液化において、炭化水素
ガスの生成量より油生成量を増加させるのに触媒の組合
せが最も有効に利用されたことを劇的に示している。水
素消費に対する油生成の選択率(SE、)は実施例2の
場合と同等であるが、実施例3の場合より明らかに高か
った。この結果は、水素の有効利用を維持あるいは増大
させながら、油生成量が明らかに増大したことをはっき
り示している。
第  5  表 硫酸鉄(FeSO,)の分析値 重量% 硫酸第一鉄、FeSO453,78 鉄* F e20s                
 ” 6チタン+  TiO20,33 (IIIC酸マグネシウム、Mg5O+       
     1.80銅、Cu            
        O,0004鉛、Pb       
           α0005水不溶性物質   
              &28結晶水     
             43.28第  6  表 実施例2  実施例3  実施例4 供給物組成       溶剤70%十含浸石炭30%
温度、”F         825    825 
   825時間9分        32B36,5
    37.2圧力、  psig       2
000   2000   2oo。
H1流i、SCF/T   18,900   23.
700    Q400生成物の分布 重量%MAF石炭 HC3□5    4.1     3.ICO,co
t          O,60,70,7Hts  
’          0.2    0.6    
0.6油              25.0   
 21.7    36.3アスフアルテン     
 1 ’11    17.6    152プレアス
フアルテン    35.8    40.3    
33.l5RC*       (54,9)   (
57,9)   (48,3)1、 O,M、    
      13.5    13.2     9.
3水             23     1.8
     1.7転化率          86.5
    86B     90.7水素消費量 重量%MAF石炭      0.40    0.4
0    0.59SRC硫黄%        0.
61    0.61    0.67全回収可能生成
物      83.4    83.7    87
.7選択率(SEI)       7.1    5
3    11.7選択率(SEり       62
5    54261.5*  5RC=7ス7アルテ
ントグレアスファルテン第  7  表 重量襲 C4,5 Ho、3 NO・6 8     41.3 60 Fe      42.3 硫黄の分布 硫化鉄鉱         40.4 硫敢塩           0.7 有機硫黄          0.6 ソノ他ノ不純物(ppm) −All S、il Na
、 Mn1V+ Ti、 Cr+ Sr、 Pb、 C
o、 Mg、 Mo、 CuおよびNi0 第  8  表 ケンタラキー・エルクホーン≠2石炭の転化率と生成物
の分布実施例2a 触媒                      硫
化鉄鉱Feの濃度9重量%石炭           
    141)温度、7             
       825時間9分           
          39圧力、  pgig    
                 2000H7流量
、SCF/T                2へ0
00生成物の分布1重量%MAF石炭 HCl5.7 油                        
   2&2アスフア〃テン            
       2431、  O,M、       
               8.1水      
                     32転化
率                      91
.9水素消費量2重量%MAF石炭         
    1.688RC硫黄1%          
          0.60全回収可能生成物   
               878S E l  
                        4
−98B、                    
     16B第9表 MOの媛度1重量%石炭      0.05    
  10温度、ア 時間1分 圧力t  P”g H2流量、SCF/T 生成物の分布7重量%MAF石炭 T(C4,84,5 Co、 CO20,60,7 H,S              O,40,4油 
                25.2     
 25.2アスフアルテン         18.0
      34.91、 0. M、       
    12.9       92水       
         182B転化率         
   87.1      90.8水素消費量2重量
%MAF石炭    0.52      1.03S
RC硫黄9%           0.55    
  0.60全回収可能生成物         84
3      86.9選択率(S& )      
     5.3      5.6選択率(−3&)
          48.5      24,5*
  5RC−アスファルテンとプレアスファルテン第6
表に記載した実施例2,3および4ならびにそれらの各
生成物のリストに示したように、鉄とモリブデンとの組
合せ助触媒の使用により、前記の石炭液化工程から得ら
れる目的の液体燃料生成物が予想外に増大する。石炭を
液化する場合の好ましい生成物は、石油燃料および精油
所供給原料の代わりとなる直接市場価値を有する液体燃
料または蒸留性油である。炭化水素ガスの生成は不必要
な副生物を構成し、この副生物は可能な限り最大限度に
最少にするのが好ましい。その理由は、炭化水素ガスの
市場価値が液体燃料生成物に比較して低いからである。
その上、炭化水素ガスが多量に生成されると、水素消費
量が不必要に増加し、石炭液化工程を経済的に継力のな
いものとする。
本来、すべての石炭液化工程において、ある程度の量の
非蒸留性生成物が溶媒精製石炭、即ちSRCの状態で工
程から残留する。SRCは主としてアスファルテンとプ
レアスファルテンとからなる。
アス7アルテンとプレアス7アルテンは再循環されるか
、あるいはボイラー燃料として販売されるが、グレアス
フアルテン、すなわち石炭のベンゼン不溶成分を還元し
てアスファルテンにするのが好ましい。それは、こうす
ることがSRCをSRCの蒸留性油または液体燃料生成
物への転化に一層近づけるからである。グレアスフアル
テンが少なく、アスファルテンの多い流れは、下流側の
水素化分解塔で極めて容易に蒸留性油に転化させ得る。
この点で、液体燃料が生成されていること以外に、グレ
アスフアルランがアスファルテンへ還元されていること
、および当然ながらアスファルテンが蒸留性油に転化さ
れていることを実証するために、石炭液化工程の総転化
率が重畳である。この目標に特有なものは好適な工程に
おける好適な触媒であろう。一般に石炭の比較的簡単な
炭化水素への転化率を増大させて、結果的には転化率の
増大に伴って炭化水素ガス生成量を増加させるよりは、
経済的に望ましくない炭化水素ガスを多量に生成させる
ことなく、石炭のグレアスフアルテンおよびアスファル
テン成分の量の増大を減少させることによって蒸留性油
または液体燃料生成物を生成させるために、所望の工程
と触媒系が特定のものとなろう。ガス生成量の増大は水
素消費量の増大を必要とするので望ましくない。これは
石炭液化工程への高価な資金投入となる。
石炭液化工程のさらに別の望ましい特質は回収可能生成
物の収率を最適化することである。回収可能生成物の収
率の増加は一定の石炭処理量に対する工程の全収益を増
大させ、したがって、石炭液1じの経済性を改善する。
石炭液化工程の別の特質は未転化石炭の量を最小限に少
なくすること(総転化率を増大させる)でなげればなら
ない。
未転化石炭は固−液分離段階で液化石炭から分離され、
石炭の灰分とともに液化残渣として廃棄される。あるい
は、未転化石炭は部分酸化されて、工程に必要な水素を
生成することができる。石炭転化率が増大すると、未転
化石炭の量、したがって固体の液化残渣の全量が減少す
る。液化残渣の全量のこの減少により、固−液分離装置
は負荷が減少し、この結果、性能が向上し、運転コスト
が低減される。このことも全工程の経済性を良好にする
本発明における組合せ助触媒系は、一定の石炭供給量に
対して予想外の量の液体燃料を生成しながら、前記の各
目標のすべてを達成する。組合せ助触媒が硫酸塩とモリ
ブデン酸アンモニウムとからなる実施例4について第6
表に示したように、全転化率は実施例2と実施例3とで
単独に触媒された試験より4.2%だけ上昇した。これ
は全転化率における有意な上昇である。全転化率の上昇
にも拘らず、実施例4の好適触媒系の場合、炭化水素ガ
スの生成量は現に低下した。これは全く予想外の結果で
あり、転化率が上昇すると必然的にガス生成量も増加す
るという一般的傾向に反している。実施例4の諸結果は
、石炭液化反応器内のすべての炭化水素類の分子量を単
に低下させる以上に、液体生成量に対して予想外の特異
性を示している。
実施例40組合せ助触媒の最も劇的な結果は、供給材料
を基準にして36.3%の油が生成されたことである。
この有意な結果は、実施例2と3の単独触媒試験に比べ
て、触媒含有石炭液化法による油の量が113%多いこ
とである。油生成量のこの絶対増加量は、油生成量が供
給石炭を基準にして25%であった実施例2の鉄触媒液
化法での生成量に対して45%の増加となる。
液体燃料生成物の生成量が本発明の最も重要な面である
が、実施例2と実施例3の単独触媒試験と比較して、実
施例4の共成化生成物のアスファルテンおよびグレアス
フアルテン量が低下したことに注目することも意義があ
る。アスファルテンは2.4チの減少を示し、グレアス
フアルテンは2.7チ減少した。アスファルテンとグレ
アスフアルテンの減少が重要なのは、これらの高分子量
物質の油への転化に対する本発明の接触反応の特異性の
故に、油生成量の増大が可能な点であり、一方、油はさ
らに水素分解されて炭化水素ガスになることはない。予
想外に多量に所望の液体燃料生成物を生成しながら、炭
化水素ガスの生成を回避するこの特異性が本発明の有意
な結果となっている。
いずれの石炭液化法においても最大の運転コストは工程
水素のコストである。主に水素消費量が石炭液化法の経
済的魅力を決定する。したがって、石炭液化法の改善は
、水素必要量(選択率5Et)の増加を最少限にしなが
ら油生成量を増大させることでなければならない。炭化
水素ガスの生成は油生成に必要な量販上の付加的な水素
必要量を消費して達成されるので、いずれの工程改善も
炭化水素ガス生成に対する油生成の選択率(SEI)を
増加させねばならない。実施例4で例示した本発明はこ
れらの工程パラメータの両方、即ち選択率SE、とSE
tとを劇的に増大させる。第10衆に、実施例4で例示
した本発明と、各種単独触媒系の例(実施例2と3)お
よび無触媒系の例(実施例1)とを比較して示しである
。データはすべて増加チとして示されている。SE、は
処理石炭単位当り生成される炭化水素ガスと関連した油
についての選択率である。この値が増大すると、望まし
くないガス生成物の量が減少するが、さらに油生成量の
増加と水素必要量の減少あるいは最少量化に有効である
。石炭を蒸留性油に転化させる際、炭化水素ガスを生成
させることは望士しくない。
その理由は、炭化水素ガスは油がさらに分解して生成さ
れ、生成物が石炭から得られた後に目的の生成物を枯渇
させるからである。SEtは処詳された石炭単位肖り消
費される水素とIs!i連した油についての選択率であ
る。SE2は炭化水素についての選択率SE、と関連し
ているが、さらに触媒および溶媒の特質といった工程の
特徴によって影響を受ける。水素の費用の理由から、望
ましい石炭液化法は石炭から一定量の油を生産するため
に使用する水素を最少限にすべきである。
第10表 触媒:         無触媒  鉄   Mo  
  Fe/M。
油生成量の増加、チ        104.9   
77.9  197.5石炭転化率の増加、−−1,4
1,863S]li:tの増加9%         
208.7  130.4  40&7SE!の増加、
チ         227.2  183g   2
22.0本発明を特定の触媒の組合せについて説明して
きたが、触媒成分と工程の各段階とにおける自明の変化
は当業者によって意図し得るものであり、これらの変更
は特許請求の範囲から確かめられるべき本発明の範囲内
にあるものと認められる。
特許出願人 エアー、プロダクツ。アンド。ケミカルス
。インコーポレーテツド

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、 石炭の液化方法において、本質的に炭化水素であ
    る水素供与性溶媒中、7507以上の温度で、鉄と第■
    族または第■族非鉄金属あるいは化合物触媒の非支持組
    合せ助触媒を用いて石炭を液化することを特徴とする石
    炭の液化方法。 2、液化を500〜5000 psiaの範囲の圧力で
    行うことを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の方法
    。 3、圧力を水素ガスで維持することを特徴とする特許請
    求の範囲第2項記載の方法。 4、溶媒を再循環させることを特徴とする特許請求の範
    囲第3項記載の方法。 5、 第■族または第■族触媒が、モリブデン、タング
    ステン、コバルト、ニッケルおよびこれらの化合物から
    成る群から選ばれたものであることを特徴とする特許請
    求の範囲第1項記載の方法。 6、組合せ助触媒が鉄とモリブデンまたはこれらの化合
    物であることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の
    方法。 7 組合せ助触媒が硫酸鉄とモリブデン酸アンモニウム
    であることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の方
    法。 & 鉄触媒が第■族または第■族非鉄金属触媒より重量
    %で多量に存在することを特徴とする特許請求の範囲第
    1項記載の方法。 9、液化反応に先立って組合せ触好を石炭に含浸させる
    ことを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の方法。 10、組合せ触媒が、石炭を基準にして少なくとも0.
    5〜5重量%の鉄および石炭を基準にして0、005〜
    0.05重t%の第■族または第■族非鉄金属触媒の濃
    度で存在することを特徴とする特許請求の範囲第1項記
    載の方法。 11、組合せ助触媒が、供給石炭を基準にして、値醒鉄
    としての鉄1重量%とモリブデン酸アンモニウムとして
    のモリブデン0.02重量%とから成ることを特徴とす
    る特許請求の範囲第1項記載の方法。 12− 助触媒は、鉄と第■族または第■族非鉄金属と
    の割合が金属を基準にして鉄97.5%/非鉄金属2.
    5チ〜鉄99.5%/非鉄金属0.5%の範囲で使用さ
    れることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の方法
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