JPS59205501A - 熱回収流動床焼却装置 - Google Patents
熱回収流動床焼却装置Info
- Publication number
- JPS59205501A JPS59205501A JP8015183A JP8015183A JPS59205501A JP S59205501 A JPS59205501 A JP S59205501A JP 8015183 A JP8015183 A JP 8015183A JP 8015183 A JP8015183 A JP 8015183A JP S59205501 A JPS59205501 A JP S59205501A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fluidized bed
- heat recovery
- heat
- flame
- combustion
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Fluidized-Bed Combustion And Resonant Combustion (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は廃棄物を焼却しその熱回収を行う熱回収流動床
焼却装置に関する。
焼却装置に関する。
都市ごみおよび下水、尿尿、産業排水等の処理スラッジ
その他雑多な廃棄物の焼却装置として、焼却廃棄物の発
熱量、含水率、形状、化学組成等の変動に対し、比較的
安定な運転で完全に近い焼却が可能であることから、流
動床焼却装置が最近盛んに採用されていることは周知で
ある。この流動床焼却装置には、省エネルギーの時代趨
勢から、ボイラー、温水発生器、気体昇温器などを組合
せ、焼却熱を回収して給熱、融雪、空調用熱源、給湯、
給蒸気、結氷防止、燃焼用空気の予熱等に利用すること
も知られている。この熱回収のための伝熱面は、燃焼排
ガス温度が高いところほど熱回収面との温度差が大きく
とれ、またその温度が700°C以上では急激に増加す
る輻射伝熱も利用できるために単位あたりの伝熱量を人
きくすることがCきる。更に燃焼時の高温時の火炎から
直接熱回収できれば、非常に大きな伝熱量が得られ、高
効率の熱回収が可能となる。しかしながら、火炎は熱輻
射や流動中にはね上る流動媒体への伝熱などを介して、
流動床の大きな熱源となっているために、熱回収される
ことで火炎の温度が低下し、流動床への入熱量が減少す
ることにもなる。そのため補助燃焼なしで焼却運転が可
能な限界である焼却物の発熱機、即ち自然限界点を引き
上げてしまう。
その他雑多な廃棄物の焼却装置として、焼却廃棄物の発
熱量、含水率、形状、化学組成等の変動に対し、比較的
安定な運転で完全に近い焼却が可能であることから、流
動床焼却装置が最近盛んに採用されていることは周知で
ある。この流動床焼却装置には、省エネルギーの時代趨
勢から、ボイラー、温水発生器、気体昇温器などを組合
せ、焼却熱を回収して給熱、融雪、空調用熱源、給湯、
給蒸気、結氷防止、燃焼用空気の予熱等に利用すること
も知られている。この熱回収のための伝熱面は、燃焼排
ガス温度が高いところほど熱回収面との温度差が大きく
とれ、またその温度が700°C以上では急激に増加す
る輻射伝熱も利用できるために単位あたりの伝熱量を人
きくすることがCきる。更に燃焼時の高温時の火炎から
直接熱回収できれば、非常に大きな伝熱量が得られ、高
効率の熱回収が可能となる。しかしながら、火炎は熱輻
射や流動中にはね上る流動媒体への伝熱などを介して、
流動床の大きな熱源となっているために、熱回収される
ことで火炎の温度が低下し、流動床への入熱量が減少す
ることにもなる。そのため補助燃焼なしで焼却運転が可
能な限界である焼却物の発熱機、即ち自然限界点を引き
上げてしまう。
特に焼却物の発熱量が自然限界前後の場合など、流動床
温度を550〜600℃以上の安定な焼却運転が可能な
温度に維持するため、昇温用バーナーなどの補助燃焼装
置の利用や補助燃料の投入を行わねばならない場合が増
加して省エネルギーどころか、かえって運転費の増加に
つながってしまう可能性があった。特に都市こみ焼却に
おいては、収集地区や季節などによって、極端に発熱量
が変動Jるため、前述の運転費の増加のJ3それがあり
、そのため、火炎から直接熱回収することは、疑問視さ
れていた。
温度を550〜600℃以上の安定な焼却運転が可能な
温度に維持するため、昇温用バーナーなどの補助燃焼装
置の利用や補助燃料の投入を行わねばならない場合が増
加して省エネルギーどころか、かえって運転費の増加に
つながってしまう可能性があった。特に都市こみ焼却に
おいては、収集地区や季節などによって、極端に発熱量
が変動Jるため、前述の運転費の増加のJ3それがあり
、そのため、火炎から直接熱回収することは、疑問視さ
れていた。
従って、本発明の目的は、上記の欠点をなくし、燃焼時
の火炎の位置により、火炎からの熱回収量を調節するこ
とのできる熱回収流動床焼却装置を提供するにある。
の火炎の位置により、火炎からの熱回収量を調節するこ
とのできる熱回収流動床焼却装置を提供するにある。
本発明によれば、流動床と熱回収部を備え、焼却熱の回
収を行うようにした熱回収流動床焼却装置において、前
記流動床の表面に対し前記熱回収部の熱回収面が水平方
向に変位させて位置しており、火炎の最低時および最高
時の頂点から前記流動床の表面と熱回収面までの距離の
比を、それぞれ1:38よび3:1になるように構成J
るとともに、前記頂点から流動床°の表面と熱回収面を
望む視角の相対的大小関係を、それぞれ大二小および小
:人となるよpに栴成しである。
収を行うようにした熱回収流動床焼却装置において、前
記流動床の表面に対し前記熱回収部の熱回収面が水平方
向に変位させて位置しており、火炎の最低時および最高
時の頂点から前記流動床の表面と熱回収面までの距離の
比を、それぞれ1:38よび3:1になるように構成J
るとともに、前記頂点から流動床°の表面と熱回収面を
望む視角の相対的大小関係を、それぞれ大二小および小
:人となるよpに栴成しである。
したがって、焼却物の発熱量の小ざい場合、火炎は小さ
いので、熱回収面への火炎から熱回収による流動床の熱
バランスの劣化は回復されるとともに、焼却物の発熱量
が大きい場合は、火炎は大ぎくなり熱回収が行われ、流
動床への入熱■を抑えて火炎温度を抑制することができ
る。したがって燃焼時の火炎の位置により、火炎からの
熱回収面を調節することができる。
いので、熱回収面への火炎から熱回収による流動床の熱
バランスの劣化は回復されるとともに、焼却物の発熱量
が大きい場合は、火炎は大ぎくなり熱回収が行われ、流
動床への入熱■を抑えて火炎温度を抑制することができ
る。したがって燃焼時の火炎の位置により、火炎からの
熱回収面を調節することができる。
以下、第1図ないし第4図を参照して、本発明の実施例
を詳細に説明する。
を詳細に説明する。
第1図に示すように、本発明を実施した焼却装置は、燃
焼室すなわちフリーボード1と貯ばれる広い空室の下部
に流動床2を備え、またその上部には、熱回収部例えば
廃熱回収ボイラー3を備えている。流動床2の表面SB
に対し、廃熱回収ボイラー3の入口すなわち熱回収面S
Eは図示の如く、水平方向に変位されて位置している。
焼室すなわちフリーボード1と貯ばれる広い空室の下部
に流動床2を備え、またその上部には、熱回収部例えば
廃熱回収ボイラー3を備えている。流動床2の表面SB
に対し、廃熱回収ボイラー3の入口すなわち熱回収面S
Eは図示の如く、水平方向に変位されて位置している。
したがってこの熱回収面SEは流動床2の表面SBの鉛
直上方には位置しない。また第2図および第3図に示す
ように、火炎の最低時および最高時の頂点位置を、それ
ぞれPLおよびPHとし、流動床2の表面SBおよび熱
回収面SEEの中心をそれぞれPBOおよびPEOとし
、さらに直線PL−PBO(第3図の場合は直1@IP
I−1−PBO)−1B。
直上方には位置しない。また第2図および第3図に示す
ように、火炎の最低時および最高時の頂点位置を、それ
ぞれPLおよびPHとし、流動床2の表面SBおよび熱
回収面SEEの中心をそれぞれPBOおよびPEOとし
、さらに直線PL−PBO(第3図の場合は直1@IP
I−1−PBO)−1B。
直IPL−PE0−1!E、 頂点PL、PHがそhぞ
れ流・動床2の表面SBおよび熱回収面SEを望む視角
をαし、βしおよびαHくβHとJ−ると、第2図すな
わち火炎の最低時において、RB/RE=1./3、α
L〉βL 第3図すなわち火炎の最高時において、RB/eE=3
、aH<βH のようになっている。
れ流・動床2の表面SBおよび熱回収面SEを望む視角
をαし、βしおよびαHくβHとJ−ると、第2図すな
わち火炎の最低時において、RB/RE=1./3、α
L〉βL 第3図すなわち火炎の最高時において、RB/eE=3
、aH<βH のようになっている。
なお、RB+REは、できるだ(プ大ぎくとること、ま
た、αL>2βLおよび2αH〈βHにとることが望ま
しい。
た、αL>2βLおよび2αH〈βHにとることが望ま
しい。
流動床2の底面には押込送風機4から吸込フィルタ5よ
り入り風11節ダンパ6で調節された空気が空気予熱器
7で昇渇百れて流動空気として流動床2の下部から炉内
へ吹込まれる。その流動床2のケース8の上部すなわち
流動床表面SB付近にはディフレクタと称するオーバー
ハング9が形成され、そのオーバーハング9の若干下側
と流動床2の床面との間の空間は、砂状の流動媒体10
で満たされている。そして、通常の運転では流動床2の
温度は550〜850℃の範囲に維持されているもので
める。
り入り風11節ダンパ6で調節された空気が空気予熱器
7で昇渇百れて流動空気として流動床2の下部から炉内
へ吹込まれる。その流動床2のケース8の上部すなわち
流動床表面SB付近にはディフレクタと称するオーバー
ハング9が形成され、そのオーバーハング9の若干下側
と流動床2の床面との間の空間は、砂状の流動媒体10
で満たされている。そして、通常の運転では流動床2の
温度は550〜850℃の範囲に維持されているもので
める。
フリーボード1の廃熱回収ボイラー3側の側壁1aは、
斜上方に向い、廃熱回収ボイラー3の入口すなわち熱回
収面SEの一端に下方から連なり、その熱回収面SEの
他端は、フリーボード1の廃熱回収ボイラー3に対向す
る側の斜め下方に向うフリーボード1の大月1bを介し
て、住方の側壁ICに連なっている。フリーボード1の
他の側壁寸なわら図面に垂直方面の側壁は、35度以上
の傾斜をもたせて、その上に流動媒体や焼却物、焼却残
渣などが堆積しないようになっている。また、」1記側
壁1Cの一部からは、燃焼用ないし温度抑制用の2次空
気が吹きこまれ、天井1bには、排ガス温度降下用の炉
頂ノズル11すなわち水噴剣ノズルが設りられ(いる。
斜上方に向い、廃熱回収ボイラー3の入口すなわち熱回
収面SEの一端に下方から連なり、その熱回収面SEの
他端は、フリーボード1の廃熱回収ボイラー3に対向す
る側の斜め下方に向うフリーボード1の大月1bを介し
て、住方の側壁ICに連なっている。フリーボード1の
他の側壁寸なわら図面に垂直方面の側壁は、35度以上
の傾斜をもたせて、その上に流動媒体や焼却物、焼却残
渣などが堆積しないようになっている。また、」1記側
壁1Cの一部からは、燃焼用ないし温度抑制用の2次空
気が吹きこまれ、天井1bには、排ガス温度降下用の炉
頂ノズル11すなわち水噴剣ノズルが設りられ(いる。
このフリーボード1の全壁面は、耐火材すなわちキャス
タブルあるいは耐火レンガ等熱伝導率のあまり高くなく
、1000℃前後の高温に充分耐えられる材料で形成さ
れている。また、天井1bには投入ホッパ12とスクリ
ューコンベヤ13とを組合せた供給装置14が設りられ
ており、廃棄物を流動床2へ供給できるようになってい
る。この供給装置14の設置位置(よ第1図の実施例以
外であってもよく、要は流動床2へ廃棄物を供給できる
位置であればよい。
タブルあるいは耐火レンガ等熱伝導率のあまり高くなく
、1000℃前後の高温に充分耐えられる材料で形成さ
れている。また、天井1bには投入ホッパ12とスクリ
ューコンベヤ13とを組合せた供給装置14が設りられ
ており、廃棄物を流動床2へ供給できるようになってい
る。この供給装置14の設置位置(よ第1図の実施例以
外であってもよく、要は流動床2へ廃棄物を供給できる
位置であればよい。
作動に際し、破砕機により一定の大きさに破砕された廃
棄物或いは破砕されないままの廃棄物は、供給装置14
によって炉内の流動床2へ供給され、そして炉内からの
輻射熱、流動媒体10との直接接触などによって加熱さ
れ、すみやかに燃焼づることとなる。
棄物或いは破砕されないままの廃棄物は、供給装置14
によって炉内の流動床2へ供給され、そして炉内からの
輻射熱、流動媒体10との直接接触などによって加熱さ
れ、すみやかに燃焼づることとなる。
なお炉内での燃焼反応には流動床2中で廃棄物が流動空
気からの酸素によって燃焼する形態ど、廃棄物の一部が
ガス化しt17リーボード1において流動空気の残余の
酸素或いは二次空気からの酸素によって発生した燃焼熱
によって流動床2を形成する流動媒体10は加熱され温
度が維持されるものである。
気からの酸素によって燃焼する形態ど、廃棄物の一部が
ガス化しt17リーボード1において流動空気の残余の
酸素或いは二次空気からの酸素によって発生した燃焼熱
によって流動床2を形成する流動媒体10は加熱され温
度が維持されるものである。
廃棄物中の石、土砂、ガラス、全屈等の不燃物は流動床
2中において流動媒体10或いは炉内のガスから熱を受
は表面に付着している可燃物或いは内部に存在する可燃
物が熱処理されることとなり、そして流動床2の下部へ
沈下するものは下端部の排出口11aから流動媒体10
とともに炉外へ排出される。
2中において流動媒体10或いは炉内のガスから熱を受
は表面に付着している可燃物或いは内部に存在する可燃
物が熱処理されることとなり、そして流動床2の下部へ
沈下するものは下端部の排出口11aから流動媒体10
とともに炉外へ排出される。
流動床2で燃焼により発生する熱量の、流動床2J′3
よびフリーボード1内での全燃焼過程にて発生する熱量
に対する割合ずなわち流動床燃焼率【ま、通常、0.6
〜0.7、運転条件によっては、0゜4〜0.9と広<
変化さぼることが可能で、フリーボード1の人きざは、
設置された燃焼負荷に応じで決められる。すなわち、フ
リーボード1の負荷の大きい場合は、火炎は第3図に示
すようにフリーボード1の高さまで成長し、小さい場合
【ま、第2図に示すように流動床2近傍まで縮少するこ
とになる。このフリーボード1におりる燃焼負荷は、流
動層高;流動床温度、流動媒体の粒径や比重、流動空気
量、フリーボード1の温度、焼却物の含水率、形状、組
成、発熱量等により変化する。
よびフリーボード1内での全燃焼過程にて発生する熱量
に対する割合ずなわち流動床燃焼率【ま、通常、0.6
〜0.7、運転条件によっては、0゜4〜0.9と広<
変化さぼることが可能で、フリーボード1の人きざは、
設置された燃焼負荷に応じで決められる。すなわち、フ
リーボード1の負荷の大きい場合は、火炎は第3図に示
すようにフリーボード1の高さまで成長し、小さい場合
【ま、第2図に示すように流動床2近傍まで縮少するこ
とになる。このフリーボード1におりる燃焼負荷は、流
動層高;流動床温度、流動媒体の粒径や比重、流動空気
量、フリーボード1の温度、焼却物の含水率、形状、組
成、発熱量等により変化する。
またフリーボード1に吹込む二次空気や噴霧水によって
も、火炎形状は変化する。
も、火炎形状は変化する。
ここで、焼却物の低位発熱量、即ち水分の凝縮熱を加え
ない発熱量が小ざい場合を考えると、(i) 特に都
市ごみやスラッジなどの場合、低位発熱量は高い含水率
によることが多い。
ない発熱量が小ざい場合を考えると、(i) 特に都
市ごみやスラッジなどの場合、低位発熱量は高い含水率
によることが多い。
(11) 低位発熱量が小さいものは、通常不燃分の
割合が多く、そして可燃物の割合が少いので、必要燃焼
用空気がすくなくてすむため、流動空気量を絞るか、処
理量を増加しないかぎり、空気過剰率は増加する。
割合が多く、そして可燃物の割合が少いので、必要燃焼
用空気がすくなくてすむため、流動空気量を絞るか、処
理量を増加しないかぎり、空気過剰率は増加する。
(iii ) (i >のために乾燥時間を要する
ので、通常、低位発熱量の焼却物は、流動床における燃
焼速度ないし熱分解速度が遅くなる。そのため、時間当
りの反応量が平均イピされるので、一時的又は局部的な
燃焼空気不足は軽減される。
ので、通常、低位発熱量の焼却物は、流動床における燃
焼速度ないし熱分解速度が遅くなる。そのため、時間当
りの反応量が平均イピされるので、一時的又は局部的な
燃焼空気不足は軽減される。
(iV ) < ii )および(iii )の理
由から、流動床における燃焼条f1が改善されるため、
流動床燃焼率は向上する。従って(1■)および低位発
熱量自体が低いことなどにより、フリーボード1の燃焼
負荷は大幅に軽減され、フリーボード1の火炎は小さい
ものとなる。逆に高い発熱量の場合は、上述と全く逆に
なる。なおその場合、流動床燃焼率は下っても、全体と
しての発熱量が大きいため、流動床における熱収支も改
善される傾向がある。
由から、流動床における燃焼条f1が改善されるため、
流動床燃焼率は向上する。従って(1■)および低位発
熱量自体が低いことなどにより、フリーボード1の燃焼
負荷は大幅に軽減され、フリーボード1の火炎は小さい
ものとなる。逆に高い発熱量の場合は、上述と全く逆に
なる。なおその場合、流動床燃焼率は下っても、全体と
しての発熱量が大きいため、流動床における熱収支も改
善される傾向がある。
ところで、この焼却装置では、第2図に示す焼加物低位
発熱量が小さい場合、火炎の大きさは、0B10E=1
/3ですなわち最小に縮少し、第3図に示す焼却物低位
発熱量が大きい場合、QB/RE=3まですなわち最大
に拡大するようになっており、通常は、 1/3<&B10E<3 の範囲の大きさであって、焼却物の低位発熱量などによ
り、自然に縮少、拡大する。
発熱量が小さい場合、火炎の大きさは、0B10E=1
/3ですなわち最小に縮少し、第3図に示す焼却物低位
発熱量が大きい場合、QB/RE=3まですなわち最大
に拡大するようになっており、通常は、 1/3<&B10E<3 の範囲の大きさであって、焼却物の低位発熱量などによ
り、自然に縮少、拡大する。
火炎頂点PL(PI−1>から流動床表面SBまたは熱
回収面SEへの伝熱は、はね上った流動媒体10への伝
熱を別にすると、高温であることの輻射伝熱による。従
って輻射伝熱は、相手に対する点PL(PI−1)から
の視角αLまたはα1」、PLまたはβHの大きさに比
例する。
回収面SEへの伝熱は、はね上った流動媒体10への伝
熱を別にすると、高温であることの輻射伝熱による。従
って輻射伝熱は、相手に対する点PL(PI−1)から
の視角αLまたはα1」、PLまたはβHの大きさに比
例する。
すなわち第2図の場合、αL〉PLであり、流動床表面
SBすなわち流動床2に熱が伝わり易く、熱回収面SE
には伝わりにくい。第3図の場合は、αl−1<βHで
あり、逆に流動床2に熱が伝わりにクク、熱回収面SE
には伝わり易くなる。なお、流動床表面SBへの火炎か
らの伝熱は、流動床表面SBの任意の点PBにお【プる
火炎への視角γLまたはγHでも判るように、第2図、
第3図ともほぼ変らない。逆に熱回収面SEへの伝熱は
、熱回収面SEの任意の点PEにおける火炎への視角δ
LまたはβHで判るように、δ1」〉δLと、βHがδ
Lにくらべてかなり大きくなっている。従って火炎の熱
は、熱回収面SEへの伝達量増加として吸収し、有効利
用することができるとともに、火炎の温度を抑制するこ
と°で、窒素酸化物の発生の抑制、フリーボードの耐火
壁などの寿命改善や流動床2の温度の過熱防止の効果も
生じる。
SBすなわち流動床2に熱が伝わり易く、熱回収面SE
には伝わりにくい。第3図の場合は、αl−1<βHで
あり、逆に流動床2に熱が伝わりにクク、熱回収面SE
には伝わり易くなる。なお、流動床表面SBへの火炎か
らの伝熱は、流動床表面SBの任意の点PBにお【プる
火炎への視角γLまたはγHでも判るように、第2図、
第3図ともほぼ変らない。逆に熱回収面SEへの伝熱は
、熱回収面SEの任意の点PEにおける火炎への視角δ
LまたはβHで判るように、δ1」〉δLと、βHがδ
Lにくらべてかなり大きくなっている。従って火炎の熱
は、熱回収面SEへの伝達量増加として吸収し、有効利
用することができるとともに、火炎の温度を抑制するこ
と°で、窒素酸化物の発生の抑制、フリーボードの耐火
壁などの寿命改善や流動床2の温度の過熱防止の効果も
生じる。
従って、これらの効果を得るためには、前述のように、
αL>2βLまた2αH〈βHが望ましい。また、RB
−M2Eの距離をできるだけ大きくとった方が、火炎の
一時的な変動の火炎長さに対する比率が小さくなるため
、焼却物低位発熱量と火炎位置の関係が明確になり、フ
リーボード1より火炎がはみ出してしまうことを防ぐこ
とになる。
αL>2βLまた2αH〈βHが望ましい。また、RB
−M2Eの距離をできるだけ大きくとった方が、火炎の
一時的な変動の火炎長さに対する比率が小さくなるため
、焼却物低位発熱量と火炎位置の関係が明確になり、フ
リーボード1より火炎がはみ出してしまうことを防ぐこ
とになる。
これはまた、運転停止時、火炎がない状態での流動床2
から廃熱回収ボイラー3への輻射伝熱を防ぐことにもな
り、ボイラー3の熱回収面SEの保護やボーイラー3の
停止操作を容易にし、−かつ流動床2の運転停止時の温
度降下を防止して、再起動を容易にするという効果をも
たらすのである。
から廃熱回収ボイラー3への輻射伝熱を防ぐことにもな
り、ボイラー3の熱回収面SEの保護やボーイラー3の
停止操作を容易にし、−かつ流動床2の運転停止時の温
度降下を防止して、再起動を容易にするという効果をも
たらすのである。
第4図は本発明の別の実施例を示し、熱回収面SEを流
動床表面SBの鉛直上方から一方に変位させた鉛直面と
した例である。この実施例でも、第1図と同様の作用、
効果がある。
動床表面SBの鉛直上方から一方に変位させた鉛直面と
した例である。この実施例でも、第1図と同様の作用、
効果がある。
以上の如く、本発明によれば、火炎から直接熱を回収で
きるため熱回収装置を小さくすることができ、また火炎
の大きさによって熱回収量が自動的に制御されるので、
自然限界点を引き上げることなく熱回収が可能となり、
省エネルギーの観点から好適であると共に、燃焼物の発
熱量が高い場合には流動床への入熱が小さく、他方燃焼
物の発熱量が低い場合には、流動床への入熱が大きくな
ることから流動床温度の安定化傾向が強まり、この種の
燃焼装置において運転操作も容易なものと覆ることがで
きる。ざらに本発明によれば、窒素酸化物の発生を抑制
する効果もある。
きるため熱回収装置を小さくすることができ、また火炎
の大きさによって熱回収量が自動的に制御されるので、
自然限界点を引き上げることなく熱回収が可能となり、
省エネルギーの観点から好適であると共に、燃焼物の発
熱量が高い場合には流動床への入熱が小さく、他方燃焼
物の発熱量が低い場合には、流動床への入熱が大きくな
ることから流動床温度の安定化傾向が強まり、この種の
燃焼装置において運転操作も容易なものと覆ることがで
きる。ざらに本発明によれば、窒素酸化物の発生を抑制
する効果もある。
第1図は本発明の実施例を示す側断面図、第2図および
第3図はそれぞれこの実施例の焼却物低位発熱量が小さ
い場合および大きい場合の伝熱状態を示す説明図、第4
図は本発明の別の実施例を示す側断面図である。 SB・・・流動床の表面 SE・・・熱回収面 P
L、PH・・・火炎の頂点 αL1α1−1・・・火
炎の頂点から流動床表面を望んだ視角βL1βH・・・
火炎の頂点から熱回収面を望んだ視角 1・・・フリ
ーボード 2・・・流動床 3・・・廃熱回収ボイ
ラー第1図 第4図 手続補正書 昭和58年6月17日 特許庁長官 若 杉 和 夫 殿 (特許庁審査官 p5)1・事件の表
示 特願昭58−80151号2・発明ノ名称 熱回
収流動床焼却装置3、補正をする者 多件とtつ関係 出 願 人 住 所 東京都太田区羽田旭町11番1号名 称
(023)株式会社荏原製作所代表者 畠 山 清
二 4、代 理 人 〒105 住 所 東京都港区面新橋−丁目10@8号西新ビル4
階 5 補正会店つ日付 自発補正 6 補正Q7j象 明細簀中発明の詳細な説明の欄およ
び図面 7、補正の内容 (1)明細書第2頁第3行の「凍原」を「糞尿」と補正
します。 (2) 同第3頁第6行および第7行の「自然」をそ
れぞれ「自燃」と補正します。 ′(3) 同第8頁第11行の「よって発生した」を
「よっての火炎を伴う燃焼の二通りの燃焼形態がちシ、
それらによって発生じた」と補正します。 (4)図面中温4図を別添図面の通シ補正します。 8、添付書類の目録
第3図はそれぞれこの実施例の焼却物低位発熱量が小さ
い場合および大きい場合の伝熱状態を示す説明図、第4
図は本発明の別の実施例を示す側断面図である。 SB・・・流動床の表面 SE・・・熱回収面 P
L、PH・・・火炎の頂点 αL1α1−1・・・火
炎の頂点から流動床表面を望んだ視角βL1βH・・・
火炎の頂点から熱回収面を望んだ視角 1・・・フリ
ーボード 2・・・流動床 3・・・廃熱回収ボイ
ラー第1図 第4図 手続補正書 昭和58年6月17日 特許庁長官 若 杉 和 夫 殿 (特許庁審査官 p5)1・事件の表
示 特願昭58−80151号2・発明ノ名称 熱回
収流動床焼却装置3、補正をする者 多件とtつ関係 出 願 人 住 所 東京都太田区羽田旭町11番1号名 称
(023)株式会社荏原製作所代表者 畠 山 清
二 4、代 理 人 〒105 住 所 東京都港区面新橋−丁目10@8号西新ビル4
階 5 補正会店つ日付 自発補正 6 補正Q7j象 明細簀中発明の詳細な説明の欄およ
び図面 7、補正の内容 (1)明細書第2頁第3行の「凍原」を「糞尿」と補正
します。 (2) 同第3頁第6行および第7行の「自然」をそ
れぞれ「自燃」と補正します。 ′(3) 同第8頁第11行の「よって発生した」を
「よっての火炎を伴う燃焼の二通りの燃焼形態がちシ、
それらによって発生じた」と補正します。 (4)図面中温4図を別添図面の通シ補正します。 8、添付書類の目録
Claims (1)
- (1) 流動床と熱回収部を備え、焼却熱の回収を行う
ようにした熱回収流動床焼却装置において、前記流動床
の表面に対し前記熱回収部の熱回収面が水平方向に変位
させて位置してJ5す、火炎の最低時および最高時の頂
点から前記流動床の表面と熱回収面までの距離の比を、
それぞれ1:3おJ:び3:1になるように構成すると
ともに、前記頂点から流動床の表面と熱回収面を望む視
角の相対的大小関係を、それぞれ大:小J3よび小:人
となるように構成したことを特徴とする熱回収流動床焼
却装置。 (2〉 水平方向に変位された熱回収面が、流動床の表
面の鉛直上方に位置しないことを特徴とする特vI請求
の範囲第1項記載の熱回収流動床焼却装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8015183A JPS59205501A (ja) | 1983-05-10 | 1983-05-10 | 熱回収流動床焼却装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8015183A JPS59205501A (ja) | 1983-05-10 | 1983-05-10 | 熱回収流動床焼却装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS59205501A true JPS59205501A (ja) | 1984-11-21 |
JPH0232521B2 JPH0232521B2 (ja) | 1990-07-20 |
Family
ID=13710284
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8015183A Granted JPS59205501A (ja) | 1983-05-10 | 1983-05-10 | 熱回収流動床焼却装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS59205501A (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS55162501A (en) * | 1979-06-07 | 1980-12-17 | Babcock Hitachi Kk | Flue type fluidized bed boiler |
-
1983
- 1983-05-10 JP JP8015183A patent/JPS59205501A/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS55162501A (en) * | 1979-06-07 | 1980-12-17 | Babcock Hitachi Kk | Flue type fluidized bed boiler |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0232521B2 (ja) | 1990-07-20 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US4917027A (en) | Sludge incineration in single stage combustor with gas scrubbing followed by afterburning and heat recovery | |
KR940002217B1 (ko) | 화학 공장의 가연성 고체잔유물 연소방법 및 장치 | |
US5094177A (en) | Concurrent-flow multiple hearth furnace for the incineration of sewage sludge filter-cake | |
JPH11173520A (ja) | 流動床式熱分解方法と装置 | |
JP2002098308A (ja) | 循環流動層燃焼装置 | |
JP2002349834A (ja) | 石炭燃焼灰の溶融方法および溶融処理システム | |
JPH0128287B2 (ja) | ||
JPS59205501A (ja) | 熱回収流動床焼却装置 | |
JP2007292363A (ja) | 産業廃棄物焼却用竪型ごみ焼却炉 | |
JP3442521B2 (ja) | 複合式流動層廃棄物燃焼ボイラ | |
JP2740644B2 (ja) | 灰の溶融装置およびその方法 | |
Ho et al. | Field testing and computer modeling of an oxygen combustion system at the EPA mobile incinerator | |
Tame | Energy recovery from waste by use of fluidised-bed technology | |
JP3508036B2 (ja) | 循環流動層発電用ボイラ | |
JP3027330B2 (ja) | 廃棄物の焼却・溶融方法 | |
JPH0359327B2 (ja) | ||
KR200269704Y1 (ko) | 브라운 가스를 이용한 측방향 표면 용융시스템 | |
JP2989351B2 (ja) | 廃棄物焼却方法 | |
JP3276273B2 (ja) | 廃棄物の焼却熱を利用した過熱蒸気製造装置 | |
Tame | Energy recovery from waste by use of fluidized-bed technology | |
JPH0127334B2 (ja) | ||
JPH08121727A (ja) | 廃棄物の溶融炉の2次燃焼炉構造 | |
JP3276272B2 (ja) | 廃棄物の焼却熱を利用した過熱蒸気製造装置 | |
JP2680714B2 (ja) | 石炭焚ボイラの灰処理方法 | |
JP3268214B2 (ja) | 廃棄物の焼却熱を利用した過熱蒸気製造装置 |