JPS59204955A - 綿不織布及その製造方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、純綿又は混綿の脱脂綿帯を材料とした補助剤
入りの絹不織布に関するものである。

従来の此種不織布は、粉粒状の補助剤、例えば吸水ポリ
マーや活性炭を吸水紙で包含して、こねに粉砕バルブや
レーヨン等の繊維で作られた不織布を重合したものであ
ったから、下記問題点があった。

従来使用されている不織布は価格が高額であるから製品
原価が高くなる低内部の粉粒体が吸水紙て包才れている
から、吸水紙が破れると粉粒体が脱落する事になり、従
って不織布の自由な裁断が困難である。

上記不織布に代るものとして活性炭を包含した生理用ナ
プキン等の綿製品があるが、これはシート材でないため
、例えば冷蔵庫内の防臭剤シート材や医療用シート材に
利用出来ない。

本発明はこの様な問題を解消し得る絹不織布の製造方法
を提供せんとするものである。

以下に本発明方法を添付図面につき説明すると、本発明
方法は、第１図に示す如く、少くとも２本の脱脂綿帯Ｊ
、ｊ′を圧縮ローラー機構２で重合圧縮すると同時にこ
の圧縮ローラー機構の少くとも一方のローラー、例えば
上方ローラー２１をエンボスローラーに作って、上記複
数の脱脂綿帯１゜ｊ′をエンボス加工し、上記複数の脱
脂綿帯１゜１′の間には圧縮ローラー機構２の手前で粉
粒状の補助剤３を供給し、上記複数の脱脂綿帯を上記圧
縮エンボス加工によりシート状の絹不織布４にすると共
にこの不織布の繊維絡合によって上記補助剤３を固定す
る様にした事を特徴とするものである。

上記脱脂綿帯】、１′は純綿を用いる事が望ましいが、
場合によっては屑綿や合成繊維を混入した混綿でも良い
。

上記圧縮ローラー機構２は、前記の如く上下ローラー２
１．２２の一方又は双方をエンボスローラーに作ってあ
り、このエンボスローラーにより綿２Ｓ織布４には多数
の凹凸部、例えば第２図、第３図の如き点状凹部４１又
は点状凸部４２が形成される。第２図に示す絹不織布４
は、線状凸部４３により直径０．１九〜ｊ％程度の点状
凹π１（４１を多数形成されたものであり、この点状四
部４１は、実施例では直径０．２％程度のピンホール型
に形成しであるが、場合によっては他の型、例えば直径
０．３先程度の電層型に形成しても良い。

これに対し第３図に示す絹不織布４には、多数の線状凹
部４４によって点状凸部４２が多数区分形成されており
、この点状凸部４２は面径ｏ、　］　Ｘ〜］％程度に作
られている。

上記圧縮ローラー機構２は、通常一方のみがこのエンボ
スローラーが第２図に示す如きビンポール型の凹部４１
を形成する場合には他方の圧縮ローラーをペーパーロー
ラーとしておく事が車重しく、かくすればピンホール型
凹部４Ｊのエンボス加工に適すると共にこの凹部４１を
貫通孔に形成する場合ζこおいて都合が良い。

上記補助剤３としては、例えば吸水ポリマーやシリカゲ
ル等の吸水剤又は活性炭や吸臭剤、消臭剤等の防臭剤若
しくは殺菌剤や止血蒼り等の医薬剤を選択して単独又は
複合使用すれは良く、この場合において必要であれは、
脱脂綿帯を３本以上使用して各脱脂綿借問に夫々別種の
粉粒状補助剤を混入すわば良い。

上記絹不織布４は、その四部４１．４４の部分によって
内部の繊維が絡合せしめられると共に凸部４３．４２の
部分によって吸水性が維持される特長があり、同時に厚
さが材料の脱脂綿帯Ｊ、１′に比較して呂〜％に圧縮さ
れるから包装、運搬。

保管が極めて容易になると云う特長がある。

そして又上記絹不織布４は凸部４３．４２の圧縮度が、
凹、部４］、４４より疎であるから、水液の点滴時には
吸水性の良い凸部４３，４．２から水分が吸入されると
共にこの水により凹部４］、４：４の絡合が解けて四部
４］、４４にも水が浸滲すると推考され、来験によれば
原材料である脱脂綿帯の吸水痕が０．５Ｘ１．２ｃｒｎ
の橢円形であるのに対し、絹不織布４の吸水痕は１，７
Ｘ２．５ｍの橢円形であり、水液の拡散滲透性が良いと
云う事が実証された。

更に又上記補助剤として防臭剤を用いる場合には、天然
型消臭剤を用いる事が望ましく、かくすわば天然繊維で
ある絹不織布に天然型消臭剤を糾合せる事が出来るから
、公害問題を有効に防止する事が出来る。

この様な天然消臭剤さしては、白井松新薬株式会社の製
造販売に係る商品名ＮＩ−フレスカが存在する。

以上の処において本発明方法は下記の如くしても良い。

上記圧縮ローラー機構２は、加熱型にしても良く、かく
すれば圧縮エンボス加工時に絹不織布４にアイロン加工
を施す事が出来ると共に熱溶解性不織布や熱溶解性接着
剤をラミネートしたラミネート紙等の外被膜を絹不織布
４に重合しつつ圧縮時に同時に接着する事も出来るから
、例えば絹不織布４を吸水材として使用する場合等にこ
の組手散布４の片面に防水面を形成出来ると云う利益が
ある、この様なラミネート紙等の外被膜は絹不織布４の
片面又は両面に重着する事が出来ると共にこの外被膜を
絹不織布４の両面に重着する場合には、その一方の外被
膜を例えば多孔紙にする等して吸水性、吸気性を大きく
しても良い。

上記絹不織布４には、その片面又は両面に吸水ポリマー
不織布や補強用の不織布を重合しても良く、この場合に
は此等外被用不織布を脱脂綿帯１．１′と重ねて圧縮ロ
ーラー機構２に送り、脱脂綿帯と共に圧縮エンホス加工
する事が車重しい。

上記吸水ポリマー不織布や補強用の不織布は脱脂綿帯ｊ
、ｊ′の間に補助剤３と共に挿入しても良く、或は脱脂
綿帯の数を多くして補助剤３とは別の脱脂綿帯間に挿入
しても良い。

上記脱脂綿帯内又は脱脂綿帯間には補助剤３として又は
補助剤３とは別に熱型変化材を混入又は介在させても良
く、かくすれば、例えば熱準変化材として熱溶解性繊維
を脱脂綿帯内に混入したとすれば、熱型変化材をエンボ
スローラーで加熱溶解して郷土織布４内における繊維の
絡合を接着固定する事が出来る。

本発明方法は上述の如きものであるから、下記効果を期
待する事が出来る。

粉粒状の補助剤３を圧縮エンボス加工の手前で脱脂綿帯
間に撒布するため、補助剤３の分布濃度や補助剤３を葎
う脱脂綿帯１，１′の厚さ、即ち絹不織布４の表裏面か
ら補助剤３迄の厚さを自由に選定する事が出来る。

補助剤３をエンボス加工によって郷土織布４内に封入す
るものであるから、バインターや吸水紙性を使用する事
なく、絹不織布４の内部における絡合ζこより補助剤３
を捕捉固定する事が出来、従ってどの様ｌζ裁断しても
補助剤３が脱落しない。

絹不織布４がシート状に作らＩ９るから、生部用ナプキ
ンとして使用出来る事は勿論、冷蔵庫用の防臭用シート
材や医療用シート材にも使用する墨が出来る。

前述の如く、絹不織布４は水液拡散滲透性が良いから、
本発明方法により得られる絹不織布を吸水材として使用
した場合には吸収水分を均−且つ広範囲に内部の補助剤
３に接触せしめる事が出来る。

綿を主材料としているから、人体に附子る安全性が高い
と共に材料として極めて安価であるから、低廉な価格で
製品の供給を行う事が出来る。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明方法の工程を示す略解図、第２゜第３図
は夫々本発明方法で得られた絹不織布の１部を示す斜視
図である。 図中１，１′は脱脂綿帯、２は圧縮ローラー機構、２１
はエンボスローラー、３は補助剤を示す。 特許出願人　　　丸ミ産業株式会社 第１図 第２図 第３図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １少くても２枚の脱脂綿帯を重合して圧縮しつつ同時に
   エンボス加工し、上記脱脂綿帯の間には重合以前に粉粒
   状の補助剤を撒布供給し、上記圧縮エンボス加工により
   多数の凹凸部を形成されたシート状の絹不織布を得ると
   共にこの綿不織布内の繊維絡合により上記補助剤を捕捉
   固定する様にした事を％徴とする絹不織布の製造方法。 ２上記補助剤が吸水剤である事を特徴とする特許請求の
   範囲第１項記載の絹不織布の製造方法。 ３８上記補助剤が防臭剤である事を特徴とする特許請求
   の範囲第１項記載の絹不織布の製造方法。 ４上記補助剤が医薬剤である事を特徴とする特許請求の
   範囲第１項記載の絹不織布の製造方法。