JPS59200135A - 高周波加熱装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は電子レンジ智の高周波加熱装置に関するもので
ある。

従来例の構成とその問題点 オーブントースタ等に於ては調理物を載せる網棚または
受皿等が、加熱室の扉を開くと前方へ引き出されて、調
理物の載置・取出しを容易（てするヨウ構成されたもの
が見受けられるが、’を子レンジ等高周波加熱装置に於
ては、扉の開閉に連動して調理物の載置台が前方へ引き
出される構造のものはなかった。

即ち、一般的には調理物の載置台あるｂは載置台を保持
する摺動体を、加熱室の壁面を貫通させて加熱室壁の外
側で開閉扉と機械的に連結させる方法がとられるが、上
記連結のため加熱室壁面に開口部を要することとなり、
との開口部より高周波が漏出することを防止することは
著しく困難であった。

一方、扉に支持端を有するアーム等の連結具を直接加熱
室内の上記載置台に数句けることは、加熱室内に於ける
調理空間を狭めるという問題があり、更にこれ己に関す
る種々の可動構造物が高温へ・１．′ｉ１．′、Ｉ埋中
に発生する油や塩分等の影響に耐える構成を必要とし、
かつ高周波による発熱や放電等の防止を要する等、著し
く困難な問題があった。

以上の理由により高周波加熱装置に於ける調理物載置台
の引出構造は極めて複雑なものとなり、実用的でなか−
・た。

一方加熱室の外部に駆動源を翁し、かつ非接触で加熱室
内の構造物を動作させる手段として、永久磁石を利用し
た回転台がある。これは高周波加熱あるいは電熱加熱中
に動作する必要があって、高温部分では使用でき々い。

即ち、加熱室の最も温度の低い底部に設けられるのが一
般的である。

従って調理中の煮こぼれ等にさらされ易い位置であ〜て
、放熱用の開口部を加熱室底部に設けることができなか
った。

発明の目的 本発明は上記従来の欠点を解消するもので、極めて簡単
々構成により調理物載置台を扉の開閉に連動でせて出し
入れする手段を提供することを目的とする。

発明の構成 上記目的を達するため、本発明の高周波加熱装置は、加
熱室内壁面を前後に摺動自在な載置台、もしくは着脱可
能な載置台を保持する摺動体を設け、これに磁石を取付
け、一方加熱室外壁面にも前後摺動可能な磁石体を設け
、非磁性体材料よりなる加熱室壁面を介在させて、上記
２種の磁石を対向吸引させる位置に配置し、前記加熱室
外壁面の磁石体を扉の開閉に連動させて摺動させる構成
としたもので構造が簡単であり、載置台の着脱も目］能
で、漏波や放電等の心配がなく、安心して使用できると
共に、調理物の出し入れが極めて容易になるという効果
を有するものである。

実施例の説明 以下、本発明の一実施例について、図面に基づいて説明
する。

第１図に於て、高周波加熱装置１内に加熱室２を有し、
高周波発生装置３ならび導波管４により〜？ 天井面６に設けた開口部６から加熱室２内に高周波を導
く。７，８は夫々加熱室２の上下に設けた電熱ヒータで
ある。９は網棚で調理物を載置する。

網棚９は下ヒータ８からの熱を受ける調理の場合に用い
るのが主体で、高周波による加熱の櫂１合は受皿等を載
置する。前記網棚９もしくは受皿は加熱室２を前後に摺
動する摺動台１０に着脱自在に取イマＪけられる。

第２図は前記摺動台１０の詳細を委す図であるが加熱室
を構成する壁面２ａの内部に耐熱樹脂捷たはセラミック
スよりなる案内１１が設けられており、この案内１ｏに
よ−て摺動台１０が前後に摺動する。１２は永久磁石で
、摺動台１０の一部しく非磁性体金属ケース１３に納め
られた状態で戦利けられている。永久磁石１２の利用が
フェライト系磁石の場合には高周波を吸収してキュＩＪ
一点近く、あるいはそれ以上の温度に寸で発熱し、磁力
が失なわノする串があるため前記金属ケース１３によへ
て高周波に対する遮蔽を持たせている。永久磁石の利用
によっては高周波による発熱のないものもあり、この」
ぶ合には金にケース１３（ｒ；ｌ不要となる１、１４は
左右の摺動台１０に張り渡した棒であって上記網棚９も
しくは受皿はこの上に載せる。

加熱室壁面２ａの外側には案内１５によ−て前後に摺動
できる磁石体１６を備えている。磁石体１６は永久磁石
１了と金属カッ・−１８とからなり、金属カバ−１８０
′ｉ鋼版等の磁性材料によ−て構成され、加熱室壁２ａ
側には開放状態となり、外側は閉じており、外部への漏
洩磁束の防止をも兼ねている。なお、１９は扉に連結さ
れたアームでピン２０によって磁石体と連結されている
。２１はばねである。図示のように２箇の磁石１２，１
了は互いに加熱室壁２ａをはさんで対向しており、かつ
対向する面の磁極は異極であって互に吸引するようにな
っている。また、加熱室壁２ａならび案内１５の材料は
非磁性材、例えばオーステナイト系ステンレス鋼板より
なる。

なお、２９は高周波の洩出しない多数の微小開口部であ
って、加熱室壁２ａならび案内１５の磁石１２が静止し
ている位置ならびその周辺に設けられ、加熱中の温度上
昇を迅速に放熱できるようになっている。

第３図１ｄ　Ｊ二記磁石体１６の案内部を示す側面図で
、加熱室２の外壁面に前後方向に水平に案内１５が設け
られ一一方加熱室前の扉２２は下部のピン２３を支点と
して％ｉ開きとなり、その一部に揺動自在の支点２４に
アーム１９が連結されている。

即ぢ扉２２を開くとげね２１に抗して磁石体１６ｉｌｉ
Ａ′ｌｌ力へ摺動し、扉２２を閉じると再びもとの位置
に戻る。

第４図は摺動台１０と網棚９との関連を示すもので、林
１４上に酬熱樹脂もしくはセラミックス等まり々る絶縁
物２８を介して載−て、かつ前後に移動しないように網
棚９に凹部９ｄが設けられている。

第５図、第６図は他の実施例を示すもので、網棚２５の
一部に磁石２６が取付けられてあり、加熱室壁面２ａに
は而」熱樹脂もしくはセラミックス等よりなる摺動案内
２７が設けられている。網棚２５を１１１１〜成する金
属線のうち最も外側にある線２５ａがｉ１■記摺動案内
２７に挿入されて前後摺動をＨ１能とするものである。

とのように本実施例によれば、調理物を載置する台１０
もしくはアミ網２５が前開き扉２２の開閉に連動して出
し入れてきるので、調理物の載置。

取出しに極めて便利である。特に、稠理後の調理物は極
めて高温であり、同時に加熱室壁面も温度があがってい
るため、調理物が加熱室２より前方に出ていることは火
傷等の心配が々〈安心して調理物の取出しを可能にする
ものである。また、加熱室２の内外にて磁石による非接
触式で連動させる構成であり、かつ磁石１２の静止部に
放熱用開口部２４を有しているため、加熱室２内の熱や
油、あるいは關周波の影響を受けｒ（＜＜、また加熱室
内容積を減少することもない。更に高周波が加熱室の外
へ洩れることもない。

また加熱室２内において、摺動台１０と加熱室壁２ａと
の間、ならび摺動台１０と網棚９もしくは受皿との間に
はいずれも絶縁物を介した接触となり、高周波による放
電を生じない。−１だ、網棚９や摺動台１Ｑ等も汚れだ
場合に取外して掃除がてき、また加熱室！Ｊ１．．２ａ
も台１０を取外せば掃除か容易となる、等の効果がある
。

発明の効果 以−１−のように本発明によれば次の効果を得ることが
できる。

（１）　　ｉｉｌ！、ｌ理物を載置する台を扉の開閉に
よって出し入れすることができ、調理物の載置・取出し
に極めて便利であり、かつ熱い調理物の取出しも安全で
ある。

（２）載置台あるいは網棚を取外すことができ、汚れて
も洗浄が容易である。

（３）加熱室内の金植部品間の接触部に絶縁物を介して
いるので「６周波による放電等を生じにくい。

（４）加熱室壁に貫通孔を治していないので高周波が加
熱室の外に洩れ（ｒ（＜い。

（５）加熱室内に複雑な機構を用いていないので加熱室
内容積を少くすることがない。

【図面の簡単な説明】

）′ジ１図は本発明の一実施例である高周波加熱装置の
正面断面図、第２図は同摺動部の一部断面図、第３図は
第１図のＡ−Ａ線における断面図、第４図は同摺動台と
網棚の外観斜視図、第５図は本発明の他の実施例である
高周波加熱装置の網棚の外観斜視図、第６図は第５図の
実施例の摺動部の一部断面図を示す。 ２・・・・加熱室、２ａ・　・加熱室壁、１０・・・摺
動台、９・・・・網棚、１１　・・・摺動案内、１２・
・磁石、１６・・・・磁石体。 代理人の氏名　弁理士　中　尾　敏　男　ほか１名第１
図 第３図 第４図

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）加熱室内壁面を前後に摺動自在な被加熱物載置台
   の一部に設けた磁石と、加熱室外壁面を前後に摺動自在
   な磁石体とを、非磁性体よりなる加熱室壁を介在させて
   対向吸引させ、前記加熱室外壁面の磁石体を開閉扉に連
   動して摺動させるようにしてなる高周波加熱装置。
2. （２）加熱室の左右内壁面にそれぞれ固定された非金属
   材よりなる案内に沿って前後摺動する磁石を媚Ｉえた摺
   動体と、前記摺動体の左右を連結する複数筒の金属棒と
   からなる摺動台に、絶縁物を介して被加熱物載置用の網
   棚または受皿を選択的に載置する構成とした特許請求の
   範囲第１項記載の高周波加熱装置。