JPS59199335A - 作業車の変速装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、変速ギヤを伝動状態に弾性的に保合保持する
デテント機構を備えた変速機への伝動系にクラッチが介
装されている作業車の変速装置に関する。

従来のかかる作業車の変速装置においては、前記デテン
ト機構の保合保持力が変速操作抵抗として作用するもの
であったが、これによるときは、変速ギヤが不測に非法
動位置に移動する所謂ギヤ抜けを防止するために、デテ
ント機構の保合保持力を強くし九場合、変速操作が非常
に重くなり、反対に、デテント機構の保合保持力を弱く
すると、ギヤ抜けが発生し易いといった欠点があった。

本発明は、かかる従来欠点を解消しようとする点に目的
を有する。

上記目的達成のために講じた本発明による作業車の変速
装置の特徴構成は、前記クラッチの切り操作に連動して
、前記デテント機構〜の保合保持力を可逆的に弱くする
手段が設けられている点にある。

このような特徴構成を有する本発明の作用は次の通りで
ある。

通常はデテント機構の保合保持力を強くし乍らも、変速
操作時にはデテント機構の保合保持力を弱くすることが
できる。　しかも、変速にあたっての事前操作であるク
ラッチ切多操作に１、 よって保合保持力を自動的可逆的に弱くすることができ
るから、係合保持力を強弱一段に切替えるための特別な
操作が不要である。　その上、例会保持力を消失させる
のではなく、弱くさせるだけであるから、デテント機構
の保合による変速操作抵抗の増大をもって、変速レバー
が変速操作位置に位置したことを感覚的に知ることがで
きる。

従って、本発明は、 ■　ギヤ抜けを防止し乍らも、変速操作を軽快に行なう
ことができ、 ■　それでいて、クラッチ操作と変速レバー操作といっ
た変速に必要な操作を行なうだけで、変速と保合保持力
の強弱切替えとを確実、適切に行なうことができるとと
もに、変速操作装置を構造簡単に構成でき、 ■　変速レバーを変速操作位置に過不足なく容易、迅速
に、かつ、確実、正確に操作位置させることができ、 もって、全体として、各変速状態での伝動を確実に行な
い乍らも、変速操作性を著しく向上できるといつた効果
を奏し得るに至った。

以下、本発明構成の実施例を図面に基づいて説明する。

第１図に示すように、エンジン（１）から走行装置（２
）への伝動系に、変速ギヤの噛合変更により変速する変
速機（３）とクラッチ（４）とを、クラッチ（４）が伝
動上手側に位置する状態に介装しであるコンバイン等、
作業車における走行変速装置であって、前記変速機（３
）は、変速ギヤを伝動状態に弾性的に保合保持するデテ
ント機構（ＩＩＩ）を備えている。

前記デテント機構（５）は、第２図、第３図に示すよう
に、変速レバー（６）を介してシフトフォーク軸（７）
に沿って移動操作させられるシフトフォーク（８）にス
プリングボール（５Ａ）を設けるとともに、前記シフト
フォーク軸（７）に、前記シフト７オーク（８）が各変
速ポジション（変速ギヤを非伝動位置に位置させる位置
も含む。）に位置するとき、前記スプリングボール（５
Ａ）を弾性係合させる周溝（５Ｂ）＠働群を形成して、
構成されている。

而して、前記クラッチ（４）に対する操作ペダル（４Ａ
）とミッションケース（財）から突出する前記シフトフ
ォーク軸（７）端部とを、ペダル（４Ａ）のクラッチ切
り動作によりシフトフォーク軸（７）をその軸芯周りに
一定量回動させるべく連動させる連係機構（９）を設け
るとともに、前記シフト７オーク軸（７）がクラッチ切
り操当回転姿勢にある状態においてシフトフォーク（８
）がシフト移動するときに前記スプリングボール（５Ａ
）が摺動作用するシフト７オーク軸（７）局面部分に、
前記スプリングボール（５Ａ）を前記周溝（５Ｂ）・・
群よりもやや浅く係合させる溝（１０）を形成し、もっ
て、クラッチ切り操作に連動して前記デテント様構（５
）の保合保持力を可逆的に弱くすべく構成されている。

尚、シフトフォーク（８）は、変速ギヤ（Ｇ）との保合
により回止めされている。

前記連係機構（９）は、連動ワイヤ（９Ａ）と、ペダル
（４Ａ）とシフトフォーク軸（７）との作動量の差を吸
収するスプリング（９Ｂ）と、シフトフォーク軸（７）
をクラッチ入り相当回転姿勢に回動付勢するスプリング
（９Ｃ）’及び、シフト７オーク軸（７）をクラッチ９
Ｊシ相当回転姿勢に接当規制するストツパー（９Ｄ）と
から構成されている。

上記実施例構成によれば、クラッチ入シ操作時には、ス
プリングボール（５Ａ）と溝（１０１とのシフトフォー
ク軸（７）軸芯周り位置が異なり、この状態でシフトフ
ォーク（８）がシフト移動するにはスプリングボール（
５Ａ）が周溝（５Ｂ）からシフトフォーク軸（７）外周
面に乗上げなければならないから、シフトフォーク（８
）の移動、つまり、変速ギヤ（Ｇ）の移動が確実に防止
され、クラッチ切り操作時には、スプリングボール（５
Ａ）と溝（１０）とのシフトフォーク軸（７）軸芯周り
位置が同じで、この状態でシフトフォーク（８）がシフ
ト移動するには、スプリングボール（５Ａ）が溝（１０
）内に乗り上げるだけで良いから、変速ギヤ（Ｇ）を軽
く移動させることができる。

第５図に示すように、ミッションクース（財）に対して
、シフトフォーク（８）を固着のシフトフォーク軸（７
）をシフトフォーク軸（７）軸芯に沿って移動させるこ
とにより変速すべく構成され、ミッションケース伽りに
スプリングボール（ｓＡ）ｔ−ｉケ、かり、シフトフォ
ーク軸（７）に周溝（５Ｂ）・・を形成して構成されだ
デテント機構（５）を有する変速機（３）においては、
クラッチ切り操作へに連動して、スプリングボール（５
Ａ）のバネ圧を弱くするように作動するカム（１１）を
設けて、保合保持力を弱くすべく構成しても良い。

又、シフトフォーク軸（７）が複数で、各シフトフォー
ク軸（７）に対して夫々デテント機構（５）が投けられ
ている場合には、クラッチ切り操作に連動して、全ての
デテント機構（５）・・の係合保持力を弱くするよ・う
に構成する。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明に係る作業車の変速装置の実施例を示し、
第１図は伝動系統図、第２図は要部の縦断正面図、第３
図は要部の縦断側面図、第４図は変速動作途中を示す要
部の拡大縦断正面図、第５図は別の実施例を示す要部の
縦断正面図である。 （５）・・・・・・デテント機構、（３）・・・・・・
変速機、（４）・・・・・・クラッチ、　（５Ａ）・・
・・・・スプリングボール、（７）・・・・・・シフト
フォーク軸、（５Ｂ）・・・・・・周溝、（９）・・・
・・・′連係機構、（１０）・旧・・溝、（８）・・・
・・・シフトフォーク。 ２Ｃ

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 ■　変速ギヤを伝動状態に弾性的に保合保持するデテン
   ト機構１ｔｓ）を備えた変速機＋８１への伝動系にクラ
   ッチ（４）が介装されている作業車の変速装置において
   、前記クラッチ（４）の切り操作に連動して、前記デテ
   ント機構（５）の保合保持力を可逆的に弱くする手段が
   設けられている作業車の変速装置。 ■　前記デテント機構（５）が、シフトフォーク（８）
   に設けたスプリングボール（５Ａ）と、前記シフトフォ
   ーク（８）が各変速ポジションに位置するとき前記スプ
   リングボール（５Ａ）を弾性係合させるべくシフトフォ
   ーク軸（７）に形成した周溝■　前記の手段が、前記シ
   フトフォーク軸（７）を、クラッチ（４）の入シ９Ｊシ
   操作に連動してその軸芯周りに回動させる連係機構（９
   ）を設けるとともに、前記シフトフォーク軸（７）がク
   ラッチ切り相当回動姿勢にある状態においてシフトフォ
   ーク（８）がシフト移動するときに前記スプリングボー
   ル（５Ａ）が摺動作用するシフト７オーク軸（７）局面
   部分に、前記スプリングボール（５Ａ）を前記周溝（５
   Ｂ）　拳骨群よりもやや浅く係合させ′る溝（ｌＯ）を
   形成する手段である特許請求の範囲第■項に記載の作業
   車の変速装置。