JPS5919907B2 - 緩効性窒素入り複合肥料の肥効調節法 - Google Patents
緩効性窒素入り複合肥料の肥効調節法Info
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- JPS5919907B2 JPS5919907B2 JP47030690A JP3069072A JPS5919907B2 JP S5919907 B2 JPS5919907 B2 JP S5919907B2 JP 47030690 A JP47030690 A JP 47030690A JP 3069072 A JP3069072 A JP 3069072A JP S5919907 B2 JPS5919907 B2 JP S5919907B2
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Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、難溶性緩効性窒素肥料の粒子を被覆してなる
複合肥料に関するものである。
複合肥料に関するものである。
ここでいう緩効性窒素肥料とは水に難溶性の物質からな
る肥料であって例えばアルデヒド尿素縮合物、オキサミ
ド、グリコールウリル、グアニルウレア等である。
る肥料であって例えばアルデヒド尿素縮合物、オキサミ
ド、グリコールウリル、グアニルウレア等である。
今までに緩効性窒素肥料として種々の化合物が開発され
、実用化されている。
、実用化されている。
例えばアルデヒドと尿素の縮合物のウレアホルム、アセ
トアルデヒドと尿素の縮合物であるアセトウレア(以下
AUと略す)、アセトアルデヒドと尿素の酸性条件下で
の縮合物であるクロチリデンジウレア(以下OMUPと
略す)、イーツブチルアルデヒドと尿素の縮合物である
インブチリデンジウレア(以下IBDUと略す)、オキ
サミド、グリコールウリル、グアニルウレアなどがある
。
トアルデヒドと尿素の縮合物であるアセトウレア(以下
AUと略す)、アセトアルデヒドと尿素の酸性条件下で
の縮合物であるクロチリデンジウレア(以下OMUPと
略す)、イーツブチルアルデヒドと尿素の縮合物である
インブチリデンジウレア(以下IBDUと略す)、オキ
サミド、グリコールウリル、グアニルウレアなどがある
。
これらの緩効性窒素肥料の共通的な性質は第1表に示す
ように水に対する溶解度が非常に少ないことである。
ように水に対する溶解度が非常に少ないことである。
緩効性窒素肥料はその土壌中での分解・無機化が徐々に
しかおこらないので作物に利用され得る窒素分を徐々に
供給するものでありこの点作物の生育に合致した肥料形
態を有するものである。
しかおこらないので作物に利用され得る窒素分を徐々に
供給するものでありこの点作物の生育に合致した肥料形
態を有するものである。
第1表 緩効性窒素肥料の水に対する溶解度土壌中の分
解、無機化が遅い理由にはその難溶性であることが大き
な原因となっている。
解、無機化が遅い理由にはその難溶性であることが大き
な原因となっている。
即ち土壌中でゆっくり溶解するので緩効性を示すものと
考えられる。
考えられる。
これらの緩効性窒素肥料は土壌中の微生物の作用と加水
分解とによって土壌中で分解無機化されるが、施用時の
形状が粉末の様な粒度の小さいものであると分解、無機
化がはやすぎて緩効性肥料の特性を示さないこともある
。
分解とによって土壌中で分解無機化されるが、施用時の
形状が粉末の様な粒度の小さいものであると分解、無機
化がはやすぎて緩効性肥料の特性を示さないこともある
。
従来、難溶性緩効性窒素肥料を複合肥料として使用する
場合には、その微粉末を速効性肥料成分の微粉末と混合
して造粒していたものであって、このような肥料を施肥
した場合、この粒状物は急激にこわれることなく、ある
程度ゆっくりした肥効を表わすものではあるが、さらに
長期間肥効を持続させたい場合には十分でなく、あるい
は土壌水分の多い土壌に施肥した場合粒はこわれ易くな
り、肥効が早く失なわれる傾向がある。
場合には、その微粉末を速効性肥料成分の微粉末と混合
して造粒していたものであって、このような肥料を施肥
した場合、この粒状物は急激にこわれることなく、ある
程度ゆっくりした肥効を表わすものではあるが、さらに
長期間肥効を持続させたい場合には十分でなく、あるい
は土壌水分の多い土壌に施肥した場合粒はこわれ易くな
り、肥効が早く失なわれる傾向がある。
本発明はこのような欠点をなくする為になされたもので
あって、20メツシユより大きい緩効性肥料の粒子を核
としてそのまわりを速効性肥料成分で被覆したものであ
って、従来の複合肥料とは、全くその構成が異なり、か
つ、緩効性肥料の粒子の大きさを調節することにより、
その肥効持続期間を調節しうるようにしたもので後述の
実施各側に見るような効果を奏するものである。
あって、20メツシユより大きい緩効性肥料の粒子を核
としてそのまわりを速効性肥料成分で被覆したものであ
って、従来の複合肥料とは、全くその構成が異なり、か
つ、緩効性肥料の粒子の大きさを調節することにより、
その肥効持続期間を調節しうるようにしたもので後述の
実施各側に見るような効果を奏するものである。
従来粒状の緩効性窒素肥料そのものを複合粒状化成肥料
用原料として使用しようという技術はなく、更には、こ
のような粒子を核としてそのまわりを速効性肥料で被覆
して使用することは、試みられたことがないばかりか、
この粒子の大きさく核の大きさ)を調節して、肥効の持
続時間を調節しようとする技術思想は存在しなかったも
のである。
用原料として使用しようという技術はなく、更には、こ
のような粒子を核としてそのまわりを速効性肥料で被覆
して使用することは、試みられたことがないばかりか、
この粒子の大きさく核の大きさ)を調節して、肥効の持
続時間を調節しようとする技術思想は存在しなかったも
のである。
他方、公知の微粉末の緩効性窒素肥料入り複合肥料は造
粒されており、粒度が大きいのでこれに含まれる緩効性
肥料は、そのものを粉末のままで使用する場合よりも分
解が遅くなることが考えられる。
粒されており、粒度が大きいのでこれに含まれる緩効性
肥料は、そのものを粉末のままで使用する場合よりも分
解が遅くなることが考えられる。
実際に第1図に示すように造粒した複合肥料の方が分解
、無機化が遅い。
、無機化が遅い。
第1図は公知方法で製造した従来使用されていた粉末状
OMUPの代りに以下に示す各粒度のOMUP入り複合
肥料15−15−15 (OMUP態窒素が全窒素の5
0%)を窒素として30■を戦士として50.9の富士
用沖積土に添加し畑状態、30°Cで分解、無機化速度
をはかったものでA1.A2.Bはそれぞれ粒度5〜6
.6〜8.10〜20メツシユにしたものを用いた際O
MUP態窒素が無機化した割合を示している。
OMUPの代りに以下に示す各粒度のOMUP入り複合
肥料15−15−15 (OMUP態窒素が全窒素の5
0%)を窒素として30■を戦士として50.9の富士
用沖積土に添加し畑状態、30°Cで分解、無機化速度
をはかったものでA1.A2.Bはそれぞれ粒度5〜6
.6〜8.10〜20メツシユにしたものを用いた際O
MUP態窒素が無機化した割合を示している。
緩効性窒素肥料を複合肥料の原料として使用する場合は
緩効性窒素肥料自体の溶解度が高いものであるときは造
粒しても肥効持続効果がでてこないが、本発明において
は難溶性のものを使用する為このような造粒効果がある
程度でてくるわけである。
緩効性窒素肥料自体の溶解度が高いものであるときは造
粒しても肥効持続効果がでてこないが、本発明において
は難溶性のものを使用する為このような造粒効果がある
程度でてくるわけである。
従来用いられている難溶性緩効性窒素肥料を他の成分と
混合造粒した複合肥料においても緩効性窒素肥料と混合
する無機態の窒素、リン酸、カリは一般に水溶性であり
、これらの成分と混合して製造した複合肥料を土壌に施
肥すると土壌中の水分によってこれらの水溶性分がだん
だん溶解し土壌に拡散していき、造粒複合肥料も元の粒
の形を保つことができなくなり、該粒形がこわれる。
混合造粒した複合肥料においても緩効性窒素肥料と混合
する無機態の窒素、リン酸、カリは一般に水溶性であり
、これらの成分と混合して製造した複合肥料を土壌に施
肥すると土壌中の水分によってこれらの水溶性分がだん
だん溶解し土壌に拡散していき、造粒複合肥料も元の粒
の形を保つことができなくなり、該粒形がこわれる。
そのために複合肥料中の緩効性窒素肥料は元の微粉末の
形で土壌中にさらされることになり粒崩壊後の分解、無
機化速度は粉末の緩効性窒素肥料を用いた場合と同じに
なる。
形で土壌中にさらされることになり粒崩壊後の分解、無
機化速度は粉末の緩効性窒素肥料を用いた場合と同じに
なる。
併し畠地施肥の場合実際には複合肥料の粒は急激にこわ
れることはないので、あるていどゆっくりした肥効をあ
られす。
れることはないので、あるていどゆっくりした肥効をあ
られす。
そしてこれらの緩効性複合肥料は第1図に示すように分
解、無機化速度は粒の大きさに比例して遅くなるが、さ
らに長期間の肥効を持続させたい場合には従来の複合肥
料型の緩効性肥料では十分でない。
解、無機化速度は粒の大きさに比例して遅くなるが、さ
らに長期間の肥効を持続させたい場合には従来の複合肥
料型の緩効性肥料では十分でない。
また、特に降雨などで土壌水分が多くなるとか、あるい
は水田の場合従来の緩効性複合肥料の粒はこわれやすく
なり、肥効がはやく失われる傾向がある。
は水田の場合従来の緩効性複合肥料の粒はこわれやすく
なり、肥効がはやく失われる傾向がある。
緩効性肥料を主成分とする複合肥料の肥効を持続させる
には粒の形状を土壌中で安定に保持させればよいと考え
られるが、そのため種々の方法が考えられる。
には粒の形状を土壌中で安定に保持させればよいと考え
られるが、そのため種々の方法が考えられる。
その一つとして緩効性窒素肥料を過燐酸石灰、溶成燐肥
および尿素などで混合してつくった硬度の高い難崩壊性
の複合肥料とする方法がある(特公昭46−24049
)。
および尿素などで混合してつくった硬度の高い難崩壊性
の複合肥料とする方法がある(特公昭46−24049
)。
併しこの方法では過燐酸石灰、溶成燐肥などを使用する
必要があり、原料の制約、肥料の成分比の範囲などに問
題がある。
必要があり、原料の制約、肥料の成分比の範囲などに問
題がある。
本発明は公知の肥料成分を原料として製造された緩効度
の一段と高い緩効性複合肥料にある。
の一段と高い緩効性複合肥料にある。
アルデヒド尿素縮合物系の緩効性窒素肥料であるOMU
P、IBDU微粉末またそれを造粒した粒状品の土壌中
における分解、無機化速度を第2図、第3図に示す。
P、IBDU微粉末またそれを造粒した粒状品の土壌中
における分解、無機化速度を第2図、第3図に示す。
図中A、B、Cの粒度はそれぞれ8〜14.10〜20
メツシユ、微粉末のものである。
メツシユ、微粉末のものである。
結果は粒度の太きいものほど分解、無機化が遅くなって
いる。
いる。
第2図、第3図は第1図の場合と同じ方法で01’vl
UP、IBDUの粉末と粒状品の無機化速度を調べた結
果を示す線図である。
UP、IBDUの粉末と粒状品の無機化速度を調べた結
果を示す線図である。
この結果を第1図の粉末OMUP入り複合肥料の同じ粒
度のものと比較すると第2図のOMUPのみの粒状品の
方が明らかに分解、無機化速度が遅くなっている。
度のものと比較すると第2図のOMUPのみの粒状品の
方が明らかに分解、無機化速度が遅くなっている。
このことはOMUP粒状品の方が難溶性物質のみによっ
て粒状化されているので、粒度効果がより顕著にあられ
れると考えられる。
て粒状化されているので、粒度効果がより顕著にあられ
れると考えられる。
この効果は粉末のOMUPを水溶性物質と混合して製造
したO’l’viUP入り複合肥料よりも著しくあられ
れてくる。
したO’l’viUP入り複合肥料よりも著しくあられ
れてくる。
従来の緩効性複合肥料(微粉末を用いたもの)の場合、
土壌中の水分によって粒が比較的こわれやすく、また土
壌中の水分の増減によって粒度の安定性が変化するなど
分解、無機化速度の調節は比較的困難であるがOMUP
粒状品は粒度を大きくして肥効を遅くするという様な方
法で粒度の大きさによって任意に肥効が調節できる。
土壌中の水分によって粒が比較的こわれやすく、また土
壌中の水分の増減によって粒度の安定性が変化するなど
分解、無機化速度の調節は比較的困難であるがOMUP
粒状品は粒度を大きくして肥効を遅くするという様な方
法で粒度の大きさによって任意に肥効が調節できる。
このことはOM U Pのみならず他の難溶性の緩効性
窒素肥料についても同様である。
窒素肥料についても同様である。
本発明は以上のような技術思想をもとに従来の緩効性複
合肥料より一層の緩効化されたものを得ることを目的と
するものである。
合肥料より一層の緩効化されたものを得ることを目的と
するものである。
すなわち、本発明の主な構成要件は従来の緩効性窒素入
り複合肥料よりも肥効を持続させるために複合肥料の原
料として緩効性窒素肥料の粉末を使用する代りに肥効の
持続期間を考慮して選択した適当な粒度の難溶性緩効性
窒素肥料の粒度品を核とし、これを他の肥料分(リン安
、硫酸カリウム、塩化カリウムなで)で被覆し粒度を大
きくして成型する点にある。
り複合肥料よりも肥効を持続させるために複合肥料の原
料として緩効性窒素肥料の粉末を使用する代りに肥効の
持続期間を考慮して選択した適当な粒度の難溶性緩効性
窒素肥料の粒度品を核とし、これを他の肥料分(リン安
、硫酸カリウム、塩化カリウムなで)で被覆し粒度を大
きくして成型する点にある。
複合肥料中の難溶性緩効性窒素肥料は粉末で均一分散状
態で粒状品中に含まれているよりも、複合肥料粒子の核
として存在する方が分解無機化が遅く、しかも前記粒状
品の粒度によって肥効を調節できると云う点で本発明は
、新しい肥料形態を与えるとも云える。
態で粒状品中に含まれているよりも、複合肥料粒子の核
として存在する方が分解無機化が遅く、しかも前記粒状
品の粒度によって肥効を調節できると云う点で本発明は
、新しい肥料形態を与えるとも云える。
核として使用する緩効性窒素肥料、例えば1〇−20メ
ツシユのOMUP粒状品を使用して製造した本発明の緩
効性複合肥料は従来の緩効性肥料よりも肥効が永持ちす
るが、さらに長期間の肥効を期待したい時には核として
より粒度の大きいものを使用すればよい。
ツシユのOMUP粒状品を使用して製造した本発明の緩
効性複合肥料は従来の緩効性肥料よりも肥効が永持ちす
るが、さらに長期間の肥効を期待したい時には核として
より粒度の大きいものを使用すればよい。
かくして複合肥料中に粉末の緩効性窒素肥料を均一に含
有している従来の緩効性窒素入り複合肥料ではその粒度
を変えても肥効の持続性を調節することは困難であった
が、同じ成分比であっても本発明の緩効性窒素肥料を核
とする複合肥料中の緩効性肥料の分解は従来の複合肥料
中のそれとは異なり、目的とする肥効に応じが調節され
たものとなっているわけである。
有している従来の緩効性窒素入り複合肥料ではその粒度
を変えても肥効の持続性を調節することは困難であった
が、同じ成分比であっても本発明の緩効性窒素肥料を核
とする複合肥料中の緩効性肥料の分解は従来の複合肥料
中のそれとは異なり、目的とする肥効に応じが調節され
たものとなっているわけである。
本発明の新しい形態の複合肥料の製造方法は目的に応じ
た粒度の大きさの緩効性窒素肥料を核として回転造粒機
の中で少量の水を噴霧しながら他の肥料分を被覆してい
く方法であるが、製造方法の詳細は実施例1と2に記述
しである。
た粒度の大きさの緩効性窒素肥料を核として回転造粒機
の中で少量の水を噴霧しながら他の肥料分を被覆してい
く方法であるが、製造方法の詳細は実施例1と2に記述
しである。
肥料成分の混合比は目的とする銘柄によって異なってく
る。
る。
本発明の新しい緩効性窒素入り複合肥料は従来のものよ
りも肥効が永持ちし、肥効の経時的調節が容易である点
から見て画期的なものであると云わねばならない。
りも肥効が永持ちし、肥効の経時的調節が容易である点
から見て画期的なものであると云わねばならない。
実施例 1(肥料製造)
30メツシユパスの燐酸2アンモニア(アンモニア態窒
素20.5%、可溶性リン酸52.5%)143.1k
g、複合リン酸アンモニア(アンモニア態窒素16.5
係、可溶リン酸43.5%)186.8kg、硫酸アン
モニア(アンモニア態窒素21.0%)83.3kg、
硫酸カリウム(水溶性カリ50.0係)312.7kg
と8〜14メツシユに篩別したOMUP(全窒素31.
0係)252.8kgを均一になるように混合し、造粒
水80kgを加え回転造粒機で造粒し5〜10メツシユ
の製品を得た。
素20.5%、可溶性リン酸52.5%)143.1k
g、複合リン酸アンモニア(アンモニア態窒素16.5
係、可溶リン酸43.5%)186.8kg、硫酸アン
モニア(アンモニア態窒素21.0%)83.3kg、
硫酸カリウム(水溶性カリ50.0係)312.7kg
と8〜14メツシユに篩別したOMUP(全窒素31.
0係)252.8kgを均一になるように混合し、造粒
水80kgを加え回転造粒機で造粒し5〜10メツシユ
の製品を得た。
この製品の分析値は次のとおりであった。
全窒素15.73a;b1アンモニア態窒素7.92%
、OMUP態窒素7.81係、可溶性リン酸15.86
係、水溶性カリ15.42係。
、OMUP態窒素7.81係、可溶性リン酸15.86
係、水溶性カリ15.42係。
実施例 2(肥料製造)
実施例1の8〜14メツシユのOMUPの代りに10〜
20メツシュOMUPを使用した他は実施例1とまった
く同じ様に製造した。
20メツシュOMUPを使用した他は実施例1とまった
く同じ様に製造した。
得られた製品の分析値は次のとおりであった。
全窒素15.57%、アンモニア態窒素7.94%、O
MUP態窒素7.63%、可溶性リン酸15.78係、
水溶性カリ15.83係。
MUP態窒素7.63%、可溶性リン酸15.78係、
水溶性カリ15.83係。
実施例 3(無機化試験)
実施例1と2で製造したOMUP入り複合肥料の土壌中
における分解、無機化を調べた。
における分解、無機化を調べた。
乾土50g相当の富士用沖積土に試料を窒素として30
Tnl/添加し30℃、畑状態で保温静置した。
Tnl/添加し30℃、畑状態で保温静置した。
一定期間後に10%塩化カリウムで無機態窒素(アンモ
ニア態窒素と硝酸態窒素)を抽出し分析した。
ニア態窒素と硝酸態窒素)を抽出し分析した。
第4図は本実施例に於て使用したOMUP態窒素が分解
、無機化した割合を示す。
、無機化した割合を示す。
(イ)は実施例1で(B)は実施例2で製造した複合肥
料である。
料である。
第1図に示す従来のOMUP入り複合肥料に比較して明
らかに分解、無機化は遅くなっている。
らかに分解、無機化は遅くなっている。
本発明のOMUP入り複合肥料は従来のOMUP入り複
合肥料よりも肥効が持続し、核とするOMUPの粒度に
よって肥効調節も可能であることが判明した。
合肥料よりも肥効が持続し、核とするOMUPの粒度に
よって肥効調節も可能であることが判明した。
実施例 4(無機化試験)
実施例3と同様な試験を本発明の実施例1と同じ製造方
法で製造した新しいIBDU入り複合肥料で行なった。
法で製造した新しいIBDU入り複合肥料で行なった。
その結果を第5図に示す。(イ)はIBDU態窒素が全
窒素の50係入った新しいIBDU入り複合肥料で成分
は15−15−15であり、(B)は特公昭46−24
049の方法によって製造したIBDU入り複合肥料(
IBDU態窒素50係、15−15−15)、(C)は
従来のIBDU入り複合肥料(IBDU態窒素50係、
15−15−15)である。
窒素の50係入った新しいIBDU入り複合肥料で成分
は15−15−15であり、(B)は特公昭46−24
049の方法によって製造したIBDU入り複合肥料(
IBDU態窒素50係、15−15−15)、(C)は
従来のIBDU入り複合肥料(IBDU態窒素50係、
15−15−15)である。
OMUP入り複合肥料と同様に本発明方法によるIBD
U入り複合肥料がもつとも分解、無機化が遅く、肥効の
持続性が証明された。
U入り複合肥料がもつとも分解、無機化が遅く、肥効の
持続性が証明された。
実施例 5(無機化試験)
実施例3と同様な試験を、本発明の実施例1と同じ方法
で製造した新しいオキサミド入り複合肥料で行なった。
で製造した新しいオキサミド入り複合肥料で行なった。
その結果を第6図に示す。(イ)は本発明によるオキサ
ミド態窒素が全窒素の50%入つた新しいオキサミド入
り複合肥料で、成分は15−15−15であり、(B)
は従来の方法で、オキサミドの粉末を使用して製造した
オキサミド入り複合肥料である。
ミド態窒素が全窒素の50%入つた新しいオキサミド入
り複合肥料で、成分は15−15−15であり、(B)
は従来の方法で、オキサミドの粉末を使用して製造した
オキサミド入り複合肥料である。
実施例 6(栽培試験)
本発明による新しい緩効性複合肥料についてポット試験
を行なった。
を行なった。
115000アールのワグネルポットに前記の富士用沖
積土をつめ、Nを0.5g、P2O5,に20を各0.
7gとなるようにポット当りの肥料を施肥した。
積土をつめ、Nを0.5g、P2O5,に20を各0.
7gとなるようにポット当りの肥料を施肥した。
試験作物は小松菜である。
1作目は3月15日こ播種、施肥し、4月10日に収穫
した。
した。
2作目はP2O5,に20をリン酸二水素カルシウム、
硫酸カリウムで各々0.5gずつ追肥し4月13日こ小
松菜を播種し、5月8日に収穫した。
硫酸カリウムで各々0.5gずつ追肥し4月13日こ小
松菜を播種し、5月8日に収穫した。
3作目は2作目と同様に5月11日から6月5日まで、
4作目も同様に6月7日から7月1日まで小松菜の栽培
を行なった。
4作目も同様に6月7日から7月1日まで小松菜の栽培
を行なった。
その結果を第2表に示す。
結果は収穫した小松菜の乾物量(g)で示す。
第2表の硫化燐安13−13−13は市販のもので6〜
8メツシユ、OMUP複合燐安5555は市販のもので
OMUP態窒素は全窒素の50係で、15−15−15
の成分であり、6〜8メツシユのものである。
8メツシユ、OMUP複合燐安5555は市販のもので
OMUP態窒素は全窒素の50係で、15−15−15
の成分であり、6〜8メツシユのものである。
本発明品囚は実施例1、本発明品(B)は実施例2で製
造した新しい緩効性窒素入り複合肥料である。
造した新しい緩効性窒素入り複合肥料である。
IBDU入り複合肥料、本発明品(C)は実施例4で記
したものである。
したものである。
この結果本発明の緩効性複合肥料の肥効はいずれも長期
間にわたって持続し、4作までの合計の収穫では高い値
を示しすぐれた肥料であることが判明した。
間にわたって持続し、4作までの合計の収穫では高い値
を示しすぐれた肥料であることが判明した。
また核とする緩効性窒素肥料の粒度の大きさを変えるこ
とにより肥効の調節が可能であることも明らかになった
。
とにより肥効の調節が可能であることも明らかになった
。
第1図はOMUP入り複合肥料の土壌中における粒度別
無機化率を示し、第2図はOMUPの土壌中における粒
度別無機化率を示し、第3図はIBDUの土壌中におけ
る粒度別無機化率を示し、第4図は本発明によるOMU
P入り複合肥料の土壌中における無機化率を示し、第5
図は各種IBDU入り複合肥料の土壌中における無機化
率を示し、第6図は各種オキサミド入り複合肥料の土壌
中における無機化率を示す。
無機化率を示し、第2図はOMUPの土壌中における粒
度別無機化率を示し、第3図はIBDUの土壌中におけ
る粒度別無機化率を示し、第4図は本発明によるOMU
P入り複合肥料の土壌中における無機化率を示し、第5
図は各種IBDU入り複合肥料の土壌中における無機化
率を示し、第6図は各種オキサミド入り複合肥料の土壌
中における無機化率を示す。
Claims (1)
- 120メツシユより大きい難溶性緩効性窒素肥料の粒子
を核とし、そのまわりに水溶性速効性肥料成分を被覆成
形してなる複合肥料。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP47030690A JPS5919907B2 (ja) | 1972-03-29 | 1972-03-29 | 緩効性窒素入り複合肥料の肥効調節法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP47030690A JPS5919907B2 (ja) | 1972-03-29 | 1972-03-29 | 緩効性窒素入り複合肥料の肥効調節法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS4896356A JPS4896356A (ja) | 1973-12-10 |
JPS5919907B2 true JPS5919907B2 (ja) | 1984-05-09 |
Family
ID=12310664
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP47030690A Expired JPS5919907B2 (ja) | 1972-03-29 | 1972-03-29 | 緩効性窒素入り複合肥料の肥効調節法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5919907B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007238427A (ja) * | 2006-02-13 | 2007-09-20 | Chisso Corp | 被覆粒状有機肥料 |
-
1972
- 1972-03-29 JP JP47030690A patent/JPS5919907B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS4896356A (ja) | 1973-12-10 |
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