JPS59196698A - ボイスコイル - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の利用分野〕 本発明は、ボイスコイル、特にコイルに流れる電流をさ
またげる渦電流を抑制するのに好適なボイスコイルに関
する。

〔発明の背景〕

従来のボイスコイルのボビンは、第１図に示すようにコ
イル１を巻くためのボビン２を紙等の柔らかくて変形し
やすいものを用いているためコイルを巻くのが難しく製
作しにくいという欠点があった。また、変形しやすいた
めボイスコイルを高周波数で且つ高精度ｆ駆動しにくい
という欠点も６る。更に、ボビン２とボイスコイルの筒
部３とは接着剤４等によって固定されているため、ボビ
ン部材質を剛性の太きいものに変更しても製作に手間が
かかる等の欠点があった。そこで、ボビン部２と筒部３
を一体化するためアルミ合金等の金属製とする方法が知
られている。第２図は、対物レンズ５の駆動装置として
用いられている従来のボイスコイルを示す断面図である
。この場合、コイル１に電流が流れるとヨーク７．８に
よって構成される磁気回路に駆動力が作用して鏡筒３が
上下に動く。一方、コイル１に電流が流れると、ボビン
２に渦電流が生じ、コイル１に流れる電流による起磁力
を減少させ、鏡筒３を高周波数で駆動することが困難に
なる。

〔発明の目的〕

本発−〇目的は、上述した欠点を解消するために、この
渦電流の発生を抑制するボビンの構造を提供することに
ある。

〔発明の概要〕

かかる目的を達成するために、本発明は金属性のボビン
にスリットを設けることを特徴とする。

〔発明の実施例〕

以下、本発明を実施例に従って説明する。なお、対物レ
ンズの駆動装置としてボイスコイルを用いた場合につい
てのみ、本発明の詳細な説明する。

第３図は、本発明の実施例を示すボイスコイルの断面図
である。ボビン２０１部にスリット１０を設けている。

渦電流は、ボビン２０表面（コイル１の巻いた側）を流
れるため、このスリット１０があると流れ難くなる。従
って、コイル１に電流を流しても渦電流が生じ難いので
、コイル１に流れる電流が有効に作用し、対物レンズ５
を高周波数まで駆動可能となる。

第４図は、スリット１０を設けたボビン２の側面図であ
る。スリット１０の幅、長さ２本数は、ボビン２の寸法
によって適宜に設定するのは勿論である。

又、本実施例の説明では、対物レンズ５の駆動装置とし
てのボイスコイルで説明したが、他の場合にも本発明の
本質を損うことなく適用できる。

〔発明の効果〕

本発明は、鏡筒３とボビン２が一体になったボイスコイ
ルにも、鏡筒３とボビン２を接着剤等で固定したボイス
コイルにも適用できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、ボビンの構造を示す断面図、第２図は、従来
のボイスコイルの断面図、第３図は本発明の実施例を示
すボイスコイルの断面図、第４図は、本発明の実施例を
示すボビンの側面図である。 ｌ・・・コイル、２・・・ボビン、３・・・ボイスコイ
ル筒部、４・・・接着剤、５・・・対物レンズ、６・・
・マグネット、第　１　図 ′ｆｆ１３　図 ）Ｉ’ｉ４　　図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. マグネットと、その両極に固定されたヨークによって構
   成された磁気回路によって対物レンズを駆動するように
   、コイルを巻くための金属製のボビン部において、ボビ
   ン部に流れる渦電流を抑制するためのスリットを設けた
   ことを特徴とするボイスコイル。