JPS5919610B2 - 銅より線に酸化皮膜を作る方法 - Google Patents
銅より線に酸化皮膜を作る方法Info
- Publication number
- JPS5919610B2 JPS5919610B2 JP4372580A JP4372580A JPS5919610B2 JP S5919610 B2 JPS5919610 B2 JP S5919610B2 JP 4372580 A JP4372580 A JP 4372580A JP 4372580 A JP4372580 A JP 4372580A JP S5919610 B2 JPS5919610 B2 JP S5919610B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- copper
- wire
- stranded wire
- oxide film
- stranded
- Prior art date
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- Chemical Treatment Of Metals (AREA)
- Processes Specially Adapted For Manufacturing Cables (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
背景と目的
電力ケーブル導体の素線絶縁の一例として、銅素線の表
面に薄い酸化銅の皮膜を作ることが提案されている。
面に薄い酸化銅の皮膜を作ることが提案されている。
この酸化銅皮膜は、たとえば銅の導体を酸化処理液の中
に浸せきして作ることができる。このような化学的酸化
法を使つて、銅より線導体の表面に酸化銅皮膜を作る場
合、内部の素線まで均一に酸化処理できるかどうかが問
題になる。
に浸せきして作ることができる。このような化学的酸化
法を使つて、銅より線導体の表面に酸化銅皮膜を作る場
合、内部の素線まで均一に酸化処理できるかどうかが問
題になる。
特に高電圧、大容量ケーブルのより線導体に用いる圧縮
成形セグメントは、素線間のすき間が少ないので、均一
な酸化処理がむずかしい。この発明は上記のような場合
でも均一に酸化処理できるようにしたものである。
成形セグメントは、素線間のすき間が少ないので、均一
な酸化処理がむずかしい。この発明は上記のような場合
でも均一に酸化処理できるようにしたものである。
発明の構成
「第1、第2図」のように。
(1)電力ケーブル導体用圧縮成形セグメントの銅より
線10を、酸化処理液14中を連続走行させておくこと
、(2)前記の銅より線10を3本のフリー回転のロー
ル36で挾み、すなわち銅より線10の連続走行を妨げ
ないようにロール36で挾んでおいて、それらのロール
36に往復運動を与え、結果的に銅より線10に振動を
加えるようにすること、を特徴とする。
線10を、酸化処理液14中を連続走行させておくこと
、(2)前記の銅より線10を3本のフリー回転のロー
ル36で挾み、すなわち銅より線10の連続走行を妨げ
ないようにロール36で挾んでおいて、それらのロール
36に往復運動を与え、結果的に銅より線10に振動を
加えるようにすること、を特徴とする。
酸化処理液としては、亜塩素酸ソーダとカセイソーダと
の混合水溶液などを使用するが、これらは比重が約1で
、粘度も低い。
の混合水溶液などを使用するが、これらは比重が約1で
、粘度も低い。
銅より線に加える振動加速度が比較的小さくても、酸化
処理液は銅より線の中まで浸透して行く。したがつて、
振動の周波数も少なくてよい゜また、振幅も、銅より線
の外径の1/2以下でよい。
処理液は銅より線の中まで浸透して行く。したがつて、
振動の周波数も少なくてよい゜また、振幅も、銅より線
の外径の1/2以下でよい。
またロール36に往復運動を与えて銅より線10に振動
を加えるための加振器としても、比較的簡単な、電気式
、電磁式、機械式など、公知のものを使用できる。実施
例 (第1、第2図) 加振器に電気油圧式サーボアクチユエータを使用した例
である。
を加えるための加振器としても、比較的簡単な、電気式
、電磁式、機械式など、公知のものを使用できる。実施
例 (第1、第2図) 加振器に電気油圧式サーボアクチユエータを使用した例
である。
10は銅より線で、圧縮成形セグメントである。
12は酸化浴そう、14は酸化処理液。
なお酸化浴そう12には普通処理液14の加熱手段を設
ける(図示省略)。16はシール、18は受け容器で、
シール16を漏れてくる酸化処理液を受ける。
ける(図示省略)。16はシール、18は受け容器で、
シール16を漏れてくる酸化処理液を受ける。
20はタンクで、これにも加熱手段を設けるが、図示を
省略した。
省略した。
22はポンプで、酸化処理液14の循環用である。
24は加振器の全体、26はそのアクチユエータで、た
とえば油圧シリンダである。
とえば油圧シリンダである。
28はそのロツド、30は外側リング(,第2図)、3
2は内側リング、34は軸受、36はフリー回転の3本
のガイドロールで、これらで銅より線10を三方からは
さむ。
2は内側リング、34は軸受、36はフリー回転の3本
のガイドロールで、これらで銅より線10を三方からは
さむ。
38は、ガイドロール36の取付け用フードである(第
1図で省略)。
1図で省略)。
40は油圧装置、42はサーボバルク、44はコントロ
ーラである。
ーラである。
加振器24は第1図のように、たとえば酸化浴そう12
の左側と右側(図面についていう)とに設ける。
の左側と右側(図面についていう)とに設ける。
そして左側でX方向に、また右側でY方向に振動を加え
る。またこれらの振動がシール16に達しないように、
それらの近くにもそれぞれガイドロール46を設ける(
取付け用フード38は図示を省略)。作用効果 (1) 3本のフリー回転のロール36によつて銅より
線10を挾み、それらのロール36に往復運動を与える
ことによつて銅より線10に振動を加えるようにしたの
で、銅より線10の連続走行を妨げずに銅より線10に
振動を加えることができる。
る。またこれらの振動がシール16に達しないように、
それらの近くにもそれぞれガイドロール46を設ける(
取付け用フード38は図示を省略)。作用効果 (1) 3本のフリー回転のロール36によつて銅より
線10を挾み、それらのロール36に往復運動を与える
ことによつて銅より線10に振動を加えるようにしたの
で、銅より線10の連続走行を妨げずに銅より線10に
振動を加えることができる。
2)ロール36に往復運動を与えることによつて銅より
線10に振動を加えるので、銅より線10はロール36
の所で少し曲げられるようになる。
線10に振動を加えるので、銅より線10はロール36
の所で少し曲げられるようになる。
一般により線を曲げると、部分的によりの締まる所とゆ
るむ所のできることは周知であるが.この場合は銅より
線10をただ1回曲げるというのではなく、1方向に曲
げたかと思うと今度は反対方向に曲げるという具合にし
、しかもその間に銅より線10は走行しているのであ・
るから、銅より線10のゆるむ部分はほぼ全体にわたる
ようになり、したがつて銅より線10の内部まで酸化処
理液14が浸透し易くなる。3)銅より線10は、その
長さ方向と直角方向に往復運動するのであるが、そのと
き運動する銅より線10の前面では酸化処理液14は圧
縮され、また後方には酸化処理液14のうずができ、結
局.酸化処理液14に銅より線10の進行と直角方向の
力が働くようになる。
るむ所のできることは周知であるが.この場合は銅より
線10をただ1回曲げるというのではなく、1方向に曲
げたかと思うと今度は反対方向に曲げるという具合にし
、しかもその間に銅より線10は走行しているのであ・
るから、銅より線10のゆるむ部分はほぼ全体にわたる
ようになり、したがつて銅より線10の内部まで酸化処
理液14が浸透し易くなる。3)銅より線10は、その
長さ方向と直角方向に往復運動するのであるが、そのと
き運動する銅より線10の前面では酸化処理液14は圧
縮され、また後方には酸化処理液14のうずができ、結
局.酸化処理液14に銅より線10の進行と直角方向の
力が働くようになる。
そのためなおさら酸化処理液14が銅より線10内に入
り易くなる。や面の簡単な説明 第1図はこの発明の実施に使用する装置の一例つ説明図
、第2図は第1図1−の断面図である。
り易くなる。や面の簡単な説明 第1図はこの発明の実施に使用する装置の一例つ説明図
、第2図は第1図1−の断面図である。
10・・・・・・銅より線、12・・・・・・酸化浴そ
う、14・・・・・酸化処理液, 24・・・・・・加
振器。
う、14・・・・・酸化処理液, 24・・・・・・加
振器。
Claims (1)
- 1 電力ケーブル導体用圧縮成形セグメントの銅より線
を、酸化処理液中を直線に連続走行させるとともに、前
記銅より線を3本のフリー回転のロールで挾み、かつそ
れらのロールに往復運動を与えることによつて銅より線
に振動を加えるようにしたこと、を特徴とする銅より線
に酸化皮膜を作る方法。
Priority Applications (6)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4372580A JPS5919610B2 (ja) | 1980-04-03 | 1980-04-03 | 銅より線に酸化皮膜を作る方法 |
EP81900941A EP0055779B1 (en) | 1980-04-03 | 1981-04-02 | Process for manufacturing stranded conductor comprising insulated conductor strands |
BR8108779A BR8108779A (pt) | 1980-04-03 | 1981-04-02 | Processo para fabricacao de um condutor retorcido constituido de fios isolados |
PCT/JP1981/000076 WO1981002945A1 (en) | 1980-04-03 | 1981-04-02 | Process for manufacturing stranded conductor comprising insulated conductor strands |
DE8181900941T DE3172646D1 (en) | 1980-04-03 | 1981-04-02 | Process for manufacturing stranded conductor comprising insulated conductor strands |
US06/328,592 US4411710A (en) | 1980-04-03 | 1981-04-02 | Method for manufacturing a stranded conductor constituted of insulated strands |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4372580A JPS5919610B2 (ja) | 1980-04-03 | 1980-04-03 | 銅より線に酸化皮膜を作る方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS56141118A JPS56141118A (en) | 1981-11-04 |
JPS5919610B2 true JPS5919610B2 (ja) | 1984-05-08 |
Family
ID=12671758
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4372580A Expired JPS5919610B2 (ja) | 1980-04-03 | 1980-04-03 | 銅より線に酸化皮膜を作る方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5919610B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6132209U (ja) * | 1984-07-27 | 1986-02-26 | 東京製綱株式会社 | 落石防止柵 |
-
1980
- 1980-04-03 JP JP4372580A patent/JPS5919610B2/ja not_active Expired
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6132209U (ja) * | 1984-07-27 | 1986-02-26 | 東京製綱株式会社 | 落石防止柵 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS56141118A (en) | 1981-11-04 |
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