JPS5919491Y2 - 通信機器用筐体の脚部構造 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は通信機器用筐体の構造に関し、特に電話交換台
の脚部構造に関する。

従来、電話交換台の脚部は第１図および第２図に示すよ
うな構造であった。

すなわち、脚１と一体構造の補強金物２に突起部２ａが
形成され、この突起部２ａに足掛３がネジ３ａで止めら
れていた。

また、脚１には、前縁と底部によってケーブルホール１
ａを構成するカバストッパ７が鉄脚１と一体に設けられ
、さらに、カバ４がネジ４ａで止められていた。

局線ケーブル６は脚１の設置面に設けられたケーブルホ
ール２ｂより、ケーブルホール１ａを通して配し、着脱
可能なカバ８内部に装着されている電気部品（図示省略
）に接続されている。

なおケーブル６は脚１の途中でケーブルサポート５で止
められている。

しかし、このような脚部構造は、補強金物２を兼ねた突
起部２ａおよび勿バストツバ７のそれぞれが脚１と一体
構造になっているため局線ケーブル６の導入が困難であ
り、また工事の自由度に欠ける等の欠点を有していた。

本考案は、このような欠点を除去した脚部構造を提供す
ることを目的とする。

本考案は上記目的を達成するため、電話交換台の脚部内
に段部を有する支脚を設けるとともに、開放形ケーブル
ホールを有することを特徴とする。

次に本考案の一実施例について図面を参照して説明する
。

第３図は本考案の一実施例を示す斜視図、第４図は第３
図の要部を示す斜視図である。

脚１の下部に内包されるようにして設けられた支脚９お
よび１０は、補強金物１２をネジ１２ Ｃにより取付け
るための段部９ａおよび１０ ａを有し、また補強金物
１２には突起部１２ ａが形威され、足掛３をネジ３ａ
で址めることができるようになっている。

一方、カバストッパ１７は前縁部のみを脚１と一体構造
として開放形ケーブルホール１ａを形威し、さらにカバ
１４に曲げ゛部１４ｂを設け、この曲げ部１４ｂにケー
ブルホールの底部を兼ねさせ、該カバ１４を取外すこと
により開放形ケーブルホール１ａとなる。

局線ケーブル６は、補強金物１２を取外し、通信機器筐
体を設置する床面に設けであるケーブルホール１２ ｂ
から脚１内を通し、さらに着脱可能な力バ８内部に装着
しである電気部品（図示省略）に接続してから開放形ケ
ーブルホール１ａに収容し、また、ケーブルサポート５
に固定することにより配線できる。

本考案は、以上説明したように、補強金物を取付けるた
めの段部を形成した支脚を脚の内側に設けるとともに、
脚内部のケーブルホールを開放形とすることでケーブル
接続工事が容易となり、工事の自由度が増す等の効果を
有する。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来の電話交換台の脚部構造り示す斜視図、第
２図は第１図のＡ−Ａ断面図、第３図は本考案の一実施
例を示す斜視図、第４図は第３図の要部斜視図である。 １：脚、１ａ：開放形ケーブルホール、２，１２：補強
金物、２ａ、１２ａ：突起部、２ｂ：ケーブルホール、
２Ｃ，１２Ｃ：ネジ、３：足掛、３ａ：ネジ、４，１４
：カバ、４ａ、１４ａ：ネジ、１４ｂ：曲け部、５：ケ
ーブルサポート、６：局線ケーブル、７．１７ ：カバ
ストツパ、８：カバ、９．１０：支脚、９ａ、１０ａ：
段部。

Claims (1)

1. 【実用新案登録請求の範囲】 電話交換台の脚部において、 足掛を固定するための突起部が形威された補強金物と、 該補強金物を取付けるための段部を有し、脚の下部に内
   包されるように取付けられた支脚と、脚の上部に一体に
   形威されたカバストッパの前縁部と組合わされて、該カ
   バストッパの底部を構成する曲げ部が形成されたカバと
   、 を備えることによりカバストッパを分割構造としてケー
   ブルホールを開放形としたことを特徴とする通信機器用
   筐体の脚部構造。