JPS5919132Y2 - 軸受装置 - Google Patents

軸受装置

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Publication number
JPS5919132Y2
JPS5919132Y2 JP3489982U JP3489982U JPS5919132Y2 JP S5919132 Y2 JPS5919132 Y2 JP S5919132Y2 JP 3489982 U JP3489982 U JP 3489982U JP 3489982 U JP3489982 U JP 3489982U JP S5919132 Y2 JPS5919132 Y2 JP S5919132Y2
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JP
Japan
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bearing
ring
shaft
case
annular groove
Prior art date
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Expired
Application number
JP3489982U
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English (en)
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JPS58137124U (ja
Inventor
攻 須藤
Original Assignee
エヌオーケー株式会社
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Publication date
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Priority to JP3489982U priority Critical patent/JPS5919132Y2/ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は扇形振動をともなう往復動軸に使用して有用な
軸受装置に関する。
近年、自動車のエンジン出力向上、燃費節減のためにタ
ーボチャージャを有するエンジンの使用が拡大されつつ
ある。
第1図を用いて現行ターボチャージャの使用例を概念的
に示すと、ターボチャージャ8はタービン9と同軸のコ
ンプレッサOを有しエンジン排出ガス11によりタービ
ン9を回転させ、それによるコンプレッサ10の回転に
よって混合気12を圧縮してエンジンの燃焼室13内に
加圧送入する作用を行うものであるが、タービン9に流
れる排出ガス11が過度の圧力になるとタービン9のオ
ーバランによるターボチャージャ8の損傷をもたらす場
合があり、又燃焼室13内の混合気圧力が過大になり、
ノッキングの原因ともなるため、タービン9に流れる排
出ガス11が設定圧力に到達するとコンプレッサ10側
の圧力によりアクチュエータDを作動させてタービン9
と並列に設けられた排出ガスバイパス14を開口しター
ビン出力を低下させるようにしたウェイストゲートバル
ブ15が設けられている。
このウェイストゲートバルブ15をリンク機構20を介
し作動させるアクチュエータDは、第2図に示す如く、
金属材料製のケース4に軸1の一端が軸受Aを介し貫入
し、この軸1の端部にはゴム様弾性材料性ダイヤフラム
2の中央部が固定され、このダイヤフラム2の外周はケ
ース4にかしめ固定されケース4内を2分し、又ダイヤ
フラム2の軸受側にはケース4との間にダイヤフラム2
を図上左方に押圧する如くコイルスプリング16が挿入
されており、更にダイヤフラム2の反対側には、ケース
4に圧力流入用のニップル17が設けられている。
そして軸1の他端にはリンクピン18が固定され、支点
19を有するリンク機構20が接続されている。
又、前述の軸受Aはゴム材料製OリングCを介して弾性
的にケース4に装着されている。
この様に構成されたアクチュエータDのニップル17が
第1図に示すコンプレッサ側流路に連接され、又、フン
クピン18がリンク機構20を介してターボチャージャ
8のウェイストゲートバルブ15に接続される。
そして、コンプレッサ10の過給圧が設定値(アクチュ
エータDのダイヤフラム2とスプリング圧の接定値以上
になると、ニップル17より流入する過給圧により軸1
を図上右方に押しリンクピン18に接続されたリンク機
構20を介してウニイス1〜ゲートバルブ15を押し開
き、排出ガスの−部がタービン9をバイパスして流れ、
これによりコンプレッサ圧力を設定値以上にしないよう
にするものである。
この種アクチュエータにおいては、軸1の往復動はリン
クピン18の軸芯とは異なるリンク機構20の支点19
によって規制されつつ行われるため、軸1の往復動方向
は軸芯とは一致しない。
そのため、アクチュエータの軸受Aはその外周に環状溝
7を設け、OリングCをこの環状溝7に装着しOリング
Cを介してケース4内周に弾性的に支持させることによ
り軸運動に追随するようにされている。
しかし乍らこのアクチュエータは、ターボチャージャと
一体、即ちエンジンと一体的に装着されるため、エンジ
ン作動時における振動により上述した軸受Aの弾性的な
支持方法に起因して軸1のダイヤフラム固定側端部がリ
ンクピン固定側を支点とする扇形振動にさらされること
になり、軸受Aを介してOリングCに径方向の過大な応
力が作用し、OリングCと軸受A間の微小摺動(振動)
との相乗効果によりOリングCの緩衝作用が早い時期に
、急激に低下しついには緩衝作用をなさなくなって軸受
Aをケース4内でかたつかせ軸1の正常な作動、いいか
えるとアクチュエータの正常な作動を阻害する結果をも
たらし、更にこの場合軸振動による応力を軸受Aのみで
受けることとなり軸受Aの早期摩耗、破壊をもたらすこ
ととなり、アクチュエータの作動不能にったがるという
不具合がある。
このアクチュエータは上述した如くエンジンに取付けら
れるため使用時高温にさらされるので軸受は無潤滑が要
求され、この様な条件において振動摩耗に耐える軸受材
料として黄銅、カーボン粉末を含むふっ素樹脂成形前が
考えられるが、軸受強度に問題があり、これにガラス繊
維を加えた成形前の如き高強度軸受とした場合には、上
述したOリングCの摩耗が軸受Aとなじみの問題から特
に著しく生起し、単に軸受強度を大きくしたのみでは解
決できない。
本考案の目的は、外周にOリングを又内周に軸受を有す
る軸受装置において、長期使用においてもOリングの摩
耗を少くし軸受に作用すξ輪偏心往復動時における径方
向応力の緩衝作用を維持し復るようにすることを目的と
し、軸受とOリングとの間に滑性材料製のサポートリン
グを介在させたことを基本構成の一部とするものである
本考案の軸受装置は、上述の基本構成を有するため、例
えば先述のウェイストゲートバルブ用アクチュエータの
軸の如き扇形振動にさらされる個所の軸受として使用し
た場合において、軸の往復動、軸振動にともない軸受と
Oリング間に微小摺動がある場合においても、両者間に
は滑性材料製サポートリングが介在しているためOリン
グは軸受によって過度にこすられることがない。
従って、軸受を介して径方向の過大な応力がOリングに
作用してもこの軸受当接部分が早期に摩耗することがな
く、Oリングの緩衝作用は長期の使用にあっても効果的
に保持されるのである。
次に、本考案の実施例について第3図に基づき説明する
と、金属板剛性材料製ケース4の一端に軸方向部21と
その軸方向部21より内周側に伸び軸貫通孔22を有す
るフランジ部23が設けられ、又、軸方向部21の他端
側(図上左側)にはケース4と一体又は別体の同様剛性
材料製の軸貫通孔22を有する軸受おさえ24がフラン
ジ部23と略平行に設けられている。
そして、これら貫通孔22’、 22を貫通してケース
4内に貫入する軸1とケース4および軸受おさえ24に
よって形成される環状の軸受収容空所3内には、外周に
環状溝7を有する断面凹字形状の軸受Aと、この環状溝
7の底面に位置するサポートリングBと、環状溝7内に
収容され且つサポートリングB外周に位置するOリング
Cとが位置している。
上述の軸受Aは例えば黄銅粉末及びガラス繊維入りポリ
テトラフルオロエチレン成形前の如き耐摩耗性材料で製
せられ、その外径はケースの軸方向部21の内径よりも
若干小とし、又その軸方向長はケース4のフランジ部2
3と軸受おさえ24との軸方向距離より若干小とされ、
又OリングCはフッ素ゴムの如きゴム材料製とし、且つ
径方向に圧縮された状態でケース4の軸方向部21と讐
受Aの環状溝7間に装着される。
更に、軸受の環状溝7の底部に配設されるサポートリン
グBは滑性材料、好ましくは鋼材製、又はポリテトラフ
ルオロエチレン等のフッ素樹脂製の1ケ所割りリングで
あり、その軸方向長は環状溝7の軸方向長と略同−若し
くは若干小としたものであって、その肉厚は適宜選択で
きるが、例えば線径2〜3mmのOリングを使用する軸
受装置にあっては、鋼材製の場合0.1mm程度あれば
十分である。
ここでサポートリングとは非装着時においては必ずしも
リング状でなくともよく、例えばテープ状のものを環状
溝7に巻きつける態様でもよいが、作業性の点からは非
装着時リング形状をなすものが好ましい。
又サポートリングBは図示の形状の他、環状溝7の形状
に対応する断面凹字形状の1ケ所又は2ケ所割りのリン
グでもよい。
本考案においては上述の如く軸受の外周に直接01Jン
グを装着した従来の軸受装置に、軸受、Oリングに特段
の変更を加えることなくサポートリングを介在させると
いう手段のみによって著しくOリング及び軸受の摩耗を
軽減することができ、軸振動を長期にわたり良好に緩衝
し、もって軸に取付けられる機器に対する軸振動の影響
を最小限におさえるという効果を奏する。
特に先述のウェイストゲートバルブ用アクチュエータの
軸受装置に本考案軸受装置を使用した場合にあっては高
温域における使用にあたっても長期にわたりOリングの
緩衝作用が維持できるため、軸端に固定された弾性材製
ダイヤフラムに軸振動による過度の張力を与えることが
ないのでダイヤフラムの損傷を有効に防止できるという
利点を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は、ターボチャージャの機能を説明する概念図、
第2図は従来技術による軸受装置を使用したアクチュエ
ータの一例を示す断面図、第3図は本考案の一実施例を
示す拡大断面図である。 1・・・・・・軸、2・・・・・・ダイヤフラム、3・
・・・・・軸受収容空所、4・・・・・・ケース、5・
・・・・・軸受面、6・・・・・・外径部、7・・・・
・・環状溝、8・・・・・・ターボチャージャ、9・・
・・・・タービン、10・・・・・・コンプレッサ、1
1・・・・・・エンジン排出ガス、12・・・・・・空
気又は混合気、13・・・・・・燃焼室、14・・・・
・・排出ガスバイパス、15・・・・・・ウニイスl−
デー1へバルブ、16・・・・・・コイルスプリング、
17・・・・・・ニップル、18・・・・・・リンクピ
ン、19・・・・・・支点、20・・・・・・リンク機
構、21・・・・・・軸方向部、22.22’・・・・
・・軸貫通孔、23・・・・・・フランジ部、24・・
・・・・軸受おさえ、A・・・・・・軸受、B・・・・
・・サポートリング、C・・・・・・Oリング、D・・
・・・・アクチュエータ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 軸1と前記軸1が貫入する剛性材製ケース4との間に形
    成される軸受収容空所3内に装着され、内周において前
    記軸と摺動する軸受面5を構成し又前記軸受収容空所3
    のケース4の内周よりも若干小径の外径部6には環状溝
    7を形成した耐摩耗材製軸受Aと、前記環状溝7の底面
    に位置する滑性材料製サポー)−1JングBと、前記環
    状溝7内で且つサポートリングBの外周に位置し前記ケ
    ース4の内周との間で圧縮された状態をなすゴム様弾性
    材製OリングCとを有する軸受装置。
JP3489982U 1982-03-12 1982-03-12 軸受装置 Expired JPS5919132Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3489982U JPS5919132Y2 (ja) 1982-03-12 1982-03-12 軸受装置

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JP3489982U JPS5919132Y2 (ja) 1982-03-12 1982-03-12 軸受装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS58137124U JPS58137124U (ja) 1983-09-14
JPS5919132Y2 true JPS5919132Y2 (ja) 1984-06-02

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ID=30046392

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JP3489982U Expired JPS5919132Y2 (ja) 1982-03-12 1982-03-12 軸受装置

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