JPS591883Y2 - 履帯パツド - Google Patents

履帯パツド

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Publication number
JPS591883Y2
JPS591883Y2 JP7712679U JP7712679U JPS591883Y2 JP S591883 Y2 JPS591883 Y2 JP S591883Y2 JP 7712679 U JP7712679 U JP 7712679U JP 7712679 U JP7712679 U JP 7712679U JP S591883 Y2 JPS591883 Y2 JP S591883Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cord
pad
pad body
track
base portion
Prior art date
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Expired
Application number
JP7712679U
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English (en)
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JPS55176882U (ja
Inventor
正臣 竹内
淳 喜納
忠晴 伊藤
敏孝 西
学 大音
Original Assignee
防衛庁技術研究本部長
オ−ツタイヤ株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 防衛庁技術研究本部長, オ−ツタイヤ株式会社 filed Critical 防衛庁技術研究本部長
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、無限軌道車の履帯接地面に装着する履帯パッ
ドに関する。
この種の履帯パッドとして第1図1,2および第2図1
,2に示すものが既知である。
第1図、第2図において、1は鋼板製がら成るカップ状
のバックプレートで、取付はボルト2が固着されている
3はパッド体で、前記バックプレート1に嵌合固定され
ている。
而して、このパッド本体3は天然ゴムあるいはスチレン
ブタジェンゴム、ニトリルゴム等の合成ゴムを単独ある
いはそれぞれを混合したものであるが、いずれにしろパ
ッド体3の厚さ方向に関して単層構造体とされている。
または、第2図1,2に示す如く前記単層構造のパッド
体3の中に網目状のタイヤコードあるいは縦横に織成さ
れたコード体4をパッド体3の厚さ方向に関して多数積
層したものが提案されている。
ところで、第1図1,2に示す履帯パッドにあっては、
全荷重をパッド体3で受担するものであるから変形し、
これにより、亀裂、破損する不具合があり、また耐摩耗
性の優れた弾性材を使用したとしても、走行中にはパッ
ド体3が動くことに基き、発熱し、この発熱が高いため
にパッド体3の摩耗、亀裂、欠損およびバックプレート
1との接着力が弱くなって、寿命が顕著に短く、その交
換をたびたび行なう必要があった。
また、第2図1,2に示す履帯パッドにあっては、その
中にコード体4が埋設されていることから、走行中の発
熱をある程度下げ得ると共に、コード体4にて荷重若し
くは負荷を受担できるけれども、該コード体4は縦糸と
横糸が互いに直接接触しているものであることから、走
行中のパッド体3の動きに基く摩擦にて、縦糸又は横糸
若しくは双方の糸が切断する場合が生じ、このため使用
全期間にわたってコード体の機能を充分に発揮できない
という不具合があった。
本考案は、上記の見地に基づき、これを全面的に解消す
るに、パッド体の踏面部とベース部は本来、その機能が
異質であることを基礎的発想とし、パッド体の構成材を
個有の性質に即応すべくすると共に、また、発熱および
荷重負担を下げるためのコード体は、その機能を充分に
維持する配列となすことにより、履帯パッドとして走行
寿命を顕著に延ばすことを目的とするものである。
斯る目的を達成するために本考案の構成上の特徴とする
ところはパッド体が踏面部とベース部とからなる2層構
造で、踏面部はベース部よりも耐摩耗性弾性材であり、
ベース部は低発熱性弾性材であると共に、パッド体の中
には互いに間隔をおいて、かつ、平行配列でコード体が
埋設されている点にある。
以下、本考案の具体例を図面に従って詳しく説明する。
本考案の第1実施例を示す第3図乃至第5図において、
10は鋼板製から戒るカップ状のバックプレートで、こ
のバックプレート10には取付はボルト11が固着され
ている。
12はパッド体であり、天然ゴムあるいはポリイソプレ
ンゴム、ポリブタジェンゴム、スチレンブタジェンコム
、ニトリルゴム、ウレタンゴム等の合成ゴムの単独若し
くはそれぞれを混合したものが用いられている。
パッド体12の内部構造は、踏面部13とベース部14
から成るパッド厚さ方向に関して2層構造であって、踏
面部13はベース部14に対して耐摩耗性、耐引裂性を
重点とした弾性材であり、一方、ベース部14は低発熱
性およびバックプレート10との接着性を重点にした弾
性材である。
なお、第1実施例ではバックプレート10、パッド体1
2を長方形としているけれども、勿論、長方形の他、長
生円形、扇形等、これが装着される履帯を構成する履板
の形状、特に、接地部のグローサ形状によって決定され
る。
而して、その内部構造をより具体的に説明すると、踏面
部13のJIS−A硬度は60〜9o、引張強度は12
0〜300kg/cm2、破断伸びは250〜700%
であって、発熱性については特に考慮する必要はない。
またベース部14のJIS−A硬度は65〜95、引張
強度ハ100〜300kg/cm・、破断伸ヒバ2oo
〜7oo%、発熱性は下記条件の測定によす50°C以
下、望しくは40°C以下とされている。
測定条件 試験機: ASTM−D 623仕様によるグツドリッ
チフレクツメータ。
試料:ASTM−D623仕様(直径17.8mm、高
さ25.4mmの円柱体) ストローク:6、Omm 荷重:25ポンド 回転数: 1800回/分 チャンバ一温度:40°C テスト時間:20分間 発熱:初期温度40’ Cから20分間繰返し歪を与え
た後の上昇温度差 また、踏面部13とベース部14の2層構造体から成る
パッド本体12の厚さ分配は、踏面部13がパッド本体
12の全体厚さに対して10〜60%で、望しくは20
〜40%の範囲とされている。
つまり、踏面部13の厚さが全体厚さの10%以下であ
ると、摩耗性の点で実用上の寿命が劣るからであり、一
方、それが60%以上であると低発熱性弾性材をもって
構成したベース部14の意味がなくなるからである。
第3図乃至第5図において、また、15はコード体であ
って、第1実施例ではパッド体12のベース部14に厚
さ方向に間隔をおいてがつ厚さ方向と直交する同一平面
上に間隔をおいて互いに平行として埋設されている。
このコード体15は、例えばナイロン、レーヨン、ビニ
ロン、スチール、ガラス、アラミツド、ポリエステル、
カーボン等の有機繊維又は無機繊維が使用されるが、パ
ッド体12に使用される弾性材との接着力を高めるため
に望しくはコード体15の表面に接着剤を処理する。
而して、第4図、第5図に示す実施例ではコード体15
はベース部14の中に厚さ方向にも間隔をおいて埋設し
た所謂複数層としているけれども、その埋設形態は図示
しないがベース部14の中に単数層でもよい。
また、第6図で第2実施例を示すように、踏面部13の
中で、かつ、望しくはベース部14に近い側に単数層の
コード体15を埋設してもよい。
また、第7図に第3実施例を示すように、ベース部14
と踏面部13の双方にそれぞれコード体15を埋設する
ことでもよい。
第3図乃至第7図で例示した第1乃至第3実施例ではコ
ード体15がいずれもパッド体12の一方向のみ平行に
埋設されたものであるが、第8図および第9図に示す第
4と第5の各実施例では、パッド体12に前記コード体
15とは別のコード体15 aを所謂直交配列のもとで
埋設した場合を示している。
斯るコード体15,15aの所謂直交配列の場合には第
10図に示す如く両肩部にそれぞれコード体15 aが
平行に埋設される場合と、第11図に示すように全体に
亘りはパ等間隔でかつ平行に埋設される場合とがある。
また、第8図では第1コード体15がベース部14と踏
面部13にまたがって埋設され、第2コード体15aが
踏面部13に埋設され、たものであるが、この変形例と
して第8図において、第1コード体15がまたがること
なく、ベース部14に埋設される場合もある。
また、第9図に示す場合は、コード体15.153のい
ずれもが、ベース部14に埋設されたものであるが、こ
の場合にはコード体15.15 aが上下に複数相互に
接触せず直交する。
更に、第1コ7ド体15又は第2コード体15aおよび
その双方をバックプレート10と垂直方向に埋設しても
よいし、また、各コード体15.15 aの端末をバッ
クプレート10に固着する場合もある。
而して、第1コード体15又は第2コード体15aとし
て最も望ましいものはスチールコードであり、また、踏
面部13に近い方に埋入配置する方が、パッド体12の
動きを小さくし、摩耗、変形および摩擦による発熱の点
で有利である。
本考案の履帯パッドは以上の通りであるが、履帯を構成
するそれぞれの履板の接地部で、かつ、グローサに沿っ
て取付はボルト11を介して固着して用いられるもので
゛ある。
而して、以上のように構成された本考案の履帯パッドに
よれば、パッド体の踏面部がベース部に対して耐摩性の
ある弾性材であり、ベース部は低発熱性の弾性材であっ
て、斯様に、パッド体の各部をそれぞれの目的に応じた
性状の2層構造にすることにより、バックプレートから
の剥離のない、しかも、踏面部の耐摩耗性、耐引裂性等
を顕著に向上せしめ、その耐用度を大巾に向上できたの
である。
加えて、パッド体の中に埋入されるコード体はこれが互
いに分離した形態であることがら、走行中におけるパッ
ド体にかかる荷重又は負荷の一部もしくは大部分をコー
ド体にて効果的に分担させることができ、変形および摩
擦による発熱を効果的に抑止し、かつ、動きに基づくコ
ード体の互いの接触がないことから、コード体が切断す
ることもなく、従って、コード体本来の機能である荷重
又は負荷分担機能が必要かつ充分に発揮され、ベース部
の低発熱性弾性材と相まってその効果は相乗的に増大さ
れる利点があり、ここに所期目的を有効に遠戚できるの
である。
なお、本考案の如くコード体を採用することにより、パ
ッド体として使用される弾性材の種類あるいは配合内容
も広範囲のものが使用でき、例えば従来構造では発熱性
等によって使用不可能であった弾性材でも使用可能とな
る利点も奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図1,2は従来の履帯パッドを示す縦断正面図と縦
断側面図、第2図1,2は従来の履帯パッド他側を示す
縦断正面図と縦断側面図、第3図乃至第11図は本考案
の履帯パッドの各側を示し、第3図は第1実施例の平面
図、第4図は第3図44線の断面図、第5図は第3図の
縦断正面図、第6図は第2実施例の縦断側面図、第7図
は第3実施例の縦断側面図、第8図は第4実施例の縦断
側面図、第9図は第5実施例の縦断側面図、第10図と
第11図はコード体の異なる配置を示す説明的な各平面
図である。 10・・・バックプレー1−111・・・取付ボルト、
12・・・パッド体、13・・・踏面部、14・・・ベ
ース部、15,15a・・・コード体。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. パッド体が踏面部とベース部とからなる2層構造で、踏
    面部はベース部よりも耐摩耗性弾性材であり、ベース部
    は低発熱性弾性材であると共に、パッド体の中には互い
    に間隔をおいてかつ平行な配列でコード体が埋設されて
    いることを特徴とする履帯パッド。
JP7712679U 1979-06-08 1979-06-08 履帯パツド Expired JPS591883Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7712679U JPS591883Y2 (ja) 1979-06-08 1979-06-08 履帯パツド

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7712679U JPS591883Y2 (ja) 1979-06-08 1979-06-08 履帯パツド

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS55176882U JPS55176882U (ja) 1980-12-18
JPS591883Y2 true JPS591883Y2 (ja) 1984-01-19

Family

ID=29310613

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7712679U Expired JPS591883Y2 (ja) 1979-06-08 1979-06-08 履帯パツド

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6312065Y2 (ja) * 1981-04-11 1988-04-07

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JPS55176882U (ja) 1980-12-18

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