JPS59186683A - 強塩基性水溶液からのガリウムの回収方法 - Google Patents

強塩基性水溶液からのガリウムの回収方法

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JPS59186683A
JPS59186683A JP6136583A JP6136583A JPS59186683A JP S59186683 A JPS59186683 A JP S59186683A JP 6136583 A JP6136583 A JP 6136583A JP 6136583 A JP6136583 A JP 6136583A JP S59186683 A JPS59186683 A JP S59186683A
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JP
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hydroxyquinoline
gallium
strongly basic
soln
aqueous solution
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JP6136583A
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Yoshiaki Iwaya
岩屋 嘉昭
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Unitika Ltd
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Unitika Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は強塩基性水溶液からのガリウJ・の回収方法に
関するものであり、さらに詳しくはバイヤー法によるア
ルミン酸ソーダ溶液中のガリウムを溶媒抽出法によって
回収する方法に関するものである。
近年、電子材料の半導体素子としてのガリウノ・・ヒ素
、ガリウム・リン及びガリウム・ガドリニウム・ガーネ
ット等の普及に伴い、ガリウムの需要が急速に増大して
いる。しかしながら、ガリウムは鉱石が存在しないので
、工業的な量が必要とされる場合には、バイヤー法によ
るアルミン酸ソ−ダ中に含まれるガリウムが、優れたガ
リウム原料となっている。
従来より、アルミン酸ソーダ溶液からガリウムを回収す
る方法としては、2.3知られている。
たとえば2分別炭酸化法や水銀電解法がある。これらの
方法、電解還元に必要な濃度にまでガリウムを濃縮する
ことかできるか、その処理工程により、l客演がtiA
 (aされるので、ハイ−1−−プロセスに再循環出来
ない欠点を有していた。従ってこのような方法を用いて
大量のカリウJ、を製造することは実際上不可能である
そのため、近年、7〜(5,5,7,7−チトラノチル
ー1−オクテンー3−イル−8−とIIコギンキ′ノリ
ン等の置換ヒII:lギソキノリン類を用いた溶媒抽出
法による回収方法が開発され、その改善が試みられてい
る(たとえば、特開昭51−32゜411号公報、特開
昭53−52.289号公報、特開昭54−99,72
6号公報参照)。しかしながら2 これらの抽1」1剤
は、一般に高(i)tiであり、アルミン酸ソーダ/8
液のごとく強塩基性水溶液からのガリウJ・の抽出能も
しくは選択性に乏しいので、ガリウムを90%以上の回
収率で抽出するには、多段ttt+出工程を必要とし、
装置ニスl−。抽出剤コストが過大となり、あまり実用
的ではない。
本発明者は、これらの実状に泪み1強塩基性水溶液、特
にバイヤー法によるアルミン酸ソーダ溶液からガリウム
を工業的規模で多量にしかも〃ノ率良く回収する方法を
提供することを目的として鋭慈研究を重ねた結果17−
アリル−8−ヒドロキシキノリン誘導体及び7− (5
,5,7,7−ケI−ラメチル−1−オクテン−3−イ
ル)−8−ヒドロキシキノリンとの混合溶媒抽出剤を使
用すると、その目的に適合することを見い出し1本発明
に到達した。
すなわち1本発明は、有機相により液−?rν抽出法で
強塩基性水溶液中に含まれるガリウムを回収する方法に
おいて、該有機相が(a+一般式(1、)(但し3式中
R1は水素原子又は炭素数1〜15のアルキル基、Yは
水素原子又はハ11ケン原子を表ず。) で示される7−アリル−8−ヒドロキシキノリン誘導体
及び7− (’5.5,7.7−チトラメチルー1−オ
クテン−3−イル)−8−ヒドロキシキノリンとの混合
溶媒抽出剤と、(b)水率混合性の有機溶剤とからなる
ことを特徴とする強塩基性水溶l夜からのガリウJ・の
回収方法である。
本発明で対象とする強塩基性水溶液としては。
例えば、水酸イオンの濃度か3モル/β程度の水l容1
1kがあげられる。そのような具体例としてノ\イヤー
法によるアルミナの1造から生しるアルミン1峻すトリ
ウム溶液かあげられ、その中に含まれるカリウムを抽出
するのに特に重要である。この液組成は、一般にNa2
0 : 1.00−200 g / +2 。
八6203;70〜100  glN呈度である。
本発明で用いられる混合溶媒抽出剤は、一般式(1)で
示される7−アリル−8−ヒドロキシキノリン誘導体と
7−(5,5,7,7−テ1−ラメチル−1−オクテン
−3−イル)−8−ヒトl’:Iキシキノリンからなる
が1必要に応してこれらの2種の抽出剤成分以外の抽出
剤成分も含んでいてもよい。この7−アリル−8−ヒド
ロキシキノリン誘導体の一般式(1)におけるRIは、
水素原子または炭素数1〜15のアルキル基を表し、そ
の中でも水素原子又は炭素数1〜5のアルキル基が好ま
しい。又、Yは水素原子又はハDゲン原子を表し、その
中でも水素原子又は塩素原子か好ましい。この7−アリ
ル−8−ヒドロキシキノリン誘導体の具体例として、7
−アリル−8−ヒドロキシキノリン、2−メチル−7−
アリル−8−ヒト1」キシキノリン、2−n−ブチル−
7−了りルー8−ヒドロキシキノリン、5−り■コルー
7−アリルー8−ヒト1コギシギノリン、2−メチル−
5−クロル−7−アリル−B−ヒl;’ l:lキシキ
ノリン。
2−n−ブチル−5−クロル−8−ヒト1:lキシキノ
リンなどがあげられる。この7−アリル−8−ヒドロキ
シキノリン誘導体を製造するには1例えば一般式(II
) 01( (但し、R1は水素原子Xは炭素数1〜15のアルキル
基、Yは水素原子又は〕\ロケン原子を表ず。) で示される8−ヒドロキシキノリン誘導体に、一般式(
1■) C1h = C112CI −X    (m )(但
し、×はハロゲン原子を表す。) で示されるハ1つゲン化アリルをほぼ等モル量で反応さ
せることによって製造することができる。
又、7−(5,5,7,7−テ1−ラメチル−1−オク
テン−3−イル)−8−ヒドロキシキノリンとしては2
例えば、メサスアノシュランドケミカルよりケレノクス
−100及びケレノクス−120の商品名で販売されて
いるものがあげられる。
前記一般式(1)で示される7−アリル−8−ヒドロキ
シキノリン誘導体と7−(5,5,7゜7−テトラメチ
ル−1−オクテン−3−イル)−8−ヒl;’ l:I
キシキノリンとの割合は2通常重量比で 1:9〜9:
1かこのましく、特に2二8〜8:2の範囲が好ましい
本発明に用いられろ水混和性の有機溶剤としては1例え
ば5液−液抽出で一般に用いられる希釈剤があげられ、
これらは単独であるいは混合物として用いることができ
る。これらの希釈剤を例示ずれは、ヘプタンやケロシン
などの脂肪族炭化水素鵜、ヘンセン、トルエン、キシレ
ンなどの芳香族炭化水素類、クロ1コホルJ8.二塩化
エチレンなとのハロゲン化炭化水素類があけられ、コス
ト。
安全性、水に対する低溶解性を考えるとケロシンか特に
好ましく用いられる。この有機溶剤中の前記混合抽出剤
の濃度は2通常、有機溶剤100 mflに対して、2
.5〜40g(以下2.5〜40W/V%と称す。)好
ましくは5.0〜20W/V%の範囲で用いられる。
本発明においては、有機相に各種の変性剤を添加すると
、さらに有益である。これば?fシー液抽出の分野では
周知であり、変性剤としては2例えば1水酸基を有する
物質、特に炭素数が4〜15の脂肪族アルコール頬、ア
ルギルフェノール頓などか用いられる。
本発明で強塩基性水溶液中からガリウムを回収するには
、公知の条件が採用出来、温度としては通常10〜50
°Cの範囲で採用され、又強塩基性水溶液と有機相との
容積比としては2例えば、10:1〜1:10の範囲で
使用される。さらに液−液抽出操作は、ミキザーセ1−
ラー2抽出塔、遠心分離機等を用い0行うことができる
本発明によれは、溶媒抽出法による共同効果が認められ
て、従来法に比較して著しく大きな分配比か得られる。
従って1段の抽出操作によりアルミン酸ソータのごとき
強塩基性のl合液からでも80%以上の抽出率でガリウ
ムを回収でき、装置の規模をかなり小ざくすることがで
きる。また、#Iによる逆抽出も容易で2通當、液−液
抽出したのちの有機相を水相から分離し、その有機相を
1〜2Nの鉱酸と接触させることにより行われる。さら
に、酸及びアルカリとの接触による抽出剤のIB失も小
さく、用いられる抽出剤は化学的にも安定で有機相を何
回も繰り返して使用できるものであるから実用的である
以下に実施例により本発明をさらに具体的に説明する。
参考例1 5−クロル−8−ヒドロキシキノリン 18.0 gを
ジメチルポルムアミ 溶かし,炭酸カリウム 13.hと塩化アリル7、65
gを加え,撹拌しなから80°Cで4時間反応させた。
反応紹了後,反応混合物を11&、別し,濾液部の溶媒
を減圧下に留去し,残留物を150〜200°Cに加熱
して減圧下で分別芸溜するとbρ・148〜154’C
/ 4 mmt1g下で5−クロル−7−アリル−8−
ヒドロキシキノリン17.6 g fc得た。
参考例2 参考例1における5−クロル−8−ヒl−’ +コキシ
キノリンの代わりに,2−n−ブチル−8−ヒトIJキ
シキノリンを用いること以外は、全く参考例1と同様に
して2−n−ブチル−7−アリル−8−ヒIロキシキノ
リンをj8た。
実施例1 120 g/ (lのNa2O、、75g/ 12の糾
2 03及び0.2  g/7!のGaからなる強塩基
性水l客演を同一容量の下記の組成の有機相と30℃で
1時間撹拌した。
参考例1で得た5−クロル−7−8−ヒト1コキシキノ
リン(CへIIQ)        x   ・gケレ
ソクスー i、00      (8−x)gケ1コシ
ン          90mffN−ラウリルアルコ
ール   LOtnβ相分&1[後、水溶液中に残存し
ているGaの濃度を原子吸光光度法により測定し、 G
aの抽出率J=%を求めた。その結果を表1に示す。
なお、E%は次式で求めたものである。
Ci (但し、Ciは抽出前の水溶液中のGaa度(B/β)
、 Cfは抽出後の水溶液のGaa度(mg/lを表す
。) 表  1 表1より、×−〇に相当する従来法に比較して。
本発明の法が強塩基水溶液からガリウムを効率よく抽出
できることが明らかである。
実施例2 160g/xのNa2O、80g/ 12の八n203
及び0、25gのGaからなる強塩基水溶液を、同一容
量の下記の組成の有機相と30℃で1時間撹拌した。
参考例2でfJた2−n−ブチル−7−アリル−8−ヒ
ト1コキシキノリン(BへII[l)  x   gケ
レノクスー 100      No−x) gゲロシ
ン          90m1N−ラウリルアルコー
ル   iomj2相分1〜it後、実施例1と同様に
してGaの抽出率を求めた。
その結果を表2に示した。
表2 実施例3 120 g/ 1.のNa2O、75g/ Eの八I2
203及び0.204g/βのGaからなる強塩基水溶
液100mβと。
ド記の組成の有機相Vmβとを30′cで1時間撹拌し
た。
参考例1で冑た5−り1コル−7−アリル−8−ヒト1
コキシキノリン   4,08 ケレソクス−1,00Cog り)コ1つボルム     100m1相分離こ、実施
例1と同様にしてGaの抽出率を求めた。
その結果を表3に示した。
表  3 表3より本発明が1段抽出で有機相にガリウノ、を濃縮
できることか明らかである。
なお、比較として、液比1でケレ・ノクスー 100の
を抽出剤として用いたときのGaの抽出率は34%であ
り、有機相のGa濃度は69 mg/ eであった。
特許出願人  ユニチカ株式会社

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)有機相により液−液抽出法で強塩基性水溶液中に
    含まれる々゛リウム回収する方法におしさて、該有機相
    が、(a)一般式(1) (但し1式中R+ば水素原子又は炭素数1〜15のアル
    ギル基、Yは水素原子又は/’t+コリーン原子を表わ
    す。) で示される7−アリル−8−ヒト1コキンキノリン誘導
    体及び7− (5,5,7,7−チトラノチルー1−オ
    クテンー3−イル)−8−ヒドロキシキノリンとの混合
    溶媒抽出剤と。 (bll水湿混合性有機溶剤とからなることを特徴とす
    る強塩基性水溶液からのガリウムの回収方法。
  2. (2)一般式(1)で示される7−アクリル−8−ヒド
    ロキシキノリン誘導体と7− (5,5,7゜7−テト
    ラメチル−1−オクテン−3−イル)−8−ヒドロキシ
    キノリンとの割合が1重量比で1:9〜9:1である特
    許請求の範囲第1項記載の回収方法。
JP6136583A 1983-04-06 1983-04-06 強塩基性水溶液からのガリウムの回収方法 Pending JPS59186683A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5248577A (en) * 1990-08-13 1993-09-28 Eastman Kodak Company Reactant concentration control method and apparatus for precipitation reactions

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