JPS59185265A - 平底円筒タンクの不等沈下修正工法 - Google Patents

平底円筒タンクの不等沈下修正工法

Info

Publication number
JPS59185265A
JPS59185265A JP58060164A JP6016483A JPS59185265A JP S59185265 A JPS59185265 A JP S59185265A JP 58060164 A JP58060164 A JP 58060164A JP 6016483 A JP6016483 A JP 6016483A JP S59185265 A JPS59185265 A JP S59185265A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tank
bottom plate
foundation
block
foundation surface
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP58060164A
Other languages
English (en)
Inventor
鳥谷部 武
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JFE Engineering Corp
Original Assignee
Nippon Kokan Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Kokan Ltd filed Critical Nippon Kokan Ltd
Priority to JP58060164A priority Critical patent/JPS59185265A/ja
Publication of JPS59185265A publication Critical patent/JPS59185265A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (発明の技術分野) 本発明は平底円筒タンクの不等沈下修正工法に関するも
のである。
(発明の技術的背景) 原油等を貯蔵する平底円筒タンクは、一般に第1図に示
すように地盤1上に盛砂して構成された基礎2上にタン
ク本体3を置いた構成となっているが、このような平底
円筒タンクにおいては、タンク基礎2が第1図に鎖線で
示すように不等沈下するとタンク本体3も鎖線図示のよ
うに傾くために、これを放置しておくとタンク本体3が
破壊して原油等の流出事故を引起すことになる。このた
め、タンク基礎2の不等沈下によってタンク本体3が傾
いた場合には、早期にタンク基礎2を修正すると共に、
基礎2の不等沈下によって変形したタンク底板を交換し
てやることが必要である。
この平底円筒タンクの不等沈下を修正する工法としては
、従来、第2図に示すように1タンク本体3をジヤツキ
4によってタンク基礎2面から持ち上げ、この状態でタ
ンク基礎2の整地修正及びタンク底板の交換を行なうジ
ヤツキアップ工法が採用されている。
このジヤツキアップ工法による不等沈下修正は次のよう
な作業手順で行なわれる。
(1)  タンク本体3の外周(タンク側板の外面)に
適当間隔でジヤツキアップ用ブラケット5を取付ける。
(2)  タンク本体3の底板をタンク側板から切シ離
す。
(3)  タンク基礎2上に枕木6を介してジヤツキ4
を配置し、タンク底板3aを除くタンク本体3全体をジ
ヤツキアップする。、このタンク本体3のジヤツキアッ
プ量は、基礎2面の整地後の転圧作業のために、第2図
に鎖線で示した修正目標基礎レベルよシも前記転圧作業
に必要なスペース)(8だけ大きくとることが必要であ
る。
(4)  タンク基礎2上からタンク底板3&を撤(5
)露出させた不等沈下基礎面の低い部分に砂を入れて基
礎面を整地すると共に転圧機によって基礎面を転圧して
タンク基礎を修正する。
(6)修正された基礎面に新しいタンク底板を設置する
(7)  タンク本体3を底板上に降してタンク側板と
底板を溶接する。
(背景技術の問題点) しかしながら、上記従来の不等沈下修正工法では、タン
ク本体3のジヤツキアップに際してタンク本体3に無理
な力がかからないようにするために、タンク本体3の周
囲にできるだけ多 。
くのジヤツキアップ用ブラケット5を取付けて、多数台
のジヤツキ4を使用してタンク本体3をジヤツキアップ
しなければならず、従ってタンク本体3へのジヤツキア
ップ用ブラケット5の取付けやジヤツキ4の配置作業及
び不等沈下修正後のこれらの撤去作業に多大な時間がか
かつて不等沈下修正工期が非常に長くな゛るという問題
があるし、また、ジヤツキアップ時にタンク側板のブラ
ケット取付部に発生する、第3図に矢印で示したジヤツ
キ押力Wとジヤツキ押上点からタンク側板3b’Jでの
距離りの積に相当するモーメントによってタンク側板3
bが変形するのを防ぐために、タンク側板3bの内面に
第3図に示すように周方向の補強材7及び上下方向の補
強材8を設けなければならないという難点もある。しか
も、上記従来の工法では、ジヤツキアップ作業を、タン
ク本体3を水平になるように保ちながら行なわなければ
ならず、そのためには全てのジヤツキ4の押上げ量を厳
密にコントロールしなければならないから、ジヤツキア
ップ作業そのものが非常に大変でちるし、さらにはタン
ク本体3をジヤツキアップした状態で基礎修正や底板交
換を行なっている間に強風によってタンク本体3が倒れ
る危険性もあるために、何らかの耐風対策を講じなけれ
ばならないという問題もある。
(発明の目的) 本発明は上記のような実情にかんがみてなされたもので
あって、その目的とするところは、従来の工法のように
タンク本体をジヤツキアップすることなく、タンク基礎
の整地及びタンク底板の交換を行なうことによシ、ジヤ
ツキや沓ツキアップ用ブラケットの仮設及びその撤去を
不要とすると共に不等沈下修正の工期を従来の工法に比
べて大巾に短縮させ、しかも耐風対策も不要とした平底
円筒シンクの不等沈下修正工法を提供することにある。
(発明の概要) すなわち、本発明は、不等沈下を生じたタンク基礎のタ
ンク底板外周部下の基礎面を高い部分から徐々に削多取
ってタンク底板外周部下の基礎面を水平に均し、次いで
タンク底板の外周部分から適当中及び長さのブロックを
切シ取ってこのフ゛pツクをタンク本体外に引き抜き、
タンク本体内に露出した基礎面を整地した後にこの基礎
面上に新しいブロックをタンク本体外から差し込み設置
し、同様な工程をmh返えしてタンク底板外周部下の基
礎面の整地及び新しいブロックの設置を行なうと共に、
新しいブロックをタンク側板及び隣接するブロックと溶
接し、タンク底板中央部下の基礎面はタンク底板の中央
部分をタンク本体外に搬出した後に整地して、その上に
新しい中央部底板を設置し、この中央部底板と外周部の
ブロックとを溶接することによって不等沈下修正を完了
するものである。
(発明の実施例) 以下、本発明の一実施例を図面を参照して説明する。
第4図は不等沈下を生じた平底円筒タンクを示したもの
で、図中1は地盤、2は盛砂して構成されたタンク基礎
、3はタンク本体であシ、Hはタンク基礎2の最大不等
沈下量(タンク基礎2の最も高い箇所と最も低くなった
箇所との間の高さ)を示している。
この実施例の不等沈下修正工法は、次のようにしてタン
ク基礎2の修正及びタンク底板の交換を行なうものであ
る。
まず、第4図に示すような不等沈下を生じたタンク基礎
2のタンク底板外周部下の基礎面を最も高い部分から徐
々に削シ取ってタンク底板外周部下の基礎面を水平に均
してやる。この基礎面の削シ取シは、まずタンク基礎2
の最も高い点Plの砂をタンク底板下からかき出してこ
の点P1を次に高い点P2まで均し、次いでこの点と2
2点の砂をかき出してその次に高い点P3まで均す作業
の繰シ返えしによって行なえばよく、最終的に基礎面全
周を最も低い点Pnまで均してやれば、タンク底板外局
部下の基礎面全体を水平に均してやることができる。な
お、この基礎面の削シ取りは、タンク底板外周部下の部
分だけでなく、タンク底板よシ外側の基礎外周部に対し
ても行なう。また、この基礎面の削シ取シを行なう場合
、1回の削シ取シ量を多くしすぎるとこの部分のタンク
底板が局部的に大きく下がってタンク側板に無理な力が
かかるから、1回の削シ取シ量an (第5図参照)は
タンク本体3の直径の1/600程度にとどめるのが望
ましい。第5図は第4図のA部分の断面を拡大して示し
たもので、図中基礎2面のハツチングを施した部分は1
回の削り取シによってかき出される部分を示しておシ、
この部分を削シ取ると、タンク底板3aがその分だけ鎖
線図示のように下がシ、それにともなってタンク側板3
bも徐々に垂直に近すいて行く。また、第5図において
tはタンク底板外局部下の基礎面の削シ取)巾を示して
いる。この削シ取シ巾は1m〜2m程度とする。
このようにしてタンク底板外周部下の基礎面を水平に均
し、タンク側板3bを全周にわたって垂直にした後は、
タンク底板3aの外周部分から第6図に示すように適当
な巾Sl及び長さL BO扇形fロックBを切シ取って
このブロックBをタンク本体外に引き抜き、このブロッ
クBがあった部分の基礎面をタンク本体内に露出させる
。なお、図中前記ブロックBに鎖線で示した線部すはタ
ンク側板3bと溶接されていた部分を示している。前記
ブロックBのタンク底板3a及びタンク側板3bからの
切シ離しはエヤガウジングま7’(はグライ、ンダ等に
よりて行なえばよい。こうして前記ブロックBがあった
部分の基礎面をタンク本体内に露出させた後は、この露
出した基礎面を第7図に示すように適自深さDaに削シ
取シ、この部分にアスファルトサンド10(またはアス
ファルトモルタル等)を充填して転圧機によシ転圧し、
この部分の基礎面をタンク側板3bの下端と基礎面との
間隙がタンク底板3aの厚さと略等しくなるように整地
する。なお、この基礎面の整地は、アスファルトサンド
10等を入れずに露出基礎面をそのままあるいは必要に
応じて砂を入れて転圧することによって行なってもよ馳
。また、上記露出基礎面の整地は、この部分の真上のタ
ンク側板部分が基礎面から離れている状態で行なわれる
が、タンク側板3bはこの部分を除く全周をタンク底板
3a1、を介して基礎2に支えられているから、露出基
礎面上のタンク側板部分が下がってくることはない。こ
の後は、この整地した基礎面上に、前記切シ取っ゛たブ
ロックBと略同中でかつ前記ブロックBよシ若干長さが
短かい新しいブロックをタンク本体外から差込み設置す
る。
このようにしてタンク底板外周部分の1箇所のブロック
交換を終了したら、次いでその隣シの部分(タンク底板
外局部分)から扇形ブロック(第6図に鎖線で示したブ
ロック)Bを切シ取りて上記と同様にブロックBの引き
抜き、露出基礎面の整地、新しいブロックの差し込みを
行ない、以下同様な工程を繰シ返えして、タンク底板外
局部下の基礎面の整地及び新しいブロックの設置を行な
うと共に、この新しいブロックをタンク側板3b及び隣
接するブロックと溶接してタンク底板3aの外周部分の
交換を完了する。なお、新しいブロックとタンク側板3
b及び隣接するブロックとの溶接は新しいブロックを差
し込むごとに行なえばよい。第8図及び第9図において
Cは上記のようにして交換された新しいブロックを示し
ている。
一方、タンク底板中央部下の基礎面の整地及び底板交換
は、タンク底板3aの中央部分(前記扇形ブロックBと
して切シ取られる外周部分を除く部分)を適当な大きさ
に切シ分けてタンク本体外に搬出(タンク本体の上部か
ら搬出)して第8図に示すように基礎面を露出させ、こ
の基礎面の凹凸を図に鎖線で示した修正目標面にならっ
て削シ取シまたは砂入れして補正し、この基礎面にアス
ファルトサンド等を新設して転圧(またはそのまま転圧
)して基礎面の整地を行々っだ後に、この基礎面上に新
しい中央部底板全設置して、この中央部底板と外周部の
ブロックCとを溶接する。第9図はこのようにして交換
された新しいタンク底板を示したもので、図中Eは新し
い中央部底板を構成する底板ブロックであシ、これらブ
ロックEは基礎面に敷き並べた後に互いに溶接され六十
舎キ+る。この新しい中央部底板の径は、前記新しい外
周部ブロックCの長さを前のブロックBよシ短かくした
分だけ前の中央部底板よシ大きくなっている。
なお、このタンク底板中央部下の基礎面の整地及び底板
交換は外周部の基礎面整地及びブロック交換と並行して
行なってもよい。
しかして、この不等沈下修正工法は、従来のジヤツキア
ップ工法のようにタンク本体をジヤツキアップするもの
ではないから、ジヤツキやジヤツキアップ用ブラケット
の仮設及びその撤去は全く不要であシ、従って不等沈下
修正の工期を従来のジヤツキアップ工法に比べて大巾に
短縮することができると共に、タンク本体3を基礎2上
に支持した′!i′まの状態で基礎2の整地及び底板交
換を行なっているためにジャーツキアップ工法のように
強風によってタンク本体3が倒れるようなおそれも全く
ないから、耐風対策も不要である。
(発明の効果) 本発明によれば、従来の工法のようにタンク本体をジヤ
ツキアップすることなくタンク基礎の整地及びタンク底
板の交換を行なうことができ、従ってジヤツキやジヤツ
キアップ用ブラケットの仮設及びその撤去を不要とする
ことができると共に、不等沈下修正の工期を従来の工法
に比べて大巾に短縮し、しかも耐風対策も不要とするこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は平底円筒タンクの側面図、第2図は従来の、不
等沈下修正工法を示すタンク本体をめツキアップした状
態のタンクの側面図、第3図は第2図のジヤツキアップ
用ブラケット取付部の拡大断面図である。第4図〜第9
図は本発明の一実施例を示したもので、第4図は不等沈
下を生じたタンクの側面図、第5図は第4図のA部の拡
大断面図、第6図はタンク底板外周部からブロックを切
シ取った状態のタンク底板の平面図、第7図はタンク底
板外周部下の整地された基1礎面の拡大断面図、第8図
はタンク底板の中央部分を搬出した状態のタンクの断面
図、第9図は交換された新しいタンク底板の平面図であ
る。 1・・・地盤、2・・・タンク基礎、3・・・タンク本
体、3a・・・タンク底板、3b・・・タンク側板、B
・・・ツpツク、C・・・新しいブロック、E・・・新
しい中央部底板を構成するブロック、10・・・アスフ
ァルトサンド。 出願人代理人  弁理士 鈴 江 武 彦第4囚 第5図 第8図 第9 図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 不等沈下を生じたタンク基礎のタンク底板外局部下の基
    礎面を高い部分から徐々に削シ取ってタンク底板外局部
    下の基礎面を水平に均し、次いでタンク底板の外周部分
    から適当中及び長さのブロックを切シ取ってこのブロッ
    クをタンク本体外に引き抜き、タンク本体内に露出した
    基礎面を整地した後にこの基礎面上に新しいブロックを
    タンク本体外から差し込み設置し、同様な工程を繰シ返
    えしてタンク底板外周部下の基礎面の整地及び新しいブ
    ロックの設置を行なうと共に、新しいブロックをタンク
    側板及び隣接するブロックと溶接し、タンク底板中央部
    下の基礎面はタンク底板の中央部分をタンク本体外に搬
    出した後に整地して、その上に新しい中央部底板を設置
    し、この中央部底板と外周部のブロックとを溶接するこ
    とを特徴とする平底円筒タンクの不等沈下修正工法。
JP58060164A 1983-04-06 1983-04-06 平底円筒タンクの不等沈下修正工法 Pending JPS59185265A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP58060164A JPS59185265A (ja) 1983-04-06 1983-04-06 平底円筒タンクの不等沈下修正工法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP58060164A JPS59185265A (ja) 1983-04-06 1983-04-06 平底円筒タンクの不等沈下修正工法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPS59185265A true JPS59185265A (ja) 1984-10-20

Family

ID=13134237

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP58060164A Pending JPS59185265A (ja) 1983-04-06 1983-04-06 平底円筒タンクの不等沈下修正工法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS59185265A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
RU2266370C2 (ru) Способ замены горловины и крышки колодца
JPS59185265A (ja) 平底円筒タンクの不等沈下修正工法
JP4111445B2 (ja) 土のうを用いた基礎沈下矯正方法
CN114687345A (zh) 基坑围护墙外侧地表沉降或地下管变形的修复方法
CN108978697B (zh) 地坪模板系统及施工方法
JPS58160478A (ja) タンクにおけるアニユ−ラ−プレ−ト取り替え工法
JP3057020B2 (ja) マンホール蓋用受枠の昇降装置
CN104846856A (zh) 一种倾斜独立排架柱水平顶推校正的方法
JP3791092B2 (ja) 立坑の構築工法
JPH09279619A (ja) 建物の基礎ジャッキアップ工法
CN213867974U (zh) 一种大型储罐矫正工装
JPH03221621A (ja) 構造体の支持方法
CN217352575U (zh) 一种原承台扩大处置结构
JP7350797B2 (ja) 橋りょうの桁の扛上方法
RU2256757C2 (ru) Способ ремонта металлических резервуаров
JPH0422798B2 (ja)
JPH07279441A (ja) 不同沈下修正床工法及び不同沈下修正床構造
JPH01182412A (ja) 水中コンクリート打設方法
JP3176530B2 (ja) 液状化対策工法
JP2715364B2 (ja) 跨道橋の構築方法
CN112832284A (zh) 集装箱重箱堆场箱角基础及其施工方法
JPS63171960A (ja) 不同沈下修正工法
RU1775530C (ru) Способ усилени фундамента при его реконструкции
CN111877406A (zh) 一体化抗压井盖的修复施工方法
CN111962900A (zh) 混凝土框架柱留芯置换加固的施工方法