JPS5918460B2 - Cr↓7C↓3基装飾用焼結硬質合金 - Google Patents

Cr↓7C↓3基装飾用焼結硬質合金

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JPS5918460B2
JPS5918460B2 JP2740579A JP2740579A JPS5918460B2 JP S5918460 B2 JPS5918460 B2 JP S5918460B2 JP 2740579 A JP2740579 A JP 2740579A JP 2740579 A JP2740579 A JP 2740579A JP S5918460 B2 JPS5918460 B2 JP S5918460B2
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JP
Japan
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weight
powder
cr7c3
hard alloy
sintered hard
Prior art date
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Expired
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JP2740579A
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Inventor
直治 藤森
孝春 山本
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Sumitomo Electric Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Electric Industries Ltd
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】 時計ケースに代表される装飾材料として要求される特性
は、傷がつきにくいこと、耐食性に富むこと、金属光沢
を有することの三つである。
従来よりステンレスが主として用いられているが、近年
超硬合金が利用されはじめている。
これはステンレスに比して傷がつきに<<、金属光沢を
長い間失わないという特質によっている。
しかし超硬合金はWCさらにはTaCというきわめて高
価な炭化物を使っていることや、研削性が悪い為に加工
費が高いという二つの理由によってごく限られた高級品
のみに使用されるにとどまっている。
本発明は実用上はとんど傷がつかず且つ超硬合金程高価
でない装飾用合金を提案するものである。
本発明の目的に合致した合金としてはCo−(:”r−
W−C系の、いわゆるステライト合金がよく知られてい
る。
この合金はM6C,M7C蒔の炭化物が分散し、硬度も
HRC=40〜60と、ステンレスより硬くさらに耐食
性は著しく優れている。
しかし一般に傷がつきにくい程の硬度を持つ合金は切削
性が悪く時計枠の如き複雑な形状に加工するのはむずか
しい。
従って粉末冶金法が適してはいるのであるが空孔ができ
やすく、特に装飾用には問題となる。
本発明は粉末冶金法によっても装飾用として合致しかつ
安価に製造可能な合金である。
従来のステライト合金ではM6CとM7C3の両次化物
(Mは金属を表わす)が通常含有されているがM7C3
を単独に使用した方が装飾用としては安価ですぐれた合
金となる。
M7C3のMは主としてCrであるが、Co、N i+
Fe+あるいはT i 、Hf 、 Zr 、V 、N
b 。
T a + M o r WによりCrの0.01〜3
0原子係以内を置換することも可能である。
次に本発明合金作成にあたってはM7C3として添加さ
れるCr以外に金属もしくは加熱中に分解して実質的に
CrとなるかCo 、Ni 、Fe等のマトリックス相
に固溶したCr元素が一定量存在することが必要である
しかし工業的にはCr金属を添加するだけで十分である
次に本発明の範囲について述べる。
M7C3装飾合金として傷のつきにくい硬度を得るため
に300重量係上必要であるが、800重量係上では加
工がむずかしくなり、空孔もできやすい。
従って30〜80重量係の範囲で時計枠としては35〜
60重量係が望ましい。
Crは3重量係以下では耐食性を有せず、又200重量
係上では空孔が著しく発生する。
よって3〜20重量係重量時計枠としては5〜15重量
係重量味しい。
MoやWはマトリックス相の硬度上昇に有効である。
3重量係以下では効果を示さないが200重量係上では
空孔ができやすくなる。
よって3〜20重量係が適する。
以下実施例により示す。
実施例 1 平均粒径15μのCr粉末90.3重量係と、カーボン
粉9.7重量係を秤取しボールミルで混合後、H2中で
1450℃に加熱し炭化させた。
カーボン分析とX線回折の結果組成はほぼCr7C3で
あることが確認された。
粉砕したCr7C3を45重量係、W粉を10重量%、
cr粉8重量% 、 Co粉37重量係を秤取し、湿式
ボールミルを用い潤滑材としてパラフィン3重量係を添
加して混合した。
この粉末を2t/iの圧力で型押し、真空炉で128℃
で焼結した。
この焼結体はHRC硬度60で抗折力は200kg 7
mm2であった。
又空孔はほとんどみられず、ISO規格腐食試験(PH
4,7に48時間浸漬)によっても腐食しなかった。
実施例 2 重量比で下表に示す組成の合金を実施例1の如く作成し
た。
7は空孔が多く装飾合金として十分な光沢が出なかった
又1,2はISO規格の腐食試験によって不適であるこ
とがわかった。
3〜6は耐食性、光沢共に装飾合金として適していた。
実施例 3 実施例1と同じ方法で作成したCr7C3を40重量係
、W粉末を10重量% 、 Cr粉末を10重量%、c
o粉末を400重量係秤取し、湿式ボールミルにて、混
合を行なった。
この粉末を1.5t/dの圧力で型押し、成型したのち
、真空炉で1280℃にて焼結したものをA1焼結後熱
間静水圧装置においてAr雰囲気中1200’c、10
00気圧で焼結したものをBとする。
AはHRC硬度60.2、抗折力212.4kg/mr
rt2であったのに対し、BはHRC硬度59.8、抗
折力242.5 kg7fnv、2であった。
又、A、Bをいずれの試料とも、研磨によって鏡面加工
を行ない、空孔の状態を検鏡したが、Aは若干極く微少
な空孔が認められたが、Bには殆んど空孔は認められな
かった。
なおISO規格の腐食試験ではA、Bに差が認められな
かった。
実施例 4 平均粒度15μmのCr粉末を78.1重量係、平均粒
度1.5μmの■粉末を9.6重量係、平均粒度1μm
のW粉末を1.7重量係、平均粒度0.8μmのMo粉
末を0.9重量係、C粉末を9.7重量係を秤取し、ボ
ールミルで混合後、H2中で1425°Cにて加熱し炭
化させた。
化学分析、カーボン分析とX線回折の結果、炭化物の組
成は、はぼ(Cr O,8V O,IWo、05Mo0
.05)7C3であることが確認された。
この炭化物をボールミルにて粉砕後、粉砕した炭化物を
50重量係、W粉末を9重量%、cr粉末を9重量%
、 Co粉末を32重量%秤取し、湿式ボールミルにて
混合した。
この粉末を1.5t/CTLの圧力で型押し、成型した
のち真空炉で1280℃にて仮焼結したものを熱間静水
圧装置において、Ar雰囲気中1175℃、1500気
圧にて焼結した。
この焼結体はHRC硬度で59.2で抗折力は180
kgAm2であり、空孔は殆んど認められず、実施例1
記載の腐食試験によっても、殆んど認められなかった。
実施例 5 重量比で下表に示す組成の合金を実施例1,2の如く作
成した。
A12.13はいずれも空孔が多く、装飾合金として充
分な光沢が得られなかった。
又、A14はHRC硬度が39.2L、かなく、装飾合
金とじては硬度不足であった。
A8〜11はいずれも空孔が殆んどなく、硬度もHRC
で50以上あり、ISO規格の腐食試験においても、実
施例2の3〜6と差が認められなかった。
実施例 6 Coを15重量係、Niを15重量係、Crを8重量係
、Wを12重量係、残下表の炭化物とした合金を各種試
作した。
炭化物の組成を下表に示す。
屋15〜20の合金はいずれもISO規格腐食試験にお
いて、満足すべき結果が得られたが、21は著しく腐食
し、不適であった。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 Cr7C330〜80重量係、鉄族金属の1種又は
    2種以上を合計20〜70重量係、Cr3〜20重量%
    、Mo、Wの一方又は両方3〜20重量係、その他不可
    避不純物よりなることを特徴とするC r 7Cs基装
    飾用焼結硬質合金。 2 Cr7C3が35〜60重量係、Crが5〜15
    重量係である特許請求の範囲1項記載のCr7C3基時
    計枠用焼結硬質合金。 3 Cr7C330〜80重量係、鉄族金属の1種又は
    2種以上を合計20〜70重量%、Cr3〜20重量%
    、M o t Wの一方又は両方3〜20重量係、その
    他不可避不純物よりなり、且つCr7C3のCrを、N
    1tco 、Fe +Ti +Hf +Zr+V、Nb
    +Ta +Mo +Wの一種以上で0.01〜30原
    子係以内を置換してなることを特徴とするCr7C3基
    装飾用焼結硬質合金。 4 Cr7C3が35〜60重量%、crが5〜15
    重量係である特許請求の範囲3項記載のCr7C3基時
    計枠用焼結硬質合金。
JP2740579A 1979-03-09 1979-03-09 Cr↓7C↓3基装飾用焼結硬質合金 Expired JPS5918460B2 (ja)

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JPS6377269U (ja) * 1986-11-10 1988-05-23

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