JPS6137947A - 耐摩耐食性焼結合金 - Google Patents
耐摩耐食性焼結合金Info
- Publication number
- JPS6137947A JPS6137947A JP15843984A JP15843984A JPS6137947A JP S6137947 A JPS6137947 A JP S6137947A JP 15843984 A JP15843984 A JP 15843984A JP 15843984 A JP15843984 A JP 15843984A JP S6137947 A JPS6137947 A JP S6137947A
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- JP
- Japan
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- sintered
- wear
- sintered alloy
- alloy
- stainless steel
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明はバルブシート、メカニカルシール用材料あるい
は構造用機械部品等として使用する耐摩耗性および耐食
性に優れた焼結合金に関するものである。
は構造用機械部品等として使用する耐摩耗性および耐食
性に優れた焼結合金に関するものである。
この種材料としてステライ)合金や超硬合金が多用され
ているが、ステライト合金は強度、耐食性の点では優れ
ているものの硬さの面ではHv800位が最高であって
永年摩耗しないで使える為にはなお硬さ不足であり、一
方WCを主成分としN1やGOをバインダーとして用い
た超硬合金は硬さの点では問題はないが、耐食性の点で
今一つ問題があるし、靭性を高める為にバインダー量を
多くすれば一層耐食性が低下するという欠点があった。
ているが、ステライト合金は強度、耐食性の点では優れ
ているものの硬さの面ではHv800位が最高であって
永年摩耗しないで使える為にはなお硬さ不足であり、一
方WCを主成分としN1やGOをバインダーとして用い
た超硬合金は硬さの点では問題はないが、耐食性の点で
今一つ問題があるし、靭性を高める為にバインダー量を
多くすれば一層耐食性が低下するという欠点があった。
更に又超硬合金はその比重が12〜16と大であるので
大型のバルブシート、メカニカルシール用材料あるいは
構造用機械部品用としては重量が大となり過ぎる欠点も
あり、又超硬合金は熱膨張係数は(5〜6) X 10
℃ であり、ステンレス鋼、インコネルのそれが(
14〜18)×10 ℃ であるのに比べて差が大き
い為に相互のロー付けは出来にくいものであった。
大型のバルブシート、メカニカルシール用材料あるいは
構造用機械部品用としては重量が大となり過ぎる欠点も
あり、又超硬合金は熱膨張係数は(5〜6) X 10
℃ であり、ステンレス鋼、インコネルのそれが(
14〜18)×10 ℃ であるのに比べて差が大き
い為に相互のロー付けは出来にくいものであった。
本発明は上記諸問題を解消し、ステライト合金と比べ硬
さが超硬合金並に大(Hv −1,000以上)で、か
つ超硬合金の欠点である耐食性を改善し、熱膨張係数が
(12〜14) X 10−’℃−1′あってステンレ
ス鋼フインコネル等とロー付けが出来る! 合金を提供せんとするものである。
さが超硬合金並に大(Hv −1,000以上)で、か
つ超硬合金の欠点である耐食性を改善し、熱膨張係数が
(12〜14) X 10−’℃−1′あってステンレ
ス鋼フインコネル等とロー付けが出来る! 合金を提供せんとするものである。
かかる問題を解決するために、本発明はC025〜45
重量%、WC45〜25重量%、残部がCr−02とO
rの合計であり、しかもGr、Ω/Crの比が05〜5
の範囲であることを特徴としだ耐摩耐食性焼結合金であ
る。
重量%、WC45〜25重量%、残部がCr−02とO
rの合計であり、しかもGr、Ω/Crの比が05〜5
の範囲であることを特徴としだ耐摩耐食性焼結合金であ
る。
製造に関してはGOlWC、Cr5C,、及びCr粉末
を出発原料として用い、混合粉末のプレス成形体を焼結
し、更に熱間静水圧加圧焼結するものである〇 〔実施例〕 以下に本発明焼結合金を開発するに至った実験並びにそ
の結果を示す。
を出発原料として用い、混合粉末のプレス成形体を焼結
し、更に熱間静水圧加圧焼結するものである〇 〔実施例〕 以下に本発明焼結合金を開発するに至った実験並びにそ
の結果を示す。
実 験
平均粒子径15μmのGO1平均粒子径15μmのWC
1平均粒子径4μmのCr、Q及び平均粒子径4μmの
Crをそれぞれ第1表に示す様な割合に配合したものを
湿式ボールミルで120時間混合し乾燥後、パラフィン
を添加し、15トン/c+Jでプレス成形し55闘X1
011111X3011111の成形品を得た。次いで
該成形品を真空雰囲気中、800℃で予備焼結をなし脱
パラフイン処理をした後、3×1a 〜3×10−1m
m H9の真空雰囲気中で、第1表に示す温度にてそれ
ぞれ60〜60分間焼結を行った。
1平均粒子径4μmのCr、Q及び平均粒子径4μmの
Crをそれぞれ第1表に示す様な割合に配合したものを
湿式ボールミルで120時間混合し乾燥後、パラフィン
を添加し、15トン/c+Jでプレス成形し55闘X1
011111X3011111の成形品を得た。次いで
該成形品を真空雰囲気中、800℃で予備焼結をなし脱
パラフイン処理をした後、3×1a 〜3×10−1m
m H9の真空雰囲気中で、第1表に示す温度にてそれ
ぞれ60〜60分間焼結を行った。
この焼結体をダイヤモンド砥石で研削した後、硬さ、比
重、シャルピー衝撃値を求めた。
重、シャルピー衝撃値を求めた。
又、「耐食性試験」は、HNO,、H,SO,、HCl
。
。
NaOHの各10%溶液に、液温50℃の下で120H
(5日間)浸漬した後、単位表面積当りの重量減量を調
べ、下記で評価した。
(5日間)浸漬した後、単位表面積当りの重量減量を調
べ、下記で評価した。
以上の結果並びに同様にして得た代表的な超硬合金につ
いての各種測定結果を第1表及び第2表に示す。
いての各種測定結果を第1表及び第2表に示す。
第1表
上記第1表に示す結果からGO量が、25重量%よりも
少ない試料腐6は衝撃値が小さすぎ(バルブシート、構
造用機械部品等として使用する場合衝撃強度は01に9
・m/c++!以上となるのが望ましく、発明合金の配
分割合は衝撃値が011C9・m/c++! 以上と
なるようにした)、逆に45重量%を越える試料魔11
は硬さ不足であるのでCO量は2.5〜45重量%とす
る。同じ< WC量については45重量%を越える試料
A7は衝撃値が小さすぎ、逆に25重量%よりも少ない
試料煮9では硬さが不足するのでWC量は45〜25重
量%とする。次にCr=Qは得られる焼結合金の焼結性
を向上させ焼結温度幅を拡げ製品歩留りを良くする性質
を有すると共に、硬さの向上にも寄与するが耐食性の点
ではOrよりも劣るのでOrと併用するものであり、0
r−Q とOrとの合計量が全体の60重量%以下の中
Cr、Ci、が10重量%よりも少ない場合は試料&1
0で判る様に硬さがHv1000以下となると共に焼結
温度の幅が非常に狭くなり焼結条件が厳しくなるし、逆
に多すぎて25重重量を越えると試料&8で判る如く衝
撃値が不足するのでOr、C2は10〜25重量%の範
囲、即ちCr、c210rの比で05〜5の範囲とする
。
少ない試料腐6は衝撃値が小さすぎ(バルブシート、構
造用機械部品等として使用する場合衝撃強度は01に9
・m/c++!以上となるのが望ましく、発明合金の配
分割合は衝撃値が011C9・m/c++! 以上と
なるようにした)、逆に45重量%を越える試料魔11
は硬さ不足であるのでCO量は2.5〜45重量%とす
る。同じ< WC量については45重量%を越える試料
A7は衝撃値が小さすぎ、逆に25重量%よりも少ない
試料煮9では硬さが不足するのでWC量は45〜25重
量%とする。次にCr=Qは得られる焼結合金の焼結性
を向上させ焼結温度幅を拡げ製品歩留りを良くする性質
を有すると共に、硬さの向上にも寄与するが耐食性の点
ではOrよりも劣るのでOrと併用するものであり、0
r−Q とOrとの合計量が全体の60重量%以下の中
Cr、Ci、が10重量%よりも少ない場合は試料&1
0で判る様に硬さがHv1000以下となると共に焼結
温度の幅が非常に狭くなり焼結条件が厳しくなるし、逆
に多すぎて25重重量を越えると試料&8で判る如く衝
撃値が不足するのでOr、C2は10〜25重量%の範
囲、即ちCr、c210rの比で05〜5の範囲とする
。
以上の様な各配合成分の割合を満たす本発明の焼結合金
である試料A I 、 2 、3.4及び5のものは、
いずれも硬さはHvloDO以上でステライト合金の最
高Hv8DDに比べ超硬合金なみに大(Hv=i、oo
o以上)で耐摩耗性に富む。
である試料A I 、 2 、3.4及び5のものは、
いずれも硬さはHvloDO以上でステライト合金の最
高Hv8DDに比べ超硬合金なみに大(Hv=i、oo
o以上)で耐摩耗性に富む。
又これら本発明の焼結合金は、試料AI2.13で示す
代表的な超硬合金と比べて、表2に示すように耐食性の
点で優れる。
代表的な超硬合金と比べて、表2に示すように耐食性の
点で優れる。
比重は超硬合金と比べて約2/6位であるので、製品を
軽量化できるという特長を有する。
軽量化できるという特長を有する。
なおこの本発明の焼結合金たる試料AI、2゜3.4.
5につき熱膨張係数を求めたところすべてが(12〜1
4)XIO℃ であり、試料A12゜16のそれは(5
〜6)X10 ℃ であった。ちなみにステライト合
金のそれは(12〜15 ) x 10−’℃−1であ
る。
5につき熱膨張係数を求めたところすべてが(12〜1
4)XIO℃ であり、試料A12゜16のそれは(5
〜6)X10 ℃ であった。ちなみにステライト合
金のそれは(12〜15 ) x 10−’℃−1であ
る。
次に耐摩耐食性材料として、バルブシートやメカニカル
シール等に本発明の焼結合金を用いる場合の利点につき
詳述する。
シール等に本発明の焼結合金を用いる場合の利点につき
詳述する。
図1に示すように、バルブシートやメカニカル台
シールトシて1.il合金21にステンレス鋼、インコ
ネル等を用い、耐摩耐食性の要求されるしゅう動部材に
本発明の焼結合金(11をロー材(3)を使用してロー
付けして使用するものであるが、この種の耐摩耐食性材
料としては超硬合金が考えられるが、熱膨張係数は(5
〜6)X10 ℃ であり、ステンレス鋼、インコネル
のそれが(14〜1B ) X 10−6℃−1である
のに対し著しく異なる為にロー付は後の冷却過程での割
れが発生し易いものであった。
ネル等を用い、耐摩耐食性の要求されるしゅう動部材に
本発明の焼結合金(11をロー材(3)を使用してロー
付けして使用するものであるが、この種の耐摩耐食性材
料としては超硬合金が考えられるが、熱膨張係数は(5
〜6)X10 ℃ であり、ステンレス鋼、インコネル
のそれが(14〜1B ) X 10−6℃−1である
のに対し著しく異なる為にロー付は後の冷却過程での割
れが発生し易いものであった。
これに対して本発明の焼結合金の熱膨張係数は(12〜
14)X10 ℃ であり、ステンレス鋼。
14)X10 ℃ であり、ステンレス鋼。
インコネルのそれに近いので、ロー付けする事が可能な
もので実用に耐え得るものである。
もので実用に耐え得るものである。
以上述べて来た様に本発明の焼結合金は硬さがHvl、
000以上で耐摩耗性に優れており、耐食性では超硬合
金のそれと比較し良好である。更に、超硬合金と比べ比
重が約2/6と小さいので、製品を軽−8−。
000以上で耐摩耗性に優れており、耐食性では超硬合
金のそれと比較し良好である。更に、超硬合金と比べ比
重が約2/6と小さいので、製品を軽−8−。
量化することが出来、又熱膨張係数が(12〜14)X
10 ℃ と比較的大である為にステンレス鋼等との
ロー付けも可能で例えばバルブシートやメカニカルシー
ルとしてステンレス鋼とロー付は使用する場合に便利で
ある。
10 ℃ と比較的大である為にステンレス鋼等との
ロー付けも可能で例えばバルブシートやメカニカルシー
ルとしてステンレス鋼とロー付は使用する場合に便利で
ある。
口
第1図は、ステンレス鋼の銘金に本発明の焼結合金をロ
ー付けして得られたメカニカルシールリング。
ー付けして得られたメカニカルシールリング。
Claims (1)
- 1、Co25〜45重量%、WC45〜25重量%、残
部がCr、C_2とCrの合計であり、しかもCr_3
C_2/Crの比が0.5〜5の範囲内にあることを特
徴とする耐摩耐食性焼結合金。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15843984A JPS6137947A (ja) | 1984-07-27 | 1984-07-27 | 耐摩耐食性焼結合金 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15843984A JPS6137947A (ja) | 1984-07-27 | 1984-07-27 | 耐摩耐食性焼結合金 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6137947A true JPS6137947A (ja) | 1986-02-22 |
Family
ID=15671790
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15843984A Pending JPS6137947A (ja) | 1984-07-27 | 1984-07-27 | 耐摩耐食性焼結合金 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6137947A (ja) |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5389807A (en) * | 1977-01-18 | 1978-08-08 | Mitsubishi Metal Corp | Superhard alloy for bit |
JPS55119149A (en) * | 1979-03-09 | 1980-09-12 | Sumitomo Electric Ind Ltd | Cr7c3 base sintered hard alloy for decoration |
JPS59193241A (ja) * | 1983-04-18 | 1984-11-01 | Seiko Epson Corp | 装飾部品用焼結合金 |
JPS6067639A (ja) * | 1983-09-20 | 1985-04-18 | Toyota Motor Corp | カム装置 |
JPS60258448A (ja) * | 1984-06-02 | 1985-12-20 | Toyota Motor Corp | 内燃機関の動弁系部材 |
-
1984
- 1984-07-27 JP JP15843984A patent/JPS6137947A/ja active Pending
Patent Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5389807A (en) * | 1977-01-18 | 1978-08-08 | Mitsubishi Metal Corp | Superhard alloy for bit |
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JPS6067639A (ja) * | 1983-09-20 | 1985-04-18 | Toyota Motor Corp | カム装置 |
JPS60258448A (ja) * | 1984-06-02 | 1985-12-20 | Toyota Motor Corp | 内燃機関の動弁系部材 |
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