JPS5918417B2 - 安定化有機材料組成物 - Google Patents

安定化有機材料組成物

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JPS5918417B2
JPS5918417B2 JP49108156A JP10815674A JPS5918417B2 JP S5918417 B2 JPS5918417 B2 JP S5918417B2 JP 49108156 A JP49108156 A JP 49108156A JP 10815674 A JP10815674 A JP 10815674A JP S5918417 B2 JPS5918417 B2 JP S5918417B2
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acid
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organic material
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oil
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イ− ライスナ− ウイリアム
源信 皆川
豊 中原
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Adeka Corp
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Adeka Argus Chemical Co Ltd
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  • Heterocyclic Compounds That Contain Two Or More Ring Oxygen Atoms (AREA)
  • Heterocyclic Carbon Compounds Containing A Hetero Ring Having Oxygen Or Sulfur (AREA)
  • Anti-Oxidant Or Stabilizer Compositions (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は安定化された有機材料組成物に関し、さらに詳
しくは酸化的劣化すなわち空気、酸素、オゾン等による
酸化的劣化に対して安定化された有機材料組成物に関す
る。
種々の有機物質の酸化を防止することは工業的見地のみ
ならず商業的見地からも極めて重要であり、今日、種々
の酸化防止剤がゴム製品、油、プラステイクス、有機金
属生成物、食物等のように常態で酸化劣化を受け易い広
範囲の工業用及び商業用製品中に添加使用されている。
しかしながら従来の酸化防止剤は広範囲の有機物質に対
してその酸化防止作用が十分でない欠点がある。本発明
者等は広範囲の有機物質に対して十分な酸化防止作用を
有する酸化防止剤についての開発を進めた結果本発明を
見出すに至つた。
すなわち本発明者等は下記一般式(1)で表わされる化
合物が酸化防止剤として優れ、而して空気、酸素または
オゾンの存在下に酸化性劣化を受ける種々の有機物質に
配合すると、酸化性劣化に対して優れた抑制作用を現わ
すことを見出した。
(上式中R1は炭素数1ないし16のアルキル基又はシ
クロアルキル基を示し、R2は水素原子又は炭素数1な
いし16のアルキル基又はシクロアルキル基、R3,R
4は水素原子、メチル基又はエチル基を示す。4は3価
以上の多価アルコール残基を示し、Rは水素原子又はカ
ルボ准残基を示す。
mはlないし3、nは0,1ないし4を示し、またm+
nは少くとも2以上である。)有機材料の安定剤として
ドイツ公開公報第2,009,504号において分子内
に壊状ケタール基を有するビスフエノール型の化合物が
開示されているが、この環状ケタール基は2価アルコー
ルより誘導されたものであり、本発明者等の検討によれ
ば、このような化合物は熱的に不安定であり、揮発しや
すく、かつ有機材料に対する相容性が劣り、結果として
低い安定化効果しか有していない。
それに対し本発明になる化合物は熱的に安定であり、揮
発損失が少なく有機材料に対する相容性に優れている為
に有機材料に対して長期にわたつて高い安定化効果を与
える。本発明の一般式(1)で表わされる化合物をより
よく理解する為に更に詳しく説明すると5+0H)2r
I1+。
で表わされる多価アルコールとしてはたとえばトリメチ
ロールプロパン、トリメチロールエタン、グリセリン、
ペンタエリスリトール、2,2,6,6−テトラメチロ
ールシクロヘキサノン、3,3,5,5−テトラメチロ
ールピラン一4−オン、ジトリメチロールプロパン、ジ
トリメチロールエタン、ソルビトール、マニトール、イ
ノシトール、ジペンタエリスリトール等がある。Rがカ
ルボン酸残基を示す時はそのカルボン酸としてはたとえ
ばギ酸、酢酸、プロピオン酸、酪酸、バレリアン酸、カ
プロン酸、力フリル酸、2−エチルヘキサン酸、ペラル
ゴン酸、力プリン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、パル
ミチン酸、ステアリン酸、オレイン酸、リノール酸等の
脂肪族カルボン酸、安息香酸、p一第3ブチル安息香酸
、サリチル酸、3,5−ジ一第3ブチル−4−ヒドロキ
シ安息香酸等の芳香族カルボン酸、3−(3j5しジ一
第3ブチル−4しヒドロキシフエニル)プカピオン酸等
の芳香脂肪族カルボン酸等がある。斯くて、本発明の有
効成分である前記化合物は広範囲の酸素感性物質の酸化
防止剤として有用である。例えば燈油、燃料油等のよう
な液体炭化水素燃料は該燃料中に本発明の酸化防止剤の
1種またはそれ以上を配合することにより貯蔵安定性が
増大されるという特徴を有する。テトラエチル鉛のよう
な有機金属付加物並に燃料添加剤として使用される他の
有機金属化合物を含有するガソリンのような液体炭化水
素燃料は本発明の化合物を使用することにより酸化安定
性を増大することが見出された。以上のことはまた潤滑
油及び例えばタービン油、作動油、変圧器油及びその他
の高度に精製された工業用油のような天然に産出される
炭化水素から誘導された機能流体、石けん及びグリース
、可塑性物質、合成ポリマー、例えばポリエチレン及び
ポリプロピレンなどについても同様である。本発明の有
効成分の少量を前記物質に添加すると、空気、酸素また
はオゾンの存在下における酸化劣化に対する抵抗性を非
常に増大させる。更に、上記有機金属化合物用のハロゲ
ン及びリレー含有捕獲剤を含有する前記燃料も亦本発明
の酸化防止剤により安定化される。本発明に使用する有
効成分または酸敗の原因となる酸化性劣化からパラフイ
ン及び微結晶性石油ロウを保護するためにも有効である
ことも見出された。
更に本発明の化合物は、酸化性劣化により貯蔵期間中に
腐敗する動物源または植物源の脂肪及び油の安定化に極
めて有用である。代表的脂肪及び油はバター脂、豚脂、
牛脂、魚油例えばタラ肝油並に劣化し易い動植物脂を含
有するか、または上記脂で調製された種々の食物、即ち
ポテトチツプ、揚げ魚、ドーナツツ、クラツカ一及び種
々の型のねり粉菓子並にケーキ及びクツキ一を包含する
。更に動物飼料として使用される脂肪強化動物飼料及び
フイツシユ゜ミールは本発明の化合物の使用により酸化
性劣化から保護されるばかりでなく、また更に前記化合
物はビタミンA,D及びE並びに或る種のB複合ビタミ
ンの劣化を抑制する作用を有する。本発明の化合物はま
た植物源から誘導された油、例えばヒマシ油、大豆油、
ナタネ油、アン油、オリーブ油、パーム油、トウモロコ
シ油、ゴマ油、落花生油、ババス油、カンキツ油及び綿
実油を含有する組成物、並びに例えばピーナツトバタ一
、落花生及び他の豆類、サラダドレツシング、マーカリ
ン及び他の植物性シヨートニングのような油を含有する
組成物中に加えて有用である。本発明に於て、ポリマー
物質はホモポリマー及びコーポリマ一の両方を含み、そ
の例として、ハロゲン化ビニルと不飽和のポリマー化可
能な化合物例えばビニルエステル、α,β一不飽和、α
,β不飽和エステル、α,β一不飽和ケトン、α,β一
不飽和アルデヒド又は不飽和炭化水素例えばブタジエン
及びスチレン等とコーポリマ一化することによつて形成
されるビニル樹脂、又はポリメチレン、ポリエチレン、
ポリプロピレン、ポリブチレン、ポリ−4−メチルベン
ゼン−1、ポリイソプレンのようなポリ一α−オレフイ
ン及びポリα−オレフインのコーポリマ一、又はポリオ
ール及び有機ポリイソシアネートのようなものから形成
されるポリウレタン、又はポリヘキサメチレノンアジパ
ミドのようなポリアミド、又はポリメチレンテレフタレ
ートのようなポリエステル、又はポリメチルメタクリレ
ートのようなポリカルボネート、又はポリアセタール、
又はポリスチレン、又はポリフエニレンオキサイド、又
はポリエチレンオキサイド、又はポリアクリロニトリル
のようなポリアクリルのようなもの又はブタジエン及び
スチレン及びアクリロニトリル、又はブタジエン及び(
又は)スチレンのコーポリマ一化により得られるような
ものを含む高耐衝撃性ポリスチレンから成るような、前
記したものの混合物を意味する。
前記した如きポリ゛マ一物質は熱可塑性成形及び被覆剤
として使用される。
更に、これらポリマーの誘電力の高いこと及び耐水性は
、コンデンサー及び同類の装置用の絶縁体又は誘電体と
して大変に重要なものである。ポリエチレン及びポリプ
ロピレンのようなポリオレフインは、特に空中に露出し
た時及び高温において酸素により劣化され易いことが知
られている。
例えば製造中に、ポリオレフインの好ましい特性は酸化
による劣化のためにたびたび損われてしまう。このよう
に劣化されることによつて、絶縁力を弱め、退色をおこ
し、もろくなり、凍結を起す原因となる。これらの欠点
を克服するために、本発明に係る化合物は熱及び光によ
る劣化を防止する。本発明に係る前記一般式(1)で示
される化合物は一般に約0.001〜10重量%の濃度
で有効使用され、好ましくは約0.05〜3重量%の濃
度で使われる。
しかして、使用濃度は被安定物質と安定剤の種類により
変わり得る。一つの安定化しようとする物質に2ないし
それ以上の安定剤の混合物を使用する場合普通は安定剤
の全量が全被安定化物質の10%を越えないように使用
することが好ましい。さらに有機物質を安定化するのに
他の添加物、例えば抗酸化剤、抗オゾン化剤、流動点降
下剤、サビ止剤、分散剤、キレート剤、界面活性剤、解
乳化剤、消泡剤、カーボンブラツク、促進剤、可塑剤、
色安定剤、耐熱安定剤、紫外線吸収剤、染料及び塗料、
充填物等と一緒に合わせて使用することもできる。
本発明に係る前記一般式(1)で表わされる化合物例の
示性式を次の表−1に示す。
(表中× C 示す。
) ? 次に前記表−1に示した化合物の簡単な製法を示すと次
の合成例のごとくである。
これらの製法は単なる一例であつて後記以外の方法によ
つても製造する事が可能であり、本発明はこれらの製法
によつて制限されるものではない。合成例 1 (應2化合物の合成) 13.09の1,5−ビス(3′,5′−ジ一第3ブチ
ル−l−ヒドロキシフエニノ(ハ)ペンタノン一3、1
.79のペンタエリスリトール及び0.29のp−トル
エンスルホン酸を60m1のベンゼンに加え還流下24
時間攪拌する。
始めは不均一であるが20時間を過ぎる頃より均一な溶
液となる。冷却後水洗、乾燥し減圧下にベンゼンを留去
する。残渣をエタノールで再結晶し融点189−192
残Cの白色結晶を得た。合成例 2 (E).6化合物の合成) 12.49の1,5−ビス(3′,5′−ジ一第3ブチ
ル−4′−ヒドロキシフエニル)ペンタノン一3、3.
0gのトリメチロールエタン及び0.2gのpトルエン
スルホン酸をベンゼン60m1に加え還流下24時間攪
拌する。
冷却後水洗乾燥し減圧下にベンゼンを留去し残渣をメタ
ノールで再結晶する。得られた白色粉末6.09をベン
ゼン50m1に溶解しトリエチルアミン2.09を加え
る。この溶液にβ−3,5−ジ一第3ブチル−4−ヒド
ロキシフエニルプロピオン酸クロライド3.19を滴下
する。還流下4時間攪拌する。冷却後生成したトリエチ
ルアミン塩酸塩を炉別し、淵液を水洗乾燥し減圧fに溶
媒を留去し融点143−145℃の白色粉末を得た。合
成例 3 (F8化合物の合成) 12.49の1,5−ビス(3′,5′−ジ一第3ブチ
ル−4′−ヒドロキシフエニル)ペンタノン一3、2.
89の2266−テトラメチロールシクラ ラ
ラロヘキサノール及び0.29のp−トルエ
ンスルホン酸をトルエン60m1に加え、還流下16時
間攪拌する。
冷却後、水洗乾燥し減圧下にベンゼンを留去し残渣をエ
タノールで再結晶する。融点232(235℃の白色結
晶を得た。本発明になる有機物質の酸化劣化に対するそ
の抑制効果は、前述された化合物の添加によつて達成さ
れる。
これらの化合物(E.l〜18)の効果を以下の実施例
によつて具体的に説明する。しかしながらこれらの実施
例は本発明を単に説明するものであり本発明はこれらの
実施例によつて何等制限を受けるものではない。実施例
1 本発明の有機材料に対するすぐれた安定化効果を見るた
めに、未安定化ポリプロピレン樹脂100重量部、ジス
テアリルチオジプロピオネート0.3重量部、試料化合
物(表−2)0.2重量部をらいかい機にて10分間混
和した。
この配合混和物を180℃の温度で6分間ミキシングロ
ールで混練し、次いで1806Cの温度で200kg/
Crilの条件で5分間圧縮成型を行つて厚さ1、0m
mのシートを作成した。得られたシートを40X150
m7I1の大きさに切断して夫々独立したシリンダー中
に吊し酸化劣化開始時間を測定した。その結果を表−2
に示す。尚、シリンダー内は酸素雰囲気中、1気圧、1
60.5゜Cの温度に設定される。
又酸化劣化開始時間はシリンダー内の圧力が急激に減少
し始める時点を記録計から読み取つた。実施例 2 未安定化ポリプロピレン樹脂(PrOfax65Ol)
100重量部、ジラウリルチオジプロピオネート0.3
重量部及び試料化合物(表−3)0.1重量部をらいか
い機で10分間混和した。
次いで実施例1に記載された条件で厚さ1.0m7!l
のシートを作成した。
このシートを10×20m11の試験片として160℃
の温度で空気雰囲気下のギヤーオーヴン中でアルミ箔上
に置いて加熱試験した。なお同一サンプルに10枚試験
片を用い5枚以上が退色してもろくなつた時点を劣化開
始時間とした。実施例 3 安定化ポリエチレン樹脂(ハイゼツクス5100E.三
井石油化学社製品,日本)100重量部と試料化合物(
表−4)0.15重量部とを15『Cの温度で5分間ミ
キシングロールで混練し、次いで150℃の温度180
k9/dの条件で5分間圧縮成型を行い、厚さ1.2m
Tf1のシートを作成した。
このシートを10×20mmの試験片としてアルミ箔上
、148.5℃の温度で空気中に於けるギヤーオーヴン
加熱劣化試験を行つた。なお、同一サンプルに10枚の
試片を用い5枚以上が変色、ワツクス状化した時点を劣
化時間とした。その結果を表−4に示す。実施例 4 ABS樹脂(Blendexlll)100重量部、ス
テアリン酸亜鉛0.5重量部、二酸化チタン5.0重量
部及び試料化合物(表−5)0.5重量部をらいかい機
で10分間乾燥状態で混和した。
この混和物を30m7!l押し出し機(回転数300r
pm)を用い240℃の温度で押出しを行いコンパウン
ドを作成した。このコンパウンドを180℃の温度で2
00k9/CTIの条件で5分間圧縮成型を行い0.5
m7!lの厚さのシートを作成した。試験方法は実施例
1と同様とし、但し測定温度は138℃の温度で行つた
。その結果を表−5に示す。実施例 5 ポリ塩化ビニル樹脂(GeOnlO3EP日本ゼオン社
製品,日本)100部、ジオクチルフタレート42部、
エポキシ化大豆油3部、亜鉛ステアレート0.3部、バ
リウムステアレート0.5部、ステアリン酸0.3部及
び試料化合物(表−6)0.3部をミキシングロール1
75℃の温度で5分間混練したあと175℃の温度で圧
縮成型し透明なシートを作成した。
次いで190℃の温度ギヤーオーヴン中空気雰囲気下で
熱劣化試1験を行つた。又劣化時間は着色の度合で判断
した。その結果を表6に示す。実施例 6 豚脂中に於ける添加試料化合物の効果をみるために、1
00℃の温度で試料化合物(表−7)0.10%を加え
て酸素吸収試験を行つた。
ここで示される劣化時間とに急激に酸素の吸収が起つた
時点である。尚酸素圧は1気圧で行つた。その結果を表
−7に示す。実施例 7 未安定化ポリプロピレン樹脂(PrOfax65Ol)
100重量部及び試料化合物(表−8)0.3重量部を
らいかい機で10分間混和した。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 有機材料に次の一般式( I )で表わされる化合物
    を含有せしめてなる酸化的劣化に対して安定化された有
    機材料組成物▲数式、化学式、表等があります▼( I
    )(上式中R_1は炭素数1ないし16のアルキル基又
    はシクロアルキル基を示し、R_2は水素原子又は炭素
    数1ないし16のアルキル基又はシクロアルキル基、R
    _3、R_4は水素原子、メチル基又はエチル基を示す
    。 (A)は3価以上の多価アルコール残基を示し、Rは水
    素原子又はカルボン酸残基を示す。mは1ないし3、n
    は0、1ないし4を示し、またm+nは少くとも2以上
    である。)
JP49108156A 1974-09-19 1974-09-19 安定化有機材料組成物 Expired JPS5918417B2 (ja)

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JP6529164B2 (ja) * 2015-06-24 2019-06-12 日本化薬株式会社 エポキシ樹脂、およびその組成物

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