JPS59183977A - 溶接線追従装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 コノ発明は、溶接トーチをウィービングさせながら溶接
線を追従する装置、特に溶接電流がウィービング左端に
相当する値から最低値に達するまでの時間と、ウィービ
ング右端に相当する値から最低値に達するまでの時間と
が等しくなるように溶接トーチの溶接線に対する左・右
のずれを修正する溶接線追従装置に関するものである。

従来この種の装置として第１図に示すものがあった。図
において、／Ｌ、／Ｒは矢印−で示した溶接の進行方向
に対してそれぞれ左側、右側の被溶接物、３は溶接線（
すなわち被溶接物／Ｌと／Ｒの溶接しようとする所）、
グは溶接線３を接触検出する検出用グローブ、５は制御
器、乙はこの制御器Ｓによって制御されるトーチ左・右
駆動部、７は制御器左によって制御されるトーチ上・下
駆動部、＆Ａ、ｆｆＢ、ｇＣは制御器５とそれぞれ検出
用プロープグ、トーチ左・右駆動部６、トーチ上・下駆
動部７とを結ぶ電気ケーブル、ヲはウィービング装置、
１０は検出用プローブｌおよびウィービング装置９を保
持するホルダー、／／はウィービング装置？に装着され
た溶接トーチ、／２は溶接ワイヤ、／／Ｌは溶接トーチ
／／が左側にウィービングした時の位置、／／Ｒは溶接
トーチｌ／が右側にウィービングした時の位置である。

なお、トーチ左・右駆動部６、トーチ上・下駆動部７、
ウィービング装置デおよびホルダー１０は、溶接トーチ
ｌ／が溶接線３からずれた場合に溶接トーチｌ／を移動
させるための駆動源となる。

次に動作について説明する。まず被溶接物／Ｌと／Ｒを
溶接する溶接線３から溶接トーチ／／がずれたことを検
出用プロープダで検出する。検出されたずれ信号は電気
ケーブルｆＡを通して制御器Ｓへ送られ、こ〜で左・右
または上・下のずれが判別される。その結果、制御器Ｓ
はずれ修正信号をトーチ左・右駆動部６、トーチ上・下
駆動部７へそれぞれ電気ケーブルｇＢ、ｇＣを通して送
る。このずれ修正信号によってトーチ左・右駆動部６は
ウィービング装置ｔの左・右位置すなわち溶接トーチ／
／のウィービングの中心の左・右位置を修正し、トーチ
上・下駆動部７も同様にウィービング装置７の上・下位
置すなわち溶接トーチｌ／の上・下位置を修正する。

従来のこの種の装置は以上のように構成されているので
、アークの熱、光、スパッタの影響を避けるため、検出
用プローブをアーク発生位置より前方に設置しなければ
ならず、そのために検出用グローブ設定位置とアーク発
生位置の位置ずれのせいで検出精度の低下をもたらした
り遅延回路を必要としたりする欠点があり、耐久性も劣
る欠点があった。更に、検出用グローブを必要とするた
め装置が複雑で高価なものになる欠点もあった。

この発明は上記のような従来のものの欠点を除去するた
めになされたもので、溶接電流の、上述した左・右の時
間が等しくなるように溶接トーチの溶接線に対する左・
右のずれを修正することにより、検出用プローブが不必
要になり、そのために装置を簡単化かつ小型化できるの
で狭隘な溶接部にも適用でき、更にアーク溶接特有の熱
、光。

スパッタなどの悪環境下でも検出精度や耐久性の低下を
防ぐことのできる溶接線追従装置を提供することを目的
としている。

以下、この発明の一実施例を図について説明する。第２
図において、／Ｌ、／Ｒ，３，Ａ、？。

１０、／／、／／Ｌ、／／Ｒおよび／２は第１図で説明
したものと同一である。なお、この発明では、駆動源か
ら上述のトーチ上・下駆動部７が除かれている。２１は
ウィービング装置９に取付けられて溶接トーチ／／のウ
ィービング位置を検出する位置検出器、２２は溶接電源
、２３はこの溶接電源２−から溶接トーチ／／へ流す溶
接電流の電流路１．２１１は溶接電流の帰線路１．２５
は溶接電流を検出する検出部、２６は溶接電流の最低値
を検出する最低値検出器、コアはこの最低値検出器、２
乙からの最低値信号および位置検出器２／からの位置信
号により溶接電流がウィービング左端に相当する値から
最低値に達するまでの時間と、溶接電流がウィービング
右端に相当する値から最低値に達するまでの時間とを比
較１−て論理信号を一生する時間比較・論理部、コざは
この時間比較・論理部コアの論理信号から溶接トーチＩ
１０溶接線に対する左・右のずれを判別する判別部、２
９はこの判別部−ｇからの判別信号に従ってウィービン
グ装置９ひいては溶接トーチ／ｌを移動させるトーチ左
・右駆動部６へずれ修正信号を送る命令部である。

次に、この発明の溶接線追従装置の動作を説明する。ま
ずウィービング装置りにより溶接トーチ／／を溶接線シ
に対して直交する面内で左り、右Ｒにウィービングすな
わち周期的な繰返し運動させると、その波形は第３図（
Ａ）に示すようになる。

これに対応して溶接トーチ／／の電流路、２３を流れる
溶接電流も第３図（Ｂ）に示すように変化する。

この溶接電流を検出部λＳで検出し、慣用の低域フィル
タＬ、Ｐ、Ｆ、および増幅器層で適宜ろ波して増幅した
後最低値検出器２６へ供給する。この最低値検出器２６
は、供給された溶接電流の最低値を検出して最低値信号
を時間比較・論理部コアへ供給する。これと同時に、位
置検出器コ／から送られて来た位置信号〔第３図囚のウ
ィービング波形に対応した図示の二値電気信号〕により
、時間比較・論理部２７は溶接電流がウィービング左端
に相当する値から最低値に達するまでの時間ＴＬとウィ
ービング右端に相当する値から最低値に達するまでの時
間ＴＲを比較し、例えば第３図（Ｂ）のように”ずれが
無い”場合すなわちＴＬ＝Ｔ、の時にはθレベルの論理
信号を発生し、第３図（Ｃ’）のように１左にずれてい
る”場合すなわちＴＬ＞ＴＲ０時には高レベルの論理信
号を発生し、また第３図（Ｄ）のように６右にずれてい
る”場合すなわちＴしくＴＲの時には低レベルの論理信
号を発生する。

これらθレベル、高レベルまたは低レベルの論理信号か
ら判別部２ｇはそれぞれ１ずれ無し”。

１左にずれている”、′右にずれている”と判別した判
別信号を発生する。

この判別信号は判別部２ｇから命令部２ｑへ供給される
。従って、命令部２？は溶接トーチｌ／６へずれ修正信
号を送って溶接トーチ／／の溶接線３に対するずれを修
正する。例えば第３図の波形（Ｃ）　、　（ＤＪに対し
、命令部２９はトーチ左・右駆動部６へずれ修正信号を
送って溶接トーチ／／をそれぞれ左・右へ移動させる。

上記実施例は下向突合せ溶接の場合を示したが、他の姿
勢（横向、立向、上向）の突合せ溶接および全姿勢のす
み肉溶接にも同様に有効である。

以上のよ５１Ｃ，この発明によれば、溶接電流の、上述
した左・右の時間が等しくなるようにずれを修正す−る
ように構成したので、下記の効果がある。

ｌ　無接触で溶接線を検出できる。

ユ　装置が簡単、小型化かつ安価にでき、また狭隘な溶
接部にも適用できる。

３　アーク溶接に特有の熱、光、スパッタなどの悪環境
下でも精度の低下や耐久性の低下をもたらさない。

病　アーク溶接に特有のノイズや瞬間的変動の大きい溶
接電流でも誤動作や精度の低下のない溶接線追従が可能
である。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来の溶接線追従装置を示す斜視図、第２図は
この発明の一実施例を二部ブロック図で示す概略図、第
３図はウィービング位置、溶接電流および左・右のずれ
の関係を示す波形図である。 ／／・・溶接トーチ、ヂ・・ウィービング装置、３・・
溶接線、λＳ・・検出部、２１・・位置検出器、２６・
・最低値検出器５．２７・・時間比較・論理部、２ｇ・
・判別部、コ９・・命令部、６・・トーチ左・右駆動部
である。 なお、図中、同一符号は同一または相当部分を示す。 代理人　　葛　　野　　信　　− 焔１図 ％３図 的問

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 溶接トーチをウィービングさせながら溶接線を追従する
   装置において、前記溶接トーチに流れる溶接電流を検出
   する検出部と、前記溶接トーチのウィービング位置を検
   出する位置検出器と、前記検出部の出力側に接続され前
   記溶接電流の最低値を検出する最低値検出器と、この最
   低値検出器および前記位置検出器の出力側に接続され前
   記最低値検出器からの最低値信号および前記位置検出器
   からの位置信号によ〜す・前記溶接電流がウィービング
   左端に相当する値から前記最低値に達するまでの時間と
   前記溶接電流がウィービング右端に相当する値から前記
   最低値に達するまでの時間とを比較して論理信号を発生
   する時間比較・論理部と、この時間比較・論理部の出力
   側に接続され前記論理信号から前記溶接トーチの前記浴
   接線に対する左・右のずれを判別する判別部と、この判
   別部の出力側に接続されその判別信号に従って前記浴接
   トーチを移動させる駆動源へずれ修正信号を送る命令部
   とを備えたことを特徴とする溶接線追従装置。