JPS5918185A - 肥料の製法 - Google Patents
肥料の製法Info
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- JPS5918185A JPS5918185A JP57107385A JP10738582A JPS5918185A JP S5918185 A JPS5918185 A JP S5918185A JP 57107385 A JP57107385 A JP 57107385A JP 10738582 A JP10738582 A JP 10738582A JP S5918185 A JPS5918185 A JP S5918185A
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- Japan
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- coal ash
- drying
- fertilizer
- fuel
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- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02A—TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
- Y02A40/00—Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production
- Y02A40/10—Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production in agriculture
- Y02A40/20—Fertilizers of biological origin, e.g. guano or fertilizers made from animal corpses
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- Fertilizers (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
熱処理して、その脱水効果により乾燥処理に要する燃料
の節減等の効果を得ようとする肥料の製法に関する。
の節減等の効果を得ようとする肥料の製法に関する。
従来、人畜糞処理の方法は、75〜80%の含水量を有
する生糞を直接燃焼あるいは乾燥して処理するため、過
大な燃料費を要し、低能率となり、ときに二次公害の発
生をみるなどの欠陥がある。
する生糞を直接燃焼あるいは乾燥して処理するため、過
大な燃料費を要し、低能率となり、ときに二次公害の発
生をみるなどの欠陥がある。
そこで本発明は、それらの問題解決のため、火力を使用
する処理前に、原料とする人畜前に相当量の吸湿性物質
を混和させて、含有水分を呵及的少なく除水して、所要
燃料を節減し、同時に固形化の促進により作業性を良好
にして能率を増進させ、かつ脱臭の特殊効果に上り奥書
防止ができるようにしたもので、その内容を斯業の技術
分野に提供しようとするものである。
する処理前に、原料とする人畜前に相当量の吸湿性物質
を混和させて、含有水分を呵及的少なく除水して、所要
燃料を節減し、同時に固形化の促進により作業性を良好
にして能率を増進させ、かつ脱臭の特殊効果に上り奥書
防止ができるようにしたもので、その内容を斯業の技術
分野に提供しようとするものである。
本発明の主たる目的は、人畜前肥料の乾燥等に要する燃
料を節約したうえ、なお生産性を向上させて代願な複合
有機質肥料を増産しつる方法を得ようとするものである
が、なお他の目的は、処理困難な廃棄物で無尽蔵に近い
人畜前と石炭灰を再利用し、肥料資源として両者の特性
を生かし、農業」二極めて必要な多量要素で人畜前に多
く含有される有機質と、植物の成育に不i丁欠の鉄・亜
鉛・マンガン等の無機質で石炭灰に含有される微量要素
とを合成させて、土壌改良と地力培養とに著しい効果を
発揮する新肥料の製法の開発によって、肥料生産の長期
安定と護床処理問題の解決とをはかることにある。
料を節約したうえ、なお生産性を向上させて代願な複合
有機質肥料を増産しつる方法を得ようとするものである
が、なお他の目的は、処理困難な廃棄物で無尽蔵に近い
人畜前と石炭灰を再利用し、肥料資源として両者の特性
を生かし、農業」二極めて必要な多量要素で人畜前に多
く含有される有機質と、植物の成育に不i丁欠の鉄・亜
鉛・マンガン等の無機質で石炭灰に含有される微量要素
とを合成させて、土壌改良と地力培養とに著しい効果を
発揮する新肥料の製法の開発によって、肥料生産の長期
安定と護床処理問題の解決とをはかることにある。
本発明の構成に欠くことのできない要件は、前述の吸湿
性物質であるが、我が国の火力発電が年間900万tの
石炭を使用して凡そ180万tの石炭灰を排出させ現に
その処分法に窮しており、本発明はこれが用途の開発に
着意し、褐炭亜炭燃焼灰によって石炭灰の一般的性状を
調べてみた結果、物理的な性状としては特に吸湿性が強
く保水力の弱いことが認められ、また化学的な性状とし
ては活性の大きいことなどを発見したから、さらに進ん
で人畜糞に対する適応を試したところ、強い吸湿性によ
って生糞の結団状の組成水分を急速に吸収して固形化を
促進し、また吸着性の強い炭素質の物質の活性によって
悪臭を去る効果を示すことが確認されたので、目的達成
の技術手段として石炭灰の利用を決意し本願をなすに至
ったものである。
性物質であるが、我が国の火力発電が年間900万tの
石炭を使用して凡そ180万tの石炭灰を排出させ現に
その処分法に窮しており、本発明はこれが用途の開発に
着意し、褐炭亜炭燃焼灰によって石炭灰の一般的性状を
調べてみた結果、物理的な性状としては特に吸湿性が強
く保水力の弱いことが認められ、また化学的な性状とし
ては活性の大きいことなどを発見したから、さらに進ん
で人畜糞に対する適応を試したところ、強い吸湿性によ
って生糞の結団状の組成水分を急速に吸収して固形化を
促進し、また吸着性の強い炭素質の物質の活性によって
悪臭を去る効果を示すことが確認されたので、目的達成
の技術手段として石炭灰の利用を決意し本願をなすに至
ったものである。
本発明の実施例について説明すると次のとおりである。
実 施 例 ■
石炭灰の効果と混入割合の実験
目的 一定量の人畜糞に対し添加する石炭灰の割合を発
見するため、仮りに5%区 ・10%区・20%区の3添加区分を設け、夫々につい
て省エネルギー効果と イ乍業性における効果を判定する。
見するため、仮りに5%区 ・10%区・20%区の3添加区分を設け、夫々につい
て省エネルギー効果と イ乍業性における効果を判定する。
方法 (1)100kg入りミキサーに水分80%の人
畜糞を充填し、前記の割合による石炭 灰を添加する。
畜糞を充填し、前記の割合による石炭 灰を添加する。
(2)ミキサーの第1回目のものは5 kg添加、同第
2回目のものは10 kg添加、同第3回目のものは2
0kg添加として、各回分の石炭灰混和物を得る。
2回目のものは10 kg添加、同第3回目のものは2
0kg添加として、各回分の石炭灰混和物を得る。
実験結果 下表のとおりであった。
〔註〕■表中の区分に30係以上の添加区を設定しない
のは、肥効上有害現象をきたすため、実験の目的外とな
る理由1こよる。
のは、肥効上有害現象をきたすため、実験の目的外とな
る理由1こよる。
■この実験結果によって得た石炭灰の添加割合は、必要
に応じ変化するものであること。
に応じ変化するものであること。
実 施 例 ■
人畜糞の乾燥に要する消費燃料の比較試験目的 人畜糞
に石炭灰を添加して処理したものと、無添加のものとの
乾燥に要する 総合燃料費を比較対照して、省エネル ギー効果を検討する。
に石炭灰を添加して処理したものと、無添加のものとの
乾燥に要する 総合燃料費を比較対照して、省エネル ギー効果を検討する。
方法 実験例1において設定したへ区なり)シC区の混
和物をそのまま使用し、別に 対照するための石炭灰無添加のD区を 新設し、それと対比して製品1 kg当りに要する燃料
の量と代価・石炭灰の使 用量と代価・合計乾燥用費・省エネル ギー効果と効率について比較試験をお こなった。
和物をそのまま使用し、別に 対照するための石炭灰無添加のD区を 新設し、それと対比して製品1 kg当りに要する燃料
の量と代価・石炭灰の使 用量と代価・合計乾燥用費・省エネル ギー効果と効率について比較試験をお こなった。
試験結果 次表のとおりであった。
〔註〕■表中の「省エネ効果」の欄の金額は、D区の燃
料代と合計乾燥用費の差額を示したものである。
料代と合計乾燥用費の差額を示したものである。
■表中の「省エネ効率jの欄のr<−センテージは、D
区の燃料代をもって省工不効果の欄の金額を除して得た
数値である。
区の燃料代をもって省工不効果の欄の金額を除して得た
数値である。
実 施 例 ■
前述の実施例I及びHによって得た知見に基づいて、工
程図のような手順を実践し、その結果反覆して同一物が
得られる本発明の方法を完成させた。
程図のような手順を実践し、その結果反覆して同一物が
得られる本発明の方法を完成させた。
第1次工程
ミキサーに含水量80%の原料生糞を100kg投入し
、それに石炭灰20kgを添加して混和させる。混成さ
れた原料物は、吸水性の強い石炭灰に略50%の水分を
吸収され、固形化して作業性が良好となり、かつ脱水さ
れると共に石炭灰中あ炭素質の活性化により、頓に悪臭
が消去したことが認められた。
、それに石炭灰20kgを添加して混和させる。混成さ
れた原料物は、吸水性の強い石炭灰に略50%の水分を
吸収され、固形化して作業性が良好となり、かつ脱水さ
れると共に石炭灰中あ炭素質の活性化により、頓に悪臭
が消去したことが認められた。
第2次工程
ついで生成された原料物を、ビニールハウス内に移送し
、送風・放熱・攪拌の作用をする自動機を作動させなが
ら太陽熱処理を加え、含水量の30%を蒸散させて水分
量28%の半乾品にさせる。なおこの工程で原料物は殆
んど粗粒状に変りさらさらして扱い易くなった。
、送風・放熱・攪拌の作用をする自動機を作動させなが
ら太陽熱処理を加え、含水量の30%を蒸散させて水分
量28%の半乾品にさせる。なおこの工程で原料物は殆
んど粗粒状に変りさらさらして扱い易くなった。
第3次工程
その半乾品を廃油使用のドライヤーに送入して450°
Cの乾熱による乾燥処理をおこなって、水分量13%の
製品に仕上げることに成功した。
Cの乾熱による乾燥処理をおこなって、水分量13%の
製品に仕上げることに成功した。
本発明の方法によると、石炭灰を添加して原料中の水分
を40%減少させ、更にビニールハウスを用いる太陽熱
処理において30%減少させるから、乾燥加工に要する
燃料は従来法より32%強少なくてよい結果となり、当
初から著しく作業性が向上して能率が増進し、炭素質の
活性によって悪臭を防止することができる等の利点があ
る。
を40%減少させ、更にビニールハウスを用いる太陽熱
処理において30%減少させるから、乾燥加工に要する
燃料は従来法より32%強少なくてよい結果となり、当
初から著しく作業性が向上して能率が増進し、炭素質の
活性によって悪臭を防止することができる等の利点があ
る。
図面は本発明のフローシートである。
特許出願人 中身 学
代理人弁理士 白沢忠雄
工 寵 図
手 続 補 正 書
昭和57年10月30日
1事件の表示
昭和57年特許願第 107385 号2発明の名
称 肥料の製法 3補正をする者 事件との関係 特許出願人 住 所 長野県東筑摩郡四賀村大字中用3852
羨゛″義 竿 鴛 華′ 4代 理 人 〒399−82 6袖正の対象 (イ)願書の1添付書類の目録」の欄。 (ロ) 「明細書」の全文補正。 (ハ)願書に最初に添付した「図面」の削除。 明 細 書 1発明の名称 肥料の製法 2、特許請求の範囲 1人畜糞に石炭灰を加えて混和しビニールハウスを用い
て太陽熱処理した後火力乾燥することを特徴とする肥料
の製法。 3、発明の詳細な説明 熱処理して、その脱水効果により乾燥処理に要する燃料
の節減等の効果を得ようとする肥料の製法に関する。 従来、人畜糞処理の方法は、75〜80%の含水量を有
する生糞を直接燃焼あるいは乾燥して処理するため、過
大な燃料費を要し、低能率となり、ときに二次公害の発
生をみるなどの欠陥がある。 そこで本発明は、それらの問題解決のため、火力を使用
する処理前に、原料とする人畜前に相当量の吸湿性物質
を混和させて、含有水分な町及的少なく除水して、所要
燃料を節減し、同時に固形化の促進により作業性を良好
にして能率を増進させ、かつ脱臭の特殊効果により実害
防止ができるようにしたもので、その内容を斯業の技術
分野に提供しようとするものである。 本発明の主たる目的は、人畜前肥料の乾燥等に要する燃
料を節約したうえ、なお生産性を向上させて代願な複合
有機質肥料を増産しうる方法を得ようとするものである
が、なお他の目的は、処理困難な廃棄物で無尽蔵に近い
人畜前と石炭灰を再利用し、肥料資源として両者の特性
を生かし、農業上極めて必要な多量要素で人畜前に多く
含有される有機質と、植物の成育に不可欠の鉄・亜鉛・
マンガン等の無機質で石炭灰に含有される微量要素とを
合成させて、土壌改良と地力培養とに著しい効果を発揮
する新肥料の製法の開発によって、肥料生産の長期安定
と床尿処理問題の解決とをはかることにある。 本発明の構成に欠くことのできない要件は、前述の吸湿
性物質であるが、我が国の火力発電が年間900万tの
石炭を使用して凡そ180万tの石炭灰を排出させ現に
その処分法に窮しており、本発明はこれが用途の開発に
着意し、褐炭亜炭燃焼灰によって石炭灰の一般的性状を
調べてみた結果、物理的な性状としては特に吸湿性が強
く保水力の弱いことが認められ、また化学的な性状とし
ては活性の大きいことなどを発見したから、さらに進ん
で人畜前に対する適応を試したところ、強い吸湿性によ
って生糞の粘団状の組成水分を急速に吸収して固形化を
促進し、また吸着性の強い炭素質の物質の活性によって
悪臭を去る効果を示すことが確認されたので、目的達成
の技術手段として石炭灰の利用を決意し本願をなすに至
ったものである。 本発明の実施例について説明すると次のとおりである。 実 施 例 I 石炭灰の効果と混入割合の実験 目的 一定量の人畜前に対し添加する石炭灰の割合を発
見するため、仮りに5%区 ・10%区・20%区の3添加区分を設け、夫々につい
て省エネルギー効果と 作業性における効果を判定する。 方法 (1)100kg入りミキサーに水分80%の人
畜前を充填し、前記の割合による石炭 灰を添加する。(参考写真l参照) (2)ミキサーの第1回目のものは5 kg添加、同第
2回目のものは10 kg添加、同第3回目のものは2
0kg添加として、各回分の石炭灰混和物を得る。 〔註〕■表中の区分に30チ以」二の添加区を設定しな
いのは、肥効上有害現象をきたすため、実験の目的外と
なる理由による。 ■この実験結果によって得た石炭灰の添加割合は、必要
に応じ変化するものであること。 実 施 例 ■ 人畜糞の乾燥に要する消費燃料の比較試験目的 人畜糞
に石炭灰を添加して処理したものと、無添加のものとの
乾燥に要する 総合燃料費を比較対照して、省エネル ギー効果を検討する。 方法 実験例Iにおいて設定したA区ないし0区の混和
物をそのまま使用し、別に 対照するための石炭灰無添加のD区を 新設し、それと対比して製品1kg当りに要する燃料の
量と代価・石炭灰の使 用量と代価・合計乾燥用費・省エネル ギー効果と効率について比較試験をお こなった。 試験結果 次表のとおりであった。 〔註〕■表中の「省ニオ効果」の欄の金額は、■)区の
燃料代と合計乾燥用費の差額を示したものである。 0表中の[省エネ効率」の欄のパーセンテージは、D区
の燃料代をもって省ニオ効果の欄の金額を除して得た数
値である。 実 施 例 ■ 前述の実施例I及び■によって得た知見に基づいて、表
−3のような手順を実践し、その結果反覆して同一物が
得られる本発明の方法を完成させた。 第1次工程 ミキサーに含水量80%の原料生糞を100kg投入し
、それに石炭灰20kgを添加して混和させる。混成さ
れた原料物は、吸水性の強い石炭灰に略50%の水分を
吸収され、固形化して作業性が良好となり、かつ脱水さ
れると共に石炭灰中の炭素質の活性化により、頓に悪臭
が消去したことが認められた。 第2次工程 (参考写真2参照) ついで生成された原料物を、−ビニールハウス内に移送
し、送風・放熱・攪拌の作用をする自動機を作動させな
がら太陽熱処理を加え、含水量の30%を蒸散させて水
分量28%の半乾品にさせる。なおこの工程で原料物は
殆んど粗粒状に変りさらさらして扱い易くなった。 第3次工程 (参考写真3参照) その半乾品を廃油使用のドライヤーに送入して450°
Cの乾熱による乾燥処理をおこなって、水分量13%の
製品に仕上げることに成功した。(参考写真4参照) 本発明の方法によると、石炭灰を添加して原料中の水分
を40%減少させ、更にビニールハウスを用いる太陽熱
処理において30%減少させるから、乾燥加工に要する
燃料は従来法より32%強少なくてよい結果となり、当
初から著しく作業性が向」ニして能率が増進し、炭素質
の活性によって悪臭を防止することができる等の利点が
ある。
称 肥料の製法 3補正をする者 事件との関係 特許出願人 住 所 長野県東筑摩郡四賀村大字中用3852
羨゛″義 竿 鴛 華′ 4代 理 人 〒399−82 6袖正の対象 (イ)願書の1添付書類の目録」の欄。 (ロ) 「明細書」の全文補正。 (ハ)願書に最初に添付した「図面」の削除。 明 細 書 1発明の名称 肥料の製法 2、特許請求の範囲 1人畜糞に石炭灰を加えて混和しビニールハウスを用い
て太陽熱処理した後火力乾燥することを特徴とする肥料
の製法。 3、発明の詳細な説明 熱処理して、その脱水効果により乾燥処理に要する燃料
の節減等の効果を得ようとする肥料の製法に関する。 従来、人畜糞処理の方法は、75〜80%の含水量を有
する生糞を直接燃焼あるいは乾燥して処理するため、過
大な燃料費を要し、低能率となり、ときに二次公害の発
生をみるなどの欠陥がある。 そこで本発明は、それらの問題解決のため、火力を使用
する処理前に、原料とする人畜前に相当量の吸湿性物質
を混和させて、含有水分な町及的少なく除水して、所要
燃料を節減し、同時に固形化の促進により作業性を良好
にして能率を増進させ、かつ脱臭の特殊効果により実害
防止ができるようにしたもので、その内容を斯業の技術
分野に提供しようとするものである。 本発明の主たる目的は、人畜前肥料の乾燥等に要する燃
料を節約したうえ、なお生産性を向上させて代願な複合
有機質肥料を増産しうる方法を得ようとするものである
が、なお他の目的は、処理困難な廃棄物で無尽蔵に近い
人畜前と石炭灰を再利用し、肥料資源として両者の特性
を生かし、農業上極めて必要な多量要素で人畜前に多く
含有される有機質と、植物の成育に不可欠の鉄・亜鉛・
マンガン等の無機質で石炭灰に含有される微量要素とを
合成させて、土壌改良と地力培養とに著しい効果を発揮
する新肥料の製法の開発によって、肥料生産の長期安定
と床尿処理問題の解決とをはかることにある。 本発明の構成に欠くことのできない要件は、前述の吸湿
性物質であるが、我が国の火力発電が年間900万tの
石炭を使用して凡そ180万tの石炭灰を排出させ現に
その処分法に窮しており、本発明はこれが用途の開発に
着意し、褐炭亜炭燃焼灰によって石炭灰の一般的性状を
調べてみた結果、物理的な性状としては特に吸湿性が強
く保水力の弱いことが認められ、また化学的な性状とし
ては活性の大きいことなどを発見したから、さらに進ん
で人畜前に対する適応を試したところ、強い吸湿性によ
って生糞の粘団状の組成水分を急速に吸収して固形化を
促進し、また吸着性の強い炭素質の物質の活性によって
悪臭を去る効果を示すことが確認されたので、目的達成
の技術手段として石炭灰の利用を決意し本願をなすに至
ったものである。 本発明の実施例について説明すると次のとおりである。 実 施 例 I 石炭灰の効果と混入割合の実験 目的 一定量の人畜前に対し添加する石炭灰の割合を発
見するため、仮りに5%区 ・10%区・20%区の3添加区分を設け、夫々につい
て省エネルギー効果と 作業性における効果を判定する。 方法 (1)100kg入りミキサーに水分80%の人
畜前を充填し、前記の割合による石炭 灰を添加する。(参考写真l参照) (2)ミキサーの第1回目のものは5 kg添加、同第
2回目のものは10 kg添加、同第3回目のものは2
0kg添加として、各回分の石炭灰混和物を得る。 〔註〕■表中の区分に30チ以」二の添加区を設定しな
いのは、肥効上有害現象をきたすため、実験の目的外と
なる理由による。 ■この実験結果によって得た石炭灰の添加割合は、必要
に応じ変化するものであること。 実 施 例 ■ 人畜糞の乾燥に要する消費燃料の比較試験目的 人畜糞
に石炭灰を添加して処理したものと、無添加のものとの
乾燥に要する 総合燃料費を比較対照して、省エネル ギー効果を検討する。 方法 実験例Iにおいて設定したA区ないし0区の混和
物をそのまま使用し、別に 対照するための石炭灰無添加のD区を 新設し、それと対比して製品1kg当りに要する燃料の
量と代価・石炭灰の使 用量と代価・合計乾燥用費・省エネル ギー効果と効率について比較試験をお こなった。 試験結果 次表のとおりであった。 〔註〕■表中の「省ニオ効果」の欄の金額は、■)区の
燃料代と合計乾燥用費の差額を示したものである。 0表中の[省エネ効率」の欄のパーセンテージは、D区
の燃料代をもって省ニオ効果の欄の金額を除して得た数
値である。 実 施 例 ■ 前述の実施例I及び■によって得た知見に基づいて、表
−3のような手順を実践し、その結果反覆して同一物が
得られる本発明の方法を完成させた。 第1次工程 ミキサーに含水量80%の原料生糞を100kg投入し
、それに石炭灰20kgを添加して混和させる。混成さ
れた原料物は、吸水性の強い石炭灰に略50%の水分を
吸収され、固形化して作業性が良好となり、かつ脱水さ
れると共に石炭灰中の炭素質の活性化により、頓に悪臭
が消去したことが認められた。 第2次工程 (参考写真2参照) ついで生成された原料物を、−ビニールハウス内に移送
し、送風・放熱・攪拌の作用をする自動機を作動させな
がら太陽熱処理を加え、含水量の30%を蒸散させて水
分量28%の半乾品にさせる。なおこの工程で原料物は
殆んど粗粒状に変りさらさらして扱い易くなった。 第3次工程 (参考写真3参照) その半乾品を廃油使用のドライヤーに送入して450°
Cの乾熱による乾燥処理をおこなって、水分量13%の
製品に仕上げることに成功した。(参考写真4参照) 本発明の方法によると、石炭灰を添加して原料中の水分
を40%減少させ、更にビニールハウスを用いる太陽熱
処理において30%減少させるから、乾燥加工に要する
燃料は従来法より32%強少なくてよい結果となり、当
初から著しく作業性が向」ニして能率が増進し、炭素質
の活性によって悪臭を防止することができる等の利点が
ある。
Claims (1)
- 1人畜糞に石炭灰を加えて混和しビニールハウスを用い
て太陽熱処理した後火力乾燥することを特徴とする肥料
の製法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP57107385A JPS5918185A (ja) | 1982-06-22 | 1982-06-22 | 肥料の製法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP57107385A JPS5918185A (ja) | 1982-06-22 | 1982-06-22 | 肥料の製法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5918185A true JPS5918185A (ja) | 1984-01-30 |
Family
ID=14457782
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP57107385A Pending JPS5918185A (ja) | 1982-06-22 | 1982-06-22 | 肥料の製法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5918185A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61186277A (ja) * | 1985-02-12 | 1986-08-19 | 有限会社 みつる産業 | 汚泥,石炭灰複合肥料 |
JPS63172525U (ja) * | 1987-04-28 | 1988-11-09 |
-
1982
- 1982-06-22 JP JP57107385A patent/JPS5918185A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61186277A (ja) * | 1985-02-12 | 1986-08-19 | 有限会社 みつる産業 | 汚泥,石炭灰複合肥料 |
JPS63172525U (ja) * | 1987-04-28 | 1988-11-09 |
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