JP3863318B2 - 生ゴミ土壌化処理剤の製造方法および生ゴミ土壌化処理方法 - Google Patents

生ゴミ土壌化処理剤の製造方法および生ゴミ土壌化処理方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、生ゴミを土壌化する土壌化処理剤とこの土壌化処理剤を使った生ゴミ処理方法に関し、特に、生ゴミの悪臭を急速に除去し、農業肥料として有効な成分を粘土鉱物に付着させて土壌様の肥料とするものである。
【0002】
【従来の技術】
生ゴミは一般廃棄物として回収され、その多くが焼却処分されたり、埋立処分されており、僅かな量が資源化されているに過ぎない。
【0003】
生ゴミを堆肥化する処理方法として、従来より種々の方法、例えば、発酵による処理方法が提案されている。この発酵による処理方法は、微生物群による有機物分解を利用したものであり、生ゴミの堆肥化に20〜30日程度の長い処理期間を要し、悪臭を発生し、処理物の分解むらが発生しやすく、完熟度が安定しないなどの問題があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
食糧の廃棄物である生ゴミは、調理の時点で廃棄される調理残滓や食事後の食べ残しなどが混入しており、肉、魚、野菜、果物、穀類などが生の状態と加工後の状態で廃棄されている。そのため、腐敗の進行に伴い低級脂肪酸、低級アミン類、アンモニア、硫化水素などの悪臭成分が発生し、これらが複合した独特の臭気となり、ハエや雑菌の繁殖も含めた環境汚染源の一つとなっている。
【0005】
そこで、この発明は、これらの問題を解消し、生ゴミを減量して資源化するために考えられたものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この発明の生ゴミ土壌化処理剤の製造方法は、1 L (1000 cc )の蒸留水に、1 g の塩化第二鉄、0 . g の硫酸水素ナトリウムを入れた水溶液を作る第1工程と、上記第1工程で得た水溶液を加圧容器に入れて、300 kg cm 2 の圧力をかけながら、20〜30℃に保温して20日放置する第2工程と、上記第2工程で得た溶液1 L を蒸留水で10倍に希釈し、酢酸0 . cc を入れて稀硫酸によりpHを5 . 5に調整する第3工程と、上記第3工程で得た溶液を60〜80℃に20分間加熱した後、放置して常温にさました後、1:1の割合で硫酸第一鉄および硫酸マグネシウムを250 g 溶かす第4工程と、上記第4工程で得た溶液を希硫酸によりpHを3〜4に調整する第5工程よりなるものである。
【0008】
また、上記第5工程で得た溶液を乾燥させて固状化させてもよいのである。
【0009】
この発明の生ゴミ土壌化処理方法は、上記製造方法により製造した生ゴミ土壌化処理剤と粘土質鉱物との混合物に、生ゴミを混合し、適量の水を加え60℃〜80℃の温度に保って16時間〜30時間加熱撹拌することにより、生ゴミを堆肥化して有効成分を粘土鉱物に付着させて土壌の肥料とするものである。
【0010】
【発明の実施の形態】
この発明は、厨房から排出される生ゴミを処理して、土壌様の肥料に堆肥化するために、各種の無機材料を用いて試行錯誤を繰り返しながら実験したところ、塩化第二鉄、硫酸第一鉄および硫酸マグネシウムの三成分の存在が有効であることを見い出した。
【0011】
しかし、塩化第二鉄、硫酸第一鉄および硫酸マグネシウムなどの無機材料をそのまま生ゴミと混合して優れた効果は得られないが、処理を施すことにより、優れた効果を奏することが明らかになった。
【0012】
この発明の生ゴミ土壌化処理剤の製造方法を工程順に説明する。
【0013】
(液状処理剤の製造方法)
(1) 1L(1000cc)の蒸留水に、1gの塩化第二鉄、0.3gの硫酸水素ナトリウムを入れた水溶液を作り、
(2) 水溶液中の不溶成分を除去するために、0.5メッシュのペーパーフィルターで濾過する。
(3) 濾過して得たした水溶液を加圧容器に入れて、300kg/cm2の圧力をかけながら、20〜30℃に保温して20日放置する。
(4) この溶液1Lを蒸留水で10倍に希釈し、酢酸0.5ccを入れて稀硫酸によりpHを5.5に調整する。
(5) この溶液を60〜80℃に20分間加熱した後、放置して常温にさまし、
(6) 1:1の割合で硫酸第一鉄および硫酸マグネシウムを250g溶かし、
(7) 希硫酸によりpHを3〜4に調整して完成する。
【0014】
(固状処理剤の製造方法)
上記製造方法で作った液状処理剤を室温(30℃)で除湿機により乾燥、固状化したのち、粉砕して完成する。
【0015】
このように乾燥して固状化し、これを粉砕すると、品質が安定し、水溶液の水分が省かれて、重量が軽くなって輸送費を低減でき、保管場所を小さくすることができる。
【0016】
次に、このようにして製造した液状または固状の2種類の処理剤を使用して生ゴミを処理する方法の実施例を説明する。
【0017】
(第1実施例)
(1) 生ゴミを粉砕処理する。
(2) 粘土質鉱物(モンモリロナイト等、2:1型のスメクタイト類が含まれる二次ケイ酸塩鉱物)2.5kg、黒土5kg、赤土2.5kgの混合物に粉砕処理後の生ゴミ10kgを混入し、さらに、液状処理剤1.3Lを4倍希釈(5.2L)したものを加えて撹拌する。
(3) 加熱および撹拌できる処理装置に入れて、40℃〜70℃に保温して24時間稼動させる。
(4) 終了後、放熱して完了する。
(5) 乾燥させると、重量が10.08kgに減量されたサラサラした砂状になり、土の臭いがするものを得ることができた。
【0018】
(第2実施例)
(1) 生ゴミを粉砕処理する。
(2) 粘土質鉱物(モンモリロナイト等、2:1型のスメクタイト類が含まれる二次ケイ酸塩鉱物)2.5kg、黒土5kg、赤土1kg、焼砂1.5kgの混合物に粉砕処理後の生ゴミ10kgを混入し、さらに、液状処理剤0.5Lを10倍希釈(5L)したものを加えて撹拌する。
(3) 加熱および撹拌できる処理装置に入れて、60℃〜80℃に保温して20時間稼動させる。
(4) 終了後、放熱して完了する。
(5) 乾燥させると、重量が10.2kgに減量されたサラサラした砂状になり、土の臭いがするものを得ることができた。
【0019】
(第3実施例)
(1) 生ゴミを粉砕処理する。
(2) 粘土質鉱物(モンモリロナイト等、2:1型のスメクタイト類が含まれる二次ケイ酸塩鉱物)2kg、黒土4.5kg、赤土2.5kg、焼砂1kgの混合物に粉砕処理後の生ゴミ10kgを混入し、さらに、液状処理剤0.2Lを30倍希釈(6L)したものを加えて撹拌する。
(3) 加熱および撹拌できる処理装置に入れて、60℃〜80℃に保温して30時間稼動させる。
(4) 終了後、放熱して完了する。
(5) 乾燥させると、重量が10.1kgに減量されたサラサラした砂状になり、土の臭いがするものを得ることができた。
【0020】
(第4実施例)
粘土質鉱物(モンモリロナイト等、2:1型のスメクタイト類が含まれる二次ケイ酸塩鉱物)、黒土、赤土の混合物に対して、一定量の生ゴミと液状処理剤を加えて処理したものを翌日の土として活用し、再び一定量の生ゴミと液状処理剤を加えて処理する作業を15日間続けた実施例である。
【0021】
(1) 日量分の生ゴミを粉砕処理する。
(2) 粘土質鉱物(モンモリロナイト等、2:1型のスメクタイト類が含まれる二次ケイ酸塩鉱物)500g、黒土750g、赤土750gの混合物を作る。
(3) 日量、生ゴミ200g、液状処理剤12ccを90倍希釈(1.08L)したものを上記工程(2)で作った混合物に加えて撹拌し、加熱および撹拌できる処理装置に入れて、60℃〜80℃に保温して24時間稼動させ、終了後に放熱する。
(4) 放熱した処理物に再び日量分の生ゴミ200g、液状処理剤12ccを90倍希釈(1.08L)したものを加えて撹拌する。
(5) 加熱および撹拌できる処理装置に入れて、60℃〜80℃に保温して24時間稼動させる。
(6) 終了後、工程(4)および工程(5)の作業を12日間繰り返す。
(7) 乾燥させると、重量が1860gに減量されたサラサラした砂状になり、土の臭いがするものを得ることができた。
【0022】
この実施例においては、工程(3)において、水分が蒸発して失うので、毎日液状処理剤12ccを90倍希釈(1.08L)したものを加えて水分を補充する。
【0023】
(第5実施例)
(1) 生ゴミを粉砕処理する。
(2) 固状処理剤100gを水300ccに溶かしたものを、粘土質鉱物(モンモリロナイト等、2:1型のスメクタイト類が含まれる二次ケイ酸塩鉱物)1kg、黒土6kg、赤土3kgの混合物に入れ、粉砕処理後の生ゴミ10kgを混入し、水5L(5000cc)を加えて撹拌する。
(3) 加熱および撹拌できる処理装置に入れて、50℃〜80℃に保温して30時間稼動させる。
(4) 終了後、放熱して完了する。
(5) 乾燥させると、重量が10.1kgに減量されたサラサラした砂状になり、土の臭いがするものを得ることができた。
【0024】
(第6実施例)
(1) 生ゴミを粉砕処理する。
(2) 固状処理剤150gを水450ccに溶かしたものを、焼砂7kg、赤土1.5kg、非晶質を含む粘土鉱物1.5kgの混合物に入れ、粉砕処理後の生ゴミ10kgを混入し、水4.5L(4500cc)を加え撹拌する。
(3) 加熱および撹拌できる処理装置に入れて、60℃〜80℃に保温して24時間稼動させる。
(4) 終了後、放熱して完了する。
(5) 乾燥させると、重量が10.15kgに減量されたサラサラした砂状になり、土の臭いがするものを得ることができた。
【0025】
(第7実施例)
(1) 生ゴミを粉砕処理する。
(2) 固状処理剤200gを水500ccに溶かしたものを、焼砂8kg、赤土0.5kg、非晶質を含む粘土鉱物1.5kgの混合物に入れ、粉砕処理後の生ゴミ10kgを混入し、水3.9L(3900cc)を加え撹拌する。
(3) 加熱および撹拌できる処理装置に入れて、60℃〜80℃に保温して18時間稼動させる。
(4) 終了後、放熱して完了する。
(5) 乾燥させると、重量が10.1kgに減量されたサラサラした砂状になり、土の臭いがするものを得ることができた。
【0026】
(第8実施例)
(1) 生ゴミを粉砕処理する。
(2) 固状処理剤570gを水1400ccに溶かしたものを、焼砂3kg、黒土3kg、赤土5kg、非晶質を含む粘土鉱物2kgの混合物に入れ、粉砕処理後の生ゴミ10kgを混入し、水3L(3000cc)を加え撹拌する。
(3) 加熱および撹拌できる処理装置に入れて、60℃〜80℃に保温して16時間稼動させる。
(4) 終了後、放熱して完了する。
(5) 乾燥させると、重量が10.15kgに減量されたサラサラした砂状になり、土の臭いがするものを得ることができた。この第8実施例によって得た土壌の分析結果は次表のとおりである。
【0027】
Figure 0003863318
【0028】
(第9実施例)
(1) 生ゴミを粉砕処理する。
(2) 固状処理剤400gを水1000ccに溶かしたものを、焼砂1kg、黒土1kg、赤土6kg、非晶質を含む粘土鉱物2kgの混合物に入れ、粉砕処理後の生ゴミ10kgを混入し、水6L(6000cc)を加え撹拌する。
(3) 加熱および撹拌できる処理装置に入れて、60℃〜80℃に保温して16時間稼動させる。
(4) 終了後、放熱して完了する。
(5) 乾燥させると、重量が10.08kgに減量されたサラサラした砂状になり、土の臭いがするものを得ることができた。この第9実施例によって得た土壌の分析結果は次表のとおりである。
【0029】
Figure 0003863318
【0030】
なお、各実施例において、加える水の量を変えることによって脱臭、分解速度を調整することができる。
【0031】
このように処理剤と粘土質鉱物(モンモリロナイト等、2:1型のスメクタイト類が含まれる二次ケイ酸塩鉱物)とを混合したものに、生ゴミを混合し、適量の水を加えて約60℃〜80℃で16時間〜30時間加熱撹拌すると、生ゴミの悪臭が急速に除去され、農業肥料として有効な成分を粘土鉱物に付着させた土壌型の肥料にすることができる。
【0032】
この堆肥化の原理は明らかではないが、処理剤と水と粘土質鉱物との電子移行反応によって生起する反応により、高分子である有機物の結合を切り低分子化することで、生ゴミを分解し、さらに同様な反応によって悪臭成分を急速に分解して無臭化し、生ゴミの分解によって生起する肥料効力を持つ物質を、粘土質鉱物に吸着させるものと思われる。
【0033】
以上で生ゴミを処理する実施の形態について説明したが、この発明の処理方法を家畜の糞尿の処理に適用すると、同様の処理効果を奏することができる。
【0034】
【発明の効果】
以上の実施の形態に基づく説明から明らかなように、この発明の生ゴミ土壌化処理剤および生ゴミ土壌化処理方法によると、生ゴミ土壌化処理剤を非晶質を含む粘土鉱物と併用することにより、生ゴミ分解物を土壌に吸着させ、作物が吸収しやすい肥料分を含んだ土壌として農業への利用を可能にすることができる。
【0035】
そして、肉、魚、野菜、果物、穀類などの生臭、腐敗臭を急速に脱臭することができ、処理により生ゴミを重量費で1/80〜1/100に減量することができる。
【0036】
さらに、加熱および撹粋できる処理装置を使用することにより、生ゴミ処理の全工程を自動化し、16時間〜24時間で処理を完了させることができる。

Claims (4)

  1. 1L(1000cc)の蒸留水に、1gの塩化第二鉄、0.3gの硫酸水素ナトリウムを入れた水溶液を作る第1工程と、上記第1工程で得た水溶液を加圧容器に入れて、300kg/cm2の圧力をかけながら、20〜30℃に保温して20日放置する第2工程と、上記第2工程で得た溶液1Lを蒸留水で10倍に希釈し、酢酸0.5ccを入れて稀硫酸によりpHを5.5に調整する第3工程と、上記第3工程で得た溶液を60〜80℃に20分間加熱した後、放置して常温にさました後、1:1の割合で硫酸第一鉄および硫酸マグネシウムを250g溶かす第4工程と、上記第4工程で得た溶液を希硫酸によりpHを3〜4に調整する第5工程よりなることを特徴とする液状の生ゴミ土壌化処理剤の製造方法。
  2. 1L(1000cc)の蒸留水に、1gの塩化第二鉄、0.3gの硫酸水素ナトリウムを入れた水溶液を作る第1工程と、上記第1工程で得た水溶液を加圧容器に入れて、300kg/cm2の圧力をかけながら、20〜30℃に保温して20日放置する第2工程と、上記第2工程で得た溶液1Lを蒸留水で10倍に希釈し、酢酸0.5ccを入れて稀硫酸によりpHを5.5に調整する第3工程と、上記第3工程で得た溶液を60〜80℃に20分間加熱した後、放置して常温にさました後、1:1の割合で硫酸第一鉄および硫酸マグネシウムを250g溶かす第4工程と、上記第4工程で得た溶液を希硫酸によりpHを3〜4に調整する第5工程と、上記第5工程で得た溶液を乾燥させて固状化させる第6工程とよりなることを特徴とする固状の生ゴミ土壌化処理剤の製造方法。
  3. 請求項1に記載の製造方法により製造した生ゴミ土壌化処理剤と粘土質鉱物との混合物に生ゴミを混合し、水を加えて加熱しながら攪拌することにより生ゴミを堆肥化して有効成分を粘土質鉱物に付着させて土壌様の肥料とすることを特徴とする生ゴミ土壌化処理方法。
  4. 請求項2に記載の製造方法により製造した生ゴミ土壌化処理剤と粘土質鉱物との混合物に生ゴミを混合し、水を加えて加熱しながら攪拌することにより生ゴミを堆肥化して有効成分を粘土質鉱物に付着させて土壌様の肥料とすることを特徴とする生ゴミ土壌化処理方法。
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