JPH0624881A - 生ゴミの処理方法 - Google Patents
生ゴミの処理方法Info
- Publication number
- JPH0624881A JPH0624881A JP4196153A JP19615392A JPH0624881A JP H0624881 A JPH0624881 A JP H0624881A JP 4196153 A JP4196153 A JP 4196153A JP 19615392 A JP19615392 A JP 19615392A JP H0624881 A JPH0624881 A JP H0624881A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- soil
- garbage
- culture soil
- raw garbage
- mixture
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02A—TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
- Y02A40/00—Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production
- Y02A40/10—Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production in agriculture
- Y02A40/20—Fertilizers of biological origin, e.g. guano or fertilizers made from animal corpses
Landscapes
- Cultivation Of Plants (AREA)
- Processing Of Solid Wastes (AREA)
- Fertilizers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 自治体に於けるゴミ処理事業に最適な生ゴミ
処理手段を提供する。 【構成】 破砕した生ゴミに約40%程度の土砂と、適
宜量の石灰と、脱塩作用を有する土壌改良剤と混合し、
1〜2か月間放置発酵させ、培養土として使用したり、
更にこの培養土を更に高温焼成して無菌化処理を施し、
無菌培養土として使用する。
処理手段を提供する。 【構成】 破砕した生ゴミに約40%程度の土砂と、適
宜量の石灰と、脱塩作用を有する土壌改良剤と混合し、
1〜2か月間放置発酵させ、培養土として使用したり、
更にこの培養土を更に高温焼成して無菌化処理を施し、
無菌培養土として使用する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、各家庭から出される生
ゴミを処理する方法に関するものである。
ゴミを処理する方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】各家庭
からのゴミは、通常ガラス、プラスチック等の不燃物
と、それ以外の可燃物とに分別して、各自治体が収集処
理している。即ち不燃物は埋め立て等に使用して処理さ
れ、可燃物は焼却処理している。
からのゴミは、通常ガラス、プラスチック等の不燃物
と、それ以外の可燃物とに分別して、各自治体が収集処
理している。即ち不燃物は埋め立て等に使用して処理さ
れ、可燃物は焼却処理している。
【0003】ところで各家庭の台所から出る残飯、野菜
や魚の屑等の所謂生ゴミは、前記の可燃物ゴミとして処
理されている。然し生ゴミは多量の水分を含んでおり、
焼却処理した場合に多大なエネルギーを要し、明らかに
無駄なエネルギーを使用している。
や魚の屑等の所謂生ゴミは、前記の可燃物ゴミとして処
理されている。然し生ゴミは多量の水分を含んでおり、
焼却処理した場合に多大なエネルギーを要し、明らかに
無駄なエネルギーを使用している。
【0004】また生ゴミ処理として、各家庭で生ゴミを
その儘或は粉砕(流しの排水口に粉砕機が設置されてい
る)して堆肥化する手段も提案されているが、生ゴミ中
に塩分が含まれていると、生ゴミを良く水洗する必要が
あり、煩雑であり、而も全部の家庭に堆肥化を要求する
ことは不可能に近い。そこで本発明は、各家庭から出る
生ゴミを可燃物と分別して収集し、各自治体で、容易に
処理できる手法を提案したものである。
その儘或は粉砕(流しの排水口に粉砕機が設置されてい
る)して堆肥化する手段も提案されているが、生ゴミ中
に塩分が含まれていると、生ゴミを良く水洗する必要が
あり、煩雑であり、而も全部の家庭に堆肥化を要求する
ことは不可能に近い。そこで本発明は、各家庭から出る
生ゴミを可燃物と分別して収集し、各自治体で、容易に
処理できる手法を提案したものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に係る生ゴミの処
理方法は、生ゴミを適宜破砕処理した後、これを生ゴミ
に対して約40%程度の土砂と、適宜量の石灰と、脱塩
作用を有する土壌改良剤と混合し、1〜2か月間放置発
酵させ、培養土として使用することを特徴とするもので
ある。また前記の培養土をその儘使用せず、更に高温焼
成して無菌化処理を施し、無菌培養土として使用するこ
とを特徴とするものである。
理方法は、生ゴミを適宜破砕処理した後、これを生ゴミ
に対して約40%程度の土砂と、適宜量の石灰と、脱塩
作用を有する土壌改良剤と混合し、1〜2か月間放置発
酵させ、培養土として使用することを特徴とするもので
ある。また前記の培養土をその儘使用せず、更に高温焼
成して無菌化処理を施し、無菌培養土として使用するこ
とを特徴とするものである。
【0006】
【作用】生ゴミを粉砕し、これを土砂と混合して放置す
ると、土壌内の菌で生ゴミが発酵分解され、また石灰の
混合によって土壌のPHが改善され、前記の発酵環境が
改良される。更に脱塩作用を有する土壌改良剤の添加に
よって、全体の塩分濃度が減少でき、培養土は、生ゴミ
による肥効成分を多く含み且つ塩分を減少させているの
で、各種植物に対して有効に使用できることになる。
ると、土壌内の菌で生ゴミが発酵分解され、また石灰の
混合によって土壌のPHが改善され、前記の発酵環境が
改良される。更に脱塩作用を有する土壌改良剤の添加に
よって、全体の塩分濃度が減少でき、培養土は、生ゴミ
による肥効成分を多く含み且つ塩分を減少させているの
で、各種植物に対して有効に使用できることになる。
【0007】また前記の培養土を焼成処理すると、塩分
が更に減少すると共に、土壌内の微生物等の殺菌がなさ
れ、芝生のように土壌中の菌に対して特に弱い植物にも
使用できる無菌培養土を得ることができる。
が更に減少すると共に、土壌内の微生物等の殺菌がなさ
れ、芝生のように土壌中の菌に対して特に弱い植物にも
使用できる無菌培養土を得ることができる。
【0008】
【実施例】次に本考案の実施例について説明する。第一
に生ゴミの塩分含有並びに減塩作用をなす土壌改良剤の
効果を見るための実験を行った。この実験は、生ゴミ5
0kgと砂20kgを混合し、この混合物並びに混合物
の焼成物、更に表1に分析結果を例示したFeSO4 が
8.7%,MgSO4 が1.5%程度含有する土壌改良
剤(商標名:ウエルグリーン:(株)アプローズ製)を
添加混合したもの各塩分濃度を測定したもので、その結
果は混合物の塩分濃度比率が35に対し、焼成物及び改
良剤混合物はそれぞれ24と12の比率に減少した。こ
れによって、焼成並びに土壌改良剤の添加は、塩分減少
に効果のあることが確認された。
に生ゴミの塩分含有並びに減塩作用をなす土壌改良剤の
効果を見るための実験を行った。この実験は、生ゴミ5
0kgと砂20kgを混合し、この混合物並びに混合物
の焼成物、更に表1に分析結果を例示したFeSO4 が
8.7%,MgSO4 が1.5%程度含有する土壌改良
剤(商標名:ウエルグリーン:(株)アプローズ製)を
添加混合したもの各塩分濃度を測定したもので、その結
果は混合物の塩分濃度比率が35に対し、焼成物及び改
良剤混合物はそれぞれ24と12の比率に減少した。こ
れによって、焼成並びに土壌改良剤の添加は、塩分減少
に効果のあることが確認された。
【0009】
【表1】
【0010】次に本発明の実施例を説明するが、生ゴミ
処理は単一プラントで一日に100トン処理すること
が、現実的処理量と認められ、これに40トンの土砂を
混合し、更に160kgの石灰と、300リットルの前
記の土壌改良剤を混合するものであるが、現実には前記
と同比率の実験室的実施を試みた。
処理は単一プラントで一日に100トン処理すること
が、現実的処理量と認められ、これに40トンの土砂を
混合し、更に160kgの石灰と、300リットルの前
記の土壌改良剤を混合するものであるが、現実には前記
と同比率の実験室的実施を試みた。
【0011】即ち生ゴミを細かく粉砕し、これに前記の
比率で、土砂、石灰、土壌改良剤を加えて混合し、2か
月放置し発酵させた。発酵後の培養土(中間品)の昭和
48年2月17日環境庁告示第13号に準拠しての分析
結果は表2の通りである。
比率で、土砂、石灰、土壌改良剤を加えて混合し、2か
月放置し発酵させた。発酵後の培養土(中間品)の昭和
48年2月17日環境庁告示第13号に準拠しての分析
結果は表2の通りである。
【0012】
【表2】
【0013】従って培養土(中間品)は、植物の育成の
阻害となる塩分濃度が解消され、それ単独で充分な肥効
成分を備えた培養土となったものである。尚臭いについ
ても殆ど無臭に近い程度に脱臭された。
阻害となる塩分濃度が解消され、それ単独で充分な肥効
成分を備えた培養土となったものである。尚臭いについ
ても殆ど無臭に近い程度に脱臭された。
【0014】更に前記の培養土(中間品)を600度以
上での焼成処理を施すと、表3に例示した通りの分析結
果となり、無菌状態の培養土を得ることができるもので
ある。
上での焼成処理を施すと、表3に例示した通りの分析結
果となり、無菌状態の培養土を得ることができるもので
ある。
【0015】
【表3】
【0016】従って生ゴミを土砂の混合すると共に、発
酵並びに脱塩処理により、生ゴミ自体を何等脱塩処理す
る必要なく、その儘処分でき、而も植物育成用の培養土
(中間品及び無菌培養土)を得ることによって生ゴミの
有効利用も実現したものである。
酵並びに脱塩処理により、生ゴミ自体を何等脱塩処理す
る必要なく、その儘処分でき、而も植物育成用の培養土
(中間品及び無菌培養土)を得ることによって生ゴミの
有効利用も実現したものである。
【0017】尚本発明方法は前記実施例に限定されるも
のではなく、生ゴミの発酵担体に土砂を使用し、更に脱
塩が実現される添加剤を用いればよいもので、生ゴミと
土砂の混合比、発酵期間、土壌改良剤は、初期の目的を
果す範囲内で、任意に定めることができるものである。
のではなく、生ゴミの発酵担体に土砂を使用し、更に脱
塩が実現される添加剤を用いればよいもので、生ゴミと
土砂の混合比、発酵期間、土壌改良剤は、初期の目的を
果す範囲内で、任意に定めることができるものである。
【0018】
【発明の効果】本発明は以上のように、粉砕した生ゴミ
に約40%程度の土砂と、適宜量の石灰と、脱塩作用を
有する土壌改良剤と混合し、1〜2か月間放置発酵さ
せ、培養土として使用したり、またこの培養土を更に高
温焼成して無菌化処理を施し、無菌培養土として使用す
るもので、生ゴミの大量処理並びに容易な有効利用が実
現できたもので、自治体のゴミ収集を生ゴミのみの分別
収集にすると、本発明方法は簡単に実現できると共に、
最適な生ゴミ処理手段となるものである。
に約40%程度の土砂と、適宜量の石灰と、脱塩作用を
有する土壌改良剤と混合し、1〜2か月間放置発酵さ
せ、培養土として使用したり、またこの培養土を更に高
温焼成して無菌化処理を施し、無菌培養土として使用す
るもので、生ゴミの大量処理並びに容易な有効利用が実
現できたもので、自治体のゴミ収集を生ゴミのみの分別
収集にすると、本発明方法は簡単に実現できると共に、
最適な生ゴミ処理手段となるものである。
Claims (2)
- 【請求項1】 生ゴミを適宜破砕処理した後、これを生
ゴミに対して約40%程度の土砂と、適宜量の石灰と、
脱塩作用を有する土壌改良剤と混合し、1〜2か月間放
置発酵させ、培養土として使用することを特徴とする生
ゴミの処理方法。 - 【請求項2】 請求項第1項記載の培養土を、更に高温
焼成して無菌化処理を施し、無菌培養土として使用する
ことを特徴とする生ゴミの処理方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4196153A JPH0624881A (ja) | 1992-06-30 | 1992-06-30 | 生ゴミの処理方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4196153A JPH0624881A (ja) | 1992-06-30 | 1992-06-30 | 生ゴミの処理方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0624881A true JPH0624881A (ja) | 1994-02-01 |
Family
ID=16353093
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4196153A Pending JPH0624881A (ja) | 1992-06-30 | 1992-06-30 | 生ゴミの処理方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0624881A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1999064374A1 (fr) * | 1998-06-08 | 1999-12-16 | Shinya Kanno | Agent de traitement destine a transformer des dechets bruts en terreau, procede de production de cet agent de traitement et procede de traitement des dechets bruts pour les transformer en terreau |
GB2343384A (en) * | 1997-09-12 | 2000-05-10 | Takara Co Ltd | Infant toy for drawing colored picture |
CN104307848A (zh) * | 2014-09-29 | 2015-01-28 | 吴长江 | 厨余垃圾处理方法 |
CN104446715A (zh) * | 2014-09-29 | 2015-03-25 | 吴长江 | 厨余垃圾处理方法 |
WO2020032017A1 (ja) * | 2018-08-09 | 2020-02-13 | 貴之 泉 | 人工土壌の製造方法 |
-
1992
- 1992-06-30 JP JP4196153A patent/JPH0624881A/ja active Pending
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB2343384A (en) * | 1997-09-12 | 2000-05-10 | Takara Co Ltd | Infant toy for drawing colored picture |
AU734006B2 (en) * | 1997-09-12 | 2001-05-31 | Takara Co., Ltd. | Infant toy for drawing colored picture |
GB2343384B (en) * | 1997-09-12 | 2001-08-22 | Takara Co Ltd | Infant toy for drawing colored picture |
WO1999064374A1 (fr) * | 1998-06-08 | 1999-12-16 | Shinya Kanno | Agent de traitement destine a transformer des dechets bruts en terreau, procede de production de cet agent de traitement et procede de traitement des dechets bruts pour les transformer en terreau |
CN104307848A (zh) * | 2014-09-29 | 2015-01-28 | 吴长江 | 厨余垃圾处理方法 |
CN104446715A (zh) * | 2014-09-29 | 2015-03-25 | 吴长江 | 厨余垃圾处理方法 |
WO2020032017A1 (ja) * | 2018-08-09 | 2020-02-13 | 貴之 泉 | 人工土壌の製造方法 |
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