JPS59181260A - 光学活性なイミダゾ−ル誘導体の製法 - Google Patents
光学活性なイミダゾ−ル誘導体の製法Info
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- JPS59181260A JPS59181260A JP5633783A JP5633783A JPS59181260A JP S59181260 A JPS59181260 A JP S59181260A JP 5633783 A JP5633783 A JP 5633783A JP 5633783 A JP5633783 A JP 5633783A JP S59181260 A JPS59181260 A JP S59181260A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
に関する。
更に詳しくは、本発明は式(1)
で示されるチオール誘導体に一般式(II[)CI(、
−(CH2)n −OH(Ill)(式中、nは3また
は4の整数を示す。)で示されるアルコールの反応性誘
導体を反応Sせることを特徴とする一般式(I) (式中、nは前記と同じ意味を表わす)テ示される光学
活性なイミダゾリルプロパツール誘導体の製造法に関す
る。
−(CH2)n −OH(Ill)(式中、nは3また
は4の整数を示す。)で示されるアルコールの反応性誘
導体を反応Sせることを特徴とする一般式(I) (式中、nは前記と同じ意味を表わす)テ示される光学
活性なイミダゾリルプロパツール誘導体の製造法に関す
る。
また、本発明は式(IV)
l
で示されるラセミ体のエポキシド誘導体を光学活性なチ
オロカルボン酸と反応させ、生成する光学活性なチオー
ル誘導体となし、次いでこれを単離するかまたは単離す
ることなく前記一般式(1)で示されるアルコールの反
応性誘導体を反応させることを特徴とする前記一般式(
1)で示される光学活性なイミダゾリルプロパノ−ル誘
導体の製造法に関する6 一般式(1)で示される本発明の目的化合物はより出願
されている。(特願昭57−88580号)また、式(
1)で示される光学活性なチオール体は文献末記載の新
規化合物であり本発明の目的化合物(1)の合成中間体
として有用であるばかりでなく、種々の類縁化合物へ導
き得る有用な化合物である。
オロカルボン酸と反応させ、生成する光学活性なチオー
ル誘導体となし、次いでこれを単離するかまたは単離す
ることなく前記一般式(1)で示されるアルコールの反
応性誘導体を反応させることを特徴とする前記一般式(
1)で示される光学活性なイミダゾリルプロパノ−ル誘
導体の製造法に関する6 一般式(1)で示される本発明の目的化合物はより出願
されている。(特願昭57−88580号)また、式(
1)で示される光学活性なチオール体は文献末記載の新
規化合物であり本発明の目的化合物(1)の合成中間体
として有用であるばかりでなく、種々の類縁化合物へ導
き得る有用な化合物である。
本発明者らは、この有用な凡一対掌体(1)の工業的に
有利な製造法に関し、種々検討を行った結果、本発明方
法を見出した。即ち、本発明の方法によって高純度の一
般式(1)で示されるR−配置のイミダゾリルプロパツ
ール誘導体を高収率で得ることができる6 以下に本発明の詳細な説明する。
有利な製造法に関し、種々検討を行った結果、本発明方
法を見出した。即ち、本発明の方法によって高純度の一
般式(1)で示されるR−配置のイミダゾリルプロパツ
ール誘導体を高収率で得ることができる6 以下に本発明の詳細な説明する。
本発明の目的化合物(1)は、式(置)で示される(R
) 2 (2e4−ジクロロフェニル)−1−(イ
ミダゾール−1−イル)−8−メルカプト−2−プロパ
ツールに一般式(lit)で示されるアルコールの反応
性誘導体すなわちアルキル化剤を、好ましくは塩基の存
在下で反応させることによって容易に得ることができる
。アルコールの反応性誘導体とは、チオールをアルキル
化する際に通常用いられる反応性誘導体であり、そのよ
うな誘導体は例えば式OH,−(CH2) n −Xで
示すことができる。ここでmXは求核性試剤によって容
易に脱離する基を示し、例えば塩素、臭素、ヨウ素等の
ハロゲン原子、メタンスルホニルオキシ基等のアルカン
スルホニルオキシ基またはベンゼンスルホニルオキシ基
、パラトルエンスルホニルオキシ基等のアレーンスルホ
ニルオキシ基が有利に使用される。
) 2 (2e4−ジクロロフェニル)−1−(イ
ミダゾール−1−イル)−8−メルカプト−2−プロパ
ツールに一般式(lit)で示されるアルコールの反応
性誘導体すなわちアルキル化剤を、好ましくは塩基の存
在下で反応させることによって容易に得ることができる
。アルコールの反応性誘導体とは、チオールをアルキル
化する際に通常用いられる反応性誘導体であり、そのよ
うな誘導体は例えば式OH,−(CH2) n −Xで
示すことができる。ここでmXは求核性試剤によって容
易に脱離する基を示し、例えば塩素、臭素、ヨウ素等の
ハロゲン原子、メタンスルホニルオキシ基等のアルカン
スルホニルオキシ基またはベンゼンスルホニルオキシ基
、パラトルエンスルホニルオキシ基等のアレーンスルホ
ニルオキシ基が有利に使用される。
用いるアルキル化剤の量は、チオール誘導体(It)に
対しで等モル量またはそれ以上、好ましくは1〜10倍
モル量が適当である。また、本反応は必ずしも塩基を必
要とはしないが、一般的には塩基の添加により反応を速
やかに完結させることができる。塩基の種類としては、
水酸化リチウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム等
のアルカリ金属水酸化物;炭酸ナトリウム、炭酸カリウ
ム等のアルカリ&属炭酸塩;リチウム、ナトリウム、カ
リウム等のアルカリ金属;水素化ナトリウム等のアルカ
リ金属水素化物;ピリジン、トリエチルアミン等の三級
アミン等が挙げられる。これら塩基の使用量はチオール
誘導体(1)に対して等モルまたはそれ以上、好ましく
は1〜30倍モル量が適当である。また、本反応は、相
間移動触媒を用い、水と適当な有機溶媒の二層系で行う
こともできる。
対しで等モル量またはそれ以上、好ましくは1〜10倍
モル量が適当である。また、本反応は必ずしも塩基を必
要とはしないが、一般的には塩基の添加により反応を速
やかに完結させることができる。塩基の種類としては、
水酸化リチウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム等
のアルカリ金属水酸化物;炭酸ナトリウム、炭酸カリウ
ム等のアルカリ&属炭酸塩;リチウム、ナトリウム、カ
リウム等のアルカリ金属;水素化ナトリウム等のアルカ
リ金属水素化物;ピリジン、トリエチルアミン等の三級
アミン等が挙げられる。これら塩基の使用量はチオール
誘導体(1)に対して等モルまたはそれ以上、好ましく
は1〜30倍モル量が適当である。また、本反応は、相
間移動触媒を用い、水と適当な有機溶媒の二層系で行う
こともできる。
反応溶媒は、反応に用いる試剤にもよるが、通常は、ベ
ンゼン、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素;塩化
メチレン、クロロホルム、1.2−ジクロロエタン等の
ハロゲン化炭化水素;メタノール、エタノール、2−プ
ロパツール等のアルコール;アセトン、メチルエチルケ
トン等のケトン;ジエチルエーテル、テトラヒドロフラ
ン、ジオキサン等のエーテル;酢酸エチル等のエステル
;44−f へ ゛ ジメチルホルムアミド、
ジメチルアセトアミド等のアミドおよび水等が使用され
る。反応温(9)は、−20〜lOO°Cの範囲が良好
な結果を与える。
ンゼン、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素;塩化
メチレン、クロロホルム、1.2−ジクロロエタン等の
ハロゲン化炭化水素;メタノール、エタノール、2−プ
ロパツール等のアルコール;アセトン、メチルエチルケ
トン等のケトン;ジエチルエーテル、テトラヒドロフラ
ン、ジオキサン等のエーテル;酢酸エチル等のエステル
;44−f へ ゛ ジメチルホルムアミド、
ジメチルアセトアミド等のアミドおよび水等が使用され
る。反応温(9)は、−20〜lOO°Cの範囲が良好
な結果を与える。
反応液から生成物(I)を単離する方法は、用いる試剤
の種類によっても異なるが、通常は、必要に応じて反応
溶媒を留去し、水を加えて適当な溶媒で抽出することに
よって目的を達することができる。また、生成物(1)
を必要に応じて適当な酸付加塩、例えば塩酸塩、硝酸塩
等として単離することもできる。
の種類によっても異なるが、通常は、必要に応じて反応
溶媒を留去し、水を加えて適当な溶媒で抽出することに
よって目的を達することができる。また、生成物(1)
を必要に応じて適当な酸付加塩、例えば塩酸塩、硝酸塩
等として単離することもできる。
本発明において用いられるチオール誘導体(l[)はそ
れ自体文献末記載の新規化合物であり、以下に示す2段
階の反応によって合成される。
れ自体文献末記載の新規化合物であり、以下に示す2段
階の反応によって合成される。
第一段階は、式(IV)で示されるdn −2−(2,
4−ジクロロフェニル)−2−(イミダゾール−1−イ
ル)メチルオキシラソを光学活性なチオロカルボン酸と
反応させ、生成するチオールエステルの二種のジアステ
レオマーの1対1混合物を分別再結晶し、所望とする一
方のジアステレオマーのみを単離する工程である。こ・
こで光学活性なチオロカルボン酸としては種々の化合物
が含まれるが、工業的には、式(V)で示される(S)
−2−(4−クロロフェニル)チン オロイか吉草酸が有利に使用され、この化合物を用いた
場合には、エポキシド(IT)との反応によって式(V
l)および式(Vll) で示される(R,S)および(S、S)配置を有する二
種のジアステレオマーチオールエステル誘導体が1対1
の割合で生成し、次いで分別再結晶を行うことによって
目的とする(Rj8)配置のジアステレオマー(Vl)
を高収率で単離することができる。
4−ジクロロフェニル)−2−(イミダゾール−1−イ
ル)メチルオキシラソを光学活性なチオロカルボン酸と
反応させ、生成するチオールエステルの二種のジアステ
レオマーの1対1混合物を分別再結晶し、所望とする一
方のジアステレオマーのみを単離する工程である。こ・
こで光学活性なチオロカルボン酸としては種々の化合物
が含まれるが、工業的には、式(V)で示される(S)
−2−(4−クロロフェニル)チン オロイか吉草酸が有利に使用され、この化合物を用いた
場合には、エポキシド(IT)との反応によって式(V
l)および式(Vll) で示される(R,S)および(S、S)配置を有する二
種のジアステレオマーチオールエステル誘導体が1対1
の割合で生成し、次いで分別再結晶を行うことによって
目的とする(Rj8)配置のジアステレオマー(Vl)
を高収率で単離することができる。
本付加反応は、エポキシド(IV)およびチオロカルボ
ン酸を等モル量または一方を少過剰量用い、適当な溶媒
、例えばベンゼン、トルエン、キシレン、n−ヘキサン
等の炭化水素;メタノール、エタノール、2−プロパツ
ール等のアルコール;塩化メチレン、クロロホルム、l
、2−ジクロロエタン等のハロゲン化炭化水素;アセト
ン、メチルエチルケトン等のケトン;ジエチルエーテル
、テトラヒドロフラン、ジオキサン等のエーテル;酢酸
エチル等のエステル;ジメチルホルムアミド、ジメチル
アセトアミド等のアミド系溶媒等の溶媒中で好ましくは
一10〜80°Cで混合することによって容易に進行し
、2種のジアステレオマーエステルのl対l混合物をほ
ぼ定量的収率で与える。次いで、この混合物を適当な溶
媒、好ましくは上記の炭化水素系溶媒またはアルコール
系溶媒から再結晶するコトによって、所望とする一方の
ジアステレオマーを高収率で得ることができる。また、
最も実際的な方法は、エポキシド(IV)とチオロカル
ボン酸との付加反応を、分別再結晶に用いる溶媒中で実
施することである。即ち、エポキシド(ff)とチオロ
カルボン酸を上記の炭化水素系溶媒またはアルコール系
溶媒中で行い、次いで反応液を冷却することによって所
望とする一方のジアステレオマーチオールエステルのみ
が結晶として析出−これを濾過するだけで目的とする一
方のジアステレオマーのみを単離することができる。
ン酸を等モル量または一方を少過剰量用い、適当な溶媒
、例えばベンゼン、トルエン、キシレン、n−ヘキサン
等の炭化水素;メタノール、エタノール、2−プロパツ
ール等のアルコール;塩化メチレン、クロロホルム、l
、2−ジクロロエタン等のハロゲン化炭化水素;アセト
ン、メチルエチルケトン等のケトン;ジエチルエーテル
、テトラヒドロフラン、ジオキサン等のエーテル;酢酸
エチル等のエステル;ジメチルホルムアミド、ジメチル
アセトアミド等のアミド系溶媒等の溶媒中で好ましくは
一10〜80°Cで混合することによって容易に進行し
、2種のジアステレオマーエステルのl対l混合物をほ
ぼ定量的収率で与える。次いで、この混合物を適当な溶
媒、好ましくは上記の炭化水素系溶媒またはアルコール
系溶媒から再結晶するコトによって、所望とする一方の
ジアステレオマーを高収率で得ることができる。また、
最も実際的な方法は、エポキシド(IV)とチオロカル
ボン酸との付加反応を、分別再結晶に用いる溶媒中で実
施することである。即ち、エポキシド(ff)とチオロ
カルボン酸を上記の炭化水素系溶媒またはアルコール系
溶媒中で行い、次いで反応液を冷却することによって所
望とする一方のジアステレオマーチオールエステルのみ
が結晶として析出−これを濾過するだけで目的とする一
方のジアステレオマーのみを単離することができる。
第2段階は、第1段階で得られたジアステレオマーチオ
ールエステルを塩基と処理し、チオの 一方誘導体(1)を得る工程である。こ←チオールエス
テルの開裂反応は、第1段階で得られtこジアステレオ
マーを適当な溶媒に溶解または懸濁し、通常の方法に従
って有機または無機塩基と処理することによって容易に
進行する。ここで用いる塩基としては、水酸化リチウム
、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム等−e=f→→→
−トのアルカリ金属水酸化物;炭酸ナトリウム、炭酸カ
リウム等のアルカリ金属炭酸塩;ナトリウムメチラート
、ナトリウムエチラート等のアルカリ金属アルコラード
;水硫化ナトリウム、水硫化カリウム等のアルカリ金属
水硫化物;アンモニア;モノメチルアミン、ジエチルア
ミン、トリエチルアミン等の有機アミン等が有利に使用
される。
ールエステルを塩基と処理し、チオの 一方誘導体(1)を得る工程である。こ←チオールエス
テルの開裂反応は、第1段階で得られtこジアステレオ
マーを適当な溶媒に溶解または懸濁し、通常の方法に従
って有機または無機塩基と処理することによって容易に
進行する。ここで用いる塩基としては、水酸化リチウム
、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム等−e=f→→→
−トのアルカリ金属水酸化物;炭酸ナトリウム、炭酸カ
リウム等のアルカリ金属炭酸塩;ナトリウムメチラート
、ナトリウムエチラート等のアルカリ金属アルコラード
;水硫化ナトリウム、水硫化カリウム等のアルカリ金属
水硫化物;アンモニア;モノメチルアミン、ジエチルア
ミン、トリエチルアミン等の有機アミン等が有利に使用
される。
塩基の量は、ジアステレオマーチオールエスチルに対し
て等モル壜またはそれ以上、好ましくは1〜20倍モル
量が良好な結果を与える。
て等モル壜またはそれ以上、好ましくは1〜20倍モル
量が良好な結果を与える。
反応溶媒としては種々のものが用いられるが、一般的に
は、水:メタノール、エタノール、2−プロペノール等
のアルコール;アセトン、メチルエチルケトン等のケト
ン:ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサ
ン等のエーテル;ジメチルホルムアミド、ジメチルアセ
トアミド等のアミド系溶媒等を単独かまたは混合しで用
いる。
は、水:メタノール、エタノール、2−プロペノール等
のアルコール;アセトン、メチルエチルケトン等のケト
ン:ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサ
ン等のエーテル;ジメチルホルムアミド、ジメチルアセ
トアミド等のアミド系溶媒等を単独かまたは混合しで用
いる。
まjこ、本反応は、相間移動触媒を用いて水と他の適当
な有機溶媒の二層系で行うこともできる。
な有機溶媒の二層系で行うこともできる。
反応温度は一10’c以上、好ましくは−lO〜100
°Cが好結果を与える。この反応によって生成するチオ
ール誘導体(1)は、酸素によって徐々に酸化され、相
当する二量体のジスルフィド体を与える傾向があるtこ
め好ましくは窒素まtコはアルゴン等の不活性気体雰囲
気で反応が行われる。生成物(II)は、当該分野で一
般的に使用されでいる通常の単離、精製法によって容易
に単離される。
°Cが好結果を与える。この反応によって生成するチオ
ール誘導体(1)は、酸素によって徐々に酸化され、相
当する二量体のジスルフィド体を与える傾向があるtこ
め好ましくは窒素まtコはアルゴン等の不活性気体雰囲
気で反応が行われる。生成物(II)は、当該分野で一
般的に使用されでいる通常の単離、精製法によって容易
に単離される。
上記の方法によって単離されたチオール誘導体(1)を
前記の方法に従ってアルキル止剤之反応させることによ
って目的とするイミダゾリルプロパツール誘導体(1)
を高収率で得ることができるが、化合物(1)を得るt
こめの最も実用的に有利な方法は上記の第2段階で示し
たジアステレオマーチオールエステル誘導体と塩基の反
応液に、一般式(Ill)で示されるアルコールの反応
性誘導体すなわちアルキル化剤を加えて反応させる方法
であり、この方法によってチオール誘導体(1)を単離
することなく目的物(1)を高収率で得ることができる
。
前記の方法に従ってアルキル止剤之反応させることによ
って目的とするイミダゾリルプロパツール誘導体(1)
を高収率で得ることができるが、化合物(1)を得るt
こめの最も実用的に有利な方法は上記の第2段階で示し
たジアステレオマーチオールエステル誘導体と塩基の反
応液に、一般式(Ill)で示されるアルコールの反応
性誘導体すなわちアルキル化剤を加えて反応させる方法
であり、この方法によってチオール誘導体(1)を単離
することなく目的物(1)を高収率で得ることができる
。
以下、実施例により本発明を更に詳細に説明する。
参考例
(S) −2−(4−クロロフェニル)チオロイソ吉草
酸(V)の合成 水酸化カリウム296fをメタノール1500#+/に
溶解し、30°C以下で硫化水素ガス180gを導入し
、−5°Cまで冷却した。
酸(V)の合成 水酸化カリウム296fをメタノール1500#+/に
溶解し、30°C以下で硫化水素ガス180gを導入し
、−5°Cまで冷却した。
反応液に一5〜lO°Cにで(S)−2−(4−クロロ
フェニル)イソバレロイルクロリド510fIをトルエ
ン11に溶解した溶液を滴下し、同温度で30分間攪拌
したのち水2e□ を加え、次いで35%塩酸455gを滴下しtコ。反応
液を分液し、トルエン層を水500ylで洗浄し、減圧
上濃縮して油状の目的物504ダを得tこ。氷晶は精製
することなく、そのまま実施例1の反応に使用しtこ。
フェニル)イソバレロイルクロリド510fIをトルエ
ン11に溶解した溶液を滴下し、同温度で30分間攪拌
したのち水2e□ を加え、次いで35%塩酸455gを滴下しtコ。反応
液を分液し、トルエン層を水500ylで洗浄し、減圧
上濃縮して油状の目的物504ダを得tこ。氷晶は精製
することなく、そのまま実施例1の反応に使用しtこ。
実施例1
(i) (R)−2−(2,4−ジクロロフェニル−
1−(イミダゾール−1−イル)−3−メルカプト−2
−プロパツール(I)の合成 第1段階: (R)−8−((S)−2−(4−クロロ
フェニル)イソバレロイル チオ)−2−(2,4−ジクロロフ ェニル)−1−(イミダゾール−1 −イル)−2−プロパツール(Vl)の合成 d/−2−(2,4−ジクロロフェニル)−2−(イミ
ダゾール−1−イル)メチルオキシラン269〜fをト
ルエン1100wtlに溶解し、室温にて参考例で得ら
れtコ(S)−2−(4−クロロフェニル)チオロイソ
吉草酸(V) 229 fを加えて空冷下撹拌した。反
応液は徐々に発熱し、約 10分後に55°Cに達し、同温度で1時間攪拌しtこ
。次いで20°Cに冷却し、同温度で8時間攪拌したの
ち析出結晶をP取した。トルエンおよび2−プロパツー
ルで順次洗浄後減圧乾燥して目的物(Vl)204fを
得た。融点182〜188°C1〔α〕D−1・0°
(c==0.5*メタノール)氷晶はX線による構造解
析により、(R)−8−((S)−2−(4−クロロフ
ェニル)イソバレロイルチオ] 2 (2e4−ジ
クロロフェニル)−1=(イミダゾール−1−イル)−
2−プロパツール(vl)であることが確かめられた。
1−(イミダゾール−1−イル)−3−メルカプト−2
−プロパツール(I)の合成 第1段階: (R)−8−((S)−2−(4−クロロ
フェニル)イソバレロイル チオ)−2−(2,4−ジクロロフ ェニル)−1−(イミダゾール−1 −イル)−2−プロパツール(Vl)の合成 d/−2−(2,4−ジクロロフェニル)−2−(イミ
ダゾール−1−イル)メチルオキシラン269〜fをト
ルエン1100wtlに溶解し、室温にて参考例で得ら
れtコ(S)−2−(4−クロロフェニル)チオロイソ
吉草酸(V) 229 fを加えて空冷下撹拌した。反
応液は徐々に発熱し、約 10分後に55°Cに達し、同温度で1時間攪拌しtこ
。次いで20°Cに冷却し、同温度で8時間攪拌したの
ち析出結晶をP取した。トルエンおよび2−プロパツー
ルで順次洗浄後減圧乾燥して目的物(Vl)204fを
得た。融点182〜188°C1〔α〕D−1・0°
(c==0.5*メタノール)氷晶はX線による構造解
析により、(R)−8−((S)−2−(4−クロロフ
ェニル)イソバレロイルチオ] 2 (2e4−ジ
クロロフェニル)−1=(イミダゾール−1−イル)−
2−プロパツール(vl)であることが確かめられた。
第2段階: (R)−2−(2,4−ジクロロフェニ
ル)−1−(イミダゾール−1−イル)−3−メルカプ
ト−2−プロパツール(II)の合成方法(1) 第
1段階の生成物(Vl)49.5 yをメタノール80
0g/に懸濁し、−5〜0°Cに冷却して窒素雰囲気下
で10%水酸化カリウム・メタノール溶液160gを加
えた。反応液 (2)を約30分を要して25°Cまで
昇温し、同温度で2時間攪拌したのち減圧下でメタノー
ルを留去し、残渣に塩化メチレン (800sy/)を加え、水洗後濃縮した。残渣をシリ
カゲルカラムクロマトグラフィに付し、クロロホルム溶
出分画を集めて濃縮し、残渣を塩化メチレン−n−ヘキ
サンの混合溶媒より再結晶して目的物(1)9.4gを
得た。
ル)−1−(イミダゾール−1−イル)−3−メルカプ
ト−2−プロパツール(II)の合成方法(1) 第
1段階の生成物(Vl)49.5 yをメタノール80
0g/に懸濁し、−5〜0°Cに冷却して窒素雰囲気下
で10%水酸化カリウム・メタノール溶液160gを加
えた。反応液 (2)を約30分を要して25°Cまで
昇温し、同温度で2時間攪拌したのち減圧下でメタノー
ルを留去し、残渣に塩化メチレン (800sy/)を加え、水洗後濃縮した。残渣をシリ
カゲルカラムクロマトグラフィに付し、クロロホルム溶
出分画を集めて濃縮し、残渣を塩化メチレン−n−ヘキ
サンの混合溶媒より再結晶して目的物(1)9.4gを
得た。
融点155〜157°c、(α〕に−6,6゜(c =
l 、メタノール) 方法(2)方法(1)においてメタノールに代えて10
%含水メタノール400 Mtを用い、10%水酸化カ
リウム・メ タノール溶液に代えて水酸化ナトリ ウム10fを用いて同様に行い、目 的物(1)1119を得た。融点156〜157°C1
Cot ) 3’ −7,0(C=l、 ytタノール
) (R)−8−(n−ブチルチオ)−2−(2,4−ジク
ロロフェニル)−1−イミダゾール−1−イル)−2−
プロパツール塩酸塩の合成 方法(1)水酸化ナトリウム2yをメタノール100g
?に溶解し、窒素雰囲気 下20〜25℃で臭化n−ブチル2 fおよび前記(1)の第2段階で得られた(R)−2(
2,4−ジクロロフェニル)−1−(イミダゾール−1
−イ ル)−8−メルカプト−2−プロパ ツール(1) 8 fを加え、25〜30°Cで5時間
攪拌しr、=。反応液を減圧上濃縮し、残渣に水50t
nlを加え、塩化メチレン6(1wlで抽出し、塩化メ
チレン層を水で洗浄し、無水硫酸 マグネシウムで乾燥後濃縮して油状 の残渣を得た。これをジエチルエー テル20 telに溶解し、塩化水素ガスを導入し、析
出結晶を漣取し、乾燥 することによって目的物3.41を得 tコ。融点168〜169°C1〔α〕v−89,7°
(C−1,メタノール) 水晶の純度は高速液体クロマトグラ フィーにより99%以上であること が確認された。
l 、メタノール) 方法(2)方法(1)においてメタノールに代えて10
%含水メタノール400 Mtを用い、10%水酸化カ
リウム・メ タノール溶液に代えて水酸化ナトリ ウム10fを用いて同様に行い、目 的物(1)1119を得た。融点156〜157°C1
Cot ) 3’ −7,0(C=l、 ytタノール
) (R)−8−(n−ブチルチオ)−2−(2,4−ジク
ロロフェニル)−1−イミダゾール−1−イル)−2−
プロパツール塩酸塩の合成 方法(1)水酸化ナトリウム2yをメタノール100g
?に溶解し、窒素雰囲気 下20〜25℃で臭化n−ブチル2 fおよび前記(1)の第2段階で得られた(R)−2(
2,4−ジクロロフェニル)−1−(イミダゾール−1
−イ ル)−8−メルカプト−2−プロパ ツール(1) 8 fを加え、25〜30°Cで5時間
攪拌しr、=。反応液を減圧上濃縮し、残渣に水50t
nlを加え、塩化メチレン6(1wlで抽出し、塩化メ
チレン層を水で洗浄し、無水硫酸 マグネシウムで乾燥後濃縮して油状 の残渣を得た。これをジエチルエー テル20 telに溶解し、塩化水素ガスを導入し、析
出結晶を漣取し、乾燥 することによって目的物3.41を得 tコ。融点168〜169°C1〔α〕v−89,7°
(C−1,メタノール) 水晶の純度は高速液体クロマトグラ フィーにより99%以上であること が確認された。
方法(2)前記(1)の第2段階で得られた化合物(I
usyを、窒素雰囲気下で乾燥ジメチルホルムアミド2
0 tttlに溶解し、0〜5°Cに冷却して50%油
性 水素化ナトリウム11’を加えた。
usyを、窒素雰囲気下で乾燥ジメチルホルムアミド2
0 tttlに溶解し、0〜5°Cに冷却して50%油
性 水素化ナトリウム11’を加えた。
次いでT)−トルエンスルホン酸n
−ブチルエステル2.3yを加え、0
〜5°Cで1時間次いで20〜25°Cで18時間攪拌
したのち反応液に水 200 mlを加え、塩化メチレンで抽出した。塩化メ
チレン層を前記(2)の方法(1)と同様に処理し、目
的物2.5fを得た。融点168〜169°C1 〔α)ニー88.8°(C=1.メタノール)方法(3
)前記(1)の第1段階で得られた(R)−8−((S
)−2−(4−クロロフ ェニル)イソバレロイルチオ〕−2 −(2,4−ジクロロフェニル)− 1−(イミダゾール−1−イル)− 2−プロパツール(Vl) 49.5 fをメタノール
500 mlに懸濁し、−5〜0℃に冷却して窒素雰囲
気下で10 %水酸化カリウム・メタノール溶液 240fおよび臭化n−ブチル21.6gを加え、同温
度で2時間次いで30 °Cで3時間攪拌した。
したのち反応液に水 200 mlを加え、塩化メチレンで抽出した。塩化メ
チレン層を前記(2)の方法(1)と同様に処理し、目
的物2.5fを得た。融点168〜169°C1 〔α)ニー88.8°(C=1.メタノール)方法(3
)前記(1)の第1段階で得られた(R)−8−((S
)−2−(4−クロロフ ェニル)イソバレロイルチオ〕−2 −(2,4−ジクロロフェニル)− 1−(イミダゾール−1−イル)− 2−プロパツール(Vl) 49.5 fをメタノール
500 mlに懸濁し、−5〜0℃に冷却して窒素雰囲
気下で10 %水酸化カリウム・メタノール溶液 240fおよび臭化n−ブチル21.6gを加え、同温
度で2時間次いで30 °Cで3時間攪拌した。
常圧にてメタノールを留去し、残渣
に水20019Ilを加え、1,2−ジクロロエタン2
00 mlで抽出した。有機層を水洗し、次いで12%
塩酸水 200 mlで洗浄後減圧下濃縮し、残渣にトルエン1
00g/およびメチル エチルケトン85m1を加え、15°Cで3時間攪拌し
、析出結晶をP取し 乾燥して粗製品25.’lfを得た。この粗製品をメチ
ルエチルケトンより 再結晶し、目的物21.8Fを無色針 状晶として得た。融点168.5〜 170°Cs (α:]: −g 9.8°c(c−
:l、メタノール)
00 mlで抽出した。有機層を水洗し、次いで12%
塩酸水 200 mlで洗浄後減圧下濃縮し、残渣にトルエン1
00g/およびメチル エチルケトン85m1を加え、15°Cで3時間攪拌し
、析出結晶をP取し 乾燥して粗製品25.’lfを得た。この粗製品をメチ
ルエチルケトンより 再結晶し、目的物21.8Fを無色針 状晶として得た。融点168.5〜 170°Cs (α:]: −g 9.8°c(c−
:l、メタノール)
Claims (3)
- (1)式 式 CH3−(CI(2)n−OH 〔式中、nは8または4の整数を示す。〕で示されるア
ルコールの反応性誘導体とを反応させることを特徴とす
る一般式 %式% 〔式中、nは前記と同じ意味を示す。〕で示される光学
活性(R配置)なイミダゾリルプロパツール誘導体の製
造法。 - (2)式 で示されるラセミ体のエポキシド誘導体と光学活性なチ
オロカルボン酸誘導体とを反応させ、生成する2種のジ
アステレオマーチオールエステルのうち目的とする一方
のジアステレオマーを単離したのち、これを塩基と処理
し、式 で示される光学活性なチオール誘導体とし、次いでこれ
を単離するかまたは単離することなく一般式 %式%( 〔式中、nは3または4の整数を示す。〕で示されるア
ルコールの反応性誘導体を反応させることを特徴とする
一般式 〔式中、nは前記と同じ意味を表わす。〕で示されるR
配置のイミダゾリルプロパツール誘導体の製造法。 - (3)光学活性なチオロカルボン酸誘導体が式で示され
るチオロカルボン酸である。特許請求の範囲第2項記載
の製造法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5633783A JPS59181260A (ja) | 1983-03-30 | 1983-03-30 | 光学活性なイミダゾ−ル誘導体の製法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5633783A JPS59181260A (ja) | 1983-03-30 | 1983-03-30 | 光学活性なイミダゾ−ル誘導体の製法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS59181260A true JPS59181260A (ja) | 1984-10-15 |
Family
ID=13024391
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5633783A Pending JPS59181260A (ja) | 1983-03-30 | 1983-03-30 | 光学活性なイミダゾ−ル誘導体の製法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS59181260A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN1048485C (zh) * | 1992-09-30 | 2000-01-19 | 孙伟燕 | 新颖的光学活性化合物及其制备方法 |
-
1983
- 1983-03-30 JP JP5633783A patent/JPS59181260A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN1048485C (zh) * | 1992-09-30 | 2000-01-19 | 孙伟燕 | 新颖的光学活性化合物及其制备方法 |
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