JPS5917749Y2 - 二輪車のチエン調節装置 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、オートバイ等の二輪車のチェノ調節装置の
改良に関する。

オートバイ等の二輪車は、後輪をチェノで駆動スル。

そして、エンジンのスプロケットと、後輪のスプロケッ
トを、チェノで連結する場合、後輪の位置を前後させて
チェノの張り具合を調節する。

その場合、例えば、第１図に示すように、後ホークＡの
長孔Ｂに挿入した後輪軸Ｃに、ネジ棒りを取着したワッ
シャＥを挿入し、ネジ棒りの先端を車軸金具下の後端切
欠きＧに通し、ナツ）Ｈを螺合し、ナツ）Ｈの螺合位置
を調節して、後車軸Ｃを長孔Ｂに沿って前後に移動して
、チェノの張り具合を調節している。

このような構造では部品点数か゛多くて製造コストか′
高く、ナツ）Ｈを回すので、作業に手間がかかつて迅速
でない。

この考案は、かかる点に鑑み改善したもので、以下第２
図及び第３図に示す本考案の実施例について説明する。

後ホーク１は、腕片２の後端に車軸金具３を溶着するも
ので、車軸金具３の長孔４に後車軸５を挿入してナツト
６で個定する。

而して本考案は、腕片２の後端を、長孔４に対し、次第
に間隙が変るような形状にして、多数の刻み７を設ける
。

そして、一側に突部８を設けたワッシャ９を後車軸５に
挿入し、突部８を刻み７に摺板的に噛合せる。

作用について説明する。

ワッシャ９の突部８の刻み７への噛合せ位置を摺板する
ことによって、後車軸５の前後位置を決めることができ
て、チェノの張り具合を調節できる。

そして、腕片２の後端及び刻み７は、プレス成形時に所
定の形状に仕上げることができて、製作手間も少い。

そして、突部８を設けたワッシャ９も容易に打抜き成形
できて、安価にできる。

以上説明したように、この考案は、後ホークの腕片の後
端に後車軸を取着する車軸金具を溶着するものに於て、
腕片の後端を車軸金具の後車軸挿入用長孔に対し、次第
に間隙が変るようにして多数の刻みを設け、後車軸に挿
入したワッシャの一側に突部を設け、該突部を刻みに摺
板的に噛合せるようにしたので、噛合せる位置によって
、後車軸の位置を前後に調節できて、チェノの張り具合
を調節することができる。

しかも、噛合せの位置を変えるだけで済むので、作業が
早くできる。

そして、部品点数も少く、安価にできる。

また、後ホークの腕片の後端によってチェノの張力を受
けるので、その強度を十分大きなものとすることができ
る。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来例を示す側面図、第２図及び第３図本考案
の一実施例を示し、第２図は側面図、第３図は第２図Ｘ
−Ｘ矢視図である。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 後ホークの腕片の後端に後車軸を取着する車軸金具を溶
   着するものに於て、腕片の後端を車軸金具の後車軸挿入
   用長孔に対し、次第に間隙が変るようにして多数の刻み
   を設け、後車軸に挿入したワッシャの一側に突部を設け
   、該突部を前記刻みに摺板的に噛合せるようにしたこと
   を特徴とする二輪車のチェノ調節装置。