JPS5917736B2 - 塗料の密着性改良方法 - Google Patents

塗料の密着性改良方法

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JPS5917736B2
JPS5917736B2 JP51057873A JP5787376A JPS5917736B2 JP S5917736 B2 JPS5917736 B2 JP S5917736B2 JP 51057873 A JP51057873 A JP 51057873A JP 5787376 A JP5787376 A JP 5787376A JP S5917736 B2 JPS5917736 B2 JP S5917736B2
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JP
Japan
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melamine
paint
polycarbonate resin
resin molded
parts
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JP51057873A
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JPS52141873A (en
Inventor
治 大原
信彦 中尾
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Teijin Ltd
Original Assignee
Teijin Chemicals Ltd
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Publication date
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  • Coating Of Shaped Articles Made Of Macromolecular Substances (AREA)
  • Treatments Of Macromolecular Shaped Articles (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明はポリカーボネート樹脂成型品に対するメラミン
系塗料の密着性改良方法に関する。
ポリカーボネート樹脂成型品の表面硬度、耐擦傷性、耐
溶剤性、制電性、耐候性などを改良するために、従来よ
りその表面をメラミン系塗料の塗膜で覆う方法がとられ
ている。この方法において、ポリカーボネート樹脂とメ
ラミン系塗料との密着性が、とくに屋外に曝露したとき
や水中で煮沸したときに低下するので、これを改良する
方法が必要とされている。この改良法として、ポリカー
ボネート樹脂成型品を酢酸ビニル−塩化ビニル共重合樹
脂の皮膜で覆つたのちにメラミン系塗料を塗装する方法
(古川孝志、ポリカーボネート樹脂、工業調査会刊、P
183(1971))や成型品に先ず酢酸金属塩または
金属アセチルアセトナート錯体の存在下にセルローズア
セテートブチレートを塗布し、ついでメラミン系塗料を
塗装する方法(特開昭48−80176号公報参照)が
提案されている。しかしながら、これらの方法は上記5
樹脂成型品を2度も高分子化合物の皮膜で覆うために
表面に凹凸などの外観不良が生じやすく、且つ手数もか
かる欠点がある。本発明者はこの問題を解決するために
鋭意研究した結果、ポリカーボネート樹脂成型品にあら
かroじめ特定の低分子化合物を塗布、乾燥するという
簡単な処理を施すことにより、メラミン系塗料の塗膜の
密着性が経時的に低下せず、また水中で煮沸してもあま
り低下しないことを見出し、本発明に到達した。
に5すなわち、本発明はポリカーボネート樹脂成型品に
メラミン系塗料を塗布するに当り、第一アミノ基もしく
は第二アミノ基を有するアミノアルコールの1種以上で
あらかじめポリカーボネート樹脂成型品を処理すること
を特徴とする塗料の密着■0 性改良方法に関する。
本発明で使用するアミノアルコールとは、異なつた炭素
原子に第一アミノ基もしくは第二アミノ基と水酸基を有
する化合物をいい、具体的にはモノエタノールアミン、
2−アミノプロパンー1−j5オール、1−アミノプロ
パンー2−オール、3−アミノプロパンー1−オール、
1−アミノプタソー2−オール、2−アミノプタソー1
−オール、ジエタノールアミン、N−メチルエタノール
アミン、N−エチルエタノールアミンなどを例示するj
0ことができる。
これらのアミノアルコールは沸点が300℃以下である
ことが好ましく、300℃を越えるアミノアルコールは
塗布後の乾燥に長時間を要し、ポリカーボネート樹脂成
型品に虹の発生を見る等の表面状態を損うおそれがある
。j5本発明のメラミン系塗料とはビヒクル成分にメラ
ミン樹脂を含有する塗料で、具体的にはメチル化メチロ
ールメラミン、プロピル化メチロールメlワーラミン、
ブチル化メチロールメラミン、イソブチル化メチロール
メラミンなどのメラミン樹脂単独或るいはこれにアクリ
ル樹脂、ポリエーテル、ポリエステル、シリコーン樹脂
等の変性剤を混合したものである。
上記メラミン系塗料の硬化剤としては塩酸、リン酸、P
−トルエンスルホン酸、蓚酸、マレイン酸などの酸性触
媒を通常用いるが、酸性物質の塩の使用も可能である。
本発明のメラミン系塗料には上記化合物以外に、塗布時
の塗膜の平滑性を向上させる均展剤、塗膜の耐候性を向
上させる紫外線の吸収剤、顔料、染料なども適宜添加す
ることができる。
本発明のメラミン系塗料は適当な溶剤に溶解して用いる
が、溶剤としてはビヒクル成分、触媒および他の添加剤
を共通に溶解する溶剤から選ぶことができる。
通常はエタノール、イソプロパノール、イソブタノール
などのアルコール類が適当で、さらに必要に応じて芳香
族炭化水素、ケトン、エステル、エーテル系の溶剤を混
合して使用する。本発明の実施に当つて第一アミノ基も
しくは第ニアミノ基を有するアミノアルコールの一種以
上をメタノール、エタノール、イソプロパノールイソブ
タノール等のアルコール類に溶解し、0.1〜5重量%
の溶液として使用する。該溶液をポリカーボネート樹脂
成型品に流し塗り、吹付塗装、浸漬法等により塗布した
のち、約1〜2時間室温で風乾するか、90〜130℃
で1〜10分間加熱して乾燥する。ついで該処理したポ
リカーボネート樹脂成型品上に上記メラミン系塗料溶液
を浸漬法、刷毛塗り、流し塗り、吹付塗装などの一般に
行われる方法で塗布し、熱風乾燥機、赤外線ランプ、遠
赤外線ヒーター等で90〜130℃で0.5〜1時間加
熱することにより、密着性の優れた表面硬度、耐溶剤性
、制電性、耐候性等の高い塗膜が形成される。以下に本
発明を実施例によつて具体的に説明する。
実施例中部および%は重量部および重量%を示す。実施
例 (1)変性剤の調製 (イ)メチルトリメトキシシランの加水分解縮合物溶液
の調製(加水分解シランA)イソプロパノール228部
にメチルトリメトキシシラン(商品名KBM−13信越
化学株式会社製品)272部を溶解した溶液に、0.0
1規定塩酸水溶液108部を内温が20〜25℃になる
ように徐々に滴下して反応せしめた。
反応後、20〜30℃で一夜放置して熟成した。ここで
得一られた溶液はメチルトリメトキシシラン加水分解縮
合物を2.2%含む。(ロ)テトラブトキシシランの加
水分解縮合物溶液の調製(加水分解シランB)テトラブ
トキシシラン(多摩化学株式会社製品)110部、エタ
ノール75部、0.1規定塩酸水溶液40部を混合し、
室温で1時間かきまぜる反応せしめたのち、一夜放置し
て熟成した。
こうして得た溶液はテトラブトキシシラン加水分解縮合
物9.2%を含む。ろ 塗料の調製 メラミン樹脂100重量部に変性剤、イソブタノールお
よびキシレンを表1の割合に混合し、これに蓚酸7部、
紫外線吸収剤(ViOsOrbl3O、共同薬品株式会
社製品)7部、シリコーン系整泡剤(SHl9O、東レ
シリコーン株式会社製品)の1%イソブタノール溶液3
0部を添加して塗料溶液とした。
3)ポリカーボネート樹脂成型品の処理 ポリカーボネートシート(パンライトシート、帝人化成
株式会社製品)に表2の各種アミンまたはアミノアルコ
ールのイソブタノール溶液を浸漬法で塗布し、熱風乾燥
機中90〜130℃で3分間加熱して乾燥した。
1)塗装 上記(3)の処理を施したポリカーボネートシートに、
上献渇の塗料溶液を浸漬法で塗布し、熱風乾燥機中で1
30℃にて1時間加熱して硬化せしめた。
))塗装品の性能試験 上記のように塗装したポリカーボネートシートについて
つぎの試験を行なつた。
(イ)密着性 塗膜面にナイフで切傷をつけ長さ1mmの正方形をつく
る。
ついで、切傷をつけた塗膜面にセロハン粘着テープ(商
品名“ゼロテープ”ニチバン株式会社製品)をはりつけ
90度方向に急激にはがす。試験結果には剥離しなかつ
た正方形の数を百分比で示している。(ロ)耐候性試験 塗装品をカーボンアーク型のウエザオメータ一(WE−
Sun−DC、東洋理化株式会社製品)中で曝露したの
ち、塗膜の密着性を上言α(イ)と同様にして調べ、つ
ぎのように判定した。
A:400時間以上の曝露後も100/100〜50/
1000B:200時間以上400時間未満の曝露によ
り0/100となる。
1C:200時間未満の曝露によ
りO/100となる。(ハ)耐沸水性 塗装品を水中で煮沸したのちの密着性を上*記(イ)と
同様にして調べ、つぎのように判定した。
A:3時間以上の煮沸後も100/100〜50/10
0B:1時間以上3時間未満の煮沸により 0/100となる。
C:1時間未満の煮沸によりO/100となる。
(至)落砂試験 45度に傾斜させた塗膜面に80メツシユのカーボラン
ダム8007を635m77!の高さから落とし、表面
についた傷をホイツク積分球式ヘィズメータ一SEPH
−S型(日本精機株式会社製品)にて曇価として測定し
た。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 ポリカーボネート樹脂成型品にメラミン系塗料を塗
    布するに当り、第一アミノ基もしくは第二アミノ基を有
    するアミノアルコールの1種以上で、あらかじめポリカ
    ーボネート樹脂成型品を処理することを特徴とする塗料
    の密着性改良方法。
JP51057873A 1976-05-21 1976-05-21 塗料の密着性改良方法 Expired JPS5917736B2 (ja)

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JPS52141873A JPS52141873A (en) 1977-11-26
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10626041B2 (en) 2015-06-09 2020-04-21 Fujikura Ltd. Control device and manufacturing apparatus of optical fiber

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57143336A (en) * 1981-03-02 1982-09-04 Teijin Chem Ltd Production of polycarbonate moldings with increased surface hardness
US9562000B2 (en) * 2014-02-14 2017-02-07 Prc-Desoto International, Inc. Amino alcohol treatment for sol-gel conversion coatings, substrates including the same, and methods of making the substrates

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US10626041B2 (en) 2015-06-09 2020-04-21 Fujikura Ltd. Control device and manufacturing apparatus of optical fiber

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JPS52141873A (en) 1977-11-26

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