JPS59175413A - 虫歯予防用ゲル - Google Patents

虫歯予防用ゲル

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JPS59175413A
JPS59175413A JP58044536A JP4453683A JPS59175413A JP S59175413 A JPS59175413 A JP S59175413A JP 58044536 A JP58044536 A JP 58044536A JP 4453683 A JP4453683 A JP 4453683A JP S59175413 A JPS59175413 A JP S59175413A
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dal
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バシリイ・ニコラエビチ・デミシエフ
エバ・イオシフオブナ・パシニナ
マリア・バシリエブナ・モルドビノバ
リリア・バシリエブナ・モロゾバ
リデイア・ミハイロブナ・ボジンスカヤ
イリナ・ボリソブナ・ボスクレセンスカヤ
サラ・ツイノビエブナ・オサドチユク
ガリナ・イバノブナ・カドニコバ
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  • Cosmetics (AREA)
  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は口腔科学に関し、さらに詳しくは口腔内の日
常衛生のため、歯根膜疾患の場合に抗炎症作用を得るた
め、及び硬歯組織の感覚過敏の場合に麻酔作用を得るた
めに使用される、虫歯予防効果を有する虫歯予防用ダル
に関する。さらにこのダルは、生徒集団(例えば学校、
育児所)における大規模な虫歯予防キャン−2yにおい
て、又進行する虫歯を有する娼婦及び子供を含む外来患
者に対して有用である。
練歯磨剤、エリキシル、ダル、歯磨粉、塗布剤、錠剤の
ごとき種々の剤形の治療及び予防効果を有する製剤が知
られている。おる場合には練歯磨剤は研磨力が強いため
ダルに代えられている。例えば既知のダルは、ダル化剤
、保湿剤、界面活性剤及び香味料を含有する。さらにダ
ル担体は乾燥されることがあυ、又硫酸アルミニウム、
水酸化カルシウム、弗化第一錫、硫酸第1鉄及び硫酸カ
ルシウムのごとき多価金属の塩及び水酸化物を含有する
(1973年3月7日発行の英国特許第1,309,0
26号)。又過去において、ダル担体中に磨き剤が加え
られていた。この磨き剤の組成物は炭酸カルシウムと、
組成物の全弗素含量に対してそれぞれ40〜80%及び
20〜60%の弗素イオン及びモノフルオロ燐酸イオン
とを含有する。この含量は全弗素含量に対してそれぞれ
40〜55c16及び45〜60チの範囲である。ダル
の弗素含量は組成物に対して0.025〜0.2M量チ
の範囲、好ましくは0.05〜0.12重量−の範囲で
変化する(1975年7月18日発行の仏画特許第2,
251,309号)。虫歯を予防することができる他の
弗素含有ダルは、キサンタンガムでダル化した水溶性弗
素イオン源を含有する。水溶性弗素イオン源は弗化ナト
リウム、弗化カリウム又は弗化錫、四弗化チタン、モノ
フルオロ燐酸ナトリウム又は弗化アンモニウムであって
よい。一般に、水溶液は弗化ナトリウム、弗化水素酸及
びオルト燐酸である(1976年9月発行の英国特許出
願第1,450.881号)。
歯に使用される治療及び予防効果のある他のダルは「7
0ラリル」(フランス)なる商品名で知られておシ、抗
虫歯形成性を有し、そして次の組成(重量%)からなる
・ 安息香酸ナトリウム      4.0オイダノール 
        0.025パラオキシ安息香酸メチル
     0.1モノフルオロ燐酸ナトリウム    
 0.570弗化ナトリウム        0.05
5ダル化剤          全体が100.00に
なる量(弗素の合計濃度は0.1%である) (Gou
pH,S、S。
研究所の広告による)。
これらの歯用グルの共通の欠点は虫歯予防効果が低いこ
とである。
この発明の目的は、クサビ形欠損、俊敏、酸性壊死及び
局所鉱物質欠損に対する耐性が最も小さい領域の石灰化
を促進する高い虫歯予防効果を有する歯用ダルを提供す
ることである。
抗炎症性及び麻酔性を有し、そして容認しうる味と香を
有する歯用グルを提供することもこの発明の目的である
上記の目的を達成するため、発明者等は、ダル化剤、保
湿剤、界面活性剤、香味料及びモノフルオロ燐酸す) 
IJウムと他の虫歯予防成分の混合物1.7〜11重量
%を含んで成シ、該他の虫歯予防成分が次の方法すなわ
ち、骨組織に含まれている無気質成分と水溶性蛋白質が
完全に溶解するまで骨組織を希鉱酸で処理し、こうして
生成した溶液を分離し、この溶液を安定剤としてのクエ
ン酸又はその塩を含有する水で希釈し、次にこの溶液を
中和し、そして乾燥することによって調製されたもので
あって次の成分(重量%)、すなわちカルシウム   
      2〜6 ナトリウム         19〜23カリウム  
        0.04〜018鉱酸陰イオン   
      6〜10,6オルト燐酸陰イオン    
   1.5〜5.0水溶性蛋白質        1
.0〜5.0マグネシウム       0.05〜0
,2を含有している虫歯予防用ダルを提供する。
このダルには、ダル化剤としてカルボキシメチルセルロ
ースナトリウム又はテトラアリルペンタエリスレートア
クリル酸の共重合体を含有せしめるのが好ましい。カル
ボキシメチルセルロースナトリウムをダル化剤として選
択する場合には、このダルは防腐剤の形で添加物を含有
し、そして次の組成(重量係)、すなわち グリセリン        10.0〜20.O界面活
性剤         09〜1.1モノフルオロ燐酸
ナトリウム    0.7〜5.0虫歯予防酸分   
     1.0〜6.0香味料          
 0.9〜1.0防腐剤          0.05
〜0.1水        残量 を有する。
グル化剤としてテトラアリルインタエリスレートアクリ
ル酸の共重合体を選択する場合には、とのダルは次の組
成(重量%)、すなわち、グリセリン       1
0.0〜20.0界面活性剤        0.9〜
1.1モノフルオロ燐酸ナトリウム     0.7〜
5.0虫歯予防酸分         1.0〜6.0
香味料            0.9〜1.0水  
      残量 を有し、そしてPHが6.5〜7.5である。
この発明のダルは、快い香シと味を有する無色透明な塊
であシ、そして1年間貯蔵してもその性質を保持する。
ダルの治療及び予防効果を、一部分の成分の比率を実験
的に変えることによって求める。モノフルオロ燐酸ナト
リウムを5.0重量係より多く加えた場合、弗素イオン
が0.6%を超えこのダルを常用すれば弗素症が生ずる
。モノフルオロ燐酸ナトリウムを0.7重量%未満使用
してもダルの治療及び予防効果は生じない。虫歯予防成
分を6.0チより多く加えた場合ダル単体は、過度の密
度と粘度の不規則な分布を有し、その上発泡、治療及び
予防効果が悪影響を受ける。虫歯予防成分が1.0重量
−未満になればケ゛ル単体は過度に液状となり、そして
治療及び予防効果が低下する。
ダル化剤としてテトラアリルペンタエリスレートアクリ
ル酸の共重合体を選択する場合、ダル担体には塩基を加
えて−を6.5〜7.5にする。防腐剤の含量が0.0
5重量%未満であればダルの性質が劣化し、他方防腐剤
の濃度が061%を超えるのは好ましくない。この発明
のダルは虫歯の形成を効果的に阻害する。ダルは、クサ
ビ形欠損及び種々ノ形のエナメル質鉱物質欠損において
、エナメル質の鉱質強化を行う。この組成物を巣状鉱物
質欠損に対して使用すれば症例の72.9%において有
効である。この発明の新規なダルは既知のダル「フロカ
リル」に比べて1.5〜2倍を超える虫歯予防効果を有
する。動物実験及びヒトに対する臨床実験に虫歯予防成
分を含有するこの発明のダルを使用した。虫歯予防成分
の3%溶液を対照と比較して試験した。試験は1箇月令
のウィスターラット80匹を使用(40匹を試験溶液の
ために使用し、他の40匹は対照群のために使用)シタ
。すべての動物に虫歯誘発性餌ステファン(5teph
an) −580を与え、そして4週間の試験期間にわ
たって、毎日3分間、試験溶液を歯に適用した。実験が
終了した後歯を取シ出し、一般に認められる方法に従っ
て虫歯指数を測定した。
以下余白 この発明の虫歯予防成分の3%溶液を、年齢7〜10の
子供に対して1月に2回ずつの投与計画に従って1.5
年間以上使用した場合、虫歯予防効率は、DMF−T指
数の増加の相対的低下によれば44.1〜53.7%で
あシ、DMF−8指数に従えば40.2〜58.0%で
あシ、CRT−試験のデータに従えばエナメル質の耐酸
性は相当に増加する。
初期段階の虫歯治療における虫歯予防成分の3チ溶液の
効果は高く、治療の積極効果、すなわち鉱物質欠損斑点
の消失又は減少は症例の72.4〜84%において観察
され、経過の安定化は14〜31.996において観察
され、治療効果が認められないのは症例の2〜8チであ
った。
硬歯組織の感覚過敏の治療における虫歯予防成分の3チ
溶液の効果は良好であシ、歯頚の十分に強化された感覚
が症例の23.2〜364チにおいて除去された。
虫歯予防成分の臨床試験を、子供及び妊娠した女性に対
する予防効果を研究する観点並びに歯エナメル質の巣状
鉱物質欠損の存在療法における効率を研究する観点から
行った。虫歯予防成分は1.5〜3%の投与溶液の形で
使用した。
疫学的検査の結果に従って年齢7〜8の子供176人を
選んで、これらを2群に分けた。
第一群の81人には虫歯予防溶液を適用によシ投与し、
第二群の95人は対照群とした。
衛生用練歯磨剤によシあらかじめ歯を磨いた後で溶液を
適用した。そして、リグニン耐着によシ歯を唾液から隔
離し、そして空気の噴射によって乾燥した。柔軟性のあ
るプラスチックで作ったスプーン上に十分に溶液をふく
ませた木綿球をおいて、これによシ溶液をすべての歯表
面に適用した。
適用時間は各類につき10分間とした。適用後、子供に
対して2時間飲食を行わないように注意を与えた。その
後2週間に1回ずつ行う適用はすべて上記の方法によシ
行った。
口腔内の予備観察によシ虫歯のDqF−T値は1.12
±0.13〜1.30±0.13の比較的均一なレベル
に達していることが認められた。
虫歯予防溶液の適用の結果を第2表に示す。
この表から、第一群の子供における虫歯の増加は、DM
F−T及びDMF−8を基礎としてそれぞれ44.7チ
及び49.5%低くなることが明らかである。
歯の種類に関する被験成分の虫歯予防効果の解析におい
て、すでに前出している第一臼歯に対する効果及び観察
期間中に前出した切歯に対する効果が確認された。
被験成分の溶液を、年齢7〜14の生徒81人の歯の鉱
物質欠損の治療に使用した。
生徒を、鉱物質欠損の型に応じて2つの亜群に分けた。
すなわち、 第3a群(合計42人):緩慢に進行している鉱物質欠
損を有する生徒、及び 第3b群(合計39人):急速に進行している鉱物質欠
損を有する生徒、 とした。
第3a群の生徒については合計229本の歯において、
第3b群の生徒については合計248本の歯において、
それぞれ鉱物質欠損が観察された(第3表)。対照群は
前記の群に対応して表中に第1a群及び第1b群として
示した。
被験成分の溶液による歯の治療によシ積極的効果を得る
ためには、第3a群においては10〜15回の適用(平
均)を行うことが必要であシ、第3b群においては20
〜25回の適用を行うことが必要であった。
鉱質再強化治療は、緩慢に進行している鉱物質欠損過程
の治療においてよシ効果的であった。小形の斑点(2瓢
2のもの及び2〜3−のもの)は、それよシ太形のもの
よシ急速に減少し、そして消失した。第3b群の生徒の
歯における急速に進行している鉱物質欠損の保存療法は
効果的でなかった。但し、治療効果と斑点の大きさとの
間に直線関係が認められた(第4表)。
第3a群においては、積極的治療効果すなわち斑点の消
失は229本中193本(84%±2.4チ)の歯につ
いて観察されたのに対して、対照群・においては270
本中100本(36%±2.9%)の歯についてのみ積
極的治療効果が認められた。
安定化過程は、第3a群においては31本の歯(14%
±6.23%)において認められ、対照群においては8
7本の歯(31%±2.8%)において認められた。
斑点の増加と窩洞の形成は、第3a群においては229
本中5本(2%±0.9%)の歯に認められたに過ぎな
いが、対照群においては279本中92本(3,3%±
2.El)の歯に認められた。
第3a群と第1a群(対照群)との差は統計的に有意で
あった(第4表)。
第3b群の急速に進行している鉱物質欠損の治療におい
ては248本中155本(63チ±3.0%)の歯にお
いて積極的治療効果が生じたが、対照群においては30
5本中33本(11チ±1.8チ)の歯においてのみ自
然的消失が認められだのみである。第3b群の生徒の6
0本(24%±2.7%)の歯において鉱物質欠損過程
が安定化した。第3b群の生徒の33本の歯の鉱物質欠
損斑において窩洞が形成された。
第3b群と第1b群(対照群)の特性の間に統計的有意
差が存在した(第4表)。
以上の結果、歯エナメル質の急速鉱物質欠損過程及び緩
慢鉱物質欠損過程の治療における平均的積極効果は73
.5%であった。
以下余白 第  3  表 第3群及び第1群(対照)における種々の大きさの鉱物
質欠損斑を有する歯の数 この発明の虫歯予防効果を有する成分の溶液を妊婦に対
して試験した。疫学的調査によシ、妊婦においては、妊
娠期間の経過と共に歯のエナメル質の巣状鉱物質欠損が
増加することが見出された。
このような現象に対する予防効果を試験するために、6
9人の妊婦(第1群)に、この発明の虫歯予防効果を有
する成分の溶液を適用した。64人の妊婦を対照群(第
2群)とした。
両群の妊婦(妊娠期間1〜3箇月)において巣状鉱物質
欠損による歯の損傷は相対的に同レベル、すなわち平均
1.8±0.3本の歯の損傷を有するもの29〜30多
、であった。
妊娠の終点において、対照群における歯のエナメル質の
巣状鉱物質欠損は、平均5.23±0.7本の歯の損傷
を有する症例が64%であった。
この発明の虫歯予防効果を有する成分を第1群の妊婦に
使用することにより、エナメル質の新たな巣状病変の形
成が予防できるのみならず、すでに存在する巣状病変の
過程を安定化することができた(鉱物質欠損巣拡大又は
窩洞の形成は観察されなかった)。
この発明のダルについて他の試験を行った。このため、
この発明の2種類のダル、すなわち活性成分としてエチ
虫歯予防成分と0.7%のモノフルオロ燐酸ナトリウム
を含むもの、及び6q6の虫歯予防成分と5.0%のモ
ノフルオロ燐酸ナトリウムを含む本のを使用した。試験
は偽グルと比較して行った。
ダル組成物と偽グル(研磨剤を含む)の研磨性を、抜き
取った15本のヒトの歯を用いて行った。
偽グルの研磨性の程度を基準として示した(第5表)。
前記のダルと偽グルを、1箇月齢の100匹のウィスタ
ーラットを使用(25匹ずつを各ダルに使用し、他の2
5匹を対照として4’f、F@) した。これらの動物
は、6週間の実験期間中、エナメル質の激しいカルシウ
ム欠乏を惹起する特別の餌で飼育した。この発明のダル
と偽グルの両者を使用して毎日1分間ずつ動物の歯を磨
いた。実験終了後、顎組織を取シ出し、下顎の歯を用い
て7ランシス(Franeis)法(7ランシスH,D
、 Arch、oral。
Blol、1966年、11.141〜148)にょシ
カルシウム欠乏指数を測定した。上顎を使用して表面エ
ナメル層中の弗素含量を使用した。そしてカルシウム欠
乏指数の低下を対照群と比率してチで示し、表面エナメ
ル層中の弗素含量の増加を対照群のラットの歯と比較し
て計算した(第5表)。
5 C& のエナメル質への透過に対する被験剤の影響を、
生後3〜4年のイヌ8匹の歯35本に1時間にわたって
1回適用し、その後数学的解析を行うことによって調べ
た。次に透過性の減少をチとして算出した(第5表)。
表に示した試験結果から、この発明の組成物はいずれも
石灰化歯組織に著しい影響を与えた。第1に、ケ9ルの
研磨性が非常に低く、このためエナメル質が特に研磨感
受性の状態にある歯及びクサビ形欠損を有する歯を磨く
場合にエナメル質の不都合な機械的摩耗が回避される。
この発明のダルは、エナメル質の石灰欠乏指数及び透過
性を著しく低下せしめ、そして同時に表面エナメル層の
弗素含量を著しく増加し、不都合な要因に対する耐性を
供する。従って、とのダルの使用は、エナメル質の部分
が著しく研磨感受性になった場合及びりサビ形欠損に対
して有用であるのみならず、種種の形の石灰欠乏に対し
ても有用である。ダルに導入する虫歯予防成分及びモノ
フルオロ燐酸ナトリウムの濃度を高くするに従って生ず
る効果も大きくなる。
モルフルオロ燐酸ナトリウム及び虫歯予防成分を最高濃
度で含有するこの発明のダルによシロ週間にわたシ毎日
歯を清浄化することによシ、エナメル質の石灰欠乏指数
は17.59±0.69低下し、これは41.2%に相
当し、対照(偽ダルで清浄化した場合)の値は35%低
かった(それぞれ17、59±0.69及び28.01
±0.53)。モノフルオロ燐酸ナトリウム及び虫歯予
防成分を最低濃度で含有するこの発明のダルによシロ週
間にわたシ毎臼歯を清浄化することによシ、エナメル質
の石灰欠乏指数は20.43±0.61低下し、これは
31.6%に相当し、対照の値は25.4%低かった(
それぞれ20.43±0.61及び28.01±0.5
3)。
モノフルオロ燐酸ナトリウム及び虫歯予防成分を最高濃
度で含有するダルを使用した場合、表面エナメル層の弗
素含量の増加は0.0283重量%であシ、モノフルオ
ロ燐酸ナトリウム及び虫歯予防成分を最低濃度で含有す
るダルを使用した場合は0.0151重量係であシ、そ
して偽ダルの場合は0.0012重量%である。
イヌにおけるエナメル質の透過性は、モノフルオロ燐酸
ナトリウム及び虫歯予防成分を最高濃度含有するダルを
使用した場合37.2%低下し、モノフルオロ燐酸ナト
リウム及び虫歯予防成分を使用した場合20.6%低下
し、そして偽ダルを使用した場合3.3チ低下する。
モノフルオロ燐酸ナトリウム及び虫歯予防成分を最高濃
度で含有するダルは2%又はそれよシ低い研磨性を有し
、モノフルオロ燐酸ナトリウム及び虫歯予防成分を最低
濃度で含有するダルは1%の前記の性質を有し、そして
偽ダルは100%の研磨性を有する。
この発明のダルは、エナメル質の各種の脱石灰化におい
て、エナメル質を石灰化することができる。耐巣状脱石
灰化剤を使用することによシ、73.5%の症例におい
て有利な反応が生ずる。
偽ダルとの比較試験に加えて、仏画で製造された「フロ
カリル」ダルとの同様の比較を行った。
この発明のダルは「フロカリル」ダルに比べて1.5〜
2.2倍の虫歯予防効果を示した。
この発明のダルは、ダル化剤と保湿剤を混合してゼリー
軟塊を得、そしてダル成分を導入することによシ製造す
る。各成分を次々と導入した後攪拌し、破砕し、そして
空気の残留気泡を駆逐する。
テトラアリルペンタエリスレートアクリル酸の共重合体
を選択した場合には、混合物に塩基例えば水酸化ナトリ
ウムもしくは水酸化カリウム、又はトリエタノールアミ
ンによシーを6.5〜7.5に調整する。ダル担体に導
入する虫歯予防成分は次のようにして調製する。骨組織
を希鉱酸中に浸漬し、骨組織中に含まれる無気成分及び
水溶性蛋白質が完全に溶解するまで攪拌下におく。こう
して得た溶液を分離し、そして、安定剤としてクエン酸
又はその塩を含む水で希釈する。この溶液を実質上中和
する。輸送及び貯蔵のためにこの溶液を乾燥状にする。
このために溶液を乾燥機中で噴霧する。
こうして生成した粉末は白色不定形の臭気のない物質で
あり、塩から味を有し、水に容易に溶解し、95%アル
コールにわずかに溶解し、そしてニー−チルに実質上溶
解しない。
この発明をさらに詳細に説明するため、虫歯予防効果を
有する次の歯用ダルを記載する。
1L1.下全白 例1 次の組成0)を有する虫歯予防用ダル カルボキシメチルセルロースナトリウム       
  2.00グリセリン              
19.95ラウリル硫酸ナトリウム         
   1.00モノフルオロ燐酸ナトリウム     
     0.7 Q次の組成(重量%)を有する虫歯
予防成分パラフォルム               
   0.10香味料               
    1.00水                
全体が100.00保湿剤であるカルボキシメチルセル
ロースナトリウムとグリセリンとを混合する。得られた
混合物を攪拌してゼリー軟塊を形成する。各成分を次次
に導入し、次に攪拌し、破砕し、そして空気の残留気泡
を駆逐する方法により残りの成分を加える。
動的降伏強さ  300 dyneAM?可塑係数  
   20.5 例2 次の組成0)を有する虫歯予防用ダル カルボキシメチルセルロースナトリウム       
  4.50グリセリン              
15.20ラウリル硫酸ナトリウム         
  1.00モノフルオロ燐酸ナトリウム      
    5.00次の組成(重量%)を有する虫歯予防
成分カルシウム            200オルト
燐酸陰イオン        1.90ナトリウム  
          23.00マグネシウム    
       0.20   6.00りooグキシジ
ン(chlorogexidlne)        
0.05香味料                  
O,8O水                全体がi
 o o、o 。
になる量 例1と同様の方法でこの例のダルを得た。
動的降伏強さ  400 dyne/crn2可塑係数
     23.5 例3 次の組成0)を有する虫歯予防用ダル カルボキシメチルセルロースナトリウム       
  3.00グリセリン              
17.25ラウリル硫酸すトリウム         
   1.10モノフルオロ燐酸ナトリウム     
     4.50次の組成(重t%)を有する虫歯予
防成分ナトリウノ□             212
o1ノ クロログキシジン              。1)
5香味料                   1.
2(し水                全体が10
0.00になる量 例1と同様の方法でこの例のダルを得た。
動的降伏強さ  375 dyne/(7172可塑係
数     23.5 例4 次の組成0)を有する虫歯予防用rル テトラアリルベンタエリスレートアクリル酸の共重合体
 2.00グリセリン              1
9.95ラウリル硫酸ナトリウム          
  1.00モノフルオロ燐酸ナトリウム      
   0.70次の組成(重茄係)を有する虫歯予防成
分香味料                    1
,00この例のダルは次のようにして得た。グリセリン
にテトラアリルペンタエリスレートアクリル酸の共重合
体を加え、ゼラチン状の塊が形成されるまで攪拌する。
他のダル成分のそれぞれを次々に加え、次に攪拌し、そ
してpH6,5〜7.0に中和する。中和は水酸化ナト
リウムもしくは水酸化カリウムの溶液、又はトリエタノ
ールアミンによシ行った。こうして得たゼリー軟塊に虫
歯予防を加え、そして攪拌し、破砕し、そして真空処理
によシ残留空気泡を駆逐した。
動的降伏強さ  310 dyne/i可塑係数   
  21.5 例5 次の組成(g)を有する虫歯予防用rルテトラアリルイ
ンタエリスレートアクリル酸共重合体  4.50グリ
セリン              15.20ラウリ
ル硫酸ナトリウム            1.00モ
ノフルオロ燐酸ナトリウム          5.0
0次の組成(正量係)を有する虫歯予防成分香味料  
                 1.00例4と同
様の方法でこの例のケ゛ルを製造した。
動的降伏強さ  390 dyne/crn2可塑係数
     24.5 例6 次の組成伝)を有する虫歯予防用ゲル グリセリン              17.25ラ
ウリル硫酸ナトリウム            1.1
0モノフルオロ燐酸ナトリウム          4
50次の組成(重JiA′%)を有する虫歯予防成分香
味料                   1.00
例4の方法と同様にしてこの例のケ゛ルを製造した。
動的降伏強さ  370 dyne/m2可塑係数  
   23.0 特許出願人 リジスキイ メディツインスキイ インスティチュト(
外1名) 特許出願代理人 弁理士  青 木   朗 弁理士 西舘和之 弁理士  福 本   積 弁理士  山 口 昭 之 第1頁の続き 0発 明 者 エバ・イオシフオブナ・パシニナ ソ連国モスクワ・ウリツア・ノ ボレスナヤ7コルプス2クワル チーラ20 0発 明 者 マリア・バシリエブナ・モルドビノバ ソ連国モスクワ・ウリツア・ノ ブイエ・チェレムスキ24エイ・ コルジス1クワルチーラ9 0発 明 者 リリア・バシリエブナ・モロゾバ ソ連国モスクワ・ウリツア・ク ラスノボ・マヤカ8コルプス2 クワルチーラ264 0発 明 者 リゾイア・ミハイロブナ・ボジンスカヤ ソ連国オデインッオボ・モスコ ブスコイ・オブラスチ・モツア イスコニ・ショッセ49クワルチ ーラ232 0発 明 者 イリナ・ボリソブナ・ボスフレセンスカ
ヤ ソ連国ハルコフ・プロスペクト ・グラブディ5クワルチーラ12 0発 明 者 サラ・ライノビエブナ・オサドチュク ソ連国ハルコフ・プロスペクト ・トラクトロストロイテレイ16 2クワルチーラ141 □□□発 明 者 ガリナ・イバノブナ・カドニコバ ソ連国すガ・ウリツア・ヤ・ル ズタカ60クワルチーラ10 ■出 願 人 ツエントラルニイ・ナウチノーイスレド
バテルスキイ・インス テイチュト・ストマトロギイ ソ連国モスクワ・ウリツア・テ ィムラ・フルンゼ16 手続補正書 昭和59年 3月30日 特許庁長官 若杉 和 夫 殿 1、事件の表示 昭和58年特許願 第044536号 2、発明の名称 虫歯予防用ゲル 3、補正をする者 事件との関係  特許出願人 名称    リジスキイ メディツィンスキイインステ
ィチュト (外1名) 4、代理人 明細書の「発明の詳細な説明」の欄 6、補正の内容 明細書第7頁第1行目及び第29頁第12行目、「無気
質成分」を「無機質成分」に補正する。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 l、グル化剤、保湿剤、界面活性剤、香味料、及びモノ
    フルオロ燐酸ナトリウムと虫歯予防成分の混合物1.7
    〜11重量%を含んで成シ、該虫歯予防成分が次の方法
    、すなわち、骨組織に含まれているs樅・質成分と水溶
    性蛋白質が完全に溶解する1で骨組織を希鉱酸で処理し
    、こうして生成した溶液を分離し、この溶液を安定剤と
    してのクエン酸又はその塩を含有する水で希釈し、次に
    この溶液を中和し、そして乾燥することによって調製さ
    れたものであって次の成分(重量%)、すなわち カルシウム         2〜6 ナトリウム        19〜23カリウム   
         0.04〜0.18鉱酸陰イオン     
      6〜10.6オルト燐酸陰イオン    1.5〜
    5.0水溶性蛋白質        1.0〜5.0マ
    グネシウム        0.05〜0.2を含有し
    ている虫歯予防用ゲル 2、グル化剤がカルがキシメチルセルロースナトリウム
    又はテトラアリルペンタエリスレートアクリル酸共重合
    体を含んで成る特許請求の範囲第1項記載の虫歯予防用
    ゲル。 3、  )r′″ル化剤としてカルボキシメチルセルロ
    ースナトリウムを含有し、さらに防腐剤を含有し、そし
    て次の組成(重量%)の出発成分すなわち、カルボキシ
    メチルセルロースナトリウム  2.0〜4.5グリセ
    リン       10.0〜20.0界面活性剤  
           0.9〜1.1モノンルオロ燐酸ナトリ
    ウム    0.7〜5.0虫歯予防酸分      
      1.0〜6.0香味料           0.
    9〜1.0防腐剤          0.05〜0.
    1水      残部 から成る特許請求の範囲第2項記載のダル。 4、ダル化剤としてテトラアリルペンタエリスレートア
    クリル酸の共重合体を含有し、そして次の組成(重量%
    )の成分、すなわち グリセリン        10.0〜20.0界面活
    性剤          0.9〜1.1モノフルオロ
    燐酸ナトリウム     0.7〜5,0虫歯予防成分
             1.0〜6,0香味料      
          0,9〜1.0水        残部 力・らなυ、そしてPHが65〜7.5である特許請求
    の範囲第2項記載の虫歯予防用ダル。
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