JPS5917425Y2 - 被覆材塗布装置 - Google Patents

被覆材塗布装置

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Publication number
JPS5917425Y2
JPS5917425Y2 JP4577379U JP4577379U JPS5917425Y2 JP S5917425 Y2 JPS5917425 Y2 JP S5917425Y2 JP 4577379 U JP4577379 U JP 4577379U JP 4577379 U JP4577379 U JP 4577379U JP S5917425 Y2 JPS5917425 Y2 JP S5917425Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wire
coating material
coating
storage tank
coating layer
Prior art date
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Expired
Application number
JP4577379U
Other languages
English (en)
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JPS55147861U (ja
Inventor
喜良 及川
茂樹 坂口
隆男 木村
Original Assignee
日本電信電話株式会社
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Publication date
Application filed by 日本電信電話株式会社 filed Critical 日本電信電話株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、線材の表面に被覆層を形成するに際し、特に
高速で巻き取られてゆく線材に対して均一な厚みの被覆
材を安定して塗布できるようにした装置に関する。
一般に、光ファイバや電線等の線材にはその表面を保護
するための被覆層が形成されている。
特に、ガラス製の光ファイバにおいては接触等により発
生した傷がこの光ファイバの引張強度を著しく低下させ
ることから、引張強度維持のための有効な被覆層を形成
することは極めて重要な問題となっている。
このため、特に光ファイバに代表される線材の表面に被
覆材を塗布する必要があるが、これは被覆材塗布装置に
より行なわれており、従来の被覆材塗布装置の断面構造
を表わす第1図に示すように、液状となった被覆材1を
貯溜する貯溜槽2に対してこの貯溜槽2の下端部に形成
された開口部3から線材4を連続的に引き抜き、貯溜槽
2を通過したこの線材4の表面に被覆材1による被覆層
5を付着形成させたのち、これを加熱或いは焼き付等を
伴った成形により所定形状に固化するようにしている。
ところが、作業能率向上のために線材4の移動速度(引
き抜き速度)を高速化した場合、特に線径の小さな光フ
ァイバのようなものでは貯溜槽2内の被覆材1が高粘性
であることも一因となって、線材4に付着形成される被
覆層5の厚さが薄くなったり或いは不均一となり、ひど
い場合にはこの被覆層5が全く線材1の表面に付着形成
されないこともある。
従って、例えば光ファイバに合成樹脂被覆層を形成する
場合、従来ではこの光ファイバの移動速度を毎分30メ
一トル程度以上にすることはできなかった。
本考案はこのような従来の被覆材塗布装置の欠点を解消
し、線材を極めて高速度で移動させてもこの線材の表面
に厚い被覆層を均一に付着形成させることができるよう
にした被覆材塗布装置を提供することを目的とする。
この目的を達成する本考案の被覆材塗布装置にかかる構
成は、線材を連続的に引き抜くための開口部が形成され
且つ液状となった被覆材を通過することにより当該線材
の表面に前記被覆材の層が付着形成されるようにした被
覆材塗布装置において、前記線材近傍の前記被覆材をこ
の線材の移動方向に沿って流動させる翼車を前記貯溜槽
内に駆動回転自在に設置したことを特徴とするものであ
る。
以下、本考案による被覆材塗布装置の一実施例について
その断面構造を表わす第2図を参照しながら詳細に説明
する。
液状をなす被覆材11が貯溜された貯溜槽12の下端部
には、表面に被覆材11の被覆層13が耐着形成される
線材14を連続的に引き抜くための開口部15が形成さ
れている。
図中、上から下へと貯溜槽12中の被覆材11を通過す
る線材14の周囲のこの被覆材11を、線材14の移動
方向(引き抜き方向)に沿って流動させる翼車16は、
本実施例ではこの線材14を挾んで向き合うように二つ
それらの回転軸17を相互に平行にして貯溜槽12内に
駆動回転自在に取り付けられており、これらの回転軸1
7は線材14の移動方向と直角になるように位置決めさ
れている。
なお、この翼車16の設置数は一台でも三台以上でもよ
い。
又、本実施例における翼車16は歯車状の外観を有して
いるが、この翼車16の駆動回転によって線材14近傍
の被覆材11が線材14の移動方向に沿って流動し得る
のであれば、翼車16の形状はどのようなものでもよい
従って、翼車16として水車状或いはねじ羽根(スクリ
ューフィーダ)状のものを使用することも可能であるが
、ねじ羽根状のものを用いる場合にはその回転軸を線材
14の移動方向と平行となるように貯溜槽12内に設置
する必要がある。
本実施例では、被覆材11を線材14の移動方向に流動
させることにより、この被覆材11に対する線材14の
相対的移動速度を低下させ、線材14の表面に被覆材1
1が付着するのを促進するようにしているが、本実施例
によって線材14に付着形成される被覆層13の厚さは
、被覆材11の流動速度即ち翼車16の回転速度とそれ
らの回転軸17の間隔とを適宜変えることによって任意
に調整できる。
次に、具体例として直径125マイクロメートルノ光フ
ァイバに粘度3000 BPSのシリコン樹脂被覆層を
本実施例装置により形成したデータを示す。
光ファイバの移動速度を毎分120メートルにすると共
に翼車を毎分70回転の割合で回転させたのち、光ファ
イバの表面に塗布されたシリコン樹脂被覆層を加熱硬化
した結果、100マイクロメートルの均一な厚みのシリ
コン樹脂被覆層が得られ、この光ファイバの引っ張り強
さの最低値が520 kg/mm2であり、平均値は5
32 kg/mm2であった。
因に第1図に示した従来装置を使用し、前述と同一条件
で直径125マイクロメートルの光ファイバに粘度30
00 CPSのシリコン樹脂被覆層を形成させた所、こ
のシリコン樹脂被覆層の厚さがOから30マイクロメー
トルの範囲でばらつきが見られ、その光ファイバの引っ
張り強さの平均値も108kg/mm2Lかなかった。
このように本考案の被覆材塗布装置によると、線材の周
囲の被覆材をこの線材の移動方向に流動させる翼車を貯
溜槽内に設置したので、線材の移動速度を極めて高速化
しても厚い被覆層をむらなく線材の表面に付着形成させ
ることができ、作業能率及び品質の向上を同時に企図し
得る。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の被覆材塗布装置の概略構造を表わす断面
図、第2図は本考案による被覆材塗布装置の一実施例の
概略構造を表わす断面図である。 図面中、11は被覆材、12は貯溜槽、13は被覆層、
14は線材、15は貯溜槽の開口部、16は翼車、17
は翼車の回転軸である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 線材を連続的に引き抜くための開口部が形成され且つ液
    状となった被覆材を貯留する貯溜槽に対して、前記線材
    がこの貯溜槽を通過することにより当該線材の表面に前
    記被覆材の層が付着形成されるようにした被覆材塗布装
    置において、前記線材近傍の前記被覆材をこの線材の移
    動方向に沿って流動させる歯車状或いは水車状或いはね
    じ羽根状の翼車を前記貯溜槽内に駆動回転自在に設置し
    たことを特徴とする被覆材塗布装置。
JP4577379U 1979-04-09 1979-04-09 被覆材塗布装置 Expired JPS5917425Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4577379U JPS5917425Y2 (ja) 1979-04-09 1979-04-09 被覆材塗布装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4577379U JPS5917425Y2 (ja) 1979-04-09 1979-04-09 被覆材塗布装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS55147861U JPS55147861U (ja) 1980-10-24
JPS5917425Y2 true JPS5917425Y2 (ja) 1984-05-21

Family

ID=28924668

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4577379U Expired JPS5917425Y2 (ja) 1979-04-09 1979-04-09 被覆材塗布装置

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JP (1) JPS5917425Y2 (ja)

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Publication number Publication date
JPS55147861U (ja) 1980-10-24

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