JPS59172914A - 波付電線管用接続管 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、例えば合成樹脂（プラスチック）製の波付電
線管をボックス類と接続するコネクターあるいは電線管
相互を接続する際に用いられるカップリング等の接続部
品に関し、その主たる目的とするところは電線管を挿し
込むのみで所定の接続を成就できるワンタッチ式の接続
管を提供することにある。

プラスチック製の波付電線管は旧来の金属管や硬質塩化
ビニル管（直管）と比して軽量で可撓性に富み長尺布設
が可能な為、配管作業性に優れており、為にビル、工場
などの電気設備配線における電線管としての実益は大き
なものがある。

しかして長尺布設可能な波付電線管においても旧来の電
線管と同様ボックスとの接続や配管途上での中間接続が
必要となり、これに対応して専用の接続部品を準備しな
ければならない。

ところで従来のこの種電線管用接続部品には、接着剤を
塗って電線管を接続する接着式の物と、ビス締によって
電線管を接続するビス止め式の物が一般に採用されてい
る。しかして前者の接着式の物の場合接着剤の準備、は
けによる接着剤の入念な塗布作業等を要する一方後者の
ビス止め式の物の場合ドライバーによる逐一のビス締作
業等を要し、これらの物は余分な材料、工具を準備しな
ければならず、作業時間もかかる上に工数も多くなる等
配管現場での工事施行性に問題があった。

本発明は、上記実情に鑑みて為されたもので、波付電線
管相互の接続あるいはその電線管とボックス類との接続
において余分な作業を要せずして電線管を単に挿し込む
動作で所定の接続を成就できるこの種接続管を提供する
ものである。

すなわち本発明の要旨は、波付電線管の端部を挿入受容
する受口部を有した接続管本体の該受口部において、内
面に波付電線管の外周波付部に嵌合可能な係止突起を形
成しかつ周面に複数の割れ目を有してなる管包囲部を設
け、該管包囲部の複数の割れ目によって分割形成される
分割体部の相互間をその分割体部それぞれが拡開変位可
能に弾ｆ［変形部を介して橋絡してなることを特徴とす
る波付電線管用接続管にある。

上記管包囲部は接続管本体の受口部に別体をもって構成
することができる。しかし、受口部自身に一体に形成す
ることも可能である。

別体の場合二つ割り型のリングによって与えることがで
きる。すなわちリングは組合せによって管包囲内周面を
形成し、その内周面に波付電線管の外周波付部に嵌合可
能な係止突起が形成される。

そしてリングは接続管の受口部外層に包囲嵌合ゼしめる
一方リングの分割体部間を弾性変形部材を介して橋絡す
ることにより構成される。

他方一体の場合受口部自身を加工することにより得られ
る。

すなわち受口部に周面に軸方向への所定の切込みを複数
人れて割れ目を形成し、この割れ目によって分割形成さ
れる分割体部内面に波付電線管の外周波付部に嵌合可能
な係止突部を形成し、かつその分割体部それぞれをそれ
自身の弾性変形で拡開３− 変位可能にして構成することができる。

以下本発明の実施例図面により説明する。

第１図は波付電線管用カップリングの本体例を示す。カ
ップリングの本体をなす接続管本体１は軸方向両側に第
２図に示すような波付電線管２の端部を挿入受容する受
口部４，４を有する。かかる受口部４は管端から管内軸
方向に漸次径小となるテーパ付内周面４′を有し、電線
管２の外径ばらつきに対応できるようになっている。

第３図及び第４図はかかる接続管本体１の受口部４にお
いて管包囲部５を設けた本発明接続管のカップリングに
適用された一実施例である。管包囲部５は、二つ割り型
の成型リング６によって与えられる。

すなわちリング６は２個の半割り状分割体部６Ａ。

６Ａの組合せであり、その組合せによって軸方向略片半
部で受口部４の先端外周を包囲嵌合して他半部を受口部
４の先端前方に延出して管包囲部５を設定する。リング
６と受口部４との相互嵌合面間には受口部４先端の外周
に径方向に突設された・４− 周突縁４ａと分割体部６Ａ、６Ａの組合せ対向部で径方
向に凹設された周溝６ａとで凹凸嵌合させあっており、
それによりリング６は管軸方向には係止されるが管径方
向には拡開移動可能に支持されている。一方管包囲部５
では組合せによって波付プラスデック電線管２の外径に
適合する内径の管挿通孔７を有し、その孔壁内面にすく
なくとも管挿入方向側に傾斜を付した三角柱状の係止突
起８．８を一体突出形成しである。

このようにされたリング６は受口部４に凹凸係合装着さ
れた後分割体部６Ａ、６Ａの割れ目９．９間にビス１０
．１０を貫通しナツト１１．１１を螺着して締付は橋絡
させるがその際スプリング等の弾性変形部材１２．１２
を介して締付は組立てられる。かかるビス１０．１０の
締付けは弾性変形部材１２．１２の弾性変形量を残存さ
せた形で実施することによって、組立後において分割体
部６Ａ、６Ａ相互が常時弾性的に締付けされて組合され
、一方弁割体部６Ａ、６Ａが弾性変形部材１２．１２を
圧縮させながら相互に開隔可能とすることができる。

このように構成された本実施例接続管の接続動作につい
てみると、まず最初に波付電線管２の端部をリング６の
挿通孔７内へ押込み挿入すると、管２端で係止突起８．
８の前面傾斜部８ａ、８ａを押し、その分力でリング６
の分割体部６Ａ、６Ａが互いに離反拡開され、これによ
って電線管２が接続管受口部４のテーパ付内周面４−の
位置まで挿入できる。かかる挿入時において係止突起８
゜８が電線管２の外周面を滑動していくが、適宜の波付
部溝３と対応した際には、リングの拡開によって弾性圧
縮された弾性変形部材１２．１２の弾発力により係止突
起８．８が当該波伺部満３に強制嵌入され、これによっ
て管２の引抜き抑止の為の係合が保持され、もって管２
と接続管１の所定の接続が成就される。

本実施例の場合管２を接続管１に軸方向の係止を行う為
に設定される管包囲部５を分割リングによって構成し、
そしてそのリングの分割面間を弾性変形部材を介して締
付ビスで橋絡している故締付ビスを緩めることによりリ
ングの拡開を容易にして電線管より離脱させることが可
能であり、また、電線管を所定通り挿入接続した後係＋
ｌ二突起の管外周波付部への嵌入係合の保持を一層確実
なものとする為に締付ビスをさらに締付けて弾発力を増
強さゼることも可能である。

第５図及び第６図には接続管本体１０の受口部４０にお
いて管包囲部５０を設けた本発明接続管の第二実施例を
示１゜ 管包囲部５０は受口部／ＩＯ先端にそれ自身の加工によ
って構成されたもので、管端から管軸方向に沿って複数
の切込みによる割れ目９０．９０を形成し、その割れ目
９０．９０によって分割形成される分割体部６０Ａ、６
０Ａの内周面に係止突起８０．８０を一体突出形成した
構造としである。

ここで接続管１０は硬質塩化ビニール製等の少々の変形
応力に対し弾性反力を右するような体質とされているも
ので、各分割体部６０Ａ、６０Ａはそれ自身割れ目９０
．９０．によって弾性拡開変形可能とされている。

本実施例の接続管によれば、電線管２の端部を管端より
受口部４０内へ押し込み挿入することによって、上記第
一実施例と同様に管２端で係止突起８０．８０を押し、
これにより半径方向の分力が生じて分割体部６０Ａ、６
０Ａそれぞれが拡開変形され、もって電線管２が受口部
４０の所定の位置まで挿入できる。所定の位置まで挿入
されると管２の波付部を滑動した係止突起８０．８０が
波付部溝３に分割体部６０Ａ、６０Ａの変形により生ず
る弾発力によって強制嵌入され、もって電線管に接続管
１０の接続を成就する。

本実施例の場合、管の軸係止を行う管包囲部を接続管さ
れ自身に一体形成されるから部品、点数が最少の１個で
済むという利点を右する。

以上の実施例において係止突起８　（８０）は管挿入と
関連して次のような三角柱状であることが望ましい。

すなわち第７図に示すように管挿入側に対向する前面傾
斜部８ａは管挿入方向Ｘに対する角度αを１２０°〜１
３５°の範囲におくことによって管２の外周波付部に対
する滑り性を適当にでき、一方管２の波付部溝３に管引
抜き方向に対し係止する面部８ｂは管挿入（イの反対方
向の引抜き）方向Ｘに対する角度を８０〜１２０°程度
とすると所定の軸方向係止を成就することができる。

以上説明した実施例では電線管相互接続用カップリング
の例を示したが、本発明によれば、軸方向一端にボック
スとの連結用外面ネジ付部を有し他端に電線管を挿入受
容する受口部を有したコネクターの該受口部において上
述せるような管包囲部５　（５０）を設定りることによ
って、カップリング同様コネクター等にも応用できる。

以上のようにした本発明の接続管によれば、波付電線管
用として、電線管を単に押し込むというワンタッチ動作
で肢管の外周波付部に弾着係合して所定の接続を成就で
き、従来の接着剤塗布タイプ、ビス止めタイプ等に比べ
、余分な材料、工具が不要で接続作業も単時間で済み、
経済性効率の向上に寄与する効果は甚大である。

【図面の簡単な説明】

第１図は接続管本体例を部分欠截して示す説明図、第２
図は本発明に適用される合成樹脂製波付電線管の例を部
分欠截して示す説明図、第３図は本発明接続管の一実施
例を部分欠截して示す要部説明図、第４図は同図の前面
端説明図、第５図は本発明接続管の第二実施例を部分欠
截して示す要部説明図、第６図は同上図の前面端説明図
、第７図は本発明接続管の係止突起の例を詳細に示す拡
大部分断面図である。 １：接続管本体、２：波付電線管、４．．４０：受口部
、５，５０：管包囲部、６：リング、６Ａ。 ６０Ａ＝分割体部、８．８０：係止突起、９゜９０：割
れ目、１２：弾性変形部材。 １１− 第　１　図　　　　　　　　　第Ｚ図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １　波付電線管の端部を挿入受容する受口部を有した接
   続管本体の該受口部において、内面に波付電線管の外周
   波付部に嵌合可能な係止突起を形成しかつ周面に複数の
   割れ目を有してなる管包囲部を設け、該包囲部の複数の
   割れ目によって分割形成される分割体部の間をその分割
   体部それぞれが拡開変位可能に弾性変形部を介して橋絡
   してなることを特徴とする波付電線管用接続管。 ２　前配管包囲部を二つ割り型のリングによって橘成し
   、該リングを接続管本体の受口部外層に包囲嵌合せしめ
   るとともに、そのリングの各分割体部間を弾性変形部材
   を介して橋絡した特許請求の範囲第１項に記載の波付電
   線管用接続管。 ３　前記管包囲部を受口部自身に周面に複数の割れ目を
   形成して構成せしめ、その複数の割れ目によって分割形
   成される分割体部をそれ自身の弾性変形によって拡開変
   位可能とした特許請求の範囲第１項に記載の波付電線管
   用接続管。