JPS59172182A - テ−プカ−トリツジ用収納ケ−ス - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明はスービカを備えたテープカートリ・ノジ用収
納ケースに関する。

例えば、フィリップス型のテープカートリ・ノジは第１
図に示す如き専用の収納ケースに個別に収納される。こ
の種の収納ケースを数個まとめて携（１） 行するランクも汎用されている。

そこで本発明者は先にスピーカボックスが収納ケース大
に折り畳み可能なスピーカシステムを提案した。これは
テープカートリッジ内蔵の収納ケースと共にラックに入
れて持ち運びできるから便利ではあるが、ラックに入れ
るべきテープカートリッジが１巻分少なくなるところに
難がある。汎用のランクを使用しない場合でも、テープ
カートリッジ内蔵の収納ケースとスピーカボックスとを
別々に携行しなければならず、この点でなお不便がある
ことに気付いた。

この発明は、かかる事実に着目して、テープカートリッ
ジを収納すべき収納ケースこれ自体にスピーカを装着す
ることにより、専用のスピーカボックスを無くして携帯
に便利にすることを第１の目的とする。そして、内部に
テープカートリツジの入る空間を有する収納ケースがそ
のままスピーカボックスの機能を果たすようにすること
を第２の目的とするものであり、その特徴とするところ
はケース壁の適所に歯形のスピーカを一体に装着（２） したことにある。薄形のスピーカとしてはセラミック・
スピーカが実用的であるが、これに限られるものではな
い。また、テープカートリッジの収納ケースこれ自体の
形態も各種考えられ、テープカートリッジを数巻まとめ
て収納する収納ケースも本発明の予想するところである
。

次に２本発明の実施の一例を図面に基づき説明すると、
第１図はフィリップス型テープカートリッジの収納ケー
スを例示している。

まず、テープカートリッジ１は本体ケース２の中央部左
右に上下貫通状の駆動軸挿入孔３・３を有し１本体ケー
ス２の内部左右にテープ４が巻かれるハブ５・５を可回
転に装置してあり、テープ４は一方のハブ５からケース
前面に導出されて他方のハブ５に巻き取られる。そして
１本体ケース１の上下の外表面には前方中央部に台形突
部６・６を有するものとなっている。

収納ケースは、矩形の底壁８の三辺から左右側壁９・９
と前側壁１０とを立設し、左右側壁９・９の後端を底壁
８の後方に延出してなるプラスチ（３） ツク製の身１１と、矩形の上壁１２の後部内面側にポケ
ット１３を形成した透明プラスチック製の蓋１４とから
なり、身１１の左右側壁９・９の後方延出部９ａ・９ａ
間に蓋１４のポケット１３の左右側面壁１５・１５′を
嵌合して軸１６・１６で身１１に蓋１４を開閉回動自在
に枢支連結してなる。テープカートリッジ１は開けた蓋
１４のポケット１３に前面側から差し込み装着され、蓋
１４を身１１の開口上面に閉じ合わせると、上壁１２の
前端部が前側壁１０で受は止め支持され、テープカート
リッジ１がほぼ密閉状に収納される。そして、身１１の
左右側壁９・９の内面と本体ケース１３の左右側面壁１
５・１５の外面との一方に凸部１７を、他方に四部１８
をそれぞれ設け、身１１に蓋１４を閉合した状態におい
て、これら凸部１７と凹部１８との嵌合で閉合状態が維
持される。かかる収納ケースの構造は従来周知のものと
基本的に同一であるが、ただ本案では底壁８の内面左右
に立設されるべきハブ回り止め用の係止爪が後述するよ
うに異なる。

（４） 本発明では、かかる収納ケースにおいて蓋１４のポケッ
ト１３にテープカートリッジ１を前面側から差し込み装
着したとき、テープカートリッジ１が外表面の前方中央
部に台形突部６を有することから、蓋１４の上壁１２の
内面とこれに対向するテープカートリッジ１のケース外
表面との間に２〜３ｍの隙間ｇが生じることに着目し、
この隙間ｇを利用して上壁１２の左右２箇所に厚さが３
鶴以下の薄形スピーカ２０・２０を一体に装着したもの
である。

更に具体的には、スピーカ２０はセラミック・スピーカ
であり、その詳細を第３図で説明すると。

平面視において真円形で縦断正面視において上向きに中
凸の部分球面状に湾曲加工された直径４０顛、厚さ０．
１ｆｉのＰｂ　（ＺｒＴｉ）０３系の圧電セラミック板
２１を２枚用意し、厚さ２ｆｉの鉄製保持枠２２の左右
に透設した直径４０ｍｍの開口２３・２３に圧電セラミ
ック板２１・２１の円形周縁を固定する。収納ケースの
蓋１４の上壁１２の前方寄り左右に直径４２ｎの窓口２
４・２４を透（５） 設し、該上壁１２の内面に保持枠２２を左右の圧電セラ
ミック板２１・２１が前記窓口２４・２４に臨む状態で
固定し、各圧電セラミック板２１の上下にパンティング
プレート２５・２６を配する。

下側のプレート２６は保持枠２２に固定し、上側のプレ
ート２５は前記窓口２４の周縁上面に形成した段付き面
２７に固定し、上側プレート２５と上壁１２の外表面と
を好ましくは面一状にする。

身１１の底壁８の内面左右には一対のトランス２９・２
９を固定してあり、各圧電セラ＜ツク板２１の上下面に
形成した電極膜にそれぞれ接続した合計４本のリード線
３０を左右の各トランス２９の２次側にそれぞれ接続し
、身１１の左右の一側壁９に外部に臨ませて設けた４本
の端子３１と各トランス２９の１次側とをリード線３２
で接続する。

各トランス２９は直径がＬｏｗ、高さが６１１１以下で
あり、前記ポケット１３にテープカートリッジ１を入れ
て蓋１４を身１１の上面に閉じ合わせた収納状態におい
て、各トランス２９がテープ力（６） −トリフジ１例の各駆動軸挿入孔３を介して各ハブ５の
ハブ孔にそれぞれ嵌入するものとする。そして、各トラ
ンス２９は必要に応じてハブ５の回り止め機能も果たす
。

しかるときは、収納ケースからテープカートリッジ１を
取り出してこれをプレーヤにセ・ノドし。

プレーヤ側のヘッドホン端子と収納ケース側の前記端子
３１とをケーブルで接続してテープ再生を行なう。この
場合２反響効果を出すために収納ケースは閉じた状態に
し、収納ケースにスピーカボックスの役割をさせる。こ
れで左右チャンネルの入力信号を接続すれば、ふたつの
スピーカ２０・２０で豊かな音量のステレオ再生を聞く
ことができる。ふたつのスピーカ２０・２０への接続を
逆にすると音圧が逆位相で作用し、順位相のときとは異
なる音質も楽しめることになる。

なお、上記実施例ではスピーカ２０を２個装着してステ
レオ再生を可能にしたが、スピーカ２０を単一にしてモ
ノラル再生にしてもよいことは云うまでもない。また、
スピーカ２０に音質・音量（７） の優れた凸面状の圧電セラミック板２１によるセラミッ
ク・スピーカを使用するものとしたが２通常のバイモル
フ型の圧電スピーカやダイナミックスピーカなどを利用
して十分である。収納ケース内の余裕スペースに電池と
アンプを装着してアンプ付きスピーカとし、低入力信号
でも動作可能であるようにすることも容易に実施できる
。

もっとも、一般にセラミック・スピーカは紙。

プラスチックなどの振動板をコイルで駆動するダイナミ
ックスピーカと異なり、圧電セラミック板２１これ自体
が振動することにより発音するので。

スピーカ２０を薄くできる利点を有する反面、固いセラ
ミック板２１を振動させて発声させるから低音が出に難
り、セラミック・スピーカ２０の用途は従来一般にツィ
ーダが主だった。前述の如く薄い圧電セラミック板２１
を凸面板状に彎曲形成した構造のセラミック・スピーカ
２０によるときは低音応答性を従来のバイモルフ型より
大幅に改善できるとは言いながら、それでもグイナミソ
ク型には及ばない。

（８） この点を更に発展改良したのが第４図に示すスピーカ構
造である。これでは圧電セラミック板２１から直接に音
を放射することを避け、圧電セラミック板２１を単なる
振動源とし、この振動源動力で紙やプラスチックなどか
らなる柔らかい振動板３５を駆動して該振動板３５の振
動面から音を放射することにより低音応答性を改善した
ものとなっている。

このスピーカ２０の基本構造は先に述べたものと本質的
に同一であり、異なる点は圧電セラミック板２１と前記
上側パンティングプレート２５との間にポリエステル製
の薄葉状振動板３５を介在させる。この振動板３５の形
状は平板型ダイナミックスピーカに用いられているもの
と同様であり。

ボイスコイルを取り付けるためのカラーにコイルを接着
するに代えて凸面板状セラミック板２１の振動を良く伝
達できるよう該セラミック板２１の表面にカラ一部３５
ａを固定したものである。しかるときは、圧電セラミッ
ク板２１の振動は振動板３５に伝達されてその表面より
音が放射される。

（９） その結果、振動板３５の振動特性が活かされ、セラミッ
ク板２１これ牟独ならば板厚を極端に薄くしない限り実
現できなかったような低周波音を容易に発音することが
可能となったものである。

この例において、振動板３５をコーン伏にしたり筒状に
するなど、パンフル効果を活かせば音質が当然によくな
ることは自明だが、それではセラミック・スピーカの折
角の特徴である薄さが無くなってしまう。したがって、
ここでは敢て取り上げなかったが音質改善のために、振
動板３５の形状を変更することは任意にできる。とくに
、かかる構造のセラミック・スピーカ２０は第１図およ
び第２図に示す如き収納ケースに組付けることもひとつ
の好例として考えられるが、これだけに限られるもので
はない。例えば、第５図および第６図に示す如くトラン
ス２９・２９も保持枠２２に固定してユニット化し、専
用のスピーカボックスに適用しても極めて有効であり、
スピーカシステムとして独自に特許性を有するものであ
る。なお。

第４図ないし第６図において同じ符号で示したと（１０
） ころは第３図に示す例と同一部材である。

また、第７図および第８図は前記トランス２９を例示し
ている。このポットコア型トランスによるときは同一特
性のＥＩコアトランスに比して大幅に容積が小さく、漏
れ磁界が無くてテープカートリッジ１の磁気テープ４に
対する悪影響がなくしかもコアの製造法および巻線の仕
方もより低コストで量産可能な利点を有する。しかし、
小型であるため必然的にコイル巻線は細線を用いねばな
らず、これらをポット外に引き出し、負荷に接続しよう
とすると、いかなる手段を講じようとも容易に断線する
欠点があった。そこで本案ではかかる従来の断線トラブ
ルを防止するために、ポット型コアにおいてコアに貫通
する入出力端子を設けることにより、コイル巻線を直接
ポットコア外部へ引き出す必要のない形態にしている。

すなわち、その詳細を第７図および第８図に基づいて更
に具体的に説明すると、トランス１はポット型コア３６
と、コア３６内に収納される１次および２次側コイル３
７・３８からなるコイル３９と、コア３６を貫通して取
り付けられてコイル３９の巻き始めと巻き終りの各端部
４０が接続される入出力端子４１とからなる。コア３６
はパーマロイ４５などの如き電気伝導性の良い強磁性体
でコア本体４２とコア蓋体４３とが別体に形成されてい
る。コア本体４２は外径が１０＋ｎ、厚さが４ｍの円板
の上面側から直径３顛の巻線軸４４を中心に残して内径
８ｉｎ、深さ２１ｍ１のコイル溝４５を凹設したもので
あって、コア蓋体４３を外径８ｎ、内径３龍、厚さｌ、
　ｌ　＋ｎのドーナツ状に形成することにより、このコ
ア蓋体４３でコイル溝４５を被蓋可能としている。コイ
ル３９は０．ｌ鶴φのウレタン線を７０回巻いて１次コ
イル３７を形成シ、更に該コイル３７上に０．０４ｍφ
のウレタン線を７００回重ね巻きして２次コイル３８を
配設したのち２両コイル３７・３８を通電加熱すること
により自己融着させて、外径７．９＋ｎ、内径３．１１
１１、高さｌ、　９　ｍ＋１１の略ドーナツ状に形成し
たものであって、１次および２次コイル３７・３８の４
本のコイル端部４０を等間隔に離して上方へ引き出した
状態でコイル溝４５中に収納される。

入出力端子４１には外径０．５ｍ、内径０．２ｍ。

長さ３ｗｍの錫メツキ銅パイプ４６が使用され、コア蓋
体４３の上下面４７・４８を貫通して同心円状に４箇所
設けた直径１ｗの孔４９中に、パイプ４６の下端部５０
を挿入固定することにより形成されている。各パイプ４
６は予めその外周に絶縁被膜を施すとともに、パイプ４
６の下端部５０はコア蓋体４３の下面４８から突出しな
い程度に差し込んで接着剤５１にて固定し、かつコア蓋
体４３とパイプ４６を電気的に絶縁する。４本のパイプ
４６はそれぞれ１次側および２次側コイル３７・３８に
対応して色分けし、４本の各コイル端部４０を下方から
対応するパイプ４６にそれぞれ挿入したのち、コア蓋体
４３をコイル溝４５に嵌合し、コイル溝４５中に収納し
たコイル３９の端部４０をパイプ４６を通じてコア３６
の外部に引き出す。引き出したコイル端部４０を軽く引
っ張りながらパイプ４６の外周に数回巻き付け、この巻
き付は部５２を半田付け５３する。かくして、出（１３
） 来上ったポットコアトランス２９は外形１０ｎ。

高さ４ｍｍの円柱の上面４７から外径Ｑ、５ｍｍ、長さ
く高さ）２１１の４本のピンが突出した形態になり。

コイル端部４０がコアの出口で断線する事故が皆無とな
る。組立後にコイル巻線がポット内で断線することは通
常体じないので、細線を用いても断線のする心配がなく
、製造課程でも取扱が容易となり２歩留まり向上による
低コスト化も期待できる。

なお、コア３６はフェライトの如く非導電性材を用いる
ことも可能で、その場合は入出力端子４１パイプ４６と
コア３６間を特に絶縁する必要はない。入出力端子４１
の数をコイル３９の構成に合わせて３以下、あるいは５
以上に増加することも可能である。更にコイル３９の端
部４０と端子４１との接続も半田付けに代えてかしめ又
は溶着などに適宜変更できる。入出力端子４１をパイプ
状に代えて中実の棒状とし、コイル３９と端子４１間を
コア３６の内部側で接続してもよい。また。

ここで示したポットコアトランス２９はテープ力（１４
） −トリソジ用の収納ケースに付設して好適なものである
が、このトランス構造はこれ自体で特許性を有しており
、その取付は対象は前記収納ケースに限定されるもので
はないし、前述の実施例で示すスピーカ２０に限って使
用される筋合のものでもない。

また、スピーカ２０の取り付は位置は上記実施例に示す
蓋１４側に限られるものではなく、収納ケースの外壁で
あればどこでもよく１例えば身１１側にも蓋１４と同様
に前記隙間ｇが生じるので。

この隙間ｇを利用してスピーカ２０を身１１の底壁８に
装着してもよい。身１１の左右の側壁９がわに装着する
こともできる。身１１側にスピーカ２０を付設するとき
はトランス２９との結線も容易になる等の利点を有する
。

以上説明したように、この発明ではテープカートリッジ
１の収納ケースにスピーカ２０を装着したので、ひとつ
の収納ケースでテープカートリッジ１と共にスピーカ２
０も常に一体に携帯できて取扱が便利である。数巻のテ
ープカートリッジ１を持ち歩くときも、スピーカ付き収
納ケースはそのうちの１個だけでよく、スピーカ付き収
納ケースは外観上−目で判別できるから持ち忘れかない
うえに、所存を見誤ることもない。

また、収納ケースに装着されるスピーカ２ｏは必然的に
薄形になり、スピーカ中独では音量が低く、殊に低音が
乏しくなりがちであるが、この点は収納ケースこれ自体
がスピーカボックスのパンフル効果を果たすので２反響
効果を有効に活用できて豊かな音量で楽しめる利点も有
する。

【図面の簡単な説明】

第１図はテープカートリッジとこれが収納される収納ケ
ースとを示す正面側から見た斜視図、第２図は収納ケー
スを裏面側から見た斜視図である。 第３図は本発明に係るスピーカの構造を示しており、第
２図における■−■線に沿う断面図である。 第４図はスピーカ部分の別実施例を示す第３図に相当す
る断面図である。 第５図および第６図はスピーカ部分の更に別実施例を示
しており、第５図はスピーカユニットの平面図、第６図
は第５図における■−■線に沿う断面図である。 第７図と第８図はトランスの具体例を示しており、第７
図は構成部材の分解斜視図、第８図はその組立状態にお
ける縦断面図である。 １・・・・テープカートリッジ。 ６・・・・台形突部。 １１・・・収納ケースの身。 １３・・・ポケット。 １４・・・収納ケースの蓋 ２０・・・スピーカ。 ２１・・・圧電セラミック板。 ２２・・・保持枠。 ２５・２６・・・パンティングプレート。 ２９・・・トランス。 ｇ・・・・隙間。 −４４゜ 第３ 第２図

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）　　内部にテープカートリッジ１を収納する空間
   を有する開は閉め可能な収納ケースにおいて、ケース壁
   にスピーカ２０が装着されていることを特徴とするテー
   プカートリッジ用収納ケース。
2. （２）　　スピーカ２０が、トランス付きのセラミ・ツ
   ク・スピーカである特許請求の範囲第１項記載の収納ケ
   ース。
3. （３）ケース壁の２箇所にスピーカ２０・２０を２個付
   設し、ステレオ再生を可能にした特許請求の範囲第１項
   又は第２項記載の収納ケース。