JPS59171590A - 脱水兼用洗濯機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は少なくとも上端を除く周壁を無孔壁とし、脱水
および洗濯を行うべく設けた内槽を備える脱水兼用洗濯
機に関するもので、詳しくは、洗濯及びすすぎ時の水位
を設定するダイヤフラム機構を有した圧力スイッチにお
けるトリップ圧力およびリセット圧力め′設定に係るも
のである。

従来例の構成とその問題点 従来、周壁を無孔壁とし／ヒ内槽を有した脱水兼用洗濯
機の水位検知方式としては、電極方式と、ダイヤフラム
機構を有、した圧力スイッチ方式の２つがある。

このうち、電極方式は、内槽上部に溢水用小孔を設け、
給水によりこの小孔を介して内槽外に水を溢れ出させ、
この溢水を前記小孔の近傍に設けた電極板に接触させ、
電極板が水を介し電気的に導通したことを確認する方式
である。この方式によれば、内槽に設けた溢水用小孔の
設定位置が１段階しか得られず、その結果複数段の水位
設定が不可能であり、特に、洗濯衣類が少ない場合等は
、水を使い過ぎてしまうという欠点を有し、又、同時に
制御回路を必要とし、コスト的にも高いものになるとい
う欠点があった。

これに対して、ダイヤフラム機構を有した圧力スイッチ
方式は、その機構が簡単であり信頼性に優れ、内槽内の
洗濯水位の設定に対しては周知の如く、簡単なバネ機構
で、複数段又は無段階の切り換えが可能である。

しかしながらこの方式においても次の如き問題を有する
。即ち、モータを負荷とする場合のダイヤフラム機構の
圧力スイッチは、モータへの突入電流の関係上、速断・
速入機構にする必要がある。

その為、バネの反力を利用しだトグル機構を設け、内槽
内の水圧が増加して、スイッチがＯＦＦ　　の状態から
ＯＮへの切り換わる点（トリップ点）と、逆に水圧が減
じ、ＯＮの状態からＯＦＦ　　の状態へ切り換わる点（
リセット点）を存在せしめている。

前述した如く、トリップ点は、内槽内の水位により得ら
れる水圧によって設定できるが、一旦トリップ状態を示
した場合でも、洗濯運転中の回転翼によって生ずる吸込
負圧によシ、再びリセット状態を呈した場合には、モ、
−夕の運転が停止してしまうものであった。

又、すすき行程の場合、内槽の回転により発生する遠心
力により、水位が放物線形状を描き、中心部の水位は、
最初の設定値よりも低下してし甘う為に、リセット状態
を生ずることが多く見られた。

従来、この対策として洗濯行程においては回転翼の下面
をできるだけ滑らかにすることにより、回転翼による負
圧の発生を極力抑える方式のものが見られ、それなりに
効果を奏してはいるが、未だ十分とけ言えないものであ
った。なお、上記したすすぎ行程中の問題に関しては、
具体的な解決手段が提案されていないのが現状である。

発明の目的 本発明は上記従来の問題点にかんがみ、回転翼の高速回
転により発生する吸込み負圧によａ圧力スイッチの誤動
作を防ぐとともに、すすき行程中の内槽の回転に伴なう
水位の低下に対しての誤動作を防ぐものである。

発明の構成 上記目的を達するため、本発明の脱水兼用洗濯機は少な
くとも上端部を除く周壁を無孔壁としてなる脱水回転可
能な内槽と、この内槽の内底部中央に回転自在に配して
なる回転翼と、この回転翼の下方に設けられた通水口お
よび通水管を介し前記内槽内に連通してなる水位設定用
圧カスイノチとを備え、前記水位設定用圧力スイッチの
リセット点作動圧力を、上記内槽底面と通水管最下点と
の間の距離りにより得られる水圧Ｌ　（ｍｙｎＨ２０）
以下に設定してなるものである。

実施例の説明 以下、添付図面に基づき、本発明の一実施例を詳細に説
明する。

第１図において、１は洗濯機の筐体、２は少なくとも上
端を除く周壁を無孔壁とし、脱水と洗濯を兼用して行わ
せる内槽で、その周壁内面の一部に縦方向に長い補助壁
３を取付けることにより、縦方向に長い中空の循環通路
４が形成されている。

５は内槽２の中央内底部に設けられた回転翼で、下面に
は複数個の水かき用羽根６を有する。上記循環通路４の
下端部は、回転翼５の近傍にて開口していると同時に上
端部は内槽２上端にて開口しており、この上端部側開口
にはネット状のリントフィルター７が着脱自在に装着さ
れている。

洗濯行程中、上記回転翼５は高速回転し、その下面に具
備した水かき用羽根６は、遠心ポンプの作用を呈し、内
槽２と回転Ｂ５との隙間８より、内槽２内の水を吸い込
んで、横方向、即ち循環通路４内へ押しやり、循環通路
４の上方に設けた開口部およびリントアイ４レター７を
介して、再び内槽２内へ吐出される。この連続した一連
の循環水流と前記リントフィルター７により、衣類等よ
シ出たリントを捕獲せしめる。

９は内槽２の底部に固着せしめたフランジで、複数個の
通水口１０を有している。１１は洗濯軸で、一端に回転
翼５を連結している。１２は洗濯軸１１と同軸上に配し
てなる脱水軸で、一端に７ランジ９を固着ぜしめている
。両軸１１．１２は、軸受箱１３に内蔵された洗濯・脱
水切換クラッチ（図示せず）を介して、プーリ１４に連
接されてオリ、モータ１５の回転は、モータプーリ１６
、■ベルト１７およびプーリ１４を介して、洗濯軸１１
又は脱水軸１２へ選択的に伝達される。

１８はフランジ９及び脱水軸１２に対して、オイルンー
ル１９　、２０を介し水密性を確保して設けてなる水溜
めケースを示し、これ自身は固定されており、かつ、こ
の水溜めケース１８の一部には通水管２１の一端が連通
固定されている。この通水管２１の他端は、三つに分岐
され、その内２つは洗濯水位設定用圧力スイッチ２２お
よびすすぎ水位設定用圧力スイッチ２２′にそれぞれ連
接されると共に、残り１つは、排水弁２３を介して、洗
濯機の筐体１の下方に設けた排水口２４に導かれている
○２５は可撓性を有したゴム環で、一端は水溜めケース
１８へ、他端は外槽２６に対して水密的に固着されてい
る。

２７は防去装置で、筐体１の上部四隅部より外槽２６全
体を防振状態にて懸垂支持している。２８は内槽２の上
方開口部に設けたバランサー、２つは脚を示す。

上記構成に基づき動作及び特性等について説明するＯ まず、タイマー（図示せず）をＯＮすると、洗濯機の筐
体１の上方部に内蔵された給水弁（図示せず）より、内
槽２内へ給水が開始され、内槽２は水で満たされると共
に、通水口１０を介し、水溜めケース１８内、および通
水管２１内も同様に水で満たされる。この時、排水弁２
３は閉成状態にある。

この状態にて洗濯水位設定用圧カスイノチ２２に作用す
る圧力は、内槽２内の任意の水位！１１（′）と、内槽
２の底面と通水管２１との距離Ｌ（１）と（脳Ｈ○） の水高により得られる水圧り十ρ　　　２　　となす る。

今、圧カスイソチ２２のトリップ点作動圧力をハ＋ＬＣ
ｍｍＨ２°）に設定しておけば、この時点で圧カスイノ
チ２２はＯＦＦ　　の状態からＯＮの状態に切り換わシ
、給水弁が給水を停止するとともにモータ１５が回転し
、洗濯・脱水切換えクラッチの働きにより、そのモータ
ー５０回転が回転翼５に伝えられ、回転翼５が高速回転
する。

この時、上記した回転翼５の水かき用羽根６の遠心ポン
プ作用により、内槽２と回転翼５との隙間８より内槽２
内の水を吸い込むと同時に、通水口１０を介して通水管
２１内の水をも吸い込み、結果的に、洗濯水位設定用圧
力スイッチ２２への作用圧力が減少することになる。こ
の時の圧カスイノチ２２に作用する圧力の変化度合は第
２図に示す通りである。

第２図の実験結果から明らかなように、洗濯運転時の圧
力スイッチ２２の作用圧力の変化は、内槽２内の水位（
ｎａ−４，）には余り関係せず、内槽２底面と通水管２
１の最下点との間の圧部Ｌ（ｍ”）に関係しており、は
ぼ１　／２　Ｌ　（ｍｍＨ２°）迄作用圧力が変化して
いる。

この事実に基づき、洗濯水位設定用圧力スイッチ２２の
リセット点作動圧力を１／２Ｌ　（ＩＩＩＩＩＩＨ２°
）以下に設計しておけば、洗濯運転中に、回転翼５の吸
込み負圧により、洗濯水位設定用圧力スイッチ２２の誤
動作が生じないことかわかった〇一方、洗濯行程が終了
した後、タイマーに記憶された行程に従い、すすき行［
ｉ、７移行する。

すすぎ行程においては、前述の洗濯行程と同様に、給水
弁より内槽２内へ給水され、内槽２が水で満たされると
共に通水口１０を介して水溜めケース１８、通水管２１
内にも水が満たされる。この状態では排水弁２３は閉じ
ている。

この時、すすき水位設定用圧カスイノチ２２′に作用す
る圧力は、内槽２内の任意の水位℃２（ｌ″ｍ）と、内
槽２の底面と通水管２１との距離Ｌ（ｉｍ）との水高に
よって得られる水圧Ｌ　＋　Ｑ２（ｍｍＨ２°）となる
。

今、すすぎ水位設定用圧力スイッチ２２′のトリップ作
動圧力を２２＋Ｌ（ｎＵｎＨ２°）に設定しておけば、
この時点で、すすぎ水位設定用圧カスイソチ２２′は○
ＦＦ　状態からＯＮ状態へ切り換わシ、給水弁は停止し
、モータ１６に通電を開始する。

ここで、タイマーのカム構成により、モータ１５への通
電は間欠断続的に行えるように構成してあり、前記洗濯
・脱水切換クラッチの作動により、前記モータ１５の間
欠断続運動は、脱水軸１２に伝達され、内槽２を間欠断
続駆動させる様に構成しである。

この内槽２の回転運動にまり内槽２内のすずき水は、遠
心力により第３図に示す如き略放物線形状Ａを呈す。

その為、すすぎ水位設定用圧力スイッチ２２′に作用す
る水圧は、［：　Ｌ　＋　Ｒ２〕（ｍｍＨ２０）から［
：Ｌ＋９．〕＜ｍｍＨ２°）ヘト変化シ、内槽２の回転
速度が増加していけば、℃３−Ｏすなわち〔Ｌ＋Ｉ１．
２〕＝１１：Ｌ＋、！２３）−（Ｌ）（ｍｍＨ２°）と
変化する。

−力、水圧Ｌ　（ｍｍＨ２°）を呈する部分は、内槽２
のほぼ中心部に位置するとともに、水溜めケース１８及
び通水管２１は回転ぜず、従って内封されだすすぎ水は
遠心力を受けることがない為、例え、ｐ　　−ｏとなる
状態を呈しても、すすぎ水位設定用圧カスイソチ２２′
には常にＬ（ｍ″１Ｈ２０）なる水圧が印加されている
。そこで、すすき水位設定用圧力スイッチ２２′のリセ
ット動作動圧力をＬ（４Ｈ２０）以下に設定することに
より、この圧力スイッチ２２′の誤動作を防ぐことがで
きる。

発明の効果 以上のように本発明によれは、内槽内への給水を制御す
る水位設定用圧カスイノチのりセット点作動圧力を、内
槽底面とこの内槽下部に連通した通水管の最下点との間
の距離により得られる水圧以下に設定したことにより、
上記圧カスイノチのリセット動作を誤動作を生じずかつ
安定したものとなし、圧力スイッチの接点動作上の信頼
性を損うことのない構成を提供できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の実施例における脱水兼用洗濯機の縦断
面図、第２図は同洗濯機の洗濯行程時における水圧変化
を示す図、第３図は同洗濯機のすずき行程時における水
位および水圧の変化を説明するだめの要部縦断面図であ
る。 ２・−内槽、４　・−循環通路、５−回転翼、６−　水
かき用羽根、１ｏ・　通水口、２１・・・・通水管、２
２．２２’・・・洗濯およびすすぎ水位設定用圧カスイ
ンチ。 代理人の氏名　弁理士　中　尾　敏　男　ほか１名第１
図 ？？ 第　２　田 詩間−

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）少なくとも上端部を除く周壁を無孔壁としてなる
   脱水回転可能な内槽と、この内槽の内底部中央に回転自
   在に配してなる回転翼と、この回転翼の下方に設けられ
   た通水口および通水管を介し前記内槽内に連通してなる
   水位設定用圧力スイッチとを備え、前記水位設定用圧力
   スイッチのリセット点作動圧力を、上記内槽底面と通水
   管最下点との間の距離りにより得られる水圧Ｌ　（ｍｍ
   Ｈ２０）以下に設定してなる脱水兼用洗濯機。
2. （２）内槽はその周壁一部に循環通路を設けるとともに
   回転翼下面には水かき用羽根を設け、前記回転翼の回転
   に伴なう水かき用羽根のポンプ作用により、前記循環通
   路にリント捕獲用の循環水流を形成し、洗濯水位設定用
   圧力スイッチのりセント作動圧力を、水圧Ｌ（陥Ｈ２０
   ）に対しＬ／２（胴Ｈ２０）以下に設定してなる特許請
   求の範囲第１項記載の脱水兼用洗濯機。
3. （３）すすぎ行程時において内槽を間欠的に回転駆動す
   るように構成し、すすぎ水位設定用圧カスイノチのりセ
   ント点作動圧力を、水圧Ｌ　（ｍｍＨ２０）以下に設定
   してなる特許請求の範囲第１項記載の脱水兼用洗濯機。